JP2005227568A - レンズ鏡筒および撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手振れ補正光学系を備える撮影装置において、手振れ補正光学系のロック・アンロック機構専用の駆動部を必要としない撮影装置の提供。
【解決手段】 手振れ補正ユニット10のロック・アンロック機構は、係止連動ピン13を移動させることによりロック・アンロックされる。絞り8の駆動装置15により駆動リング82を回転駆動すると、レバー82a,82bが回転していずれか一方が係止連動ピン13と係合する。そして、レバー82aにより係止連動ピン13をアンロック位置に移動して、ロック・アンロック機構をアンロック状態へと切り換える。一方、レバー82bにより係止連動ピン13をロック位置に移動して、ロック・アンロック機構をロック状態へと切り換える。
【選択図】 図2


Description

本発明は、手振れ補正光学系を備えるレンズ鏡筒、およびそのレンズ鏡筒を備える撮影装置に関する。
カメラ撮影時にカメラ本体が振動すると、被写体像がぶれてしまう手振れ現象が生じる。そのため、このような手振れを防止するため、補正レンズ等の補正光学系を用いて手振れ補正する手振れ補正機構を備えたカメラが従来から知られている。そのような手振れ補正機構においては、補正制御がオフ状態のときには補正光学系がフリーな状態になり、カメラに衝撃等が加わると補正光学系が振動することになる。そのため、従来は、補正光学系を係止するためのアクチュエータを設けて、補正制御オフ時にはそのアクチュエータにより補正光学系を係止するようにしている。
特開平6−130472号公報
しかしながら、上述した従来の手振れ補正機構を備えるカメラでは、補正光学系を係止するためのアクチュエータを必要としていたので、構造体が大きくなるとともにコストアップの要因にもなっていた。
請求項1の発明によるレンズ鏡筒は、開口を形成する開口形成部材および前記開口形成部材を駆動して開口開閉動作を行わせる駆動部を有する開口ユニットと、開口ユニットに隣接して設けられ、手振れ補正光学系を移動することにより手振れを補正する手振れ補正ユニットと、手振れ補正光学系の位置の固定および固定解除のいずれかを選択的に行うロック・アンロック機構と、駆動部の駆動力をロック・アンロック機構に伝達するロック・アンロック動作および開口開閉動作のいずれかを選択する選択手段と、駆動部のロック・アンロック動作により、ロック・アンロック機構の固定状態と固定解除状態との切り換えを行うロック切換手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒において、固定状態における補正光学系の位置の変化を検出する検出器と、固定解除状態において補正光学系を光軸中心にセンタリングするセンタリング機構と、検出器により検出された位置の変化が所定量以上のときに、ロック・アンロック機構を固定解除状態にしてセンタリング機構によるセンタリングを行わせる制御部とをさらに備えるものである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のレンズ鏡筒を備える撮影装置であって、制御部は、カメラ電源のオフ動作と連動してロック・アンロック機構を固定状態に切り換え、カメラ電源のオン動作と連動してロック・アンロック機構を固定解除状態に切り換えるようにロック切換手段を制御する。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載のレンズ鏡筒と、手振れ補正ユニットによる手振れ補正動作の作動・非作動を指示する補正指示スイッチとを備える撮影装置であって、手振れ補正ユニットによる手振れ補正動作の作動・非作動を指示する補正指示スイッチを備え、制御部は、補正指示スイッチの作動指示によりロック・アンロック機構を固定解除状態に切り換え、補正指示スイッチの非作動指示によりロック・アンロック機構を固定状態に切り換えるようにロック切換手段を制御する。
本発明によれば、開口ユニットの駆動部を兼用してロック・アンロック機構の固定状態と固定解除状態との切り換えが行われるので、ロック・アンロック機構専用の駆動源を必要とせず、レンズ鏡筒や撮影装置の小型化およびコスト低減を図ることができる。
以下、図を参照して本発明の実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明による手振れ補正光学系のロック・アンロック機構の一実施の形態を示す図であり、カメラの撮影光学系の概略構成を示す断面図である。カメラ1は、CCD等の撮像素子2により被写体像を撮像するデジタルスチルカメラである。カメラ1の鏡筒3には、ズームレンズ系を構成する複数のレンズL1〜L5が設けられている。
レンズL1およびレンズL2は第1レンズ枠4に保持され、第1レンズ群を構成している。レンズL3およびレンズL4は第2レンズ枠5に保持され、第2レンズ群を構成している。フォーカスレンズであるレンズL5は第3レンズ枠6に保持され、第3レンズ群を構成している。フォーカシングの際には、レンズL5を保持した第3レンズ枠6がモータM1により光軸方向に駆動される。
第2レンズ枠5には、絞り8(図2参照)を備えた絞りユニット9と手振れ補正ユニット10とが隣接して固設されている。手振れ補正ユニット10には補正レンズ12が設けられており、この補正レンズ12を光軸に垂直な面内で移動させることにより手振れ補正を行う。後述するように、手振れ補正ユニット10には補正レンズ12が移動しないようにロックするためのロック・アンロック機構が設けられており、係止連動ピン13によりロック・アンロック機構のロック・アンロックを行わせる。鏡筒3をテレ端とワイド端との間で駆動すると、絞りユニット9および手振れ補正ユニット10はレンズL3,L4と一体で光軸方向に移動する。なお、図1に示す絞りユニット9は、シャッタを含むものであっても良い。
図2は、手振れ補正ユニット10、絞り8およびそれらの制御系を示すブロック図である。レンズ枠101に取り付けられた補正レンズ12は、手振れ補正ユニット10の保持枠103内にスライド可能に保持されている。レンズ枠101は、y軸方向に関して駆動装置14のロッド14aと圧縮バネ等の付勢部材106により挟持されている。駆動装置14によりロッド14aを図示下方に繰り出すと、保持枠103は付勢力に逆らって図示下方に移動する。逆に、ロッド14aを図示上方に繰り込むと、保持枠103は付勢部材106の付勢力により図示上方に駆動される。手振れ補正ユニット10は、x方向に関しても同様の移動機構を有している。
レンズ枠101と保持枠103との間には複数の鋼球102が配設され、レンズ枠101は図示左側に付勢されている。補正レンズ12のスライド位置は、レンズ枠101に設けられたポジショニングセンサ(PSD)104に発光素子105からのスポット光(例えばレーザ光)を照射することにより検出する。
絞り8としては例えば虹彩絞り等が用いられ、複数の絞り羽根83と、絞り羽根83が設けられている固定リング81と、絞り羽根83をカム機構により開閉駆動する駆動リング82とを備えている。駆動リング82はモータ等の駆動装置15によって回転駆動される。駆動リング82の外周面にはレバー82aおよび82b(図6参照)が突出するように形成されている。
絞り8の駆動リング82を回転すると、駆動リング82のレバー82a,82bが手振れ補正ユニット10の係止連動ピン13と係合する。そして、レバー82a,82bにより係止連動ピン13を移動させることによって、ロック・アンロック機構のロック・アンロックを行わせる。駆動装置14,15は制御部16によってコントロールされる。SW1はカメラの電源スイッチ、SW2は手振れ補正制御のオン・オフを切り換える補正制御スイッチであり、各スイッチSW1,SW2からの信号は制御部16に入力される。
図3は手振れ補正ユニット10のロック・アンロック機構の部分を拡大して示した斜視図であり、保持枠103の絞り8に対向する側を示したものである。保持枠103には切り欠き部103aが形成されており、その切り欠き部103a上に掛け渡すように係止作動バネ板19が設けられている。係止作動バネ板19の一端はビス等により保持枠103に固定されている。係止作動バネ板19の切り欠き部103aに掛かる部分は下に凸となるように折り曲げられており、その凸状部19aの裏面側には係止部材20が設けられている。
21は軸22を中心として回転可能に設けられた係止作動レバーであり、この係止作動レバー21の一端に上述した係止連動ピン13が設けられている。係止作動レバー21の他方の端部には、挿入部21aおよび凸部21bが形成されている。凸部21bが形成された部分は板バネのように上下に弾性変形できるようになっており、凸部21bは弾性力によって保持枠103に当接している。
上述した駆動リング82のレバー82a、82bにより係止連動ピン13を駆動して係止作動レバー21を矢印R1の方向に回転するとロック・アンロック機構がロック状態となり、逆に、ロック状態から矢印R2の方向に係止作動レバー21を回転するとロックが解除されてアンロック状態となる。図4,5は、ロック状態とアンロック状態における、係止作動レバー21および係止作動バネ板19の状態を示す図である。図4は、図3の係止作動レバー21および係止作動バネ板19の部分を示す平面図であり、(a)はロック状態を、(b)はアンロック状態を示す。また、図5は、係止作動レバー21および係止作動バネ板19の部分の断面を模式的に示したものである。
図4(a)および図5(a)に示したロック状態では、係止作動レバー21の挿入部21aは、係止作動バネ板19と保持枠103との間に挿入されてはおらず、係止部材20は係止作動バネ板19の弾性力によりレンズ枠101に押圧されている。その結果、補正レンズ12はロックされ、カメラが振動した場合でも、補正レンズ12が保持枠103内で移動することはない。ロック状態では、図5(a)に示すように係止作動レバー21の凸部21bが保持枠103に形成された凹部103bに落ち込み、係止作動レバー21の位置が図4(a)に示すロック位置に保持される。
一方、図4(a)のロック状態から、係止連動ピン13を図示左方向に移動して係止作動レバー21を矢印R2方向に回転すると、図5(b)に示すように係止作動レバー21の挿入部21aが係止作動バネ板19と保持枠103との間に挿入され、図4(b),図5(b)のアンロック状態となる。その結果、補正レンズ12のレンズ枠101に押圧されていた係止部材20が上方に移動し、補正レンズ12のロック状態が解除されてアンロック状態となる。
アンロック状態では、補正レンズ12は駆動装置14により自由にスライド移動させることができる。また、係止作動レバー21の凸部21bが保持枠103に形成された凹部103cに落ち込み、係止作動レバー21は図4(b)に示すアンロック位置に保持される。
次に、図6を参照して駆動リング82の回転駆動によるロック・アンロック動作を説明する。図6は、係止連動ピン13と駆動リング82のレバー82a,82bとの関係を示す図であり、(a)は開放絞り位置を表しており、(b)は最小絞り位置を表している。図6に示す例では、絞り8の駆動リング82aの外周には、ピニオン23が噛合するラック82cが形成されている。ピニオン23をモータ等により回転させると、駆動リング82aが回転して絞り羽根83により形成される絞り開口の大きさが変化する。図6(a)の開放絞り位置から反時計回りに角度θ1だけ駆動リング82を回転させると、図6(b)に示す最小絞り位置となる。
図6の13A,13Bは係止連動ピン13の位置を表しており、実線で示す位置に係止連動ピン13は位置している。位置13Aは、図4(a)に示すロック状態における係止連動ピン13の位置(以下ではロック位置と記す)を示し、位置13Bは、図4(b)に示すアンロック状態における係止連動ピン13の位置(以下ではアンロック位置と記す)を示す。すなわち、図6(a)に示されるロック位置では、振れ補正ユニット10がロック状態となっており、図6(b)に示されるアンロック位置では、振れ補正ユニット10がアンロック状態となっている。
図6(a)に示す状態から駆動リング82を角度θ2だけ時計回りに回転させると、レバー82aは破線で示す位置まで回転し、係止連動ピン13はレバー82aによってアンロック位置13Bまで駆動される。なお、駆動リング82を角度θ2だけ時計回りに回転させたときのレバー82bの位置については図示を省略した。その結果、振れ補正ユニット10はロックが解除されてアンロック状態となる。ロック解除後は、駆動リング82を角度θ2だけ反時計回りに回転して、駆動リング82を図6(a)の開放絞り位置に戻しておく。
一方、図6(b)に示す例では振れ補正ユニット10はアンロック状態となっているが、この状態からロック状態とするためには、最小絞り位置の駆動リング82を反時計回りに角度θ3だけ回転させれば良い。そうすると、破線で示すように係止連動ピン13はレバー82bにより図示右方向に駆動され、ロック状態のロック位置13Aまで移動する。なお、駆動リング82を角度θ3だけ反時計回りに回転させたときのレバー82aの位置については図示を省略した。ロック後、駆動リング82を時計回りに角度θ3だけ回転させて、図6(b)に示す最小絞り位置に戻しておく。
なお、絞り羽根83は駆動リング82とのカム構造によって開閉駆動されるが、ここでは、角度θ2,θ3の回転時にも開放絞り状態または最小絞り状態が維持されるようにカムを構成しておく。また、上述したように、アンロック後およびロック後に駆動リング82を元の状態(図6(a)または図6(b)の状態)に戻しておくことにより、その後の絞り動作に影響を与えることなく、絞り駆動をスムーズに行うことができる。
このように、本実施の形態では、振れ補正ユニット10のロック・アンロック動作を絞り8の駆動リング82を駆動する駆動装置15で兼用して行っているので、従来のようにロック・アンロック動作専用のアクチュエータを必要とせず、レンズ鏡筒3やカメラの小型化およびコスト低減を図ることができる。
次に、カメラに設けられた電源スイッチSW1および補正制御スイッチSW2のオンオフと連動したロック・アンロック動作について、図7,8に示すフローチャートを用いて説明する。図7は第1の制御例を示すフローチャートであり、電源スイッチSW1のオンオフに連動してロック・アンロック動作を行う場合である。図7に示す一連の処理は、カメラの電源がオンの間、繰り返し実行される。
ステップS1では、電源のオンを指示するオン信号が発生したか否かを判定する。そして、ステップS1でオン信号が検出されるとステップS2へ進む。一方、ステップS1で電源のオン信号が発生されていないと判断されると、ステップS3に進む。すなわち、ステップS1では、電源オフの状態から電源オンの状態への変化を示す電源のオン信号の状態の変化が検出される。ここで、オン信号が発生されるのは、例えば、電源スイッチSW1をオン操作した場合や、カメラがスリープ状態から非スリープ状態に移行した場合などである。オン信号が発生してステップS1からステップS2に進んだ場合には、駆動リング82を図6(a)の開放絞り位置からさらに角度θ2だけ往復駆動させて、係止連動ピン13をロック位置13Aからアンロック位置13Bへと駆動する。その結果、振れ補正ユニット10はアンロック状態となる。ステップS2の処理が終了したならば、図7の処理を終了する。
一方、ステップS1でNOと判定されてステップS3へ進んだ場合には、ステップS3において電源のオフを指示するオフ信号が発生されたか否かを判定する。すなわち、ステップS3においては、電源オンの状態から電源オフの状態への変化を示す電源のオフ信号の状態の変化が検出される。ここで、電源のオフ信号が発生するのは、例えば、電源スイッチSW1をオフ操作した場合や、カメラがスリープ状態に移行した場合などである。ステップS3でYESと判定されると、例えば、電源オン後に電源スイッチSW1がオフされた場合にはステップS4へ進む。ステップS4では、駆動リング82を図6(b)の最小絞り位置からさらに角度θ3だけ往復駆動させて、係止連動ピン13をアンロック位置13Bからロック位置13Aへと駆動する。その結果、振れ補正ユニット10はロック状態となる。ステップS4の処理が終了したならば、図7の処理を終了する。
ステップS3でNOと判定される場合とは、例えば、電源スイッチSW1がオンされてアンロック状態とされてから再び電源スイッチSW1がオフされるまでの間がそれに相当する。その場合には、ステップS3でNOと判定されて図7の処理を終了する。すなわち、アンロック状態が維持される。また、電源スイッチSW1をオンした後にタイマーにより電源オフされた場合にも、すなわち、カメラがスリープ状態になった場合にもアンロック状態が継続される。
上述したように、図7に示す処理では、電源スイッチSW1がオンされるとロック状態からアンロック状態にされ、電源スイッチSW1がオフされるとアンロック状態からロック状態とされる。すなわち、非撮影状態である電源オフ状態において、カメラに振動が加わるようなことがあっても、振れ補正ユニット10がロック状態となっているため補正レンズは移動しない。
図8は第2の制御例を示すフローチャートであり、補正制御スイッチSW2のオンオフに連動してロック・アンロック動作を行う場合である。図8に示す一連の処理はカメラの電源がオンされると開始され、カメラの電源がオンの間は繰り返し実行される。電源スイッチSW1がオンされると開始され、電源スイッチSW1がオンの間は繰り返し実行される。
ステップS10では、例えば補正制御スイッチSW2の操作によって、手振れ補正制御の開始を指示するオン信号が発生したか否かを判定する。そして、補正制御スイッチSW2がオン操作されてオン信号を検出するとステップS11へ進み、補正制御スイッチSW2がオン操作されない場合にはNOと判定されてステップS12へ進む。ステップS12では、駆動リング82を図6(a)の開放絞り位置からさらに角度θ2だけ往復駆動させて、係止連動ピン13をロック位置13Aからアンロック位置13Bへと駆動する。その結果、振れ補正ユニット10はアンロック状態となる。ステップS11の処理が終了したならば、図8の処理を終了する。
一方、ステップS10でNOと判定された場合には、すなわち、補正制御スイッチSW2がオン操作されない場合や、補正制御スイッチSW2がオンされてステップS11の処理が実行された後には、ステップS10からステップS12へ進む。ステップS12では、手振れ補正制御の終了を指示するオフ信号が発生したか否かを判定する。
例えば、電源スイッチSW1がオンされてから補正制御スイッチSW2がオン操作されていない場合には、ステップS12でNOと判定されてステップS14へ進む。いずれの場合にも、ステップS12に進んだ時点では振れ補正ユニット10はロック状態になっているので、ロック状態が維持される。
また、ステップS11の処理が実行された後にステップS10からステップS12へと進んだ場合には、すなわち、補正制御スイッチSW2がオンされて振れ補正ユニット10がアンロック状態とされた後に、ステップS10からステップS12へと進んだ場合には、振れ補正ユニット10はアンロック状態になっている。そして、補正制御スイッチSW2がオフされるとステップS12でYESと判定され、ステップS12からステップS13へと進む。一方、補正制御スイッチSW2のオン状態が継続されている場合にはステップS12でNOと判定され、アンロック状態を維持した状態でステップS14へ進む。
ステップS12でYESと判定されてステップS13に進んだ場合には、駆動リング82を図6(b)の最小絞り位置からさらに角度θ3だけ往復駆動させて、係止連動ピン13をアンロック位置13Bからロック位置13Aへと駆動する。ステップS14では、振れ補正ユニット10がロック状態か否かを判定する。ロック状態と判定されるとステップS15へ進み、アンロック状態と判定されると図8の一連の処理を終了する。
ステップS15では、ロック後、衝撃等により補正レンズ12がロック位置から所定量以上のズレが発生したか否かを判定する。補正レンズ12の位置ズレ量の検出は図2に示したPSD104および発光素子105により行われ、PSD104におけるスポット光の入射位置の変化に基づいて検出されるズレ量が所定量以上か否かを判定する。ステップS15でズレが発生していないと判定されると、図8の処理を終了する。一方、ステップS15でズレが発生したと判定されるとステップS16に進み、ステップS11と同様な動作を行って振れ補正ユニット10のロックを解除し、アンロック状態とする。
ステップS17では、図2の駆動装置14を制御して補正レンズ12を光軸中心にセンタリングする。そして、ステップS18において、駆動リング82をステップS13と同様に回転駆動して振れ補正ユニット10をアンロック状態からロック状態へと変更したならば、図8の処理を終了する。
振れ補正制御オフ時(ロック状態)に、補正レンズ12のロック位置が衝撃等により変化してしまうと、補正レンズの中心が光軸からずれてしまうので、光学性能の低下をまねくおそれがある。しかし、図8の制御では、ステップS15からステップS18までの処理を行うことにより、ロック位置からずれた補正レンズを正常な位置にセンタリングするようにしているので、上述したような不具合が生じるのを防止することができる。なお、図8のフローチャートにおいて、さらにステップS10では、スリープ状態から非スリープ状態への移行が検出され、ステップS12では、非スリープ状態からスリープ状態への移行が検出される構成とすれば、カメラのスリープモードに対応させることもできる。
図9はロック・アンロック機構に関する変形例を示す図である。一端に係止部材20が固設された係止作動バネ板30は、軸31を軸として矢印R10のように揺動可能に保持枠103に設けられている。係止作動バネ板30には線バネ32が設けられていて、線バネ32の弾性力により、係止部材20が固設されている側が上方に持ち上がるように付勢されている。すなわち、図9に示す状態では、係止部材20は補正レンズのレンズ枠101に当接しておらず、振れ補正ユニット10はアンロック状態となっている。
係止連動ピン13が設けられた係止作動レバー33は軸34を中心に回転可能に設けられている。係止作動レバー33には、挿入部33aと、保持枠側に突出する凸部33bとが形成されている。上述した駆動リング82により係止連動ピン13が矢印R11方向に駆動されると、挿入部33aが係止作動バネ板30と保持枠103との間に挿入される。その結果、係止作動バネ板30が揺動して係止作動バネ板30の係止部材20が設けられた側が下がり、係止部材20がレンズ枠101に当接する。このとき、係止作動バネ板30が弾性変形し、係止作動バネ板30の弾性力によって係止部材20が保持枠103に押圧される。すなわちロック状態となる。
ロック状態では、凸部33bが保持枠103に形成された凸部103dを図示左側に乗り越え、係止作動レバー33がロック位置に保持される。また、ロック状態から係止連動ピン13を矢印R12方向に駆動すると、凸部33bが凸部103dを図示右側に乗り越え、挿入部33aが係止作動バネ板30と保持枠103との間から引き抜かれる。その結果、係止作動バネ板30が線バネ32により揺動駆動され、係止部材20がレンズ枠101から離れてロックが解除される。なお、絞り8の駆動リング82による係止連動ピン13の駆動機構については、上述した実施の形態と同様であるので説明を省略する。
上述したように、本実施の形態では、絞り8を駆動するための駆動装置15によって、手振れ補正ユニット10のロック・アンロックが行われるため、従来のようにロック・アンロック専用の駆動装置を必要としない。その結果、コストアップを抑制できるとともに、レンズ鏡筒やカメラが大型化するのを防止できる。
なお、上述した実施の形態では、レンズ鏡筒一体式のカメラを例に説明したが、本発明は交換レンズ式のカメラに用いられるレンズ鏡筒にも適用することができる。その場合、制御部16はカメラ側に設けても良いし、レンズ鏡筒側に設けても良い。係止連動ピン13の駆動に虹彩絞りの駆動リング82を用いたが、虹彩絞りに限らず種々の絞りにも本発明は適用できる。例えば、ターレット式の絞りの場合には、ターレットの回転駆動により係止連動ピン13を駆動すれば良い。
また、絞りユニット9にシャッタが含まれるような構成とした場合、シャッタのシャッタ羽根を駆動する駆動部材を用いて係止連動ピン13を駆動するようにしても良い。レンズシャッタの場合、絞り兼用のシャッタ羽根を用いて絞りとシャッタとの両機能を有するものがある。そのような場合も、レンズシャッタユニットに設けられたシャッタ羽根を駆動する駆動リングにより、手振れ補正ユニット10の係止連動ピン13を駆動すれば良い。
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、絞り羽根83は開口形成部材を、絞りユニット9は開口ユニットを、駆動リング82および駆動装置15は駆動部を、係止連動ピン13,係止作動レバー21,33,係止作動バネ板19,30および係止部材20はロック・アンロック機構を、制御部16は選択手段を、レバー82a,82bはロック切換手段を、ポジショニングセンサ104,発光素子105は検出器を、駆動装置14,ロッド14aおよび付勢部材106はセンタリング機構を、補正制御スイッチSW2は補正指示スイッチをそれぞれ構成する。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、上述した実施の形態では撮像素子を用いた撮影装置(カメラ)を例に説明したが、例えば、フィルムを用いた撮影装置に対しても適用することができる。
本発明による手振れ補正光学系のロック・アンロック機構の一実施の形態を示す図であり、カメラの撮影光学系の概略構成を示す断面図である。 手振れ補正ユニット10、絞り8およびそれらの制御系を示すブロック図である。 手振れ補正ユニット10のロック・アンロック機構の部分を拡大して示した斜視図である。 図3の係止作動レバー21および係止作動バネ板19の部分を示す平面図であり、(a)はロック状態を、(b)はアンロック状態をそれぞれ示す。 係止作動レバー21および係止作動バネ板19の部分の断面を示す模式図であり、(a)はロック状態を示し、(b)アンロック状態を示す。 図6は、係止連動ピン13と駆動リング82のレバー82a,82bとの関係を示す図であり、(a)は開放絞り位置を、(b)は最小絞り位置をそれぞれ表している。 第1の制御例を示すフローチャートである。 第2の制御例を示すフローチャートである。 ロック・アンロック機構の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 カメラ
2 撮像素子
3 レンズ鏡筒
4〜6,101 レンズ枠
7 シャッタ
8 絞り
9 絞りユニット
10 手振れ補正ユニット
12 補正レンズ
13 係止連動ピン
13A ロック位置
13B アンロック位置
14,15 駆動装置
16 制御部
19,30 係止作動バネ板
20 係止部材
21,33 係止作動レバー
21a,33a 挿入部
32 線バネ
81 固定リング
82 駆動リング
83 絞り羽根
82a,82b レバー
103 保持枠
104 ポジショニングセンサ
105 発光素子
106 付勢部材
L1〜L5 レンズ
SW1 電源スイッチ
SW2 補正制御スイッチ

Claims (4)

  1. 開口を形成する開口形成部材および前記開口形成部材を駆動して前記開口の開閉動作を行わせる駆動部を有する開口ユニットと、
    前記開口ユニットに隣接して設けられ、手振れ補正光学系を移動することにより手振れを補正する手振れ補正ユニットと、
    前記手振れ補正光学系の位置の固定および固定解除のいずれかを選択的に行うロック・アンロック機構と、
    前記駆動部の駆動力を前記ロック・アンロック機構に伝達するロック・アンロック動作および前記開口開閉動作のいずれかを選択する選択手段と、
    前記駆動部の前記ロック・アンロック動作により、前記ロック・アンロック機構の固定状態と固定解除状態との切り換えを行うロック切換手段とを備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
    前記固定状態における前記補正光学系の位置の変化を検出する検出器と、
    前記固定解除状態において前記補正光学系を光軸中心にセンタリングするセンタリング機構と、
    前記検出器により検出された位置の変化が所定量以上のときに、前記ロック・アンロック機構を固定解除状態にして前記センタリング機構によるセンタリングを行わせる制御部とをさらに備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒を備える撮影装置であって、
    前記制御部は、カメラ電源のオフ動作と連動して前記ロック・アンロック機構を固定状態に切り換え、前記カメラ電源のオン動作と連動して前記ロック・アンロック機構を固定解除状態に切り換えるように前記ロック切換手段を制御することを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1または2に記載のレンズ鏡筒と、
    前記手振れ補正ユニットによる手振れ補正動作の作動・非作動を指示する補正指示スイッチとを備える撮影装置であって、
    前記制御部は、前記補正指示スイッチの作動指示により前記ロック・アンロック機構を固定解除状態に切り換え、前記補正指示スイッチの非作動指示により前記ロック・アンロック機構を固定状態に切り換えるように前記ロック切換手段を制御することを特徴とする撮影装置。
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