JP5121596B2 - 耐震支持具及び取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地震などによる家具などの転倒防止等に供される耐震支持具及び取付方法に関する。
従来、家具などの耐震支持具として例えば、固定片及び取付片と、この固定片及び取付片間のコイル・スプリングとからなり、固定片を粘弾性体により壁面に固定し、取付片を粘弾性体により家具の天板に取付けるようにしたものがある。
地震時には、振動により家具に入力される動的荷重をコイル・スプリング及び粘弾性体が緩衝する。
しかし、この取付状態において、粘弾性体は壁面に対し単に粘着されているだけであるため、実際の地震時等に剥がれ易く、粘着力の強度向上が望まれている。
特開2008−48765号公報
解決しようとする問題は、壁面に対する粘着力等の強度向上が望まれていた点である。
本発明は、壁面に対する粘着力等の強度向上を行わせるため、可動部及びクッション部を有して壁面等の固定面に前記クッション部を粘着固定又は接着固定させる固定側部と、前記可動部に結合されて家具等の被支持体面に取り付ける支持体側部とを備えた耐震支持具であって、前記支持体側部は、前記被支持体面に固定するためのベース部及び前記可動部に対し前記クッション部の前記固定面側に対する圧縮方向前後に対向する結合部を有し、前記可動部及び結合部間を、前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合して前記可動部及び支持体側部間の結合を行い、前記可動部及び結合部を前記対向する方向で当接させたとき該結合部に対して第1の隙間を形成可能とする係合部を前記可動部に設け、前記可動部及び結合部を対向する方向で離間させて前記クッション部を圧縮したとき前記第1の隙間の減少に基づいて該可動部及び結合部間に第2の隙間を形成可能とし、前記第1,第2の隙間にスペーサー部材を選択的に介設可能としたことを耐震支持具の最も主要な特徴とする。
可動部及びクッション部を有して壁面等の固定面側に前記クッション部を粘着固定又は接着固定させる固定側部と、前記固定側部の可動部に結合されて家具等の被支持体面に取り付ける支持体側部とを備え、前記支持体側部は、前記被支持体面に固定するためのベース部及び前記可動部に対し前記クッション部の前記固定側面に対する圧縮方向前後に対向する結合部を有し、前記結合部に、前記可動部を前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合した耐震支持具であって、前記固定側部のクッション部を前記固定面に粘着固定又は接着固定すると共に前記支持体側部を前記被支持体面に固定してから前記可動部及び結合部間にスペーサー部材を介設し前記可動部を前記結合部に対し離間する方向へ相対動させて前記クッション部を圧縮状態とすることを耐震支持具の取付方法の最も主要な特徴とする。
本発明の耐震支持具は、可動部及びクッション部を有して壁面等の固定面に前記クッション部を粘着固定又は接着固定させる固定側部と、前記可動部に結合されて家具等の被支持体面に取り付ける支持体側部とを備えた耐震支持具であって、前記支持体側部は、前記被支持体面に固定するためのベース部及び前記可動部に対し前記クッション部の前記固定面側に対する圧縮方向前後に対向する結合部を有し、前記可動部及び結合部間を、前記対向する方向の前後へ相対移動可能に結合し、前記可動部及び結合部を対向する方向で当接させたとき該結合部に対して第1の隙間を形成可能とする係合部を前記可動部に設けると共に、前記可動部及び結合部を対向する方向で離間させたとき前記第1の隙間が無くなることに応じて該可動部及び結合部間に第2の隙間を形成可能とし、前記第1,第2の隙間にスペーサー部材を選択的に介設可能とした。
このため、第1の隙間にスペーサー部材を介設した状態で前記固定側部のクッション部を前記固定面に粘着固定又は接着固定すると共に前記支持体側部のベース部を前記被支持体面に固定してから前記第2の隙間にスペーサー部材を差し替えて介設し前記可動部を前記結合部に対し離間する方向へ相対移動させて前記クッション部を圧縮状態とすることができる。
従って、クッション部及び固定面間の粘着固定又は接着固定にプリ・ロードを付与することができ、粘着強度又は接着強度を向上させることができる。
本発明の耐震支持具の取付方法は、可動部及びクッション部を有して壁面等の固定面側に前記クッション部を粘着固定又は接着固定させる固定側部と、前記固定側部の可動部に結合されて家具等の被支持体面に取り付ける支持体側部とを備え、前記支持体側部は、前記被支持体面に固定するためのベース部及び前記可動部に対し前記クッション部の前記固定側面に対する圧縮方向前後に対向する結合部を有し、前記結合部に、前記可動部を前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合した耐震支持具であって、前記固定側部のクッション部を前記固定面に粘着固定又は接着固定すると共に前記支持体側部を前記被支持体面に固定してから前記可動部及び結合部間にスペーサー部材を介設し前記可動部を前記結合部に対し離間する方向へ相対動させて前記クッション部を圧縮状態とする。
従って、クッション部及び固定面間の粘着固定又は接着固定にプリ・ロードを付与することができ、粘着強度又は接着強度を向上させることができる。
壁面に対する粘着力等の強度向上を行わせるという目的を、クッション部材のプリ・ロードにより実現した。
[耐震支持具の構成]
図1〜図3は、本発明の実施例1に係り、図1は、耐震支持具の断面図、図2は、同正面図、図3は、同背面図、図4〜図8は、取り付け手順の説明図である。
図1〜図3のように、耐震支持具1は、固定側部3と支持体側部5とを備えている。
固定側部3は、可動部7及びクッション部9を有している。
可動部7は、スチール・パネルなどでほぼ矩形に形成され、中央部にエンボス部11が形成され、エンボス部11の中央部にバーリング部13が形成されている。バーリング部13には、雌ねじ部15が形成されている。
クッション部9は、弾性体、例えばスポンジなどで一定の厚みを有した矩形体に形成され、外周形状は、可動部7よりも一回り小さく形成されている。クッション部9は、一側面が可動部7に粘着又は接着により固定され、他側面に粘着面17が形成され、粘着面17が固定面である室内等の壁面19に粘着される構成となっている。壁面19への粘着前、粘着面17には、保護用の剥離紙が貼付されている。
支持体側部5は、前記可動部7に結合されて家具、例えばオフィス用の書類ロッカー21の被支持体面であるロッカー上面23に取り付けるものである。この支持体側部5は、スチール・パネルなどで形成され、ベース部24及び結合部25を有している。
ベース部24は、前記ロッカー上面23に粘着又は接着させて固定を行うものであり、矩形状に形成され、端縁に段付き部20が形成されている。段付き部20は、ベース部24をロッカー上面23から剥がすとき、工具等を差し込むためにロッカー上面23との間に隙間を形成するものである。このベース部24の下面に、本実施例では両面テープ26が粘着固定されている。ロッカー上面23への粘着前、両面テープ26の粘着面27に保護用の剥離紙が貼付されている。なお、ベース部24は、粘着又は接着させて固定を行うものに限らず、ビス止めなどにより固定する構造にすることも可能である。
結合部25は、ベース部24を底辺とする三角形状に立ち上げ形成され、前記クッション部9の前記壁面19側に対する圧縮方向前後に対向している。可動部7及び結合部25間は、対向方向(図1の左右方向)及びこれに交差する方向(図1の上下方向)へ相対動可能に結合されている。
可動部7及び結合部25の結合は、結合ピン29及び長穴31により行っている。
結合ピン29は、本実施例においてナベネジで形成され、係合部である頭部33を備えている。この結合ピン29は、可動部7のバーリング部13に先端がねじ込まれて固定され、可動部7及び結合部25の対向方向に軸心を有している。
長穴31は、結合部25に前記交差する方向(壁面19に沿った方向)に沿って形成され前記結合ピン29を貫通させ、頭部33を、ベース部24側上方に突出させている。長穴31の幅は、結合ピン29の頭部33の径よりも小さく設定されている。
従って、可動部7及び結合部25を対向方向で当接させたとき該結合部25に対して頭部33が第1の隙間S1を形成可能とする。また、可動部7及び結合部25を対向方向で離間させたとき前記第1の隙間S1の減少に基づいて該可動部7及び結合部25間に図4のように第2の隙間S2を形成可能とする。
なお、本実施例では、可動部7及び結合部25間を、対向方向(図1の左右方向)及びこれに交差する方向(図1の上下方向)へ相対動可能に結合しているが、可動部7及び結合部25間を、交差する方向へ相対動可能に結合するのは、クッション部9を壁面19に対向させ、ベース部24をロッカー上面23で壁面19側へ若干スライドさせてクッション部9の粘着面17を壁面19に粘着させてから、ベース部24の粘着面27から剥離紙を剥がしてロッカー上面23に固定できるようにするためのものである。このため、可動部7及び結合部25間を、交差する方向へ相対動可能に結合しなくてもベース部24をロッカー上面23に固定できるものであれば、可動部7及び結合部25間の交差する方向への相対動は、必ずしも必要とはしない。例えば、ベース部24をビス止め等にすれば、可動部7及び結合部25間を、対向方向(図1の左右方向)のみに相対動可能に結合する構成にすることも可能である。
前記第1,第2の隙間S1,S2には、スペーサー部材35を選択的に介設可能とした。本実施例において、耐震支持具1を壁面19及びロッカー上面23間に取り付け前、スペーサー部材35は、ワッシャ37を介して第1の隙間S1に介設され、耐震支持具1の構成部品をなしている。但し、スペーサー部材35を第1の隙間S1に介設しない別部材として構成することも可能である。
このスペーサー部材35は、金属製などの把持部39及び把持部39に一体的に接合された樹脂部41から成り、前記長穴31に沿った切欠43を把持部39及び樹脂部41に渡って備えている。切欠43は、結合ピン29を貫通させるためのものである。
なお、スペーサー部材35は、間隔を保持できれば良く、全体を樹脂或いは金属等で形成することも可能である。
[耐震支持具の取り付け]
耐震支持具1は、図4〜図8の順に取り付けを行う。
先ず、クッション部9の粘着面17から剥離紙を剥がし、粘着面17を露出させる。このとき、ベース部24側の粘着面27の剥離紙は、剥がさずそのままとする。
耐震支持具1を、ロッカー上面23に配置し、クッション部9を壁面19に対向させる。ベース部24をロッカー上面23で壁面19側へ若干スライドさせ、図4のようにクッション部9の粘着面17を壁面19に押し付けて粘着させる。
次いで、図5のようにベース部24をロッカー上面23から離間させるように支持体側部5を持ち上げる。この持ち上げは、結合ピン29に対する長穴31の直進動作により許容される。この図2の上昇位置で、ベース部24の粘着面27から剥離紙を剥がす。
次いで、図6のようにベース部24をロッカー上面23へ向けて下降させ、粘着面27をロッカー上面23に粘着させる。
次いで、第1の隙間S1からスペーサー部材35を引き抜き、固定側部3の可動部7を壁面19側へ押圧移動させ、図7のようにクッション部9を圧縮させる。このように可動部7及び結合部25を対向方向で離間させたとき前記第1の隙間S1の減少に基づいて(本実施例では、第1の隙間S1が無くなることに応じて)該可動部7及び結合部25間に第2の隙間S2が形成される。
次いで、図8のように第2の隙間S2に前記引き抜いたスペーサー部材35を差し込んで介設し、クッション部9の圧縮を維持させ、クッション部9にプリ・ロードを付与する。
このプリ・ロードによりクッション部9における粘着面17の壁面19に対する粘着力を強化させることができる。
[耐震作用]
地震時等には、壁面19等から伝達される振動入力をクッション部9で吸収することができる。結合部25に入力された荷重は、その弾性変形によっても振動入力を吸収することができる。
[取り外し]
取り外しに際しては、結合ピン29を離脱させて固定側部3と支持体側部5とを分離させ、それぞれ別体として取り扱うことができる。
このため、先ず支持体側部5をロッカー上面23から引き剥がし、その後固定側部3を壁面19から引き剥がすという手順を取ることができ、耐震支持具1の取り外しも容易である。
支持体側部5をロッカー上面23から引き剥がすときは、段付き部20により形成されるロッカー上面23との間の隙間にドライバーなどの工具を差し込むことで、引き剥がしを容易に行わせることができる。
[実施例1の効果]
本発明実施例の耐震支持具1は、可動部7及びクッション部9を有して壁面19に前記クッション部9を粘着固定させる固定側部3と、前記可動部7に結合されてロッカー上面23に取り付ける支持体側部5とを備えた耐震支持具1であって、前記支持体側部5は、前記ロッカー上面23に固定するためのベース部24及び前記可動部7に対し前記クッション部9の前記壁面19側に対する圧縮方向前後に対向する結合部25を有し、前記可動部7及び結合部25間を、前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合して前記可動部7及び支持体側部5間の結合を行い、前記可動部7及び結合部25を前記対向する方向で当接させたとき該結合部25に対して第1の隙間S1を形成可能とする結合ピン29の頭部33を前記可動部7側に設け、前記可動部7及び結合部25を対向する方向で離間させて前記クッション部9を圧縮したとき前記第1の隙間S1の減少に基づいて該可動部7及び結合部25間に第2の隙間S2を形成可能とし、前記第1,第2の隙間S1,S2にスペーサー部材35を選択的に介設可能とした。
このため、第1の隙間S1にスペーサー部材35を介設した状態で前記固定側部3のクッション部9を前記壁面19に粘着固定すると共に前記支持体側部5を前記ロッカー上面23に固定してから前記第2の隙間S2にスペーサー部材35を差し替えて介設し前記可動部7を前記結合部25に対し離間する方向へ相対移動させて前記クッション部9を圧縮状態とすることができる。
従って、クッション部9及び壁面19間の粘着固定にプリ・ロードを付与することができ、粘着強度を向上させることができる。
前記ベース部24は、前記ロッカー上面23に粘着させて前記固定を行い、前記可動部7及び結合部25間を、前記対向方向及びこれに交差する方向へ相対動可能に結合した。
このため、支持体側部5を固定側部3に対して対向方向に交差する方向へ相対移動させてベース部24の粘着面27から剥離紙を剥がすことができ、固定側部3を壁面19に粘着させた状態でベース部24をロッカー上面23に無理なく粘着させることができる。
前記可動部7及び結合部25間の結合を、結合ピン29及び長穴31で行う。
このため、簡単な構造で可動部7及び結合部25間の相対動を行わせることができる。
本発明実施例の耐震支持具1の取付方法は、可動部7及びクッション部9を有して壁面19側に前記クッション部9を粘着固定させる固定側部3と、前記固定側部3の可動部7に結合されてロッカー上面23に取り付ける支持体側部5とを備え、前記支持体側部5は、前記ロッカー上面23に固定するためのベース部24及び前記可動部7に対し前記クッション部9の前記壁面19に対する圧縮方向前後に対向する結合部25を有し、前記結合部25に、前記可動部7を前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合した耐震支持具1であって、前記固定側部3のクッション部9を前記壁面19に粘着固定すると共に前記支持体側部5を前記ロッカー上面23に固定してから前記可動部7及び結合部25間にスペーサー部材35を介設し、前記可動部7を前記結合部25に対し離間する方向へ相対動させて前記クッション部9を圧縮状態とする。
従って、クッション部9及び壁面19間の粘着固定にプリ・ロードを付与することができ、粘着強度を向上させることができる。
図9は、本発明の実施例2に係り、(a)〜(f)は、取り付け手順に沿って示した耐震支持具の断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
図9のように、本実施例の耐振支持具1Aでは、支持体側部5Aのベース部24Aにクッション部45を設け、クッション部45の粘着面27Aを書類ロッカー21のロッカー上面23等へ粘着させるようにした。
また、スペーサー部材35Aは、一層の把持部39Aで構成され、先端39Aaが断面楔状に形成されている。
従って、本実施例では、(a)〜(f)の手順で実施例1と同様に耐振支持具1Aの取り付けを行わせることができる。
また、本実施例では、スペーサー部材35Aの先端39Aaの楔状断面を利用して可動部7及び結合部25間に図9(d)〜(f)のように差し込んでクッション部9を圧縮させ、クッション部9にプリ・ロードを付与することができる。
このため、本実施例においても、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、スペーサー部材35Aの可動部7及び結合部25間への差し込みを容易に行わせることができる。
図10〜図14は、本発明の実施例3に係り、図10は、耐振支持具のスペーサー部材を省略した取り付け状態の斜視図、図11は、耐振支持具のスペーサー部材を省略した取り付け前の状態の斜視図、図12は、本実施例の変形例に係るスペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け状態の斜視図、図13は、本実施例の変形例に係るスペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け前の状態の斜視図耐振支持具の取り付け状態の斜視図、図14は、本実施例の他の変形例に係るスペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け状態の斜視図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にB,C,Dを付し、重複した説明は省略する。
図10,図11の耐振支持具1Bは、結合ピン29Bを、樹脂で形成された可動部7B側に一体に形成し、長穴31Bの下端部に頭部33Bを貫通させ得る拡大穴31Baを拡大形成した。
従って、頭部33Bを備えた一体の結合ピン29Bを結合部25Bの長穴31Bに通す場合には、支持体側部5B側をロッカー上面23の面方向へ移動させるようにして頭部33Bを長穴31Bの拡大穴31Baから貫通させる。
図12,図13の耐振支持具1Cは、拡大穴31Caを矩形とし、ベース部24C側に渡って形成した。
従って、頭部33Cを備えた一体の結合ピン29Cを結合部25Cの長穴31Cに通す場合には、支持体側部5C側をロッカー上面23の面方向へ移動させるようにして頭部33Cを長穴31Cの拡大穴31Caから貫通させる。
図14の耐振支持具1Dは、長穴31Dの上端を開放形状にした。
従って、本実施例では、耐振支持具1Dの取り付け前において、結合ピン29Dを長穴31Dの上端から差し込み、図14の結合状態としておく。
[その他]
なお、可動部7及び結合部25間の相対動は、結合ピン29及び長穴31に限らず、例えば、可動部7或いは結合部25の幅方向両縁部に抱き込み部(断面コの字部)を形成し、この抱き込み部と結合部25或いは可動部7間に第1,第2の隙間を形成する構成にすることも可能である。この場合、スペーサー部材は、抱き込み部に差し込むように係止させ、第1,第2の隙間に介設する。
本発明の取付方法は、クッション部9及びベース部24の粘着或いは接着後に第2の隙間S2が形成されれば良く、耐震支持具1の構造は、限られない。
耐震支持具の断面図である。(実施例1) 耐震支持具の正面図である。(実施例1) 耐震支持具の背面図である。(実施例1) 耐震支持具の取り付け手順を示す断面図である。(実施例1) 耐震支持具の取り付け手順を示す断面図である。(実施例1) 耐震支持具の取り付け手順を示す断面図である。(実施例1) 耐震支持具の取り付け手順を示す断面図である。(実施例1) 耐震支持具の取り付け手順を示す断面図である。(実施例1) (a)〜(f)は、取り付け手順に沿って示した耐震支持具の断面図である。(実施例2) スペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け状態の斜視図である。(実施例3) スペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け前の状態の斜視図である。(実施例3) 変形例に係りスペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け状態の斜視図である。(実施例3) 変形例に係りスペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け前の状態の斜視図である。(実施例3) 他の変形例に係りスペーサー部材を省略した耐振支持具の取り付け状態の斜視図である。(実施例3)
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D 耐震支持具
3 固定側部
5 支持体側部
7 可動部
9 クッション部
19 壁面(固定面)
23 ロッカー上面(被支持体面)
29,29A,29B,29C,29D 結合ピン
31,31A,31B,31C,31D 長穴
33,33A,33B,33C,33D 頭部(係合部)
35,35A スペーサー部材
S1 第1の隙間
S2 第2の隙間

Claims (4)

  1. 可動部及びクッション部を有して壁面等の固定面に前記クッション部を粘着固定又は接着固定させる固定側部と、
    前記可動部に結合されて家具等の被支持体面に取り付ける支持体側部とを備えた耐震支持具であって、
    前記支持体側部は、前記被支持体面に固定するためのベース部及び前記可動部に対し前記クッション部の前記固定面側に対する圧縮方向前後に対向する結合部を有し、
    前記可動部及び結合部間を、前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合して前記可動部及び支持体側部間の結合を行い、
    前記可動部及び結合部を前記対向する方向で当接させたとき該結合部に対して第1の隙間を形成可能とする係合部を前記可動部に設け、
    前記可動部及び結合部を対向する方向で離間させて前記クッション部を圧縮したとき前記第1の隙間の減少に基づいて該可動部及び結合部間に第2の隙間を形成可能とし、
    前記第1,第2の隙間にスペーサー部材を選択的に介設可能とした、
    ことを特徴とする耐震支持具。
  2. 請求項1記載の耐震支持具であって、
    前記ベース部は、前記被支持体面に粘着又は接着させて前記固定を行い、
    前記可動部及び結合部間を、前記対向方向及びこれに交差する方向へ相対動可能に結合した、
    ことを特徴とする耐震支持具。
  3. 請求項2記載の耐震支持具であって、
    前記可動部及び結合部間の結合を、該可動部に固定され前記対向方向に軸心を有する結合ピン及び前記結合部に前記交差する方向に沿って形成され前記結合ピンを貫通させる長穴で行う、
    ことを特徴とする耐震支持具。
  4. 可動部及びクッション部を有して壁面等の固定面側に前記クッション部を粘着固定又は接着固定させる固定側部と、
    前記固定側部の可動部に結合されて家具等の被支持体面に取り付ける支持体側部とを備え、
    前記支持体側部は、前記被支持体面に固定するためのベース部及び前記可動部に対し前記クッション部の前記固定側面に対する圧縮方向前後に対向する結合部を有し、
    前記可動部及び結合部間を、前記対向する方向の前後へ相対動可能に結合した耐震支持具であって、
    前記固定側部のクッション部を前記固定面に粘着固定又は接着固定すると共に前記支持体側部を前記被支持体面に固定してから前記可動部及び結合部間にスペーサー部材を介設し前記可動部を前記結合部に対し離間する方向へ相対動させて前記クッション部を圧縮状態とする、
    ことを特徴とする耐震支持具の取付方法。
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