JP5507907B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する警報器に関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及している。
このような住警器は電池を電源として動作し、検煙部またはサーミスタなどにより火災を監視しており、火災を検出した場合には、例えば「ピッピッピッ 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカから出力し、表示灯を点滅又は明滅するようにしている。
また自動試験機能によりセンサ障害や電池電圧の低下を定期的に監視しており、障害を検出すると障害警報を出すようにしている。また監視状態で点検スイッチを操作すると、そのときの状態に応じた点検メッセージを出力するようにしている。
更に、回路部を動作する消費電流を低減することにより、電池電源であっても、10年を越える電池寿命を保証している。
特開2007−094719号公報
しかしながら、このような従来の住警器にあっては、限られた電池容量を使用して10年を超える電池寿命による動作を保証しているため、可能な限り消費電流を低減するようにしており、特に警報出力や表示といった機能については、必要最小限の構成をとるようにしている。
例えば火災を検出したときの火災警報は、予め定めた所定の音量以上で警報音を出すようにしているが、音量を大きくするほど消費電流が増加することから、警報の認識に要求される所定音量を満たす必要最小限の音量を設定することで消費電流を抑制している。しかし、廊下や階段などの常時人のいない場所に設置した住警器については、居間や寝室といった人のいる場所に設置している住警器に比べ、警報音量を大きくすること望まれるが、警報音量を大きくすると電池寿命が保証できないという問題がある。
また火災警報としてスピーカから「ピッピッピッ 火事です 火事です」といった音声メッセージを所定の音量以上で繰り返し出力するようにしているが、スピーカからの音声メッセージによる警報音の出力は消費電流が増加することから、消費電流の少ないブザー(ビープ)音とすることも考えられている。しかし、警報音としてブザー音だけでは設置場所によっては不適切なことも予想され、しかし音声メッセージに変更すると、電池寿命に影響するという問題がある。
このような問題は警報音のみならず、住警器の持つ基本的な火災監視機能を拡張しようとすると、必ず消費電流の増加となり、住警器のもつ様々な機能を拡張して活用する場合の大きな障害となっている。
本発明は、火災監視のための電池寿命を損なうことなく、消費電流の増加を伴う機能拡張を可能とする警報器を提供することを目的とする。
本発明は、
監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
音響出力器からの警報音と表示器の警報表示により異常警報を出力する報知部と、
センサ部の検出出力から異常を検出したときに、報知部からの音と表示により異常警報を出力させる警報処理部と、
センサ部、報知部及び警報処理部を含む負荷に電源を供給する主電池と、
を設けた警報器に於いて、
逆流防止素子を介して主電池の負荷に並列的に電源を供給する補助電池と、
主電池の負荷として設けられ、主電池が電源供給している状態で補助電池の電源供給を検出したときに、報知部から出力される警報音の音量又は内容を変更する拡張機能処理部と、
を備えたことを特徴とする。

ここで、補助電池を、着脱自在なカバーで閉止された筐体の電池収納部に設ける。また、補助電池を筐体に対し着脱自在なユニットに設けても良い。
拡張機能処理部は、補助電池の装着を検出したときに、報知部の音響出力器から出力する警報音の音量を大きくする音量制御部を備える。

拡張機能処理部は、補助電池の装着を検出した時に、報知部の音響出力器による異常警報のブザー音による出力を、所定の音声メッセージの出力に変更する音声変換部を備える。

拡張機能処理部は、補助電池の電源電圧が所定電圧以下に低下したことを検出したときに、変更した警報音を元の状態に戻す
本発明によれば、センサ部、報知部及び警報処理部を含む火災のなど異常監視および警報を行う警報器本来の機能を果たす負荷に電源を供給する主電池に加え、逆流防止素子を介して主電池の負荷に並列的に電源を供給する着脱自在な補助電池を設けたため、警報音の増強や音声メッセージによる警報といった消費電流の増加を伴う拡張機能を付加しても、補助電池によって増加した消費電流をカバーし、これによって異常監視および警報の基本機能についての主電池の寿命に影響を及ぼすことなく、必要とする適宜の拡張機能を自由に構築することができるという大きなメリットが得られ、広範に普及が進んでいる住警器や各種警報器の様々な活用の道を切り開くことができる。即ち、ユーザの用途に応じ、様々な選択肢を提供することも出来る。

また補助電池は逆流防止素子を介して主電池の電源ラインに接続されているため、主電池が電池寿命に近づいて電池電圧が低下すると、補助電池から主電池の負荷に対し並列的に電源を供給することができ、補助電池による主電池のバックアップにより更に電池寿命を拡大することができる。
また補助電池が電池寿命に近づく電圧低下を検出して拡張機能部自身の動作を停止することにより、補助電池によるバックアップがない状態での拡張機能部の動作による主電池の消耗を防止し、主電池の電池寿命を保証することができる。
本発明による住警器の実施形態を示した説明図 図1の住警器に設けた住警器回路構成の実施形態を示したブロック図 図2の住警器による火災監視処理を示したフローチャート ブザー音を音声メッセーザに変更する本発明による住警器回路構成の実施形態を示したブロック図 図4の住警器による火災監視処理を示したフローチャート
図1は本発明による住警器の実施形態を示した説明図であり、図1(A)に正面図を、図1(B)に背面図を示している。
図1において、本実施形態の住警器10の筐体はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には周囲に煙流入口を開口した検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にブザーまたはスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は住警器の機能点検を指示する点検スイッチとしての機能を兼ね備えている。例えば火災警報時に警報停止スイッチ20が操作されると警報を停止し、通常状態で警報停止スイッチ20が操作されると自己の機能点検を実施して結果を報知する。
警報停止スイッチ20は、半透明部材で形成されたスイッチカバーと、スイッチカバーの内部に配置されたタクトスイッチ(図示せず)とで構成されている。スイッチカバー内部のタクトスイッチ近傍には、点線で示すように、警報表示を行うLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている
体14の裏側上部には取付けフック15が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、この取付フック15ビス通すことで壁面に住警器10を設置することができる。

住警器10の内部には図1(B)の背面図に示すように、主電池34と補助電池30が収納されている。主電池34は電池カバー32の内部に収納されており、リチウム乾電池やアルカリ乾電池などを使用しており、住警器10の火災監視の基本的な機能を実現する回路部に電源を供給し、10年を越える電池寿命を保証するようにしている。
補助電池30は電池カバー36の内部に収納されており、例えば2個のボタン電池が使用され、主電池34の負荷として動作する回路部に設けた拡張機能の動作に必要な電源を主電池と並列的に供給し、拡張機能の動作により消費電流が増加しても、主電池34と補助電池30による並列的な電源供給で、拡張機能ない場合と同様に10年を越える電池寿命を保証するようにしている。

主電池34及び補助電池30は、工場製造段階で予め組み込まれ、補助電池の組込みにより拡張機能が有効となる。なお、拡張機能を必要としない住警器については、補助電池30の組込みは行われないことになる。
なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に、火災による熱を検出するサーミスタなどの温度検出素子を備えた住警器や、火災に伴うその他の物理現象を検出する住警器、火災以外にガス漏れを検出する警報器、侵入者や地震その他の異常を検出する各種の警報器、これらを組み合わせて成る警報器についても、本発明の対象に含まれる。
図2は図1の住警器における回路構成の実施形態を示したブロック図である。図2において、住警器10はワンチップCPUとして知られたプロセッサ60を備え、プロセッサ60に対してはセンサ部62、報知部64、操作部66、移報部68、メモリ70、更に主電池34を設けている。
センサ部62には煙を検出して煙検知信号を出力する検煙部16を設けている。なおセンサ部62には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタなどの温度検出素子や、火災に伴うその他の物理現象変化を検出する各種素子を設けてもよい。
報知部64には、警報音を出力するスピーカ65と、警報に伴う表示を行うLED22が設けられている。スピーカ65は図示しない音声合成回路からの音声メッセージや警報音を、図示しない増幅部を介して出力する。LED22は、点滅、明滅、点灯などにより火災などの異常を表示する。
操作部66には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は、報知部64からスピーカ65により警報音またはLED22により警報に伴う表示を行っているときにのみ、警報停止スイッチとして有効となる。警報音の出力中に警報停止スイッチ20を操作すると警報音は停止され、このときも引き続き火災検出が継続されていれば警報に伴う表示は点灯または点滅している。
一方、火災警報を行っていない通常監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、この状態で警報停止スイッチ20を押すと所定の点検動作が実行され、報知部64のスピーカ65から点検結果を示す音声メッセージなどが出力される。点検結果などの音声メッセージは、音声アンプ82の利得をG1に設定した状態で出力される。
主電池34は逆流防止素子としてのダイオード78を介してプロセッサ60、センサ部62、報知部64、操作部66、移報部68及びメモリ70を含む火災監視の基本機能を実現する回路部に電源を供給し、10年を越える電池寿命を保証している。
メモリ70には、住警器のシリアル番号等の固有情報、動作に必要な各種の設定情報や点検結果データ等が記憶され、必要に応じプロセッサ60で読み出されて処理される。
プロセッサ60にはプログラムの実行により実現される機能として、イベント検出部73とイベント処理部74を備えた警報処理部72が設けられている。イベント検出部73はセンサ部62による火災検出、操作部66による警報停止、センサ部62の火災検出がなくなる火災復旧等のイベントを検出する。
イベント処理部74は、イベント検出部73で火災を検出したときにスピーカ65から警報音を出力すると共に、LED22を駆動して、火災を示す表示を行う。
具体的に説明すると、イベント処理部74はセンサ部62に設けた検煙部16からの煙検出信号に基づいてイベント検出部73で火災を検出したとき、報知部64のスピーカから警報音例えば「ピッピッピッ 火事です 火事です」を繰り返し出力させると共に、LED22を明滅して警報表示を行う。
更に連動先の住警器や外部機器が信号線接続または無線通信接続されていれば、移報部68から他の住警器に対し火災発報を示す移報信号を送信する。またイベント処理部74は、火災警報音の出力中に、イベント検出部73で操作部66に設けた警報停止スイッチ20の警報停止操作を検出したとき、スピーカ65からの警報音を停止すると共に、LED22の表示を停止する。
またイベント処理部74は、イベント検出部73でセンサ部62の障害や主電池34の電池電圧が低下してバッテリー切れに近付くローバッテリー障害を検出すると、検出した障害イベントに対応した報知を報知部64から行う。
例えばセンサ障害を検出した場合には、報知部64のスピーカ65から「ピッ、故障です」を所定回数連続して出力し、その後、所定時間ごとに「ピッ、故障です」を所定回数出力する処理を繰り返す。また通常監視状態で警報停止スイッチ20による点検操作を検出した場合には、センサ障害に基づき、例えば「ピッ、故障です 販売店に連絡して下さい」を1回出力する。
主電池34の電池切れについては、イベント検出部73で最初に電池容量低下を検出したときに、例えばスピーカ65から「ピッ、電池切れです」を所定回数連続して出力し、その後は一定時間ごとに「ピッ、電池切れです」を所定回数出力する処理を繰り返す。また主電池34の電池切れを検出した状態で警報停止スイッチ20による点検操作を検出すると、「ピッ、電池切れです 主電池を交換して下さい」を1回出力する。
このような住警器10の火災監視および警報のための基本的な機能に加え、本実施形態にあっては、主電池34の負荷となる報知部64に設けたスピーカ65からの警報音量を大きくする拡張機能を設けている。この拡張機能による消費電流の増加に対応して補助電池30が設けられ、補助電池30のプラス側は逆流防止素子としてのダイオード77を介して主電池34のプラス側の電源ラインに接続されている。
このため、主電池34の負荷となるプロセッサ60、センサ部62、報知部64、操作部66、移報部68及びメモリ70は、主電池34と補助電池30による並列電源供給を受けることになり、報知部64のスピーカ65による警報音量を大きくする拡張機能で生ずる消費電流の増加を補うようにしている。
またプロセッサ60の入力ポートに対しては、補助電池30のプラス側がプルダウンされて信号線80により接続され、信号線80の電圧が所定電圧を越えていることで補助電池30による電源供給を判別し、警報音量を大きくする拡張機能を有効とする。
補助電池30による並列電源供給で動作する拡張機能として本実施形態にあっては、例えば報知部64に音声アンプ82と利得制御部84を設け、スピーカ65から出力する音量を利得制御で変更可能としている。

利得制御部84は、補助電池が装着されていないときまたは補助電池の残り容量が少ないときには所定音量の警報音出力に必要な利得G1を設定しているが、拡張機能として更に大きな音量による警報音を出力する利得G2に変更制御することができる。
また警報音量を大きくする拡張機能に伴い、プロセッサ60には、プログラムにより実行される機能として拡張機能処理部85が設けられ、拡張機能処理部85には、この実施形態にあっては音量制御部86が設けられている。
音量制御部84は、例えば主電池34による電源供給開始時に動作して、補助電池30からのプラス側電源電圧が入力されたポートを読み込み、有効に補助電池30の電源電圧が得られた場合には、拡張機能として設けられた警報音量制御を有効とする。
この状態でセンサ部62の煙検出信号に基づいてイベント検出部73で火災イベントが検出されると、イベント処理部74を経て音量制御部86が利得制御部84により音声アンプ82の利得をそれまでのG1からG2に変更し、高くした利得G2による音声信号の増幅でスピーカ56から大きな警報音を出力させる。
このような拡張機能による大きな警報音の出力で音声アンプ82およびスピーカ65の消費電流が増加するが、主電池34と補助電池30による並列電源供給を受けて拡張機能が動作しているため、消費電流の増加する拡張機能を動作させても補助電池30からの電源供給でまかない、10年を越える電池寿命を保証することができる。
また主電池34の電池電圧が低下した場合、補助電池30から主電池34の電源ラインに電源供給が行われ、その後継続使用した結果、主電池34が電池切れ手前の所定電圧以下に低下したとしても、そのとき補助電池30の電池容量が十分にあれば、補助電池30による主電池34側への並列電源供給で、実質的に電池寿命を延ばすことができる。
また補助電池30の電池切れについても、プロセッサ60の拡張機能処理部85で監視することが可能である。即ち、補助電池30のプラス側の電池電圧は信号線80によりプロセッサ60の特定のポートに入力されており、プロセッサ60は補助電池30の電池電圧が入力されたポートを定期的に読み込むことで補助電池30の電池電圧を認識し、所定電圧以下に低下したときに補助電池30の電池切れを示す警報を出力することが可能である。この補助電池30の電池切れの警報は、報知部64のスピーカ65を使用して、例えば「ピッ、補助電池の電池切れです」を出力すればよい。
更に、拡張機能処理部85は、補助電池30の電源電圧が所定以下に低下する電池切れを検出したときに、音量制御部86による警報音の音量を大きくする機能、即ち利得制御部84により音声アンプ82の利得を変更する機能により、音声アンプ82の利得をG1にして保持する。これにより補助電池30が電池寿命に近づき、補助電池30によるバックアップがない状態での拡張機能の動作による主電池34の消耗を防止し、主電池34の電池寿命を保証する。

図3は図2の住警器による火災監視処理の概略を例示したフローチャートである。図3において、火災監視処理は、ステップS1で主電池34の電源投入に伴い初期化及び自己診断処理を実行し、異常がなければステップS2に進み、拡張機能を有効とするための補助電池30の有無を判別している。
このとき図2に示すように補助電池30が収納されていれば、プロセッサ60に対する補助電池30の電池電圧が特定ポートから読み込まれて補助電池ありが判別され、ステップS3に進み、拡張機能として設けた警報音量制御を有効化する。
続いてステップS4でセンサ部62から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災イベントを検出してステップS5に進み、スピーカ65からの警報音とLED22の点灯、点滅または明滅などにより火災警報を出力する。
このときステップS3で警報音制御の拡張機能が有効化されていれば、即ち補助電池30からの電源供給が検出されていれば、ステップS5の火災警報の出力としては、プロセッサ60からの指示で報知部64に設けた利得制御部84の設定利得をそれまでのG1からG2に変更し、音声アンプ82の、変更後の利得G2による音声信号増幅で、スピーカ65から大きな音量で警報音を出力させる。ステップS3でこの利得変更処理までを行っても良い。

続いてステップS6でセンサ部62からの煙検出信号が低下して火災がなくなる火災復旧イベントの有無を判別しており、火災復旧イベントを検出すると、ステップS7で火災警報を停止する。
また火災警報中に火災復旧イベントが検出されなかった場合には、ステップS8で警報停止スイッチ20の操作による警報停止イベントの有無を判別しており、警報停止イベントを判別すると、ステップS9に進み、警報中であることを判別するとステップS10に進み、火災警報を停止する。
一方、火災警報が行われていない通常監視状態で警報停止スイッチ20による警報停止イベントを判別すると、ステップS9で警報中でないことを判別してステップS11に進み、この場合には警報停止スイッチ20の操作は点検スイッチとしての操作であることから、所定の点検処理を実行して、結果を示す点検メッセージを出力する。
即ち、結果が正常であれば例えば「ピッピッピッ、正常です」といった警報音を確認するための点検メッセージを出力する。またセンサ障害が検出されていれば「ピッ、故障です 販売店に連絡して下さい」を出力する。また主電池34の電池切れが検出されていれば「ピッ、電池切れです 主電池を交換して下さい」を1回出力する。更に補助電池30の電池切れが検出されれば「ピッ、補助電池切れです」を1回出力する。
図4は警報音をブザー音から音声メッセージに変更する拡張機能を設けた本発明による住警器回路の他の実施形態を示したブロック図である。
図4において、住警器10における主電池34の負荷となるプロセッサ60側の回路構成及び補助電池30側の構成は図2の実施形態と同じであるが、プロセッサ60の拡張機能処理部85に、音量制御部86に代えて音声変換部88を設けている。

音声変換部88はイベント処理部74による基本的な警報機能として、補助電池が装着されていないときには報知部64のスピーカ65によりブザー音を出すようにしているのに対し、補助電池30による電源供給を判別したときに拡張機能としてこのブザー音による警報を音声メッセージ音による警報に変更する。
例えばブザー音による警報音が「ピッピッピッピッピッ」であったならば、「ピッピッピッ、火事です。火事です」と言った音声メッセージ音に変更する。このような拡張機能を設けると、拡張機能を設ける前のブザー音による消費電流に対し、拡張機能により変更した音声メッセージによる出力で消費電流が増加することになる。
このような拡張機能による消費電流の増加に対し、本実施形態にあっては、補助電池30を逆流防止素子としてのダイオード77を介して各負荷の電源ラインに接続することで並列的に電源供給を行っており、このためブザー音から音声メッセージ音への変更による拡張機能で消費電流が増加しても、この消費電流の増加は補助電池30による並列電源供給で補うことができ、主電池34の寿命に影響を及ぼすことはない。
また、拡張機能処理部85は、補助電池の電源電圧が所定電圧以下に低下する電池切れを検出したときに、音声変換部88による警報音を音声メッセージとする機能を停止してブザー音に戻し、補助電池30によるバックアップがない状態での拡張機能の動作による主電池34の消耗を防止し、主電池の電池寿命を保証する。

図5は図4の住警器による火災監視処理の概略を例示したフローチャートである。図5において、住警器10における主電池34による電源供給を開始すると、ステップS21で初期化及び自己診断を行った後、ステップS22に進んで拡張機能を有効とするための補助電池30の有無を判別している。
このとき図に示すように補助電池30が収納されていれば、プロセッサ60に対する補助電池30の電池電圧が特定ポートから読み込まれて補助電池ありがステップS22で判別されてステップS23に進み、警報ブザー音を警報メッセージ音に変更する音声変換部88による拡張機能を有効とする。

このようにステップS23で拡張処理機能のセッティングが終了したならば、ステップS24〜S31により火災監視処理を行う。このステップS24〜S31の処理は、図3のステップS4〜S11と同じである。
この内、ステップS25の火災警報の出力にあっては、ステップS23で音声変換部88による拡張機能が有効化されている場合には、報知部64のスピーカ65からはブザー音ではなく、音声メッセージによる警報音の出力が行われる。
なお上記の実施形態は、拡張機能として警報音量の制御、ブザー音の音声メッセージ音への変更を例に取るものであったが、本発明はこれに限定されず、住警器が基本的に持っている処理機能に対し追加可能な適宜の拡張機能につき同様に適用することができる。
また上記の2つの実施形態の構成を併せて備えることも出来る。即ち、利得制御およびブザー音とメッセージ音の切り替えを適宜組み合わせることが出来る。
また上記の実施形態にあっては、補助電池を、着脱自在なカバーで閉止された筐体の電池収納部に設けてもよいし、更に、補助電池を筐体に対し着脱自在なユニットに設けても良い。
また上記の実施形態は移報部からの有線接続により他の住警器や外部の連動機器と連動可能にした場合の警報器を例に取っているが、移報や連動機能を持たない警報器にも適用できる。また、無線通信部を設けることにより、無線により他の住警器や外部機器と連動する警報器についても適用できる。
また上記の実施形態は住宅用に限らず、ビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また上記の実施形態は警報器にセンサ部と処理部を一体に設けた場合を例に取っているが、他の実施形態としてセンサ部と処理部を別体とした警報器であってもよい。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:住警器
12:カバー
14:本体
15:取付フック
16:検煙部
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
2,36:電池カバー
60:プロセッサ
62:センサ部
64:報知部
66:操作部
68:移報部
70:メモリ
72:警報処理
73:イベント検出部
74:イベント処理部
77,78:ダイオード
82:音声アンプ
84:利得制御部
85:拡張機能処理部
86:音量制御部
88:音声変換部

Claims (4)

  1. 監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
    音響出力器からの警報音と表示器の警報表示により異常警報を出力する報知部と、
    前記センサ部の検出出力から異常を検出したときに、前記報知部からの音と表示により異常警報を出力させる警報処理部と、
    前記センサ部、報知部及び警報処理部を含む負荷に電源を供給する主電池と、
    を設けた警報器に於いて、
    逆流防止素子を介して前記主電池の負荷に並列的に電源を供給する補助電池と、
    前記主電池の負荷として設けられ、前記主電池が電源供給している状態で前記補助電池の電源供給を検出したときに、前記報知部から出力される警報音の音量又は内容を変更する拡張機能処理部と、
    を備えたことを特徴とする警報器。

  2. 請求項1記載の警報器に於いて、前記拡張機能処理部は、前記補助電池の電源供給を検出したときに、前記報知部の音響出力器から出力する警報音の音量を大きくする音量制御部を備えたことを特徴とする警報器。
  3. 請求項1記載の警報器に於いて、前記拡張機能処理部は、前記補助電池の電源供給を検出したときに、前記報知部の音響出力器による異常警報のブザー音による出力を、所定の音声メッセージの出力に変更する音声変換部を備えたことを特徴とする警報器。
  4. 請求項1記載の警報器に於いて、前記拡張機能処理部は、前記補助電池の電源電圧が所定電圧以下に低下したことを検出したときに、前記変更した警報音を元の状態に戻すことを特徴とする警報器。

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