JP2010020174A - レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】絞り羽根の作動音が外部に漏れることがないレンズ鏡筒およびカメラを提供する。
【解決手段】本発明に係わるレンズ鏡筒(3)は、入射した被写体光を屈折させて射出側の受光面に被写体像を形成する光学部材(L)と、所望の絞り値に応じて絞り羽根を駆動することにより前記被写体光の通過領域を形成する絞りユニット(4)と、前記光学部材および前記絞りユニットが収納される筒体(6)とを備え、前記絞りユニットが、振動軽減機構(10)を介して前記筒体に収納されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒およびカメラに関するものである。
従来の絞り羽根を備えたレンズ鏡筒では、絞り羽根の作動時にその作動音が発生していた。このため、動画撮影モードにおいては、撮影時に絞り羽根の作動音が雑音として録音されてしまうことがあった。
振れ防止レンズに関する従来技術として、振れ防止レンズとレンズシャッタ(絞り)との位置関係が適正となるように、位置調整手段を設けた振れ防止装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−36074号公報
上記振れ防止装置は、振れ防止レンズとレンズシャッタ(絞り)との位置関係を調整することを目的としたものであり、絞り羽根の作動音については考慮されていない。したがって、従来のレンズ鏡筒においては、絞り羽根の作動音が外部に漏れないようにすることが望まれていた。
本発明の課題は、絞り羽根の作動音が外部に漏れることがないレンズ鏡筒およびカメラを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、入射した被写体光を屈折させて射出側の受光面に被写体像を形成する光学部材(L)と、所望の絞り値に応じて絞り羽根(41)を駆動することにより前記被写体光の通過領域を形成する絞りユニット(4)と、前記光学部材および前記絞りユニットが収納される筒体(6)とを備え、前記絞りユニットは、振動軽減機構(10、20、30)を介して前記筒体に収納されることを特徴とするレンズ鏡筒(3)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒(3)であって、前記振動軽減機構は、前記光学部材(L)の光軸と直交する方向に駆動される可動部(21)を有する防振ユニット(20)を含み、前記絞りユニット(4)は、前記可動部に接合されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒(3)であって、前記防振ユニットは、前記光学部材(L)の一部となる振れ防止光学系(29)と、振動による像ぶれを防止するために前記振れ防止光学系を光軸と直行する方向に駆動する駆動機構とを備える振れ防止ユニット(30)であり、前記絞りユニット(4)は、前記駆動機構に接合されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のレンズ鏡筒(3)であって、前記駆動機構は、前記振れ防止光学系(29)とともに光軸と直行する方向に駆動される可動部材(28)と、当該可動部材と前記筒体(6)の内部に設けられた支持部(11)との間に配置されて前記可動部材を前記支持部に対し光軸と直行する方向に摺動自在とする摺動部材(12)と、前記可動部材を光軸と直行する方向に駆動する駆動部(100A、200A)とを備え、前記摺動部材が高比重材により構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒(3)であって、前記振動軽減機構は、前記絞りユニット(5)と前記筒体(6)の内部に設けられた支持部(11)との間に配置されて前記絞りユニットを前記支持部に対して、前記光学部材(L)の光軸と直交する方向に摺動自在とする摺動部材(12)と、前記絞りユニットを前記筒体に対して弾性支持する弾性支持部材(13、14)とを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒(3)であって、前記絞りユニット(4)に対向配置される対向ユニットとの接合面に衝撃吸収材(17、27)が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(3)と、前記レンズ鏡筒に備えられた前記光学部材(L)を通過した被写体光で露光される撮像部(7)とを備えることを特徴とするカメラ(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、絞り羽根の作動音が外部に漏れることがないレンズ鏡筒およびカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係わるレンズ鏡筒およびカメラの実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解とを容易にするために、XYZの直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZ方向とする。
[実施形態1]
図1は、実施形態1のレンズ鏡筒を含むカメラシステムの概略断面図である。
図2は、図1に示す絞りユニットと免振ユニットの構成を示す断面図である。
本実施形態のカメラ1は、図1に示すように、カメラ本体2に対してレンズ鏡筒3が着脱自在に装着される撮像装置である。レンズ鏡筒3には、入射した被写体光を屈折させて射出側の受光面に被写体像を形成する光学部材としてのレンズLと、絞りユニット4とが収納されている。このうち、絞りユニット4は振動軽減機構である免振ユニット10を介して収納されている。そして、レンズ鏡筒3は、光軸A方向の撮影者側の端部に設けられた図示しないレンズマウントが、カメラ本体2の正面部(撮影時に被写体に対向する面部)に設けられた図示しないカメラマウントと機械的に接合されている。なお、図1の絞りユニット4は後述する構成例の一つを示している。
レンズ鏡筒3は、レンズLを保持するレンズ保持筒5と、絞りユニット4、免振ユニット10などが収納される鏡筒6とを備えている。このレンズ保持筒5、鏡筒6は、レンズLや絞りユニット4などを収納する筒体であり、例えば円筒状に構成されている。ただし、筒体としての形状は円筒状に限らず、三角柱、四角柱のような多角形の角柱、楕円柱でもよいし、複数の異なる形状を組み合わせたものであってもよい。また、図1に示すレンズ鏡筒3において、レンズLは光学部材を概念的に示したものであり、実際の構成、配置を示したものではない。更に、図1においては、レンズ鏡筒3内には配置される他の部材については図示を省略している。
一方、カメラ本体2には、レンズ鏡筒3に備えられたレンズLを通過した被写体光が露光される撮像部7が設けられている。本実施形態のカメラ1は、CCD等のイメージセンサからなる撮像部7を備えたデジタルカメラとして構成されている。
次に、本実施形態における絞りユニット4と免振ユニット10の構成を図2を参照しながら説明する。
絞りユニット4は、複数の絞り羽根41を備え、所望の絞り値に応じて絞り羽根41を駆動することにより、被写体光の通過領域を形成するものである。また、絞り羽根41は、絞りユニット4と隣接して配置された絞りユニット駆動用モータ42により電動で駆動される構成となっている。なお、絞りユニット駆動用モータ42に接続された配線については図示を省略するが、その配線はレンズ鏡筒3内に設けられた図示しない制御基板に接続されている。
免振ユニット10は、鏡筒6の内部に固定して設けられた支持部11と、絞りユニット4に接合された可動部15と、この可動部15と支持部11との間に設置された複数のボール12と、可動部15と支持部11との間を掛け渡すように設置されたそれぞれ複数のバネ13、14とを備えている。
可動部15は、光軸A方向に直交するY方向に駆動される部分である。この可動部15には、絞りユニット4が接合されており、可動部15と絞りユニット4とが一体に摺動するように構成されている。また、絞りユニット4と対向配置される可動部15との接合面には衝撃吸収材17が設けられている。衝撃吸収材17としては、ゴム、スポンジ、ゲルシート、或いはこれらの材料と等価な機能を有する材料を用いることができる。
ボール12は、可動部15を支持部11に対して、レンズLの光軸Aと直交するY方向に摺動自在とする摺動部材であり、鋼球、ジルニウム球などの金属球、デルリン等の樹脂球、セラミック球などで構成されている。また、ボール12は、支持部11に設けられた段差部11aにより摺動範囲が規制され、且つ設置された位置から外れないように構成されている。
バネ13、14は、絞りユニット4と接合された可動部15を鏡筒6(図1)に対して弾性支持する弾性支持部材であり、金属などの圧縮バネ(圧縮方向に付勢力を発生するバネ)で構成されている。バネ13は、絞りユニット4を外径方向であるY方向に弾性支持している。また、バネ14は絞りユニット4を支持部11側となるZ方向に弾性支持している。
バネ13および14は、ボール12と相対する位置に設置され、ボール12とともに摺動部分を構成している。この摺動部分は、絞りユニット4の外周に沿って、少なくとも3箇所に配置されている。
なお、絞りユニット4を2方向(Y方向、Z方向)から弾性支持する代わりに、図2の下側に破線で示すように、斜め方向から掛け渡したバネ16により1方向から弾性支持するように構成してもよい。
また、本実施形態では、絞りユニット4を免振ユニット10の可動部15に接合することにより、絞りユニット4が鏡筒6に対して間接的に弾性支持された構成を示しているが、絞りユニット4と可動部15とを一体に構成し、絞りユニット4が鏡筒6に対して直接的に弾性支持されるように構成してもよい。
以上、実施形態1によると、以下の効果を有する。
(1)絞り羽根41が絞りユニット駆動用モータ42により作動した場合でも、絞り羽根41や絞りユニット駆動用モータ42の作動音の振動は免振ユニット10により吸収されるので、鏡筒6に伝わりにくくなる。このため、絞り羽根41等の作動音が外部に漏れるのを抑制することができる。
(2)絞りユニット4と対向配置される可動部15との接合面に衝撃吸収材17が設けられているため、絞り羽根41の作動音の振動は衝撃吸収材17によっても吸収されることになる。このため、作動音の振動を鏡筒6にさらに伝わりにくくすることができる。
(3)免振ユニット10を、摺動部材としてのボール12と、弾性支持部材としてのバネ13、14とで構成することができるため、簡単な構造により振動軽減機構を構成することができる。
(4)免振ユニット10をボールやバネなどの簡単な部品で構成することができるため、重量増やコスト増を抑えることができる。
(5)免振ユニット10を駆動するための電力が不要となるため、省電力化を図ることができる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2における絞りユニットと防振ユニットの構成を示す断面図である。
本実施形態2では、実施形態1の免振ユニット10の代わりに防振ユニット20を設けている。その他の構成は実施形態1と同じであるため、共通する部分の説明を省略し、相違点についてのみ説明する。また、実施形態1と同等部分には同一符号を付して説明する。
防振ユニット20は、可動部となる可動枠21を光軸Aと直交する方向に摺動自在に支持する摺動支持部100と、可動枠21を同じく光軸Aと直交する方向に駆動する駆動部としてのアクチュエータ部200とから構成されている。摺動支持部100において、符号11〜14の構成は実施形態1と同じである。
アクチュエータ部200は、前ヨーク22、マグネット23、コイル24、後ヨーク25により構成されるボイスコイルモータである。前ヨーク22は固定枠26の一端に固定されており、マグネット23は前ヨーク22上に固定されている。後ヨーク25は固定枠26の他端に固定されている。コイル24はマグネット23と後ヨーク25との間に配置されている。また、コイル24は可動枠21に取り付けられている。
可動枠21には、絞りユニット4が接合されており、可動枠21と絞りユニット4とが一体に摺動するように構成されている。また、絞りユニット4と対向配置される可動枠21との接合面には実施形態1と同じく衝撃吸収材27が設けられている。
上記の防振ユニット20の摺動支持部100とアクチュエータ部200はY方向に設置されるとともに、X方向についても同一構成の摺動支持部100とアクチュエータ部200とが設置されている。
上記構成において、アクチュエータ部200のコイル24に電流を流すと、コイル24は図中X方向に力を受けて、可動枠21に接合された絞りユニット4がX方向に駆動される。同様に、X方向に設置された図示しないアクチュエータ部200のコイル24に電流を流すと、コイル24は図中Y方向に力を受けて、可動枠21に接合された絞りユニット4がY方向に駆動される。このように、可動枠21に接合された絞りユニット4は、図中X方向およびY方向に駆動されることになる。
本実施形態における防振ユニット20では、図示しない制御部からアクチュエータ部200へ送られてくる駆動信号により、上記のように可動枠21がXY方向に駆動される。このような防振ユニット20を駆動するための駆動信号は、例えば動画撮影モードにおいて絞りユニット4が駆動される際に、連続的に前記制御部からアクチュエータ部200へ送られる。これによって、可動枠21に接合された絞りユニット4は、動画撮影中に連続的に駆動されることになる。
以上、実施形態2によると、以下の効果を有する。
(1)絞り羽根41が作動した場合でも、作動音の振動は防振ユニット20の可動枠21がXY方向に駆動されることにより吸収されるので、鏡筒6に伝わりにくくなる。このため、絞り羽根41の作動音が外部に漏れるのを抑制することができる。
(2)絞りユニット4と接合された可動枠21がアクチュエータ部200により能動的に駆動されるので、実施形態1に比べて作動音の振動をより効果的に吸収することができる。
(3)絞りユニット4と対向配置される可動枠21との接合面に衝撃吸収材27が設けられているため、絞り羽根41の作動音の振動は衝撃吸収材27によっても吸収されることになる。このため、作動音の振動を鏡筒6により伝わりにくくすることができる。
[実施形態3]
図4は、実施形態3における絞りユニットと振れ防止レンズユニットの構成を示す断面図である。
本実施形態3では、実施形態2の防振ユニット20を、振れ防止レンズユニット30として構成したものである。その他の構成は実施形態2と同じであるため、共通する部分の説明を省略し、相違点についてのみ説明する。また、実施形態1および2と同等部分には同一符号を付して説明する。
振れ防止レンズユニット30は、後述する振れ防止レンズ29と、可動レンズ枠28を光軸Aと直交する方向に摺動自在に支持する摺動支持部100Aと、可動レンズ枠28を同じく光軸Aと直交する方向に駆動するアクチュエータ部200Aとを備えている。
摺動支持部100Aにおいて、符号11〜14の構成は実施形態2と同じである。本実施形態の可動レンズ枠28には、光学部材の一部となる振れ防止光学系としての振れ防止レンズ29が設けられている。すなわち、可動レンズ枠28は、振れ防止レンズ29とともに光軸Aと直交する方向に駆動される可動部材として機能する。
アクチュエータ部200Aにおいて、符号22〜26の構成は実施形態2と同じである。本実施形態のコイル24は可動レンズ枠28に取り付けられている。
また、可動レンズ枠28には、絞りユニット4が接合されており、可動レンズ枠28と絞りユニット4とが一体に摺動するように構成されている。また、絞りユニット4と対向配置される可動レンズ枠28との接合面には実施形態2と同じく衝撃吸収材27が設けられている。
上記の振れ防止レンズユニット30の摺動支持部100Aとアクチュエータ部200AはY方向に設置されるとともに、X方向についても同一構成の摺動支持部100Aとアクチュエータ部200Aとが設置されている。
本実施形態における振れ防止レンズユニット30において、可動部材としての可動レンズ枠28、摺動部材としてのボール12、および可動レンズ枠28を光軸Aと直交する方向に駆動する駆動部としての摺動支持部100A、アクチュエータ部200Aは、振動による像ぶれを防止するために、振れ防止レンズ29を光軸Aと直交する方向に駆動する駆動機構を構成するものである。
上記構成において、アクチュエータ部200Aのコイル24に電流を流すと、コイル24は図中X方向に力を受けて、可動レンズ枠28と絞りユニット4とがX方向に駆動される。同様に、X方向に設置された図示しないアクチュエータ部200Aのコイル24に電流を流すと、コイル24は図中Y方向に力を受けて、可動レンズ枠28と絞りユニット4とがY方向に駆動される。このように、可動レンズ枠28に接合された絞りユニット4は、可動レンズ枠28とともに図中X方向およびY方向に駆動されることになる。
振れ防止レンズユニット30では、図示しない振れ検出センサにより、カメラ1の振れを検出している。そして、振れの検出結果に基づいて図示しない制御部により振れ防止レンズ29の駆動方向および駆動量を算出している。さらに、その算出結果にしたがってアクチュエータ部200Aにより可動レンズ枠28に取り付けられた振れ防止レンズ29を駆動することにより、手振れ等の振動による像ぶれを防止するようにしている。
上記のような振れ防止の動作は、振れ防止モードが選択されている状態で、例えば図示しないシャッターが半押しされている間、連続的に実施される。このように、静止画撮影モードだけでなく、動画撮影モードにおいても、絞りユニット4が駆動している間、振れ防止レンズユニット30による振れ防止の動作が行われることになる。
以上、実施形態3によると、以下の効果を有する。
(1)絞り羽根41が作動した場合でも、作動音の振動は振れ防止レンズユニット30の可動レンズ枠28がXY方向に駆動されることにより吸収されるので、鏡筒6に伝わりにくくなる。このため、絞り羽根41の作動音が外部に漏れるのを抑制することができる。
(2)絞りユニット4と接合された可動レンズ枠28がアクチュエータ部200Aにより能動的に駆動されるので、実施形態1に比べて作動音の振動をより効果的に吸収することができる。
(3)絞りユニット4と対向配置される可動レンズ枠28との接合面に衝撃吸収材27が設けられているため、絞り羽根41の作動音の振動は衝撃吸収材27によっても吸収されることになる。このため、作動音の振動を鏡筒6により伝わりにくくすることができる。
(4)絞りユニット4の振動軽減機構として、振れ防止レンズユニット30を用いているため、絞りユニット4を駆動するための専用のユニットを設ける必要がない。このため、コスト増を抑えることができる。
[実施形態4]
上記実施形態1〜3において、摺動部材となるボール12を高比重材により構成するようにしてもよい。高比重材とは、プラスチックに金属やセラミック材を混ぜて比重を高くした材料であり、同一体積でも鉄や鉛よりも大きな比重を有する。このような高比重材を用いた場合でも、ボール12の形状、寸法などは一般的な材料と同じでよい。
本実施形態によれば、一般的な鋼球などに比べて、ボール12の振動減衰性を高めることができるので、絞り羽根41が作動したときの作動音の振動を鏡筒6に伝わりにくくすることができる。このため、絞り羽根41の作動音が外部に漏れるのをさらに抑制することが可能となる。
[変形形態]
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
本発明に係わるレンズ鏡筒、カメラの構成は、実施形態に記載したものに限らず、適宜変更が可能である。例えば、実施形態に示すレンズ鏡筒は、カメラ本体に着脱自在に装着される交換レンズ鏡筒であるが、レンズ鏡筒はこれに限らず、例えば、カメラ本体と一体型のレンズ鏡筒として構成してもよい。
なお、実施形態1〜4および変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
実施形態1のレンズ鏡筒を含むカメラシステムの概観斜視図である。 図1に示す絞りユニットと免振ユニットの構成を示す断面図である。 実施形態2の絞りユニットと免振ユニットの構成を示す断面図である。 実施形態3の絞りユニットと振れ防止レンズユニットの構成を示す断面図である。
符号の説明
1:カメラ、2:カメラ本体、3:レンズ鏡筒、4:絞りユニット、6:鏡筒、7:撮像部、10:免振ユニット、12:ボール、13,14:バネ、17,27:衝撃吸収材、20:防振ユニット、29:振れ防止レンズ、30:振れ防止レンズユニット、100,100A:摺動支持部、200,200A:アクチュエータ部

Claims (7)

  1. 入射した被写体光を屈折させて射出側の受光面に被写体像を形成する光学部材と、
    所望の絞り値に応じて絞り羽根を駆動することにより前記被写体光の通過領域を形成する絞りユニットと、
    前記光学部材および前記絞りユニットが収納される筒体と、
    を備え、
    前記絞りユニットは、振動軽減機構を介して前記筒体に収納されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記振動軽減機構は、前記光学部材の光軸と直交する方向に駆動される可動部を有する防振ユニットを含み、
    前記絞りユニットは、前記可動部に接合されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記防振ユニットは、前記光学部材の一部となる振れ防止光学系と、振動による像ぶれを防止するために前記振れ防止光学系を光軸と直行する方向に駆動する駆動機構とを備える振れ防止ユニットであり、
    前記絞りユニットは、前記駆動機構に接合されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項3に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記駆動機構は、前記振れ防止光学系とともに光軸と直行する方向に駆動される可動部材と、当該可動部材と前記筒体の内部に設けられた支持部との間に配置されて前記可動部材を前記支持部に対し光軸と直行する方向に摺動自在とする摺動部材と、前記可動部材を光軸と直行する方向に駆動する駆動部とを備え、
    前記摺動部材が高比重材により構成されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記振動軽減機構は、
    前記絞りユニットと前記筒体の内部に設けられた支持部との間に配置されて前記絞りユニットを前記支持部に対して、前記光学部材の光軸と直交する方向に摺動自在とする摺動部材と、
    前記絞りユニットを前記筒体に対して弾性支持する弾性支持部材と、
    を含むことを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記絞りユニットに対向配置される対向ユニットとの接合面に衝撃吸収材が設けられていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒に備えられた前記光学部材を通過した被写体光で露光される撮像部と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
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