JP4801487B2 - 警報器 - Google Patents
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Description
この実施の形態は、監視領域における異常発生を検出して警報を行う警報器に関するものである。ここで、具体的な監視領域は任意であり、例えば、一般住宅の台所や寝室等の各部屋や、オフィスの各部屋に配置することができる。また、異常検出対象は任意であり、例えば、煙を検出して火災警報を発すること、ガスを検出してガス漏れ警報を発すること、又は、一酸化炭素(CO)を検出して不完全燃焼警報を発することができる。この実施の形態では、煙を検出して火災警報を発する火災警報器に本発明を適用した場合について説明する。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。図1は本実施の形態に係る警報器の正面図、図2は図1の警報器の底面図、図3は図1の警報器の分解斜視図、図4は図1の警報器の背面図である。この警報器1は、例えば壁面等の設置対象(図示せず)に取付けられるもので、筐体10の内部に、煙検出部20、回路基板30、及び、蓄電池40を収容して構成されている。なお、以下の説明では、図1に示す面を表面、この表面に近接する方向を表側、図4に示す面を裏面、この裏面に近接する方向を裏側と称する。
次に、筐体10の内部から蓄電池40を取り出すための構造について説明する。図5は銘板シール54を貼付する前の警報器1の背面図、図6は図4のA−A矢視断面図、図7は裏ケース12の上部周辺を表側から見た状態の斜視図である。この裏ケース12には、開口形成部50が形成されている。この開口形成部50は、筐体10の一部を破壊することにより、当該筐体10から蓄電池40を取り出し可能とするためのもので、特許請求の範囲における開口形成手段に対応する。具体的には、開口形成部50は、開口スリット51、溝スリット52、指掛け開口部53、及び、銘板シール54を備えて構成されている。
また、裏ケース12の内面(表側)には、当該裏ケース12に蓄電池40を固定するための蓄電池収容部18が形成されている。具体的には、蓄電池収容部18は、裏ケース12の内面から表側に突出する左右一対の固定片18aと、これら固定片18aの左右内側に配置され当該固定片18aよりも若干小さな補助片18bとを備えて構成されている。一対の固定片18aの相互間隔は、蓄電池40の長手方向の長さに略対応しており、これら固定片18aによって蓄電池40を挟持することができる。この固定状態において、蓄電池40の側面に補助片18bが当接し、この蓄電池40をその側方から安定的に保持する。この蓄電池収容部18は、開口形成部50に対応する位置に形成されている。すなわち、裏ケース12の表裏において、蓄電池収容部18と開口形成部50とが相互に対峙するように配置されている。
このように構成された開口形成部50の基本的機能は以下の通りである。まず、蓄電池40の寿命が尽きた場合、ユーザや製造業者は、銘板シール54を押し破りながら(破壊しながら)指掛け開口部53に指を差し入れることができ、さらに開口形成部50を裏側に引っ張ることで、銘板シール54のミシン目54aを横スリット51aに沿って破りつつ、開口スリット51に沿って裏ケース12を容易に切り開くことができる。この状態では、図8の背面図に示すように、開口形成部50が、溝スリット52のみを介して裏ケース12と接続され、その他の部分は裏ケース12よりも裏側に引き出される。次いで、ユーザは、裏側に引き出された開口形成部50をさらに裏側に引っ張ることで、図9の背面図に示すように、溝スリット52を引き裂き(破壊し)、開口形成部50を全体的に裏ケース12から取り外すことができる。この状態において、裏ケース12には、開口形成部50に対応する大きさの開口部が形成される(以下、このように形成された開口部を「取出開口部55」と称する)。
ここで、取出開口部55から蓄電池40を取出す際、筐体10の内部に挿入した指が回路基板30に触れて不具合が生じる可能性がある。このような問題を防止するため、この実施の形態では、筐体10の内部に、開口形成部50に対して、回路基板30を非露出状とするための基板カバー60を設けている。この基板カバー60は、回路基板30と同等又はそれ以上の幅の略平板状に形成されており、回路基板30の上方に延在し、この回路基板30をその上方から略覆っている。この回路基板30は、筐体10の内部の任意の箇所に固定することができるが、ここでは裏ケース12に一体に形成されている。すなわち、基板カバー60は、裏ケース12から表側に突出することで回路基板30の上辺を略覆っており、従って、回路基板30が蓄電池収容部18に対して非露出状とされている。このため、筐体10の内部に挿入した指が回路基板30に触れることが防止される。
このように実施の形態によれば、蓄電池40を筐体10の外部に取り出すことができ、この蓄電池40を分別処理することができる。特に、筐体10が部分的に不可逆的に破壊されることになり、警報器1が再使用不能になるので、ユーザが蓄電池40を取り外したまま警報器1を設置し続けるような事態を防止できる。その一方、蓄電池40の取り外しは比較的容易に行うことができるので、蓄電池40の分別処理や、警報器1の再利用が容易になる。また、シール54をミシン目54aに沿って引き裂くことができ、蓄電池40の取り出しを容易に行なうことができる。また、蓄電池収容部18と開口形成部50とが相互に対峙するように配置されているので、蓄電池40を容易に取出すことができる。さらに、基板カバー60を設けることで、筐体10の内部に挿入した指が回路基板30に触れることが防止される。さらにまた、基板カバー60より上方に接続端子31が露出するので、蓄電池40の取り外しが一層容易になる。
以上、実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び方法は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、上記に記載されていない課題を解決したり、上記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、上記の実施の形態では、壁掛け用の警報器に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、壁掛け用以外の天井設置型の警報器にも本発明を同様に適用することができる。また、上記の実施例では、火災、ガス漏れ、及び、不完全燃焼という異常を検出する複合タイプの警報器に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、火災のみを検出する警報器やガスのみを検出する警報器等にも同様に適用することができる。
また、上記の実施の形態では、銘板シールを破りつつ開口を形成する例を説明したが、例えば、裏ケースのスリットの一部又は全部を薄肉の溝状に形成し、このスリットを引き裂きながら取出開口部を形成するようにしてもよい。
10 筐体
11 表ケース
12 裏ケース
13 煙流入口
14 電源灯
15 スピーカ孔
16 警報停止ボタン
17 取付片
17a ネジ孔
18 蓄電池収容部
18a 固定片
18b 補助片
20 煙検出部
30 回路基板
31 接続端子
40 蓄電池
50 開口形成部
51 開口スリット
51a、51c 横スリット
51b 縦スリット
52 溝スリット
53 指掛け開口部
54 銘板シール
54a ミシン目
55 取出開口部
60 基板カバー
Claims (7)
- 監視領域における異常発生を検出して警報を行う警報器であって、
蓄電池と、
前記異常発生を検出する検出手段と、
前記蓄電池及び前記検出手段を収容する筐体とを備え、
前記筐体には、当該筐体の一部を破壊して取り外すことで開口を形成可能とするもので、当該開口から前記蓄電池を取り出し可能とするための開口形成手段を設けたこと、
を特徴とする警報器。 - 前記開口形成手段は、
前記開口を形成するためのスリットと、
前記筐体の側面に貼付されるもので、前記開口の形成に伴って破壊されるシールと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の警報器。 - 前記シールには、前記開口形成手段の少なくとも一部に沿って設けられるもので、前記開口の形成に伴って当該シールを引き裂くための開口ラインを形成したこと、
を特徴とする請求項2に記載の警報器。 - 前記開口形成手段は、前記開口形成手段に指を掛けるための指掛け開口部を備えること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記筐体の内部における前記開口形成手段に対応する位置に、前記蓄電池を収容するための蓄電池収容部を設けたこと、
を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記筐体の内部に収容される回路基板を備え、
前記筐体の内部に、前記開口形成手段にて形成される前記開口に対して、前記回路基板を非露出状とするための基板カバーを設けたこと、
を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記筐体の内部に収容される回路基板を備え、
前記回路基板には、前記蓄電池との接続を行う接続端子を設け、
前記接続端子を、前記開口形成手段にて形成される前記開口に対して露出する位置に設けたこと、
を特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の警報器。
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