JP2011014062A - 警報器 - Google Patents

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JP2011014062A JP2009159573A JP2009159573A JP2011014062A JP 2011014062 A JP2011014062 A JP 2011014062A JP 2009159573 A JP2009159573 A JP 2009159573A JP 2009159573 A JP2009159573 A JP 2009159573A JP 2011014062 A JP2011014062 A JP 2011014062A
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Abstract

【課題】火災監視のための電池寿命を損なうことなく、パイロットランプのような拡張機能を必要に応じて任意に追加して動作可能とする。
【解決手段】住警器10は、電源を供給する主電池34と、センサ部62の検出出力からイベント検出部72で火災を検出した時に、イベント処理部74は報知部64から火災警報を出力させる。筐体に対し着脱自在な補助電池30と、補助電池30により駆動される拡張機能部76とを設け、拡張機能処理部82により補助電池30の装着を検出して拡張機能部76のパイロットランプ24を動作させる。補助電池30は着脱自在なカバーで閉止された筐体の電池収納部に組込み込む。
【選択図】図2

Description

本発明は、火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する警報器に関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及している。
このような住警器は電池を電源として動作し、検煙部またはサーミスタなどにより火災を監視しており、火災を検出した場合には、例えば「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから出力し、表示灯を点滅又は明滅するようにしている。
また自動試験機能により自己のセンサ障害や電池電圧の低下を定期的に監視しており、障害を検出すると障害警報を出すようにしている。また監視状態で点検スイッチを操作すると、そのときの状態に応じた点検メッセージを出力するようにしている。
更に、回路部を動作する消費電流を低減することにより、電池電源であっても、10年を越える電池寿命を保証している。
特開2007−094719号公報
しかしながら、このような従来の住警器にあっては、限られて電池容量を使用して10年を超える電池寿命による動作を保証するため、可能な限り消費電流を低減するようにしており、特に警報出力や表示といった機能については、必要最小限の構成をとるようにしている。
例えば電池電源で動作する一般の民生機器であれば、動作状態であることを示すパイロットランプを設けて点灯又は点滅しているが、住警器にあっては、常時動作するパイロットランプを設けることは、消費電流が増加して電池寿命を縮めることから設けられず、その代わりに、監視状態で点検スイッチを操作すると、正常であれば正常に動作していることを示す音声メッセージを出力し、障害を検出していれば障害内容を示すメッセージを出力するようにして消費電流の低減を図っている。
しかし、ユーザが住警器を設置している場合、点検スイッチを操作しない限り動作状態が分からないという不便さがあり、動作状態を示すためにパイロットランプを設けると、例え点滅駆動としても、長期間に亘り継続的に動作するために電池寿命に大きく影響することから設けることができないという問題がある。
このような問題はパイロットランプのみならず、住警器の持つ基本的な火災監視機能に別の機能を拡張的に設けようとする場合に同様に生ずる問題であり、住警器に火災監視以外に様々な機能を設けようとする場合の大きな障害となっている。
本発明は、火災監視および警報のための電池寿命を損なうことなく、パイロットランプのような拡張機能を必要に応じて任意に追加して動作可能とする住警器を提供することを目的とする。
本発明は、
監視エリアの物理的現象を検出して検出信号を出力するセンサ部と、
警報音と警報表示により異常警報を出力する報知部と、
警報を停止する操作手段を備えた操作部と、
センサ部の検出信号から異常を検出した時に、報知部からの警報音と警報表示により異常警報を出力させる警報処理部と、
センサ部、報知部、操作部及び警報処理部に電源を供給する主電池と、
を設けた警報器に於いて、
センサ部、報知部、操作部及び警報処理部以外機能を備えた拡張機能部と、
拡張機能部に電源を供給する補助電池と、
補助電池の電源供給を検出して拡張機能部を動作させる拡張機能処理部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、拡張機能部は、
警報器が動作状態にあることを表示する動作表示灯と、
拡張機能処理部により補助電池の電源供給が検出された時に、動作表示灯を補助電池からの電源供給により点灯させる駆動回路と、
を備える。
拡張機能部は、
監視エリアの一部又は全部を照明する照明灯と、
人を検出して人検出信号を出力する人感センサと、
拡張機能処理部により人感センサからの人検出信号を受信した時に、照明灯を補助電池からの電源供給により点灯させる駆動回路と、
を備える。
補助電池を、逆流防止素子を介して主電池の電源供給ラインに接続し、拡張機能部以外の部分に、主電池と補助電池により並列的に電源を供給する。
本発明によれば、火災のなど異常監視および警報を行う警報器本来の機能を動作させる主電池の他に補助電池を設け、パイロットランプなどの拡張機能を補助電池からの電源供給で動作させるようにしたため、パイロットランプのような拡張機能を設けて動作しても、主電池による拡張機能の電流消費はないことから火災などの異常監視、警報のための主電池寿命を縮めることなく、様々な拡張機能を追加して有効に動作させることができる。
特に、主電池による異常監視、警報のための電池寿命に制約されることなく、拡張機能は補助電池の電池容量を考慮して自由に構築することができるという大きなメリットが得られ、広範に普及が進んでいる住警器の様々な活用の道を切り開くことができる。
また補助電池を、逆流防止素子を介して主電池の電源ラインに接続することで、主電池が電池寿命に近づいて電池電圧が低下すると、補助電池から主電池の負荷に対し並列的に電源を供給することができ、補助電池による主電池のバックアップにより電池寿命を拡大することもできる。そして、拡張機能の駆動電力は補助電池から供給されるので、拡張機能を動作させても基本的機能である監視警報動作に係る主電池の寿命に影響を与えない。
本発明による住警器の実施形態を示した説明図 パイロットランプを拡張機能として設けた本発明による住警器回路構成の実施形態を示したブロック図 図2の住警器による火災監視処理を示したフローチャート 照明制御を拡張機能として設けた本発明による住警器回路構成の他の実施形態を示したブロック図 図4の住警器による火災監視処理を示したフローチャート
図1は本発明による住警器(住宅用火災警報器)の実施形態を示した説明図であり、図1(A)に正面図を、図1(B)に背面図を示している。
図1において、本実施形態の住警器10の筐体はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には周囲に煙流入口を開口した検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にブザーまたはスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は住警器の機能点検を指示する点検スイッチとしての機能を兼ね備えている。例えば火災警報時に警報停止スイッチ20が操作されると警報を停止し、通常状態で警報停止スイッチ20が操作されると自己の機能点検を実施して結果を報知する。
警報停止スイッチ20は、半透明部材で形成されたスイッチカバーと、スイッチカバーの内部に配置されたタクトスイッチ(図示せず)とで構成されている。スイッチカバー内部のタクトスイッチ近傍には、点線で示すように、警報表示を行うLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている。
本体14の裏側上部には取付けフック15が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、この取付フック15にビスを通すことで壁面に住警器10を設置することができる。
このような住警器10の構成に加え、本実施形態にあっては更に、拡張機能部として、カバー12の右下に動作表示灯として機能するパイロットランプ24を設けている。
住警器10の内部には図1(B)の背面図に示すように、主電池34と補助電池30が収納されている。主電池34は電池カバー32の内部に収納されており、リチウム乾電池やアルカリ乾電池などを使用しており、住警器10の火災監視の基本的な機能を実現する回路部に電源を供給し、10年を越える電池寿命を保証するようにしている。
補助電池30は電池カバー36の内部に収納されており、例えば2個のボタン電池が使用され、拡張機能部として設けたパイロットランプ24を表示駆動するための電源を供給する。パイロットランプ24を表示駆動する補助電池30は、主電池34と同様に10年を越える電池寿命を保証するようにしている。
主電池34及び補助電池30は、拡張機能としてパイロットランプ24を設けた住警器10の工場製造段階で予め組み込まれている。なお、拡張機能としてのパイロットランプ24を必要としない住警器については、補助電池30の組込みは行われないことになる。
なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に、火災による熱を検出するサーミスタなどの温度検出素子を備えた住警器や、火災に伴うその他の物理現象を検出する住警器、火災以外にガス漏れを検出する警報器、侵入者や地震その他の異常を検出する各種の警報器、これらを組み合わせて成る警報器についても、本発明の対象に含まれる。
図2はパイロットランプを拡張機能として設けた図1の住警器における回路構成の実施形態を示したブロック図である。図2において、住警器10はワンチップCPUとして知られたプロセッサ60を備え、プロセッサ60に対してはセンサ部62、報知部64、操作部66、移報部68、メモリ70、更に主電池34を設けている。
センサ部62には煙を検出して煙検知信号を出力する検煙部16を設けている。なおセンサ部62には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタなどの温度検出素子や、火災に伴うその他の物理現象変化を検出する各種素子を設けてもよい。
報知部64には、警報音を出力するスピーカ65と、警報に伴う表示を行うLED22が設けられている。スピーカ65は図示しない音声合成回路からの音声メッセージや警報音を、図示しない増幅部を介して出力する。LED22は、点滅、明滅、点灯などにより火災などの異常を表示する。なおスピーカ65に代えてブザーなどを用いてもよい。
操作部66には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は、報知部64からスピーカ65により警報音またはLED22により警報に伴う表示を行っているときにのみ、警報停止スイッチとして有効となる。警報音の出力中に警報停止スイッチ20を操作すると警報音は停止され、このときも引き続き火災検出が継続されていれば警報に伴う表示は点灯または点滅している。
一方、火災警報を行っていない通常監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、この状態で警報停止スイッチ20を押すと所定の点検動作が実行され、報知部64のスピーカ65から点検結果を示す音声メッセージなどが出力される。
主電池34は逆流防止素子としてのダイオード81を介してプロセッサ60、センサ部62、報知部64、操作部66、移報部68及びメモリ70を含む火災監視の基本機能を実現する回路部に電源を供給し、10年を越える電池寿命を保証している。
メモリ70には、住警器のシリアル番号等の固有情報、動作に必要な各種の設定情報や点検結果データ等が記憶され、必要に応じプロセッサ60で読み出されて処理される。
プロセッサ60にはプログラムの実行により実現される機能として、イベント検出部73とイベント処理部74を備えた警報処理部72が設けられている。イベント検出部73はセンサ部62による火災検出、操作部66による警報停止、センサ部62の火災検出がなくなる火災復旧等のイベントを検出する。
イベント処理部74は、イベント検出部73で火災を検出したときにスピーカ65から警報音を出力すると共に、LED22を駆動して、火災を示す表示を行う。
具体的に説明すると、イベント処理部74はセンサ部62に設けた検煙部16からの煙検出信号に基づいてイベント検出部73で火災を検出したとき、報知部64のスピーカから警報音例えば「ピッピッピッ、火事です。火事です」を繰り返し出力させると共に、LED22を明滅して警報表示を行う。
更に連動先の住警器や外部機器が信号線接続または無線通信接続されていれば、移報部68から他の住警器に対し火災発報を示す移報信号を送信する。またイベント処理部74は、火災警報音の出力中に、イベント検出部73で操作部66に設けた警報停止スイッチ20の警報停止操作を検出したとき、スピーカ65からの警報音を停止すると共に、LED22の表示を停止する。
またイベント処理部74は、イベント検出部73でセンサ部62の障害や主電池34の電池電圧が低下してバッテリー切れに近付くローバッテリー障害を検出すると、検出した障害イベントに対応した報知を報知部64から行う。
例えばセンサ障害を検出した場合には、報知部64のスピーカ65から「ピッ、故障です」を所定回数連続して出力し、その後、所定時間ごとに「ピッ、故障です」を所定回数出力する処理を繰り返す。また通常監視状態で警報停止スイッチ20による点検操作を検出した場合には、センサ障害に基づき、例えば「ピッ、故障です 販売店に連絡して下さい」を1回出力する。
主電池34の電池切れについては、イベント検出部73で最初に電池容量低下を検出したときに、例えばスピーカ65から「ピッ、電池切れです」を所定回数連続して出力し、その後は一定時間ごとに「ピッ、電池切れです」を所定回数出力する処理を繰り返す。また主電池34の電池切れを検出した状態で警報停止スイッチ20による点検操作を検出すると、「ピッ、電池切れです 主電池を交換して下さい」を1回出力する。
このような住警器10の火災監視および警報のための基本的な機能に加え、本実施形態にあっては、新たに拡張機能部76を設けている。拡張機能部76には補助電池30と、拡張機能の対象となるパイロットランプ24が設けられている。本実施例に於いてはパイロットランプ24に対して、その駆動回路としてトランジスタ78が設けられる。
トランジスタ78は、そのコレクタにパイロットランプ24を接続し、ベースにはプロセッサ60からの制御信号線94を接続し、プロセッサ60からの制御信号によりオンし、パイロットランプ24を補助電池30からの電源供給で表示駆動している。
また、本実施形態にあっては、主電池34および補助電池30のプラス側は逆流防止素子としてのダイオード81、80を介してプラス側の電源ラインに接続されている。このため、主電池34の負荷となるプロセッサ60、センサ部62、報知部64、操作部66、移報部68及びメモリ70は、主電池34と補助電池30による並列電源供給を受けることになる。
またプロセッサ60の入力ポートに対しては、補助電池30のプラス側がプルダウンされて信号線96により接続されている。この補助電池30のプラス側の信号線96からの電圧により、プロセッサ60は補助電池30による電源供給の有無を判別し、補助電池30からの電源電圧が検出されたときに拡張機能部76に対する動作、具体的にはトランジスタ78に制御信号を出力してパイロットランプ24を駆動する拡張機能処理を実行することになる。
パイロットランプ24はLED22と共用しても良く、この場合は通常時と警報時の表示パターンを、点灯と点滅、またはそれぞれ明るさの異なる点灯や周期の異なる点滅、明滅とすることで区別出来るようにする。また、LED22を例えば2色LEDとして、それぞれの表示色を異ならせるなどすることも出来る。
拡張機能部76に伴い、プロセッサ60には、プログラムにより実行される機能として拡張機能処理部82が設けられる。拡張機能処理部82には、この実施形態にあっては動作表示灯制御部84が設けられている。
拡張機能処理部82に設けた動作表示灯制御部84は、例えば主電池34による電源供給開始時に動作して、補助電池30からのプラス側電源電圧が入力されたポートを読み込み、補助電池30の電源電圧が得られた場合には、トランジスタ78に対し表示制御信号を出力してオンし、パイロットランプ24を駆動する。
動作表示灯制御部84によるパイロットランプ24の表示駆動は、トランジスタ78を継続的にオンした点灯状態を維持してもよいし、一定周期ごとに制御信号を出力してトランジスタ78をオンすることによる点滅であってもよいし、更に、トランジスタ78に対する制御信号の強弱を周期的に変えることでパイロットランプ24を明滅させる表示であってもよい。
このような拡張機能部76として設けたパイロットランプ24の表示駆動は、トランジスタ78のオンにより補助電池30からの電源供給による表示電流で点灯駆動しており、パイロットランプ24の駆動に主電池34から電流消費されることがない。
このためパイロットランプ24の表示を行う拡張機能部76を設けたとしても、主電池34によるプロセッサ60側となる住警器10の本来の機能を実現する負荷に対する主電池34の消費電流は増加せず、拡張機能部76を設けても主電池34による例えば10年といった電池寿命を保証することができる。
なお実際には、拡張機能部76に設けたトランジスタ78を駆動するためにプロセッサ60からベース電流が流れることになるが、このベース電流はごく僅かであることから、主電池34の電池寿命に与える影響はほとんど無視することができる。
また主電池34の電池電圧が低下した場合、補助電池30からも主電池34の電源ラインに電源供給が行われ、主電池34の電池障害が補助電池30からの電源供給で補われることとなり、長期間使用している間に主電池34が電池切れ手前の所定電圧以下に低下したとしても、そのとき補助電池30の電池容量が十分にあれば、補助電池30による主電池34側への並列電源供給で、実質的に電池寿命を延ばすことができる。
図3は図2の住警器による火災監視処理を示したフローチャートである。図3において、火災監視処理は、ステップS1で主電池34の電源投入に伴い初期化及び自己診断処理を実行し、異常がなければステップS2に進み、拡張機能の検出有無を判別している。
このとき図2に示すように補助電池30が収納されていれば、プロセッサ60に対する補助電池30の電池電圧が特定ポートから読み込まれて補助電池ありが判別され、ステップS3に進み、拡張機能処理部82に設けた動作表示灯制御部84によりトランジスタ78に制御信号を出力して、パイロットランプ24の駆動、例えばパイロットランプ24の常時点灯、点滅または明滅などを行う。
続いてステップS4でセンサ部62から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災発報イベントを検出してステップS5に進み、スピーカ65からの警報音とLED22の点灯、点滅または明滅などにより火災警報を出力する。続いてステップS6でセンサ部62からの煙検出信号が低下して火災がなくなる火災復旧イベントの有無を判別しており、火災復旧イベントを検出すると、ステップS7で火災警報を停止する。
また火災警報中に火災復旧イベントが検出されなかった場合には、ステップS8で警報停止スイッチ20の操作による警報停止イベントの有無を判別しており、警報停止イベントを判別すると、ステップS9で警報中であることを条件に、ステップS10に進み、火災警報を停止する。
一方、火災警報が行われていない通常監視状態で警報停止スイッチ20による警報停止イベントを判別すると、ステップS9で警報中でないことを判別してステップS11に進み、この場合には警報停止スイッチ20の操作は点検スイッチとしての操作であることから、所定の点検処理を実行して、結果を示す点検メッセージを出力する。
即ち、結果が正常であれば例えば「ピッピッピッ、正常です」といった警報音を確認するための点検メッセージを出力する。またセンサ障害が検出されていれば「ピッ、故障です 販売店に連絡して下さい」を出力する。また主電池34の電池切れが検出されていれば「ピッ、電池切れです 主電池を交換して下さい」を1回出力する。更に補助電池30について点検機能を持っている場合には「ピッ、補助電池切れです」を1回出力する。
図4は照明制御を拡張機能として設けた本発明による住警器回路の他の実施形態を示したブロック図である。図4において、住警器10における主電池34の負荷となるプロセッサ60側の回路構成は図2の実施形態と同じであり、更に補助電池30と拡張機能部76が設けられ、拡張機能部76にパイロットランプ24及びトランジスタ78を設けた点も図2の実施形態と同じである。
また補助電池30のプラス側は逆流防止素子としてのダイオード80を介して主電池34のプラス側に接続されて並列的に電源供給を行い、また補助電池30のプラス側電圧はプルダウンされた信号線96によりプロセッサ60の特定ポートに与えられて補助電池装着の有無を判別できるようにしている点も図2と同じである。
このようなパイロットランプ24の表示を行う拡張機能に加え、本実施形態にあっては更に、拡張機能部76に白色LEDなどの照明用LED86を設け、トランジスタ88により補助電池30からの電源供給により照明駆動できる拡張機能を追加している。
また照明用LED86の照明制御のため、拡張機能部76には人感センサ88が設けられている。人感センサ88は、補助電池からの電源供給で動作し、住警器の監視エリアに人が入ったときに、人検知信号をプロセッサ60に出力する。
プロセッサ60の拡張機能処理部84に設けた照明制御部90は、人感センサ88からの人検知信号を検出すると、信号線98に制御信号を出力してトランジスタ88をオンさせ、照明用LED86を駆動し、例えば人検知信号が得られてから予め定めた所定の期間、住警器10の監視エリアの一部または全部を照明する。
図5は図4の住警器による火災監視処理を示したフローチャートである。図5において、住警器10の主電池34の電源供給を開始すると、ステップS21で初期化及び自己診断が行われ、異常がなければ、ステップS22で補助電池30の有無をチェックする。このとき補助電池30が収納されていると、プロセッサ60はそのプラス側の補助電池30の電源電圧に基づき補助電池有りを判別する。
ステップS22で補助電池有りを判別すると、ステップS23に進んでプロセッサ60の動作表示灯制御部84によるパイロットランプの表示駆動を行った後、ステップS24で照明制御部90による照明制御を有効化する。続いてステップS25〜S32の火災監視処理となるが、これは図3のステップS4〜S11と同じ処理になる。
続いてステップS33で人感センサ88による人の検出イベントを判別すると、ステップS34に進み、トランジスタ88に制御信号を出力して、照明用LED86を例えば所定時間、点灯制御する。
なお図4の実施形態にあっては、人感センサ88により照明用LED86を制御するようにしているが、人感センサ88の代わりに明るさセンサを設け、明るさセンサの検知信号が所定レベル以下となったときに照明制御を行うようにしてもよいし、人感センサ88と明るさセンサの両方の検知信号に基づいて照明駆動するようにしてもよい。このようにすれば、周囲が暗く且つ人が居る場合のみ照明用LED86を駆動するといった動作が可能となり、補助電池30の無駄な電力消費を抑制することが出来る。
そして、火災発生時にのみ照明LED86を駆動することも出来る。この場合、プロセッサ60はセンサ部62からの信号に基づいてイベント検出部73で火災発生を判定した場合に信号線98へ照明LED86の駆動信号を出力する。もちろんこの場合も人感センサが人を検知していることを条件として駆動するようにしても良いし、明るさセンサからの信号に基づいて周囲が暗いと判定されていることを条件としても良い。また人が検知されていて且つ周囲が暗い場合のみ駆動するようにも出来る。このようにして、火災発生時の避難安全に配慮した制御を行うことが出来る。
なお上記の実施形態は、補助電池の電源ラインを逆流防止素子としてのダイオードを介して主電池の電源ラインに接続して主電池の負荷に並列的に電源を供給しているが、補助電池による電源供給を拡張回路部に対してのみ行うようにしても良い。
また上記の実施形態は拡張機能としてパイロットランプと照明用LEDを例に取るものであったが、本発明はこれに限定されず、住警器が基本的に持っている処理機能に対し追加可能な適宜の拡張機能につき同様に適用することができる。
また上記の実施形態は移報部からの有線接続により他の住警器と連動可能にした場合の警報器を例に取っているが、連動機能を持たない警報器にも適用できる。また、無線通信部を設けることにより、無線により他の住警器と連動する警報器についても適用できる。
また上記の実施形態は住宅用に限らず、ビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また上記の実施形態は警報器にセンサ部と処理部を一体に設けた場合を例に取っているが、他の実施形態としてセンサ部と処理部を別体とした警報器であってもよい。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:住警器
12:カバー
14:本体
15:取付フック
16:検煙部
18,55:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
24:パイロットランプ
26,32,36:電池カバー
28:補助電池収納部
38,42:拡張機能ユニット
40,48:コネクタ
44:ユニット本体
46:電池収納部
47:蓋
50:スイッチ
52:乾電池
56:補助スピーカ
60:プロセッサ
62:センサ部
64:報知部
66:操作部
68:移報部
70:メモリ
72:イベント検出部
74:イベント処理部
76:拡張機能部
78,88:トランジスタ
80:ダイオード
82:拡張機能処理部
84:動作表示灯制御部
86:照明用LED
90:人感センサ
92:照明制御部

Claims (4)

  1. 監視エリアの物理的現象を検出して検出信号を出力するセンサ部と、
    警報音と警報表示により異常警報を出力する報知部と、
    警報を停止する操作手段を備えた操作部と、
    前記センサ部の検出信号から異常を検出した時に、前記報知部からの警報音と警報表示により異常警報を出力させる警報処理部と、
    前記センサ部、報知部、操作部及び警報処理部に電源を供給する主電池と、
    を設けた警報器に於いて、
    前記センサ部、報知部、操作部及び警報処理部以外機能を備えた拡張機能部と、
    前記拡張機能部に電源を供給する補助電池と、
    前記補助電池の電源供給を検出して前記拡張機能部を動作させる拡張機能処理部と、
    を備えたことを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器に於いて、前記拡張機能部は、
    警報器が動作状態にあることを表示する動作表示灯と、
    前記拡張機能処理部により補助電池の電源供給が検出された時に、前記動作表示灯を前記補助電池からの電源供給により点灯させる駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする警報器。
  3. 請求項1記載の警報器に於いて、前記拡張機能部は、
    監視エリアの一部又は全部を照明する照明灯と、
    人を検出して人検出信号を出力する人感センサと、
    前記拡張機能処理部により前記人感センサからの人検出信号を受信した時に、前記照明灯を前記補助電池からの電源供給により点灯させる駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする警報器。
  4. 請求項1記載の警報器に於いて、前記補助電池を、逆流防止素子を介して前記主電池の電源供給ラインに接続し、前記拡張機能部以外の部分に、前記主電池と補助電池により並列的に電源を供給することを特徴とする警報器。
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