JP2010020792A - 火災警報機 - Google Patents

火災警報機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010020792A
JP2010020792A JP2009218733A JP2009218733A JP2010020792A JP 2010020792 A JP2010020792 A JP 2010020792A JP 2009218733 A JP2009218733 A JP 2009218733A JP 2009218733 A JP2009218733 A JP 2009218733A JP 2010020792 A JP2010020792 A JP 2010020792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire alarm
fire
power supply
supply unit
alarm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009218733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4532597B2 (ja
Inventor
Toshiaki Tonomura
賢昭 外村
Minoru Watanabe
実 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2009218733A priority Critical patent/JP4532597B2/ja
Publication of JP2010020792A publication Critical patent/JP2010020792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4532597B2 publication Critical patent/JP4532597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Abstract

【課題】大幅な小型化により設置が容易で周囲のデザインも損なわずに一般家庭での使用に適した火災警報機を提供する。
【解決手段】筐体は、径方向の寸法に対し軸方向の寸法が長く且つ前記電源部に収納する電池により決まる太さの本体ケース18を備え、本体ケース18の取付側に電源部16が位置するように、入力部12、出力部14及び電源部16を縦方向に並べて収納する。電源部16の電池34を収納する取付側開口には着脱自在にキャップ38が設けられる。キャップ38に対しては、天井面又は壁面等の取付面への固定に用いる取付ネジ穴44を形成したベース42が着脱自在に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池駆動により火災を検出して警報する小型の火災警報機に関する。
従来の火災感知器はビル等の建物内に設置されているが、一般家庭で容易に設置可能とするため、火災検出時に内蔵したブザー等により警報を出力するようにした簡易型の火災警報機が実用化されている。
特開平9−44769号公報 特開平10−269474号公報 実願昭60−15383号(実開平61−133893号)のマイクロフィルム 実願昭59−15383号(実開平60−153394号)のマイクロフィルム 実願昭61−94386号(実開平63−2347号)のマイクロフィルム
しかしながら、このような従来の簡易型火災警報機にあっては、一般家庭への普及は広がっておらず、十分に活用されていない問題がある。この原因は、従来の簡易型火災警報機にあっては、火災検知機構、火災検出回路、火災警報部を筐体に収納していることから、その形状が大きく、設置した際に部屋の壁紙やデザインを損なうことがあり、また別途電源が必要であり、更に設置場所を容易に変更できない等の理由に起因している。
本発明は、大幅な小型化により設置が容易で周囲のデザインも損なわずに一般家庭での使用に適した火災警報機を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明の火災警報機は、火災を検知する入力部と、入力部の火災検出動作により警報を出力する出力部と、出力部に電力を供給する電源部と、径方向の寸法に対し軸方向の寸法が長く且つ電源部に収納する電池により決まる太さの円筒ケースを備え、円筒ケースの取付側に電源部が位置するように、入力部、出力部及び電源部を縦方向に並べて収納した筐体と、電源部の電池を収納する筐体の取付側開口に着脱自在に設けられたキャップ部材と、キャップ部材に対し着脱自在に設けられ、天井面又は壁面等の取付面への固定に用いる取付穴を形成したベース部材とを設けたことを特徴とする。
ここで、キャップ部材は筐体の取付側開口にネジ込み装着され、ベース部材はキャップ部材にネジ込み装着される。
入力部は火災による煙を検知する。
筐体の先端に発報表示灯を設け、出力部は警報を出力すると同時に発報表示灯を点灯する。
本発明によれば、筒状ケースに先端から縦方向に並べて入力部、出力部、電源部を順番に配置した構造により、例えば直径17mmで高さが80mmといった本体が細長い大幅に小型化された形状の火災警報機が得られ、この小型化により設置が容易で、目立ちにくいことから周囲のデザインを損なうこともない。
また小型軽量であることから、木ネジ1本で天井や壁面に簡単に取り付けることができ、このため設置場所の変更も容易であり、外した後もネジの跡が一箇所つくだけで済み、目立つことはない。
また円筒ケースの取付側開口から電池を入れてキャップをネジ込み装着した後、天井や壁面に取り付けているベースに、キャップをネジ込み装着することで、簡単に取り付けることができ、また必要に応じて簡単に取り外すこともできる。
機能的には火災検知すると警報の鳴動が行われ、通常の火災警報機と遜色のない火災監視機能が得られる。また発報表示灯を設けたことで、警報の鳴動と同時に発報表示灯が点灯し、しかも発報表示灯は細長い本体の先端に設けているため、全方向から発報状態が容易に確認できる。
更に本発明の火災警報機は携帯的な使用が可能である。例えばある時間だけ別の部屋の火災監視を行いたい場合には、本体を外して別の部屋に携帯し、その部屋に一時的に置いておけばよい。
本発明による火災警報機の実施形態を示した説明図 図1に示した火災警報機の断面図 図1の火災警報機の取付けに使用するベースの説明図 図1の火災警報機で使用するシーリングカバーの説明図 シーリングカバーを装着した本発明による火災警報機の説明図 図1の火災警報機の設置状態の説明図 本発明による火災警報機の他の実施形態を示した断面図 発報表示灯を備えた本発明による火災警報機の他の実施形態を示した断面図 入力部、出力部及び電源部の配置を変更した本発明の他の実施形態の断面図 入力部、出力部及び電源部の配置を変更した本発明の他の実施形態の断面図 入力部、出力部及び電源部の配置を図2に対し逆にした本発明の他の実施形態の断面図 図11の火災警報機の設置状態の説明図
図1は本発明による火災警報機の実施形態を示した説明図である。図1において、本発明の火災警報機10は、本体ケース18の下部となる先端側にガードカバー20を装着しており、ガードカバー20に、三方に開口した開口部20aの内部に形状記憶合金バネ22を収納している。
形状記憶合金バネ22は、所定の火災温度で予め記憶した記憶形状に変位する。またガードカバー20の先端には通し穴20bが設けられ、ここから細い棒を内部に差し込んで押すことで試験動作を行わせることができる。
図2は図1に示した本発明の火災警報機の断面図である。図2において、本発明の火災警報機10は先端側より、入力部12、出力部14及び電源部16を縦方向に並べて配置している。入力部12のガードカバー20内には形状記憶合金バネ22が収納され、形状記憶合金バネ22の上部には軸方向に摺動自在なシャフト24が組み込まれ、バネ26により図示の位置に付勢されている。
ガードカバー20は上部の本体ケース18にねじ込み固定されている。本体ケース18の中には内部ケース28が組み込まれ、内部ケース28の中に出力部14を構成するスイッチ30とブザー32が組み込まれ、更にその上部側には電源部16を構成する電池34が組み込まれている。電池34は単3以下の電池やボタン型の電池とすれば火災警報機10をより小さくすることができる。
ガードカバー20内に設けたシャフト24の上部は、スイッチ30の操作ノブ30aに嵌合している。このため、火災による熱を受けて形状記憶合金バネ22が記憶形状に伸展して変位すると、バネ26に抗してシャフト24が上方に押し上げられ、これによってスイッチノブ30aを押し込んで、スイッチ30の接点がオンする。
電池34のプラス側は配線36aによりブザー32の一方の端子に接続され、ブザー32の他方の端子は配線36bを介してスイッチ30の一方の端子に接続される。スイッチ30の他方の端子は配線36cにより本体ケース18に接続される。ここで本体ケース18は金属ケースであり、このため電気的に導電性があり、これによって配線36cは本体ケース18を介して電池34に接触バネ40を介して接続されることになる。
このため形状記憶合金バネ22の火災による熱を受けた際の変形でスイッチ30がオンすると、電池34のプラス側からブザー32、スイッチ30を通って、電池34のマイナス側に至る回路が形成され、ブザー32が鳴動する。ブザー32の警報音は本体ケース18に設けたブザー孔33を介して周囲に出力される。
本体ケース18の上部にはキャップ38がネジ込み固定される。本発明の火災警報機10は、取付面48側に固定されたベース42に対し、上部に設けているキャップ38の内ネジ部分をねじ込むことで固定できる。ベース42の取付面48に対する取付けは、取付ネジ穴44を通して木ネジなどを使用してねじ込み固定する。更に、取付面48に対しベース42により火災警報機10を取り付けた後にシーリングカバー46を取り付けることもできる。
本発明の火災警報機10の実施形態において、その寸法は直径が17mmで高さが80mmという細長い全体形状を持っている。即ち、本発明の火災警報機10の大きさは、通常使用しているマジックペンのほぼ半分くらいの大きさと言うことができ、従来の一般家庭向けの火災警報機に比べると大幅な小型化が図られている。
図3は本発明の火災警報機10の取付けに使用するベース42の説明図である。図3(A)はベース42を下側から見たもので、また図3(B)はベース42を上側から見たものである。
ベース42は、下側に図2の火災警報機10の上部のキャップ38をねじ込むネジ部42bが形成され、上部には内部より取付ネジ穴44が開口している。このためベース42の取付けは、内側より取付ネジ穴44を通して木ネジを使用することで、取付面に対し簡単に取り付けることができる。また取付場所を変更するためにベース42を取り外した場合にも、その後にはネジ1本分の抜け跡が残るだけで、取り外しても跡が目立つことはほとんどない。
図4は本発明の火災警報機10で使用するシーリングカバー46の説明図である。シーリングカバー46はタップ状の部材であり、プラスチックもしくはウレタンゴムなどで作られており、中央に装着穴50を貫通している。このシーリングカバー46は、図2のように、取付面48に固定したベース42に対し火災警報機10の上部のキャップ38をねじ込み固定した状態で、下側から取付面48の部分に嵌め込めばよい。
図5はシーリングカバー46を装着した本発明の火災警報機10の設置状態の説明図である。このように火災警報機10を取り付けた後にシーリングカバー46を装着することで、取付けに使用したベース42を隠すことができ、天井面のデザインを損なうことがない。
図6は図1の火災警報機10の設置状態の説明図である。図6(A)は天井面52に本発明の火災警報機10を取り付け、シーリングカバー46を装着した状態である。また図6(B)は壁面54に本発明の火災警報機10を取り付け、シーリングカバー46を装着した状態である。
このような本発明の火災警報機10の設置状態から明らかなように、火災警報機10は太さが17mmで高さが80mmとごく小型であることから、天井面52及び壁面54のいずれに取り付けた場合にもほとんど目立つことがなく、室内や壁紙のデザインを損なうことがない。
次に図2の断面図を参照して本発明の火災警報機10の動作を説明する。例えば図6(A)のような天井面52に対する火災警報機10の取付状態において、火災による熱気流を受けると、先端の入力部12に内蔵している形状記憶合金バネ22が所定の記憶温度に達したときに記憶形状に伸展し、バネ26に抗してシャフト24を押し上げ、これによってスイッチ30がオンする。
スイッチ30がオンすると、電池34のプラス側からブザー32、更にスイッチ30を通って、電池34のマイナス側に電流が流れ、ブザー32が鳴動して火災警報が出される。なお、火災警報が出された後に形状記憶合金バネ22の温度が常温に戻れば、シャフト24はバネ26の力により図示の初期位置に復旧してスイッチ30をオフとし、これによってブザー32の鳴動を停止する。なお、一度スイッチ30がオンしたら、火災発報を保持して継続して、または所定時間の間のみスイッチ30の状態に関わらず鳴動するようにしても良い。
本発明の火災警報機10の動作確認は、ガードカバー20の先端に設けている通し穴20bより細い棒を差し込み、シャフト24の通し穴24aを介してスイッチ30のスイッチノブ30aを押すことで、ブザー32を試験的に鳴動させることができる。
また本発明の火災警報機10が誤報を出した場合には、利用者は現場を確認し、火災のないことを確認した後に、ベース42から火災警報機10の本体側を取り外しキャップ38を外して中の電池34を抜くことで、ブザー32の鳴動を停止できる。火災発報を保持しない例であれば、火災警報機10をベース42から取り外して振るなどして形状記憶合金バネ22を冷却することでもフザー32の鳴動を停止することができる。
また本発明の火災警報機10の携帯的な使用をしたい場合には、ベース42に対し本体側となる火災警報機10を取り外し、そのまま持って別の部屋に行き、必要があればその部屋にベース42を予め装着しておき、あるいはそうでなければ部屋の任意の場所に、例えばキャップ38側を下にして火災警報機10を立てておくことで、携帯的に使用できる。ベース42を両面テープで簡易に壁面等に取り付けて火災監視を行うようにしても良い。
図7は本発明による火災警報機10の他の実施形態を示した断面図であり、この実施形態にあっては動作確認用のテストロッド56を設けたことを特徴とする。図7において、火災警報機10は、先端側から入力部12、出力部14及び電源部16で構成され、それぞれの構造は図2の実施形態と同じである。
これに加え図7の実施形態にあっては、ガードカバー20の先端の通し穴24bからシャフト24の通し穴24aを通してテストロッド56を組み込み、テストロッド56の途中に鍔部56aを一体に形成して、通し穴24bからの抜け出しを防いでいる。このようなテストロッド56を設けたことで、ガードカバー20の先端から取り出しているノブ56bを指先で押し込むことでスイッチ30をオン操作して、ブザー32の鳴動による動作確認を簡単に行うことができる。
テストロッド20はスイッチ30を直接押すものに限らず、シャフト24に当接してシャフト24を押し上げることによりスイッチ30をオンさせても良い。また、キャップ38とベース42は、それぞれ対応する突起及び窪みにより、ワンタッチで取付け可能となっている。
図8は本発明による火災警報機の他の実施形態を示した断面図であり、この実施形態にあっては発報表示灯58を設けたことを特徴とする。図8において、火災警報機10は、先端側から入力部12、出力部14及び電源部16を縦方向に配置し、各部の構造は図2の実施形態と同じである。
これに加えて図8の実施形態にあっては、ガードカバー20の先端の通し穴20bの外側に発報表示灯58を装着している。発報表示灯58に対しては、スイッチ30の端子から配線36dが一方のリードに接続され、他方のリードから配線36eがスイッチ30の組込み部分を通って合金製の本体ケース18に接続され、本体ケース18を介して電池34のマイナス側に接続されている。
このため、火災による熱を受けて形状記憶合金バネ22が記憶形状に伸展して、シャフト24介してスイッチ30がオンすると、ブザー32を鳴動すると同時に発報表示灯58が点灯する。発報表示灯58は火災警報機10の先端に設けられているため、発報表示灯58の点灯状態は周囲の全方向から容易に確認することができる。
さらに図8は本体ケース18の周囲に動作確認用のテストボタン64を設けている。スイッチ30に並列にテスト用スイッチ62を接続しており、外部からテストボタン64を押すことによりテスト用スイッチ62がオンしてフザー32の鳴動を行う。
図9は入力部、出力部及び電源部の配置を変更した本発明の他の実施形態の断面図である。図9の実施形態にあっては、入力部12に続いて出力部の一部を構成するスイッチ30を縦方向に配置し、出力部の一部となるブザー32及び電源部となる電池34については本体ケース60内に横に組み込むようにしたことを特徴とする。
入力部12は外部カバー20内に形状記憶合金バネ22、シャフト24及びバネ26を組み込んでおり、更に試験用の通し穴20b及び24aが設けられている。このように入力部と出力部の一部を構成するスイッチ30の部分のみを縦方向に配置し、残りのブザー32及び電池34は横方向に配置した構成としても、図1の実施形態に対し高さ方向の寸法を小さくでき、その分、横方向には広がるが、全体としては同様に十分な小型化が達成できる。
図10は、入力部、出力部及び電源部の配置を変更した本発明の他の実施形態の断面図である。この実施形態にあっては、図2の入力部12及び出力部14のみを縦方向に配置し、電源部となる電池34については本体ケース60内に収納して横方向に配置したことを特徴とする。入力部12及び出力部14の構成は図2の実施形態と同じである。この図10の実施形態にあっても、電源部となる電池34を横方向に配置したことで、その分、高さ方向の寸法を図2の実施形態に比べ小さくすることができる。
図11は本発明の他の実施形態を示した断面図であり、この実施形態の火災警報機100にあっては図2の実施形態とは逆に、先端側から順番に電源部16、出力部14及び入力部12を縦方向に配置したことを特徴とする。
即ち先端側の電源部16及び出力部14は、本体ケース18内の内部ケース28に電池34及びブザー32を組み込んでおり、本体ケース18の下端には内部に接触バネ40を介してキャップ62がねじ込み固定されている。本体ケース18及びキャップ62は、電池34のマイナス側との電気的接続を行うため導電性を持つ金属ケースを使用している。電池34の上部の出力部14にはブザー32が設けられ、その上部にスイッチ30を設けている。
本体ケース18の上部はガードケース61の下端にねじ込み固定され、ガードケース61は上部にベース42に対するねじ込み部を有すると共に、側方に開口した開口部61aを備え、スイッチノブ30aに嵌合している。ガードケース61の上部中央には通し穴61bが形成され、またシャフト24にも通し穴24aが形成されている。
ここで図2の実施形態と対比して明らかなように、出力部14及び電源部16は図2の出力部14及び電源部16を上下を逆にした構造であり、それ以外の構造は全く同じである。また入力部12は図11の実施形態固有の形状を持っているが、内蔵した形状記憶合金バネ22、シャフト24は、図2の実施形態と全く同じものを逆向きに配置して使用している。
図12(A)は、図11の火災警報機100を天井面に取り付けたときの図であり、図12(B)は壁面に取り付けたときの図である。
図11の実施形態にあっては、形状記憶合金バネ22を備えた入力部12が天井面52や壁面54等の取付面48側に近い位置に配置されることで、例えば取付面48に沿って流れる熱気流に対し火災検出感度を高くすることができる。
図11の実施形態における火災警報機100の動作は、火災による熱を形状記憶合金バネ22が受けて所定の記憶温度に達すると、記憶形状に伸展し、バネ26に抗してシャフト24を押し下げ、これによってスイッチ30をオンする。スイッチ30がオンすると、電池34のプラス側からブザー32、スイッチ30を介して、電池34のマイナス側に流れる回路が形成され、ブザー32が鳴動して警報が出力される。火災検出動作による警報を停止した場合には、形状記憶合金バネ22を冷やすかあるいはキャップ62を外して電池34を抜けばよい。
また火災警報機100の動作を確認した場合には、ベース42から火災警報機100を取り外し、ガードケース61の上部に開口している通し穴61bより細い棒をシャフト24の通し穴24aに向けて差し込み、スイッチ30のスイッチノブ30aを押してオンすることで、ブザー32を鳴動して動作確認をすることができる。
また、この実施形態の火災警報機100にあっても、ベース42から取り外すことで携帯的な使用が可能である。更に、誤報が出された場合にはキャップ62を外して電池34を抜けばよい。
更に、この図11の実施形態の火災警報機100にあっても、図2の実施形態と同様、直径が17mmで高さが80mmとほぼ同じ形状にすることができ、十分な小型化により設置場所の周囲のデザインを損なうことがなく、また軽量、小型であることから、ベース42による木ネジ1本で簡単に取り付けたり、設置場所を変えることができる。
なお上記の実施形態にあっては、入力部12の火災検出機構として形状記憶合金バネ22を利用した場合を例に取るものであったが、熱の検知や火災による煙を検知する火災検出部としても良い。
また図2の実施形態におけるバネ26として形状記憶合金バネを使用することで、本来の形状記憶合金バネ22のバネ荷重の差分によりシャフト24を移動してスイッチ30をオンするようにして差動式熱感知器を構成しても良い。
また、本実施形態においては、縦に入力部、出力部及び電源部を並べて一端を取付部として天井等に取付けるようにしていたが、これに限らず、入力部、出力部及び電源部を並べた状態で、本体ケース側面を取付部とするようにしても良く、取付面に沿って長細く突出の少ない火災警報機を構成することができる。
また本実施形態にあっては、入力部は火災警報機の一端に設けているが、これに限らず、出力部と電源部の間に入力部を並べるようにしても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10,100:火災警報機
12:入力部
14:出力部
16:電源部
18,60:本体ケース
18a:ケース
20:ガードカバー
20a,60a:開口部
20b,24a,60b:通し穴
22:形状記憶合金バネ
24:シャフト
26:バネ
28:内部ケース
30:スイッチ
30a:スイッチノブ
32:ブザー
34:電池
36a〜36c:配線
38,62:キャップ
38b:ネジ部
40:接触バネ
42:ベース
44:取付ネジ穴
46:シーリングカバー
48:取付面
50:装着穴
52:天井面
54:壁面
56:テストロッド
58:発報表示灯
61:ガードケース
62:テスト用スイッチ
64:テストボタン

Claims (4)

  1. 火災を検知する入力部と、
    入力部の火災検出動作により警報を出力する出力部と、
    前記出力部に電力を供給する電源部と、
    径方向の寸法に対し軸方向の寸法が長く且つ前記電源部に収納する電池により決まる太さの円筒ケースを備え、前記円筒ケースの取付側に前記電源部が位置するように、前記入力部、出力部及び電源部を縦方向に並べて収納した筐体と、
    前記電源部の電池を収納する前記筐体の取付側開口に着脱自在に設けられたキャップ部材と、
    前記キャップ部材に対し着脱自在に設けられ、天井面又は壁面等の取付面への固定に用いる取付穴を形成したベース部材と、
    を設けたことを特徴とする火災警報機。
  2. 請求項1記載の火災警報機に於いて、前記キャップ部材は前記筐体の取付側開口にネジ込み装着され、前記ベース部材は前記キャップ部材にネジ込み装着されたことを特徴とする火災警報機。
  3. 請求項1記載の火災警報機に於いて、前記入力部は火災による煙を検知することを特徴とする火災警報機。
  4. 請求項1記載の火災警報機に於いて、前記筐体の先端に発報表示灯を設け、前記出力部は警報を出力すると同時に前記発報表示灯を点灯することを特徴とする火災警報機。
JP2009218733A 2009-09-24 2009-09-24 火災警報機 Expired - Fee Related JP4532597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009218733A JP4532597B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 火災警報機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009218733A JP4532597B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 火災警報機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088517A Division JP4456907B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 火災警報機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010020792A true JP2010020792A (ja) 2010-01-28
JP4532597B2 JP4532597B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=41705539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009218733A Expired - Fee Related JP4532597B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 火災警報機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4532597B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102121854B1 (ko) * 2020-01-31 2020-06-12 (주)지화엔지니어링 소방배관의 누수를 감지할 수 있는 소방장치
KR102121847B1 (ko) * 2020-01-31 2020-06-12 (주)지화엔지니어링 신속하게 화재를 감지할 수 있는 소방장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60153394U (ja) * 1984-03-23 1985-10-12 中越合金鋳工株式会社 火災報知器
JPS61133893U (ja) * 1985-02-07 1986-08-21
JPS632347U (ja) * 1986-06-20 1988-01-08
JPH07160970A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Munetaka:Kk 警報器
JP2001155269A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Yazaki Corp 火災警報器点検装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60153394U (ja) * 1984-03-23 1985-10-12 中越合金鋳工株式会社 火災報知器
JPS61133893U (ja) * 1985-02-07 1986-08-21
JPS632347U (ja) * 1986-06-20 1988-01-08
JPH07160970A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Munetaka:Kk 警報器
JP2001155269A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Yazaki Corp 火災警報器点検装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102121854B1 (ko) * 2020-01-31 2020-06-12 (주)지화엔지니어링 소방배관의 누수를 감지할 수 있는 소방장치
KR102121847B1 (ko) * 2020-01-31 2020-06-12 (주)지화엔지니어링 신속하게 화재를 감지할 수 있는 소방장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4532597B2 (ja) 2010-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7236097B1 (en) Hand washing alert system
JP4865263B2 (ja) 火災警報器
JP4868902B2 (ja) 増設機器を併設した火災警報器
US4980672A (en) Overhead socket smoke detector with theft alarm
JP5396175B2 (ja) 警報器
JP4532597B2 (ja) 火災警報機
JP4456907B2 (ja) 火災警報機
JP2007128199A5 (ja)
EP3376173A1 (en) Environmental sensor
JP4575514B2 (ja) 火災警報機
JP4862831B2 (ja) 警報器
JP5536512B2 (ja) 多機能操作装置及び警報器
JP2007157391A (ja) 自動火災警報装置付照明器具
JP2009176317A (ja) 警報器
JP4284533B2 (ja) 壁掛け型火災警報器
JP5491086B2 (ja) 警報器
JP4173461B2 (ja) 火災警報器
US20070109140A1 (en) Smoke detector that plug into electrical outlet
KR20080092053A (ko) 비상 및 환기감지 스위치
JP2005275844A5 (ja)
JP5567873B2 (ja) 多機能操作装置
CN208298355U (zh) 组合式电气火灾监控探测器
CN218214320U (zh) 一种消防报警装置
JP5507907B2 (ja) 警報器
JP2008046883A (ja) 住宅用火災警報器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4532597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140618

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees