JPWO2014057560A1 - プロジェクタおよび検知方法 - Google Patents

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Abstract

ランプを交換する交換タイミングを適確に把握することが可能なプロジェクタおよび検知方法を提供する。光源駆動部(3)は、光源(1)に点灯電力を供給して、光源(1)を点灯する。点灯制御部(4)は、点灯電力を調整する。計算部(6)は、光源(1)が点灯された点灯時間を計測し、点灯時間および点灯電力に基づいて、点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、その補正点灯時間に応じて、光源(1)の消耗度を計算する。

Description

本発明は、光源を交換する交換タイミングを検知するプロジェクタに関する。
映画鑑賞やプレゼンテーションなどに用いられるプロジェクタは、通常、光源として、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプおよびハロゲンランプのような放電式のランプを備えている。
上記のランプは、輝度が高いため、ある程度以上の輝度が必要となるプロジェクタ用の光源に適しているが、その一方で、点灯時間が長くなるほど、輝度が低下していき、投写画像が視認しづらくなったり、失灯や破裂が生じやすくなったりなどの問題がある。このため、ランプを備えたプロジェクタでは、ランプを適切なタイミングで交換する必要がある。
具体的には、ランプを点灯した点灯時間が長くなるほど、ランプの電極が損耗して、電極の間隔が広くなっていく。ランプは定電力で駆動するため、電極の間隔が広くなるほど、電極間の電圧が高くなり、その電圧が許容値に達すると、失灯や破裂が生じやすくなる。電極間の電圧はランプに供給する点灯電力に応じて変化するが、ランプの電極が損耗し続けると、定格電力をランプに供給したときに電極間の電圧が許容値に達してしまう。一般的に、ランプの輝度が初期の輝度に対して50%になるまでのランプの点灯時間は、ランプの電極間の電圧が許容値に達するまでのランプの点灯時間以下である。このため、ランプの輝度が初期の輝度に対して50%になるまでのランプの点灯時間が寿命と定義され、ランプの点灯時間が寿命に達すると、ランプを交換する。
これに対して特許文献1には、ランプの点灯時間が寿命に達した旨を通知する投影装置が開示されている。この投影装置は、ランプの点灯時間などに基づいて、ランプの消耗度を算出し、その消耗度が一定値以上になると、ランプの点灯時間が寿命に達した旨を通知する。これにより、ユーザはランプを交換する交換タイミングを把握することが可能になる。
また、特許文献2には、ランプの長寿命化を図ることが可能な光源装置が開示されている。この光源装置は、ランプを点灯する点灯モードとして、ランプに定格電圧を供給して、ランプを点灯する定常点灯モードと、ランプに定格電圧より小さい電力を供給して、ランプを点灯するエコ点灯モードとを備える。
ランプに供給する点灯電圧が小さいほど、ランプの電極は損耗しにくくなるので、ランプの寿命は長くなる。このため、ランプをエコ点灯モードで点灯する場合、ランプを定常点灯モードで点灯する場合に比べて、ランプの寿命が長くなる。したがって、周囲の明るさなどに応じて適切な点灯モードを選択することで、ランプの長寿命化を図ることができる。
特開平8−106128号公報 特開2008−293934号公報
特許文献2に開示された技術のように、ランプに供給する点灯電力が異なる複数の点灯モードが存在する場合、点灯モードに応じて、ランプの電極が損耗する程度が変化するため、ランプの点灯時間と消耗度の関係も変化する。この場合、特許文献1に記載の技術のように、点灯時間に応じて消耗度を算出しても、その算出した消耗度が実際の消耗度からずれてしまい、ランプの点灯時間が寿命に達したか否かを正確に判断することができない。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、ランプを交換する交換タイミングを適確に把握することが可能なプロジェクタおよび検知方法を提供することを目的とする。
本発明によるプロジェクタは、光源と、前記光源に点灯電力を供給して、前記光源を点灯する光源駆動部と、前記点灯電力を調整する点灯制御部と、前記光源が点灯された点灯時間を計測し、前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて、前記点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、当該補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算する計算部と、を有する。
本発明による検知方法は、プロジェクタの光源の交換タイミングを検知する検知方法であって、
前記光源に供給する点灯電力の調整し、前記光源が点灯された点灯時間を計測し、前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて、前記点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、当該補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算する。
本発明によれば、光源の交換タイミングを適確に通知することが可能になる。
本発明の一実施形態のプロジェクタの構成を有するブロック図である。 ランプの点灯時間と輝度の関係を示す図である。 関連技術の問題点を説明するための図である。 関連技術におけるランプの点灯時間とランプ残量の関係の一例を示す図である。 関連技術におけるランプの点灯時間とランプ残量の関係の参考例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるランプの点灯時間とランプ残量の関係の一例を示す図である。 本発明の一実施形態のプロジェクタの動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態のプロジェクタの構成を有するブロック図である。図1において、プロジェクタは、ランプ1と、投写部2と、ランプ駆動部3と、点灯制御部4と、不揮発性メモリ5と、計算部6と、表示部7とを含む。
ランプ1は、光を発生させる光源である。
投写部2は、ランプ1で発生した光を映像信号に応じて変調してスクリーン(図示せず)に投写することで、スクリーン上に映像信号に応じた画像を表示する。
ランプ駆動部3は、ランプ1に点灯電力を供給して、ランプ1を点灯する光源駆動部である。具体的には、ランプ駆動部は、ランプ1に供給する点灯電力がそれぞれ異なる複数の点灯モードのいずれかが設定され、その設定された点灯モードに応じた点灯電圧をランプ1に供給することで、ランプ1を点灯する。
本実施形態では、点灯モードには、予め定められた定格電力をランプ1に供給する定常点灯モードと、定格電力より小さいエコ電力をランプ1に供給するエコ点灯モードとがあるものとする。ただし、定格電力より小さいエコ電力をランプ1に供給するエコ点灯モードは、1つに限定されず、複数のモードがあっても良い。
点灯制御部4は、ランプ駆動部3がランプ1に供給する点灯電力を調整する。具体的には、点灯制御部4は、複数の点灯モードのいずれかを選択し、その選択した点灯モードをランプ駆動部3に設定することで、ランプ1に供給する点灯電力を調整する。例えば、プロジェクタには、点灯モードを選択するためのスイッチ(図示せず)が設けられ、点灯制御部4は、そのスイッチから、複数の点灯モードのいずれか選択する選択信号を受信し、その選択信号に応じて選択した点灯モードをランプ駆動部3に設定する。
不揮発性メモリ5は、ランプ1を点灯することができる残り時間であるランプ残量をランプ1の消耗度として示すランプ残量情報を格納する。本実施形態では、ランプ残量情報は、ランプ残量として、ランプ1の使用を開始した時点での残り時間に対する現時点での残り時間の割合を示すものとする。この場合、ランプ残量が0%になった時点が、ランプ1を交換する交換タイミングとなる。
また、不揮発性メモリ5は、点灯モード毎にランプの点灯時間をそれぞれ格納する。ただし、各点灯モードにおける点灯電力が近接している場合は、メモリ量の削減のために、隣接する点灯電力に対応する複数の点灯モードを1つの群としてランプの点灯時間を管理しても良い。点灯電力が近接している場合は、寿命を略同じとみなして設定することができる。
計算部6は、ランプ1が点灯された点灯時間を計測する。そして、計算部6は、その点灯時間と、ランプ1に供給されている点灯電力とに基づいて、その点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、その補正点灯時間に応じて、ランプ1の消耗度を計算する。そして、ランプ1の消耗度が所定値になると、計算部6は、ランプを交換する交換タイミングになったと判断し、交換タイミングになった旨のタイミング通知情報を表示部7に表示することで、交換タイミングになった旨をユーザに通知する。
本実施形態では、計算部6は、ランプ1の消耗度として、ランプ残量を計算するものとする。また、所定値は0%であるとする。この場合、ランプ残量が所定値である0%になると、計算部6は、交換タイミングになった旨をユーザに通知する。
なお、交換タイミングになった旨を通知する通知方法は、上記の例に限らない。例えば、計算部6は、OSD(On-Screen Display)機能を用いて、タイミング通知情報を投写画像に重畳させたり、エラー通知用のLEDなどを点灯させたりすることで、交換タイミングになった旨をユーザに通知してもよい。
以下、計算部6が行う処理についてより詳細に説明する。
図2は、ランプ1の点灯時間と輝度との関係を示す図である。具体的には、図2は、ランプ1を定常点灯モードで点灯したときの点灯時間と輝度との関係と、ランプ1をエコ点灯モードで点灯したときの点灯時間と輝度との関係とを示す図である。また、図2における輝度は、ランプ1の最初の輝度である初期輝度に対する割合で示されている。
一般的に、ランプを点灯した点灯時間が長くなるほど、ランプの電極が損耗して、電極の間隔が広くなっていく。ランプは定電力で駆動するため、電極の間隔が広くなるほど、電極間の電圧が高くなり、その電圧が許容値に達すると、失灯や破裂が生じやすくなる。電極間の電圧はランプに供給する点灯電力に応じて変化するが、ランプの電極が損耗し続けると、定格電力をランプに供給したときに電極間の電圧が許容値に達してしまう。
また、ランプの電極の間隔が広くなるほど、ランプの発光点が大きくなり、光の利用効率が下がり、輝度が低下する。したがって、ランプの輝度が初期の輝度に対して所定の割合、例えば、50%程度になると、目的の輝度の性能を出すことができないとして、ランプが交換される。つまり、ランプの輝度が初期の輝度に対して、例えば、50%になるまでのランプの点灯時間がランプの寿命と定義され、ランプの点灯時間が寿命に達すると、ランプは交換される。ただし、ランプの寿命は、電極間の電圧が許容値に達するまでのランプの点灯時間以下になるように設定され、望ましくは、実際に失灯や破裂が生じる電極間の電圧に対して余裕をもって許容値が設定される。
図2に示されたようにランプ1の輝度は、概ねランプ1の点灯時間に対して徐々に低下するが、輝度の低下率は、点灯電力が高いほど高くなる。このため、輝度が50%となるまでの点灯時間である寿命は、ランプを定常点灯モードで点灯する場合より、ランプ1をエコ点灯モードで点灯する場合の方が長い。ここでは、ランプ1の寿命は、定常点灯モードでランプ1を点灯する場合、1000時間であり、エコ点灯モードでランプ1を点灯する場合、2000時間であると仮定している。
図3は、上記の問題をより詳細に説明するための図であり、ランプ1を定常点灯モードおよびエコ点灯モードのそれぞれで点灯した場合における、ランプ1の点灯時間と、ランプ1の電極間の電圧であるランプ電圧との関係を示している。なお、ランプ1の寿命は、ランプ1を定常点灯モードで点灯した場合、1000時間であり、ランプ1をエコ点灯モードで点灯した場合、2000時間であるとしている。また、ランプ電圧の許容値は150Vであると仮定している。
図3の点線Aは、点灯モードがエコ点灯モードから定常点灯モードに切り替えられた直後のランプ電圧を示し、図3の点線Bは、ランプ1がエコ点灯モードで2000時間点灯した時点で、点灯モードがエコ点灯モードから定常点灯モードに切り替えられた後のランプ電圧を示す。通常、点線Aはエコ点灯モードにおけるランプ電圧を示す線を平行移動したものとなり、点線Bは定常点灯モードにおけるランプ電圧を示す線を平行移動したものとなる。ランプ1がエコ点灯モードで2000時間以上点灯した後に、点灯モードを定常点灯モードに切り替えると、点線Bで示されるように、短時間でランプ電圧が許容値を超えてしまうため、ランプ1がエコ点灯モードで2000時間以上点灯すると、ランプ1を定常点灯モードで長時間点灯させることはできない。
図3の例では、ランプ1を定常点灯モードで点灯した場合、点灯時間が寿命である1000時間に達すると、ランプ電圧が許容値である150Vに達してしまい、ランプ1に失灯や破裂が生じやすくなる。ただし、許容値は余裕をもって設定されているので、直ちに失灯や破裂が生じることはない。
一方、ランプ1をエコ点灯モードで点灯した場合、点灯時間が寿命である2000時間に達しても、ランプ1に供給される電力が低いので、ランプ電圧は許容値より低く、ランプ電圧が許容値に到達する3000時間までランプ1を点灯することができる。
つまり、ランプ1の点灯時間が寿命に到達しても、エコ点灯モードであれば、ランプ1に失灯や破裂が生じる可能性は低く、しばらくの間はランプ1を使用することができる。図3では、エコ点灯モードにおいて、寿命を超えても点灯することができるランプ1の点灯時間である超過点灯時間と、超過点灯時間における輝度との関係が点線Cで示されている。なお、超過点灯時間は、1000時間であると仮定している。つまり、エコ点灯モードでは、ランプ1を3000時間点灯させることができる。ただし、図3に示すように、2000時間以上点灯した場合には、ランプの輝度が初期の輝度に対して50%以下となるが、エコ点灯モードは輝度を重視しないモードであるため、問題はない。
仮にランプ1の点灯時間が寿命に到達したときに、交換タイミングになった旨を通知する場合、計算部6は、ランプ1の点灯時間を点灯モードに応じて補正し、その補正した点灯時間である補正点灯時間に基づいて、ランプ残量を計算すればよい。具体的には、計算部6は、ランプ1をエコ点灯モードで点灯したエコ点灯時間Teを定常点灯モードに対応する点灯時間に補正する。つまり、エコ点灯時間Teの1/2(=(エコ点灯モードの寿命)/(定常点灯モードの寿命))を補正点灯時間とし、ランプ1を定常点灯モードで点灯した定常点灯時間Tnをそのまま補正点灯時間とすることで、補正点灯時間(=Tn+Te/2)を算出し、ランプ残量Rを、R=1−(補正点灯時間)/(定常点灯モードの寿命)=1−(Tn+Te/2)/1000として計算すればよい。なお、ランプ残量を百分率[%]で表示する場合には、ランプ残量はR×100[%]となる。
図4は、ランプ残量RをR=1−(Tn+Te/2)/1000で計算したときの、点灯時間とランプ残量との関係を示す図である。
図4の例では、ランプ1を定常点灯モードで点灯した場合、点灯時間が1000時間になると、交換タイミングになった旨が通知され、ランプをエコ点灯モードで点灯した場合、点灯時間が2000時間になると、交換タイミングになった旨が通知される。しかしながら、この場合には、エコ点灯モードでは、ランプ1をさらに1000時間長く点灯できるのに関わらず、交換タイミングになった旨が通知されることとなり、交換タイミングになった旨を適切に通知することができない。
図5は、ランプ1をエコ点灯モードで点灯した場合に、点灯時間が3000時間になると、交換タイミングになった旨が通知されるように、ランプ残量RをR=1−(Tn+Te/3)/1000で計算したときの、点灯時間とランプ残量との関係を示す図である。なお、この例では、エコ点灯時間Teの1/3が補正点灯時間となり、定常点灯時間Tnはそのまま補正点灯時間となっている。
図5の例では、ランプ1を常にエコ点灯モードで点灯した場合、点灯時間が3000時間になると、交換タイミングになった旨が通知される。しかしながら、ランプ1がエコ点灯モードで2000時間点灯した後で、点灯モードがエコ点灯モードから定常点灯モードに切り替えられると、ランプ残量が33%となる。これは、ランプ1が定常点灯モードで点灯した場合の点灯時間667時間に相当するため、ランプ1をエコ点灯モードで2000時間点灯させた後に、定常点灯モードで333時間点灯することができることとなる。しかしながら、実際には、ランプ1がエコ点灯モードで2000時間点灯すると、ランプ1を定常点灯モードで点灯させることができる時間は短いため、図5の例では、交換タイミングになった旨を適切に通知することができない。
そこで本実施形態では、計算部6は、上述したように、ランプ1の点灯時間および点灯電力に基づいて、点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、その補正点灯時間に応じて、ランプ1の消耗度を計算することで、交換タイミングになった旨を適切に通知できるようにする。
具体的には、計算部6は、点灯時間を点灯電力に応じて補正する補正式を、点灯時間に応じて決定し、その決定した補正式を用いて、補正点灯時間を求める。さらに具体的に言えば、計算部6は、先ず、補正式として、予め定められた第1の補正式を用いて、補正点灯時間を求め、エコ点灯時間が予め定められた閾値以上になると、第1の補正式とは異なる第2の補正式を用いて、補正点灯時間を求める。
以下具体例を用いて計算部6の処理について説明する。
図6は、本実施形態における点灯時間とランプ残量との関係の一例を示す図である。
図6の例では、ランプ1が定常点灯モードで990時間点灯した状態と、ランプ1がエコ点灯モードで2000時間点灯した状態とのそれぞれにおいて、ランプ残量が共に所定の値、例えば、1%となる。ランプ残量の所定の値は、ランプの電極間の電圧が許容値に達するまでのランプの点灯時間と、失灯や破裂が実際に生じる時間との関係に基づき設定され、その差が大きいほど、所定の値を大きくすることができる。
この場合、計算部6は、点灯時間(具体的には、定常点灯時間Tnおよびエコ点灯時間Te)を第1の補正式「T1=Tn+Te/((エコ点灯モードの寿命)/((定常点灯モードの寿命)×(1−ランプ残量の所定の値)=Tn+Te/(2000/990)」を用いて補正して、補正点灯時間T1を求め、その補正点灯時間T1に基づいてランプ残量Rを、R=1−(補正点灯時間)/(定常点灯モードの寿命)=1−T1/1000=1−(Tn+Te/(2000/990))/1000と計算する。
エコ点灯モードで寿命を超えて点灯した場合、すなわちエコ点灯時間Teが2000時間以上になった場合、計算部6は、点灯時間を第2の補正式「T2=Tn+((定常点灯モードの寿命)×(1−ランプ残量の所定の値))+(Te−エコ点灯モードの寿命))/((定常点灯モードの寿命)/((定常点灯モードの寿命)×(ランプ残量の所定の値)))=Tn+990+(Te−2000)/(1000/10)」を用いて補正して、補正点灯時間T2を求め、その補正点灯時間T2に基づいてランプ残量を、R=1−(補正点灯時間)/(定常点灯モードの寿命)=1−T2/1000=1−(Tn+990+(Te−2000)/(1000/10))/1000と計算する。
以上のようにランプ残量を計算することにより、ランプ1がエコ点灯モードで2000時間点灯したときのランプ残量が1%となるので、この時点で点灯モードが定常点灯モードに切り替えられると、残り10時間しか点灯できないこととなる。また、ランプ1の寿命を超えた後の定常点灯モードでの点灯時間は短時間に設定することが可能なので、ランプ1の破裂等の問題は発生し難くなる。なお、交換タイミングになった旨の通知は、ランプ残量が0%になった時点で行われる。
次に動作を説明する。
図7は、本実施形態のプロジェクタの動作を説明するためのフローチャートである。
先ず、画像の投写を開始するタイミングになると、点灯制御部4は、ランプ駆動部3に設定する点灯モードとして定常点灯モードまたはエコ点灯モードを選択し、その選択した点灯モードをランプ駆動部3に設定するとともに、ランプ駆動部3を動作させる。これにより、ランプ駆動部3に設定された点灯モードに応じた点灯電力がランプ1に供給され、ランプ1が点灯し、スクリーンに画像が表示されることになる(ステップS701)。なお、画像の投写を開始するタイミングは、例えば、プロジェクタが起動したタイミングやスリープモードから復帰したタイミングなどである。
点灯制御部4は、ランプ駆動部3を動作させると、ランプ駆動部3に設定した点灯モードを示すモード情報を計算部6に通知する。計算部6は、不揮発性メモリ5からそれぞれの点灯モードに対応するランプの点灯時間、および、ランプ残量情報を取得するとともに、ランプの点灯時間の計測を開始する(ステップS702)。なお、計算部6は、計測した点灯時間を、不揮発性メモリ5から取得された、ランプ駆動部3に設定した点灯モードに対応するランプの点灯時間に加算する。
そして、計算部6は、エコ点灯時間Teが予め規定された閾値、例えば、エコ点灯モードにおけるランプの寿命である2000時間以上か否かを判断する(ステップS703)。
なお、エコ点灯モードが複数ある場合、判定されるエコ点灯時間は、最小のエコ電力で動作するエコ点灯モードにおけるエコ点灯時間が用いられ、その閾値は、当該エコ点灯モード(最小のエコ電力で動作するエコ点灯モード)におけるランプの寿命が用いられる。最小のエコ電力により、エコ点灯モードの寿命は最大となる。
エコ点灯時間Teが2000時間より短い場合、計算部6は、第1の補正式を用いて、モード情報が示す点灯モードに応じて点灯時間を補正して点灯補正時間を求める。そして、計算部6は、その点灯補正時間に基づいて、ランプ残量を更新し、その更新したランプ残量を示すランプ残量情報を不揮発性メモリ5に記憶する(ステップS704)。
一方、エコ点灯時間Teが2000時間以上の場合、計算部6は、第2の補正式を用いて、モード情報が示す点灯モードに応じて点灯時間を補正して点灯補正時間を求める。そして、計算部6は、その点灯補正時間に基づいて、ランプ残量を更新し、その更新したランプ残量を示すランプ残量情報を不揮発性メモリ5に記憶する(ステップS705)。
ステップS704またはS705を終了すると、計算部6は、更新したランプ残量が0%以下か否かを判断する(ステップS706)。
ランプ残量が0%以下の場合、計算部6は、タイミング通知情報を表示部7に表示する(ステップS707)。
ステップS706でランプ残量が0%より高い場合、および、ステップS707でタイミング通知情報を表示した場合、計算部6は、ランプの点灯時間の計測を終了するか否かを判断する(ステップS708)。例えば、プロジェクタの動作が停止されたり、プロジェクタに対してスリープモードが設定されたりすると、点灯制御部4は、ランプ駆動部3の動作を停止するとともに、点灯時間の計測を終了する旨の終了情報を計算部6に通知する。計算部6は、終了情報が通知された場合、ランプの点灯時間の計測を終了すると判断し、終了情報が通知されていない場合、ランプの点灯時間の計測を終了しないと判断する。
計算部6は、点灯時間の計測を終了しない場合、ステップS703の処理に戻り、点灯時間の計測を終了する場合、処理を終了する。
なお、ステップS707においてタイミング通知情報を表示した場合、規定の時間経過後に、例えば、点灯制御部4は、ランプ駆動部3の動作を停止するようにしても良い。また、ステップS707においてタイミング通知情報を表示した場合、ステップ708に移行せずに、処理を終了しても良い。
以上説明したように本実施形態によれば、ランプ1の点灯時間と、ランプに供給される点灯電力とに基づいて点灯時間が補正された補正点灯時間に応じて、ランプ1の消耗度が計算されるため、点灯電力に応じてランプ1の適切な交換タイミングが異なっている場合でも、交換タイミングを適切に反映した消耗度を計算することができる。したがって、ランプを交換する交換タイミングを適確に把握することが可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
1 ランプ
2 投写部
3 ランプ駆動部
4 点灯制御部
5 不揮発性メモリ
6 計算部
7 表示部
本発明によるプロジェクタは、光源と、
前記光源に点灯電力を供給して、前記光源を点灯する光源駆動部と、
前記点灯電力を調整する点灯制御部と、
前記光源が点灯された点灯時間を計測し、前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて求められる、前記点灯時間を補正した補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算する計算部と、を有し、
前記計算部は、前記点灯時間を前記点灯電力に応じて補正する補正式を、前記光源に異なる点灯電力を供給する複数の点灯モードのうち、最小の点灯電力を供給する点灯モードにおける最小電力点灯時間に応じて決定し、当該決定した補正式を用いて、前記補正点灯時間を求める
本発明による検知方法は、プロジェクタの光源の交換タイミングを検知する検知方法であって、
前記光源に供給する点灯電力の調整し、
前記光源が点灯された点灯時間を計測し、
前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて、前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて求められる、前記点灯時間を補正した補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算し、前記点灯時間を前記点灯電力に応じて補正する補正式を、前記光源に異なる点灯電力を供給する複数の点灯モードのうち、最小の点灯電力を供給する点灯モードにおける最小電力点灯時間に応じて決定し、当該決定した補正式を用いて、前記補正点灯時間を求める
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、ランプを交換する交換タイミングを適確に把握することが可能なプロジェクタおよび検知方法を提供することを目的とする。
本発明によるプロジェクタは、光源と、
前記光源に点灯電力を供給して、前記光源を点灯する光源駆動部と、
前記点灯電力を調整する点灯制御部と、
前記光源が点灯された点灯時間を計測し、前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて求められる、前記点灯時間を補正した補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算する計算部と、を有し、
前記計算部は、前記点灯時間を前記点灯電力に応じて補正する補正式を、前記光源に異なる点灯電力を供給する複数の点灯モードのうち、最小の点灯電力を供給する点灯モードにおける最小電力点灯時間に応じて決定し、当該決定した補正式を用いて、前記補正点灯時間を求める。
本発明による検知方法は、プロジェクタの光源の交換タイミングを検知する検知方法であって、
前記光源に供給する点灯電力調整し、
前記光源が点灯された点灯時間を計測し、
前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて求められる、前記点灯時間を補正した補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算し、前記点灯時間を前記点灯電力に応じて補正する補正式を、前記光源に異なる点灯電力を供給する複数の点灯モードのうち、最小の点灯電力を供給する点灯モードにおける最小電力点灯時間に応じて決定し、当該決定した補正式を用いて、前記補正点灯時間を求める

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源に点灯電力を供給して、前記光源を点灯する光源駆動部と、
    前記点灯電力を調整する点灯制御部と、
    前記光源が点灯された点灯時間を計測し、前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて、前記点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、当該補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算する計算部と、を有するプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記計算部は、前記点灯時間を前記点灯電力に応じて補正する補正式を、前記光源が前記点灯電力の最小値で点灯された点灯時間である最小電力点灯時間に応じて決定し、当該決定した補正式を用いて、前記補正点灯時間を求める、プロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記計算部は、前記補正式として予め定められた第1の補正式を用いて、前記補正点灯時間を求め、前記最小電力点灯時間が閾値以上になると、前記補正式として前記第1の補正式とは異なる第2の補正式を用いて、前記補正点灯時間を求める、プロジェクタ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプロジェクタにおいて、
    前記計算部は、前記消耗度として、前記ランプを点灯することができる残り時間を求める、プロジェクタ。
  5. プロジェクタの光源の交換タイミングを検知する検知方法であって、
    前記光源に供給する点灯電力の調整し、
    前記光源が点灯された点灯時間を計測し、
    前記点灯時間および前記点灯電力に基づいて、前記点灯時間を補正した補正点灯時間を求め、当該補正点灯時間に応じて、前記光源の消耗度を計算する、検知方法。
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