JP2010021264A - 薄膜電界効果型トランジスタ - Google Patents
薄膜電界効果型トランジスタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010021264A JP2010021264A JP2008179094A JP2008179094A JP2010021264A JP 2010021264 A JP2010021264 A JP 2010021264A JP 2008179094 A JP2008179094 A JP 2008179094A JP 2008179094 A JP2008179094 A JP 2008179094A JP 2010021264 A JP2010021264 A JP 2010021264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field effect
- gate insulating
- thin film
- insulating film
- intermediate layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
【解決手段】基板上にゲート電極2、ゲート絶縁膜3、活性層4、ソース電極及びドレイン電極を備えた薄膜電界効果素子であって、前記ゲート絶縁膜3が有機絶縁材料を含有し、前記活性層4と前記ゲート絶縁膜3の間に無機絶縁材料を含有する中間層7を有することを特徴とする薄膜電界効果型トランジスタ。
【選択図】図1
Description
これらFPDは、従来、ガラス基板上に設けた非晶質シリコン薄膜や多結晶シリコン薄膜を活性層に用いる電界効果型薄膜トランジスタ(以後の説明で、Thin Film Transistor、もしくはTFTと記載する場合がある)のアクティブマトリクス回路により駆動されている。
<1> 基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜、活性層、ソース電極及びドレイン電極を備えた薄膜電界効果素子であって、前記ゲート絶縁膜が有機絶縁材料を含有し、前記活性層と前記ゲート絶縁膜の間に無機絶縁材料を含有する中間層を有することを特徴とする薄膜電界効果型トランジスタ。
<2> 前記活性層が酸化物半導体を含有する<1>に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<3> 前記半導体活性層がアモルファス酸化物半導体を含有する<2>に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<4> 前記酸化物半導体がIn,Ga,Zn及びSnよりなる群から選択された金属の酸化物半導体である<3>記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<5> 前記中間層の無機絶縁材料がアモルファス酸化物である<1>〜<4>のいずれかに記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<6> 前記無機絶縁材料がアモルファスSiO2である<5>に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<7> 前記中間層の膜厚が2nm〜200nmである<1>〜<6>のいずれかに記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<8> 前記中間層の膜厚が5nm〜50nmである<7>に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<9> 前記有機絶縁材料が有機高分子であることを特徴とする<1>〜<8>のいずれかに記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
<10> 前記ゲート絶縁膜の誘電容量と前記中間層の誘電容量が下記式(1)を満足することを特徴とする<1>〜<9>のいずれかに記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
(εA/dA)/(εB/dB)=0.015〜1.0 (1)
(式中、εA及びεBは、それぞれゲート絶縁膜及び中間層の比誘電率であり、dA及びdBは、それぞれゲート絶縁膜及び中間層の厚みである。)
本発明の有機絶縁材料からなるゲート絶縁膜と、活性層と該ゲート絶縁膜の間に無機絶縁材料を含有する中間層を配する構成によれば、予想外に本発明の課題が解決され、本発明に至ったものである。
本発明のTFTは、少なくとも、ゲート電極、ゲート絶縁膜、中間層、活性層、ソース電極及びドレイン電極を順次有し、ゲート電極に電圧を印加して、活性層に流れる電流を制御し、ソース電極とドレイン電極間の電流をスイッチングする機能を有するアクテイブ素子である。TFT構造として、スタガ構造及び逆スタガ構造いずれをも形成することができる。
本発明に用いられる活性層には、アモルファス酸化物半導体が用いられる。アモルファス酸化物半導体は、低温で成膜可能である為に、プラスティックのような可撓性のある樹脂基板に作製が可能である。低温で作製可能な良好なアモルファス酸化物半導体としては、Inを含む酸化物、InとZnを含む酸化物、In、Ga及びZnを含有する酸化物であり、組成構造としては、InGaO3(ZnO)m(mは6未満の自然数)のものが好ましいことが知られている。これらは、キャリアが電子のn型半導体である。もちろん、ZnO・Rh2O3、CuGaO2、SrCu2O2のようなp型酸化物半導体を活性層に用いても良い。特開2006−165529に開示されている酸化物半導体を用いることもできる。
本発明においては、In、Ga,Zn及びSnの少なくとも一つを含有するアモルファス酸化物半導体が好ましい。より好ましくは、In又はZnを含有するアモルファス酸化物半導体である。
本発明における活性層のキャリア濃度は、種々の手段により所望の数値に調整することができる。
(1)酸素欠陥による調整
酸化物半導体において、酸素欠陥ができると、活性層のキャリア濃度が増加し、電気伝導度が大きくなることが知られている。よって、酸素欠陥量を調整することにより、酸化物半導体のキャリア濃度を制御することが可能である。酸素欠陥量を制御する具体的な方法としては、成膜中の酸素分圧、成膜後の後処理時の酸素濃度と処理時間等がある。ここでいう後処理とは、具体的に100℃以上の熱処理、酸素プラズマ、UVオゾン処理がある。これらの方法の中でも、生産性の観点から成膜中の酸素分圧を制御する方法が好ましい。成膜中の酸素分圧を調整することにより、酸化物半導体のキャリア濃度の制御ができる。
(2)組成比による調整
酸化物半導体の金属組成比を変えることにより、キャリア濃度が変化することが知られている。例えば、InGaZn1−XMgXO4において、Mgの比率が増えていくと、キャリア濃度が小さくなる。また、(In2O3)1−X(ZnO)Xの酸化物系において、Zn/In比が10%以上では、Zn比率が増加するにつれ、キャリア濃度が小さくなる。これら組成比を変える具体的な方法としては、例えば、スパッタによる成膜方法においては、組成比が異なるターゲットを用いる。または、多元のターゲットにより、共スパッタし、そのスパッタレートを個別に調整することにより、膜の組成比を変えることが可能である。
(3)不純物による調整
酸化物半導体に、Li,Na,Mn,Ni,Pd,Cu,Cd,C,N,P等の元素を不純物として添加することによりキャリア濃度を減少させることが可能である。不純物を添加する方法としては、酸化物半導体と不純物元素とを共蒸着により行う、成膜された酸化物半導体膜に不純物元素のイオンをイオンドープ法により行う等がある。
(4)酸化物半導体材料による調整
上記(1)〜(3)においては、同一酸化物半導体系でのキャリア濃度の調整方法を述べたが、もちろん酸化物半導体材料を変えることにより、キャリア濃度を変えることができる。例えば、一般的にSnO2系酸化物半導体は、In2O3系酸化物半導体に比べてキャリア濃度が小さいことが知られている。このように酸化物半導体材料を変えることにより、キャリア濃度の調整が可能である。
キャリア濃度を調整する手段としては、上記(1)〜(4)の方法を単独に用いても良いし、組み合わせても良い。
活性層の成膜方法は、酸化物半導体の多結晶焼結体をターゲットとして、気相成膜法を用いるのが良い。気相成膜法の中でも、スパッタリング法、パルスレーザー蒸着法(PLD法)が適している。さらに、量産性の観点から、スパッタリング法が好ましい。
本発明に於ける活性層は極めて薄層であり、このような薄層領域で優れたTFT性能を発揮するには、該活性層と活性層が設置される隣接層との界面の均一性が重要である。例えば、ボトムゲート型TFTの場合、通常ゲート絶縁膜上に活性層が設置されるが、該ゲート絶縁膜と該活性層の界面が平滑であること、好ましくは界面粗さが2nm未満であることが望ましい。より好ましくは1nm未満であることが好ましい。そのためには、該ゲート絶縁膜および該活性層の成膜速度をそれぞれの膜成分のスパッタ速度や蒸着速度を制御し、均一に膜形成する条件を見出して実行するのが好ましい。
本発明に於ける活性層の厚みは、0.5nm以上100nm未満と極めて薄層である。
本発明に於ける活性層の膜厚は、作製した素子断面のHRTEM(High Resolution TEM)写真撮影により測定することができる。
本発明におけるゲート電極としては、例えば、Al、Mo、Cr、Ta、Ti、Au、Ag等の金属、Al−Nd、APC等の合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウム錫(ITO)、酸化亜鉛インジウム(IZO)等の金属酸化物導電膜、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロ−ルなどの有機導電性化合物、またはこれらの混合物を好適に挙げられる。
ゲート電極の厚みは、10nm以上1000nm以下とすることが好ましい。
本発明に用いられるゲート絶縁膜は有機絶縁材料よりなる有機絶縁膜である。有機絶縁材料としては、アクリル樹脂、ポリビニルフェノール、エポキシ樹脂、ポリイミド等の有機高分子を用いることができる。
本発明に用いられる中間層は、ゲート絶縁膜と活性層との間に設けられ、無機絶縁材料よりなる無機絶縁層である。無機絶縁材料としては、SiO2、SiNx、SiON、Al2O3、Y2O3、Ta2O5、HfO2等の絶縁体、又はそれらの化合物を少なくとも二つ以上含む混晶化合物を用いることができる。
膜厚が2nm未満であると、ゲート絶縁膜と活性層の密着性を向上できず、電気特性および衝撃性に関わる耐久性が改善されない。また、膜厚が200nm以上になると、下地の有機ゲート絶縁膜に対する熱的ダメージが大きくなり易く、表面の平滑性が損なわれ電界効果移動度が低下するなど好ましくない。
(εA/dA)/(εB/dB)=0.015〜1.0 (1)
(式中、εA及びεBは、それぞれゲート絶縁膜及び中間層の比誘電率であり、dA及びdBはそれぞれゲート絶縁膜および中間層の厚みである。)
また、誘電容量が0.0015を下まわると、中間層の効果が薄れ、電気特性および衝撃性に関わる耐久性向上効果が得られないので好ましくない。
本発明におけるソース電極及びドレイン電極材料として、例えば、Al、Mo、Cr、Ta、Ti、Au、Ag等の金属、Al−Nd、APC等の合金、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウム錫(ITO)、酸化亜鉛インジウム(IZO)等の金属酸化物導電膜、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロ−ルなどの有機導電性化合物、またはこれらの混合物を好適に挙げられる。
ソース電極及びドレイン電極の厚みは、10nm以上1000nm以下とすることが好ましい。
本発明に用いられる基板は特に限定されることはなく、例えばYSZ(ジルコニア安定化イットリウム)、ガラス等の無機材料、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト等のポリエステル、ポリスチレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリエ−テルスルホン、ポリアリレ−ト、アリルジグリコ−ルカ−ボネ−ト、ポリイミド、ポリシクロオレフィン、ノルボルネン樹脂、ポリ(クロロトリフルオロエチレン)等の合成樹脂等の有機材料、などが挙げられる。前記有機材料の場合、耐熱性、寸法安定性、耐溶剤性、電気絶縁性、加工性、低通気性、低吸湿性等に優れていることが好ましい。
次に、図面を用いて、詳細に本発明におけるTFTの構造を説明する。
図1は、本発明の逆スタガ構造のTFTの一例を示す模式図である。基板1がプラスチックフィルムなどの可撓性基板の場合、基板1の少なくとも一方の面に絶縁層6を配し、その上にゲート電極2、ゲート絶縁膜3、中間層7、活性層4を積層して有し、その表面にソース電極5−1とドレイン電極5−2が設置される。ゲート絶縁膜3と活性層4とが直接接することなく中間層7を介して積層される。ゲート絶縁膜3は有機絶縁材料からなる層である。有機絶縁材料は塗布方式により形成することができ、比較的に厚い層でも表面平滑性に優れた膜を形成できる。中間層7は無機絶縁材料からなる層である。中間層7は塗布により形成されたゲート絶縁膜3からNaやKなどの不純物が活性層に拡散してTFT特性を劣化させるのを防止する。無機絶縁材料は有機絶縁材料に比べて薄層であり、活性層と接する界面の平滑性を悪化させることがなく、高い電界効果移動度を維持し易い。
基板がプラスチックフィルムなどの可撓性基板の場合、基板21の少なくとも一方の面に絶縁層26を配し、その上にゲート電極22、ゲート絶縁膜23、中間層27、ソース電極5−21とドレイン電極5−22、活性層24が積層して設置される。該構成においても、ゲート絶縁膜23と活性層24とが直接接することなく中間層27を介して積層される。
本発明のTFTは、液晶やEL素子を用いた画像表示装置、特にFPDのスイッチング素子、駆動素子として用いることができる。特に、フレキシブルFPD装置のスイッチング素子、駆動素子として用いるのが適している。さらに本発明の電界効果型薄膜トランジスタを用いた表示装置は、携帯電話ディスプレイ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、コンピュータディスプレイ、自動車の情報ディスプレイ、TVモニター、あるいは一般照明を含む広い分野で幅広い分野で応用される。
また、本発明のTFTは、表示装置以外にも、有機プラスチックフィルムのような可撓性基板上に本発明の電界効果型薄膜トランジスタを形成し、ICカードやIDタグなどに幅広く応用が可能である。
1.TFT素子の作製
1)本発明のTFT素子1の作製
下記により図1の構成のTFT素子部がゲート電極54を作製した。
・基板1:厚さ125μmのポリエチレンナフタレート(PEN)を用いた。
・絶縁層6:SiONを500nmの厚みにスパッタリング蒸着法により蒸着した。
・ゲート電極2:厚さ40nmのモリブデン層をスパッタリング蒸着法により成膜し、フォトリソグラフィー法およびエッチングにより形成した。
・ゲート絶縁膜3:アクリル樹脂をスピンコートした後、焼成して1μm厚のゲート絶縁膜3を形成した。
・中間層7:ゲート絶縁膜3上に、SiO2を、メタルマスクを介して室温でスパッタリング蒸着法により成膜し、厚さ20nmの中間層4を形成した。
・活性層4:中間層7上に、InGaZnO4(IGZO4と略記する)の組成を有する多結晶焼結体をターゲットとして、RFマグネトロンスパッタ真空蒸着法により、IGZO4を、メタルマスクを介して室温成膜し、厚さ50nmの活性層4を形成した。
・ソース電極5−1、ドレイン電極5−2:Alを、メタルマスクを介して室温で抵抗加熱法により蒸着し、厚さ200nmのソース電極5−1及びドレイン電極5−2を形成した。
・さらに、特性を安定化させるため、200℃で1時間、大気中アニール処理を行った。
本発明のTFT素子1の作製において、ゲート絶縁膜3と中間層7の配置を入れ替えて、比較のTFT素子Aを作製した。即ち、比較のTFT素子Aにおいては、ゲート電極を形成後に、中間層7を設け、その後にゲート絶縁膜3を設置した。従って、活性層4は、ゲート絶縁膜3上に直接接して設置された。
本発明のTFT素子1の作製において、中間層7を除いた素子を作製した。
得られた本発明のTFT素子1、比較のTFT素子A、及びBについて下記の評価を行った。
1)評価方法
<電界効果移動度の測定>
ドレイン−ソース間電流(IDS)をゲート−ソース間電圧(VGS)の関数として取得する。この場合ドレイン−ソース間電圧(VDS)は10Vに固定し、VGSは−10Vから+15Vまで変化させた。(IDS)1/2−(VGS)カーブから、閾値電圧と電界効果移動度を下記式を使って抽出した。
IDS=μFE・Cdielectric・(W/2L)・(VGS−Vth)2
ここで、μFEは電界効果移動度、Vthは閾値電圧、Wはチャネル巾、Lはチャネル長、そしてCdielectricはゲート絶縁膜誘電容量(中間層を含む)である。
一定ドレイン−ソース間電流(IDS=3μA、VG=VD)を、1000s加える電流バイアスストレスの前後における閾値の変化を閾値変動とした。
<密着性>
素子を1mの高さから落下させ、落下前後での、閾値および電界効果移動度の変化から密着性を評価した。
<電界効果移動度>
本発明のTFT素子1は、電界効果移動度が10cm2/Vsと高い値を示したが、比較のTFT素子Aは1cm2/Vsであった。
比較のTFT素子Bは、電界効果移動度が1cm2/Vsと低い値であった。
本発明のTFT素子1は、△V=0.4Vの良好な値を示した。一方、比較のTFT素子Aは△V=10V、比較のTFT素子Bは△V=10Vと大きな閾値変動を示した。
<密着性>
本発明のTFT素子1は、1mの高さから落下させても特性に変化は無く、優れた密着性を示した。一方、比較のTFT素子AはON電流が1桁低下した。比較のTFT素子Bは、1mの高さから落下させると、ゲート絶縁膜と活性層の界面に剥離が生じ、TFTの動作をしなくなった。
ゲート絶縁膜と中間層との誘電容量比を変えた実施例である。
実施例1の本発明の素子1に於いては、ゲート絶縁膜のアクリル樹脂の比誘電率が3.5、中間層のSiO2の比誘電率が3.8であるので、εA及びεBを各々ゲート絶縁膜及び中間層の比誘電率、dA及びdBを各々ゲート絶縁膜及び中間層の厚みとしたとき、(εA/dA)/(εB/dB)は、0.018であった。
実施例1の本発明の素子1に対し、ゲート絶縁膜の厚みを1μm、中間層の厚みを10nmとし、その他は実施例1と同様にして本発明のTFT素子2を作製した。この場合、(εA/dA)/(εB/dB)は0.009であった。
実施例1と同様に評価した結果、実施例1の素子1に対して、中間層が薄いためゲート絶縁膜と活性層の密着性が悪化したためか、落下試験でON電流の15%の低下が認められた。
ゲート絶縁膜と中間層との誘電容量比を変えた実施例である。
(素子の作製)
実施例1の本発明の素子1に対し、ゲート絶縁膜の厚みを100nm、中間層の厚みを200nmとし、その他は実施例1と同様にして本発明のTFT素子3を作製した。この場合、(εA/dA)/(εB/dB)は1.84であった。
実施例1と同様に評価した結果、実施例1の素子1に対して、中間層が厚いため活性層との接合面の平滑性が悪化したためか、移動度が3cm2/Vsに低下した。
ボトムコンタクト型TFTの実施例である。
(素子の作製)
下記により図2の構成のTFT素子4を作製した。
・基板:厚さ125μmのポリエチレンナフタレート(PEN)を用いた。
・絶縁層:SiONを500nmの厚みにスパッタリング蒸着法により蒸着した。
・ゲート電極:厚さ40nmのモリブデン層をスパッタリング蒸着法により成膜し、フォトリソグラフィー法およびエッチングにより形成した。
・ゲート絶縁膜:アクリル樹脂をスピンコートした後、焼成して1μm厚のゲート絶縁膜を形成した。
・中間層:ゲート絶縁膜上に、SiO2を、メタルマスクを介して室温でスパッタリング蒸着法により成膜し、厚さ20nmの中間層4を形成した。
・ソース電極−1、ドレイン電極−2:Moを、メタルマスクを介して室温でスパッタ法により成膜し、厚さ40nmのソース電極−1及びドレイン電極−2を形成した。
・活性層:中間層上およびソース電極、ドレイン電極上に、InGaZnO4(IGZO4と略記する)の組成を有する多結晶焼結体をターゲットとして、RFマグネトロンスパッタ真空蒸着法により、IGZO4を、メタルマスクを介して室温成膜し、厚さ50nmの活性層を形成した。
・さらに、特性を安定化させるため200℃で1時間の大気中アニール処理を行った。
実施例1と同様に評価した結果、本発明のTFT素子4は実施例1の本発明のTFT素子1と同等の特性を示した。
本発明のTFT素子4は、中間層のSiO2膜があることで、ソース電極、ドレイン電極のエッジの形状を良好に制御できた。
一方、中間層が無い比較のTFT素子Cは、ソース電極、ドレイン電極のパターニングの精度が悪化し、素子作製の再現性を保つことが困難であった。
2、22:ゲート電極
3、23:ゲート絶縁膜
4,24:活性層
7,27:中間層
5−1、5−21:ソース電極
5−2、5−22:ドレイン電極
6、26:絶縁層
Claims (10)
- 基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜、活性層、ソース電極及びドレイン電極を備えた薄膜電界効果素子であって、前記ゲート絶縁膜が有機絶縁材料を含有し、前記活性層と前記ゲート絶縁膜の間に無機絶縁材料を含有する中間層を有することを特徴とする薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記活性層が酸化物半導体を含有する請求項1に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記酸化物半導体がアモルファス酸化物半導体である請求項1に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記酸化物半導体がIn,Ga,Zn及びSnよりなる群から選択された金属の酸化物半導体である請求項3記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記中間層の無機絶縁材料がアモルファス酸化物である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記無機絶縁材料がアモルファスSiO2である請求項5に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記中間層の膜厚が2nm〜200nmである請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記中間層の膜厚が5nm〜50nmである請求項7に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記有機絶縁材料が有機高分子であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
- 前記ゲート絶縁膜の誘電容量と前記中間層の誘電容量が下記式(1)を満足することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の薄膜電界効果型トランジスタ。
(εA/dA)/(εB/dB)=0.015〜1.0 (1)
(式中、εA及びεBは、それぞれゲート絶縁膜及び中間層の比誘電率であり、dA及びdBは、それぞれゲート絶縁膜及び中間層の厚みである。)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008179094A JP5489429B2 (ja) | 2008-07-09 | 2008-07-09 | 薄膜電界効果型トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008179094A JP5489429B2 (ja) | 2008-07-09 | 2008-07-09 | 薄膜電界効果型トランジスタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010021264A true JP2010021264A (ja) | 2010-01-28 |
| JP5489429B2 JP5489429B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=41705893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008179094A Active JP5489429B2 (ja) | 2008-07-09 | 2008-07-09 | 薄膜電界効果型トランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5489429B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006013480A (ja) * | 2004-05-28 | 2006-01-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 薄膜トランジスタ、表示装置及びそれらの作製方法、並びにテレビジョン装置 |
| JP2007115807A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Toppan Printing Co Ltd | トランジスタ |
| JP2007142196A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 半導体薄膜、及びその製造方法、並びに薄膜トランジスタ |
| JP2009194208A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Konica Minolta Holdings Inc | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
-
2008
- 2008-07-09 JP JP2008179094A patent/JP5489429B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006013480A (ja) * | 2004-05-28 | 2006-01-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 薄膜トランジスタ、表示装置及びそれらの作製方法、並びにテレビジョン装置 |
| JP2007115807A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Toppan Printing Co Ltd | トランジスタ |
| JP2007142196A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 半導体薄膜、及びその製造方法、並びに薄膜トランジスタ |
| JP2009194208A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Konica Minolta Holdings Inc | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5489429B2 (ja) | 2014-05-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5345349B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ | |
| JP5258475B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ | |
| JP5345456B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ | |
| JP5467728B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタおよびその製造方法 | |
| JP5322530B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタの製造方法及び該製造方法によって製造された薄膜電界効果型トランジスタ | |
| JP5177954B2 (ja) | 電界効果型トランジスタ | |
| JP5052693B1 (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法、表示装置、イメージセンサー、x線センサー並びにx線デジタル撮影装置 | |
| US8884272B2 (en) | Amorphous oxide semiconductor material, field-effect transistor, and display device | |
| JP4727684B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタおよびそれを用いた表示装置 | |
| US8431927B2 (en) | Thin film transistor, method of manufacturing the same, and organic electroluminescent device including thin film transistor | |
| JP5213458B2 (ja) | アモルファス酸化物及び電界効果型トランジスタ | |
| JP5657433B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタ、表示装置、センサ及びx線デジタル撮影装置 | |
| JP5339792B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ、その製造方法、およびそれを用いた表示装置 | |
| JP5371467B2 (ja) | 電界効果型トランジスタ及び電界効果型トランジスタの製造方法 | |
| JP5679933B2 (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法、表示装置、イメージセンサー、x線センサー並びにx線デジタル撮影装置 | |
| JP2010103451A (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタおよびそれを用いた電界発光装置 | |
| JP2013030682A (ja) | 電界効果型トランジスタの製造方法、並びに、電界効果型トランジスタ、表示装置、イメージセンサ及びx線センサ | |
| JP2009212497A5 (ja) | ||
| JP5995504B2 (ja) | 電界効果型トランジスタ及びその製造方法、表示装置、イメージセンサ並びにx線センサ | |
| JP5274165B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ及びその製造方法 | |
| WO2013172237A1 (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法、表示装置、イメージセンサー、x線センサー並びにx線デジタル撮影装置 | |
| JP5489429B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ | |
| JP2010045159A (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ及びその製造方法 | |
| WO2012124408A1 (ja) | 酸化物半導体薄膜の製造方法 | |
| JP2010073880A (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110207 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130131 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130205 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130402 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130716 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131002 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20131009 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140107 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140225 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5489429 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |