JP5623196B2 - レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の移動レンズ枠を有するレンズ鏡筒に関し、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視用カメラ等の光学機器に好適なものである。
デジタルカメラやビデオカメラ等の光学機器に用いられるレンズ鏡筒は、光軸方向にレンズを保持する移動レンズ枠を駆動源からの駆動力で移動させることで、変倍(ズーミング)や焦点調節(フォーカシング)を行っている。このとき移動レンズ枠を移動させるための駆動手段(駆動源)(アクチュエータ)としてステッピングモータやマグネットとコイルで構成されたボイスコイルモータ(VCM)等が用いられている。
多くのレンズ鏡筒は、電源(駆動源)をOFFとした時の非通電状態において、アクチュエータが自己保持力を持たない構造より成っていることが多い。そのために、非通電状態のとき光学素子及びこれを保持する移動レンズ枠が、その自重や慣性力によって移動してしまうことがある。このとき、移動レンズ枠が、その可動範囲を制限するためのメカニカル端(端面)にあたることがある。そうすると移動レンズ枠の位置が変化し、通電状態において移動するときの基準位置(原点位置)が変化して移動精度が低下してしまう。また端面に当接したとき、大きな衝突音が発生し、ユーザーに違和感を生じさせることがある。
これに対してズーミングにより移動レンズ枠がメカニカル端に衝突することによる光学系への悪影響を低減するために、メカニカル端に回転レバー(ストッパ)を設け、メカニカル端と回転レバーとの間に弾性部材を配置した光学機器が知られている(特許文献1)。
特開平9−318862号公報
特許文献1の光学機器では、移動レンズ枠がメカニカル端に衝撃したときの影響を低減するのに弾性部材を回転レバー近傍に設けている。このために、弾性部材と移動レンズ枠とが当接する時、弾性部材が変形し、当接する位置が、その度に微妙に異なってくる。そうすると、メカニカル端の位置を正確に検出し、移動レンズ枠が移動する際の原点位置を検出する構成では移動精度が低下してくる。更に、移動レンズ枠は、弾性部材ではなく、回転レバーに衝突するため、該衝突による衝撃は緩和されるものの、衝突音を十分に低減することが困難である。
本発明は、非通電状態のとき、光軸方向の位置の自己保持力の無い移動レンズ枠が位置の自己保持力のある移動レンズ枠に当接した時の衝突音の発生を軽減することができるレンズ鏡筒及びそれを有する光学機器の提供を目的とする。この他、移動レンズ枠が当接したことにより生ずる移動レンズ枠の移動精度の低下を軽減することができるレンズ鏡筒及びそれを有する光学機器の提供を目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、光学系を有する鏡筒と、前記光学系を構成する光学素子を保持する第1の移動枠と、前記第1の移動枠を光軸方向に移動させ、非通電状態のときに前記第1の移動枠の光軸方向の位置を保持する第1の駆動部と、前記光学系を構成する光学素子を保持する第2の移動枠と、前記第2の移動枠を光軸方向に移動させ、非通電状態のときに前記第2の移動枠の光軸方向の位置を保持しない第2の駆動部と、前記第1の移動枠又は前記第2の移動枠の少なくとも一方に設けられた、前記第2の移動枠から前記第1の移動枠への衝撃を吸収する衝撃吸収部と、前記第2の駆動部が通電状態から非通電状態へ移行されるときに、前記第1の移動枠の少なくとも一部前記第2の移動枠の光軸方向の可動領域内に移動させるように前記第1の駆動部を制御し、前記第2の駆動部が非通電状態から通電状態へ移行されるときに、前記第1の移動枠を前記第2の移動枠の光軸方向の可動領域外に移動させるように前記第1の駆動部を制御する制御手段と、を有し、前記可動領域内の前記第1の移動枠の側において、前記第2の移動枠と前記鏡筒が当接する位置を、前記第2の移動枠が光軸方向に移動するときの基準位置に設定することを特徴とする。
本発明によれば、非通電状態のとき、光軸方向の位置の自己保持力の無い移動レンズ枠が位置の自己保持力のある移動レンズ枠に当接した時の衝突音の発生を軽減することができるレンズ鏡筒及びそれを有する光学機器の提供を目的とする。この他、移動レンズ枠が当接したことにより生ずる移動レンズ枠の移動精度の低下を軽減することができるレンズ鏡筒が得られる。
本発明の第1実施形態のカメラの斜視図 図1のカメラに設けられたレンズ鏡筒の分解斜視図 図2のレンズ鏡筒の断面図 図2のレンズ鏡筒の正面図 図4におけるU−U断面図 図4におけるV−V断面図 図5のI部における衝撃吸収の構造を示す詳細図 図5のI部における衝撃吸収時の構造を示す詳細図 図5のI部におけるメカニカル端当接部を示す詳細図 図5のI部における衝撃吸収の構造を示す詳細図 図6のJ部における衝撃吸収の構造を示す詳細図 本発明の第2実施形態のカメラに設けられたレンズ鏡筒の分解斜視図 図12のレンズ鏡筒の断面図 図13のレンズ鏡筒の正面図 図14におけるW−W断面図 図14におけるX−X断面図 図15のK部における衝撃吸収の構造を示す詳細図 図15のK部における衝撃吸収時の構造を示す詳細図 図15のK部におけるメカニカル端当接部を示す詳細図 図16のM部における衝撃吸収の構造を示す詳細図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。以下、図7(A)、(B)、図8乃至図10に示すように本発明のレンズ鏡筒は、第1の移動枠(バリエータ移動枠)2と第2の移動枠(フォーカス移動枠)4を有する。
第1の移動枠2は光学素子(第2レンズユニットL2)を保持し、光軸方向で第2の移動枠側に突出したストッパ部(規制部)213を有している。第1の移動枠2は第1の駆動部(ステッピングモータ)201からの駆動力により、伝達部(ラック)203を介し光軸方向に移動し、第1の駆動部が非通電状態のときには光軸方向の位置が保持される。第2の移動枠4は、光学素子(第4レンズユニットL4)を保持し、光軸方向で第1の移動枠側に突出した凸部(突出部)406を有している。第2の移動枠4は、第2の駆動部(ボイスコイルモータ)401〜403からの駆動力により光軸方向に移動し、第2の駆動部が非通電状態のときには光軸方向の位置が保持されない。第1の移動枠2又は第2の移動枠4の少なくとも一方に衝撃吸収部(ねじりコイルバネ)204を有している。第1の移動枠2は、通電状態から非通電状態になったときには光軸方向へ移動し第2の移動枠4の光軸方向の可動範囲内に位置する。衝撃吸収部204は、第2の移動枠4が非通電状態のときで光軸方向へ移動し、第1の移動枠2のストッパ部213と第2の移動枠4の凸部406とが当接したときに、第2の移動枠4が第1の移動枠2に与える衝撃を吸収する。
第1の移動枠2は、非通電状態から通電状態に変化したときに第2の移動枠4の可動領域内から可動領域外に退避する。第2の移動枠4は、第1の移動枠2が退避した側であって、第1の移動枠2とは異なる後部鏡筒6に設けられた当接面(面)601と当接する当接面(面)407を有している。第2の移動枠4の当接面407が後部鏡筒6の当接面601と当接した位置を位置検出センサ(MRセンサ)405で検出する。MRセンサ405で検出した位置を第2の移動枠4が光軸方向に移動するときの基準位置としている。
図1は、本発明のレンズ鏡筒を有するビデオカメラやデジタルカメラ等の光学機器(以下カメラという)の構成図である。図1において、Lはズーミングが可能な撮影光学系を有するレンズ鏡筒、Bはレンズ鏡筒Lを着脱可能に装着するカメラ本体を示す。カメラ本体B内には、レンズ鏡筒L内の撮影光学系により形成された被写体像を記録するための銀塩フィルム又は撮像素子が収納されている。
(第1実施形態)
以下、図1、図2、図3を参照して本発明の第1実施形態のレンズ鏡筒Lの構成について説明する。図1において、カメラ本体Bはレンズ鏡筒Lを着脱可能に装着している。レンズ鏡筒Lが有する撮影光学系は、4つのレンズユニットL1〜L4により構成された変倍光学系(ズームレンズ系)である。これらの図において、第1レンズユニットL1は、光軸方向に不動である。第2レンズユニットL2は、光軸方向に移動することにより変倍作用を行う。第3レンズユニットL3は、撮影光学系の光軸に対して直交する方向(以下、光軸直交方向という)にシフトして、像振れを低減する防振用のレンズユニットである。第4レンズユニットL4は、光軸方向に移動することにより変倍に伴う像面変動の補正と焦点調節作用を行う。
1は第1レンズユニットL1を保持するL1レンズ枠、2は第2レンズユニットL2を保持する保持部であるバリエータ移動枠である。3は第3レンズユニットL3を保持するシフト枠で、4は第4レンズユニットL4を保持するフォーカス移動枠(第2の移動枠)である。5は固定鏡筒で、6は後部鏡筒である。固定鏡筒5は、その後端が後部鏡筒6に結合し、前端が前記L1レンズ枠1と固定され、第1レンズユニットL1を所定位置に固定している。7は、不図示のCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)を保持するCCDホルダであり、後部鏡筒6に固定されている。
8a、8bは、固定鏡筒5と後部鏡筒6とにより両端が保持された第1ガイドバー、第2ガイドバーである。9a、9bは、第3ガイドバー及び第4ガイドバーであり、後部鏡筒6とCCDホルダ7とにより、両端が保持されている。バリエータ移動枠2は、第1ガイドバー及び第2ガイドバー8a、8bにより光軸方向に移動可能に支持されている。シフト枠3は、後部鏡筒6に固定される。さらに、後部鏡筒6には、撮影光学系に入射した光量を変化させる光量調節ユニット(不図示)も固定されている。光量調節ユニットは、例えば、2枚以上の絞り羽根を光軸直交方向に移動させて開口径を変化させるものを用いることができる。また、光量調節ユニットには、グラデーションNDフィルタ(不図示)が絞り羽根とは独立して光路に対して進退できるように構成されている。フォーカス移動枠4は、第3ガイドバー及び第4ガイドバー9a、9bにより光軸方向に移動可能に支持されている。
次に、バリエータ移動枠2(第2レンズユニットL2)を移動させる駆動部(バリエータ駆動部)の構成について説明する。201は、第2レンズユニットL2を光軸方向に駆動するステッピングモータ(バリエータ駆動部)である。ステッピングモータ201の出力軸には、リードスクリュー202が形成されている。このステッピングモータ201は、支持部材210を介して後部鏡筒6に固定される。リードスクリュー202には、バリエータ移動枠2に取り付けられたラック(伝達部)203が噛み合っている。このため、ステッピングモータ201に通電されてリードスクリュー202が回転すると、ラック203を介してバリエータ移動枠2が光軸方向に移動可能となる。バリエータ移動枠2とラック203を含んで第1の移動枠が構成されている。なお、ラック203とバリエータ移動枠2は、バリエータ移動枠2に設けたねじりコイルバネ(付勢手段)204の付勢力によって互いの光軸方向のガタ付きが低減されている。
205は、バリエータ移動枠2の基準位置を検出するためのズームリセットであり、バリエータ移動枠2に形成された遮光部206の光軸方向への移動による遮光状態、透光状態の切り換わりを検出するフォトインタラプタにより構成されている。ズームリセット205は、基板を介して後部鏡筒6に固定されている。また、バリエータ移動枠2は、光軸方向に多極着磁されたセンサマグネット207を保持しており、後部鏡筒6におけるセンサマグネット207に対向した位置には、センサマグネット207の移動に伴う磁力線の変化を読み取るMRセンサ208が固定されている。MRセンサ208からの信号を用いることで、バリエータ移動枠2、つまりは、第2レンズユニットL2の所定の基準位置からの移動量を検出することができる。
401、402、403は、第4レンズユニットL4を光軸方向に駆動するフォーカスモータ(フォーカス駆動部)を構成する駆動コイル、ドライブマグネット及び磁束を閉じるためのヨーク部材である。これらによって、ボイスコイルモータが構成されている。駆動コイル401は、フォーカス移動枠4に取り付けられている。ドライブマグネット402は、ヨーク部材403内に設けられており、ヨーク部材403は、CCDホルダ7に取り付けられている。ここで、駆動コイル401に電流を流すと(通電すると)、マグネット402と駆動コイル401との間に磁力線相互の反発によるローレンツ力が発生する。このときのローレンツ力により、フォーカス移動枠4と共に、それに保持されている第4レンズユニットL4が、光軸方向に駆動される。また、フォーカス移動枠4は、光軸方向に多極着磁されたセンサマグネット404を保持している。後部鏡筒6におけるフォーカス移動枠4に設けたセンサマグネット404に対向した位置には、センサマグネット404の光軸方向の移動に伴う磁力線の変化を読み取るMRセンサ405が固定されている。MRセンサ405からの信号を用いることで、フォーカス移動枠4、つまりは第4レンズユニットL4の光軸上の所定の基準位置からの移動量が検出される。
フォーカス移動枠4は、駆動コイル401に通電されると、被写体側、すなわち光軸と平行な矢印Y方向に移動する。MRセンサ405は、フォーカス移動枠4の光軸方向での可動領域の端(以下、メカニカル端という)に当接した状態を基準位置(原点位置)として検出する。即ち、図9に示すように当接面407と当接面601とが当接した位置を基準位置とする。
次に、フォーカス移動枠4(第4レンズユニットL4)を移動させるフォーカス駆動部の構成について説明する。前述の様に、フォーカス駆動部の構成は、駆動コイル401に通電がなされた状態(以下、通電状態という)において、ローレンツ力が発生し、フォーカス移動枠4を光軸方向に駆動させる。しかし、駆動コイル401に通電がなされない状態(以下、非通電状態という)においては、フォーカス移動枠4への駆動力が発生せず、更に、フォーカス移動枠4自身が自己保持力を持たない状態となる。ここで自己保持力とは、駆動コイル401への非通電状態において、駆動コイル401、更には駆動コイル401を設けているフォーカス移動枠4をその場に停止させておくことが可能な程度の大きさの力のことである。前述の通り、非通電状態において、フォーカス移動枠4は自己保持力を持たないので、ガイドバー9a、9bに沿って光軸方向における可動領域の両端まで自由に移動することが出来る。従って、非通電状態でカメラ(撮像装置)の姿勢が水平状態から傾いていると、フォーカス移動枠4は、その可動領域の端であるメカニカル端に向かって加速しながら移動し、メカニカル端に当接する。
次に、光軸方向の位置を保持されていない非通電状態において、フォーカス移動枠(第2の移動枠)4が、被写体側のメカニカル端、すなわち矢印Y方向に向かって加速しながら移動した時の衝突音を低減した構造を図4乃至図9を用いて説明する。図4は、レンズ鏡筒の正面図である。図5は、図4におけるU−U断面図であり、図6は、図4におけるV−V断面図である。図7(A)は、図5のI部における衝撃吸収の構造を示す詳細図である。図7(B)は、図7(A)の一部分の拡大説明図である。図8は図5のI部における衝撃吸収時の構造を示す詳細図であり、図9は図5のI部におけるメカニカル端当接部を示す詳細図である。
図7(A)、(B)、図8、図9において、213はバリエータ移動枠2に設けられたストッパ部であり、209はねじりコイルバネ(衝撃吸収部)204と接するバリエータ移動枠2に設けた接触面である。211は、ラック203に設けられた壁部である。212は、同じくラック203に設けられた突起部であり、バリエータ移動枠2に嵌入している。601は、後部鏡筒6に設けられた当接面である。更に、フォーカス移動枠4には、凸部406と当接部407が設けられている。バリエータ移動枠2に設けたストッパ部213は、フォーカス移動枠4に設けた凸部406と当接し、またフォーカス移動枠4に設けた当接部407は、後部鏡筒6に設けた当接面601と当接する。図9に示すように当接部407と当接面601が当接した位置が、フォーカス移動枠4の被写体側すなわち矢印Y方向におけるメカニカル端(原点位置)となる。
凸部406がストッパ部213に当接して、バリエータ移動枠2が矢印Y方向(フォーカス移動枠4の反対側の光軸方向)に移動すると、それと一体の接触面209も矢印Y方向(バリエータ移動枠4と同じ側の光軸方向)に移動する。ラック203はリードスクリュー202と噛合いにより位置保持されているので、バリエータ移動枠2は、ラック203に設けた壁部211とバリエータ移動枠2の接触面209が当接する位置まで移動可能である。ラック203に設けた突起部212の光軸方向の長さは、壁部211とバリエータ移動枠2に設けた接触面209が当接しても、ラック203がバリエータ移動枠2から外れないようになっている。そのため、壁部211と接触面209の当接後もバリエータ移動枠2に矢印Y方向の力がかかると、ラック203にも矢印Y方向への負荷がかかり、歯飛びの原因となる。
非通電状態になる操作(例えば、電源スイッチOFFの操作)が行われると、図7に示す様にバリエータ移動枠2は、カメラ本体内またはレンズ鏡筒内に配置されたマイコン等の不図示の制御手段により矢印−Y方向に移動するように制御される。そして、後部鏡筒6に設けた当接面601とフォーカス移動枠に設けた当接部407が当接する前に、フォーカス移動枠4に設けた凸部406とバリエータ移動枠2のストッパ部213が当接するようにする。すなわち、非通電状態になる操作が行われると、バリエータ移動枠2はフォーカス移動枠4側に移動され、ストッパ部213がフォーカス移動枠4の可動領域内まで移動するように制御される。ストッパ部213がフォーカス移動枠4の可動領域内まで移動した後、フォーカス移動枠2を移動させるステッピングモータ201及びフォーカス移動枠4を移動させるボイスコイルモータの駆動コイル401への通電が遮断される。
この状態(非通電状態)において、カメラ本体が水平状態から矢印Y方向に傾いたとき、フォーカス移動枠4は矢印Y方向に移動する。その際、後部鏡筒6の当接面601とフォーカス移動枠4の当接部407が当接する前に、フォーカス移動枠4の凸部406とバリエータ移動枠2のストッパ部213が当接する。バリエータ移動枠2は、バリエータ移動枠2に取り付けられたラック203がリードスクリュー202と噛合っているため、自己保持力を有する。
図8に示す様に、フォーカス移動枠4の凸部406とバリエータ移動枠2のストッパ部213が当接した際の衝撃、すなわち矢印Y方向への力は、バリエータ移動枠2をフォーカス移動枠4と共に矢印Y方向に移動させようとする。バリエータ移動枠2が矢印Y方向に移動すると、バリエータ移動枠2に設けられたねじりコイルバネ(衝撃吸収部)204との接触面209が矢印Y方向に移動する。しかし、バリエータ移動枠2に取り付けられたラック203がリードスクリュー202と噛合っているため、ラック203は移動しない。よって、ラック203とバリエータ移動枠2に設けられた接触面209との間に設けられたねじりコイルバネ204が収縮される。バリエータ移動枠2の位置は、圧縮されたねじりコイルバネ204が元に戻ろうとする力、つまり矢印−Y方向の反力により、ストッパ部213と凸部406との当接直前の位置に戻る。すなわち、凸部406とストッパ部213が当接した際の衝撃は、バリエータ移動枠2とラック203の間に設けられたねじりコイルバネ(衝撃吸収部)204の弾性変形によって吸収される。また、ねじりコイルバネ204の弾性変形により生じた弾性力がフォーカス移動枠4を減速させる。これにより衝突音が低減される。
更に、図7(A)におけるバリエータ移動枠2の非通電状態の停止位置において、フォーカス移動枠4の凸部406とバリエータ移動枠2のストッパ部213との当接直前までにおける接触面209と壁部211との間の長さをDとする。当接面601と当接部407との隙間をCとする。このとき、長さDを長さCより大きく設定する。すなわち、
D>C
とする。これにより、バリエータ移動枠2が、フォーカス移動枠4と共に矢印Y方向に移動しても、ラック203の壁部211とバリエータ移動枠2の接触面209の当接前に、メカニカル端である当接部407と当接面601が当接する。そのため、歯飛びの原因となるラック203への矢印Y方向への負荷がかからない。
このように、非通電状態でのフォーカス移動枠4の移動による衝突音の発生は、ねじりコイルバネ204の弾性変形によって低減される。但し、フォーカス移動枠4の基準位置、つまりは、フォーカスモータの制御上の原点位置を正確に検知するためには、フォーカス移動枠4のメカニカル端である後部鏡筒6の当接面601とフォーカス移動枠4の当接部407を当接させる必要がある。
このため、本実施形態では非通電状態から通電状態になると、図9に示す様に前記バリエータ移動枠2は、不図示の制御手段により矢印Y方向のフォーカス移動枠4の可動領域外に移動するように制御される。そうすると、フォーカス移動枠4のメカニカル端である後部鏡筒6の当接面601とフォーカス移動枠4の当接部407が当接可能となる。これにより、フォーカス移動枠4は、コイルに通電されて矢印Y方向に移動し、メカニカル端である当接面601と当接部407が当接する。この状態をMRセンサ405で基準位置(原点位置)として検出する。
このようにして、本実施形態では、フォーカスモータの非通電状態での衝突音の発生を低減しつつ、通電状態でフォーカスモータの制御上の原点位置を正確に検出している。従って、フォーカスモータの該原点位置からの駆動量、つまりはフォーカス移動枠4の基準位置からの移動量を、MRセンサ405及びセンサマグネット404を用いて正確且つ安定的に検出することが出来る。更に、既存部品であるねじりコイルバネ204を衝撃吸収部としたため、部品点数の追加もなく、簡易な構成で衝突音の発生を低減することが出来る。
ここでは、フォーカス移動枠4に凸部406を設ける構成とした。しかし、凸部406を設ける代わりにストッパ部213をフォーカス移動枠4側へより長くすることで、当接面601と当接部407が当接する前にストッパ部213とフォーカス移動枠4を当接させる構成としてもよい。また、さらにストッパ部213も設けずに、バリエータ移動枠2自体をフォーカス移動枠4の可動領域内に移動させる構成としてもよい。その場合は、フォーカス移動枠4に凸部406を設ける構成でも設けない構成でもよい。
本発明の思想は、バリエータ移動枠2の少なくとも一部をフォーカス移動枠4の可動領域内に位置させ、当接面601と当接部407が当接する前にバリエータ移動枠2とフォーカス移動枠4を当接させることで、その衝撃をねじりコイルバネ204で吸収することである。そのため、この思想を逸脱しないものであればいかなる変形も可能である。
ねじりコイルバネ204を衝撃吸収部とする構成以外には、フォーカス移動枠4に衝撃吸収部を設ける構成も考えられる。以下に、フォーカス移動枠4に衝撃吸収部を設けた場合の構成、作用を説明する。
図10は、図5のI部におけるフォーカス移動枠4に、衝撃吸収を設けた構造を示す詳細図である。図10において、弾性部材10が、バリエータ移動枠2に設けられたストッパ部213と当接する様にフォーカス移動枠4に設けられている。
通電状態から非通電状態に移行させる操作(例えば、電源スイッチOFFの操作)が行われると、図10に示す様にバリエータ移動枠2は不図示の制御手段により矢印−Y方向に移動するように制御される。そして、後部鏡筒6に設けた当接面601とフォーカス移動枠に設けた当接部407が当接する前に、フォーカス移動枠4に設けた弾性部材10とバリエータ移動枠2のストッパ部213が当接する。すなわち、バリエータ移動枠2は、非通電状態になる操作が行われると、フォーカス移動枠4の可動領域内まで移動する。バリエータ移動枠2がフォーカス移動枠4の可動領域内まで移動した後、フォーカス移動枠2を移動させるステッピングモータ201及びフォーカス移動枠4を移動させるボイスコイルモータの駆動コイル401への通電が遮断される。
この状態(非通電状態)において、カメラ本体が水平状態から矢印Y方向に傾いたとき、フォーカス移動枠4が矢印Y方向に移動する。そして、後部鏡筒6の当接面601とフォーカス移動枠4の当接部407が当接する前に、フォーカス移動枠4の弾性部材10とバリエータ移動枠2のストッパ部213が当接する。バリエータ移動枠2は、バリエータ移動枠2に取り付けられたラック203がリードスクリュー202と噛合っているため、自己保持力を有する。フォーカス移動枠4の弾性部材10と、バリエータ移動枠2のストッパ部213が当接した際の衝撃、すなわち矢印Y方向への力は、弾性部材10の弾性変形によって軽減される。また、弾性部材10の弾性変形により生じた弾性力がフォーカス移動枠4を減速させる。これにより衝突音が低減される。
更に、フォーカス移動枠4のCCDホルダ7が位置されている方向、すなわち矢印−Y方向におけるメカニカル端側においても同様に、衝撃吸収部材を設けて非通電状態での前記フォーカス移動枠4の移動による衝突音の発生を低減することもできる。
図11は、図6のJ部における衝撃吸収の構造を示す詳細図である。図11において、CCDホルダ7に設けてある当接部702とフォーカス移動枠4に設けてある当接面408が当接した状態が、CCDホルダ7の方向すなわち矢印−Y方向におけるメカニカル端となる。701は、前記CCDホルダ7に図示しない方法で取り付けられているコイルバネである。コイルバネ701の自然長Fは、当接部702の長さEよりも長い。即ち、コイルバネ701は当接部408が当接部702に当接する前に当接部408とコイルバネ701が当接する長さに設定されている。且つ、フォーカス移動枠4の焦点調節のために必要な移動領域を侵さない長さに設定する。そうすることにより、メカニカル端である当接部702と当接面408とが当接する前に、当接面408とコイルバネ701が当接する。非通電状態において、フォーカス移動枠4がCCDホルダ7の方向すなわち矢印−Y方向におけるメカニカル端に向かって移動しても、コイルバネ701の弾性変形により衝撃が吸収され、メカニカル端での衝突音の発生を低減することが出来る。
なお、本実施形態では、衝撃吸収部材であるコイルバネ701をメカニカル端の当接部近傍に配置した。しかし、当接部702と当接面408が当接する前にフォーカス移動枠4と衝撃吸収部材であるコイルバネ701が当接し衝撃を吸収すれば、コイルバネ701はCCDホルダ7の他の位置に配置しても良い。またコイルバネ701をフォーカス移動枠4に配置しても構わない。尚、本実施形態においては、凸部406とストッパ部213を衝撃吸収部材で構成しても構わない。また、ストッパ部213、凸部406、当接面601、407等の形状は、前述した機能を有するものであればどのような形状であっても良い。また、凸部406とストッパ部213との当接による衝撃を吸収できるものであれば、衝撃吸収部材はコイルバネに限らず、板バネやゴム等であってもよい。このように、本実施形態では衝撃吸収部材を設けることにより、フォーカス移動枠4における両側のメカニカル端の衝突音の発生を低減することができる。
(第2実施形態)
図12、図13は、本発明の第2実施形態におけるレンズ鏡筒Lの説明図である。撮影光学系は、4つのレンズユニットにより構成された変倍光学系(ズームレンズ系)である。これらの図において、L1000は第1レンズユニット、L2000は光軸方向に移動することにより変倍作用を行う第2レンズユニットである。L3000は、撮影光学系の光軸に対して直交する方向(以下、光軸直交方向という)にシフトして像振れを低減し、且つ、光軸方向に移動可能な第3レンズユニットである。L4000は、光軸方向に移動することにより焦点調節作用を行う第4レンズユニットである。また、1000は第1レンズユニットL1000を保持する第1レンズ枠、2000は第2レンズユニットL2000を保持するバリエータ移動枠である。3000は第3レンズユニットL3000を保持するシフト移動枠で、4000は第4レンズユニットL4000を保持するフォーカス移動枠である。5000は固定鏡筒で、6000は後部鏡筒である。固定鏡筒5000は、その後端が後部鏡筒6000に結合し、前端が第1レンズ枠1000と固定され、第1レンズユニットL1000を所定位置に固定している。7000は、不図示のCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)を保持するCCDホルダであり、前記後部鏡筒6000に固定されている。
8000a、8000bは、それぞれ固定鏡筒5000と後部鏡筒6000とにより両端が保持された第1ガイドバー、第2ガイドバーである。また、9000a、9000bは第3ガイドバー及び第4ガイドバー、10000a、10000bは第5ガイドバー及び第6ガイドバーであり、これらは後部鏡筒6000とCCDホルダ7000とにより両端が保持されている。バリエータ移動枠2000は、第1ガイドバー及び第2ガイドバー8000a、8000bにより光軸方向に移動可能に支持されている。シフト移動枠3000は、第3ガイドバー及び第4ガイドバー9000a,9000bにより光軸方向に移動可能に支持されている。シフト移動枠3000の内部の一部は防振のため光軸に対して垂直方向に移動する。シフト移動枠3000は、後部鏡筒6000に保持されている。さらに、後部鏡筒6000には、撮影光学系に入射した光量を変化させる光量調節ユニット(不図示)も固定されている。光量調節ユニットは、例えば、2枚以上の絞り羽根を光軸直交方向に移動させて開口径を変化させるものを用いることができる。また、光量調節ユニットには、グラデーションNDフィルタ(不図示)が絞り羽根とは独立して光路に対して進退できるように構成されている。フォーカス移動枠4000は、第5ガイドバー及び第6ガイドバー10000a、10000bにより光軸方向に移動可能に支持されている。
次に、バリエータ移動枠2000(第2レンズユニットL2000)を移動させる駆動部(バリエータ駆動部)の構成について説明する。2001は、バリエータ移動枠2000を光軸方向に駆動するステッピングモータ(バリエータ駆動部)である。ステッピングモータ2001の出力軸には、リードスクリュー2002が形成されている。このステッピングモータ2001は、支持部材2003を介して後部鏡筒6000に固定される。リードスクリュー2002には、バリエータ移動枠2000に取り付けられたラック(伝達部)2004が噛み合っている。このため、ステッピングモータ2001に通電されてリードスクリュー2002が回転すると、バリエータ移動枠2000がラック2004により光軸方向に移動される。なお、ラック2004、バリエータ移動枠2000は、ねじりコイルバネ(付勢手段)2005の付勢力によって互いのガタ付きが低減されている。
2006は、バリエータ移動枠2000の基準位置を検出するためのズームリセットであり、バリエータ移動枠2000に形成された遮光部2007の光軸方向への移動による遮光状態、透光状態の切り換わりを検出するフォトインタラプタにより構成されている。ズームリセット2006は、基板を介して後部鏡筒6000に固定されている。また、バリエータ移動枠2000は、光軸方向に多極着磁されたセンサマグネット2008を保持している。そして、後部鏡筒6000におけるセンサマグネット2008に対向した位置には、センサマグネット2008の移動に伴う磁力線の変化を読み取るMRセンサ2009が固定されている。MRセンサ2009からの信号を用いることで、バリエータ移動枠2000、つまりは第2レンズユニットL2000の所定の基準位置からの移動量が検出される。
次に、シフト移動枠3000(第3レンズユニットL3000)を移動させる駆動部の構成について説明する。3001はシフト移動枠3000を光軸方向に駆動するステッピングモータである。ステッピングモータ3001の出力軸にはリードスクリュー3002が形成されている。このステッピングモータ3001は、支持部材3003を介して後部鏡筒6000に固定される。リードスクリュー3002には、シフト移動枠3000に取り付けられたラック3004が噛み合っている。このため、ステッピングモータ3001に通電されてリードスクリュー3002が回転すると、シフト移動枠3000が光軸方向に移動可能となる。なお、ラック3004、シフト移動枠3000、第3ガイドバー及び第4ガイドバー9000a、9000b及びリードスクリュー3002は、ねじりコイルバネ3005の付勢力によって互いのガタ付きが低減されている。
3006は、シフト移動枠3000の基準位置を検出するためのズームリセットであり、シフト移動枠3000に形成された遮光部3007の光軸方向への移動による遮光状態、透光状態の切り換わりを検出するフォトインタラプタにより構成されている。ズームリセット3006は、基板を介して後部鏡筒6000に固定されている。また、シフト移動枠3000は、光軸方向に多極着磁されたセンサマグネット3008を保持している。そして、後部鏡筒6000におけるセンサマグネット3008に対向した位置には、センサマグネット3008の移動に伴う磁力線の変化を読み取るMRセンサ3009が固定されている。MRセンサ3009からの信号を用いることで、シフト移動枠3000、つまりは第3レンズユニットL3000の所定の基準位置からの移動量を検出することができる。
4001、4002、4003は、第4レンズユニットL4を光軸方向に駆動するフォーカスモータ(フォーカス駆動部)を構成する駆動コイル、ドライブマグネット及び磁束を閉じるためのヨーク部材である。これらにより、ボイスコイルモータが構成されている。駆動コイル4001は、フォーカス移動枠4000に取り付けられている。ドライブマグネット4002はヨーク部材4003内に設けられており、ヨーク部材4003はCCDホルダ7000に取り付けられている。ここで、駆動コイル4001に電流を流すと(通電すると)、マグネット4002と駆動コイル4001との間に発生する磁力線相互の反発によるローレンツ力が発生する。このときのローレンツ力により、フォーカス移動枠4000と共に、それに保持されている第4レンズユニットL4000が光軸方向に駆動される。
また、フォーカス移動枠4000は、光軸方向に多極着磁されたセンサマグネット4004を保持している。後部鏡筒6000におけるフォーカス移動枠4000に設けたセンサマグネット4004に対向した位置には、センサマグネット4004の移動に伴う磁力線の変化を読み取るMRセンサ4005が固定されている。MRセンサ4005からの信号を用いることで、フォーカス移動枠4000、つまりは第4レンズユニットL4000の光軸上の所定の基準位置からの移動量を検出することができる。フォーカス移動枠4000は、駆動コイルに通電されると、被写体側又は像側、すなわち光軸と平行な矢印Z方向に移動する。MRセンサ4005は、フォーカス移動枠4000の当接面(メカニカル端)4006が当接部6001に当接した状態を基準位置として検出する。
次に、フォーカス移動枠4000(第4レンズユニットL4000)を移動させるフォーカス駆動部の構成について説明する。前述の様に、駆動コイル4001に通電がなされた状態(以下、通電状態という)においてローレンツ力が発生し、フォーカス移動枠4000を光軸方向に駆動させる。しかし、駆動コイル4001に通電がなされない状態(以下、非通電状態という)においては、フォーカス移動枠4000への駆動力が発生せず、更に、フォーカス移動枠4000自身が自己保持力を持たない状態となる。ここで自己保持力とは、前述したように非通電状態において、移動可能な駆動コイル4001、更には駆動コイル4001を設けているフォーカス移動枠4000をその場に停止させておくことが出来る程度の大きさの力のことである。前述の通り、非通電状態において、フォーカス移動枠4000は自己保持力を持たないので、ガイドバー9000a、9000bに沿って光軸方向における可動領域の端まで自由に移動することが出来る。従って、非通電状態でカメラの姿勢が水平状態から傾いていると、フォーカス移動枠4000は、メカニカル端に向かって加速しながら移動する。
次に、フォーカス移動枠4000が非通電状態において、被写体側のメカニカル端、すなわち矢印Z方向に向かって加速しながら移動したときの、衝突音を低減した構造を図14乃至図19を用いて説明する。図14は、本発明の第2実施形態のレンズ鏡筒の正面図である。図15は、図14におけるW−W断面図であり、図16は、図14におけるX−X断面図である。図17は、図15のK部における衝撃吸収の構造を示す詳細図であり、図18は、図15のK部における衝撃吸収時の構造を示す詳細図であり、図19は、図15のK部におけるメカニカル端当接部を示す詳細図である。
図17、図18、図19において、3010はシフト移動枠3000に設けられたストッパ部であり、3011はねじりコイルバネ(衝撃吸収部)3005と接するシフト移動枠3000の接触面である。3012はラック3004に設けられた壁部であり、3013は同じくラック3004に設けられた突起部である。6001は、後部鏡筒6000に設けられた当接部である。更に、フォーカス移動枠4000には、メカニカル端当接部4006と凸部4007が設けられている。シフト移動枠3000に設けたストッパ部3010は、フォーカス移動枠4000に設けた凸部4007と当接する。フォーカス移動枠4000に設けたメカニカル端当接部4006は、後部鏡筒6000の当接部6001と当接する。メカニカル端当接部4006と当接部6001が当接した位置が、フォーカス移動枠4000の被写体側すなわち矢印Z方向におけるメカニカル端(原点位置)となる。
シフト移動枠3000が矢印Z方向に移動すると、シフト移動枠3000の接触面3011も矢印Z方向に移動する。ラック3004は、リードスクリュー3002との噛合いにより位置保持されているので、シフト移動枠3000は、ラック3004に設けた壁部3012とシフト移動枠3000の接触面3011が当接する位置まで移動可能である。突起部3013の長さは、壁部3012と接触面3011が当接しても、ラック3004がシフト移動枠3000から外れないようになっている。そのため、壁部3012と接触面3011の当接後もシフト移動枠3000に矢印Z方向の力がかかると、ラック3004にも矢印Z方向への負荷がかかり、歯飛びの原因となる。
非通電状態になる操作(例えば、電源スイッチOFFの操作)が行われると、後部鏡筒6000の当接部6001とメカニカル端当接部4006が当接する前に、フォーカス移動枠4000の凸部4007とシフト移動枠3000のストッパ部3010が当接する。すなわち、不図示の制御手段によりフォーカス移動枠4000の可動領域内まで矢印−Z方向に移動するように制御される。シフト移動枠3000がフォーカス移動枠4000の可動領域内まで移動した後、シフト移動枠3000を移動させるステッピングモータ3001及びフォーカス移動枠4000を移動させるボイスコイルモータの駆動コイル4001への通電が遮断される。
図17に示す様に、非通電状態において、カメラ本体が水平状態から矢印Z方向に傾いたとき、自己保持力を持たないフォーカス移動枠4000が矢印Z方向に移動する。すると、後部鏡筒6000の当接部6001とメカニカル端当接部4006が当接する前に、凸部4007とストッパ部3010が当接する。シフト移動枠3000に取り付けられたラック3004がリードスクリュー3002と噛合っているため、シフト移動枠3000はため自己保持力を有する。図18に示す様に、凸部4007とストッパ部3010が当接した際の衝撃、すなわち矢印Z方向への力は、シフト移動枠3000をフォーカス移動枠4000と共に矢印Z方向に移動させようとする。
シフト移動枠3000が矢印Z方向に移動すると、シフト移動枠3000に設けられたねじりコイルバネ3005との接触面3011が矢印Z方向に移動する。しかし、シフト移動枠3000に取り付けられたラック3004がリードスクリュー3002と噛合っているため、ラック3004は移動しない。よって、ラック3004とシフト移動枠3000に設けられた接触面3011との間に設けられたねじりコイルバネ3005が収縮される。シフト移動枠3000の位置は、圧縮されたねじりコイルバネ3005が元に戻ろうとする力、つまり矢印−Z方向の反力により、凸部4007との当接直前の位置に戻る。すなわち、フォーカス移動枠4000の凸部4007とシフト移動枠3000のストッパ部3010が当接した際の衝撃は、シフト移動枠3000とラック3004の間に設けられたねじりコイルバネ3005の弾性変形によって吸収される。また、ねじりコイルバネ3005の弾性変形により生じた弾性力がフォーカス移動枠4000を減速させる。これにより衝突音が低減される。
更に、図17における、凸部4007とストッパ部3010との当接直前までの接触面3011と壁部3012との間の長さをGとする。当接部6001とメカニカル端当接部4006との隙間をFとする。このとき、長さGを隙間Fより大きく設定する。すなわち、
G>F
とする。これにより、シフト移動枠3000が、フォーカス移動枠4000と共に矢印Z方向に移動しても、壁部3012と接触面3011の当接前に、メカニカル端であるメカニカル当接部4006と当接部6001が当接する。そのため、歯飛びの原因となるラック3004への矢印Z方向への負荷が低減される。
このように、非通電状態でのフォーカス移動枠4000の移動による衝突音の発生は、ねじりコイルバネ3005の弾性変形によって低減される。但し、フォーカス移動枠4000の基準位置、つまりはフォーカスモータの制御上の原点位置を正確に検知する必要がある。このためには、フォーカス移動枠4000のメカニカル端(原点位置)である後部鏡筒6000の当接部6001とメカニカル端当接部4006を当接させる必要がある。
このため、本実施形態では、非通電状態から通電状態になると、図19に示す様にシフト移動枠3000は、不図示の制御手段により矢印Z方向のフォーカス移動枠4000の可動領域外に移動するように制御される。そうすると、フォーカス移動枠4000のメカニカル端である当接部6001とメカニカル端当接部4006が当接可能となる。コイルに通電されて、フォーカス移動枠4000がコイルに通電されて被写体方向、つまり矢印Z方向に移動し、メカニカル端である後部鏡筒6000の当接部6001とメカニカル端当接部4006が当接した状態をMRセンサ4005で基準位置として検出する。
このようにして、本実施形態では、フォーカスモータの非通電状態での衝突音の発生を低減しつつ、通電状態でフォーカスモータの制御上の原点位置を正確に検出している。従って、MRセンサ4005及びセンサマグネット4004によって、フォーカスモータの原点位置からの駆動量、つまりはフォーカス移動枠4000の基準位置からの移動量を、MRセンサ4005及び、センサマグネット4004を用いて正確且つ安定的に検出することが出来る。更に、既存部品であるねじりコイルバネ3005を衝撃吸収部としたため、部品点数の追加もなく、簡易な構成で衝突音の発生を低減することが出来る。
更に、フォーカス移動枠4000のCCDホルダ7000方向、すなわち矢印−Z方向におけるメカニカル端側においても同様に、衝撃吸収部材を設けて非通電状態でのフォーカス移動枠4000の移動による衝突音の発生を低減することもできる。図20は、図16のM部における衝撃吸収の構造を示す詳細図である。図20において、CCDホルダ7000に設けてある当接部7002とフォーカス移動枠4000に設けてあるメカニカル端当接面4008が当接した状態が、CCDホルダ7000方向におけるメカニカル端となる。7001は、CCDホルダ7000に図示しない方法で取り付けられているコイルバネである。コイルバネ7001の自然長は、第1実施形態と同様に当接部7002の長さHよりも長く、且つ、フォーカス移動枠4000の焦点調節のために必要な移動領域を侵さない長さを設定する。そうすることにより、メカニカル端である当接部7002とメカニカル端当接面4008が当接する前に、メカニカル端当接面4008とコイルバネ7001が当接する。非通電状態において、フォーカス移動枠4000がCCDホルダ7000方向すなわち矢印−Y方向におけるメカニカル端に向かって移動しても、コイルバネ7001の弾性変形により衝撃が吸収され、メカニカル端での衝突音の発生を低減することが出来る。
なお、本実施形態では、衝撃吸収部材であるコイルバネ7001を当接部7002近傍に配置した。しかし、当接部7002とメカニカル端当接部4008が当接する前にフォーカス移動枠4000と衝撃吸収部材であるコイルバネ7001が当接すれば良い。そのような構成であれば、コイルバネ7001は、CCDホルダ7000の他の位置に配置されても、フォーカス移動枠4000に配置されても構わない。また、凸部4007とストッパ部3010を衝撃吸収部材で構成しても構わない。
また、凸部4007とストッパ部3010との当接による衝撃を吸収できるものであれば、衝撃吸収部材はコイルバネに限らず、板バネやゴム等であってもよい。
以上のように、本発明のレンズ鏡筒では、光学素子を保持し、光軸方向に対して移動可能で、非通電状態において光軸方向の位置を保持する第1の移動枠を有している。更に光学素子を保持し、光軸方向に対して移動可能で、非通電状態において光軸方向の位置を保持しない第2の移動枠を有している。そして、第1の移動枠、第2の移動枠のどちらか少なくとも一方に衝撃吸収部を有している。そして、非通電状態において、第2の移動枠の可動範囲内に第1の移動枠が位置するようにしている。このような構成により、各実施形態では、衝撃吸収部材を追加するだけで、フォーカス移動枠4000における両側のメカニカル端の衝突音の発生を低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
L レンズ鏡筒
B カメラ本体
2 バリエータ移動枠
4 フォーカス移動枠
6 後部鏡筒
10 弾性部材
204 ねじりコイルバネ
208 ストッパ部
404 センサマグネット
405 MRセンサ
406 凸部
407 当接部
601 当接面

Claims (10)

  1. 光学系を有する鏡筒と、
    前記光学系を構成する光学素子を保持する第1の移動枠と、
    前記第1の移動枠を光軸方向に移動させ、非通電状態のときに前記第1の移動枠の光軸方向の位置を保持する第1の駆動部と、
    前記光学系を構成する光学素子を保持する第2の移動枠と、
    前記第2の移動枠を光軸方向に移動させ、非通電状態のときに前記第2の移動枠の光軸方向の位置を保持しない第2の駆動部と、
    前記第1の移動枠又は前記第2の移動枠の少なくとも一方に設けられた、前記第2の移動枠から前記第1の移動枠への衝撃を吸収する衝撃吸収部と、
    前記第2の駆動部が通電状態から非通電状態へ移行されるときに、前記第1の移動枠の少なくとも一部前記第2の移動枠の光軸方向の可動領域内に移動させるように前記第1の駆動部を制御し、前記第2の駆動部が非通電状態から通電状態へ移行されるときに、前記第1の移動枠を前記第2の移動枠の光軸方向の可動領域外に移動させるように前記第1の駆動部を制御する制御手段と、を有し、
    前記可動領域内の前記第1の移動枠の側において、前記第2の移動枠と前記鏡筒が当接する位置を、前記第2の移動枠が光軸方向に移動するときの基準位置に設定することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第1の移動枠は、前記光学素子を保持する保持部と前記第1の駆動部からの駆動力を前記保持部に伝達する伝達部とを含み、
    前記衝撃吸収部は、前記保持部と前記伝達部との間に配置され、前記第2の移動枠前記第1の移動枠当接したときに前記保持部と前記伝達部との間で収縮することで、前記第2の移動枠から前記第1の移動枠への衝撃を吸収することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第1の駆動部が非通電状態のときに保持される前記第1の移動枠の光軸方向の位置において、前記第2の移動枠前記第1の移動枠当接直前での、前記第2の移動枠と前記鏡筒との光軸方向の最小間隔C、前記第1の移動枠と前記伝達部との光軸方向の最小間隔をDとするとき、
    C<D
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1の移動枠は、前記第2の移動枠側に突出した規制部を有し、
    前記制御手段は、前記第2の駆動部が通電状態から非通電状態へ移行されるときに、前記規制部を前記可動領域内に移動させるように前記第1の駆動部を制御することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第2の移動枠は、前記第1の移動枠側に突出した突出部を有し、
    前記突出部は、前記第2の駆動部が非通電状態のときに前記第2の移動枠が、前記可動領域内の前記第1の移動枠の側へ移動したとき、前記規制部と当接可能に設けられていることを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記衝撃吸収部は前記突出部であり、前記突出部は弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記第1の駆動部は、リードスクリューが形成された出力軸を有するステッピングモータであり、前記出力軸が前記ステッピングモータによって回転されることにより、前記リードスクリューに噛み合った前記伝達部光軸方向に移動され
    前記衝撃吸収部はコイルバネであることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記コイルバネは、前記保持部と前記伝達部との光軸方向のガタ付きを低減する部材を兼ねていることを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記第2の駆動部は、コイルとマグネットとを含むボイスコイルモータであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を有することを特徴とする光学機器。
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