JP2010020609A - 情報処理装置、クラスモジュール起動制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、クラスモジュール起動制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 組み込み機器のように使用するコンピュータの資源に制約のある情報処理装置において、OSの構成変更やドライバをインストールしなくても汎用I/Fを介して接続、分離する各種外部デバイスを容易に利用できるようにし、利便性の向上を図る。
【解決手段】 クラスモジュール371に対応する外部デバイス500に係る情報をそれぞれのモジュールに関連付けて保持する通知条件リスト361を予め登録しておき、汎用I/F350を介して外部デバイスが接続されたときに、通知条件リストを参照し、パラメータの一致度の高低により、接続された外部デバイスに利用できる最適クラスモジュール(アプリ)を判定し、このアプリを起動することによって多様な外部デバイスにアクセスするエントリーを可能とする汎用ドライバを排他利用する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、挿抜(接続/分離)可能に接続される外部デバイスに汎用インターフェースを介してアクセスしサービスを提供する、例えばプリンタ、複合機(MFP)等の組み込み機器としての構成を有する情報処理装置に関し、より詳しくは、接続される諸種の外部デバイスへのアクセスを可能にするために、複数種類のクラスモジュールをプラグインで適応できるようにした情報処理装置、クラスモジュール起動制御方法及びプログラムに関する。
近年、PC(Personal computer)では、外部機器を接続するインターフェースとして、例えば、USB(Universal Serial Bus)のような汎用インターフェースを装備することが一般的で、多様なデバイスを外部機器として接続して利用可能としている。
また、このような汎用インターフェースは、例えばプリンタ、複合機(MFP)等の組み込み機器としての構成を有する情報処理装置においても採用され始めており、外部デバイスとの間で画像情報をはじめ様々な情報の交換が可能になってきている。なお、上記組み込み機器は、産業、事務、家電等の機器において特定の機能や限定された性能を実現するため、通常安価なCPUと少ない容量のメモリからなるコンピュータを組み込んだ機器を指す。
ただ、組み込み機器の場合、OS(Operating System)といったシステムプログラムは、ROM(Read Only Memory)に格納されるのが一般的であり、システムの構成変更を容易に行なうことができないため、汎用インターフェースを装備していても、OS等の構成を変更できず、所定のOS上で動作する外部デバイスのドライバが搭載できない場合があり、また、メモリ容量の関係から、搭載できるドライバが制限されてしまう。この点、PCでは、採用されるOSは汎用性があり、このOSに適合し得るように多くのドライバが用意され、また搭載するために十分のメモリ容量を持っているので、新しいデバイスに対しては、通常どんなデバイスでもドライバをインストールし、使用できるようになり、組み込み機器に起きる上記の問題は生じない。
このように、組み込み機器では、汎用インターフェースに接続し使用できる外部デバイスが制限されてしまうことから、特定のデバイス専用のインターフェースとしての用い方となってしまっており、汎用性を有効に利用していないという状況になっている。
また、従来の組み込み機器では、外部デバイスを接続する汎用インターフェースにおいて、装着されたデバイスが利用できない場合に、利用不可能であることを組み込み機器のユーザに示す手段を有していなかったためにユーザを戸惑わせることがあり、不便であった。
本発明は、上記の従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、組み込み機器などにおけるように、使用するコンピュータの資源に制約のある情報処理装置において、OSの構成変更やドライバをインストールしなくても汎用インターフェースを介して接続、分離する各種外部デバイスを容易に利用できるようにし、利便性の向上を図ることにある。
本発明は、接続/分離が可能な外部デバイスを接続するための汎用インターフェースと、前記汎用インターフェースを介して接続される各外部デバイスにアクセスしてサービスを提供するためにプラグインで対応する複数種類のクラスモジュールと、前記外部デバイスの挿抜イベントを検出する挿抜検出モジュールを有する情報処理装置であって、前記クラスモジュールに対応する前記外部デバイスに係る情報をモジュールごとに関連付けて保持する外部デバイス関連情報リスト及び該外部デバイス関連情報リストへの情報の登録を随時受付けるリスト登録手段を備え、前記挿抜検出モジュールは、接続された外部デバイスを特定するための情報を取得する外部デバイス情報取得手段と、外部デバイスの挿抜イベントを検出したときに、該挿抜イベントの通知先としてのクラスモジュールを、前記外部デバイス情報取得手段により取得された情報と前記外部デバイス関連情報リストに記載された情報に基づいて判断する通知先判断手段と、前記通知先判断手段により判断されたクラスモジュールが対応する外部デバイスの情報を該クラスモジュールに通知するデバイス情報通知手段を有したことを特徴とする。
本発明は、汎用インターフェースを介して分離可能に接続される各種外部デバイスにアクセスしてサービスを提供するためにプラグインで対応する複数種類のクラスモジュールを有する情報処理装置におけるクラスモジュール起動制御方法であって、前記クラスモジュールに対応する前記外部デバイスに係る情報をモジュールごとに関連付けて保持する外部デバイス関連情報リストへの情報の登録を随時受付けるリスト登録工程と、外部デバイスの挿抜イベントを検出する挿抜イベント検出工程と、接続された外部デバイスを特定するための情報を取得する外部デバイス情報取得工程と、前記挿抜イベント検出工程外部でデバイスの挿抜イベントを検出したときに、該挿抜イベントの通知先としてのクラスモジュールを、前記外部デバイス情報取得工程により取得された情報と前記リスト登録工程で外部デバイス関連情報リストに記載された情報に基づいて判断する通知先判断工程と、前記通知先判断工程で判断されたクラスモジュールが対応する外部デバイスの情報を該クラスモジュールに通知するデバイス情報通知工程と、を有したことを特徴とする。
本発明によると、組み込み機器としての構成を持つ情報処理装置において、OSの構成変更やドライバをインストールしなくても汎用インターフェースを介して接続、分離する各種外部デバイス(新規に追加されるデバイスを含む)の利用への対応が容易になり、利便性を向上することができる。
以下に本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。
本発明の情報処理装置、クラスモジュール起動制御方法に係る以下の実施形態は、情報処理装置として複合機(MFP)を例に実施した形態を示す。
複合機は、プリンタ、コピー、ドキュメントボックス(蓄積ドキュメントのデータ送信やプリント出力)、スキャナ、ファクシミリ等の機能を複合して備え、これらの機能を操作部からの指示によるほか、外部のクライアント(ホスト)機からの処理要求に応えて動作させる。
また、この複合機は、周辺機器としての外部機や外部デバイス(以下、これらをまとめて「外部デバイス」という)と接続するため各種のインターフェース(I/F)を備え、このI/Fを介して外部デバイスとの情報を交換することにより、機能の拡張を図ることができるようにしている。特に、本実施形態では、外部デバイスに接続するための手段として汎用I/Fを有し、この汎用I/Fに係る構成を特徴とする。
「複合機の概要」
図1は、本実施形態の複合機に係るハードウェア構成の概要を示す図である。
図1に示す複合機100のコントローラ200は、内蔵するCPU(Central Processing Unit)230が後述する各種メモリ等の記憶部を制御下におき、複合機100全体を制御する制御システムを構成する。
この複合機100におけるデータ入出力部について述べると、一つは原稿画像を光電読取りするスキャナ222で、ここでは処理対象の画像等のデータ入力を行う。
もう一つは、操作部(オペレーションパネル)201で、ここで行われるキー等の操作により動作・処理条件の設定や制御情報の入力や処理の開始を指示する入力を受け付ける。なお、操作部201は、ユーザI/Fとして機能するので、機器の動作状態や入力操作への応答をユーザに知らせる出力動作も行う。
もう一つは、ネットワーク或いは直接に外部デバイスと接続する通信I/F(詳細は後述)で、ここを通して、外部デバイス(例えば、ホストコンピュータ、FAX機、ICカード等)とのデータ交換を行う。なお、通信I/Fによって、入出力されるデータは、処理対象の画像や制御情報等のデータで、制御情報には機器間で行う通信動作に必要な情報が含まれる。
また、処理対象の画像等のデータのプリント出力は、プロッタ221で行う。
図1に示すハードウェア構成では、複合機100は、コントローラ200と、操作部(オペレーションパネル)201と、ファックス制御ユニット202と、エンジン群203を主なユニットとする。
コントローラ200は、CPU230と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)232と、システムメモリ(MEM−P)233と、ローカルメモリ(MEM−C)234と、ROM235と、HDD(Hard Disk Drive)236と、ノースブリッジ(以下、NBと記す)231と、シリアルバス237と、NIC(Network Interface Card)238と、USB(Universal Serial Bus)I/F239と、IEEE802.11b I/F240と、IEEE1394 I/F241と、USBホスト242と、メモリカード(登録商標)I/F243を有する。
外部デバイスとのI/Fである上記シリアルバス237、NIC238、USBI/F239、IEEE802.11b I/F240、IEEE1394 I/F241、wirelessUSBI/F242、USBホスト243及びメモリカードI/F244は、NB231にPCIバスで接続されている。
操作部201は、コントローラ200のASIC232に接続される。
ファックス制御ユニット202及びエンジン群203は、ASIC232にPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続される。
ここでは、ASIC232にローカルメモリ(MEM−C)234、ROM235、HDD236等を接続すると共に、CPU230とASIC232とをCPUチップセットのNB231を介して接続している。このように、NB231を介してCPU230とASIC232とを接続すれば、CPU230のインターフェースが公開されていない場合にも対応できるようにするためである。
NB231は、CPU230、システムメモリ(MEM−P)233、ASIC232及びPCIバスで繋がるシリアルバス237、NIC238、USBI/F239、IEEE802.11b I/F240、IEEE1394 I/F241、wirelessUSBI/F242、USBホスト243並びにメモリカードI/F244を接続するためのブリッジである。
なお、CPU230は、複合機100の全体を制御するシステムを構成するが、このシステムのソフトウェア構成については、後記で図2を参照して説明する。
システムメモリ(MEM−P)233は、複合機100の描画用メモリ等として用いるメモリである。また、ローカルメモリ(MEM−C)234は、スキャナ222からの入力データ、或いは外部ホスト機(不図示)から通信I/Fを介して受信した印刷データ等を格納する画像出力用バッファ、符号バッファ等として用いるメモリである。また、ROM235は、プログラム、制御データ等を格納するためのメモリである。
HDD236は、画像の蓄積、文書の蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積等を行うためのストレージである。
ASIC232は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)である。
操作部201は、ユーザからの入力操作を受け付けるための所定のボタン・キー群を有し、更にユーザに向けた表示を行うモニタ画面等を有するオペレーションパネルである。なお、操作部201は、例えばタッチパネル等により構成されていてもよい。
シリアルバス237、NIC238、USBI/F239、IEEE802.11b I/F240、IEEE1394 I/F241、wirelessUSBI/F242、USBホスト243及びメモリカードI/F244は、それぞれの規格を採用した外部デバイス(不図示)と当該規格に指示される方法に従って接続するためのインターフェースである。なお、USBホスト243は、USBメモリ251を接続し、また、メモリカードI/F243は、メモリカード252を接続するためのI/Fである。
図1に示す本実施形態の構成では、特に、汎用I/FとしてUSBI/F239、IEEE1394 I/F241、wirelessUSBI/F242及びUSBホスト242を装備しており、各I/Fにより多種類の外部デバイスを接続し、複合機100と外部デバイスとの間で情報交換が可能になり、協働関係を築くことができる。
また、ASIC232の制御下におかれたPCIバスには、ファックス制御ユニット202が接続されている。ファックス制御ユニット202は、G3規格対応ユニット211とG4規格対応ユニット212とを有する。
ASIC232の制御下におかれたPCIバスには、エンジン群203が接続されており、ここでは、エンジン群203として、処理対象の画像データ等によるプリント出力を行うプロッタエンジン221と、原稿を読取り、画像データの入力を行うスキャナエンジン222と、複合機の処理や動作に必要なその他のハードウェアリソース223を備える。
次に、CPU230が駆動するソフトウェアの構成について説明する。
図2は、本実施形態の複合機100(図1)のソフトウェア構成をハードウェア資源と関係付けて示す図である。CPU230は、図2に示すソフトウェアを駆動することによって、複合機100全体を制御する制御システムを構築する。
図2に示す構成は、大別するとソフトウェア群101と、ハードウェア資源102よりなる。
ソフトウェア群101は、アプリケーション層103、アプリケーション層103からの処理要求を解釈して必要とするハードウェア資源102の獲得要求を発生するプラットフォーム層104とを有する。
アプリケーション層103は、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリケーション111と、ファクス用のアプリケーションであるファクスアプリケーション112と、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリケーション113と、Web用のアプリケーションであるWebアプリケーション114とを有している。
なお、Webアプリケーション114は、複合機100に実装されたHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルによるWebサービスを行うアプリケーション群であり、ブラウザを使って機器の状態を見ること、或いはネットワーク設定等の機器の各種設定を行えるようにする。
また、プラットフォーム層104は、アプリケーション層103の各アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源102の獲得要求を発生し、獲得したハードウェア資源102の管理等を行う。
プラットフォーム層104には、システム制御サービス131と、ファクス制御サービス132と、エンジン制御サービス133と、メモリ制御サービス134と、操作部制御サービス135と、ネットワーク制御サービス136とを有している。システム制御サービス131は、アプリケーション管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、および割り込み制御等の複数の機能を有する。また、ネットワーク制御サービス136は、ネットワーク入出力を必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供する。
なお、プラットフォーム層104は、予め定義された関数によりアプリケーション層103からの処理要求を受信可能とするAPI(Application Program Interface)121を有している。
ここに、ソフトウェア群101は、OS(LPUX)141上で起動され、各種処理が実行される。OS141は、アプリケーション層103及びプラットフォーム層104の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
また、エンジンI/F151は、ソフトウェア群101の各ソフトウェアにより予め定義されている関数等によりエンジン制御ボード161を介してハードウェア資源102に対する処理要求を送信可能とする。なお、エンジンI/F151及びエンジン制御ボード161は、ソフトウェア又はハードウェアを実現手段として適宜採用することによって実施し得る。
また、図2に示すハードウェア資源102には、プロッタエンジン171と、スキャナエンジン172と、その他のハードウェアリソース173を要素として示している。
「外部デバイスとの接続」
本実施形態の複合機100は、上記したように、外部デバイスに接続するための手段として汎用I/Fを有し、この汎用I/Fによって各種の外部デバイスとの間で情報交換が可能になり、協働関係を築くことが可能である。
ただ、外部デバイスをコネクタや送受信機で物理的に接続されても、必要な通信手順に従った動作が行えないと、情報交換ができず、また、外部デバイスに対応するドライバを複合機100にインストールしていないと、デバイスを動作させることができない。
従来、図1に示すような組み込み機器としての複合機100は、OS(LPUX)をROM(図1の例では、ROM235)に格納しているために、必要な通信手順やデバイスドライバを用意することが容易ではなく、結果として、汎用I/Fを特定のデバイス専用のI/Fとしてしか用いていない、という状況となっていた(上記[発明が解決しようとする課題]の項の記載、参照)。
そこで、この実施形態では、コンピュータのOSやメモリといった資源に制約があっても汎用I/Fを介して接続、分離する各種外部デバイスへのアクセスを可能にすることを意図する。この意図を実現するために、デバイスを動作させるための複数種類のソフトウェアモジュールをプラグインで対応し得るように用意し、用意した中から接続したデバイスに適用するモジュールを判定し、判定したモジュールを使用する制御を行う制御システムを構成する。
複合機(情報処理装置)上に構成する以下に示す制御システムでは、プラグインで対応し得る複数種類のソフトウェアモジュールを汎用ドライバのクラスモジュールとする。即ち、汎用ドライバのクラスモジュールとすることにより、複数種類のソフトウェアモジュールの追加、削除を容易にできるようにする。
この実施形態では、クラスモジュールに対応する外部デバイスに係る情報をそれぞれのモジュールに関連付けて保持する外部デバイス関連情報リスト(後述する通知条件リスト)を予め登録しておき、汎用I/Fを介して外部デバイスが接続されたときに、このリストを参照することにより、接続された外部デバイスに適用するクラスモジュールを判定し、多様な外部デバイスに対し適正に対応できるクラスモジュールを選択してサービスプログラム間で外部デバイスにアクセスするエントリーである汎用ドライバを排他利用できるようにする。
「クラスモジュール選択制御システム」
図3は、外部デバイスへのアクセスを可能とするために複合機上に構成するクラスモジュール選択制御システムを示す図である。なお、同図中の矢印は、通知条件リストの登録、外部デバイス接続時に使用するクラスモジュールの選択及び外部デバイスへのアクセスというこのシステムが行う一連の動作における情報の流れを示す。
図3に示す制御システムは、複合機100に接続(或いは装着)してくる外部デバイス500に対し、当該デバイスのファンクションモジュール503が利用できる状態、即ちアクセスできる状態にするために用いるクラスモジュール370を選択するまでの手順を実行するための主な要素として、クラスモジュール370のほか、汎用I/F350及び挿抜検出モジュール360を有する。なお、図3に示す外部デバイス500は、接続可能な多種類のデバイスの1つが接続状態にあることを示している。
汎用I/F350は、接続してくる多種類の外部デバイス500の交信要求を受付けるI/Fである。この汎用I/F350としては、図1に示したように、例えばUSB、Wireless USB、IEEE1394等の異なる規格に従うI/Fが適用できる。
クラスモジュール370は、汎用I/F350に接続された外部デバイス500にアクセスしてサービスを提供するアプリケーションプログラム(以下「アプリ」ともいう)である。この実施形態では、クラスモジュール370が外部デバイス500に係る機器情報等のデバイス情報501を収集し、収集した情報を後述する通知条件情報371として通知条件リスト361への登録処理を行うので、このためのプログラムが用意される。
クラスモジュール370は、例えば、外部デバイス500がICカードリーダである場合、汎用I/F350を介してICカードリーダにアクセスすることができるので、カードに書き込まれた情報による認証を条件に出力処理を行う認証コピー(プリント)等を実現するサービスなどを提供することが可能となる。
挿抜検出モジュール360は、外部デバイス500の汎用I/F350への挿抜(接続/分離)イベントを監視するモジュールであり、挿抜検出I/F351を介して挿抜の発生を監視し、挿抜を検出したときに挿抜イベント(挿抜イベントの種類)をクラスモジュール370へ通知する。
また、このときにクラスモジュール370に通知する情報には、接続された外部デバイス500に用いることができる最適なクラスモジュール370の情報を指示する(下記の通知イベントの説明、参照)。
この最適なクラスモジュール370を選択するためには、複数種類のクラスモジュール370それぞれの情報(アプリ情報)と外部デバイス500に係る情報を関連付ける外部デバイス関連情報をリスト等の形式で持つ必要がある。
ここでは、挿抜検出モジュール360が、この外部デバイス関連情報リストを通知条件リスト361として作成し、管理する。
図4は、通知条件リストのデータ構成の1例を示す図である。
通知条件リスト361に載せる情報は、図4に示すように、サービスを提供するクラスモジュール370のアプリ情報と、外部デバイスとしての周辺機器を特定するための情報からなる。この例では、外部デバイス500を特定するための情報としてVendor、Product、Driver name、Class、Subclass、Protocolのパラメータを載せている。
挿抜検出モジュール360は、登録された通知条件リスト361を基に外部デバイス500とクラスモジュール370の対応を判断して、最適なクラスモジュール370を判定する。即ち、接続イベントを発生させた外部デバイス500からそのデバイスに係る情報としてVendor、 Product、Driver name、Class、Subclass、Protocolのパラメータを取得し、これらのパラメータを通知条件リスト361のパラメータと照合し、最も一致度の高い通知条件リストをとり上げ、このリストに示されているアプリ情報から最適なクラスモジュール370を決定する。
この外部デバイス情報の一致度による判定において、異なる通知条件リスト361で照合結果が同一となるケース、即ち、異なるクラスモジュール(アプリ)の通知条件リストに対して、外部デバイスに係る情報(Vendor、Product、Driver name、Class、Subclass、Protocol)の一致度が同じになるケースがある。この場合、より適切なアプリを選択するために、ここでは、意図的に一つのクラスモジュール(アプリ)を決定できるようにする方法を用いる。
この方法として、図4に示す通知条件リストにおけるパラメータの一つに優先度のパラメータを加え、このパラメータによって予め各リスト間に優先度を付与し、付与した優先度により一つのアプリに決定できるようにする。この優先度パラメータは、例えば、50を基本値として0〜99の数値により表し、外部デバイス情報の一致度が同一となった場合には、優先度の数値の比較により優先させるアプリをより大きな数値を持つアプリとして決定できるようにする。
また、外部デバイスに係るパラメータ(Vendor、Product、Driver name、Class、Subclass、Protocol)とクラスモジュール(アプリ)との関係を意図的に設定できるようにすることで、適切なクラスモジュールを選ぶことを可能にする。
このための方法として、図4に示す通知条件リストにおける各パラメータに予め重み付けを行い、外部デバイス情報の一致度の判定の際、一致したパラメータについて、付与された重みを加味して、最もポイントの高い通知条件リストのクラスモジュール(アプリ)を決定する。例えば、デバイスを一意に示すVendor及びProductの優先度を上げるために高く設定し、Driver name の優先度を中位に設定し、Class、Subclass、Protocolの優先度を低い数値で設定し、数値の比較により優先させるアプリを決めることでより適正な選択を可能にする設定とすることができる。
挿抜イベントを発生させた外部デバイス500に適応するクラスモジュール(アプリ)370を決定するために用いる通知条件リスト361は、外部デバイス500が接続された時点で最も新しい情報を保持していることが望ましい。そこで、複合機100が稼動状態にある間、新規に接続されるデバイスに対応できるように通知条件データを更新する等、通知条件リスト361の管理をすることが求められる。このため、クラスモジュール370は、通知条件リスト361へ登録すべき通知条件情報371の入力を監視し、当該情報の入力を受け、随時に登録処理を行う。例えば、外部デバイス500を使用するためのアプリがインストールされる際に、同時にクラスモジュール370は、インストールされたアプリについて、通知条件リスト361への登録処理を行う。アプリをインストールする方法は、操作部201からのユーザ操作等によってマニュアルで記憶メディアに書き込まれたアプリを取り込む方法やネットワーク或いはコネクタを介して接続された外部デバイス500から自動でインストールする方法でもよい。
このように、本実施形態では、通知条件リストへのデータの登録は、クラスモジュール370によって動的に行われる。
また、電源オフ時には、そのときに保持している通知条件リストデータをストレージで保存し、次の電源オン時に保存した通知条件リストデータを再登録して使用できるようにする。
挿抜検出モジュール360は、上記のように管理される通知条件リスト361を用いて、接続された外部デバイス500に適用するクラスモジュール(アプリ)370、或いは分離された外部デバイス500に適用していたクラスモジュール(アプリ)370を決定する。
決定した結果は、挿抜検出モジュール360から当該クラスモジュール370へ通知される。ここでは、挿抜検出モジュール360が、通知イベントとして、挿抜イベントの種類、決定したアプリ、及び当該外部デバイス500を動作させるために必要な情報を付与したイベントを発行し、クラスモジュール370に伝える。
図5は通知イベントのデータ構成の1例を示す図である。
図5に示す通知イベントにおいて、イベントタイプは、ATTACH又はDETACHといった発生した挿抜イベントの種類を示すものである。また、通知イベントには、通知条件リスト361をもとに決定したクラスモジュール(アプリ)が当該外部デバイス500をアクセスし、協働関係を築くために必要な情報を記載し、この実施例では、bus、address、cookie及びdriver nameの各データを付加する。ここに、bus及びaddressは、外部デバイス500のアドレスを特定するための情報である。cookieは外部デバイス500を識別するために付与されたユニークなIDである。driver nameは、使用可能なデバイスドライバのエントリー情報を示す。
挿抜検出モジュール360は、接続された外部デバイス500に適用するクラスモジュール(アプリ)を通知条件リスト361から得ることができず、外部デバイス500が使用不可能であると判断した場合には、使用不可能であることを表す情報をユーザに伝える。
汎用I/F350がUSBホスト243(図1)のように直接複合機100に接続する形式であり、使用不可能な外部デバイス500としてのUSBメモリ251(図1)がこのI/Fへ接続された場合に、使用不可能である旨を知らせる情報は、ユーザI/F380の表示装置を通じてユーザへ示される。このユーザI/F380として、オペレーションパネル201のディスプレイやデータインターフェースランプ或いはこの旨を知らせる情報をプリントアウトするといった手段により実施することができる。なお、ネットワークを介して接続される外部デバイス500に対しても、図3に示していないが、ネットワーク経由で使用不可能であることを表す情報を通知する。
「制御フロー」
次に、上記クラスモジュール選択制御システム(図3)の動作を図6に示す制御フローを参照して説明する。この制御フローは、複合機100の電源ON後にクラスモジュール370が接続された外部デバイス500へアクセス可能となるまでの手順を示すもので、接続された外部デバイス500の分離にも適応するものである。なお、この制御フローの各ステップに関連する情報のフローについては、図3におけるこのシステムの構成図を参照する(図3中の(1)〜(8)を付した矢印が情報のフローを示す)。
まず、複合機100の電源がONされると、コントローラ200が立ち上がり、クラスモジュール選択制御システム(図3)が起動し、このシステムの要素である挿抜検出モジュール360、クラスモジュール370等も起動される。
起動したクラスモジュール370は、通知条件リスト361に登録する通知条件情報の収集を開始し(ステップS101)、収集した通知条件情報の登録要求を挿抜検出モジュール360に対して行う(図3のフロー(1)、参照)ことにより、通知条件の登録処理が始まる(ステップS102)。なお、通知条件リスト361は、最新の通知条件情報を保持していることが望ましいので、アプリのインストール等によって、登録すべき通知条件情報371が入力されたときに、随時、通知条件リスト361への登録要求を行う。
次いで、挿抜検出モジュール360は、クラスモジュール370から受取った通知条件情報をもとに通知条件リスト361を作成し(ステップS103)、後段で接続した外部デバイス500に用いるクラスモジュールを判断するための情報を提供できるように作成した通知条件リスト361を管理する。なお、電源ON時に行う初期化処理として、通知条件リスト361には、デフォルトデータ、例えば、ストレージに保存しておいた静的な上書き禁止情報を設定する。
ステップS103で通知条件リスト361を作成した後、複合機100の電源ON時に必要なアプリを起動し、処理要求に応じた動作が可能な状態に立ち上った時点からの経過時間が予め設定した通知開始タイミングに達したか否かをタイマー390により確認する(図3のフロー(4)、参照)(ステップS104)。このタイマー確認を行うのは、新規に接続される外部デバイス500の合、接続時に同時に当該外部デバイスの通知条件情報371が通知条件リスト361へ登録されることになり、この登録処理が遅れると、後段で行う通知先の選択が最適化できなくなるからである。ここでは、想定される登録処理の遅れを見込んだ所定の経過時間を設定して、タイマー確認を行う。
ステップS104で、経過時間が通知開始タイミングに達しない場合には(ステップS104-NO)、ステップ101の通知条件情報の収集に戻し、再びステップ104までのフローに従う処理を行い、この手順を通知開始タイミングに達するまで続ける。この手順を行うことにより、上記した登録処理の遅れにより生じる不具合を回避することが可能になる。
他方、経過時間が通知開始タイミングに達した場合には(ステップS104-YES)、挿抜検出モジュール360は、挿抜検出I/F351を介して外部デバイス500の挿抜が検出できたか否かを確認する(ステップS105)。
ここで、外部デバイス500の挿抜を検出できない場合(ステップS105-NO)、通知条件の登録処理を行うステップ102に戻し、挿抜が検出できるまでステップ102〜104の処理を繰り返す。
外部デバイス500の挿抜が検出できれば(ステップS105-YES)、検出された外部デバイス500のデバイス情報501を取得する(ステップS106)。ここでは、挿抜検出が装着の検出であった場合には、デバイス情報501を装着された外部デバイス500から直接汎用I/F350を介して取得する(図3のフロー(2)、参照)。また、挿抜検出が分離の検出であった場合には、先の装着時に保存しておいた管理情報から当該外部デバイス500のデバイス情報501を取得する。
次いで、挿抜検出モジュール360は、取得したデバイス情報501(Vendor、Product、Driver name、Class、Subclass、Protoco1等)のパラメータを各通知条件リスト361(図4、参照)のパラメータと照合し、最も一致度の高い通知条件リスト361を得、そこに示されているアプリ情報から検出された外部デバイス500に最適なクラスモジュール(アプリ)370を判断し、判断されたクラスモジュール370を通知イベントの通知先として決定する(ステップS107)。
ただ、ステップS107では、検出された外部デバイス500のデバイス情報501が各通知条件リスト361に登録された中に存在しない等の理由によって、通知先が決定できない、といった場合が起り得る。
そこで、本実施形態では、ステップS107の後、通知先が決定できたか否かを確認する(ステップS108)。
この確認で通知先が決定できた場合には(ステップS108-YES)、決定した通知先のクラスモジュール(アプリ)370が起動していることを確認する(ステッフS109)。なお、この起動の確認は、本実施形態の電源ON時の制御フローで新たに装着された外部デバイス500に対しては、必要であるが、逆の場合である分離された外部デバイス500に対しては、通常、通知先のクラスモンジュール370は既に起動しているので、この場合には、ステップS109を省くことができる。
この通知先のクラスモジュール(アプリ)370の起動は、後段で発行する通知イベントの通信手段と関係する。通常、常駐するプロセスがあるので、通知イベントは、常駐するプロセスで既に稼動しているクラスモジュール(アプリ)に伝えるプロセス間通信という方法によって行われ、この場合には新たにアプリを起動することはなく、クラスモジュール(アプリ)に通知イベントを伝えることができる。なお、常駐するプロセスをどのように起動するかは、クラスモジュールの追加時など、製品リリース後に変えることができる。
ただ、常駐するプロセスで起動しているアプリを通知イベントの通知先とすることによって最適な動作が得られるとは限らない。利用しようとするプロセスのアプリを通知先とし、最適な動作を得るために、搭載された全てのプロセスを常駐させ、プロセス間通信を用いることも可能であるか、搭載したコンピュータの資源を無駄に消費してしまう。
そこで、最適な通知先のアプリが、常駐するプロセスではなく稼動していない状態でも、プロセス起動によって、最適な動作が得られるようにする。このプロセス起動による実施形態の動作は、外部デバイス500の接続の検出をトリガにプロセスを起動することができるため、クラスモジュール(アプリ)の自動起動が可能となり、デバイス未接続時に搭載したコンピュータの資源(CPU、メモリなど)を節約することが可能となる。また、クラスモジュール(アプリ)を起動する仕組みを別途設けなくてよくなるため、モジュールの追加がより容易になる。
制御フローに戻ると、ステップS109で、通知先のクラスモジュール(アプリ)370が起動していない場合は(ステップS109-NO)、このクラスモジュール(アプリ)370に起動を掛け(ステップS110)、起動したことが確認できる(ステップS109-YES)まで、ステップS109⇔S110のループ処理を行う。なお、クラスモジュール(アプリ)370の起動は、実施形態によっては上記のようにプロセス起動の一環として行われる。
ステップS109で通知先のクラスモジュール(アプリ)370が起動していることを確認した(ステップS109-YES)後、挿抜検出モジュール360は、通知イベント(図5、参照)を発行する(ステップS111)。この通知イベントは、クラスモジュール(アプリ)370に通知される(図3のフロー(5)、参照)。
クラスモジュール(アプリ)370は、挿抜イベントの種類がATTACHである場合には、通知イベントに付与されている決定したアプリ(driver、name)及び当該外部デバイス500にアクセスするために必要な情報(bus、address及びcookie等)を、外部デバイス500にサービスを提供するための動作に用いる。
また、挿抜イベントの種類がDETACHである場合には、当該クラスモジュール(アプリ)370の動作を終了させることができる。
挿抜イベントの種類がATTACHである場合の具体的な手順として、クラスモジュール(アプリ)370は、挿抜検出モジュール360から受取った通知イベントに示されるDriver nameを、接続された外部デバイス500をアクセスするためのエントリー情報として取得し(ステップS112)、このDriver nameをエントリーとして外部デバイス500のドライバを駆動する。
クラスモジュール(アプリ)370が持つ外部デバイス500のドライバは、通知イベントに示されるbus、address及びcookie等のアクセスに必要な情報を参照して、汎用I/F350のクラスI/F353を介して(図3のフロー(6)、参照)、外部デバイス500のファンクションモジュール503へのアクセス(図3のフロー(7)、参照)を開始する(ステップS113)。
この後、この制御フローを終了する。
なお、挿抜イベントの種類がDETACHである場合には、ステップS112及びステップS113の手順は不用であるから、ステップS111で通知イベントを発行した後、この制御フローを終了する。
上記したステップS107で通知先の決定ステップの処理を行った後、通知先が決定できたか否かを確認し(ステップS108)、通知先が決定できない場合には(ステップS108-NO)、使用できない外部デバイス500を検出したものとみなす。
この場合、挿抜検出モジュール360は、ユーザI/F380に当該外部デバイス500の使用不可を示す旨の警告表示を指示し(図3のフロー(8)、参照)、この指示を受けるユーザI/F380は、操作部201のディスプレイに“外部デバイス使用不可”のメッセージを表示する等、ユーザに状況を通知する処理を行う(ステップS121)。ユーザI/F380を通じて外部デバイス500の使用不可を警告することで、ユーザビリティを向上することができる。
上記のように組み込み機器としての構成を持つ情報処理装置のように、コンピュータのOSやメモリといった資源に制約ある情報処理装置において、多様な外部デバイスにアクセスするエントリーを可能とする汎用ドライバをクラスモジュールにより排他利用することで、OSの構成変更やドライバをインストールしなくても、汎用I/Fで接続、分離する各種外部デバイス(新規に追加されるデバイスを含む)の利用への対応が容易になり、利便性を向上することができる。
本発明の情報処理装置の実施形態に係る複合機におけるハードウェア構成の概要を示す図である。 複合機(図1)のソフトウェア構成をハードウェア資源と関係付けて示す図である。 外部デバイスへのアクセスを可能とするために複合機上に構成する制御システムを示す図である。 通知条件リストのデータ構成の1例を示す図である。 通知イベントのデータ構成の1例を示す図である。 クラスモジュール選択制御システム(図3)の制御フローを示す図である。
符号の説明
100・・情報処理装置(複合機)、200・・コントローラ、201・・操作部、203・・エンジン群、230・・CPU、232・・ASIC、232・・システムメモリ(MEM−P)、234・・ローカルメモリ(MEM−C)、235・・ROM、236・・HDD、239・・USBI/F、241・・IEEE1394 I/F、242・・wireless USBI/F、243・・USBホスト、350・・汎用I/F、360・・挿抜検出モジュール、370・・クラスモジュール(アプリ)、500・・外部デバイス(周辺機器)。

Claims (18)

  1. 接続/分離が可能な外部デバイスを接続するための汎用インターフェースと、
    前記汎用インターフェースを介して接続される各外部デバイスにアクセスしてサービスを提供するためにプラグインで対応する複数種類のクラスモジュールと、
    前記外部デバイスの接続/分離イベントを検出する接続/分離検出モジュールを有する情報処理装置であって、
    前記クラスモジュールに対応する前記外部デバイスに係る情報をモジュールごとに関連付けて保持する外部デバイス関連情報リスト及び該外部デバイス関連情報リストへの情報の登録を随時受付けるリスト登録手段を備え、
    前記接続/分離検出モジュールは、接続された外部デバイスを特定するための情報を取得する外部デバイス情報取得手段と、
    外部デバイスの接続/分離イベントを検出したときに、該接続/分離イベントの通知先としてのクラスモジュールを、前記外部デバイス情報取得手段により取得された情報と前記外部デバイス関連情報リストに記載された情報に基づいて判断する通知先判断手段と、
    前記通知先判断手段により判断されたクラスモジュールが対応する外部デバイスの情報を該クラスモジュールに通知するデバイス情報通知手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載された情報処理装置において、
    前記接続/分離検出モジュールは、前記通知先判断手段により通知先が判断できないときに、ユーザインターフェースを通じて外部デバイスの使用ができない旨を知らせるための手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載された情報処理装置において、
    前記デバイス情報通知手段は、プログラムを起動する手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1又は2に記載された情報処理装置において、
    前記デバイス情報通知手段は、常駐するプロセスへ通知する手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された情報処理装置において、
    前記通知先判断手段は、当該情報処理装置の起動後、一定時間経過後に処理を開始するようにしたことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された情報処理装置において、
    前記外部デバイス関連情報リストにおける前記クラスモジュールに対応する外部デバイスに係る情報が、デバイスを一意に示すパラメータ及びデバイスの機能を示すパラメータであり、かつ該パラメータごとに予め重みを付与しておき、
    前記通知先判断手段は、前記パラメータごとに予め付与した重みに従い前記通知先としてのクラスモジュールを判断することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載された情報処理装置において、
    前記外部デバイス関連情報リストにおける各クラスモジュールにプライオリティ情報を付与し、
    前記通知先判断手段は、前記プライオリティ情報を判断に加えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項6に記載された情報処理装置において、
    前記パラメータごとに予め付与した重みのうち、大きい重みの情報の上書き禁止情報を静的に保持することを特徴とする情報処理装置。
  9. 汎用インターフェースを介して分離可能に接続される各種外部デバイスにアクセスしてサービスを提供するためにプラグインで対応する複数種類のクラスモジュールを有する情報処理装置におけるクラスモジュール起動制御方法であって、
    前記クラスモジュールに対応する前記外部デバイスに係る情報をモジュールごとに関連付けて保持する外部デバイス関連情報リストへの情報の登録を随時受付けるリスト登録工程と、
    外部デバイスの接続/分離イベントを検出する接続/分離イベント検出工程と、
    接続された外部デバイスを特定するための情報を取得する外部デバイス情報取得工程と、
    前記接続/分離イベント検出工程外部でデバイスの接続/分離イベントを検出したときに、該接続/分離イベントの通知先としてのクラスモジュールを、前記外部デバイス情報取得工程により取得された情報と前記リスト登録工程で外部デバイス関連情報リストに記載された情報に基づいて判断する通知先判断工程と、
    前記通知先判断工程で判断されたクラスモジュールが対応する外部デバイスの情報を該クラスモジュールに通知するデバイス情報通知工程と、
    を有したことを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  10. 請求項9に記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記通知先判断工程で通知先が判断できないときに、ユーザインターフェースを通じて外部デバイスの使用ができない旨を知らせる工程を有したことを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  11. 請求項9又は10に記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記デバイス情報通知工程は、プログラムを起動するための指令を通知する工程であることを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  12. 請求項9又は10に記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記デバイス情報通知工程は、常駐するプロセスへ通知する工程であることを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  13. 請求項9乃至12のいずれかに記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記通知先判断工程は、当該情報処理装置の起動後、一定時間経過後に処理を開始するようにしたことを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  14. 請求項9乃至13のいずれかに記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記リスト登録工程で登録する外部デバイス関連情報リストにおける前記クラスモジュールに対応する外部デバイスに係る情報が、デバイスを一意に示すパラメータ及びデバイスの機能を示すパラメータ、並びに該パラメータごとに付与される重みであり、
    前記通知先判断工程は、前記パラメータごとに付与した重みに従い前記通知先としてのクラスモジュールを判断する工程であることを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  15. 請求項9乃至13のいずれかに記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記リスト登録工程で登録する外部デバイス関連情報リストにおける各クラスモジュールにプライオリティ情報を付与し、
    前記通知先判断工程は、前記プライオリティ情報を判断に加える工程であることを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  16. 請求項14に記載されたクラスモジュール起動制御方法において、
    前記パラメータごとに予め付与した重みのうち、大きい重みの情報の上書き禁止情報を静的に保持することを特徴とするクラスモジュール起動制御方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれかに記載されたクラスモジュール起動制御方法の各工程をコンピュータに行わせるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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