JP4173461B2 - 火災警報器 - Google Patents

火災警報器 Download PDF

Info

Publication number
JP4173461B2
JP4173461B2 JP2004108349A JP2004108349A JP4173461B2 JP 4173461 B2 JP4173461 B2 JP 4173461B2 JP 2004108349 A JP2004108349 A JP 2004108349A JP 2004108349 A JP2004108349 A JP 2004108349A JP 4173461 B2 JP4173461 B2 JP 4173461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base member
main body
fire alarm
contact portion
installation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004108349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005293305A (ja
Inventor
健一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2004108349A priority Critical patent/JP4173461B2/ja
Publication of JP2005293305A publication Critical patent/JP2005293305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4173461B2 publication Critical patent/JP4173461B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Description

この発明は、火災警報器に関し、とくに利用者が容易に設置できる火災警報器に関する。
従来の火災警報器には、電源として電池式と商用電源式(いわゆるコンセント式)とがあるが、配線を必要とせず設置が簡単な電池式の利用が多い。これには近年の電池技術の発達に基づき電池が長寿命化された背景もあり、一般消費者が店舗で購入し、自宅の天井面や壁面に、自分で取り付けることができる。
このような火災警報器は、火災を判別するため、熱または煙等を検出しており、火災警報のための部材としてブザーや音声警報用のスピーカなどが設けられていて、広く火災を知らせることができるようにされている。
従来の火災警報器として、火災時に発せられる警報を一旦停止できる引き紐が設けられた住宅用火災警報器が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−99871号公報
このような電池式の火災警報器は、利用者が住宅内に設置する際に、電池をホルダに挿入するか、あるいはコネクタ式にされていてそのコネクタによって電池を接続して起動されるようになっている。そのため、製品の技術や電気工事に慣れない利用者にも、電池の接続作業だけは要求されている。
したがって、この発明では、利用者が設置するだけで監視動作を行い始める火災警報器を得ることを目的としている。
この発明の請求項1に係る火災警報器は、火災現象に基づく環境変化を検出し出力する検出部と、該検出部の出力に基づいて警報の要否を判別する判別部と、該判別部からの火災出力を受けて警報を発する警報部と、本体内を備えている火災警報器において、さらに、内部電源部と、該内部電源部から上記各部への電源供給を開閉し、前記本体の設置状態を検出する設置検出機構によって閉成する接点部と、を備え、前記本体の設置状態とは、前記設置面に設けられたベース部材に、該本体が装着された状態であり、前記接点部の設置検出機構は、前記本体を前記ベース部材に装着するときに前記ベース部材の当接部に当接して該接点部を閉成するものであって、前記ベース部材の当接部は、該ベース部材が設置面に固定されたときに、該設置面に押されて前記本体側に移動することによって、前記接点部の設置検出機構に当接できる位置となることを特徴とするものである。
請求項1に係る火災警報器では、本体の設置状態を検出する設置検出機構によって閉成する接点部を備え、利用者が火災警報器を設置面に設置することで、監視動作を開始するという効果がある。
そして、火災警報器は、本体の設置状態とは、設置面に設けられたベース部材に本体が装着された状態であり、接点部の設置検出機構は、本体をベース部材に装着するときにベース部材の当接部に当接して該接点部を閉成することにより、本体とベース部材とを装着しない限り、電源を消費しないという効果がある。
また、火災警報器は、ベース部材の当接部は、ベース部材が設置面に固定されたときに、該設置面に押されて本体側に移動することによって、接点部の設置検出機構に当接できる位置となるので、ベース部材が設置面に固定され、そこへ本体が装着されない限り、電源を消費しないという効果がある。
実施形態1
図1は、本発明の一実施形態である火災警報器Sの構造を示す断面図、図2から図4は、火災警報器Sの外観についての背面図、側面図および正面図、図5から図7は、ベース部材28を示す正面図および角度の異なる側面図、図8は、火災警報器Sの設置に関する説明図、図9は、火災警報器Sの構成を示すブロック回路図である。
この実施形態1の火災警報器Sは、図1に示されているように、基台41およびカバー42からなる本体20が、天井面50等にねじ止めされるベース部材28に装着される。本体20の内部には、プリント基板43が配置され、押しボタン31、音響停止用のスイッチ素子6、スピーカ11、火災の煙を対象とする検出部を構成する発光素子44および受光素子45を内包する暗箱46が配置されている。
まず、この火災警報器Sの本体20は、その外観が図2から図4に示されるように、暗箱46を外周を網で覆われた煙流入口30が形成されている。また、火災警報器Sの正面には、スイッチ素子6をオン操作するための押ボタン31および紐32が示されており、スピーカ11の位置に対応する音響口33が示されている。
また、本体20の背面側には、ベース部材28と係合する金具33、34が設けられ、ベース部材28に形成された当接部47が挿入される溝48が設けられている。本体20内部の溝48に対応する位置に、ばね性を有する押圧片49が基台41に固定され、その押圧片49がベース部材28の当接部47に押されて、火災警報器Sの動作を開始するための電源供給用のスイッチ素子9をオンしている。
つぎに、ベース部材28は、図5から図7に示されるような形状を有する一枚板であり、当接部47が形成されるばね性を有する板材51が固定されている。この板材51はベース部材28の設置面に当接する平面部52より背面側に延出されていて、ベース部材28が設置面に固定されるときに、板材51の折曲部53はその設置面に押されることとなる。こうして、折曲部53が押されることで、当接部47が移動して、本体20の背面に接するベース部材28の内部当接面54よりも突出し、本体20の装着時に、当接部47が基台41に形成された溝48に入り込むことができる。
つぎに、このような火災警報器Sを構成する各ブロックについて簡単に説明すると、図9において、1は内部電源部(予備電源)としての電池、2は電池1の電圧を監視することによる電源監視回路、3は電源監視回路2への電源供給を開閉するスイッチ回路、4は一定の電圧を供給する定電圧回路、5は煙や熱等を検出する検出部としての火災検出回路、6は電流制限用の抵抗7が直列に接続された試験用を兼用した音響停止スイッチ(スイッチ素子)、8はこの火災警報器全体の処理制御を行う判別部および照明制御部としてのマイクロコンピュータ(マイコン)、9は電池1からの電源供給を開閉する電源供給スイッチ(スイッチ素子)、10は警報部として各種フレーズの音声をスピーカ11から出力させる機能を有する音声合成回路、12は音声を出力するときに閉じられる音声合成回路10への電源供給用のスイッチ回路、である。
つぎに、このような火災警報器Sの設置方法について説明する。
まず、設置面としての天井面50の所定位置にベース部材28を固定する。
これには、取付ピッチを示す図示しない紙片を用い、まず天井面50に簡単に下穴を空けて、そして、ベース部材28のねじ穴55、56をその下穴に合わせて配置し、ねじ止めによって固定する。
このとき、通常状態では図5に示されるように、ベース部材28の平面部52よりも突出している折曲部53が天井面50によって押され、それに合わせて当接部47も移動して、図1に示されるような位置となる。
つぎに、固定されたベース部材28に本体20を装着する。
本体20は、その背面側に設けられた金具33、34が、ベース部材28のエッジ35、36に引っ掛かることで係合される。そのため、本体20の中央をベース部材28の中央に合わせて、かつ、金具33、34の位置がベース部材28のエッジ35、36の手前となるように、位置を合わせ、本体20をベース部材に当接させる。この当接によって、ベース部材28の当接部47は本体20の背面の溝47に挿入されている。しかし、この嵌め合せ当初では、当接部47は押圧片49に当接していない。
そして、ベース部材28へ本体20を嵌め合せた後に、本体20を右側に回動させる。この本体20の回動によって、金具33、34がベース部材28のエッジ35、36に引っ掛かり、装着操作が完了する。その際、ベース部材28の立片37、38はそれぞれ本体の外周面25に当接するような位置にあり、係合のための本体20の回動が行いやすいようにされている。
同時に、この本体20の回動によって、ベース部材28の当接部47は溝48内を移動して、この移動によって、本体20内部の押圧片49に当たって押圧し、図1に示される状態となる。
そして、当接部47に押圧された押圧片49は電源供給用のスイッチ素子9を押してオンし、図9に示される各ブロックに電源供給を開始し、火災警報器Sとして火災を監視する動作を始める。
ここで図示しないが、本体20をベース部材28から取り外すと、その当接部47も外され、本体20内部の押圧片49はそのばね性によって図1の図示上側に復帰し、図1では押圧片49との隙間を有している当たり部50に当たる方向に移動する。その結果、押圧片49は電源供給用のスイッチ素子9から離れ、スイッチ素子9はオフとなる。
なお、マイコン8の処理によって、スイッチ素子9が正常にオンしたことを示すように、立ち上がり時の監視動作に入る前に、スピーカ11から「ピッ」という発音を行うように処理することが好ましい。また、電源灯として用いられる発光ダイオードを配置して、その点灯によって、正常作動中を示すようにしてもよい。
また、実際に設置されるまで、本体20の溝48に当接部47が進入しないように、出荷時には、溝48にシールのような防護部材を貼付してもよい。
このように、火災警報器Sは、火災現象に基づく環境変化を検出し出力する火災検出回路5と、火災検出回路5の出力に基づいて警報の要否を判別するマイコン8と、マイコン8からの出力を受けてスピーカ11から警報を発する音声合成回路10と、を備え、さらに、電池1と、電池1から各部への電源供給を開閉し、本体20の設置状態を検出する当接部47によって閉成するスイッチ素子9と、を備えており、利用者が火災警報器Sを設置面に設置することで、電池1からの電源供給が行われ、監視動作が開始されるので、配線作業はもちろん、電池1を接続する作業も不要で、簡便に電源供給が開始される。
そして、この火災警報器Sは、本体20の設置状態とは、設置面に設けられたベース部材28に、本体20が装着された状態であり、設置検出機構として、押圧片49がその当接部47に当接し、スイッチ素子9をオンするので、本体20とベース部材28とを装着を確実に検出し、無駄に電池1を消費しない。
また、この火災警報器Sは、ベース部材28の当接部47は、ベース部材28が設置面に固定されたときにその設置面に押し出されて、本体20の押圧片49に当接できる位置となり、その結果、ベース部材28が設置面に固定され、そこへ本体20が装着されない限り、電池1を消費しない。
実施形態2
つぎに、本発明の実施形態2について説明する。上記実施形態1の火災警報器Sがベース部材28に本体20を回転式に装着していたのに対して、この実施形態2の火災警報器Saでは、スライド式に装着させるものである。そして、火災警報器Saの本体20側の構造については、上記実施形態1の本体20と溝47の形状がスライド式用に若干異なるだけで、その他は全て同一である。
図10から図12は、実施形態2におけるベース部材61を示す正面図、側面図および底面図である。
この実施形態2の火災警報器Saに用いられるベース部材61は、実施形態1と同様に一枚板であり、当接部47が形成されるばね性を有する板材51が固定されている構造も同様である。すなわち、この板材51の折曲部53がその設置面に押され、連動する当接部47が移動して、図示しないが、本体20の背面に接する位置よりも突出し、本体20の装着時に、当接部47が基台41に形成された図示しない溝に入り込むことができる。
なお、この溝の形状はスライド方向に合わせて、本体20の外周に向けて形成されなければならず、装着のための方向が異なることから、それに合わせた溝を形成しなければならない。なお、双方に合致する複数方向の溝を形成しておくことで、回転式およびスライド式のいずれにも用いることができる本体20とすることができる。
つぎに、このような火災警報器Saの設置方法について説明するが、上述のように、実施形態2のベース部材61はスライド式に本体20が装着される。なお、スライド式による装着は、設置面が天井面でなく壁面の場合に有利であり、回転式に比べてスライドされる動きは行いやすく、下方に動かして装着するように配置することで、重力の方向を装着方向とすることができる。
まず、設置面としての壁面の所定位置にベース部材61を固定する。
上記実施例1と同様、取付ピッチを示す図示しない紙片を用い、まず壁面に簡単に下穴を空けて、そして、ベース部材61のねじ穴63、64をその下穴に合わせて配置し、ねじ止めによって固定する。
このとき、通常状態では図11に示されるように、ベース部材61の平面部65よりも突出している折曲部53が壁面によって押され、それに合わせて当接部47も移動して、所望の位置となる。
つぎに、固定されたベース部材61に本体20を装着する。
本体20は、上記実施形態1と同様、その背面側に設けられた金具33、34が、ベース部材61のエッジ66、67に引っ掛かることで係合される。そのため、本体20の中央をベース部材61の中央に合わせて、かつ、金具33、34の位置がベース部材61のエッジ66、67の手前となるように、位置を合わせ、本体20をベース部材61の上側からスライドさせる。
そして、十分にスライドさせると、本体20の金具33、34がベース部材61のエッジ66、67に引っ掛かり、装着操作が完了する。同時に、この本体20のスライド動作によって、ベース部材61の当接部47は本体20の背面側の図示しない溝内を移動して、この移動によって、本体20内部の押圧片49に当たって押圧し、図1に示される状態と同様になる。
そして、上記実施形態1と同様、当接部47に押圧された押圧片49は電源供給用のスイッチ素子9を押してオンし、火災警報器Saとして火災を監視する動作を始める。
このように、火災警報器Saは、上記実施形態1と同様、利用者が火災警報器Saを設置面に設置することで、電池1からの電源供給が行われ、監視動作が開始されるので、配線作業はもちろん、電池1を接続する作業も不要で、簡便に電源供給が開始される。
そして、この火災警報器Saは、本体20の設置状態とは、設置面に設けられたベース部材61に、本体20が装着された状態であり、設置検出機構として、押圧片49がその当接部47に当接し、スイッチ素子9をオンするので、本体20とベース部材28との装着を確実に検出し、無駄に電池1を消費しない。
また、この火災警報器Saは、ベース部材61の当接部47は、ベース部材61が設置面に固定されたときに、その設置面に押し出されるもので、その結果、本体20に当接できる位置となり、ベース部材28が設置面に固定され、そこへ本体20が装着されない限り、電池1を消費しない。
実施形態3
つぎに、本発明の実施形態3について説明する。この実施形態3の火災警報器Sbは、壁面設置型のスライド式でかつスライド式のうち引掛け式で固定するものである。
図13は、実施形態3である火災警報器Sbの構造を示す断面図、図14から図16は、火災警報器Sbの外観についての背面図、側面図および正面図、図17および図18は、ベース部材71を示す正面図および平面図である。
この実施形態3の火災警報器Sbは、図13に示されているように、基台72およびカバー73からなる本体74が、壁面75等にねじ止めされるベース部材71に引掛けて装着される。本体74の内部には、プリント基板76が配置され、実施形態1と同様の部材が配置されるが、図示を省略する。
まず、この火災警報器Sbの本体74は、その外観が図14から図16に示されるように、暗箱77を外周を網で覆われた煙流入口78が形成されている。また、火災警報器Sbの正面には、スイッチ素子6をオン操作するための押ボタン79が示されており、スピーカ11の位置に対応する音響口80が示され、さらに、火災検出時に点灯する火災表示灯81が示されている。なお、この火災警報器Sbの正面図では、紐が設けられていないが、スイッチ素子6をオンするための紐を設ける場合には、本体74の下端部中央に引出され、壁掛け式として、ベース部材71から重心の方向に引くことが好ましい。
また、本体74の背面側、基台72の中央やや上側に、ベース部材71と係合するための開口80が設けられ、その開口80内には、ベース部材71と嵌合するガイド片81、82が見えている。ベース部材71に、この開口80の上辺が引掛けられる。
そして、ベース部材71に形成された当接部83が、開口80から本体74の内部に挿入され、その対応する位置に、ばね性を有する押圧片84がプリント基板76に固定され、その押圧片84がベース部材71の当接部83に押されて、火災警報器Sbの動作を開始するための電源供給用のスイッチ素子9bをオンしている。
なお、ベース部材71の当接部83が正確に押圧片84を押せるように、当たり部85が基台72に形成されている。
つぎに、ベース部材71は、図17および図18に示されるような形状を有する成形部材でありであり、当接部83は、ねじ穴86、87を有する固定部88から側方断面で略L字状に突出するように形成されている。そして、固定部88が壁面75にねじ止めによって固定されるときに、壁面75から隙間を空けて当接部83が上方に配置される。このベース部材71の当接部83は、上記実施形態2のベース部材61の当接部47とは異なり、壁面75との関係で位置が移動させられるものでなく、本体74と嵌合する関係から固定的にしている。なお、この当接部83が壁面75の作用で上側に延びるとかの形状を工夫してもよい。
つぎに、このような火災警報器Sbの設置方法について説明するが、上述のように、実施形態3のベース部材71はスライド式に本体74が装着される。
まず、設置面としての壁面の所定位置にベース部材71を固定する。
上記実施形態2と同様、取付ピッチとして直接ベース部材71を用い、まず壁面75に簡単に下穴を空けて、そして、ベース部材71のねじ穴86、87をその下穴に合わせて配置し、ねじ止めによって固定する。このとき、当接部83は当然上側を向いていなければならない。
つぎに、固定されたベース部材71に本体74を装着する。
本体74は、ベース部材71に対し、基台72に設けられた開口80を合わせ、当接部83を、開口80の部分に形成されたガイド部81、82内を通して、本体74を下方に移動させて、ベース部材71と本体74とを嵌合させる。このとき、本体74の開口80上辺がベース部材71の固定部88の上辺に当たり、上下方向の位置決めがされ、ベース部材71の当接部83が本体74のガイド片81、82に挟まれることで、左右方向の位置決めがされる。
そして、本体74を十分にスライドさせると、同時に、ベース部材71の当接部83は本体74内に突出し、押圧片84に当たって押圧し、図13に示される状態と同様になる。
そして、上記実施形態1、2と同様、当接部83に押圧された押圧片84は電源供給用のスイッチ素子9bを押してオンし、火災警報器Sbとして火災を監視する動作を始める。
このように、火災警報器Sbは、上記実施形態2と同様、利用者が火災警報器Sbを設置面に設置することで、電池1からの電源供給が行われ、監視動作が開始されるので、配線作業はもちろん、電池1を接続する作業も不要で、簡便に電源供給が開始される。
そして、この火災警報器Sbは、本体74の設置状態とは、設置面に設けられたベース部材71に、本体74が装着された状態であり、スイッチ素子9bの設置検出機構としての押圧片84は、ベース部材71の当接部83に押圧され、スイッチ素子9bをオンするので、本体74とベース部材71とを装着を確実に検出し、無駄に電池1を消費しない。
実施形態4
つぎに、本発明の実施形態4について説明する。この実施形態4の火災警報器Scは、壁面設置型のスライド式でかつスライド式のうち溝嵌め込み式で固定するものである。
図19は、実施形態4である火災警報器Scの構造を示す断面図、図20および図21は、火災警報器Scの外観についての側面図および背面図、図22は、ベース部材71を示す外観斜視図である。なお、この火災警報器Scの正面図は、上記実施形態3の正面図と同じであり、省略する。
この実施形態4の火災警報器Scの各部について、とくに本体74側は上記実施形態3とほぼ同様の部材が用いられ、共通部分については同符合を付与して説明を省略する。この実施形態4では、図22に示されるベース部材91の対向部92、93を、図20に示される本体74の両側面に形成された溝94に嵌め込むことによって、図19に示されるように装着される。
そして、本体74の溝94の末端まで、ベース部材91の対向部92、93が入り込むことにより、ベース部材71に立設された当接部95が、本体74の背面側に、基台72と一体に形成された押圧片96を押し、火災警報器Scの動作を開始するための電源供給用のスイッチ素子9cをオンしている。なお、ベース部材91の当接部95に押された押圧片84が正確にスイッチ素子9cをオンするように、押圧片84には凸部97が形成されている。
ここで、基台72に形成された押圧片96は、2本のスリット98、99を形成することにによって弾性を持たせるとともに、押圧片96の先端側に逃げ用の空間100をスリット98、99に連結して形成することにより(図面では空間100はほぼ閉じているが)、その空間100のスペースに対して押圧片96が撓むことができる。このように、押圧片96を基台72と一体に形成することで部品点数も少なくなり、工程も簡略化できる。
つぎに、ベース部材91は、図22のような形状を有し、固定部101に図示しない複数のねじ穴を設けて壁面75に固定されるものであり、その固定部101の両端から対向部92、93が、中央部分に当接部95が立設される。このベース部材91の当接部95も、上記実施形態3と同様、上記実施形態2のベース部材61の当接部47とは異なり、壁面75との関係で位置が移動させられるものではない。なお、この当接部95が可動式として、壁面75がなければ、本体74側から逃げるように構成することも可能である。
つぎに、このような火災警報器Scの設置方法について説明するが、上述のように、実施形態4のベース部材91はスライド式に本体74が装着される。
まず、設置面としての壁面の所定位置にベース部材91を固定する。
上記実施形態2と同様、取付ピッチとして直接ベース部材91を用い、まず壁面75に簡単に下穴を空けて、そして、ベース部材91の図示しないねじ穴をその下穴に合わせて配置し、ねじ止めによって固定する。
つぎに、固定されたベース部材91に本体74を装着する。
本体74は、ベース部材91に対し、上側からスライドさせるように配置して、基台72の両側に設けられた溝94を、ベース部材91の対向部92、93に合わせ、本体74を下方に移動させて、ベース部材71と本体74とを嵌合させる。このとき、本体74の溝94の末端までベース部材91の対向部92、93が挿入され、固定位置となる。
そして、本体74を十分にスライドさせると、同時に、ベース部材91の当接部95は本体74の基台72背面に当接し、押圧片96を押圧し、図20に示される状態と同様になる。
そして、上記実施形態3と同様、当接部95に押圧された押圧片96は電源供給用のスイッチ素子9cを押してオンし、火災警報器Scとして火災を監視する動作を始める。
このように、火災警報器Scは、上記実施形態3と同様、利用者が火災警報器Scを設置面に設置することで、電池1からの電源供給が行われ、監視動作が開始されるので、配線作業はもちろん、電池1を接続する作業も不要で、簡便に電源供給が開始される。
そして、この火災警報器Scは、本体74の設置状態とは、設置面に設けられたベース部材91に、本体74が装着された状態であり、スイッチ素子9cの設置検出機構としての押圧片96は、ベース部材91の当接部95に押圧され、スイッチ素子9cをオンするので、本体74とベース部材91とを装着を確実に検出し、無駄に電池1を消費しない。
なお、この実施形態4では、本体74の溝94の先端部分の所定位置に小さな突起を形成することにより、ベース部材91の対向部92、93を最後まで押し込むときにクリック感を持たせることができ、このクリック感によって電池1が接続されて、火災警報器Scとして監視動作が開始するようにしてもよい。
実施形態1の火災警報器の構造を示す断面図。 図1の火災警報器の外観を示す背面図。 図1の火災警報器の外観を示す側面図。 図1の火災警報器の外観を示す正面図。 図1のベース部材を示す正面図。 図1のベース部材を示す側面図。 図1のベース部材を示す別角度の側面図。 図1の火災警報器の設置に関する説明図。 図1の火災警報器の構成を示すブロック回路図。 実施形態2のベース部材を示す正面図。 図10のベース部材を示す側面図。 図10のベース部材を示す底面図。 実施形態3の火災警報器の構造を示す断面図。 図13の火災警報器の外観を示す背面図。 図13の火災警報器の外観を示す側面図。 図13の火災警報器の外観を示す正面図。 図13のベース部材を示す正面図。 図13のベース部材を示す側面図。 実施形態4の火災警報器の構造を示す断面図。 図19の火災警報器の外観を示す側面図。 図19の火災警報器の外観を示す背面図。 図19のベース部材を示す斜視図。
符号の説明
1 電池
5 火災検出回路
8 マイコン
9 電源供給用スイッチ
20、74 本体
28、61、71、91 ベース部材
47、83、95 当接部
49、84、96 押圧片

Claims (1)

  1. 火災現象に基づく環境変化を検出し出力する検出部と、該検出部の出力に基づいて警報の要否を判別する判別部と、該判別部からの火災出力を受けて警報を発する警報部と、本体内を備えている火災警報器において、
    さらに、内部電源部と、該内部電源部から上記各部への電源供給を開閉し、前記本体の設置状態を検出する設置検出機構によって閉成する接点部と、を備え、
    前記本体の設置状態とは、前記設置面に設けられたベース部材に、該本体が装着された状態であり、前記接点部の設置検出機構は、前記本体を前記ベース部材に装着するときに前記ベース部材の当接部に当接して該接点部を閉成するものであって、
    前記ベース部材の当接部は、該ベース部材が設置面に固定されたときに、該設置面に押されて前記本体側に移動することによって、前記接点部の設置検出機構に当接できる位置となることを特徴とする火災警報器。
JP2004108349A 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器 Expired - Fee Related JP4173461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004108349A JP4173461B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004108349A JP4173461B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005293305A JP2005293305A (ja) 2005-10-20
JP4173461B2 true JP4173461B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=35326156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004108349A Expired - Fee Related JP4173461B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4173461B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4761977B2 (ja) * 2006-01-18 2011-08-31 能美防災株式会社 警報器
JP4916179B2 (ja) * 2006-01-19 2012-04-11 新コスモス電機株式会社 警報器取付構造
JP5110825B2 (ja) * 2006-08-25 2012-12-26 新コスモス電機株式会社 警報器の取付構造
JP4996387B2 (ja) * 2007-08-01 2012-08-08 矢崎総業株式会社 取付ユニット
JP5223016B2 (ja) * 2012-03-26 2013-06-26 矢崎総業株式会社 取付ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005293305A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4661276B2 (ja) 検知器
EP2486553A1 (en) Smoke alarm
US20190169916A1 (en) Carbon Defense
JP4173461B2 (ja) 火災警報器
TW202008112A (zh) 利用不同模組間之相對轉動以達到開關機功能之語音助理裝置以及其語音助理系統
JP3328823B2 (ja) 火災感知器
JP4801487B2 (ja) 警報器
JP4284533B2 (ja) 壁掛け型火災警報器
US20030203332A1 (en) Novelty candleholder
JP6453823B2 (ja) 平面スイッチ
JP6644923B1 (ja) 警報器
JP4456907B2 (ja) 火災警報機
JP2007286794A (ja) 警報器
JP4532597B2 (ja) 火災警報機
JP5186584B2 (ja) 警報器
JP6861384B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
JP4591675B2 (ja) スイッチ装置
JP4781713B2 (ja) 警報器の設置構造
JP2011186643A (ja) 煙感知器
JP5279470B2 (ja) 警報器
CN220709747U (zh) 火灾报警装置
JP2005292967A (ja) 警報器
JP3358118B2 (ja) 火災感知器
JP5361167B2 (ja) 火災警報器
JP4883044B2 (ja) 壁掛け式警報器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees