JP2010022436A - 耐震支持具及び取付方法 - Google Patents

耐震支持具及び取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010022436A
JP2010022436A JP2008184161A JP2008184161A JP2010022436A JP 2010022436 A JP2010022436 A JP 2010022436A JP 2008184161 A JP2008184161 A JP 2008184161A JP 2008184161 A JP2008184161 A JP 2008184161A JP 2010022436 A JP2010022436 A JP 2010022436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupling
fixed
supported
surface side
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008184161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5191293B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Hatori
浩之 羽鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Latex Co Ltd
Original Assignee
Fuji Latex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Latex Co Ltd filed Critical Fuji Latex Co Ltd
Priority to JP2008184161A priority Critical patent/JP5191293B2/ja
Publication of JP2010022436A publication Critical patent/JP2010022436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5191293B2 publication Critical patent/JP5191293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】壁面に対する粘着力等の強度向上を行わせることを可能とし、簡易な取り付け方法により正しく装着可能であり、かつ、簡易な取り外し方法も可能とする耐震支持具を実現する。
【解決手段】耐震支持具1は、壁面等の固定面51側に取り付ける固定面側部具3と家具等の被支持体面53に取り付ける被支持体面側部具5とからなり、縦クッション部11と横クッション部35により地震時の振動を吸収する。縦クッション部11は、縦支持面7の中央部に取付けられた結合ピン66により、被支持体面側部具5と結合されていることにより、地震の際に縦クッション部の粘着固定部に作用する引き剥がし力が粘着固定部全面に均一に分散されることにより、耐引き剥がし力が増し、結果として耐震力が向上した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地震などによる家具などの転倒防止等に供される耐震支持具及び取付方法に関する。
従来、家具などの耐震支持具として例えば、固定片及び取付片と、この固定片及び取付片間のコイル・スプリングとからなり、固定片を粘弾性体により壁面に固定し、取付片を粘弾性体により家具の天板に取付けるようにしたものがある(特許文献1参照)。
地震時には、振動により家具に入力される動的荷重をコイル・スプリング及び粘弾性体が緩衝する。
しかし、この取付状態においては、地震の振動による家具の動的加重は、コイル・スプリングを通して壁面に取り付けた支持体板の下端縁から粘着固定面にかかるため、粘着固定面の下端縁から粘着面を引き剥がすような力が粘着固定面にかかり、比較的少ない力で粘着固定面が剥がれてしまう問題があった。
一般に粘着固定面はその中央部に引き剥がし力が働くと、粘着面全体に引き剥がしの力が分散されるため、前述したような端からの引き剥がしの力に比べて大きな耐引き剥がし力を有する。よって大きな耐震力を実現可能であるが、従来の耐震支持具ではこのような効果は得られなかった。
又、取り付けの際に簡易に行える方法が望まれていたが、実現していなかった。
特開2008−48765号公報
解決しようとする問題は、壁面に対する粘着力等の強度向上が望まれていた点と簡易な取り付けが望まれていた点である。
請求項1記載の本発明の耐震支持具は、壁面等の固定面に取り付ける固定面側部具と家具等の被支持体面に取り付ける被支持体面側部具とを備えた耐震支持具であって、前記固定面側部具は、前記固定面に対向する縦支持面部と、前記縦支持面部の中央部に配されて前記被支持体面側部具を取付け時に結合可能とする結合部と、前記縦支持面部に取り付けられて前記固定面に粘着固定又は接着固定させる縦クッション部とを有し、前記被支持体面側部具は、前記縦支持面部に対向して前記結合部と係合する係合部を有する結合面部と、前記被支持体面に対向し前記結合面部と接続したベース部と、前記ベース部に取り付けられて前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる横クッション部とを有することを最も主要な特徴とする。
請求項2記載の本発明の耐震支持具は、請求項1記載の耐震支持具であって、前記結合部は、前記固定面側部具と前記被支持体面側部具を結合する頭部付の結合ピンを有し、前記係合部は、幅方向中央部に前記結合ピンを通して前記結合ピンの頭部を前記結合面部に対し固定面側部具の反対側に配置させるための係合孔又は係合溝並びに係合孔と係合溝の合成形状のいずれかを有することを主要な特徴とする。
請求項3記載の本発明の耐震支持具は、請求項1記載の耐震支持具であって、前記結合部は、ネジ穴と前記ネジ穴に螺合し前記固定面側部具と前記被支持体面側部具を結合する頭部付きの結合ネジとを有し、前記係合部は、幅方向中央部に前記結合ネジを通して前記結合ネジの頭部を前記結合面部に対し固定面側部具の反対側に配置させるための係合孔又は係合溝並びに係合孔と係合溝の合成形状のいずれかを有することを主要な特徴とする。
請求項4記載の本発明の耐震支持具は、請求項1から3のいずれかに記載の耐震支持具であって、前記固定面側部具は、前記縦支持面部の側面に反固定面方向に突出した、前記結合面部を前記縦支持面部の幅方向内に納めるためのガイド部を有することを特徴とする耐震支持具。
請求項5記載の本発明の耐震支持具は、請求項4に記載の耐震支持具であって、前記ガイド部は、その下端部が反固定面方向へ上方傾斜する傾斜下端部を有することを主要な特徴とする。
請求項6記載の本発明の耐震支持具は、請求項1から5のいずれかに記載の耐震支持具であって、前記被支持体面側部具は、前記結合面部下部に前記ベース部面より下端に突出した前記被支持体面側部具取り外しの際のてこの支点とするための、結合面下端突出部を有することを主要な特徴とする。
請求項7記載の本発明の耐震支持具は、請求項3から6のいずれかに記載の耐震支持具であって、前記縦クッション部は、前記結合ネジを通すための貫通孔を有することを主要な特徴とする。
請求項8記載の本発明の耐震支持具は、請求項1記載の耐震支持具であって、前記被支持体面側部具は、前記ベース部中央部にネジ穴と前記ネジ穴に螺合し前記固定面側部具と前記被支持体面側部具をネジ止めにより結合する頭部付きの結合ネジとを有することを主要な特徴とする。
請求項9記載の本発明の耐震支持具は、請求項8記載の耐震支持具であって、前記横クッション部は、前記結合ネジを通すための貫通孔を有することを特徴とする。
請求項10記載の本発明の耐震支持具の取付方法は、壁面等の固定面に取り付ける固定面側部具と家具等の被支持体面に取り付ける被支持体面側部具とを備え、前記固定面側部具は、前記固定面に対向する縦支持面部と、前記縦支持面部の中央部に配されて前記被支持体面側部具を取付け時に結合可能とする結合部と、前記縦支持面部に取り付けられて前記固定面に粘着固定又は接着固定させる縦クッション部とを有し、前記被支持体面側部具は、前記縦支持面部に対向して前記結合部と係合する係合部を有する結合面部と、前記被支持体面に対向し前記結合面部と接続したベース部と、前記ベース部に取り付けられて前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる横クッション部とを有する耐震支持具であって、前記固定面側部具を前記固定面に粘着固定又は接着固定し、前記結合部を前記係合部に係合させて、前記被支持体面側部具を前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させることを最も主要な特徴とする。
請求項11記載の本発明の耐震支持具の取付方法は、請求項10の耐震支持具の取付方法であって、前記固定面側部具は、前記結合面部の幅方向の全体が前記縦支持面部の幅方向内に入るようにするために前記縦支持面部側面にガイド部を有し、該ガイド部の下端部は、反固定面方向へ上方傾斜する傾斜下端部を有し、前記固定面側部具を前記固定面に粘着固定又は接着固定する際には、前記傾斜下端部を前記被支持体面に当接させたまま、前記縦クッション部の下縁が前記固定面に接するようにし、前記縦クッション部の下端を中心軸として前記固定面側部具を回転して前記固定面に当接させることにより前記固定面側部具の位置決めを行うことを特徴とする。
請求項1記載の本発明の耐震支持具は、壁面等の固定面に取り付ける固定面側部具と家具等の被支持体面に取り付ける被支持体面側部具とを備えた耐震支持具であって、前記固定面側部具は、前記固定面に対向する縦支持面部と、前記縦支持面部の中央部に配されて前記被支持体面側部具を取付け時に結合可能とする結合部と、前記縦支持面部に取り付けられて前記固定面に粘着固定又は接着固定させる縦クッション部とを有し、前記被支持体面側部具は、前記縦支持面部に対向して前記結合部と係合する係合部を有する結合面部と、前記被支持体面に対向し前記結合面部と接続したベース部と、前記ベース部に取り付けられて前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる横クッション部とを有することを最も主要な特徴とする。
このため、地震時の振動力を固定面側部具の中央部に作用させることが可能となり、結果として縦クッション部の固定面からの耐引張り力が増し、耐震強度が向上した。また、耐震支持具を被支持体面側部具と固定面側部具との二つの部材から構成することにより簡易に取り付けが可能となった。
請求項2記載の本発明の耐震支持具は、請求項1記載の耐震支持具であって、前記結合部は、前記固定面側部具と前記被支持体面側部具を結合する頭部付の結合ピンを有し、前記係合部は、幅方向中央部に前記結合ピンを通して前記結合ピンの頭部を前記結合面部に対し固定面側部具の反対側に配置させるための係合孔又は係合溝並びに係合孔と係合溝の合成形状のいずれかを有することを主要な特徴とする。
このため、固定面側部具と被支持体面側部具を結合ピンと係合溝により結合させて、被支持体面側部具からの地震の振動力を結合ピンを通して固定面側部具の中央部に作用させることにより耐震強度が高まった。また、結合ピンによる簡単な構造であるため、取り付け取り外しが容易となった。
請求項3記載の本発明の耐震支持具は、請求項1記載の耐震支持具であって、前記結合部は、ネジ穴と前記ネジ穴に螺合し前記固定面側部具と前記被支持体面側部具を結合する頭部付きの結合ネジとを有し、前記係合部は、幅方向中央部に前記結合ネジを通して前記結合ネジの頭部を前記結合面部に対し固定面側部具の反対側に配置させるための係合孔又は係合溝並びに係合孔と係合溝の合成形状のいずれかを有することを主要な特徴とする。
このため、固定面側部具と被支持体面側部具を結合ネジと係合溝により結合させて、被支持体面側部具からの地震の振動力を結合ネジを通して固定面側部具の中央部に作用させることにより耐震強度が高まった。また、結合ネジによる簡単な構造であるため、取り付け取り外しが容易となった。
請求項4記載の本発明の耐震支持具は、請求項1から3のいずれかに記載の耐震支持具であって、前記固定面側部具は、前記縦支持面部の側面に反固定面方向に突出した、前記結合面部を前記縦支持面部の幅方向内に納めるためのガイド部を有することを特徴とする耐震支持具。
このため、固定面側部具が結合面部からずれて設置されるミスが起こることがなくなった。
請求項5記載の本発明の耐震支持具は、請求項4に記載の耐震支持具であって、前記ガイド部は、その下端部が反固定面方向へ上方傾斜する傾斜下端部を有することを主要な特徴とする。
このため、固定面側部具の被支持体面からの最適な高さを簡単に設定して取り付けることが可能となった。
請求項6記載の本発明の耐震支持具は、請求項1から5のいずれかに記載の耐震支持具であって、前記被支持体面側部具は、前記結合面部下部に前記ベース部面より下端に突出した前記被支持体面側部具取り外しの際のてこの支点とするための、結合面下端突出部を有することを主要な特徴とする。
このため、被支持体面側部具の取り外しの際には、ベース部の反固定面側の縁部を上部に持ち上げて、前記結合面下端突出部が被支持体面に当接しててこの支点となって、大きな力をベース部下面の粘着固定面又は接着面の反固定面側の縁部側から作用させることが可能となり、被支持体面側部具を容易に取り外し可能となった。
請求項7記載の本発明の耐震支持具は、請求項3から6のいずれかに記載の耐震支持具であって、前記縦クッション部は、前記結合ネジを通すための貫通孔を有することを主要な特徴とする。
このため、前記結合ネジを回し締めて、前記貫通孔を通して前記固定面を押すことによって、縦クッション部を引き剥がす力を加えることが可能となり、簡易に固定面側部具の取り外しが可能となった。
請求項8記載の本発明の耐震支持具は、請求項1記載の耐震支持具であって、前記被支持体面側部具は、前記ベース部中央部にネジ穴と前記ネジ穴に螺合し前記固定面側部具と前記被支持体面側部具をネジ止めにより結合する頭部付きの結合ネジとを有することを主要な特徴とする。
このため、地震時の振動力を被支持体面側部具の中央部に作用させることが可能となり、結果として横クッション部の被支持体面からの耐引張り力が増し、耐震強度が向上した。
請求項9記載の本発明の耐震支持具は、請求項8記載の耐震支持具であって、前記横クッション部は、前記結合ネジを通すための貫通孔を有することを特徴とする。
このため、前記結合ネジを回し締めて、前記貫通孔を通して前記被支持体面を押すことによって横クッション部を引き剥がす力を加えることが可能となり、簡易に被支持体面側部具の取り外しが可能となった。
請求項10記載の本発明の耐震支持具の取付方法は、壁面等の固定面に取り付ける固定面側部具と家具等の被支持体面に取り付ける被支持体面側部具とを備え、前記固定面側部具は、前記固定面に対向する縦支持面部と、前記縦支持面部の中央部に配されて前記被支持体面側部具を取付け時に結合可能とする結合部と、前記縦支持面部に取り付けられて前記固定面に粘着固定又は接着固定させる縦クッション部とを有し、前記被支持体面側部具は、前記縦支持面部に対向して前記結合部と係合する係合部を有する結合面部と、前記被支持体面に対向し前記結合面部と接続したベース部と、前記ベース部に取り付けられて前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる横クッション部とを有する耐震支持具であって、前記固定面側部具を前記固定面に粘着固定又は接着固定し、前記結合部を前記係合部に係合させて、前記被支持体面側部具を前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させることを最も主要な特徴とする。
このため、簡易に耐震支持具を取り付けることが可能となった。
請求項11記載の本発明の耐震支持具の取付方法は、請求項10の耐震支持具の取付方法であって、前記固定面側部具は、前記結合面部の幅方向の全体が前記縦支持面部の幅方向内に入るようにするために前記縦支持面部側面にガイド部を有し、該ガイド部の下端部は、反固定面方向へ上方傾斜する傾斜下端部を有し、前記固定面側部具を前記固定面に粘着固定又は接着固定する際には、前記傾斜下端部を前記被支持体面に当接させたまま、前記縦クッション部の下縁が前記固定面に接するようにし、前記縦クッション部の下端を中心軸として前記固定面側部具を回転して前記固定面に当接させることにより前記固定面側部具の位置決めを行うことを特徴とする。
このため、簡易に固定面側部具の被支持体面からの高さを設定して、耐震支持具を取り付けることが可能となった。
壁面に対する粘着力等の強度向上及び簡易な取り付けを実現するという目的を、壁面等の固定面に固定する固定面側部具と家具等の被支持体面に固定する被支持体面側部具の二つの部材からなる構成にし、前記固定面側部具の中央部に配した結合ネジと前記被支持体面側部具の中央部23に配した係合部により地震の震動力が前記固定面側部具の中央部にかかるようにすることにより実現した。
[耐震支持具の構成]
図1から図6は、本発明の実施例1に係り、図1は、耐震支持具1の固定面側部具3と被支持体面側部具5の結合前の斜視図である。図2は、同側面図である。図3は、耐震支持具1の取り付け中の斜視図である。図4は、同側面図である。図5は耐震支持具1の取り付け完了時の斜視図である。図6は同側面図である。
図1に示すように耐震支持具1は、固定面側部具3と被支持体面側部具5との二つの部材を備えており、固定面側部具3は、壁面である固定面51に、被支持体面側部具5は、家具の例であるロッカー55の天板である被支持体面53に取り付けられる。
固定面側部具3は、固定面51と平行な縦支持面部7を有し、縦支持面部7には、縦クッション部11が取り付けられている。又、縦支持面部7の縦クッション部11とは反対面の中央部には、ピン台座14(結合部)と頭部付きの結合ピン66(結合部)とを供えている。
ピン台座14は、縦支持面部7から固定面の反対側に円柱形状に突出しており、中央部に係合のための頭部付の結合ピン66が配されている。ピン台座14の先端部から結合ピン66の頭部までの距離は、その間に係合される結合面部の厚さより長くなっており、余裕を持って係合されるようになっている。
縦クッション部11は、縦支持面部7と接着固定され、その反対面側には、粘着固定させるための粘着固定部13が貼り付けされている。粘着固定部13は、使用前は剥離紙(詳細は取り付け方法にて後述)にて保護されている。
被支持体面側部具5は、前記縦支持面部7に対向し、前記結合ピン(結合部)と係合する係合部を有する結合面部23と、前記結合面部23の下部から固定面51から離れる方向に延設した被支持体面53と平行なベース部19とが結合している。結合面部23の下端は、前記ベース部との結合部から横クッション部35(後述)の厚みよりやや短い長さ分下に突出する結合面下端突出部25を有しており、被支持体面側部具5を側面から見ると略T字形状を横にした形状をしている(図2参照)。
結合面部の幅方向の中央部には、結合ピン66の頭部を通すための頭部穴22と前記頭部穴22から上方に伸びる係合溝部24とを有して係合部を形成している。
ベース部19の下面には、横クッション部35が接着固定されており、横クッション部35の下面には、被支持体面53上に横クッション部35を固定するための粘着固定部36が貼り付けされている。粘着固定部13は、使用前は剥離紙(詳細は取り付け方法にて後述)にて保護されている。
固定面側部具3の縦支持面部7並びに被支持体面側部具5の結合面部23及びベース部19は、成形されたプラスチック材料を用いているが、その他の木材や金属などの材料にて作製されていても良い。
縦クッション部11及び横クッション部35は、ポリウレタンによるスポンジを材料として用いられるが、ポリウレタン以外の樹脂材料によるスポンジ又は海綿を材料として用いても良いし、その他、ゴムや、シリコンゴム等のゲル材料等の粘弾性体を用いても良い。
[耐震支持具の取り付け方法]
実施例1の耐震支持具1の取り付け方法について、図1から図6を用いて説明する。
まず、図1に示すように、固定面側部具3の縦クッション部11の粘着固定部13の剥離紙(不図示)を剥がし、ロッカー55上の壁面である固定面51に粘着固定する。この際には、被支持体面側部具5と固定する際に、前記頭部穴22より高く前記係合溝24の上端より低い位置に結合ピン66が配置する高さに固定する。
このときに、横クッション部35の粘着固定部36の剥離紙(不図示)を外して、被支持体面側部具5の被支持体面53への固定に備える。
図2は、固定面側部具3が固定面に粘着固定された状態での側面図である。
ここで、図2に示すように、被支持面側部具5を被支持体面53から浮かした状態で、その係合部の頭部穴22が結合ピン66の頭部と重なる高さにして、固定面側に移動させて、結合ピン66が頭部穴22を通るようにする。
すると、図3の斜視図及び図4の側面図に示すようになる。
ここで、被支持体面側部具を固定面側部具3のネジ穴先端に密着するようにして被支持体面側部具5を下方におろし、ベース部19下面の横クッション部35の粘着固定部36を被支持体面53に粘着固定させる。
これにより、結合ピン66の頭部が係合溝部24に係合して、固定面側部具3と被支持体面側部具5の結合が完了する。
図5は、結合が完了した際の斜視図、図6がその側面図である。
この場合、図6(A)に示すように、ピン台座14と結合面部23との間並びに結合面部23と結合ピン66の頭部との間の両方共に隙間が空くように配置する。
この隙間によって、ロッカーの位置ずれ等によって、結合ピン66を結合面部23で、固定面側部具3を引き剥がす方向に力が作用してしまうことを抑制する。
[耐震支持具の取り外し方法]
図6(B)は、実施例1の耐震支持具1の被支持体面側部具5の取り外しについて説明した側面図である。前述したように、被支持体面側部具5の結合面部23の下端は、前記ベース部19との結合部から横クッション部35(後述)の厚みよりやや短い長さ分下に突出する結合面下端突出部25を有している。図6(B)に示すように、被支持体面側部具5の取り外しの際には、ベース部19の結合面部23と反対側の縁を指で持ち上げることにより、この結合面下端突出部25の先端が被支持体面53に接して、てこの支点となり、横クッション部35の縁から引き剥がしの力が加わり、簡単に引き剥がすことが可能である。
[耐震作用]
実施例1の耐震支持具1は、地震時等には、固定面51等から伝達される振動入力を縦クッション部11で主として水平方向の振動を吸収し、また、横クッション部35で主として垂直方向の振動を吸収することが可能である。また、縦クッション部11でも垂直方向の振動を吸収し、横クッション部35でも水平方向の振動を吸収することも可能であるのはもちろんである。この振動吸収力により、ロッカー55等の家具が大きく振動して壁面との衝突により倒れてしまうことを防止することが可能である。
地震では、一般に縦ゆれは小さく横揺れは大きい。横揺れすなわち水平方向の振動が大きいため、特に縦クッション部11の粘着固定部13に加わる地震振動による力によっても固定面側部具3が剥がれてしまわないように耐えうる力、すなわち粘着固定力が問題となる。
本実施例の耐震支持具1では、地震時の振動による縦クッション部11の粘着固定部13を引き剥がそうとする力(引張り力)が、縦支持面部7のピン台座14及び結合ピン66が該縦支持面部7の中央部に配置されているため、引張り力が粘着固定部13の全体面にわたって均一に分散されるため、高い耐引き剥がし力を有することとなり、結果として高い耐震力を有することとなった。
[実施例1の効果]
実施例1の耐震支持具1により以下のことが可能となった。
実施例1の耐震支持具1は、固定面側部具3と被支持体面側部具5とのふたつ部材から構成されているために、すでに据付が完了してしまっている家具であっても、家具を動かすことなく家具の天板上に耐震支持具1を取り付けることが可能となった。
実施例1の耐震支持具1は、縦支持面部7に取り付けられた縦クッション部11の粘着固定部13にかかる引張り力が、縦支持面部7の中央に配置されたピン台座14と結合ピン66により、粘着固定部13の全面にわたって均一に分散されるため、高い耐引き剥がし力を有することとなり、結果として高い耐震力を有することとなった。
固定面側部具3の結合ピン66の位置と被支持体面側部具の係合溝24との位置関係から、固定面側部具3が固定面51に固定された際には、縦支持面部7の下端とロッカーの天板である被支持体面53との間には必ず隙間ができる。この隙間により、地震の振動に基づくロッカー55の縦振動によって、ロッカー天板53が固定面側部具3の縦支持面部7の下端を押して、固定面側部具3が外れてしまうことを抑制することが可能となった。
家具等の配置時には、ピン台座14と結合面部23との間並びに結合面部23と結合ピン66の頭部との間の両方共に隙間が空くように配置することによって、家具等の位置ずれにより、ロッカーが前後に移動しても、縦クッション部11や横クッション部35に引き剥がし力が作用するのを抑制することが可能となった。
被支持体面側部具5の取り外しの際には、結合面下端突出部25の先端が被支持体面53に接して、てこの支点となり、容易に横クッション部35の粘着固定部36を引き剥がすことが可能となった。
[実施例1のその他]
実施例1においては、縦クッション部11は粘着固定部13により、又横クッション部35は粘着固定部36により、それぞれ固定面と被支持体面に粘着固定されているが、粘着固定では無く接着によりそれぞれ固定面51と被支持体面53に固定する方法であっても良い。
[耐震支持具の構成]
図7から図11は、本発明の実施例2に係り、図7は、耐震支持具1の取り付け前の斜視図である。図8は、同側面図である。図9は、耐震支持具1の取り付け中の斜視図である。図10は耐震支持具1の取り付け完了時の斜視図である。図11は耐震支持具1の取り付け完了時の側面図である。
実施例2と実施例1の耐震支持具の差異は大きくないので、実施例2の耐震支持具1の構成においては、その差異を中心に説明する。
実施例2の耐震支持具1は、実施例1と係合溝部と係合孔の形状が異なるので、その差異について説明する。
実施例2の耐震支持具1の被支持体面側部具5は、その幅方向中央部に縦方向に延びた係合溝24と該係合溝24と連続して矩形状に縦支持面部7の下方に向かって開口した係合孔22が空いている。
また、ベース部19の係合孔22との交差部分に結合ピン66の頭部を通すための結合ピン頭部通過孔28が空いている。
[耐震支持具の取り付け方法]
実施例2の耐震支持具1の取付方法について以下に実施例1の取付方法との違いを中心に説明する。
図8は、実施例2の取り付け前の側面図である。実施例1と同様に固定面側部具3を固定面51に取り付けた後、図8に示すように被支持体面側部具5の下端を結合ピン66より高い位置から当接して下方に降ろすようにし、被支持体面側部具5の係合孔22及び結合ピン頭部通過孔28を結合ピン66の頭部が通過して、結合ピン66が係合溝24中を通過するように導く。
図9は、結合ピン66が結合ピン頭部通過孔28を通過する際の斜視図である。
結合ピン66が係合溝24部に係合した後の取付方法は実施例1と同様であり、図10が、取付が完了した時点での斜視図であり、図11がその側面図である。
[耐震支持具の構成]
図12から図15は、本発明の実施例3に係り、図12は、耐震支持具1の結合前の斜視図である。図13は、同側面図である。図14は耐震支持具1の取り付け完了時の斜視図である。図15は同側面図である。
実施例3と実施例1、2の耐震支持具の差異は大きくないので、実施例3の耐震支持具1の構成においては、その差異を中心に説明する。
実施例3の耐震支持具1は、実施例1、2のピン台座14と結合ピン66が、ネジ穴12と該ネジ穴に螺合する結合ネジ61に代わり、又係合溝部(係合部)24は同様であるが係合孔22の形状が異なるので、その差異について説明する。
実施例3の耐震支持具1の被支持体面側部具5は、その幅方向中央部に縦方向に延びた係合溝24を有するが、実施例1,2にあったような結合ピン66の頭部を通過させるための係合孔22はない。このため、取付の際には結合ピンではなく、取り外し可能な結合ネジ61を固定面側部具3のネジ穴12からはずして行う。
[耐震支持具の取り付け方法]
実施例3の耐震支持具1の取付の際には、実施例1、2と同様に固定面側部具3を固定面51をまず取り付ける。その際には、結合ネジ61を固定面側部具3から完全に取り外しておく。
次に、実施例1、2と同様に被支持体面側部具5の粘着固定部36の剥離紙を外して、図12に示すように、固定面側部具3のネジ穴12と係合溝24が重なり、かつ被支持体面側部具5が被支持体面53から浮いた状態で、結合ネジ61を係合溝24を介してネジ穴12に取り付ける。
図13は、結合ネジ61を取り付けた状態での側面図である。
ここで、実施例1と同様に被支持体面側部具5の結合面部23を上方から被支持体面部具5を被支持体面53に降ろして粘着固定部36により固定し、結合ネジ61を締めこむことにより取付が完了する。
被支持体面側部具5の配置及び結合ネジ61の締め込みに関しては、図15に示すように、ネジ穴12の先端面と結合面部23との間並びに結合面部23と結合ネジ61の頭部との間の両方共に隙間が空くようにする。
この隙間によって、ロッカーの位置ずれ等によって、結合ネジ61を結合面部23で、固定面側部具3を引き剥がす方向に力が作用してしまうことを抑制する。
図14に取付完了状態での斜視図、図15にその側面図を示す。
[実施例3の効果]
実施例3の耐震支持具1の効果は実施例1に挙げた効果に加えて以下の効果を奏する。
実施例3の耐震支持具1は、係合部の形状が係合溝24だけの単純な構造であるために製作コストを抑えることが可能となった。また、単純な構造であり、結合面部23に空く穴部の面積が少ないため厚さが同じ結合面部23では強度が増加し、又、同強度でも結合面部の厚さを薄く作成することが可能となった。
実施例3の耐震支持具1は、先に被支持体面側部具5を取付けた後に、固定面側部具3を取付けることも可能である。
実施例3では、固定された結合ピンではなく、取り外し可能な結合ネジ61を用いたため、結合ネジ61を完全に固定面側部具3から取り外して、係合溝24の位置あわせを行ってから、結合ネジ61をネジ穴12に螺合させることができるため、上記のように係合溝24だけの簡単な構造とすることが可能となり、取付けに際しても、固定面側部具、又は被支持体面側部具のどちらからでも取付け可能となった。
[耐震支持具の構成]
図16から図19は、本発明の実施例4に係り、図16は、耐震支持具1の固定面側部具3と被支持体面側部具5の結合前の斜視図である。図17は、同側面図である。図18は耐震支持具1の取り付け完了時の斜視図である。図19は同側面図である。
実施例4と実施例1、2、3の耐震支持具との差異は大きくなく、特に取付方法等も含めて実施例3との差はほとんど無いので、実施例4の耐震支持具1の構成においては、実施例3との差異を中心に説明する。
実施例4の耐震支持具1は、実施例3の係合溝部(係合部)24の形状について、その上方が開放されている点が違うだけである。
[耐震支持具の取り付け方法]
実施例4の耐震支持具1の取付のひとつの方法は、実施例3と同様に固定面側部具3を固定面51にまず取り付ける。その際には、結合ネジ61を固定面側部具3から完全に取り外しておく。
次に、実施例3と同様に被支持体面側部具5の粘着固定部36の剥離紙を外して、図16に示すように、固定面側部具3のネジ穴12と係合溝24が重なり、かつ被支持体面側部具5が被支持体面53から浮いた状態で、結合ネジ61を係合溝24を介してネジ穴12に取り付ける。
図17は、結合ネジ61を取り付けた状態での側面図である。
ここで、実施例3と同様に被支持体面側部具5の結合面部23を上方から被支持体面部具5を被支持体面53に降ろして粘着固定部36により固定して取付が完了する。
図18に取付完了状態での斜視図、図19にその側面図を示す。
被支持体面側部具5の配置及び結合ネジ61の締め込みに関しては、図19に示すように、ネジ穴12の先端面と結合面部23との間並びに結合面部23と結合ネジ61の頭部との間の両方共に隙間が空くようにする。
この隙間によって、ロッカーの位置ずれ等によって、結合ネジ61を結合面部23で、固定面側部具3を引き剥がす方向に力が作用してしまうことを抑制する。
実施例4では、係合溝24の上方が開放されているために、先に被支持体面側部具5を取り付けてから、固定面側部具3を取り付けるという方法も可能である。
その場合には、縦クッション部11の粘着固定部13の剥離紙を二つ折りにして剥離紙を取外さないまま固定面側部具3を取付けて、その後に剥離紙を取外すことにより、固定面側部具3の取付が可能である。
[実施例4の効果]
実施例4の耐震支持具1の効果は実施例1に挙げた効果に加えて以下の効果を奏する。
実施例4の耐震支持具1は、先に被支持体面側部具5を取付けた後に、固定面側部具3を取付けることも可能である。
[耐震支持具の構成]
実施例5の耐震支持具1は、実施例1の耐震支持具の固定面側部具3の縦支持面部7及び、被支持体面側部具5の結合面部23及びベース部19を金属により形成したものである。
図20(A)に実施例5の耐震支持具1の断面図、図20(B)に同上面図、図20(C)に同正面図を示す。
縦支持面部7のネジ穴は、金属平板をエンボス加工したエンボス部及びバーリング加工によるネジ穴12を有している。固定面側部具3と被支持体面側部具5は、結合ネジ61により結合されている。
ここで、結合は、結合ネジ61による方法以外にも実施例1、2のように結合ピンによる方法であっても良い。
図20(D)は、実施例5において、結合ネジ61の変わりに結合ピン66を用いた場合の結合ピン66まわりの断面図、図20(E)は同側面図である。
固定面側部具3には、結合ピン66が取付けられており結合面部23の係合溝24により係合している。
[耐震支持具の構成]
実施例6の耐震支持具1は、実施例5の耐震支持具の被支持体面側部具5を固定面側部具3と同様な金属平板にエンボス加工したエンボス部40とバーリング加工によるネジ穴42とを有した横クッション部を有するベース部19と、L字形金具4とをネジ止めにより結合したことが特徴である。
[耐震支持具の取り付け方法]
実施例6の取付け方法は、実施例1に示したものと同様な方法以外に、被支持体面側部具5のベース部19と固定面側部具3の縦支持面部7を取付けた後に、結合面部23とそれに続くベース上面部のL字形金具4を両部具に結合ネジでネジ止めする方法によっても可能である。
[耐震支持具の取り外し方法]
実施例6では、さらに、固定面側部具3の取り外し方法について、結合ネジを利用して容易に取り外しできる機構が備わっているので以下に説明する。
図22は、固定面側部具3の取り外し説明のための耐震支持具1を側面から見た断面図である。縦クッション部11及び粘着固定部13の中心部には貫通孔8が空いており、結合ネジ61の先端には回転台座63が取付けられている。
図22(A)は、耐震支持具1が取り付けられている状態である。
ここで、まず結合ネジ61を緩めて、ネジ頭(頭部)が固定面51から遠ざかるようにする。
図22(B)において、結合ネジ61のネジ頭(頭部)が緩んだので、被支持体面側部具5を取り外す。
図22(C)は、被支持体面側部具5が取り外された状態を示した図である。
ここで、結合ネジ61を右回転させて固定面51方向に進行させて、図22(D)に示すように結合ネジ61先端部に取り付けられた回転台座63が固定面51に突き当たる。回転台座63と結合ネジ61は回転方向に滑るようになっており、ネジが回転中も台座は回転せずに固定面51を押し続ける。
図22(E)に示すように結合ネジ61が固定面51を押すことにより、縦クッション部11が厚さ方向に延びて、粘着固定部13に引き剥がしの力がかかる。
最終的には、図22(F)に示すように粘着固定部13が固定面51から引き剥がされて、固定面側部具3の取り外しも完了する。
この固定面側部具3の取り外し方法は、被支持体面側部具5においても同様に応用可能である。
[実施例6の効果]
実施例6では、固定面側部具3に加えて被支持体面側部具5にも地震の振動力がその中央部の結合ネジ41を通して伝わるために、地震の垂直振動による横クッション部35の引き剥がし力が粘着固定面36全体に加わり、耐引き剥がし強度が増し、結果として高い耐震力を有する。
固定面側部具3及び被支持体面側部具5の取り外しの際には、結合ネジ61,41を締めこんで対向する固定面51、被支持体面53を押すことによって、簡易に固定面側部具3及び被支持体面側部具を取り外すことが可能となった。
[耐震支持具の構成]
実施例7は、固定面側部具3についての実施例であり、これまでの実施例1から6と組み合わせて実施可能である。
実施例7の耐震支持具の固定面側部具3は、縦支持面部7の側部に三角形状で、その下端が固定面側から離れるにしたがって上方に向かう傾斜下端部15を有する。
[固定面側部具の取付け方法]
図23は実施例7の固定面側部具の取付け方法を示した側面図((A)から(C))と上面図((D))である。
図23(C)及び(D)に示すように、固定面側部具3は結合面部7の側部から反固定面方向に突出した三角形板状のガイド部30を有する。ガイド部30により、被支持体面側部具5の結合面部23が固定面側部具3との幅方向の正しい位置に導かれる(不図示)。
ガイド部30の下端は、反固定面側方向に上方傾斜する傾斜下端部15を有する。以下に、この傾斜下端部15を利用した固定面側部具の取付け方法について順を追って説明する。
図23(A)に示すように、固定面側部具の傾斜下端部15を被支持体面53に当接するように配置する。
図23(B)に示すように、固定面側部具3を図23(A)の状態から被支持体面53を滑らせて、その縦クッション部11の下端が固定面51に当接するようにする。ここで、前記縦クッション部11の下端を中心に反時計方向に回転させて、縦クッション部11の粘着固定部13を固定面51に粘着固定させる。
この手順で、図23(C)に示すように取付けが完了する。
[実施例7の効果]
実施例7により、固定面側部具3を被支持体面53から最適な高さに取付けることが可能となった。
また、同取付け方法により、固定面側部具3の下端と被支持体面53との間に隙間を確実に設けることができ、地震の際にロッカー53が垂直振動を行っても、その隙間のためにロッカー天板53が固定面側部具3を突き上げて外してしまうことが抑制された。
耐震支持具の結合前の斜視図である。(実施例1) 耐震支持具の結合前の側面図である。(実施例1) 耐震支持具の取付中の斜視図である。(実施例1) 耐震支持具の取付中の側面図である。(実施例1) 耐震支持具の取付完了時の斜視図である。(実施例1) (A)は耐震支持具の取付完了時の側面図である。(B)は被支持体面側部具の取り外し時の側面図である。(実施例1) 耐震支持具の結合前の斜視図である。(実施例2) 耐震支持具の結合前の側面図である。(実施例2) 耐震支持具の取付中の斜視図である。(実施例2) 耐震支持具の取付完了時の斜視図である。(実施例2) 耐震支持具の取付完了時の側面図である。(実施例2) 耐震支持具の結合前の斜視図である。(実施例3) 耐震支持具の結合前の側面図である。(実施例3) 耐震支持具の取付完了時の斜視図である。(実施例3) 耐震支持具の取付完了時の側面図である。(実施例3) 耐震支持具の結合前の斜視図である。(実施例4) 耐震支持具の結合前の側面図である。(実施例4) 耐震支持具の取付完了時の斜視図である。(実施例4) 耐震支持具の取付完了時の側面図である。(実施例4) (A)は耐震支持具の断面図、(B)は上面図、(C)は正面図である。(D)は、結合ネジを結合ピンに換えた例の断面図、(E)は同側面図である。(実施例5) (A)は耐震支持具の断面図である。(B)は正面図である。(実施例6) (A)から(F)は結合ネジによる引き剥がしの説明図である。(実施例6) (A)から(D)は固定面側部具の取付方法の説明図であり、(A)から(C)は固定面側部具の側面図、(D)は同上面図である。(実施例7)
符号の説明
1 耐震支持具
3 固定面側部具
5 被支持体面側部具
7 縦支持面部
8 貫通孔
11 縦クッション部
12 ネジ穴(結合部)
13 粘着固定部
14 ピン台座(結合部)
19 ベース部
22 係合孔(係合部)
23 結合面部
24 係合溝部(係合部)
25 結合面下端突出部
28 結合ピン頭部通過孔
30 ガイド部
35 縦クッション部
36 粘着固定部
41 結合ネジ(被支持体面側部具用)
51 壁面(固定面)
53 ロッカー天板(被支持体面)
55 ロッカー(家具)
61 結合ネジ(結合部)
63 回転台座
66 結合ピン(結合部)

Claims (11)

  1. 壁面等の固定面に取り付ける固定面側部具と家具等の被支持体面に取り付ける被支持体面側部具とを備えた耐震支持具であって、
    前記固定面側部具は、前記固定面に対向する縦支持面部と、前記縦支持面部の中央部に配されて前記被支持体面側部具を取付け時に結合可能とする結合部と、前記縦支持面部に取り付けられて前記固定面に粘着固定又は接着固定させる縦クッション部とを有し、
    前記被支持体面側部具は、前記縦支持面部に対向して前記結合部と係合する係合部を有する結合面部と、前記被支持体面に対向し前記結合面部と接続したベース部と、前記ベース部に取り付けられて前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる横クッション部とを有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  2. 請求項1記載の耐震支持具であって、
    前記結合部は、前記固定面側部具と前記被支持体面側部具を結合する頭部付の結合ピンを有し、
    前記係合部は、幅方向中央部に前記結合ピンを通して前記結合ピンの頭部を前記結合面部に対し固定面側部具の反対側に配置させるための係合孔又は係合溝並びに係合孔と係合溝の合成形状のいずれかを有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  3. 請求項1記載の耐震支持具であって、
    前記結合部は、ネジ穴と前記ネジ穴に螺合し前記固定面側部具と前記被支持体面側部具を結合する頭部付きの結合ネジとを有し、
    前記係合部は、幅方向中央部に前記結合ネジを通して前記結合ネジの頭部を前記結合面部に対し固定面側部具の反対側に配置させるための係合孔又は係合溝並びに係合孔と係合溝の合成形状のいずれかを有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の耐震支持具であって、
    前記固定面側部具は、前記縦支持面部の側面に反固定面方向に突出した、前記結合面部を前記縦支持面部の幅方向内に納めるためのガイド部を有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  5. 請求項4に記載の耐震支持具であって、
    前記ガイド部は、その下端部が反固定面方向へ上方傾斜する傾斜下端部を有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の耐震支持具であって、
    前記被支持体面側部具は、前記結合面部下部に前記ベース部面より下端に突出した前記被支持体面側部具取り外しの際のてこの支点とするための、結合面下端突出部を有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  7. 請求項3から6のいずれかに記載の耐震支持具であって、
    前記縦クッション部は、前記結合ネジを通すための貫通孔を有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  8. 請求項1記載の耐震支持具であって、
    前記被支持体面側部具は、前記ベース部中央部にネジ穴と前記ネジ穴に螺合し前記固定面側部具と前記被支持体面側部具をネジ止めにより結合する頭部付きの結合ネジとを有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  9. 請求項8記載の耐震支持具であって、
    前記横クッション部は、前記結合ネジを通すための貫通孔を有する
    ことを特徴とする耐震支持具。
  10. 壁面等の固定面に取り付ける固定面側部具と家具等の被支持体面に取り付ける被支持体面側部具とを備え、
    前記固定面側部具は、前記固定面に対向する縦支持面部と、前記縦支持面部の中央部に配されて前記被支持体面側部具を取付け時に結合可能とする結合部と、前記縦支持面部に取り付けられて前記固定面に粘着固定又は接着固定させる縦クッション部とを有し、
    前記被支持体面側部具は、前記縦支持面部に対向して前記結合部と係合する係合部を有する結合面部と、前記被支持体面に対向し前記結合面部と接続したベース部と、前記ベース部に取り付けられて前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる横クッション部とを有する耐震支持具であって、
    前記固定面側部具を前記固定面に粘着固定又は接着固定し、
    前記結合部を前記係合部に係合させて、
    前記被支持体面側部具を前記被支持体面に粘着固定又は接着固定させる
    ことを特徴とする耐震支持具の取付方法。
  11. 請求項10の耐震支持具の取付方法であって、
    前記固定面側部具は、前記結合面部の幅方向の全体が前記縦支持面部の幅方向内に入るようにするために前記縦支持面部側面にガイド部を有し、該ガイド部の下端部は、反固定面方向へ上方傾斜する傾斜下端部を有し、
    前記固定面側部具を前記固定面に粘着固定又は接着固定する際には、前記傾斜下端部を前記被支持体面に当接させたまま、前記縦クッション部の下縁が前記固定面に接するようにし、前記縦クッション部の下端を中心軸として前記固定面側部具を回転して前記固定面に当接させることにより前記固定面側部具の位置決めを行う
    ことを特徴とする耐震支持具の取付方法。
JP2008184161A 2008-07-15 2008-07-15 耐震支持具及び取付方法 Active JP5191293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008184161A JP5191293B2 (ja) 2008-07-15 2008-07-15 耐震支持具及び取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008184161A JP5191293B2 (ja) 2008-07-15 2008-07-15 耐震支持具及び取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010022436A true JP2010022436A (ja) 2010-02-04
JP5191293B2 JP5191293B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=41728859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008184161A Active JP5191293B2 (ja) 2008-07-15 2008-07-15 耐震支持具及び取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5191293B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059394A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Fuji Latex Kk 耐震支持具
JP2016002420A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 株式会社シロクマ 家具の転倒防止具
KR101889093B1 (ko) * 2018-01-26 2018-09-20 (주)플랜트존 내진스토퍼
JP2022060016A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 未来工業株式会社 固定体、固定構造、及び固定体の設置方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63106341U (ja) * 1986-12-27 1988-07-09
JPH08317827A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Oi Seisakusho Co Ltd 家具の耐震金具
JP2006034824A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Sekisui House Ltd 転倒防止具
JP2007259984A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fuji Latex Kk 耐震支持装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63106341U (ja) * 1986-12-27 1988-07-09
JPH08317827A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Oi Seisakusho Co Ltd 家具の耐震金具
JP2006034824A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Sekisui House Ltd 転倒防止具
JP2007259984A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fuji Latex Kk 耐震支持装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059394A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Fuji Latex Kk 耐震支持具
JP2016002420A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 株式会社シロクマ 家具の転倒防止具
KR101889093B1 (ko) * 2018-01-26 2018-09-20 (주)플랜트존 내진스토퍼
JP2022060016A (ja) * 2020-10-02 2022-04-14 未来工業株式会社 固定体、固定構造、及び固定体の設置方法
JP7477421B2 (ja) 2020-10-02 2024-05-01 未来工業株式会社 固定体、固定構造、及び固定体の設置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5191293B2 (ja) 2013-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5191293B2 (ja) 耐震支持具及び取付方法
US8826606B2 (en) Solar device and fastener mechanism thereof
JP5107311B2 (ja) 装置の固定具
US20110001280A1 (en) Shock absorber and shock absorbing structure for absorbing vibration of an article
JP2007177468A (ja) ガラススクリーン構造
JP2006348708A (ja)
JP2009050573A (ja) 後付け棚
JP5191290B2 (ja) 耐震支持具及び取付方法
JP5121596B2 (ja) 耐震支持具及び取付方法
TWM501578U (zh) 顯示裝置
JP6470013B2 (ja) テーブル用の天板及びその製造方法並びに該天板を備えたテーブル
JP2011038327A (ja) プレート部材の取付具
JP6103367B2 (ja) 太陽電池モジュールの取り付け器具、太陽電池モジュール用架台、及び太陽電池装置
EP2429213B1 (en) Fixing mechanism
JP2013059395A (ja) 下部耐震支持具及びこれを用いた転倒防止器具
JP4821729B2 (ja) 収納家具の固定構造
KR100851339B1 (ko) 유리 고정 장치
JP2007100473A (ja) 外壁のタイル張り工法及び外壁
CN201146035Y (zh) 一种集成硬盘测试夹具
JP2007186925A (ja) 垂直スリット材用固定具
JP2008045388A (ja) デッキ材の取り付け構造
JP2005248529A (ja) ホールダウン金物およびその金物と支持ボルトとの固定構造
JP3157055U (ja) 大型タイル取付金具およびそれを用いた大型タイル取付構造
JP3103967B2 (ja) 時計の部品固定構造
CN103452970B (zh) 自动拆装连接结构和触摸一体机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5191293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250