JP2001344192A - ベンダ固有情報の送受信方法及び情報処理装置並びに提供媒体 - Google Patents

ベンダ固有情報の送受信方法及び情報処理装置並びに提供媒体

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JP2001344192A
JP2001344192A JP2000162833A JP2000162833A JP2001344192A JP 2001344192 A JP2001344192 A JP 2001344192A JP 2000162833 A JP2000162833 A JP 2000162833A JP 2000162833 A JP2000162833 A JP 2000162833A JP 2001344192 A JP2001344192 A JP 2001344192A
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Kenichiro Ayaki
健一郎 綾木
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特別なベンダ固有ドライバを省略し、標準クラ
スドライバを用いてベンダ固有情報の受け渡しを実現す
る。 【解決手段】パソコン10のOS22上に標準クラスド
ライバ24が組み込まれており、クラス固有情報は、標
準クラスドライバ24を介して送受信される。パソコン
10及びこれに接続される機器(例えば、USBカード
リーダ12)は、情報の挿入及び分離処理を行うための
処理部26、28を備えている。機器を提供しているメ
ーカ(ベンダ)が独自にサポートしているベンダ固有情
報は、予め定めた規則に従ってI/F汎用情報に挿入さ
れ、当該結合情報がI/F汎用情報として送信される。
受信側は、当該受信により得た結合情報からベンダ固有
情報を分離して取り出す。なお、ベンダ固有情報をクラ
ス固有情報に挿入して受け渡す態様もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線又は無線の通
信汎用を介してコンピュータ等と接続される情報機器に
好適なベンダ固有情報の送受信方法及び情報処理装置並
びにそれを実現するコンピュータプログラムの提供媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−205305号公報には、
不正装置によるデータの不正コピーを防止するための技
術が開示されており、各装置に固有の識別番号(ID)
の情報をソース−シンク間で受け渡している。
【0003】ところで、デジタルカメラなどの電子機器
とパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという。)
間で受け渡しされるデータには、汎用( I/F) 汎用情
報、クラス固有情報、ベンダ固有情報の三種類がある。
I/F汎用情報とは、全ての機器で必ずサポートしてい
る情報である。クラス固有情報とは、同じクラス(マウ
ス、キーボード、マスストレージなどの各分類)に属す
る機器では必ずサポートしている情報である。ベンダ固
有情報とは、機器を提供しているメーカ(ベンダ)が独
自にサポートしている情報である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10は、従来におけ
るパソコン(PC)と機器の間の通信形態の概念図であ
る。一般的なパソコン60では、オペレーティングシス
テム(OS)62の他に、標準的なクラス固有コマンド
を取り扱うソフトウエア(標準クラスドライバ)が搭載
されている。しかし、パソコン60と機器64の間でベ
ンダ固有情報を受け渡すためには、パソコン60側にベ
ンダ固有コマンドを取り扱うためのソフトウエア(ベン
ダ固有ドライバ66)を組み込む必要がある。
【0005】ベンダ固有ドライバ66を搭載するには、
クラスドライバ68を含めたドライバ全体の書き換えが
必要であり、かかるソフトウェア全体をベンダが全て供
給しなければならず、開発負担が大きなものとなってい
た。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、パソコン接続用のソフトウエアとして標準クラ
スドライバを用いたときでも、ベンダ固有情報を受け渡
すことができるベンダ固有情報の送受信方法及び情報処
理装置並びに提供媒体方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るベンダ固有情報の送受信方法は、送信
側機器においてI/F汎用情報及びクラス固有情報のう
ち少なくとも一方に、予め定めた規則に従ってベンダ固
有情報を挿入し、当該ベンダ固有情報が内包された結合
情報をI/F汎用情報又はクラス固有情報として受信側
機器へと送信する一方、前記ベンダ固有情報が内包され
た結合情報を受信した前記受信側機器は、当該受信によ
り得た結合情報からベンダ固有情報を分離して取り出す
ことにより、ベンダ固有情報の受け渡しを行うようにし
たことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、各機器が標準的にサポー
トしているI/F汎用情報及びクラス固有情報の受け渡
し手段を利用して、実質的にベンダ固有情報を受け渡す
ようにしている。これにより、特別なベンダ固有ドライ
バが不要となり、開発コストを大幅に低減できる。
【0009】上記方法発明を具現化すべく、本発明に係
る情報処理装置は、I/F汎用情報及びクラス固有情報
のうち少なくとも一方に、予め定めた規則に従ってベン
ダ固有情報を挿入する情報挿入手段と、前記ベンダ固有
情報が内包された結合情報をI/F汎用情報又はクラス
固有情報として他の情報処理装置へと送信する通信手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】かかる構成から成る情報処理装置は、送信
側機器として用いることができる。逆に、受信機側機器
として用いられる情報処理装置は、予め定めた規則に従
いI/F汎用情報及びクラス固有情報のうち少なくとも
一方にベンダ固有情報が挿入されて成る結合情報を、I
/F汎用情報又はクラス固有情報として他の情報処理装
置から受信する通信手段と、前記通信手段を介して受信
した前記結合情報から前記ベンダ固有情報を分離して取
り出す情報取出手段と、を備えたことを特徴としてい
る。双方向の通信を行う情報処理装置にあっては、送信
側の機能を達成する手段と、受信側の機能を達成する手
段とを両方具備することになる。
【0011】パソコンなどのコンピュータ、若しくはマ
イクロコンピュータを内蔵した機器等を本発明の情報処
理装置として機能させるコンピュータプログラムをCD
−ROM、磁気ディスクその他の記録媒体に格納してこ
れを提供したり、インターネットを通じてプログラムデ
ータを提供することにより、本発明の情報処理装置を達
成し得る。
【0012】すなわち、本発明の他の態様によれば、通
信汎用を介して接続される他の情報処理装置との間で情
報の受け渡しが可能な情報処理装置に用いられるコンピ
ュータプログラムを提供する提供媒体において、該提供
媒体は、前記通信汎用の規格に適合する全ての機器がサ
ポートしているI/F汎用情報と、当該情報処理装置が
分類されるクラスに属する機器がサポートしているクラ
ス固有情報のうち少なくとも一方に、当該情報処理装置
の供給元が独自に規定したベンダ固有情報を、予め定め
た規則に従って挿入する情報挿入処理と、前記情報挿入
処理で得た結合情報をI/F汎用情報又はクラス固有情
報として取り扱い前記外部のコンピュータへと送信する
処理と、を、当該情報処理装置の制御用コンピュータに
実行させるコンピュータプログラムが格納されているこ
とを特徴としている。なお、本明細書において「接続」
という用語は、特に断らない限り、有線による接続と、
無線による接続の両方の概念を含むものとして解釈すべ
きものとする。
【0013】また、本発明の更に他の態様に係る提供媒
体は、他の情報処理装置から受け渡された情報であっ
て、予め定めた規則に従いI/F汎用情報及びクラス固
有情報のうち少なくとも一方にベンダ固有情報が挿入さ
れて成る結合情報からベンダ固有情報を分離して取り出
す処理を、当該情報処理装置の制御用コンピュータに実
行させるコンピュータプログラムが格納されていること
を特徴としている。
【0014】この発明の一態様として、前記コンピュー
タプログラムは所定のオペレーティングシステム(O
S)上で作動するアプリケーションであり、前記OS
は、前記他の情報処理装置から受信した前記結合情報を
レジストリに記録し、前記アプリケーションは、前記レ
ジストリの内容を読み出して前記ベンダ固有情報を取り
出すように構成されていることを特徴としている。
【0015】かかる態様により、特別なベンダ固有ドラ
イバを作成しなくても、アプリケーションからベンダ固
有情報を読みとらせること、又は他の機器に対してベン
ダ固有コマンドを送信することが可能になる。アプリケ
ーションの開発は、ドライバの開発に比べて低コストで
あるため、開発負担を軽減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るベンダ固有情報の送受信方法及び情報処理装置並びに
提供媒体の好ましい実施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態を示すブロック
図である。同図には、パソコン10とUSBカードリー
ダ12がUSBケーブル14を介して接続されて成るシ
ステムが示されている。USBカードリーダ12は、ス
マートメディアその他の記録メディアを読み書きするた
めの機器であり、USB通信装置16、演算装置18、
及び記憶装置20を備えている。
【0018】USB通信装置16は、USB規格対応の
通信手段であり、図示しないが、パソコン10側にも同
等の通信装置が搭載されている。演算装置18は、CP
U及びその周辺回路を含む。記憶装置20は、記録メデ
ィアの読み書き処理を行う手段である。
【0019】かかる構成のUSBカードリーダ12は、
USB汎用I/Fの情報(例えば、製品のシリアル番号
や製造会社名)を送受信する機能を有している。また、
USBカードリーダ12は、マスストレージクラス(Ma
ss Strage Class)に属しており、ストレージ機器として
のクラス固有の情報を送受信する機能を有している。
【0020】図2は、本例のシステムにおける通信方式
の概念図である。パソコン10は、OS22上に標準ク
ラスドライバ24が組み込まれており、クラス固有の情
報(コマンドやデータ)は、標準クラスドライバ24を
通じてやり取りされる。パソコン10は、情報の挿入及
び分離処理を行うための処理部(以下、挿入兼分離処理
部という。)26を備えている。この挿入兼分離処理部
26は、パソコン10にインストールされるアプリケー
ションによって実現される。
【0021】同様に、USBカードリーダ12側も、情
報の挿入及び分離処理を行うための処理部(挿入兼分離
処理部)28を備えている。この挿入兼分離処理部28
は、USBカードリーダ12のファームウエア内に組み
込まれたプログラムにより実現される。
【0022】上記の如く構成されたシステムの作用は以
下の通りである。パソコン10側の挿入兼分離処理部2
6は、予め定められている規則に従い、I/F汎用コマ
ンドにベンダ固有コマンドを挿入し、その結合情報をI
/F汎用情報として取り扱い、これを対象機器(この場
合、USBカードリーダ12)に送出する。USBカー
ドリーダ12側の挿入兼分離処理部28は、パソコン1
0から受信した結合情報を前記規則の逆変換によってI
/F汎用コマンドとベンダ固有コマンドに分離し、I/
F汎用コマンドはI/F汎用機能の処理部30に提供
し、ベンダ固有コマンドはベンダ固有の動作処理部32
へと送られる。こうして、I/F汎用機能とベンダ固有
の機能を実現できる。
【0023】また、USBカードリーダ12側の挿入兼
分離処理部28は、予め定められている規則に従い、I
/F汎用情報にベンダ固有情報を挿入し、その結合情報
をI/F汎用情報として取り扱い、これをパソコン10
に送出する。パソコン10側の挿入兼分離処理部26
は、USBカードリーダ12から受信した結合情報を前
記規則の逆変換によってI/F汎用情報とベンダ固有情
報に分離し、各情報は必要に応じてアプリケーションに
おけるI/F汎用情報の処理部34、又はベンダ固有情
報の処理部36へと送られる。
【0024】クラス固有コマンドは、標準クラスドライ
バ24を介してUSBカードリーダ12のクラス固有の
動作処理部38へと送られ、USBカードリーダ12の
クラス固有情報は、標準クラスドライバ24を介してパ
ソコン10のクラス固有情報の処理部40へと送られ
る。こうして、特別なベンダ固有ドライバを必要とせず
に、ベンダ固有の情報(コマンドやデータ)を送受信す
ることができる。
【0025】次に、より具体的な例を用いて説明する。
【0026】図3は、本例のシステムにおける通信開始
/バスリセット用の回路図である。周知のように、US
Bの信号線は、グランド(GND)、Data+(D+)、
data−(D−)、及び+5VDC電源(Vbus)の4本で
ある。図3に示すように、USB通信インターフェース
によって機器が通信を開始する時は、スイッチSW1を
ONし、「D+」信号を3.3Vプルアップすることで
実現される。逆に、通信バスリセットは、スイッチSW
1をOFFして、3.3Vプルアップを切断することで
実現される。
【0027】ベンダ固有情報として、USBカードリー
ダ12に装着される記録メディアの識別情報(以下、
「メディアID」という。)を送受信する機能を実現す
るには、例えば、I/F汎用の「シリアル番号文字列」
情報の規定部分(例えば末尾)にコード化したベンダ固
有情報(この場合、「メディアID」とする。) を挿入
する。
【0028】ベンダ固有情報を挿入する際の規則事項と
しては、様々な規定態様が可能であるが、例えば、メデ
ィアID情報を16進文字列に変換し、このメディアI
D情報を本来のシリアル番号の末尾に付加する態様があ
る。
【0029】製品本来のシリアル番号(生産番号)を8
桁の10進数で表すことにすると、101台目に生産さ
れた製品のシリアル番号は:「00000101」と表される。
一方、メディアIDを01h,23h,45h,67h,89h,ABh,CDh,EF
h (16進数)と仮定すると、メディアID情報を文字
列にしたものは、「0123456789ABCDEF」である。したが
って、シリアル番号文字列の末尾にメディアIDの文字
列を付加するという規則に従い、「000001010123456789
ABCDEF」という結合情報が生成される。このように、ベ
ンダ固有情報を挿入し拡張されたシリアル番号文字列
は、データの受け渡しに際して、I/F汎用情報のシリ
アル番号文字列として扱われる。
【0030】USBカードリーダ12のI/F汎用情報
をパソコン10側アプリケーションが読み取る手順は、
次の通りである。
【0031】オペレーティングシステム(OS)22
は、パソコン10に接続されている機器(この場合、U
SBカードリーダ12)の情報を取得してレジストリ4
2に記録する。レジストリ42には、図4に示すよう
に、機器の製造元(会社名)、製品名、シリアル番号文
字列、及びクラスなどが接続機器毎に組みになって記録
される。
【0032】同図によれば、USBカードリーダ12
は、「FUJIFILM」社製の「FinePix999」という製品であ
り、シリアル番号の記載欄には、「000001010123456789
ABCDEF」という結合情報の内容が記録され、クラス分類
は「マスストレージ」という情報が記録される。また、
パソコン10には図示せぬ「Apple 」社製の「USB Mous
e 」というヒューマンインターフェースデバイスのクラ
スに属する機器が接続されている。以下、同様に、パソ
コンに接続されている各機器の情報がレジストリ42に
記録されることになる。パソコン10に組み込まれたア
プリケーションは、必要に応じてレジストリ42を読み
出して、会社名、製品名の情報を基に、シリアル番号文
字列を取り出すことができる。
【0033】また、シリアル番号文字列は、本来のシリ
アル番号(8桁)の末尾にメディアIDが付加されてい
るという規則に従って構成されているので、この規則の
逆変換を行うことにより、メディアID情報のみを取り
出すことができる。
【0034】次に、本発明が適用されたUSBカードリ
ーダ12の動作を説明する。図5は、USBカードリー
ダ12の制御手順を示すフローチャートである。制御が
スタートすると(ステップS500)、まず、記録メデ
ィアが当該USBカードリーダ12に新規挿入されたか
否かの判定を行う(ステップS510)。メディアが新
規に挿入された場合(YES判定時)には、ステップS
512に分岐し、図3で説明した通信バスリセットを行
う。通信バスリセットの処理(ステップS512)後
は、ステップS510に戻る。
【0035】一方、ステップS510おいて、NO判定
を得た時は、ステップS520に進み、識別番号の要求
の有無を判別する。パソコン10側から識別番号の要求
コマンドが与えられた場合(YES判定時)には、ステ
ップS522に進み、機器の識別番号を送信する。な
お、ここで言う「識別番号」とは、当該機器の製造元
(会社名)、及び製品名を表すコード情報を意味する。
識別番号の送信後は、ステップS510に戻る。
【0036】ステップS520において、識別番号の要
求が無い時(NO判定時)は、次いでシリアル番号の要
求の有無を判別する(ステップS530)。パソコン1
0側からシリアル番号の要求コマンドが与えられている
時(YES判定時)には、上述した所定の規則に従って
メディアID情報の文字列変換を行い(ステップS53
2)、その後、メディアID情報を含むシリアル番号の
送信処理を行う(ステップS534)。送信後はステッ
プS510に戻る。
【0037】ステップS530において、シリアル番号
要求が無い時(NO判定時)は、ステップS540に進
み、ストレージ要求の有無を判定する。パソコン10側
からストレージ要求コマンドが与えられた時(YES判
定時)は、ストレージ要求に応答する処理を行い(ステ
ップS542)、記録メディアへの書き込み動作等を実
行する。その後、ステップS510に戻る。ステップS
540においてNO判定を得た時は、ステップS510
に戻る。
【0038】同図で説明したステップS510〜S53
4に対応する部分がI/F汎用に関する処理であり、そ
のうちのステップS532〜S534の部分が実質的に
ベンダ固有に関する処理を行う工程である。また、ステ
ップS540〜S542の部分はクラス固有に関する処
理である。
【0039】このように、ベンダ固有の情報は、見かけ
上、I/F汎用情報に内包されて伝達されるため、従来
必要とされていたベンダ固有ドライバが不要となる。
【0040】図6はオペレーティングシステム(OS)
22のフローチャートである。制御がスタートすると
(ステップS600)、通信バスリセットの有無を判定
する(ステップS610)。通信バスリセットが行われ
た時(YES判定時)は、機器の識別コードとシリアル
番号を取得する処理を実行し(ステップS612)、取
得した対象機器の情報をレジストリに記録する(ステッ
プS614)。
【0041】ステップS612〜S614の各ステップ
において、パソコン10側は、I/F汎用情報の取得動
作を行うことになるが、接続機器(この場合、USBカ
ードリーダ12)側から提供されるI/F汎用データに
はベンダ固有情報が内包されているために、実質的には
ベンダ固有情報の取得動作も併せて実行したことに相当
する。ステップS614の後は、ステップS610に戻
る。
【0042】ステップS610でNO判定を得た時は、
ステップS620に進み、ここでレジストリ要求の有無
を判別する。アプリケーションからレジストリ要求があ
れば(YES判定時)、レジストリを通知する処理を行
う(ステップS622)。通知処理が完了したら、ステ
ップS610に戻る。他方、ステップS620におい
て、レジストリ要求がなければ(NO判定時)、ステッ
プS610に戻る。
【0043】図7はパソコン10に組み込まれたアプリ
ケーションのフローチャートである。
【0044】プログラムがスタートすると(ステップS
700)、対象機器の識別情報(会社名、製品名など)
を手がかりにレジストリを検索し(ステップS71
0)、当該対象機器に関するシリアル番号を取得する
(ステップS712)。そして、シリアル番号から所定
の変換処理を行い、メディアID情報を取得する(ステ
ップ714)。こうして、得られたメディアID情報
は、アプリケーション内で利用され、処理は終了する
(ステップS716)。
【0045】図8は、標準クラスドライバ24のフロー
チャートである。プログラムがスタートすると(ステッ
プS800)、OSからのコマンドの有無を判別する
(ステップS810)。コマンドが与えられた時(YE
S判定時)は、ステップS812に分岐し、対象機器
(この場合USBカードリーダ12)に対してストレー
ジ要求コマンドを送信する。送信後は、ステップS81
0に戻る。他方、ステップS810においてコマンド入
力が無いとき(NO判定時)は、ステップS810に戻
る。
【0046】上記説明では、USBカードリーダ12か
らベンダ固有のデータをパソコン10に送信する例を述
べたが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、パソコ
ン10側からI/F汎用コマンドにベンダ固有コマンド
を挿入して、対象機器側に送り、これを受けた対象機器
側でベンダ固有コマンドを取り出して、そのコマンドに
応答する動作を対象機器に実行させることも可能であ
る。例えば、マスストレージを持つデジタルカメラをパ
ソコン10に接続した場合、パソコン10側から「シャ
ッターを切る」というベンダ固有コマンドをI/F汎用
情報の伝達経路を経由してカメラ側に送信することも可
能である。
【0047】発明が適用される機器もパソコン、USB
カードリーダに限らず、マイクロコンピュータを内蔵し
た様々な情報処理機器について本発明を適用することが
できる。また、上記説明では、通信インターフェースと
してUSBを例に説明したが、本発明は、SCSI、IE
EE1394その他のインターフェースにも適用可能である。
【0048】図9は、本発明の他の実施形態を示すブロ
ック図である。図9中、図2に示した例と共通又は類似
の部分には同一の符号を付す。図2では、I/F汎用情
報にベンダ固有情報を挿入したが、図9に示すように、
クラス固有情報にベンダ固有情報を挿入する態様も可能
である。すなわち、パソコン10側の挿入兼分離処理部
46は、予め定められている規則に従い、クラス固有コ
マンドにベンダ固有コマンドを挿入し、その結合情報を
クラス固有情報として取り扱い、標準クラスドライバ2
4を介して対象機器(この場合、USBカードリーダ1
2)側に送出する。
【0049】USBカードリーダ12側の挿入兼分離処
理部48は、パソコン10から受信した結合情報を前記
規則の逆変換によってベンダ固有コマンドを分離する。
【0050】また、USBカードリーダ12側の挿入兼
分離処理部48は、予め定められている規則に従い、ク
ラス固有データにベンダ固有データを挿入し、その結合
情報をクラス固有情報として取り扱い、これをパソコン
10に送出する。パソコン10側の挿入兼分離処理部4
6は、標準クラスドライバ24を介してUSBカードリ
ーダ12からの結合情報を受信し、前記規則の逆変換に
よってベンダ固有データを分離する。
【0051】こうして、特別なベンダ固有ドライバを必
要とせずに、ベンダ固有の情報(コマンドやデータ)を
送受信することができる。もちろん、図2で説明した形
態と、図9で説明した形態とを組み合わせた態様も可能
である。
【0052】本発明のベンダ固有情報の送受信方法は、
情報処理装置の制御プログラムとして実施することが可
能であるのみならず、パソコンやプリント専用装置のプ
リント処理プログラムとして実施することが可能である
ため、かかるプログラムをCD−ROM、磁気ディス
ク、光磁気ディスク等など、電気的、光学的、若しくは
磁気的手段又はこれらの組み合わせから成る手段によっ
て読み出し可能な記録媒体に記録して流通させる態様も
ある。
【0053】また、インターネットのような通信ネット
ワークを利用して、物としての記録媒体を必要とせず
に、プログラムを流通させる態様もあり、Webサイト
からプログラムをダウンロードしたり、電子メールとし
て配信するなどの方法により、パソコンなどのコンピュ
ータ、若しくはマイクロコンピュータを内蔵した機器プ
ログラムを第三者に提供することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、I
/F汎用情報及びクラス固有情報のうち少なくとも一方
にベンダ固有情報を挿入し、当該ベンダ固有情報が内包
された結合情報をI/F汎用情報又はクラス固有情報と
して送信する一方、受信側において当該結合情報からベ
ンダ固有情報を分離して取り出すようにしたので、特別
なベンダ固有ドライバが不要となる。これにより、開発
負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図
【図2】本例のシステムにおける通信方式の概念を示す
ブロック図
【図3】本例のシステムに適用される通信開始/バスリ
セット用の回路図
【図4】レジストリの記載例を示す図
【図5】USBカードリーダの制御手順を示すフローチ
ャート
【図6】オペレーティングシステム(OS)のフローチ
ャート
【図7】パソコンに組み込まれたアプリケーションのフ
ローチャート
【図8】標準クラスドライバのフローチャート
【図9】本発明の他の実施の形態における通信方式の概
念を示すブロック図
【図10】従来の通信方式の概念を示すブロック図
【符号の説明】 10…パソコン(情報処理装置)、12…USBカード
リーダ(情報処理装置、17…USB通信装置(通信手
段)、)、22…オペレーティングシステム(OS)、
24…標準クラスドライバ、26,28…挿入兼分離処
理部(情報挿入手段、情報取出手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側機器においてインターフェース
    (I/F)汎用情報及びクラス固有情報のうち少なくと
    も一方に、予め定めた規則に従ってベンダ固有情報を挿
    入し、当該ベンダ固有情報が内包された結合情報をI/
    F汎用情報又はクラス固有情報として受信側機器へと送
    信する一方、前記ベンダ固有情報が内包された結合情報
    を受信した前記受信側機器は、当該受信により得た結合
    情報からベンダ固有情報を分離して取り出すことによ
    り、ベンダ固有情報の受け渡しを行うようにしたことを
    特徴とするベンダ固有情報の送受信方法。
  2. 【請求項2】 I/F汎用情報及びクラス固有情報のう
    ち少なくとも一方に、予め定めた規則に従ってベンダ固
    有情報を挿入する情報挿入手段と、 前記ベンダ固有情報が内包された結合情報をI/F汎用
    情報又はクラス固有情報として他の情報処理装置へと送
    信する通信手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 予め定めた規則に従いI/F汎用情報及
    びクラス固有情報のうち少なくとも一方にベンダ固有情
    報が挿入されて成る結合情報を、I/F汎用情報又はク
    ラス固有情報として他の情報処理装置から受信する通信
    手段と、 前記通信手段を介して受信した前記結合情報から前記ベ
    ンダ固有情報を分離して取り出す情報取出手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記I/F汎用情報、前記クラス固有情
    報、及び前記ベンダ固有情報の各情報として、通信相手
    となる他の情報処理装置に対して動作を要求するコマン
    ド、又は前記コマンドに応じて提供されるべき実際のデ
    ータが受け渡されることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 通信インターフェースを介して接続され
    る他の情報処理装置との間で情報の受け渡しが可能な情
    報処理装置に用いられるコンピュータプログラムを提供
    する提供媒体において、 該提供媒体は、前記通信汎用の規格に適合する全ての機
    器がサポートしているI/F汎用情報と、当該情報処理
    装置が分類されるクラスに属する機器がサポートしてい
    るクラス固有情報のうち少なくとも一方に、当該情報処
    理装置の供給元が独自に規定したベンダ固有情報を、予
    め定めた規則に従って挿入する情報挿入処理と、 前記情報挿入処理で得た結合情報をI/F汎用情報又は
    クラス固有情報として取り扱い前記外部のコンピュータ
    へと送信する処理と、 を、当該情報処理装置の制御用コンピュータに実行させ
    るコンピュータプログラムが格納されていることを特徴
    とする提供媒体。
  6. 【請求項6】 通信汎用を介して接続される他の情報処
    理装置との間で情報の受け渡しが可能な情報処理装置に
    用いられるコンピュータプログラムを提供する提供媒体
    において、 該提供媒体は、前記他の情報処理装置から受け渡された
    情報であって、予め定めた規則に従いI/F汎用情報及
    びクラス固有情報のうち少なくとも一方にベンダ固有情
    報が挿入されて成る結合情報からベンダ固有情報を分離
    して取り出す処理を、当該情報処理装置の制御用コンピ
    ュータに実行させるコンピュータプログラムが格納され
    ていることを特徴とする提供媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6の提供媒体において、前記コン
    ピュータプログラムは所定のオペレーティングシステム
    (OS)上で作動するアプリケーションであり、前記O
    Sは、前記他の情報処理装置から受信した前記結合情報
    をレジストリに記録し、前記アプリケーションは、前記
    レジストリの内容を読み出して前記ベンダ固有情報を取
    り出すように構成されていることを特徴とする提供媒
    体。
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