JP2009211456A - 火災警報器、及びこれを備えた複合型火災警報器 - Google Patents

火災警報器、及びこれを備えた複合型火災警報器 Download PDF

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Abstract

【課題】必要に応じてガス検出機能の追加が随時可能な電池を電源とする低コストの火災警報器を提供する。
【解決手段】火災を検出して警報する火災警報器2は、煙を検出する煙検出部6と、外部に警報を報知するスピーカ10と、火災警報器2の交換時期に対応した電池容量を有する電池11とを有している。さらに、火災警報器2は、電池11とは独立した電池14を有し、火災警報器2よりも早く交換時期を迎える一酸化炭素検出ユニット3を着脱自在な凹部7cを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、火災を検出し警報する火災警報器、及びこれを備えた複合型火災警報器に関し、特に電池を電源とした火災警報器、及びこれを備えた複合型火災警報器に関する。
近年、火災を検出する火災検出機能のみの火災警報器の他、火災検出機能及びガスを検出するガス検出機能を組み込んだ複合型火災警報器が開発されている。ガス検出機能を要望するユーザは、火災検出機能だけの単一機能ではなく、ガス検出機能を加えたマルチ機能の複合型火災警報器を選定する。しかしながら、複合型火災警報器は単一機能の火災警報器に比べて当然ながらコスト高である。
一方、複合型火災警報器において、ガスを検出する部品は、火災を検出する部品に比べて寿命が短い。つまり、複合型火災警報器は、単一機能の火災警報器に比べて、ガス検出部品の寿命に合わせて交換時期が短くなってしまう。そこで、特許文献1には、ガス検出機能を有するガス検出部を複合型火災警報器(ガス・火災一体型警報器)から着脱自在にすることが提案されている。
特許文献1に記載のガス・火災一体型警報器は、火災を検出する火災感知部からなる警報器本体と、警報器本体から着脱自在なガスを検出するガスセンサ部とを有している。このガス・火災一体型警報器における火災感知部は、警報器本体に設けられ、外部電源(商用交流電源)に接続された電源回路から電力供給される。ガスセンサ部は、警報器本体に装着されることで、警報器本体に設けられた電源回路から電力供給される。
しかしながら、特許文献1に記載されたガス・火災一体型警報器は、コンセントから警報器へのケーブルの引き回しなどが煩雑であり、設置場所の制約が大きかった。また、停電時においては使用できなくなってしまうという問題があった。
そこで、警報器本体に電池を設けて、この電池を駆動源として火災感知部及びガスセンサ部を動作させる構成のガス・火災一体型警報器が考えられる。
特開平11−339149号公報(図1)
しかしながら、警報器本体に設けられた電池を電源として、火災感知部及びガスセンサ部を動作させると、火災感知部及びガスセンサ部の両方から電池容量が消費される。つまり、電池の電池容量の消費が多いため電池切れが早くなると共に、ガスの感知・警報の頻度や、ガスセンサ部の取換え時期及び取換えの際の非取り付け期間の長さなどにより電池容量の消費量が大幅に変化し得る。
一方、電池を火災警報器の電源とする場合、電池を交換できないものについて、電池切れに対応して火災警報機の交換期間の仕様が設定されるものがある。一般に、火災感知関連部分の方がガスセンサ関連部分より使用している部品の寿命は長い。したがって、上記の電池を電源とするガス・火災一体型警報器の場合、電池切れが早いと、火災感知関連部品の長寿命性を十分に生かすことができない。また、電池容量の消費量の大幅な変化は、火災感知部からなる警報機本体の交換時期を正確に把握することを困難にしている。
そこで、本発明の目的は、必要に応じてガス検出機能の追加が随時可能な、電池を電源とする低コストの火災警報器を提供することを目的とする。また、電池の電池容量の点からみて、ガス検出機能の追加有無に関わらず、火災警報器を、電池電源を含めた火災警報器に使用している部品の寿命に対応して長く使用できるとともに、火災警報器に設けられた第1電池電源の電池容量から火災警報器の交換時期を比較的正確に把握することが可能な火災警報器及び、これを備えた複合型火災警報器を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の火災警報器は、火災を検出して警報する火災警報器であって、火災を検出する火災検出手段と、外部に警報を報知する警報手段と、前記火災警報器の交換時期に対応した電池容量を有する第1電池電源と、前記第1電池電源とは独立した第2電池電源を有し、前記火災警報器よりも早く交換時期を迎えるガス検出ユニットを着脱自在な装着部と、を備えている。
本発明の火災警報器によると、必要に応じてガス検出による警報が可能な低コストの火災警報器が提供できる。また、ガス検出ユニットを装着しない場合も装着した場合も火災警報器の交換時期を、第1電池電源を含めた火災警報器に使用している部品の寿命に対応して長く設定することができる。さらに、ガス検出ユニットの動作状態や交換時期に関わらず、火災警報器に設けられた第1電池電源の電池容量から、火災警報器の交換時期を比較的正確に把握することができる。
また、前記火災警報器が設置される設置面と対向する取り付け面を有した筐体をさらに備えており、前記装着部は、前記筐体が前記取り付け面から前記設置面と反対方向に向かって凹んだ凹部であることが好ましい。これによると、ガス検出ユニットを火災警報器の取り付け面(裏面)側から凹部に装着することになる。この凹部は、設置面によって封止されるため、火災警報器を表面から見たときには隠れている。したがって、ガス検出ユニットの装着有無によって、大気中の気流が変わることがない。また、凹部にゴミが溜まりにくいとともに、美観を損なうことがない。
さらに、前記火災警報器の全体動作を制御する制御手段と、前記ガス検出ユニットを前記装着部に装着した際に、前記ガス検出ユニットから出力されたガス検出信号を前記制御手段に入力する入力部と、をさらに備えており、前記制御手段は、前記入力部から入力された前記ガス検出信号に応じて、前記警報手段に警報を報知させることが好ましい。これによると、火災警報器に設けられた警報手段から、ガス検出ユニットから入力されたガス検出信号に応じた警報を報知することができる。
加えて、前記制御手段は、前記警報手段によって報知される音声データを合成する音声合成手段を備えており、前記音声合成手段は、前記ガス検出ユニットから出力された前記ガス検出信号に応じた前記音声データを合成することが好ましい。これによると、火災警報器は、出力部にガス検出信号が入力されるだけで、ガス検出ユニットによる警報を報知することができる。また、ガス検出ユニットによる警報を報知する手段を新たに設ける必要がなく、低コストである。
本発明の複合型火災警報器は、上述したいずれかの火災警報器と、前記火災警報器の前記装着部に装着された前記ガス検出ユニットと、を備えている。
本発明の複合型火災警報器によると、ガス検出ユニットの装着有無に関わらず、火災警報器の交換時期を、第1電池電源を含めた火災警報器に使用している部品の寿命に対応して長く設定することができる。また、ガス検出ユニットの動作状態や交換時期に関わらず、火災警報器に設けられた第1電池電源の電池容量から、火災警報器の交換時期を比較的正確に把握することができる。さらに、電池電源としていることで、煩雑なケーブルの引き回しなどが不要となり、設置が簡単であるとともに、停電時においても使用することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、火災警報器の概略構成を説明する図であり、(a)は火災警報器を裏面から見たときの平面図であり、(b)はA−A線に沿った火災警報器の側断面図である。図2は、火災警報器の裏蓋を外したときの概略斜視図である。図3は、火災警報器に一酸化炭素検出ユニット及び無線ユニットを装着する際の様子を示す概略斜視図である。図4は、火災警報器に一酸化炭素検出ユニット及び無線ユニットを装着した複合型火災警報器としての様子を示す裏側から見たときの概略斜視図である。本実施形態における火災警報器または複合型火災警報器は、壁に取り付けられたベース材または直接壁などの設置面に設置されて使用される。
図3及び図4に示すように、本実施形態においては、複合型火災警報器1として、火災を検出する火災警報器2に、ガス検出ユニット3、例えば一酸化炭素(CO)を検出する一酸化炭素検出ユニット3(以下、一例として一酸化炭素検出ユニット3を用いて説明する)と、さらに、火災や一酸化炭素の発生を後述する無線中継器機能を含む表示パネル5(以下、単に表示パネルという)に送信する無線ユニット4を装着可能としている。
まず、火災警報器2について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1に示すように、火災警報器2は、筐体7A、7B、7Cからなり、最下部の筐体7Cは、有天筒状のケース7a及びケース7aの開口を覆う裏蓋7bを有している。ケース7aの開口を裏蓋7bで覆って、2つのネジ8でケース7aに裏蓋7bを固定することで、筐体7C内には電池11が収容されている。裏蓋7bの表面には、火災警報器2の仕様が記載されたシール9が、図2の下方の1つのネジ8を隠すように貼られている。この火災警報器2は、裏蓋7bなどが壁に取り付けたベース材または直接壁などの設置面と対向するようにして部屋などに設置される。つまり、裏蓋7bは、設置面と対向する取り付け面となる。
また、筐体7Cには、一酸化炭素検出ユニット3(図3、4参照)と嵌合可能な凹部7c(装着部)、及び、無線ユニット4(同図3、4参照)と嵌合可能な凹部7dが形成されている。凹部7c及び凹部7dは、設置面と反対方向(表面である筐体7Aの方向)に向かって凹んで形成されている。凹部7cの側壁は裏蓋7bで形成されており、凹部7cの上壁はケース7aで形成されている。また、凹部7dの側壁及び底壁は、裏蓋7bで形成されている。この構成において、火災警報器2を設置面に取り付けると、凹部7c、7dは設置面によって封止されるため、火災警報器2を表面から見たときには凹部7c、7dは隠れている。したがって、凹部7c、7dへの一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4の嵌合(装着)の有無によって、大気中の気流が変わることがない。また、凹部7c、7dにゴミなどが溜まりにくいとともに、ユーザが設置面に取り付けられた火災警報器2を見たときに、美観を損なうことがない。
また、凹部7cに一酸化炭素検出ユニット3を嵌合(装着)すると、火災警報器2に設けられたコネクタ31と、一酸化炭素検出ユニット3に設けられた後述するコネクタとが接続されて、火災警報器2と一酸化炭素検出ユニット3とは電気的に接続される構成となっている。また、凹部7dに無線ユニット4を嵌合(装着)すると、火災警報器2に設けられたコネクタ33と、無線ユニット4に設けられた図示しないコネクタとが接続されて、火災警報器2と無線ユニット4とは電気的に接続される構成となっている。
また、凹部7cには、筐体7Cの側外面及び上表面(図2の紙面奥方向)まで貫通したスリット7eが形成されている。スリット7eは、筐体7Aと筐体7Cで形成される隙間から露出し、この隙間を経て気体を導入させるために形成されており、このスリット7eから一酸化炭素が導入すると、凹部7cに嵌合された一酸化炭素検出ユニット3によって一酸化炭素を検出可能となっている。
図2に示すように、ケース7aから裏蓋7bを外すと、ケース7aの内側には回路基板12が固定されている。回路基板12の裏面(裏蓋7bと対向する面)一端には、一酸化炭素検出ユニット3のコネクタと接続されるコネクタ31が回路基板12と電気的に接続された状態で固定されている。また、回路基板12の他端には、無線ユニット4のコネクタと接続されるコネクタ33が回路基板12と電気的に接続された状態で固定されている。回路基板12上のコネクタ31とコネクタ33との間には、火災警報器2の電力源となる2つの電池11(第1電池電源)が固定されている。2つの電池11の両極はコネクタ13を介して回路基板12に電気的に接続されている。この構成において、ケース7aの開口を裏蓋7bで覆うと、コネクタ31、33のみ外部に露出し、2つの電池11及び回路基板12は隠れた状態となる。ケース7aの天面に設けられた2つのネジボス41は、裏蓋7b固定用の各ネジ8に対応するものである。
本実施形態における火災警報器2は、電池11を交換不可仕様としている。交換不可仕様とは、火災警報器2に設けられた電池11をユーザが任意に交換して再使用してはいけないという仕様である。例えば、本実施形態において、ケース7a内に電池11が収容され、このケース7aを裏蓋7bで覆い、ネジ8で裏蓋7bをケース7aに固定してシール9が貼られている状態でユーザへ出荷されているので、ユーザが、シール9を剥がした後、ネジ8を外してケース7a内の電池11を交換してしまうと、この火災警報器2は保証外となってしまうことになる。このように、シール9は裏蓋7bを固定するネジ8の一部を覆うこと、またはシール9の一部を裏蓋7bとケース7aの両方に跨って貼ることなどによって、シール9の剥がれ具合で電池11が出荷状態のままかどうかを明確にできる。また、このようなシール9の貼り付けにより電池11の交換がしにくく、視覚的にも電池交換が不可であることを注意している。あるいは、上記とは別に、または上記と併用して、シール9に電池交換が不可である旨を明記してもよい。また、交換不可仕様の火災警報器2としては、電池11が回路基板12やケース7aなどに樹脂でモールドされていたり、電池11が回路基板12やケース7aなどにハンダ付けされて固定されていたりするような、機構的にユーザが電池11を交換不可能な構成の火災警報器も含まれる。さらに、ネジ8などを設けておらず、ケース7aをケース全体の裏蓋7bで覆うだけの構成や、特殊ネジや専用ネジで裏蓋7bがケース7aに固定されている構成の火災警報器も電池交換の不可仕様とみなす。
火災警報器の高い信頼性、安全性をもって使用可能な期限は、現在市販の火災警報器の場合では部品の寿命より例えば15年ぐらいであることが確認されている。火災警報器の交換期限は、通常仕様として、前記部品の寿命から見た使用可能な期限からある程度余裕を見て、上記の例では例えば10年と設定されることが多い。本実施形態において、火災警報器2に設けられた電池11は待機中(煙の監視中)の消費電力や統計的な感知・警報頻度などの想定に基づき、短くは最低限、仕様として定めた火災警報器の交換期限(例えば10年)以上で、長くは余裕をみて、部品の寿命に基づき想定される期限(例えば15年)までの3、4年の範囲で正常に動作するような容量を選んでいる。
後述するが本実施形態において、一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4が火災警報器2に着脱自在に装着され、火災警報器2に設けられる電池11の容量試算において、これら一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4に関連する警報の条件も当然含まれることとなる。しかしながら、おのおののユニットには火災警報器2の電池11と異なる電池14、18が備えられており、火災警報器2は、一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4が装着された場合、それらより報知指示信号を受けてブザー音や音声で報知を行うのみである。従って、これら一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4の装着有無による火災警報器2における電池容量の消費量の影響は少ない。
従って、一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4が装着されていない火災警報器2単体の使用時はもちろん、一酸化炭素検出ユニット3と無線ユニット4のいずれかまたは両方が装着されて複合型火災警報器1として使用された場合も、本火災警報器2は、従前に通常用いられている通常の電池において10年間の交換期間に対応した容量を十分に確保できるとともに、電池切れにより交換期間を大きく短くすることもない。また、電池容量の消費量の大幅な変化がなく、火災警報器2の交換時期を容易かつ比較的正確に把握できる。
図5は、火災警報器または複合型火災警報器、及び表示パネルの電気的構成を示すブロック図である。火災警報器2は、図5に示すように、煙を検出する光電式の煙検出部6(火災検出手段)と、種々の警報を外部に報知するスピーカ10(警報手段)と、種々の制御を行うマイクロコンピュータを含んだ制御回路20とをさらに有している。これらは、図1に概略的に示されるように筐体7A、7Bにより構成される空間に配置、固定される。
煙検出部6は、煙の発生量に応じて出力値を変化させる。スピーカ10は、煙検出部6による火災検出及び電池11の電池切れをブザー音や音声で報知する。また、火災警報器2に一酸化炭素検出ユニット3が装着されている場合に、スピーカ10は、一酸化炭素検出ユニット3による一酸化炭素検出及び一酸化炭素検出ユニット3が交換時期であることをブザー音や音声で報知する。さらに、火災警報器2に無線ユニット4が装着されている場合に、無線ユニット4が表示パネル5から受信した情報(他の複合型火災警報器1の設置場所での火災発生や一酸化炭素発生)をブザー音や音声で報知する。
次に、一酸化炭素検出ユニット3について、図3及び図5〜7を参照しつつ説明する。図6は、一酸化検出ユニットの概略構成を説明する図であり、(a)は一酸化炭素検出ユニットを裏面から見たときの平面図であり、(b)はB−B線に沿った一酸化炭素検出ユニットの側断面図である。図7は、一酸化炭素検出ユニットの裏蓋を外したときの概略斜視図である。
一酸化炭素検出ユニット3は、火災警報器2に着脱自在に設けられており、半導体式、接触燃焼式、電気化学式などの一酸化炭素検出センサー15(図6参照)によって一酸化炭素を検出する。一酸化炭素検出センサー15は、一酸化炭素の発生量に応じて出力値を変化させる。また、図2及び図6に示すように、一酸化炭素検出ユニット3は、有天筒状のケース16a及びケース16aの開口を覆う裏蓋16bからなる筐体16を有している。ケース16aは電池14を収容し、開口を裏蓋16bで覆って、2つのネジ8でケース16aに裏蓋16bを固定することで閉じられる。裏蓋16bの表面には、一酸化炭素検出ユニット3の仕様が記載されたシール17が、2つのネジ8を隠すように貼られている。
また、一酸化炭素検出ユニット3のケース16aには2つの開口16c、16dが形成されており、開口16cから一酸化炭素検出センサー15、及び、開口16dからコネクタ32がそれぞれ露出している。一酸化炭素検出ユニット3が火災警報器2の凹部7cに装着されると、一酸化炭素検出センサー15はケース16aから露出していることで、スリット7eから導入された一酸化炭素を検出可能となっている。また、コネクタ32はケース16aから露出していることで、火災警報器2のコネクタ31(図1参照)と接続可能となっている。一酸化炭素検出ユニット3のコネクタ32は火災警報器2のコネクタ31と接続されることで、後述する一酸化炭素検出判定部43及び電池電圧検出部44から出力されたガス検出信号、電池電圧検出信号などの電気信号を制御回路20に入力することができる。
また、図7に示すように、ケース16aから裏蓋16bを外すと、ケース16a内には回路基板42が固定されている。回路基板42の一端には、火災警報器2のコネクタ31と接続されるコネクタ32が回路基板42と電気的に接続された状態で固定されている。また、回路基板42上には、火災警報器2とは独立して、一酸化炭素検出ユニット3の電源となる2つの電池14(第2電池電源)が設けられている。2つの電池14の両端はコネクタ19を介して回路基板42に電気的に接続されている。この構成において、ケース16aの開口を裏蓋16bで覆うと、2つの電池14及び回路基板42は隠れた状態となる。
なお、本実施形態における一酸化炭素検出ユニット3は、火災警報器2と同様に、電池14の交換不可仕様となっている。すなわち、構成部品の寿命と使用する電池の電池容量との関係により、内側に収納している電池14を交換してしまうと、火災警報器2の場合と同様に、この一酸化炭素検出ユニット3は保証外となってしまうことがある。従って、図示のように、例えばシール17を裏蓋16bを固定するネジ8の一部を覆うこと、又は図示しないがシール17の一部を裏蓋16bとケース16aの両方に跨って貼ることなどによって、シール17の剥がれ具合で電池が出荷状態のままかどうかを明確にできるようにしている。また、このようなシール17の貼り付けにより電池14の交換がしにくく、視覚的にも電池交換が不可であることを注意している。あるいは、上記とは別に、または上記と併用して、シール17に電池交換が不可である旨を明記してもよい。また、交換不可仕様の一酸化炭素検出ユニット3としては、電池14が回路基板42やケース16aなどに樹脂でモールドされていたり、電池14が回路基板42やケース16aなどにハンダ付けされて固定されていたりするような、機構的にユーザが電池を交換不可能な構成の一酸化炭素検出ユニット3も含まれる。さらに、ネジなどを設けておらず、ケースをケース全体の裏蓋で覆うだけの構成や、特殊ネジや専用ネジで裏蓋がケースに固定されている構成の火災警報器も電池交換の不可仕様とみなす。
一般的に、一酸化炭素検出ユニット3による一酸化炭素検出には半導体素子が使用されることが多く、一酸化炭素検出ユニット3は火災警報器2に比べて寿命が短い。本実施形態において、2つの電池14は一酸化炭素検出ユニット3の仕様として、各種部品の寿命に基づき例えば最低限5年間の使用がほぼ確実に可能となるようなる容量を選択している。
このように、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3の電源をそれぞれ独立した電池11、14としていることで、それぞれに設けられた電池の電池容量を任意に設定することができる。したがって、火災警報器2は一酸化炭素検出ユニット3の装着有無に関わらず、ほぼ火災警報器2を構成する各種部品の寿命に基づき設定された交換期限を確保することができる。すなわち、設定された間、火災警報器2はほぼ確実に電池切れになることがないようにして長期間の使用が可能である。また、一酸化炭素検出ユニット3の動作状態や交換時期によらず、火災警報器2に設けられた電池11の電池容量から火災警報器2の交換時期を比較的正確に把握することができる。
さらに、一酸化炭素検出ユニット3は構成部品の寿命から設定される交換期限は例えば5年と短いが、交換時期に一酸化炭素検出ユニット3を新しいものと取り替えて使用することにより、複合型火災警報器1としても、初期使用から継続して交換期限の10年間はほぼ確実に使用することが可能である。
一方、一酸化炭素検出ユニット3においても、構成部品の寿命から設定される交換期限まで、安全且つ高い信頼性を持って使用できることは言うまでもない。言葉を換えて言えば、一酸化炭素検出ユニット3の交換時期を火災警報器2の交換時期に設定しなくてもよく、一酸化炭素検出ユニット3を構成する部品や電池の設定を容易にできる利点がある。
本実施形態において、火災警報器2は適宜ユーザの必要に応じて、随時一酸化炭素検出ユニット3及び/または無線ユニット4を装着、すなわち増設することが可能な警報器である。しかしながら、一酸化炭素検出ユニット3、無線ユニット4の一方または両方を火災警報器2に当初から装着するようにしてもなんら差し支えない。いずれの場合も、火災警報器2は、上述したとおり火災警報器2を構成する各種部品の寿命に基づき設定された交換期限を確保して設定のとおり長期間使用することが可能である。
また、火災警報器2に設けられた電池11が、火災警報器2の交換時期に電池容量がなくなるような容量を有し、一酸化炭素検出ユニット3に設けられた電池14が、一酸化炭素検出ユニット3の交換時期に電池容量がなくなるような容量を有していることから、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3を交換するときに、電池の電池容量が無駄に残ることを防止することができる。また、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3の交換時期と、それぞれの電池11、14の電池容量がなくなる電池切れの時期とを同時期に設定することで、電池切れになると、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3の交換時期であることを把握することができる。
本実施形態において、電池11、14に関する警報は、例えばそれぞれ以下とおりに行われる。図5に示すように、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3にそれぞれ電池電圧検出部23、44が設けられ、各電池11、14の電池電圧の低下を検出して警報を発生する。警報は共に、火災警報器2に設けられた報知制御部24の制御により同じく火災警報器2に設けられたスピーカ10を介して発せられる。一酸化炭素検出ユニット3を取り付けた場合は、取り付けによってコネクタ31、32(図1、6参照)が接続され、電池電圧検出部44の検出信号が火災警報器2の報知制御部24に入力されることにより行われる。
火災警報器2の電池11に関しては、所定値以下への電池電圧の低下により、例えば「電池切れです。」とスピーカ10から報知することにより、火災警報器2の交換時期であることを警報する。
一酸化炭素検出ユニット3の電池14に関しては、本実施形態においては電池容量の設定により電池切れの期間と交換期限をほぼ同程度に設定しているので、一般の電池切れに相当する値以下への電池電圧の低下を検出し、この検出時期を持って、例えば「一酸化炭素ユニットの交換時期が来ました。販売店に連絡ください。」とスピーカ10から警報するようにしている。交換時期を把握するため、正確には一酸化炭素検出ユニット3の使用期間をカウントするなどの構成とすることも可能であるが、上述のように、電池電圧検出部43によって電池14の電圧値を検出することにより簡易な構成で一酸化炭素検出ユニット3の交換時期を検出できる。また、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3の動作にかかる負担を軽減する利点もあり有用である。
なお、一酸化炭素検出ユニット3の取り付けで一酸化炭素センサー15及び一酸化炭素検出判定部43により所定以上の一酸化炭素の存在が判定された場合は、同様にして火災警報器2の報知制御部24の制御により同スピーカ10から例えば「空気が汚れて危険です。換気してください。」などと報知を行う。
次に、無線ユニット4について、図3及び図5を参照しつつ説明する。図3及び図5に示すように、無線ユニット4は、火災警報器2に着脱自在に設けられており、表示パネル5に種々の情報を送信したり、他の無線ユニット4から表示パネル5に送信された情報を受信したりする。無線ユニット4が表示パネル5に送信する情報としては、当該無線ユニット4が装着されている火災警報器2による火災検出、当該火災警報器2に装着されている一酸化炭素検出ユニット3による一酸化炭素検出、火災警報器2に設けられた電池11の電池切れ、一酸化炭素検出ユニット3の交換時期、及び、無線ユニット4の電池切れなどに関する情報が挙げられる。これらの情報は、表示パネル5のスピーカ19から報知される。また、表示パネル5からの送信により、当該無線ユニット4が装着された火災警報器2のスピーカ10から適宜必要な情報を報知することができる。
また、無線ユニット4は、電源となる電池18を有している。つまり、無線ユニット4は、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3とは独立した電池18を電源としている。そして、ユーザが任意に電池交換可能な仕様となっている。なお、電池交換可能な仕様とは、無線ユニット4に設けられた電池18をユーザが任意に交換してもよいという仕様である。一般に、無線ユニット4の各部品は一般的に長寿命で、例えば30年の期間使用が可能であり、また高価でもある。したがって、無線ユニット4が電池交換可能な仕様であることで、ユーザが任意に電池交換可能であり、無線ユニット4の使用期間を長くすることができる。電池18のための専用蓋があってもよいし、図3、図4に示されるように無線ユニット4から電池18が露出しているような構成であってもよい。これらの構成により電池交換可能な仕様としている。
このように、無線ユニット4が火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3とは独立した電池18を有しているため、無線ユニット4を追加して取り付けた場合にも、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3に設けられた電池を消費することがなく、火災警報器2及び一酸化炭素検出ユニット3の交換期限に影響を及ぼすことを防止することができる。
次に、各部における電気的構成について、図5を参照しつつさらに詳しく説明する。火災警報器2の制御回路20には、各種動作を制御するプログラムやデータなどが格納されたROM、各種動作を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPUでの演算結果などのデータを一時保管するRAM(Random Access Memory)などが含まれている。あるいは、制御回路20は、ロジックIC、ASICまたはFPGAなどで構成してもよい。また、制御回路20は、煙検出判定部21、電池電圧検出部23及び報知制御部24を有している。
煙検出判定部21は、煙検出部6によって出力された出力値から煙の発生、すなわち、火災の発生を判定する。また、煙検出判定部21は、煙(火災)が発生していた場合には、報知制御部24及び無線ユニット4に設けられた後述する無線制御部26にその旨に関する情報を送信する。
一酸化炭素検出ユニット3に設けられた一酸化炭素検出判定部43は、一酸化炭素検出センサー15によって出力された出力値から一酸化炭素の発生を判定する。また、一酸化炭素検出判定部43は、一酸化炭素が発生していた場合には、報知制御部24及び無線ユニット4に設けられた無線制御部26にその旨に関する情報を送信する。
火災警報器2、一酸化炭素検出ユニット3及び無線ユニット4にそれぞれ設けられた電池電圧検出部23、44、45は、火災警報器2に設けられた電池11、一酸化炭素検出ユニット3に設けられた電池14、無線ユニット4に設けられた電池18の電圧値を検出する。また、電池電圧検出部23、44、45は、それぞれ電池11、14、18のいずれかの電圧値が所定の閾値以下になった場合に、火災警報器2の報知制御部24及び無線ユニット4に設けられた無線制御部26にその旨に関する情報を送信する。例えば、火災警報器2に設けられた電池11の電池容量は、自然放電のほか、火災警報器2の待機中や煙検出による警報動作などにより減少する。電池容量が減少すると、電池11の電圧値は低下していく。そして、電池11の電圧値が所定の閾値以下になると、電池切れであるとみなすことができる。一酸化炭素検出ユニット3に設けられた電池14及び無線ユニット4に設けられた電池18に関しても同様に電圧値が所定の閾値以下になると、電池切れであるとみなすことができる。
報知制御部24は、煙検出判定部21、一酸化炭素検出判定部43及び電池電圧検出部23、44、45から入力された情報を報知するようスピーカ10を制御する。また、報知制御部24は、無線制御部26からの情報も入力されて、この情報を報知するようスピーカ10を制御する。
さらに、報知制御部24は、音声合成部25を有している。音声合成部25としては、例えば、あらかじめ特定した複数の音声データをデジタル信号で圧縮登録しておき、所定のトリガーにより対応する登録データを読み出し伸張して再生する、いわゆるデジタル録音方式の音声合成LSIが使用可能である。音声合成部25は、煙検出判定部21、一酸化炭素検出判定部43及び電池電圧検出部23、44、45からの情報を、火災検出信号やガス検出信号、電池電圧検出信号などの電気信号としてコネクタを介して入力されると、この電気信号に応じて、あらかじめ登録された音声データを再生する。そして、報知制御部24は、音声合成部25によって再生された音声を報知するようスピーカ10を制御する。例えば、報知制御部24は、一酸化炭素検出判定部43から一酸化炭素が発生しているという情報が電気信号として入力されると、音声合成部25によって合成された「空気が汚れて危険です。換気してください。」という音声を報知するようスピーカ10を制御する。本実施形態において、上記のように、火災警報器2の音声合成部25へのガス検出信号の入力により一酸化炭素検出ユニット3による警報も火災警報器2を通じて報知可能としているが、音声合成部25はこのような追加によりコスト高となることはなく、また、一酸化炭素検出ユニット3側でも警報を報知するための手段を新たに設ける必要がなく、低コストに構成できる利点がある。
これにより、一酸化炭素検出ユニット3や無線ユニット4からコネクタを介してガス検出信号などの電気信号が入力されるだけで、火災警報器2は、報知制御部24を制御して、一酸化炭素検出ユニット3や無線ユニット4に関する警報を報知することができる。また、一酸化炭素検出ユニット3や無線ユニット4による警報を報知する手段を、一酸化炭素検出ユニット3や無線ユニット4内に新たに設ける必要がなく、低コストである。
無線ユニット4は、電気的構成として、無線制御部26、無線送信部27、無線受信部28及び電池電圧検出部45を有している。無線制御部26は、煙検出判定部21、一酸化炭素検出判定部43及び電池電圧検出部23、44、45から入力された情報を無線送信部27に出力する。また、無線制御部26は、無線受信部28が受信した情報を火災警報器2の報知制御部24に出力する。無線送信部27は、無線制御部26から入力された情報を無線によって表示パネル5に送信する。無線受信部28は、表示パネル5から無線によって送信された情報を無線制御部26に出力する。
次に、本実施形態に係る複合型火災警報器を複数用いた場合の複合型火災警報器間の無線連動(移報)について説明する。図8は、複数の複合型火災警報器及び表示パネルを示す図である。図8において、複数の複合型火災警報器は近接して描かれているが、住居などにおいて各部屋に1つずつ設けられているものとする。そして、表示パネルは、複数の部屋のいずれか1部屋の壁などの設置面に設けられているものとする。また、複数の複合型火災警報器1をそれぞれ複合型火災警報器1a、1b、1cと称す。なお、図1に示すように、ここでは複合型火災警報器1a、1b、1cには、火災警報器2に一酸化炭素検出ユニット3及び無線ユニット4の両方が装着されている。
まず、表示パネル5の構成について説明する。図5に示すように、表示パネル5は、種々の警報を外部に報知するスピーカ19と、警報の発生した箇所を視覚的に報知するLED37a、37b、37cと、AC商用交流電源を受けて表示パネル5の電源用の電源に変換する電源回路電池36と、種々の制御を行うマイクロコンピュータを含んだ制御回路30とを有している。
制御回路30は、無線制御部31と、無線送信部32と、無線受信部33と、報知制御部34とを有している。複合型火災警報器1a、1b、1cのいずれか(例えば、複合型火災警報器1aとする)の無線送信部27から無線で送信された情報は、表示パネル5の無線受信部33で受信され無線制御部31に入力される。無線制御部31は、無線受信部33から入力された情報を、他の複合型火災警報器1b、1cに送信するように無線送信部32に出力する。無線送信部32は、無線制御部31から出力された情報を無線によって複合型火災警報器1b、1cの無線ユニット4に送信する。また、無線受信部33は、受信した情報を報知制御部34に出力し、報知制御部34は、無線制御部31から送信された情報を入力して、この情報を報知するようスピーカ19及びLED37を制御する。
例えば、図8に示すように、複合型火災警報器1aの設置された部屋で煙が発生すると、複合型火災警報器1aに設けられた煙検出部6から出力された出力値より煙検出判定部21が煙の発生を所定値以上と判定する。すると、煙検出判定部21が、報知制御部24及び無線ユニット4に設けられた無線制御部26に煙が発生した旨の情報を入力する。
報知制御部24は、煙が所定値以上発生した旨の情報を入力されると、例えば「火事です。」というメッセージをスピーカ10に警報させる。無線制御部26は、煙が所定値以上発生した旨の情報を入力されると、その情報を無線ユニット4に設けられた無線送信部27に出力する。すると、無線送信部27が無線によってその情報を表示パネル5に送信することで、表示パネル5に設けられた無線受信部33がその情報を受信する。
そして、無線受信部33がその情報を無線制御部31に出力すると、無線制御部31は、無線送信部32の無線送信により複合型火災警報器1aの設置された部屋で煙が発生したことを他の部屋に設置された複合型火災警報器1b、1cに移報する。具体的には、複合型火災警報器1b、1cに設けられた無線受信部28及び無線制御部26を介して報知制御部24に送信され、他の部屋で煙が発生した旨の情報、例えば「他の部屋で火事です。」というメッセージをスピーカ10に報知する。また、無線制御部31は、報知制御部34に煙(火災)が発生した旨の情報を出力する。報知制御部34は、煙が所定値以上発生した旨の情報を受信すると、例えば「火事です。」というメッセージを表示パネル5のスピーカ19に報知させるとともに、煙が発生した部屋に対応するLED37aを点灯させる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、本実施形態においては、検出可能なガスは一酸化炭素のみであったが、一酸化炭素に限らず、他の可燃性ガスなどあらゆるガスを検出可能であってもよい。
また、火災を検出するユニットは煙を検出する光電式に限らず、イオン化式や温度を検出する熱感知式などいかなる火災検出方法を用いたユニットであってもよい。
さらに、本実施形態においては、無線ユニットによる無線通信によって、無線中継器機能を有する表示パネルを介して他の無線ユニットを有する複合型火災警報器に火事やガス発生などの報知(移報)を行っていたが、複合型火災警報器を1つしか設けないような場合においては、無線ユニットを設けなくてもよい。このとき、無線中継器機能を有する表示パネルも設けなくてよい。
加えて、本実施形態においては、一酸化炭素検出ユニットの交換時期は電池の電圧低下から検出していたが、カウンタなどを設けて使用期間を計測してもよい。
また、本実施形態において、火災警報器は、スピーカによって外部に警報を報知していたが、スピーカに限らず、LEDやディスプレイなどを設けて、LEDの点滅やディスプレイへの表示によって警報を外部に報知してもよい。
また、火災警報器や表示パネルにおける報知内容は、本実施形態に特定されるものでない。例えば、火災警報器及び各ユニットの故障した場合の報知時や、火災警報器や各ユニットのテスト時に適宜必要な報知を行うようにしてもよい。
また、火災警報器、一酸化炭素検出ユニット及び無線ユニットに設けられた電池の個数は、容量に応じて任意に変更可能である。
さらに、本実施形態においては、音声合成部は、あらかじめ登録された音声データを再生するいわゆるデジタル録音方式のものについて説明したが、その他、入力された電気信号に応じて、基底周波数、音色、雑音レベルなどのパラメータを調整して波形を作り、人工的に合成する電子音による音声合成方式など、種々の音声合成方式により、音声合成してもよい。
本発明の一実施形態に係る火災警報器の概略構成を説明する図であり、(a)は火災警報器を裏面から見たときの平面図であり、(b)はA−A線に沿った火災警報器の側断面図である。 火災警報器の裏蓋を外したときの概略斜視図である。 火災警報器に一酸化炭素検出ユニット及び無線ユニットを装着する際の様子を示す概略斜視図である。 火災警報器に一酸化炭素検出ユニット及び無線ユニットを装着した複合型火災警報器としての様子を示す裏側から見たときの概略斜視図である。 火災警報器または複合型火災警報器、及び表示パネルの電気的構成を示すブロック図である。 一酸化検出ユニットの概略構成を説明する図であり、(a)は一酸化炭素検出ユニットを裏面から見たときの平面図であり、(b)はB−B線に沿った一酸化炭素検出ユニットの側断面図である。 一酸化炭素検出ユニットの裏蓋を外したときの概略斜視図である。 複数の複合型火災警報器及び表示パネルを示す図である。
符号の説明
1 複合型火災警報器
2 火災警報器
3 一酸化炭素検出ユニット
4 無線ユニット
5 表示パネル
6 煙検出部
10、19 スピーカ
11、14、18 電池
15 一酸化炭素検出モジュール

Claims (5)

  1. 火災を検出して警報する火災警報器であって、
    火災を検出する火災検出手段と、
    外部に警報を報知する警報手段と、
    前記火災警報器の交換時期に対応した電池容量を有する第1電池電源と、
    前記第1電池電源とは独立した第2電池電源を有し、前記火災警報器よりも早く交換時期を迎えるガス検出ユニットを着脱自在な装着部と、を備えていることを特徴とする火災警報器。
  2. 前記火災警報器が設置される設置面と対向する取り付け面を有した筐体をさらに備えており、
    前記装着部は、前記筐体が前記取り付け面から前記設置面と反対方向に向かって凹んだ凹部であることを特徴とする請求項1に記載の火災警報器。
  3. 前記火災警報器の全体動作を制御する制御手段と、
    前記ガス検出ユニットを前記装着部に装着した際に、前記ガス検出ユニットから出力されたガス検出信号を前記制御手段に入力する入力部と、をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記入力部から入力された前記ガス検出信号に応じて、前記警報手段に警報を報知させることを特徴とする請求項1または2に記載の火災警報器。
  4. 前記制御手段は、前記警報手段によって報知される音声データを合成する音声合成手段を備えており、
    前記音声合成手段は、前記ガス検出ユニットから出力された前記ガス検出信号に応じた前記音声データを合成することを特徴とする請求項3に記載の火災警報器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の火災警報器と、
    前記火災警報器の前記装着部に装着された前記ガス検出ユニットと、を備えていることを特徴とする複合型火災警報器。
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