JP2010021122A - 2電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 負荷電力変動による出力電圧変動の少ない2電源システムを提供すること。
【解決手段】 直列コンバータ10は、2次電池2を用いて、燃料電池1の電圧と必要とする目標出力電圧Vout との差分電圧を、上記燃料電池1の電圧に付加して、該2電源システムの出力電圧Voutを得、制御回路30は、上記出力電圧Voutが上記目標出力電圧Vout となるように上記直列コンバータ10を制御する。また、制御回路30は、負荷電力の増減に応じて上記燃料電池1の電流の変動を補償するように、上記2次電池に並列に設けられた並列コンバータ20を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メタノールや水素等の燃料を化学反応によって発電する燃料電池と、充電可能なリチウムイオン電池のような2次電池と、を併用する2電源システムに関する。
携帯電話やPDA、デジタルカメラ等の携帯用情報機器は主にリチウムイオン電池等の充電可能な2次電池が電源として用いられてきている。近年、これらの機器の高機能化・多機能化・高速化や長時間駆動の要求に伴い、小型燃料電池が新たな電源として期待されており、一部では試作・試用も始まっている。
燃料電池は従来の2次電池とは異なり充電作業が不要で、燃料を補充または燃料カートリッジを交換するだけで瞬時に機器を長時間稼動させることが可能な状態にすることができる。これらの燃料電池のうち、メタノール等を燃料として使用する燃料電池は、その特性上、長時間にわたって安定した出力を供給することは可能であるが、使用する機器の負荷状態に応じた出力を供給することはできない。特に、携帯電話やデジタルカメラのように機器を使用するモードが複数あり、そのモードによっては必要な出力が2倍以上異なる機器に対しては燃料電池単独では使用できない。
そこで、このような電子機器に燃料電池を使用する際には、負荷変動に対応でき、かつ充電可能なリチウムイオン2次電池等を燃料電池と併用することが一般的に行われている。例えば、特許文献1には、燃料電池の出力電圧をDC−DCコンバータで変換することにより、燃料電池と2次電池との併用を図っている。
特開2000−12089号公報
このような燃料電池と2次電池を連係させて負荷へ電力を供給する2電源システムにおいては、負荷電力が変動した際の出力電圧変動の更なる改善が要求されている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、負荷電力変動による出力電圧変動の少ない2電源システムを提供することを目的とする。
本発明の2電源システムの一態様は、燃料電池と充電可能な2次電池とを併用する2電源システムにおいて、
上記2次電池を用いて、上記燃料電池の電圧と必要とする目標出力電圧との差分電圧を、上記燃料電池の電圧に付加して、該2電源システムの出力電圧を得る差分電圧付加手段と、
上記2次電池に並列に設けられ、上記燃料電池の電流の変動を補償する電流補償手段と、
上記2電源システムの出力電圧を検出し、上記出力電圧が上記目標出力電圧となるように上記差分電圧付加手段を制御すると共に、負荷電力の増減に応じて上記燃料電池の電流の変動を補償するように上記電流補償手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、出力電圧のうち、燃料電池と目標出力電圧との差分電圧を差分電圧付加手段によって付加することで、出力電圧を一定にすることができ、また、負荷電力の変動時には、電流補償をすることで燃料電池の電流を急変させないように制御することにより、燃料電池の電流を一定に保つことができ、結果として、出力電圧を一定にすることができる。
従って、負荷電力変動による出力電圧変動の少ない2電源システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る2電源システムの構成を示す図で、該2電源システムは、メタノールや水素等の燃料を化学反応によって発電する燃料電池1と、充電可能なリチウムイオン電池のような2次電池2とを含む。ここで、例えば、燃料電池1は定常状態で7.2[V]のものを、2次電池2は3.2[V]のものを使用する。但し、燃料電池1は、化学反応により起電力を発生するため、瞬時に大きな出力を取り出すことはできない性質を持っている。
これら燃料電池1と2次電池2は、昇圧チョッパ11及び降圧チョッパ12からなる直列コンバータ10を介して直列に接続され、また、2次電池2に対してコンデンサCと並列コンバータ20がそれぞれ並列に接続されている。ここで、2次電池2は、上記直列コンバータ10の入力端に接続される。また、負荷Loadに対し、コンデンサCが並列に接続されている。
直列コンバータ10の昇圧チョッパ11は、入力側インダクタンスLinと、スイッチング素子(パワーMOS−FET)Qと、フリーホイールダイオードDとからなり、降圧チョッパ12は、出力側インダクタンスLoutと、スイッチング素子(パワーMOS−FET)Qと、フリーホイールダイオードDとからなる。なお、出力側インダクタンスLoutと上記コンデンサCとは、スイッチングリプルを除去するためのLCローパスフィルタとしての機能も果たす。
また、並列コンバータ20は、スイッチング素子(パワーMOS−FET)Q,Qからなる。該並列コンバータ20の出力端は、燃料電池1のグラウンド側に接続されている。
負荷Loadは、上記燃料電池1と直列コンバータ10の直列接続に対して直列に接続されている。即ち、本2電源システムから負荷Loadへの電力供給(出力電圧Vout)は、上記燃料電池1と直列コンバータ10の直列接続の両端間からなされるようになっている。
また、本2電源システムは、上記のような構成の主回路に加えて、それぞれ図示しない電圧検出回路を介して取り出した出力電圧Vout及び燃料電池電圧Vfcに基づいて上記直列コンバータ10の動作を制御すると共に、それぞれ図示しない電流検出回路を介して取り出した出力側インダクタンスLoutに流れる出力側インダクタンス電流ILout及び燃料電池1に流れる燃料電池電流Ifcに基づいて上記並列コンバータ20の動作を制御する制御回路30を含む。
この制御回路30は、目標出力電圧Vout と検出した実際の出力電圧Voutとの偏差から目標出力側インダクタンス電流ILout を生成するPI制御器である自動電圧調整器(AVR)31と、該AVR31によって生成された目標出力側インダクタンス電流ILout に対しローパス処理を行って目標燃料電池電流Ifc を生成すると共に、上記目標出力側インダクタンス電流ILout と該目標燃料電池電流Ifc との差分により目標並列コンバータ電流Icomp を生成するLPF32と、該LPF32によって生成された目標燃料電池電流Ifc と検出した実際の燃料電池電流Ifcとの偏差から上記スイッチング素子Q,Qのオン時間設定用の変調波Dutyを生成するPI制御器である自動電流調整器(ACR)33と、三角波キャリアを生成するキャリア生成回路34と、上記ACR33の出力である変調波Dutyと上記キャリア生成回路34からの三角波キャリアとの比較を行うことで、上記変調波Dutyの変動に応じてパルス幅が可変するPWM波形となる比較出力を得る比較回路35と、上記目標出力電圧Vout と検出した実際の燃料電池電圧Vfcとの比較を行うことで上記直列コンバータ10の昇圧動作と降圧動作の何れが必要かを検出する昇降圧検出回路36と、該昇降圧検出回路36によって昇圧動作が必要と検出された場合には上記比較回路35の比較出力によって上記直列コンバータ10の昇圧チョッパ11におけるスイッチング素子Qをスイッチング駆動し、降圧動作が必要と検出された場合にはスイッチング素子Qを常時OFFとするための駆動信号Sを出力するゲート回路37と、上記昇降圧検出回路36によって昇圧動作が必要と検出された場合には上記直列コンバータ10の降圧チョッパ12におけるスイッチング素子Qを常時ONとし、降圧動作が必要と検出された場合に上記比較回路35の比較出力によってスイッチング素子Qをスイッチング駆動するための駆動信号Sを出力するゲート回路38と、を備える。
また、この制御回路30は、更に、出力側インダクタンス電流ILoutと燃料電池電流Ifcとの差である並列コンバータ電流Icompと上記LPF32によって生成された目標並列コンバータ電流Icomp との偏差から上記スイッチング素子Q,Qのオン時間設定用の変調波Dutyを生成するPI制御器であるACR39と、上記ACR39からの変調波Dutyと上記キャリア生成回路34からの三角波キャリアとの比較を行うことで、上記変調波Dutyの変動に応じてパルス幅が可変するPWM波形となる比較出力を得る比較回路40と、上記LPF32によって生成された目標並列コンバータ電流Icomp が基準並列コンパレータ電流範囲Icomp_ref内にあるか否かを検出するウィンドウコンパレータ41と、該ウィンドウコンパレータ41によって目標並列コンバータ電流Icomp が基準並列コンパレータ電流範囲Icomp_refを越えたことが検出されたときに、負荷電力変動を検出したとして、上記比較回路40の比較出力に従って上記並列コンバータ20の各スイッチング素子Q,Qを駆動する駆動信号S,Sを出力するゲート回路42,43と、上記並列コンバータ20の動作を所定時間、例えば10[ms]で終了させるためのタイマ回路44と、を備える。
なお、実際には、上記制御回路30のゲート回路37,38,42,43の出力信号S,S,S,Sで直接、直列コンバータ10及び並列コンバータ20の各スイッチング素子Q,Q,Q,Qを駆動するのは望ましくない。それは、電気的に絶縁されていないため主回路からのノイズが制御回路30に回り込み、誤動作を生じるからである。そこで、各ゲート回路37,38,42,43と各スイッチング素子(パワーMOS−FET)Q,Q,Q,Qとの間に、PWM信号をいったん受けて電流増幅して出力するゲートドライブ用ICを介在させることが望ましい。また、パワーMOS−FETは容量性なので、ゲートドライブ用ICは、負荷となる静電容量を速やかに充放電する能力が要求される。
次に、以上のような構成の2電源システムの動作を説明する。
まず、直列コンバータ10の動作について説明する。
本2電源システムは、負荷Loadに供給する電圧(出力電圧Vout)のうち、燃料電池電圧Vfcと目標出力電圧Vout との差分を直列コンバータ10の出力電圧(差分電圧)として発生させることで、出力電圧Voutを一定にするものである。即ち、2次電池2を電源とする直列コンバータ10を差分電圧Vの制御に用いて、出力電圧Voutを一定電圧に制御する。この方式の利点は、燃料電池電圧Vfcを一定に保つ回路の電力変換器容量を小さくできることにある。この結果、小型化や高効率化が実現できる。差分電圧Vconvは、PWM制御の変調波Dutyにより、次の(1)式で表される。また、出力電圧Voutは、次の(2)式で表される。
conv=Duty×Vsb …(1)
out=Vfc+Vconv …(2)
図2(A)は、上記ACR33からの変調波Dutyと、キャリア生成回路34からの三角波キャリア100と、直列コンバータ10のスイッチング素子Q,Qの状態との関係を示す図である。燃料電池電圧Vfcが低く、燃料電池電圧Vfcと目標出力電圧Vout との差分が正、つまり昇圧動作を行わなければならない時には、変調波Dutyは正で、スイッチング素子Qが動作し、スイッチング素子Qは常時ONである。また、燃料電池電圧Vfcが高く、燃料電池電圧Vfcと目標出力電圧Vout との差分が負、つまり降圧動作を行わなければならない時には、変調波Dutyは負で、スイッチング素子Qが動作し、スイッチング素子Qは常時OFFである。
図3(A)は昇圧動作時、図3(B)は降圧動作時、それぞれの、燃料電池電圧Vfc、目標出力電圧Vout 、変調波Duty、差分電圧Vconv、目標差分電圧Vconv 、検出出力電圧Vout、及び2次電池2のバッテリ電流Isbの関係を示す図である。ここで、Vconv は、Vconv =Vout −Vfcである。図3(A)に示すように、昇圧動作時は、変調波Dutyは正となり、直列コンバータ10の制御により差分電圧Vconvは正となる。このとき、2次電池2は、パルス放電を繰り返す。また、図3(B)に示すように、降圧動作時は、変調波Dutyは負となり、直列コンバータ10の制御により差分電圧Vconvは負となる。このとき、2次電池2は、パルス充電を繰り返す。これにより、出力電圧Voutをほぼ7.2[V]に一定制御ができる。なお、差分電圧Vconvが振動しているのは、PI制御により差分電圧Vconvの制御系が二次系になっているためである。
図2(B)は、燃料電池電圧Vfcを4.5[V]から9.5[V]まで変化させたときの変換器効率の測定結果を示す図である。目標出力電圧Vout は7.2[V]である。燃料電池電圧Vfcが目標とする7.2[V]に近いほど高効率であることを確認できる。なお、差分電圧Vconvが大きい領域で効率が上昇するのは、直列コンバータ10の出力電力が大きいほど、直列コンバータ10単体の効率が高いためである。
以上のように、負荷Loadに供給する電圧(出力電圧Vout)のうち、燃料電池電圧Vfcと目標出力電圧Vout との差分を直列コンバータ10の出力電圧(差分電圧Vconv)として発生させることで、出力電圧Voutを一定にすることができる。即ち、差分電圧Vconvの入力源を2次電池2とする直列コンバータ10を制御することで、燃料電池1の電力供給の遅れをカバーすることができる。
また、直列コンバータ10により発生する電圧は燃料電池電圧Vfcと目標出力電圧Vout との差分だけで良いので、単に電池の電圧を昇降圧して目標出力電圧を発生するDC−DCコンバータに比較して、コンバータ容量を小さくすることができる。従って、コンバータが小型・軽量となるので、該2電源システムを搭載する電子機器の小型化、軽量化に寄与できる。更に、コンバータ容量が小さいため、全体効率が良くなり、電池が長持ちすることとなる。
具体的には、例えば直列コンバータ10により±30%の電圧を補正するならば、コンバータ容量は1/3にでき、大きさはほぼ容量に比例するので、それも1/3となる。また、損失も比例するので、損失が1/3となる、つまり、損失が30%あった場合には、電池の持ちが約30%向上することになる。
次に、並列コンバータ20の動作について説明する。
本実施形態に係る2電源システムでは、燃料電池1と負荷Loadを直列に接続しているため、負荷電流(出力電流Iout)の変動はそのまま入力電流(燃料電池電流Ifc)の変動となる。その結果、燃料電池1の内部インピーダンスにより電圧変動が生じる。また、高周波リプル電流は燃料電池1の寿命にも悪影響を与える。このような負荷電流の変動は、例えば、本実施形態に係る2電源システムをデジタルカメラに適用したとすれば、シャッタ動作を行う際、ミラーのアップダウン動作を行う際、ストロボ充電時、等に発生するものである。
図1に示した制御回路30においては、入力電流制御と並列コンバータ電流制御の2つのインナーループを有している。入力電流制御ループにはLPF32を挿入し、負荷電力が急変しても、燃料電池1から供給する電流はゆるやかに変化させるようにしている。一方、並列コンバータ20の電流指令値(目標並列コンバータ電流Icomp )は、出力電流指令値(目標出力側インダクタンス電流ILout )と入力電流指令値(目標燃料電池電流Ifc )の差とし、即ちハイパスフィルタの特性とし、過渡的な出力電圧変動を抑制するようにしている。以下に詳細を述べる。
並列コンバータ20の動作は、上記目標並列コンバータ電流Icomp の変化が基準並列コンパレータ電流範囲Icomp_refを越えたことをウィンドウコンパレータ41が検出することによって開始される。なお、負荷電力が変動した後に、安定したにもかかわらず、並列コンバータ20を動作させ続けることは効率を悪化させる原因となるため、並列コンバータ20の動作はタイマ回路44によって終了させ、直列コンバータ10による直列補償のみを行う。タイマの時間は、LPF32の時定数に従って設計する。
並列コンバータ20は、昇圧時には、降圧チョッパ12のスイッチング素子Qが常時ONとなっていることから、負荷Loadに対して並列に接続され、負荷Loadの電流変動を補償する。一方、降圧時には、昇圧チョッパ11のスイッチング素子Qが常時OFFとなっていることから、燃料電池1に並列に接続され、燃料電池電流Ifcの変動を直接補償する。
図4Aは昇圧動作時、図4Bは降圧動作時、それぞれの、出力電圧Vout、燃料電池電圧Vfc、出力側インダクタンス電流ILout、燃料電池電流Ifc、バッテリ電流Isb、並列コンバータ電流Icomp、目標並列コンバータ電流Icomp 、及び出力電流Ioutの関係を示す図である。なお、この例は、燃料電池電圧Vfcが4.0[V]、2次電池電圧Vsbが10.0[V]、目標出力電圧Vout が7.2[V]、キャリア生成回路34からの三角波キャリア100の周波数つまりスイッチング素子Q,Q,Q,Qのスイッチング周波数が100[kHz]、ACR33,39の積分時間が0.2[ms]、AVR31の積分時間が2[ms]、LPF32の時定数が2[ms]、入力側インダクタンスLin及び出力側インダクタンスLoutが100[μH]、コンデンサCが100[μF]、コンデンサCが220[μF]、タイマ回路44のタイマが10[ms]とした場合である。
図4Aは、10[ms]の時に出力電力を25[W]から40[W]に増加させたときであり、入力電流補償は20[ms]で終了させている。なお、バッテリ電流Isbは実際にはPWM波形となるが、カットオフ周波数10[kHz]のローパスフィルタを介して測定した結果を示している。
10[ms]までは、燃料電池電圧Vfcが目標出力電圧Vout よりも小さいため、駆動信号Sが常時ONとされ、駆動信号Sにより昇圧チョッパ11のスイッチング素子Qをスイッチングする。そして、10[ms]の時に負荷電力変動が起きると、並列コンバータ20の電流指令値(目標並列コンバータ電流Icomp )が0Aから変化する。その変化をウィンドウコンパレータ41によって検出する。即ち、目標並列コンバータ電流Icomp が基準並列コンパレータ電流範囲Icomp_ref(この例では、±1A)を超えた時に、ウィンドウコンパレータ41の出力はHigh出力となり、並列コンバータ20のスイッチング素子Q,Qをスイッチングする。タイマ回路44によってタイマ(この例では10[ms])が終了する20[ms]まで並列コンバータ20が動作し続ける。
図4Aより、本2電源システムでは、負荷電力が変動しても入力電流である燃料電池電流Ifcをわずかな変動に抑えられ、ゆるやかに変化させられるのが確認できる。また、その間、並列コンバータ20が動作し、2次電池2が電力を補償しているのが確認できる。燃料電池電流Ifcを出力電流Ioutと等しくなるまで制御した後、並列コンバータ20の動作を終了させているが、燃料電池電流Ifc、出力電圧Voutに大きな変動は見られない。これは、負荷電力変動が起きても、再び直列コンバータ10による直列補償が安定に動作できることを示している。
図4Bは、10[ms]の時に出力電力を25[W]から10[W]に減少させたときであり、入力電流補償は20[ms]で終了させている。なお、バッテリ電流Isbは実際にはPWM波形となるが、カットオフ周波数10[kHz]のローパスフィルタを介して測定した結果を示している。
10[ms]までは、燃料電池電圧Vfcが目標出力電圧Vout よりも大きいため、駆動信号Sが常時OFFとされ、駆動信号Sにより降圧チョッパ12のスイッチング素子Qをスイッチングする。そして、10[ms]の時に負荷電力変動が起きると、並列コンバータ20の電流指令値(目標並列コンバータ電流Icomp )が0Aから変化する。その変化をウィンドウコンパレータ41によって検出する。即ち、目標並列コンバータ電流Icomp が基準並列コンパレータ電流範囲Icomp_ref(この例では、±1A)を超えた時に、ウィンドウコンパレータ41の出力はHigh出力となり、並列コンバータ20のスイッチング素子Q,Qをスイッチングする。タイマ回路44によってタイマ(この例では10[ms])が終了する20[ms]まで並列コンバータ20が動作し続ける。
同図より、本2電源システムでは、上記昇圧動作時と同様に、負荷電力が変動しても入力電流である燃料電池電流Ifcをわずかな変動に抑えられ、ゆるやかに変化させられるのが確認できる。また、その間、並列コンバータ20が動作し、2次電池2が電力を補償しているのが確認できる。燃料電池電流Ifcを出力電流Ioutと等しくなるまで制御した後、並列コンバータ20の動作を終了させているが、燃料電池電流Ifc、出力電圧Voutに大きな変動は見られない。これは、負荷電力変動が起きても、再び直列コンバータ10による直列補償が安定に動作できることを示している。このように、降圧動作時も、上記昇圧動作時と同様の良好な制御を確認できる。
以上のように、本第1実施形態に係る2電源システムでは、定常時は並列コンバータ20を停止して、直列コンバータ10により高効率に昇降圧することで、出力電圧Voutを一定にすることができる。
そして、負荷電力変動時には、直列コンバータ10に加えて並列コンバータ20も動作させて、直列コンバータ10で電圧制御を行い、並列コンバータ20で電流制御を行う。並列コンバータ20により電流補償をすることで、燃料電池1の電流(燃料電池電流Ifc)を急変させないように制御することにより、負荷電力が変動した場合にも、燃料電池電流Ifcを一定に保つことができる。
従って、結果として、負荷電力の変動のない定常時にも、また負荷電力が変動した場合にも、出力電圧Voutを一定にすることができる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、直列コンバータ10の昇圧チョッパ11を入力側インダクタンスLinと、スイッチング素子(パワーMOS−FET)Qと、フリーホイールダイオードDとから構成し、降圧チョッパ12を、出力側インダクタンスLoutと、スイッチング素子(パワーMOS−FET)Qと、フリーホイールダイオードDとから構成していた。
本第2実施形態は、それらフリーホイールダイオードD,Dをスイッチング素子(パワーMOS−FET)に変更したものである。
この場合、昇圧チョッパ11の2つのスイッチング素子が相補的に動作するよう、駆動信号Sとその反転駆動信号によりスイッチングさせ、同様に、降圧チョッパ12の2つのスイッチング素子は相補的に動作するよう、駆動信号Sとその反転駆動信号によりスイッチングさせる、所謂同期整流を行う。
また、一般に、パワーMOS−FETのOFF時間はON時間に比べて長い。よって、同時にONすると短絡する位置にあるパワーMOS−FETのON/OFFが切り替わるタイミングでOFF時間に合わせてONのタイミングを遅らせるデッドタイム回路を設けることが好ましい。遅らせる時間は、パワーMOS−FETの入力静電容量やスイッチング特性で決定する。
このような本第2実施形態によれば、フリーホイールダイオードをパワーMOS−FETに変更して同期整流することによって、フリーホイールダイオードで生じていた損失を低減し、高効率化が達成できる。
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、制御回路30をハードウェアで構成していたが、DSPで置き換え、DSP内部のソフトウェアによって、上述したような機能を実施するようにしても良い。
このような本第3実施形態によれば、すべてをハードウェアで構成するものに比べて、回路の量を減らすことができ、更なる小形化・軽量化が図れる。
また、フィルタリング等の信号処理を追加できる。
[第4実施形態]
上記第1実施形態では、2次電池2は、昇圧動作時にはパルス放電し、降圧動作時にはパルス充電する。
そこで、本第4実施形態においては、図5に示すように、上記2次電池2の過充電及び過放電を防ぐ過充電保護回路50及び過放電保護回路60を更に設ける。
即ち、過充電保護回路50は、コンデンサCのプラス側と直列コンバータ10との結節点と2次電池2との間に設けられたリレー又はFETスイッチ51と、2次電池2の電圧が4.2[V]を越えるLow出力となり且つ該4.2[V]ではなくて3.7[V]より下がらないと該Low出力から元のHigh出力へは復帰しないヒステリシス付きコンパレータ52と、該コンパレータ52の出力がLowのときOFFし且つそれがHighのときONするように上記リレー又はFETスイッチ51を駆動制御するドライバ53とからなる。
従って、このような過充電保護回路50によれば、2次電池2の電圧が4.2[V]を越えると充電を中止し、2次電池2の電圧が3.7[V]より低くなったら充電を再開するように制御することができる。
また、過放電保護回路60は、上記降圧チョッパ12の出力端と負荷Loadとの間に設けられたリレー又はFETスイッチ61と、2次電池2の電圧が2.7[V]より下がるとLow出力となり且つ該2.7[V]ではなくて3.2[V]を越えないと該Low出力から元のHigh出力へは復帰しないヒステリシス付きコンパレータ62と、該コンパレータ62の出力がLowのときOFFし且つそれがHighのときONするように上記リレー又はFETスイッチ61を駆動制御するドライバ63とからなる。
従って、このような過放電保護回路60によれば、2次電池2の電圧が2.7[V]より低くなったら、該2電源システムの出力電圧Voutの負荷Loadへの供給を禁止して、2次電池2の電圧が更に低下するのを防止し、2次電池2の電圧が3.2[V]以上になったならば、出力電圧Voutを負荷Loadに供給するように制御することができる。なおこの場合、2次電池2の容量低下による停止であることをLED発光等の何らかの報知手段により使用者に知らせるよう構成することが好ましい。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、制御回路30は図1に示した構成に限定するものではない。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 燃料電池と充電可能な2次電池とを併用する2電源システムにおいて、
上記2次電池を用いて、上記燃料電池の電圧と必要とする目標出力電圧との差分電圧を、上記燃料電池の電圧に付加して、該2電源システムの出力電圧を得る差分電圧付加手段と、
上記2次電池に並列に設けられ、上記燃料電池の電流の変動を補償する電流補償手段と、
上記2電源システムの出力電圧を検出し、上記出力電圧が上記目標出力電圧となるように上記差分電圧付加手段を制御すると共に、負荷電力の増減に応じて上記燃料電池の電流の変動を補償するように上記電流補償手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする2電源システム。
(対応する実施形態)
この(1)に記載の2電源システムに関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、燃料電池1が上記燃料電池に、2次電池2が上記2次電池に、目標出力電圧Vout が上記目標出力電圧に、出力電圧Voutが上記2電源システムの出力電圧に、直列コンバータ10が上記差分電圧付加手段に、並列コンバータ20が上記電流補償手段に、制御回路30が上記制御手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(1)に記載の2電源システムによれば、出力電圧のうち、燃料電池と目標出力電圧との差分電圧を差分電圧付加手段によって付加することで、出力電圧を一定にすることができる。そして、差分電圧付加手段では燃料電池の電圧と目標出力電圧との差分だけ発生すれば良いので、単に電池の電圧を昇降圧して目標出力電圧を発生する構成よりも小型・軽量となり、全体効率が良くなり、電池が長持ちすることとなる。
更に、負荷電力の変動時には、差分電圧付加手段に加えて電流補償手段も動作させて、差分電圧付加手段で電圧制御を行い、電流補償手段で電流制御を行う。電流補償手段により電流補償をすることで、燃料電池の電流を急変させないように制御することにより、負荷電力が変動した場合にも、燃料電池電流を一定に保つことができ、結果として、負荷電力が変動した場合にも、出力電圧を一定にすることができる。
(2) 上記制御手段は、
上記出力電圧が上記目標出力電圧より低いときには正の差分電圧を、上記出力電圧が上記目標出力電圧より高いときには負の差分電圧を、上記差分電圧付加手段が付加するように制御し、
上記電流補償手段を、上記差分電圧付加手段が上記正の差分電圧を付加する際には、負荷の電流変動を補償することで上記燃料電池の電流を補償し、上記差分電圧付加手段が上記負の差分電圧を付加する際には、上記燃料電池の電流の変動を直接補償するように制御することを特徴とする(1)に記載の2電源システム。
(対応する実施形態)
この(2)に記載の2電源システムに関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(2)に記載の電子機器によれば、出力電圧の変動方向に応じて差分電圧を付加して、出力電圧を一定にすることができる。
また、電流補償手段は、差分電圧付加手段が正の差分電圧を付加する際にも、また、負の差分電圧を付加する際にも、燃料電池の電流を補償することができる。
(3) 上記制御手段は、上記負荷電力が増加したときには上記2次電池の電流を増加又は充電から放電に切り替え、上記負荷電力が減少したときには上記2次電池の電流を減少又は放電から充電に切り替えるように、上記電流補償手段を制御することを特徴とする(2)に記載の2電源システム。
(対応する実施形態)
この(3)に記載の2電源システムに関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(3)に記載の電子機器によれば、負荷電力が増加しても、また、負荷電力が減少しても、燃料電池の電流を補償することができる。
(4) 上記電流補償手段は、2つのスイッチング素子の直列接続によって構成され、該直列接続の両端が上記2次電池の両端に接続される共に、上記2つのスイッチング素子の接続点が上記燃料電池と上記負荷との接続点に接続され、
上記制御手段は、上記電流補償手段を流れる電流の、その目標値に対する偏差に応じて、上記2つのスイッチング素子を相補的にスイッチング駆動する、
ことを特徴とする(3)に記載の2電源システム。
(対応する実施形態)
この(4)に記載の2電源システムに関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、スイッチング素子(パワーMOS−FET)Q,Qが上記2つのスイッチング素子に対応する。
(作用効果)
この(4)に記載の電子機器によれば、目標値との偏差に応じたPWM制御を行うことで、電力変動の大きさに応じた補償が行える。
(5) 上記制御手段は、上記燃料電池の電圧と必要とする目標出力電圧との差分電圧に基づいて上記電流補償手段を流れる電流の目標値を設定し、該目標値が所定の範囲を超えたとき、上記負荷電力の増減があったとして、上記スイッチング駆動を行うことを特徴とする(4)に記載の2電源システム。
(対応する実施形態)
この(5)に記載の2電源システムに関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(5)に記載の電子機器によれば、負荷電力の変動を確実に検出でき、また、所定の範囲を設定することで、電流補償手段の動作点を設定できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る2電源システムの構成を示す図である。 図2(A)は、変調波と三角波キャリアとスイッチング素子Q,Qの状態との関係を示す図であり、図2(B)は、燃料電池の電圧を4.5[V]から9.5[V]まで変化させたときの変換器効率の測定結果を示す図である。 図3(A)は、昇圧動作時の燃料電池の電圧、目標出力電圧、変調波、差分電圧、目標差分電圧、検出出力電圧、及び2次電池のバッテリ電流の関係を示す図であり、図3(B)は、降圧動作時の燃料電池の電圧、目標出力電圧、変調波、差分電圧、目標差分電圧、検出出力電圧、及び2次電池のバッテリ電流の関係を示す図である。 図4Aは、昇圧動作時の出力電圧、燃料電池電圧、出力側インダクタンス電流、燃料電池電流、バッテリ電流、並列コンバータ電流、目標並列コンバータ電流、及び出力電流の関係を示す図である。 図4Bは、降圧動作時の出力電圧、燃料電池電圧、出力側インダクタンス電流、燃料電池電流、バッテリ電流、並列コンバータ電流、目標並列コンバータ電流、及び出力電流の関係を示す図である。 図5は、本発明の第4実施形態に係る2電源システムにおける2次電池の過充電保護回路及び過放電保護回路の構成例を示す図である。
符号の説明
1…燃料電池、 2…2次電池、 10…直列コンバータ、 11…昇圧チョッパ、 12…降圧チョッパ、 20…並列コンバータ、 30…制御回路、 31…自動電圧調整器(AVR)、 32…LPF、 33,39…自動電流調整器(ACR)、 34…キャリア生成回路、 35,40…比較回路、 36…昇降圧検出回路、 37,38,42,43…ゲート回路、 41…ウィンドウコンパレータ、 44…タイマ回路、 50…過充電保護回路、 51,61…リレー又はFETスイッチ、 52,62…ヒステリシス付きコンパレータ、 53,63…ドライバ、 60…過放電保護回路、 100…三角波キャリア、 C,C…コンデンサ、 D,D…フリーホイールダイオード、 Lin…入力側インダクタンス、 Lout…出力側インダクタンス、 Load…負荷、 Q,Q,Q,Q…スイッチング素子、 Duty,Duty…変調波、 Icomp…並列コンバータ電流、 Icomp …目標並列コンバータ電流、 Icomp_ref…基準並列コンパレータ電流範囲、 Ifc…燃料電池電流、 Ifc …目標燃料電池電流、 ILout…出力側インダクタンス電流、 ILout …目標出力側インダクタンス電流、 Iout…出力電流、 Isb…バッテリ電流、 Vconv…差分電圧、 Vconv …目標差分電圧、 Vfc…燃料電池電圧、 Vout…出力電圧、 Vout …目標出力電圧、 Vsb…2次電池電圧。

Claims (5)

  1. 燃料電池と充電可能な2次電池とを併用する2電源システムにおいて、
    上記2次電池を用いて、上記燃料電池の電圧と必要とする目標出力電圧との差分電圧を、上記燃料電池の電圧に付加して、該2電源システムの出力電圧を得る差分電圧付加手段と、
    上記2次電池に並列に設けられ、上記燃料電池の電流の変動を補償する電流補償手段と、
    上記2電源システムの出力電圧を検出し、上記出力電圧が上記目標出力電圧となるように上記差分電圧付加手段を制御すると共に、負荷電力の増減に応じて上記燃料電池の電流の変動を補償するように上記電流補償手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする2電源システム。
  2. 上記制御手段は、
    上記出力電圧が上記目標出力電圧より低いときには正の差分電圧を、上記出力電圧が上記目標出力電圧より高いときには負の差分電圧を、上記差分電圧付加手段が付加するように制御し、
    上記電流補償手段を、上記差分電圧付加手段が上記正の差分電圧を付加する際には、負荷の電流変動を補償することで上記燃料電池の電流を補償し、上記差分電圧付加手段が上記負の差分電圧を付加する際には、上記燃料電池の電流の変動を直接補償するように制御することを特徴とする請求項1に記載の2電源システム。
  3. 上記制御手段は、上記負荷電力が増加したときには上記2次電池の電流を増加又は充電から放電に切り替え、上記負荷電力が減少したときには上記2次電池の電流を減少又は放電から充電に切り替えるように、上記電流補償手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の2電源システム。
  4. 上記電流補償手段は、2つのスイッチング素子の直列接続によって構成され、該直列接続の両端が上記2次電池の両端に接続される共に、上記2つのスイッチング素子の接続点が上記燃料電池と上記負荷との接続点に接続され、
    上記制御手段は、上記電流補償手段を流れる電流の、その目標値に対する偏差に応じて、上記2つのスイッチング素子を相補的にスイッチング駆動する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の2電源システム。
  5. 上記制御手段は、上記燃料電池の電圧と必要とする目標出力電圧との差分電圧に基づいて上記電流補償手段を流れる電流の目標値を設定し、該目標値が所定の範囲を超えたとき、上記負荷電力の増減があったとして、上記スイッチング駆動を行うことを特徴とする請求項4に記載の2電源システム。
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