JP2010021130A - ランプ点灯システム - Google Patents

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晃 植田
Kentaro Kato
健太郎 加藤
Yoshimasa Fushimi
吉正 伏見
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Abstract

【課題】ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧するランプ点灯システムにおいて、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、かつ、ランプの寿命が長い、ランプ点灯システムを提供することを目的とする。
【解決手段】ランプ2と、ランプ2に装着され、ランプ2の点灯積算時間を記録するメモリ3と、ランプ2に接続し点灯を行うランプ点灯用電源4と、ランプ2に流れる交流電流の各半周期毎に電流パルスを発生させるパルス発生手段5と、電流パルスの時間幅を制御するパルス幅制御手段6とを備え、メモリ3の点灯積算時間情報7に応じて電流パルスの時間幅を制御する。発生した電流パルスは、点灯用電源4が発生するランプ電流の各半周期毎に重畳される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧するランプ点灯システムに関するものである。
従来、例えばプロジェクタに代表される投写型表示装置に使用されるランプ点灯システムにおいて、放電ランプを点灯させる際に発生するフリッカ対策として、特許文献1に開示されているように、ランプ電流の各半周期に電流パルスを発生させ、ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧する高圧放電灯点灯回路が知られている。
この高圧放電灯点灯回路の構成図を図9に示す。同図において、高圧放電灯点灯回路は、電圧供給源に接続する入力端子(K1、K2)と、これら入力端子に結合され、交流ランプLAに流れる交流ランプ電流を高圧放電灯に供給する手段A(I、II)と、ランプ電流の各半周期に電流パルスを発生させる手段IIIとで構成される。
特許文献1によると、この高圧放電灯点灯回路は、手段IIIにより、ランプ電流の各半周期に電流パルスを発生させる。
この電流パルスはその極性を上記ランプ電流の極性と同一にするとともに、この電流パルスをその発生した半周期の所定数分の1の後の部分でこのランプ電流に重畳する。
その結果、ランプの作動中、放電アークのフリッカを充分に抑圧することができる。
一方、特許文献2に開示されているように、放電灯の点灯時間が経過するに従い光束が低下するための対策として、点灯積算時間に応じて放電灯の点灯周波数を変更する放電灯点灯装置が知られている。
この放電灯点灯装置を用いれば、点灯積算時間が一定時間経過する毎に放電灯の点灯周波数を一定割合で変化させることにより、ランプの光束の低下を防ぐとともに、点灯周波数から放電灯の点灯積算時間を計測することが可能である。
この放電灯点灯装置の構成図を図10に示す。同図において、放電灯点灯装置(電子安定器101)は、供給電源102 からの電力を放電灯(ランプ103)に供給する電力供給回路系104 と、該電力供給回路系の制御を行う制御回路系105 とで構成される。
特許文献2によると、ランプの点灯積算時間に応じて、ランプの点灯周波数を意図的に変更させているため、ランプ光出力を計測して点灯周波数を調べたり、もしくは直接回路の電流値、電圧値を計測することで、ランプの点灯積算時間を調べたりすることができる。
特表平10−501919号公報 特開2005−353445号公報
しかしながら、ランプを点灯させるランプ点灯装置において、フリッカの抑圧対策として、特許文献1に示されたランプ電流の各半周期に電流パルスを発生させる手法を用いた場合、電流パルスの幅をある値に選定すると、ランプを比較的長寿命化できるが、点灯積算時間初期においてランプ電圧が大きく変動し、照度も変動してしまう。
一方、電流パルスの幅を違う値に選定すると、点灯積算時間初期において、ランプ電圧は変動が少ないが、比較的ランプの寿命が短くなるという問題を有していた。
特に、近年、プロジェクタなどの投写型表示装置では、高輝度の映像表示が求められており、本来ランプは2000時間の寿命が要求されるが、輝度を上げるため、例えば、250Wから300Wに変えただけで、寿命が約1000時間に低下してしまうという問題があり、そのためにも、フリッカの抑圧対策によってランプの寿命が短くなることは避けなければならない。
また、特許文献2に記載された構成は、点灯積算時間に応じて、ランプの点灯周波数を変更するだけの手法であり、ランプの光束の低下を防ぐことはできるが、特許文献1に示された、点灯積算時間に応じて電流パルスの幅を変更することによってフリッカを抑圧するというような思想は開示されていない。
本発明は、ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧するランプ点灯システムにおいて、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、かつ、ランプの寿命が長いランプ点灯システムを提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、ランプと、前記ランプに接続し、前記ランプの点灯を行うランプ点灯用電源と、ランプの点灯積算時間を記録するメモリと、前記ランプに流れる交流電流の各半周期毎に電流パルスを発生させるパルス発生手段と、前記電流パルスの時間幅を制御するパルス幅制御手段とを備え、前記パルス幅制御手段は、前記点灯積算時間に応じて、前記電流パルスの時間幅を制御することを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第2の本発明は、前記パルス幅制御手段は、前記点灯積算時間が一定時間経過する毎に電流パルスの時間幅を一定割合で変化させることを特徴とするランプ点灯システム
である。
また、第3の本発明は、前記パルス幅制御手段は、前記点灯積算時間が所定時間経過するまでは第1の時間幅、前記点灯積算時間が所定時間経過後は第2の時間幅に、前記電流パルスを制御することを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第4の本発明は、前記パルス発生手段は、前記電流パルスを前記ランプに流れる交流電流に重畳させることを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第5の本発明は、前記パルス幅制御手段は、前記ランプ点灯前にそのパルス幅制御を行うことを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第6の本発明は、前記ランプが複数存在する多灯式において、前記パルス幅制御手段は、複数のランプのパルス幅制御を各別に順次行うことを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第7の本発明は、前記ランプが複数存在する多灯式において、前記パルス幅制御手段は、複数のランプのパルス幅制御を同時に行うことを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第8の本発明は、前記ランプに流れる交流電流の周波数を制御する周波数制御手段を備え、前記周波数制御手段は、前記点灯積算時間に応じて、前記周波数を制御することを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第9の本発明は、前記周波数制御手段は、前記点灯積算時間が一定時間経過する毎に前記周波数を一定割合で変化させることを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第10の本発明は、前記周波数制御手段は、前記点灯積算時間が所定時間経過するまでは第1の周波数、前記点灯積算時間が所定時間経過後は第2の周波数に、前記周波数を制御することを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第11の本発明は、前記周波数制御手段は、前記ランプを点灯する前にその周波数制御を行うことを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第12の本発明は、前記ランプが複数存在する多灯式において、前記周波数制御手段は、複数のランプの周波数制御を各別に順次行うことを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第13の本発明は、前記ランプが複数存在する多灯式において、前記周波数制御手段は、複数のランプの周波数制御を同時に行うことを特徴とするランプ点灯システムである。
また、第14の本発明は、前記ランプは脱着可能であり、前記点灯積算時間を記録する前記メモリを前記ランプに装着するようにしたことを特徴とするランプ点灯システムである。
本発明により、ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧するランプ点灯システムにおいて、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、かつ、ランプの寿命が長いランプ点灯システムを提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の第1の実施の形態のランプ点灯システム1の構成図を示す。
ランプ点灯システム1は、ランプ2と、ランプ2に装着され、ランプ2の点灯積算時間を記録するメモリ3と、ランプ2に接続し点灯を行うランプ点灯用電源4と、ランプ2に流れる交流電流の各半周期毎に電流パルスを発生させるパルス発生手段5と、電流パルスの時間幅を制御するパルス幅制御手段6とから構成される。
以下、本実施の形態のランプ点灯システム1の各構成部分の動作について説明する。
点灯用電源4は高周波によりランプ2を点灯させ、中周波、低周波により点灯を継続させる。メモリ3にはランプ2の点灯積算時間が記録され、その点灯積算時間情報7に応じてパルス幅制御手段6は、発生させるパルスの時間幅を制御する。
パルス発生手段5は、パルス幅制御手段6から得られるパルス幅情報8に対応した電流パルスを発生させる。発生した電流パルスは、点灯用電源4が発生するランプ電流の各半周期毎に重畳される。
例えば、図2のランプ電流の波形図に示すように、ランプ電流Iaの各半周期毎に電流パルスIpが重畳される。あるランプと点灯用電源の組み合わせにおいて、図2(a)のように、電流パルスの幅をWAに選定すると、ランプを比較的長寿命化できるが、点灯積算時間初期においてランプ電圧が大きく変動し、照度も変動してしまうとする。
一方、図2(b)のように、電流パルスIpの幅をWBに選定すると、点灯積算時間初期において、ランプ電圧は変動が少ないが、比較的ランプの寿命が短くなるとする。
この場合、点灯積算時間初期において電流パルスIpの幅をWBに選定し、一定の時間が経過すると、WAに変更する。こうすることによって、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命が長いランプ点灯システムを提供することが可能になる。
また、点灯積算時間に応じて電流パルスIpの幅をWBからWAに変更する際、2値で変更すると、変更直後にランプ電圧の変動など副作用が発生する場合が考えられる。こういった副作用を軽減させるため、電流パルスIpの幅をWBからWAに一定割合で変化させる手法も効果的である。
図3は、ランプ2に流れる電流の1例を示す波形図であり、図3(a)は、点灯積算時間が100時間まで、図3(b)は、点灯積算時間が100時間以降の場合を示している。
図3の例では、ランプ2に300Wを使用、点灯積算時間が100時間までは、電流パルスIpの幅を400μs、点灯積算時間が100時間以降は、800μsに制御している。
この結果、図4のパルス幅とランプ寿命との相関図に示すように、ランプの寿命は、電流パルスIpの幅を400μsで変えなかった場合は1080時間しか持たないが、800μsに変えた場合には1680時間になる。
なお、本実施の形態では、点灯積算時間が100時間までと、点灯積算時間が100時間以降とで電流パルスIpの幅を変えるようにしたが、電流パルスIpの幅はランプの特性などに合わせ選択可能である。また、点灯積算時間を、例えば数百時間経過する毎に電流パルスIpの幅を一定割合で徐々に変化させるようにしてもよい。
また、本実施の形態のように、点灯積算時間が100時間までと、点灯積算時間が100時間以降とで電流パルスIpの幅を変える場合、出画中に変更を行うと画像が乱れることがある。この画像の乱れを避けるために、点灯積算時間の閾値(本実施の形態の場合100時間)を越えても次回のランプ消灯までパルス幅を変更せず、ランプ消灯後から次回の点灯までの間にパルス幅の変更を実施することも有効である。
しかし連続点灯を続ける場合、どうしても出画中にパルス幅を変更しなければならないことがある。しかもランプが複数存在する多灯式の場合は、画像の乱れがランプの数だけ加算された形で現れることがある。このような場合は、画像の乱れを許容限界以下のレベルに軽減するために、複数のランプのパルス幅制御を各別に順次行うことも有効である。
しかし複数のランプのパルス幅制御を各別に順次行っても許容限界以上の画像の乱れが依然として発生する場合もある。この場合は、許容限界以上の画像の乱れがランプの数だけ発生することになる。この場合は、画像の乱れの発生回数を抑えるため、複数のランプのパルス幅制御を同時に行っても良い。
なお、特に脱着を行うランプなどの場合、点灯積算時間を記録するメモリ3をランプ2に装着することにより、ランプを交換した場合もランプの点灯積算時間を正しく把握し、その状況に応じて電流パルスの幅を制御できる。
つまりランプを交換した場合、自動で最適な電流パルスの幅が選定され、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命の長いランプ点灯システムを提供することが可能になる。
(実施の形態2)
図5に、本発明の第2の実施の形態のランプ点灯システム51の構成図を示し、実施の形態1と同じものは同一の番号を付す。
ランプ点灯システム51は、ランプ2と、ランプ2に装着され、ランプ2の点灯積算時間を記録するメモリ3と、ランプ2に接続し点灯を行うランプ点灯用電源54と、ランプ2に流れる交流電流の各半周期毎に電流パルスを発生させるパルス発生手段5と、電流パルスの時間幅を制御するパルス幅制御手段6と、ランプ電流の周波数を制御する周波数制御手段52とから構成される。
以下、本実施の形態のランプ点灯システム51の各構成部分の動作について説明する。
点灯積算時間に応じて、電流パルスの幅を変更し、電流パルスを発生させる基本的な動作は本発明の実施の形態1と同様である。
実施の形態1と異なる点は、点灯積算時間を記録するメモリ3の点灯積算時間情報7に応じて、パルスの幅を変更するだけでなく、さらに、ランプ電流の周波数を制御する点である。点灯用電源54は、周波数制御手段52から得られる周波数情報53に応じて、ランプ電流の周波数も変更させる。
あるランプと点灯用電源の組み合わせにおいて、周波数をある値に選定すると、ランプを比較的長寿命化できるが、点灯積算時間初期においてランプ電圧が大きく変動し、照度も変動してしまう場合がある。一方、周波数をある値に選定すると、点灯積算時間初期において、ランプ電圧は変動が少ないが、比較的ランプの寿命が短くなる場合がある。
例えば、図6のランプ電流の波形図に示すように、周波数をFaに選定した場合、ランプを比較的長寿命化できるが、点灯積算時間初期においてランプ電圧が大きく変動し、照度も変動してしまうとする。また、周波数をFbに選定した場合、点灯積算時間初期において、ランプ電圧は変動が少ないが、比較的ランプの寿命が短くなるとする。
この場合、点灯積算時間初期において周波数をFbに選定し、一定の時間が経過すると、Faに変更すれば良い。こうすることによって、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命が長いランプ点灯システムを提供することが可能になる。
図7は、ランプ2に流れる電流の1例を示す波形図であり、図7(a)は、点灯積算時間が100時間まで、図7(b)は、点灯積算時間が100時間以降の場合を示している。
図7の例では、ランプ2に300Wを使用、点灯積算時間が100時間までは、電流パルスIpの幅を400μs、ランプ電流の周波数を100Hz、点灯積算時間が100時間以降は、電流パルスIpの幅を800μs、ランプ電流の周波数を50Hzに制御している。図7(a)は、実施の形態1の図3(a)と同じである。
図8のパルス幅とランプ寿命との相関図は、ランプ電流の周波数を50Hz、100Hzそれぞれ一定にした場合のパルス幅とランプ寿命との関係を示しており、図に示すように、ランプの寿命は、ランプ電流の周波数を50Hz一定で、電流パルスIpの幅を400μsで変えなかった場合は1800時間、電流パルスIpの幅を800μsに変えた場合には2800時間になる(表1)。
Figure 2010021130
したがって、上述のように、点灯積算時間が100時間までは、電流パルスIpの幅を400μs、ランプ電流の周波数を100Hz、点灯積算時間が100時間以降は、電流パルスIpの幅を800μs、ランプ電流の周波数を50Hzに制御する場合は、ランプ寿命が1080時間から2800時間に延びることが推測される。
このように、本発明の実施の形態1で説明した電流パルスの幅の変更に加え、点灯積算時間に応じて、ランプ電流の周波数も変更させることで、より点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命が長いランプ点灯システムを提供することが可能になる。
なお、本実施の形態では、点灯積算時間が100時間までと、点灯積算時間が100時間以降とでランプ電流の周波数を変えるようにしたが、ランプ電流の周波数はランプの特性などに合わせ選択可能である。また、点灯積算時間を、例えば数百時間経過する毎にランプ電流の周波数を一定割合で徐々に変化させるようにしてもよい。
また、本実施の形態のように、点灯積算時間が100時間までと、点灯積算時間が100時間以降とでランプ電流の周波数を変える場合、出画中に変更を行うと画像が乱れることがある。この画像の乱れを避けるために、点灯積算時間の閾値(本実施の形態の場合100時間)を越えても次回のランプ消灯まで周波数を変更せず、ランプ消灯後から次回の点灯までの間に周波数の変更を実施することも有効である。
しかし連続点灯を続ける場合、どうしても出画中にランプ電流の周波数を変更しなければならないことがある。しかもランプが複数存在する多灯式の場合は、画像の乱れがランプの数だけ加算された形で現れることがある。このような場合は、画像の乱れを許容限界以下のレベルに軽減するために、複数のランプの周波数制御を各別に順次行うことも有効である。
しかし複数のランプの周波数制御を各別に順次行っても許容限界以上の画像の乱れが依然として発生する場合もある。この場合は、許容限界以上の画像の乱れがランプの数だけ発生することになる。この場合は、画像の乱れの発生回数を抑えるため、複数のランプの周波数制御を同時に行っても良い。
なお、特に脱着を行うランプの場合などの場合、点灯積算時間を記録するメモリ3をランプ2に装着することにより、ランプを交換した場合もランプの点灯積算時間を正しく把握し、その状況に応じて電流パルスの幅や周波数を制御できる。
つまりランプを交換した場合、自動で最適な電流パルスの幅や周波数が選定され、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命の長いランプ点灯システムを提供することが可能になる。
以上に説明したように、本発明により、ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧するランプ点灯システムにおいて、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命が長いランプ点灯システムを提供することができる。
本発明に係るランプ点灯システムは、ランプの作動中放電アークのフリッカを抑圧することが可能であり、かつ、点灯積算時間初期のランプ電圧の変動が少なく、ランプの寿命を長くできるため、特に高輝度化が進むプロジェクタ等の投写型表示装置のランプ点灯システムとして有用である。
本発明の第1の実施の形態のランプ点灯システムの構成図 同ランプ電流の波形図 同ランプ電流の1例を示す波形図 同パルス幅とランプ寿命との相関図 本発明の第2の実施の形態のランプ点灯システムの構成図 同ランプ電流の波形図 同ランプ電流の1例を示す波形図 同パルス幅とランプ寿命との相関図 従来の高圧放電灯点灯回路の構成図 従来の放電灯点灯装置の構成図
1、51 ランプ点灯システム
2 ランプ
3 メモリ
4、54 点灯用電源
5 パルス発生手段
6 パルス幅制御手段
7 点灯積算時間情報
8 パルス幅情報
52 周波数制御手段
53 周波数情報

Claims (14)

  1. ランプと、
    前記ランプに接続し、前記ランプの点灯を行うランプ点灯用電源と、
    前記ランプの点灯積算時間を記録するメモリと、
    前記ランプに流れる交流電流の各半周期毎に電流パルスを発生させるパルス発生手段と、
    前記電流パルスの時間幅を制御するパルス幅制御手段とを備え、
    前記パルス幅制御手段は、前記点灯積算時間に応じて、前記電流パルスの時間幅を制御することを特徴とするランプ点灯システム。
  2. 前記パルス幅制御手段は、前記点灯積算時間が一定時間経過する毎に電流パルスの時間幅を一定割合で変化させることを特徴とする請求項1記載のランプ点灯システム。
  3. 前記パルス幅制御手段は、前記点灯積算時間が所定時間経過するまでは第1の時間幅、前記点灯積算時間が所定時間経過後は第2の時間幅に、前記電流パルスを制御することを特徴とする請求項1記載のランプ点灯システム。
  4. 前記パルス発生手段は、前記電流パルスを前記ランプに流れる交流電流に重畳させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  5. 前記パルス幅制御手段は、前記ランプ点灯前にそのパルス幅制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  6. 前記ランプが複数存在する多灯式において、前記パルス幅制御手段は、複数のランプのパルス幅制御を各別に順次行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  7. 前記ランプが複数存在する多灯式において、前記パルス幅制御手段は、複数のランプのパルス幅制御を同時に行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  8. 前記ランプに流れる交流電流の周波数を制御する周波数制御手段を備え、
    前記周波数制御手段は、前記点灯積算時間に応じて、前記周波数を制御することを特徴とする請求項1記載のランプ点灯システム。
  9. 前記周波数制御手段は、前記点灯積算時間が一定時間経過する毎に前記周波数を一定割合で変化させることを特徴とする請求項8記載のランプ点灯システム。
  10. 前記周波数制御手段は、前記点灯積算時間が所定時間経過するまでは第1の周波数、前記点灯積算時間が所定時間経過後は第2の周波数に、前記周波数を制御することを特徴とする請求項8記載のランプ点灯システム。
  11. 前記周波数制御手段は、前記ランプを点灯する前にその周波数制御を行うことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  12. 前記ランプが複数存在する多灯式において、前記周波数制御手段は、複数のランプの周波数制御を各別に順次行うことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  13. 前記ランプが複数存在する多灯式において、前記周波数制御手段は、複数のランプの周波数制御を同時に行うことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のランプ点灯システム。
  14. 前記ランプは脱着可能であり、前記点灯積算時間を記録する前記メモリを前記ランプに装着するようにしたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のランプ点灯システム。
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