JP2010019430A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に対する視認性をさらに向上させ、使用者に違和感を抱かせることのない空気調和機を提供する。
【解決手段】 空気の状況を検知する検知センサと、検知センサによる検知結果を表示する表示部と、表示部を制御する制御手段とを備え、表示部は、異なる色で発光する複数の発光素子を表示ブロック単位として、複数の表示ブロックを備え、各表示ブロックは空気の状況を示す方向に配列され、制御部は、前記検知センサの検知結果に応じて、各表示ブロック毎に複数の発光素子中、少なくとも1つの色の発光素子を駆動する空気調和機とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、使用者に装置の動作状況等の種々の情報を知らせる表示装置にかかり、特に動作状況を容易に使用者に視認できるようにした表示装置、またその表示装置により空気調和機における空気を調和する状況を使用者に視認できるようにした空気調和機に関する。
室内の空気には、塵埃や花粉、タバコの煙や呼気等といったように、人に不快又は有害とされる様々な物質が含まれている。近年では、住宅が気密化されていることから、そのような有害な物質が室内に滞り易い。そのため、室内の窓を適宜開放して自然換気を行っている。しかし、最近の大気汚染のひどい地域や、花粉症を患っている人が居る家庭や職場では、自然換気を思うように行えないのも実情である。このような状況下で、空気の浄化を行う空気浄化機能を備える空気調和機でもある空気清浄機が注目され広く普及するようになった。
また、室内環境の快適性を総合的に考慮するならば、室内に浮遊する塵埃やハウスダスト、雑菌、花粉等に対処する他、さらにはストレスや疲労の回復等、多面的な対応が求められている。これらを満足するためにも空気中に浮遊する塵埃やハウスダスト、雑菌、花粉等を取り除く空気清浄機には、人をリラックスさせイオンを発生させるイオン発生機能をも合わせ持つようなってきた。このイオンを利用し、さらに細菌等を除菌、殺菌できるようにもなってきた。
上記の空気清浄機において、さらに室内で爽快に過ごすためには、室内環境を整えることも必要となる。その一つの要因としては、湿度が大きく左右する。この湿度は、一般的に40〜60%が適湿といわれている。湿度が低いと、ウィルスなどの活動が活発になり、風邪の原因ともなる。また、湿度が高すぎると、不快感、湿気によるカビの発生の原因となる。これらの問題を解消するために加湿装置は非常に有効なものとなる。そのため、上記空気清浄機等に加湿機能を付加し、更なる快適性の向上を図るものが提案され、一般的に普及している。
以上のような空気清浄機において、空気を浄化する状況を表示装置を用いて表示させるものが提案されている。例えば、空気の汚れを検知するための光電式粉塵検知器を備え、該検知器の検知状況に応じて空気中の汚れ度合いを表示する表示装置を設けている。この空気清浄機が動作することで、動作開始時に検知された空気の汚れ度合いに対応した当初の汚れ表示に対し、空気が清浄化されていくことで、検知状況の変化に対応し表示形態を変えるようにしている。これは、粉塵等による空気の汚れ度合いだけでなく、タバコやその他の臭いによる空気の汚れを清浄化する状況も同様にして表示できる。このような表示装置を備えるものとして、例えば特許文献1、2に記載された空気清浄機が提案されている。
特許文献1記載の空気清浄機によれば、表示装置として、帯状に配列した2色発光のLEDを多数設け、このLEDの点灯色や点灯数を変えることで、空気の汚れ度合いを表示している。
また、特許文献2は、「緑色」「琥珀色」「赤色」の表示素子(ランプ)を設け、空気の浄化状態を、1つの表示素子を点灯させて空気の浄化状態を表示させている。空気の浄化状態を表示させているときに、空気の浄化が進むと、進んだ方向の色を一定時間点滅させ、その後、点滅した色の表示素子を点灯させ、その他の色の表示素子を消灯させている。そのため、点滅している状態を目視することで、浄化の状態が変化している状態を把握できる。
特許第3666939号公報 特開2000−283533号公報
以上、特許文献1および2に記載のものにおいては、空気清浄機が動作することで、粉塵検知器の検知状態に応じて、室内空気の清浄化状態を表示するようにしている。
例えば、特許文献1記載の空気清浄機によれば、粉塵の検知結果に応じて複数のLEDの発光色を一端部より変えていくようにしている。そのため、空気の汚れがない場合と、汚れが最大の場合の表示状態を容易に認識できる。しかし、汚れ状態に応じて、単に発光されるLEDの個数が帯状に変化するだけであるため、汚れ状態が中間段階にある場合には、その表示状態を視認しても、現在の汚れ状態の違いをすばやく、明確に認識することができなかった。また、空気清浄機が動作していても、LEDの個数が変化するだけで、実感として浄化していく状態を十分に使用者に伝えることができていない。
とくに、人間の官能に結びつきやすい空気中の臭いについてはその感じ方に個人差が比較的小さく、人間の官能と臭いの検知結果の表示とがほぼ整合し、違和感を抱くことは少ない。しかし、人間の官能に結びつきにくい空気中の埃については、その感じ方に個人差が大きく、人間の官能と埃量検知結果の表示にずれが生じやすい。そのため、埃量による汚れ状態の表示について、その中間段階の表示を容易に認識できなければ、ユーザ(使用者)は空気が清浄化される経緯を容易に把握することができず、空気清浄機能が正常に働いているかどうか疑問を抱くということがある。
一方、特許文献2によれば空気清浄機が動作しているときに、浄化が進むと、今まで点灯していた発光素子とは別の発光素子を点滅させ、その後点滅させていた発光素子を点灯させ、今まで点灯していた発光素子を消灯させている。この場合、点滅させることで使用者に注目させる点での効果が増すものの、浄化が進む経過を逐次、使用者に表示させることができない。つまり、空気の汚れ具合の方向性が認識できるとしても、徐々に浄化されていく過程を表示にて使用者に理解させることはできない。
以上のように従来の空気清浄機の表示装置によれば、表示を目視しても、空気が浄化していく過程を充分に視認することができず、単に奇麗になっていくといったことが表示により漠然と理解できるだけであるため、実際に空気が浄化されていく状況と、表示内容との間で使用者が認識する感覚に大きなずれが生じ、空気清浄機能が正常に働いているかどうか疑問を抱くということがあった。そのため、表示装置を設けても、使用者に訴える役割が、充分に発揮させるに至っていないのが現状である。従って、現状での表示装置は、使用者に対し空気清浄機により部屋全体に対する汚れの度合いが少なくなっていく様を充分に表現できておらず、空気の浄化度合いを違和感なく実感することができなかった。
以上のように従来の空気清浄機による空気の浄化状態を表示させる装置においては、異なる色の表示素子の組合せにより浄化されていく方向性、また段階的に浄化されていく形態で表示させることができる。しかし、使用者に空気清浄機が動作している状況を、分かりやすくアピールできているとは思えない。すなわち、特許文献1によれば、汚れ状態を示す表示素子の個数の変化で、ある程度段階的な汚れ具合を認識できるとしても、表示素子の個数の変化が、小さい場合には一見するだけでは変化前後の状況を識別し難いため、汚れ具合の程度の違いを素早く認識することは難しく、今の表示段階での状況を使用者に充分にアピールできているとは思えない。
また、特許文献2によれば、空気の汚れ度の移行状態を使用者に知らせることができるとしても、空気清浄機が設置された部屋全体での空気の浄化状態を充分に表示させることはできない。
このように、空気の浄化状態の変化の途中の段階が容易に認識できないと、使用者は空気清浄機能が正常に働いているかどうか疑問を抱くということがあった。
本発明においては、使用者が表示装置を目視することで、表示内容が変化していく状況を容易に認識できる表示形態を提供する。
また、本発明によれば、使用者に表示内容を目視する注目度を上げる表示形態を提供するものである。特に、変化状況を変化に富んだ表示形態で表示させ、注目度を上げるようにしている。さらに、本発明によれば、使用者が表示内容を見ることで状況の変化の方向性だけでなく、全体に対する度合い(割合)を容易に認識でき、表示装置としての役割を充分に発揮できる装置を提供するものである。また、本発明は、空気調和機に上述した本発明の表示装置を用いることで、空気の調和状況を逐次表示でき、装置が正常に動作している状態を使用者に認識できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、上述した表示装置を空気調和機に適用することで、空気調和機が動作していることによって空気が清浄化されていく状況を、表示装置により使用者に分かりやすく、容易に視認可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る空気調和機は、空気の状況を検知する検知センサと、検知センサによる検知結果を表示する表示部と、表示部を制御する制御手段とを備え、表示部は、異なる色で発光する複数の発光素子を表示ブロック単位として、複数の表示ブロックを備え、各表示ブロックは空気の状況を示す方向に配列され、制御部は、検知センサの検知結果に応じて、各表示ブロック毎に複数の発光素子中、少なくとも1つの色の発光素子を駆動させるものである。
また、本発明に係る空気調和機は、各表示ブロックごとの発光素子の駆動態様や発光色を変化させて、空気の状況を表示するものである。
本発明の表示装置を備えた空気調和機によれば、室内空気の汚れ状況等の変化を分かりやすく表示することで使用者に対する視認性を向上させることが可能となり、使用者に空気調和機の運転状況、空気の状態等を分かりやすく知らせることができる。
また、本発明の空気調和機によれば、種々の態様等を付加することで、以下に記述する種々の効果を奏することができる。
以下、図に基づき本発明の実施の形態を説明する。ここでは、空気清浄機に備えられる表示装置を例に説明するが、空気清浄機に限定されるものではなく、空気を取り込んでその空気の状態を調整する除湿機、加湿機、冷房機、暖房機、あるいはこれらの機能を複数備えた装置など、空気調和機全般に適用が可能である。加えて、表示装置を備える装置全般に適用できることはいうまでもない。例えば、装置本体の動作状況等を把握するための表示装置や複数のレベル表示を行う表示装置等に適用できることは勿論である。
図1は、本発明による空気清浄機本体の外観を示す正面視の斜視図である。また図2は、図1に示す空気清浄機の中央部より切断した側面断面図を示し、図3は空気清浄機の空気の流れを説明するために模式的に示した断面図である。
まず、図1において空気清浄機の概要を説明する。空気清浄機1は、室内の適所に配置されて運転される。適所としては、室内の床上、また壁に掛けられたりする。この空気清浄機1は、ベース11の支持により筐体10が立設されている。筐体10の前面は、前面パネル12により覆われている。筐体10の背面には、図2に示すように外部の空気を取り込む吸気口10aが形成されている。また筐体10の上面後方部には吹出口10dが形成されている。筐体10の上面前方部には、ユーザ(使用者)が操作を行うための操作パネル13が設けられている。また筐体10の側面部には、着脱することが可能な給水タンク15が装着されている。また前面パネル12には室内空気の状況を表示するための本発明における空気モニター表示パネル(表示装置)14が設けられている。この空気モニター表示パネル14については、後に詳細に説明する。
操作パネル13には、電源をオン/オフするための電源ボタンや、空気浄化機能の運転設定を行うための空気浄化設定ボタンや、加湿機能の運転設定を行うための加湿設定ボタンや、イオンの放出をオン/オフするためのイオン放出ボタン、発生させるイオンの種類を切り替えるイオン切替ボタン、空気モニター表示パネル14の表示/非表示を切り替える表示切替ボタン等の操作ボタンと、操作されたボタンに応じて空気清浄機の動作状態を表示するため表示部が設けられている。この表示部は、電源ボタンのオン/オフ操作に対応し点灯/消灯で表す電源表示、空気浄化運転ボタンや加湿空気浄化運転ボタンの操作に従った運転モードを選択し、運転モード等の運転状況を示す表示部、運転モードの風量を切り替えるボタン等が設けられている。
例えば、空気浄化設定ボタンや加湿空気浄化運転ボタンが押され、空気浄化運転モードや加湿空気浄化運転モード等にて動作を行い、風量切替ボタンが押される度に、風量自動、風量弱、風量強といったように空気浄化の運転モードが切り替わる。このように切り替わった運転モードを表示する表示部等が設けられている。
次に、筐体10の内部の構造について図2及び図3を参照して説明する。筐体10の内部には、吸気口10aと吹出口10dを連通する通風路が形成されており、その通風路中には通風するための送風機3の一部が設けられている。上記通風路は、送風機3の一部を境にし、吸気口10aと送風機の一部との間が吸気風路10bとして、送風機の一部と吹出口10dとの間が排気風路10cとして構成されている。
上記吸気風路10bには、吸気した空気を浄化するための空気清浄フィルタ2が設けられている。つまり、筐体10の背面に対応して設けられている吸気口10aに対応した位置に空気清浄フィルタ2が配置されている。従って、送風機3が駆動されることで、吸気口10aより空気が吸い込まれ、空気清浄フィルタ2を通過する。この空気は、吸気風路10bを通り、排気風路10cを経由し吹出口10dより吹き出される。そして、図2に示すように、排気風路10cには、イオン発生器16が設けられている。そのため、イオン発生器16が動作すれば、イオン発生器16で生成されたイオンが、吹出口10dから外部に吹き出される空気と共に放出される。
上記送風機3は、モータ3aとファン3bとを有している。送風機3を構成するファン3bは、上記通風路中に配置されており、該ファン3bを回転させることにより、上記吸気口10aを介して空気を取り込み、吹出口10dより空気を吹き出す。
吸気口10aと空気清浄フィルタ2の間、つまり空気清浄フィルタ2の上流側には、図2、図3に個々に示していないが温度センサ41、湿度センサ42、埃センサ43、臭いセンサ44といったセンサ類17(図2参照)が適所に設置され、室内の空気の状況を検知している。温度センサ41は室内空気の温度を検出し、湿度センサ42は室内空気の湿度を検出する。埃センサ43は発光素子と受光素子からなり、室内の空気中に浮遊する塵埃等の粒子を検出する。臭いセンサ44は金属酸化物からなるセンサ表面にガスが吸着すると抵抗値が変化することを利用した半導体ガスセンサであって、室内空気中の臭い成分を検出する。センサ類17の検知結果は、後に詳述する空気モニター表示パネル14に表示される。なお、上記埃センサ43、臭いセンサ44等は、従来より周知のものであって、本発明において特別な構成を有するものではない。
上記空気モニター表示パネル14には、図5に示すように現在の湿度レベルを表示する湿度モニター51と、ニオイのレベルを表示するニオイモニター52と、埃・ハウスダストのレベルを表示するハウスダストモニター53と、後述するイオン発生器の運転状況を表示するイオンモニター54と、ハウスダストモニター53が動作している状態を表示するハウスダストモニターマーク表示部55とを有している。この空気モニター表示パネル14は、空気清浄機1本体の前面パネル12に設けられているため、就寝時等、室内を暗い状態にしたい場合、その表示が邪魔になることがある。その場合は、操作パネル13に設けられた表示切替ボタンを操作することにより、空気モニター表示パネル14の表示素子を消灯し、非表示にすることができる。
このように、操作ボタンや運転状況を表示する操作パネル13とセンサ類17の検出値に基づいて現在の空気の状況を表示する空気モニター表示パネル14を区分けして、別々に表示することにより、ユーザ(使用者)は知りたい項目を容易に視認でき、すばやく必要な情報を入手することが可能となる。また上記のように区分けして表示するため、それぞれの表示に要するスペースが小さくなるため、操作パネル13、空気モニター表示パネル14を配置する際の自由度が向上し、デザイン性が向上する。
一方、上記吸気した空気を浄化するための空気清浄フィルタ2は、筐体10に着脱可能に装着されている。例えば、吸気口10aを構成する背面部が筐体10に対して着脱可能となっており、この背面部を取り外すことで空気清浄フィルタ2を着脱できる。また、空気を浄化(清浄)するための空気清浄フィルタ2は、例えば、所定の枠内に、空気の吸い込み側から順に、空気中の大きな塵埃を捕集するプレフィルタ、活性炭等を用いて空気中の脱臭を行う脱臭フィルタ、および空気中の塵埃を捕集する集塵フィルタが組み込まれた3層構造になっており、吸気口10aから取り込まれた空気中に含まれる塵埃や臭い成分が除去される。
空気清浄フィルタ2を通過した空気は、筐体10の下部に設けられた加湿ユニット18に流入する。加湿ユニット18は、空気清浄フィルタ2と送風機3のファン3bとの間の吸気風路10b中に設けられている。加湿ユニット18は着脱可能に装着された給水タンク15と、貯水容器5と、吸水フィルタ7と、内部に吸水フィルタ7を保持する回転ドラム4と、回転ドラム4を回転駆動する駆動機構9とにより構成されている。
上記貯水容器5の一端には、図1に示す給水タンク15を装着するためのタンク装着部が設けられている。給水タンク15は、内部に貯水可能な箱型容器であって、タンク装着部に装着されることにより、貯水容器5に対して給水を行い、貯水容器5にはほぼ一定量の水が貯水されるようになっている。
貯水容器5の側壁には、一対のアーム6が互いに対向して設けられており、該アーム6によって、回転ドラム4の回転軸が支持されている。また、吸水フィルタ7は、吸水性を有する材質、例えばポリスチレン発泡体から形成され、回転ドラム4内に保持され、該回転ドラム4が回転することで回転される。上記アーム6に支持された回転ドラム4の最下部は、貯水容器5の底面から僅かに離れた位置になるように配置されており、回転が阻害されることはない。
また、上記駆動機構9は、駆動ギア94とローラ95aを有している。ローラ95aの下部は、回転ドラム4に接触しており、駆動機構9の駆動モータのモータ軸が上記駆動ギアと連結されている。そのため、駆動軸が回転することにより、駆動ギア94が回転し、ローラ95aが回転される。そして、ローラ95aと接触している回転ドラム4が回転される。
駆動機構9が回転ドラム4を回転させることにより、回転ドラム4に保持される吸水フィルタ7も回転し、それに伴い吸水フィルタ7の下部が、順次、貯水容器5の水に浸かることにより、吸水フィルタ7全体が湿潤する。そして、吸水した吸水フィルタ7を吸気された空気が通過することにより、空気が加湿される。これにより、設定された湿度状態に空気を加湿することができる。
また吸水フィルタ7は、回転ドラム4の空洞の円筒部に対応して、ほぼ円筒状に形成されているが、円周部の一部が切り欠かれた形状になっている。すなわち、部分的に半径方向の長さが短くなった非浸漬部が形成されている。切り欠かれた部分の大きさ、つまり回転ドラムの回転中心から非浸漬部の周端までの長さは、回転ドラムの回転中心から貯水容器の水面までの距離よりも短くなるように設定されている。従って、回転ドラム4が回転され吸水フィルタ7の非浸漬部が下向きになった状態では、貯水容器5内の水に、吸水フィルタ7が浸からないようになっている。
よって、操作パネル13の操作ボタンにより加湿切モードに設定された状態や、湿度が高いため加湿をしない場合には、吸水フィルタ7の非浸漬部が下向きになる位置で回転ドラム4が停止される。この状態では、吸水フィルタ7が貯水容器5の水に浸からず吸水することはないため、加湿ユニット18を通過する空気は加湿されることがない。このように、回転ドラム4の回転および停止を切り換えることにより、加湿するかしないかを切り換えることができる。
さらに、空気清浄機1の排気風路10cに設けられているイオン発生器16は、対向配置された放電電極間に高電圧を印加し、放電させることにより、イオンを排気風路10cに放出する。イオン発生器16は発生させるイオンの種類を切り換えることができ、プラスイオンのみ、マイナスイオンのみ、またはプラス及びマイナスイオンを発生させることが可能である。発生させるイオンは、操作パネル13に設けられたイオン切替ボタンを操作することにより、自由に設定、選択することができる。
プラスイオンおよびマイナスイオンを含む空気が吹出口10dから放出されることにより、室内の殺菌や臭いを除去したり、マイナスイオンのみを放出してリラクゼーション効果を得たりすることができる。このように、吹出口10dに通じる排気風路10cに、イオン発生器16を配置することにより、送風機3との衝突によるイオンの消滅を防止することができる。なお、イオンを発生する電極のみを排気風路10cに面して配置し、イオン発生器16自体(電源部など)については、別の位置に配置してもよい。
以上空気清浄機1の構成について説明した。この空気清浄機1について、続いて図4を参照し、上述した空気の浄化、またイオンを含む空気の放出、さらに空気清浄機1の動作を制御し、また制御状況や空気の状態を表示するための本発明に係る表示装置の表示状態を制御する制御回路について説明する。図4は、空気清浄機1の動作にまつわる主要構成をブロック図で示す。空気清浄機1の全体の動作は制御部40によって制御される。制御部40には、加湿に係る回転ドラム4を回転させるための駆動機構9を動作させる駆動機構制御回路45、空気の流れを作る送風機3のモータ3aの回転動作を制御するファンモータ駆動回路46、及び、必要なイオンを放出するイオン発生器16を駆動制御するイオン発生器駆動回路47が接続されている。制御部40には、また温度センサ41、湿度センサ42、埃センサ43、臭いセンサ44といったセンサ類17が接続され、各センサによる検出値は、制御部40に送られる。
駆動機構制御回路45、ファンモータ駆動回路46、イオン発生器駆動回路47には、操作パネル13上の各種操作ボタンからの入力操作や、また温度センサ41、湿度センサ42、埃センサ43、臭いセンサ44からの検出値に基づいて制御する制御部40から指令が送られる。これにより、駆動機構制御回路45、ファンモータ駆動回路46、イオン発生器駆動回路47を介して駆動機構9、送風機3、イオン発生器16が駆動される。
埃センサ43は、先に説明したように受光素子と発光素子が備えられており、この受光素子は、発光素子が発する光を、外気を介して受光する。またそのときの受光素子における照度が検出されるようになっている。ホコリが多いほど受光素子で検出される照度は小さくなることから、空気中のホコリの量を間接的に検出することが可能となっている。
臭いセンサ44は、外気に触れるように所定の酸化物半導体が設けられており、この酸化物半導体の表面に臭気を有するガスが吸着・反応することにより生じる電気抵抗変化を検出するものである。これにより、臭気を有するガスの濃度を検出することが可能となっており、ひいては、空気中における臭いの強さを間接的に検出する臭気センサとしての機能を果たすことが可能となっている。
また、制御部40には、操作パネル13に設けられている各種運転モードを選択操作するための各種操作ボタン48、該操作ボタンの操作状態や運転モード等の状態等を表示する動作表示素子49、および空気モニター表示パネル14による空気の浄化状況の表示を行うためのモニター表示素子50がそれぞれ接続されている。操作パネル13の操作ボタン48は、先に説明したように電源をオン/オフするための電源ボタン、空気浄化機能の運転を行うための空気浄化運転ボタン、加湿空気浄化機能の運転を行うための加湿空気浄化運転ボタン、風量の強さを切り替える風量ボタン、イオンの放出をオン/オフするためのイオン放出ボタン、発生させるイオン種を切り替えるイオン切替ボタン、また空気モニター表示パネル14の表示/非表示を切替える表示切替ボタン等が含まれる。
操作パネル13上に設けられる動作表示素子49は、電源ボタンの操作に従った電源のオン/オフを点灯/消灯で表す電源表示用LED、空気浄化設定ボタンの操作に従った空気浄化の運転モードを点灯で表す空気浄化運転モード表示用LED、加湿空気浄化運転ボタンの操作に従った加湿の運転モードを点灯で表す加湿運転モード表示用LED、風量の強さを示す表示用LED、発生させるイオン種を示す表示用LED等が含まれる。そして、本発明の表示装置である空気モニター表示パネル14のモニター表示素子50は、空気の浄化状況を表示するための後で詳細する複数の発光素子であるLEDから構成される。なお、ここでは操作パネルおよび表示パネルの表示にLEDを用いて説明しているが。LED以外の発光素子を用いてもよい。
ここで、操作パネル13上の各種操作ボタン48、例えば空気浄化機能や加湿空気浄化の運転選択を行うための空気浄化運転ボタン及び加湿空気浄化運転ボタンや風量を切り替えるボタンが押される度に、風量自動、風量弱、風量強といったように風量モードが切り替わり、そのモードを示すLEDが駆動され、運転モードや風量設定が表示される。そのため、使用者の操作に従った操作ボタン48からの入力は、制御部40に送られ、そのモードに応じた制御が実行されると同時に、その動作モードが動作表示素子49によって表示される。
そして、制御部40は、操作パネル13とは別に設けられた空気モニター表示パネル14のモニター表示素子50である複数のLEDを、各種センサ類17の検知状況に応じて駆動制御する。このモニター表示素子50は、図5〜図12を参照して後で詳細する現在の湿度を数値で表示する湿度表示部31、臭いの強さを表示するニオイ表示LED32、埃やハウスダストのレベルを表示するハウスダスト表示LED33、イオン発生のオン/オフを点灯/消灯で表示するイオン発生表示LED34、ハウスダストモニターマーク表示LED35から構成される。
以上説明した動作表示素子49、モニター表示素子50の各種LEDは、制御部40からの指令に従って点灯/消灯する。それらのうち湿度表示部31は、湿度センサ42からの検出値に基づき、ニオイ表示LED32は臭いセンサ44の検出器に基づき、ハウスダスト表示LED33は埃センサ43の検出値に基づき、イオン表示LED34はイオン発生器16の動作に対応して、駆動制御される。
次に空気モニター表示パネル14である本発明の表示装置の構成について詳細に説明する。本発明の表示装置は、先にも簡単に説明したが、センサ類17による空気のモニターリング結果を表示し、その表示内容により、空気の状況を容易に把握できるように視認性を向上させるようにしたものである。
センサ類17は、本発明における空気の状況を検知するものであって、以下のように埃センサ43による空気の状況変化を検知し、ハウスダストモニター53によってその状況を表示させるようにしている。温度センサ41、湿度センサ42、臭いセンサ44等で検知した結果を表示するモニターとして使用しても、使用者に分かりやすい表示が可能であるが、以下では、埃センサ43の検知結果の表示を例として説明する。
図5は、先にも簡単に説明したが表示装置に係る空気モニター表示パネル14の構成を説明するためのものである。空気モニタ表示パネル14は、湿度モニター51、ニオイモニター52、煙り、花粉、ホコリ等による空気の汚れ度合いを表示するためのハウスダストモニター53、イオン発生状況を表示するイオンモニター54、またハウスダストもモニター53が動作している状態を表示するハウスダストモニターマーク表示部55から構成される。図5は、空気モニター表示パネル14の前面に配置され透過部材を構成する透過シート85を示す。該透過シート85の背面部分には、後で詳述する各種表示に用いる発光素子であるLED(32,33,34,35)が、配置されており、これらLEDを用いて表示を行っている。また、湿度モニター51に対応して数値を表示するLED等からなる湿度表示部31が配置されている。
図5によれば、透過シート85内に黒で示した部分(図面上では黒で印刷した部分/ただし符号は除く)は、光を透過する透光部であり、それ以外の白地部分が遮光部であり、その部分が遮光処理されている。例えば、透明なシートに図5に示す白地部分を黒色印刷することで構成される。
まず、透過シート85のハウスダストモニター53は、埃センサ43の出力電圧状態に応じてハウスダストのレベルを表示するためのものである。本発明においては、レベルを視認しやすくするために、ダイヤ(ひし形)形状の透光部(53A−r〜53D−g)を12個、直線的にほぼ等間隔に並べている。また、各透光部は、連続する3個を一組(1ブロック)として区分しており、本発明ではA〜Dの4組の表示ブロックに区分している。つまり、Aブロックを第1表示ブロック53Aとし、Bブロック、Cブロック、Dブロックを、それぞれ第2表示ブロック53B、第3表示ブロック53C、第4表示ブロック53Dに区分している。これら各ブロックのそれぞれの透光部(53A−r〜53D−g)は、各ブロック毎に大きな隙間を設けることなく連続的に形成されており、全長としてコンパクトにまとめるようにしている。これにより、表示パネル全体の大きさをコンパクトにしている。また、各ブロックの3個の透光部には、上部が緑色(g)、中央部が黄色(y)、下部が赤色(r)の後に説明するLEDが対応して設置されている。図5において便宜上、各透光部には、それぞれの色が付けられていないが、各色のLEDに対応させて、符号53A−r〜53D−gで示している。
次に、ニオイモニター52について説明する。ニオイモニター52には、一例として同心円とした3重円の透光部が形成されており、ニオイの状況を表示するようにしている。ニオイモニター52には、1つのLEDが対応して設けられ、ニオイの検知状況に応じて色が変化し、透光部を通して表示する構成となっている。このニオイモニター52の透光部は、3重円でなく、その他の形状、例えば多角形、楕円形等、3重でなく、1重等、種々のもので対応できる。ニオイモニター52としては、ハウスダストモニター53の透光部とは異なる形状とすることで、表示形態が異なり、その表示対象となる区別が明確化する。つまり、同一形状であれば、ハウスダストモニターの延長と誤認され、使用者に間違った表示を提示し、視認性が悪くなることが考えられる。そのため、異なる形状とすれば、誤認が軽減でき、また視認性を更に高めることができる。
続いて、湿度モニター51は、横長の長方形で囲った部分が透光性となっており、その背面に湿度センサで検知した湿度値を表示する湿度表示部31が配置されている。そのため、湿度センサで検知された湿度が湿度モニター51で表示され、使用者が読み取ることができる。上記湿度表示部31は、2桁の日文字にて数値を表示できるLEDであってもよいが、液晶表示装置で構成されたものであってもよい。要するに、湿度を表示できる表示部であれば、数値を表示するものでなくてもよい。
さらに、イオンモニター54は、湿度モニター51の下部に形成されており、イオン発生器16によるイオン発生状況を示すためのものである。イオンモニター54には、図に示すように円形状態の透光部が形成されており、背面に設けられたLED(32)からの発光色を透過する。例えば、イオン発生器16にてイオンが発生されるとLEDが点灯される。また、イオン発生器16が、各種のイオン、例えば正イオン、負イオン、あるいは正負イオンを選択的に発生させることができるのであれば、それらを区別できるように、多色LEDが、イオンモニター54の背面側に設けられる。
また、図5において、透過シート85の文字の部分(ハウスダストモニター、ニオイ、湿度、イオン)は遮光処理部の上に、背景(遮光部または透光部)の色とは異なる色で印刷表記されており、光の透過がなくても視認しやすくなっている。
次に、図5で説明した透過シート85に対し、その背面に設けられる各種発光源(発光素子)であるLEDと、上述した各モニターとの対応関係について、図6を参照して詳細に説明する。
図6は、表示装置である空気モニター表示パネル14の表示ユニット80の構造を示すもので、(b)は表示ユニット80の正面からの平面図であり、(a)は(b)におけるX−X線の断面図を示す。この図6によれば、表示ユニット80は、背面側に各種LEDが電気的に接続された駆動制御回路を含む基板83を保持するための支持サポート81を有し、前面には光透過部材からなる透過カバー82を備えて構成されている。そして、該支持サポート81と透過カバー82で、透過シート85を挟み込むようにして支持し、空気モニター表示パネル14が構成される。
支持サポート81に保持された基板83の上部には、透過シート85における「ハウスダストモニター」の文字部分に対応してマーク表示LED35が設けられている。該マーク表示LED35は、単色発光素子であり、例えば緑色発光のLEDが使用される。
次に、マーク表示LED55の下方部に連続して設けられる12個のLED33は、先に説明したハウスダストモニター53におけるダイヤ形状の12個の各透光部に対応して設けられる発光素子である。この各LED33は、各表示ブロックと対応させて3個を1ブロックとして区分され、下側よりA、B、C及びDの4つのブロックに区分されている。上記Aブロックとして割り当てられた第1表示ブロック53A構成してなる3個のLEDは、上部、中央、下部のものが、緑色(g)、黄色(y)、赤色(r)発光のLEDで、符号33A−g、33A−y、33A−rとして以下に説明する。その他、第2表示ブロック53B、第3表示ブロック53C及び第4表示ブロック53Dを構成してなる各3個のLED33についても、同様に緑色、黄色、赤色発光のLEDからなる。
ここで、各表示ブロック(53A〜53B)の各色のLEDについて、上部のLED(33A−g〜33D−g)は、空気の状況が良好である状態(空気の汚れが少ない状態)を表示し、下部のLED(33A−r〜33D−r)は、空気の状況が良好でない(空気が汚れている)状態を表示し、またその中間に位置する中央部のLED(33A−y〜33D−y)は、その中間状態を表示するものとして利用される。
上記4つに区分された第1表示ブロック53A〜第4表示ブロック53Dのそれぞれの12個のLED33A−r〜33D−gは、先に説明した透過シート85の第1表示ブロック53A〜第4表示ブロック53Dのそれぞれの12個のダイヤ形状の透光部53A−r〜53A−gのほぼ中心部分に対応して設けられている。従って、ブロック間でのLEDは、大きな隙間で配線されることなく、ブロック内での配線間隔とほぼ同一の間隔で配線(配列)されている。本発明の各LEDは、後でそれぞれの実施形態における制御例を示すが、埃センサー43の検知結果に応じて、各ブロック毎において、少なくとも1つのLEDが点灯(モニター表示するために駆動されているとき)され、また場合によっては、1つのブロックにおいて2個のLEDが点滅、又は点灯制御されることがある。
マーク表示LED35及びハウスダストモニターのための12個の表示LED33A−r〜33D−gは、個々に発光部側が保持さるように位置付ける支持サポート81に一体成形されている取付部に保持され、位置決められている。この取付部につながる側壁61が透過シート85側へと延設されており、この側壁61は導光部としても機能する。また側壁61は透過シート側が広がるように傾斜がつけられている。
また、ニオイモニター52に対応する位置には、ニオイのレベルを表示するためのニオイ表示LED32が配置されている。ニオイ表示LED32の取り付け位置は、透過シート85のニオイモニター52に設けられている1つの同心円状の3重円の中心部に対応している。ニオイ表示LED32は、多色発光LEDからなり、例えば「緑」「橙」「赤」等の色で発光する。
ニオイ表示LED32はその発光部側が支持サポート81に形成された取付部に位置付けられる。この取付部には、透過シート85の直近まで延設されている側壁64が一体成形されている。この側壁64においても、透過シート側が広がるように傾斜がつけられており、導光部としても機能する。
上記ニオイ表示LED32を駆動制御するために、臭いセンサ44による検出結果の情報が、制御部40に伝送される。そして制御部40では、臭いセンサ44による検出結果(酸化物半導体の抵抗値)を、予め定められた2個の閾値と比較する。これにより現状の外気(空気)におけるニオイの強さ(臭気ガスの濃度)が、3段階に評価されることとなる。
そしてこの比較の結果、ニオイが最も弱いと評価された場合は、ニオイ表示LED32を緑色に発光させる。また同様に、その次に弱いと評価された場合は、橙色に発光させ、最もニオイが強いと評価された場合は、赤色に発光させることにより、ニオイのレベルを表示する。このように、表示状態が緑色に近いほどニオイは弱く、赤色に近いほどニオイは強いことを示すため、ユーザ(使用者)にとっては、空気中のニオイの状態を直感的に把握できるようになっている。
次に、湿度モニター51では、湿度センサで検知された湿度を示す数値が表示される。そのため、湿度モニター51に対応する位置、つまり透過シート85の背面側には、先に説明したように基板83上に湿度表示部31設けられている。この湿度モニター51では、吸気口10aから取り込まれた空気の湿度センサ42による湿度検知結果に基づいて、現在の室内(空気清浄機周辺)の湿度が湿度表示部31を介して表示される。
最後に、空気モニター表示パネル14におけるイオンモニター54に対応する部分には、その中央部分にイオン発生器16によるイオン放出のオン/オフを表示するためのイオン表示LED34が設けられている。このイオン表示LED34は、イオン発生器16の動作状況を表示させるものであり、イオン放出の場合に、オン(LEDを点灯)し、イオン放出を行わない場合にはオフ(LEDを消灯)している。
また、イオン発生器16から発生されるイオンの種類によって、点灯色を変えてもよい。例えば、プラスおよびマイナスイオンの両方が発生されている場合には、「青」を点灯させる。マイナスイオンだけを発生させていれば「緑」、プラスイオンだけを発生させていれば「赤」を点灯させて、発生されているイオンの種類を表示するようにしてもよい。
イオン表示LED34は、その発光部分がイオンモニター54に対応するように支持サポート81に一体成形された取付部に取り付けられている。そして支持サポート81の取付部には、透過カバー82まで延設している側壁62が形成されており、この側壁62は導光部として機能する。
なお、本発明とは直接関係しないが、上記支持サポート81は、少なくとも表面が光を透過することなく光を反射(乱反射を含む)する構成である。そのため、LEDの取付部や側壁部の表面に反射体が形成されるか、それ自身が光を透過しない部材にて形成することもできる。このような構成とすることで、LEDからの光が効率よく透過シート85を透過させることができる。
表示ユニット80を構成してなる支持サポート81は、各種LEDを所定位置に取り付けるための取付部、側壁61,64等を一体成型してなる構造として図6に示している。しかし、一体成型によるものでなく、支持部、取付部および導光部等を別部材で構成し、全体として図6に示すような構造になるように組み上げてもよい。
つぎに、各表示モニターにおける空気モニター結果の表示制御について、図4のブロック図を含めて説明する。
まず、空気清浄機1の電源をONし、空気を浄化する清浄運転が開始される。このとき、室内の空気が空気清浄機1の背面の吸気口10aより吸気され、センサ類17で空気の状況が検知される。このとき、湿度モニター51では、吸気口10aから取り込まれた空気の湿度センサ42による湿度検知結果に基づいて、制御部40を介して現在の室内(空気清浄機周辺)の湿度が表示される。そのため、湿度表示部31が駆動され、湿度センサ42の検知結果に基づいて、湿度を示す数値で表示するように制御される。これにより、湿度状態を使用者が視認できるように、湿度モニター51で湿度の数値が表示される。
また、ニオイモニター52は、臭いセンサ44の検出結果に基づいて、ニオイの強さのレベルを表示する。ニオイ表示LED32は、複数色LEDであり、臭いセンサ44の検出値に基づく出力電圧状態に応じて緑色、赤色またはこれらの混合色である橙色に発光する。
すなわち臭いセンサ44による検出結果の情報は、制御部40に伝送される。そして制御部40では、臭いセンサ44による検出結果(酸化物半導体の抵抗値)を、予め定められた2個の閾値と比較する。これにより現状の外気(空気)におけるニオイの強さ(臭気ガスの濃度)が、3段階に評価される。
この比較の結果、ニオイが最も弱いと評価された場合は、ニオイ表示LED32を緑色に発光させる。また同様に、最もニオイが強いと評価された場合は、赤色に発光させ、中間のレベルと評価された場合は、それらの混合色である橙色に発光させることにより、ニオイのレベルを表示する。このように、表示状態が緑色に近いほどニオイは弱く、赤色に近いほどニオイは強いことを示すため、ユーザ(使用者)にとっては、空気中のニオイの状態を直感的に把握できるようになっている。
さらにイオンモニター54は、操作パネル13上のイオン発生スイッチをONすることで、イオン発生器16が駆動され、例えば除菌のためにプラスおよびマイナスイオンが生成されていれば、生成されたイオンは、フィルタ等を介して清浄化された空気と共に、吹出口10dより吐出される。その状況を表示するために、イオン表示LED34が「青」で点灯され、イオンを放出している状態を表示できる。
ここで、吐出されるイオンを検出するイオンセンサを吹出口10d近傍に設けて、そのイオン量を検知するようにすれば、その検知結果に応じた表示を行える。例えば、イオン表示LED34に複数色LEDを用いることで、順次色を変えることでイオンの発生状況を表示できる。また、発生されるイオンの種類によって、点灯色を変えてもよい。具体的には、プラスおよびマイナスイオンの両方が発生されている場合には、「青」を点灯させ、マイナスイオンだけを発生させていれば「緑」、プラスイオンだけを発生させていれば「赤」を点灯させて、発生されているイオンの種類を表示するようにしてもよい。
以上の説明した動作において、本発明においては、空気清浄機が作動することで、空気が浄化されていく。その状態を使用者に容易に視認できるようにハウスダストモニター53の表示形態が徐々に変化していく。つまり、室内の空気の汚れ度合いは埃センサ43で検知される。埃センサ43の検知結果は、制御部40に伝送される。制御部40は、埃センサ43による検知結果(受光素子における照度)を、予め定められた8個の閾値と比較する。これにより外気(空気)におけるホコリの量が、9段階に評価され、ハウスダストモニター53に表示される。
また、ハウスダストモニターマーク55の下部に設置されたハウスダストモニターマーク表示LED35も駆動される。先に説明した例では常時1色で点灯しているが、埃センサ43の検出結果に基づき、埃の増減の変化に応じて、点灯色を変化させて表示してもよい。埃レベルに応じて、以下に詳述するハウスダストモニター53の表示だけでなく、ハウスダストモニターマーク表示LED35の色を変化させて発光させた場合には、埃レベルを大まかに把握するための目安となるような表示をすることが可能となる。
例えば、レベル0より順にレベル8側へ、埃レベルが増加傾向にあることを検出すると、レベル1,2へ遷移期間時にはハウスダストモニターマーク表示LED35は緑色に点滅発光、レベル3から5へ遷移期間時には混合色である橙色に点滅発光、レベル6から8へ遷移期間時には赤色に点滅発光させるように制御する。埃が減少傾向にあることを検出すると、LED35を点滅表示するのではなく、点灯表示状態で表示するようにすれば、空気の清浄度の経過を簡便に表示することができる。
(第1の実施形態における表示制御)
以下に、本発明におけるハウスダストモニター53における空気が浄化される表示形態の一例について説明する。図7および図8は、本発明に係る表示装置の第1の実施形態を示す概略図および模式図である。
そこで、埃センサ43で汚れが最小(埃センサ43の出力が汚れにより最小であるレベル0の場合)であると検知されれば、ハウスダストモニター53における第1〜第4表示ブロック(53A〜53D)において、それぞれのブロックにおける単一の緑色LED(33A−g、33B−g、33C−g、33D−g)が点灯され、透過シート85を透過する光により、ハウスダストモニター全体が「緑」で表示され、空気の汚れが最小であることが表示される。
詳細は後述するが、空気が浄化され、汚れ度合いが低下していくと、各表示ブロック(53A〜53D)では、赤色LED(33A−r、33B−r、33C−r、33D−r)に代えて黄色LED(33A−y、33B−y、33C−y、33D−y)を点灯させる割合が増加するように表示される。更に、汚れ度合いが、低下していくと各表示ブロック(53A〜53D)は黄色LED(33A−y、33B−y、33C−y、33D−y)に代えて緑色LED(33A−g、33B−g、33C−g、33D−g)を点灯させる割合が増加するように表示される。
空気の汚れ状態が少ないと検出されればされるほど、第1〜第4表示ブロック(53A〜53D)の各LEDの1つが、徐々に「赤」→「黄」→「緑」に変わっていき、その点灯個数の割合が増すように表示される。
空気清浄機1が動作を継続していくことで、吸気された空気が空気清浄フィルタ2等にて浄化されていく。空気が浄化されていく状況が埃センサ43で検知され、ホコリレベルが一つ下がったと判断される毎に、それに応答して、例えば第4表示ブロック53Dの発光色が「赤」→「黄」→「緑」へと順次変化して表示される。色の変化、つまり「黄」から「緑」、「黄」から「赤」等に変化した状況も容易に認識できるため、部屋全体における空気の状況にマッチした表示ができる。
図7は、上述した表示の変化の状態を示している。本発明における第1の実施形態として、ハウスダストモニター53において、埃センサ43の検知レベルに応じて、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)の発光色を変化させる。つまり、空気の汚れが最大レベル8から最小レベル0の9段階での表示状態を示している。
以下順を第1の実施形態による表示制御について追って説明する。図7において、埃センサ43が空気の汚れのレベル8を検知すれば、制御部40は、第1表示ブロック53A、第2表示ブロック53B、第3表示ブロック53Cの赤色LEDを点灯させ、第4表示ブロック53Dについては、赤及び黄色LEDを点滅駆動する。そして、埃センサ43にてレベル7が検知されれば、第1表示ブロック53Aはそのまま赤色LED33A−rを点灯、第2表示ブロック53Bもそのまま赤色LED33B−rを点灯させる。第3表示ブロック53Cは黄色LED33C−yと赤色LED33C−rの2色を点滅させる(図8では点滅させるLEDを破線で示している)。そして、第4表示LED53Dは黄色LED33D−yを点灯させる。
続いてレベル6になれば、第1表示ブロック53Aは赤色LED33A−rを点灯させる。第2表示ブロック53Bは黄色LED33B−yと赤色LED33B−rの2色を点滅させる。第3表示ブロック53Cは黄色LED33C−yを点灯、第4表示ブロック53Dは黄色LED33D−yを点灯させる。
そして、さらに空気の浄化が進むに従って、レベル3になれば、第1表示ブロック53Aでは黄色LED33A−yを点灯、第2表示ブロック53Bは黄色LED33B−yを点灯させる。第3表示ブロック53Cでは黄色LED33C−yと緑色LED33C−gの2色を点滅させる。第4表示ブロック53Dでは緑色LED33D−gを点灯させる。第3表示ブロック53Cでは黄色LED33C−yと緑色LED33C−gが点滅されるため、光の境界部分の色の変化をはっきりと認識することができる。
上記のように、ダストレベルが以前の状態から変化した場合には、変化前のレベルを表示している際に2色のLEDを点滅させていた表示ブロックでは、2色の内1色のLEDを点灯させ、変化後のレベルを表示する表示ブロックでは2色のLEDを点滅させる。ここで、LEDを点滅させる間隔は一定でもよいし、ダストレベルに応じて、例えばダストレベルが高い(空気が汚れている)ほど点滅させる間隔を早くする。またはダストレベルが低いほど点滅間隔を早くする等してもよい。点滅間隔をダストレベルに応じて変えた場合は、さらにユーザの注意を引き易く、分かりやすい表示を行うことが可能となる。
しかも、2色が点滅駆動されるブロック位置が、空気の状況が変化していく方向、例えば空気が良好(綺麗な状態)になっていく方向に移動、つまりシフトするように表示が変化していく。そのため、その方向を目視することで、空気の浄化が進んでいっている状態を使用者が容易に認識でき、視認することができる。
また、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)の埃センサ43の検出結果に基づいて、埃量の検出結果により表示の方法を可変している。埃センサ43の検出結果に基づいて、埃が増加、又は減少する方向を検出することで、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)の現在検出しているダストレベルに対応してLEDを2色で点滅発光させ表示ブロック位置を変えている。これにより、ユーザに分かりやすくダストレベルを表示することができる。その結果、ダストレベルが変化していく状態をユーザに容易に明確に認識させることが可能となり、空気清浄機の動作状況を確実に知らせることができる。
ここで、上記の表示装置によれば、発光色の変化による効果に加え、発光位置の変化の効果も期待できる。図8に示すように、表示パネル14側から目視するように、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)毎に、上から緑色→黄色→赤色の順でLED(33A−g,y,r〜33D−g,y,r)をそれぞれ配置しているため、表示色の違いにより点灯されるLED位置が変化する。そして、現在のダストレベルを表示する表示ブロックでは2色で点滅表示させ、他の表示ブロックでは1色のLEDを点灯表示させる。この場合、2色で点滅表示される表示ブロックの位置が、埃レベルが変化するごとに、下又は上方向に移動、つまりシフトする。それにより、さらに注目度が上がり視認性が向上する。すなわち、ユーザ(使用者)は色が変化した状況を目視し、その表示に合わせた状況を感覚的に認識する効果が助長される。
しかも、空気が浄化(埃が少なくなる方向)されていくと、点灯色が下部でなく上部から変化していくことで、人の感覚としてもその変化の状況を確実に捉えやすくなる。そのため、上述した効果がさらに助長されることにもなる。
なお、表示ブロックを2色発光させる場合に、それらのLEDを点灯表示してもよいが、点滅表示すると、使用者の注目度がさらに高まり、効果的である。
なお、空気の状況変化に対応する表示ブロック位置のLEDを2つ駆動する場合、点滅駆動させるようにしているが、これは点灯させるようにしてもよいことは勿論である。
(第2の実施形態による表示制御)
以上説明した表示形態とは別に、本発明のように色の異なる複数の発光素子を1組のブロックとして区分し、これら表示ブロックを複数、決められた方向に配列することで、以下に説明するような表示制御も行える。
図9および図10は、本発明に係る表示装置の第2の実施形態を示す概略図および模式図である。第1の実施形態と同様の構造であるものは、同一の符号で示してある。
例えば、汚れが最大(埃センサ43の出力が汚れにより最大であるレベル8の場合)であれば、ハウスダストモニター53における全ての表示ブロック(53A〜53D)では、全て赤色LED(33A−r、33B−r、33C−r、33D−r)が点灯され、透過シート85を透過する光により全体が「赤」で表示され、空気の汚れが最大であることが表示される。
空気の汚れ度合いが低下して(空気が良好になって)いくと、表示ブロック(53A〜53D)では赤色LED(33A−r、 33B−r、33C−r、33D−r)が上部より順に、黄色LED(33A−y、33B−y、33C−y、33D−y)に置き換わっていく。更に、汚れ度合いが、低下していくと、表示ブロックは(53A〜53D)は、黄色LED(33A−y、33B−y、33C−y、33D−y)が上部より順に緑色LED(33A−g、33B−g、33C−g、33D−g)に置き換わっていき、緑色で表示する表示ブロックの割合が増加する。空気の汚れレベルが小さく検出されればされるほど、表示ブロック(53A〜53D)が、徐々に「赤」→「緑」の割合が多くなるよう表示される。
以上のように空気清浄機1が動作を継続していくことで、吸気された空気が空気清浄フィルタ2等にて浄化されていく。空気が浄化されていく状況が埃センサ43で検知され、ホコリレベルが一つ下がったと判断されれば、それに応答して、例えば第4表示ブロック53Dの発光色が「赤」→「黄」→「緑」となるよう順次変化して表示される。その表示状態をユーザ(使用者)が目視すれば、全体の色の状態から室内の空間全体の空気が浄化されていることを感覚的に、視認することができる。
図9において、埃センサ43による空気の状況が変化していく(空気が良好になっていく)にしたがって、表示色の境界を表示する状態が変化する。また、その変化に応じて、表示ブロックの1つが、表示色の境界とは別に「黄色」のLEDが点灯される。これらの各表示状態が交互に切り替わるようにして移動して表示されていく。このような表示の変化により、使用者は空気の状況が変化していく方向性を容易に視認することができ、その状況等を容易に認識することができる。
これらの表示について図10を参照して説明する。各表示ブロック毎に、上から緑色・黄色・赤色の順に単色LEDがそれぞれ配置されている。この図10は、本発明の表示形態における例として、ハウスダストモニター53において、埃センサ43の検知レベルに応じて、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)の発光色を変化した状態を示す。つまり、空気の汚れが最大(8)レベルから最小(0)レベルの9段階での表示状態を示している。
図10において、空気の汚れレベルが8の場合には、第1〜第4表示ブロック53A〜53Dの各赤色LED33A−r〜LED33D−rが点灯する。空気の汚れレベルがレベル7になれば、第1表示ブロック53Aは赤色LED33A−rを点灯、第2表示ブロック53Bは赤色LED33B−rを点灯、第3表示ブロック53Cは赤色LED33C−rが点灯状態を維持する。そして第4表示ブロック53Dは黄色LED33D−yを点灯する。
さらにレベル6では第1表示ブロック53Aは赤色LED33A−rを点灯、第2表示ブロック53Bは赤色LED33B−rを点灯、第3表示ブロック53Cは赤色LED33C−rを点灯、第4表示ブロック53Dは緑色LED33D−gを点灯する。つまり、レベル7からレベル6に清浄度が上がったことが検出されれば、第1〜第3表示ブロックはともに赤色で表示し、第4表示ブロックの表示が、黄色から緑色に変更される。
そして、さらに空気の浄化が進み、レベル3になれば第1表示ブロック53Aは赤色LED33A−rを点灯、第2表示ブロック53Bは黄色LED33B−yを点灯、第3表示ブロック53Cは緑色LED33C−gを点灯、第4表示ブロック53Dは緑色LED33D−gを点灯する。
発光色の境界に注目して表示を説明すると、レベル4では、第1および第2表示ブロック(53A、53B)は、赤色で表示され、第3および第4表示ブロック(53C、53D)は、緑色で表示され、ダストモニター53には表示色による境界が表示されている状態となっている。つまり、第2表示ブロック33Bと第3表示ブロック53Cの間に表示色による光の境界が存在する。このレベル4から一段階ハウスダストレベルが変化した場合には、この光の境界に隣接する第2又は第3表示ブロックの表示色が変化する。この場合、第2又は第3表示ブロックの黄色LED33B−y又はLED33C−yが点灯する。
具体的には、レベル4の状態から、ハウスダストレベルが上がりレベル5になった場合には、変化前(レベル4)の状態では、緑色表示していた第3表示ブロック53Cを黄色表示に変化させ、残りの第1、2および4表示ブロック(53A、53B、53D)は変化前(レベル4)と同じ色で表示させる。
反対に、レベル4の状態から、ハウスダストレベルが下がりレベル3になった場合には、変化前(レベル4)の状態では、赤色表示していた第2表示ブロック53Bを黄色表示に変化させ、残りの第1、3および4表示ブロック(53A、53C、53D)は変化前(レベル4)と同じ色で表示させる。
そして、全表示ブロックが赤色表示の場合、隣接ブロックにおいて点灯しているLED間は(ブロック間の隙間を無視すると)LED2個分の間隔が空いている。埃レベルが低下するに従い、上方の表示ブロックから色が、赤色から黄色を経由して緑色へと変わっていく。例えば、レベル6からレベル5になった場合は第3表示ブロック53Cの表示が赤色から黄色へ変化し、第1,2表示ブロック(53A、53B)は赤色表示し、第4表示ブロック53Dは緑色表示しており、第3表示ブロック53Cを境にして異なる色のLEDが点灯される。さらにレベル4になった場合は、それに応じて第3表示ブロック53Cの表示が黄色から緑色に変化し、第1、2表示ブロック(53A、53B)は赤色表示し、第3、4表示ブロック(53C、53D)は緑色表示しており、第2表示ブロック53Bと第3表示ブロック53Cに表示色の境界が現れる。この表示の変化が交互に切り替わっていくようにして、移動(シフト)していくので、変化の過程が容易に認識できるようになる。
詳しく説明すると、レベル8を表示する場合には、第4表示ブロック53Dの表示部(赤色、33D−r)と第3表示部ブロック53Cの表示部(赤色、33C−r)の間隔がLED2個分となる。この表示部の間の部分は、不点灯領域40(図10では不点灯領域の表示を一部省略している)として暗く見える。
レベル7を表示する場合には、第4表示ブロック53Dの表示部(黄色、33D−y)と第3表示ブロック53Cの表示部(赤色、33C−r)の間にある不点灯領域40の間隔がLED3個分となり、レベル6を表示する場合には、第4表示ブロック53Dの表示部(緑色、33D−g)と第3表示ブロック53Cの表示部(赤色、33C−r)の間にある不点灯領域40の間隔がLED4個分となる。
つまり、レベル8表示からレベル7、さらにレベル6表示に移行する場合には、単に第4表示ブロック53Dの発光色が赤色から黄色、緑色に変化するだけでなく、表示部の間隔(不点灯領域40)も変化することとなる。
そして、ハウスダストレベルが改善されれば、それに応じて不点灯領域40が下方に徐々にシフトするように表示される。つまり、レベル6からレベル5、レベル4に変化した場合には表示間隔が大きくなるように変化する不点灯領域40(小さくなるように変化する不点灯領域40)は、第3表示ブロック53Cと第2表示ブロック53B間(第4表示ブロック53Dと第3表示ブロック53C間)に現れ、レベル4からレベル3、そしてレベル2へ変化する場合には、表示間隔が変化する不点灯領域40は、第2表示ブロック53Bと第1表示ブロック53A間(第3表示ブロック53Cと第2表示ブロック53B間)に現れることとなる。このように、ダストレベルが改善されると、表示色の変化と表示間隔の変化に加え、不点灯領域40が下方にシフトするように表示されるため、さらに視認性が向上し、ユーザが表示の変化を容易に認識できるようになり、室内の空気の状況を正確に知ることが出来るようになる。
以上のように、空気が浄化されていくに従って、「赤色」と「緑色」の表示色の境界を表示するようなときには、不点灯領域40の間隔が大きくなまる。また、その表示色の境界において、1つの表示ブロックを「黄色」で表示している状態(レベル5や3の状態)では、上下において、同一の間隔である不点灯領域40が存在する。このように、これらが交互に切り替えられて表示され、境界位置、又は「黄色」で表示され表示ブロック位置が移動(シフト)する。この変化状態が、発光色や不点灯領域の変化とシフトとして表れ、非常にわかりやすく表示されることになり、より使用者による視認効果が高まる。
(第3の実施形態の表示制御)
図11および図12は、本発明に係る表示装置の表示例による第3の実施形態を示す概略図および模式図である。第1の実施形態と同様の構造であるものは、同一の符号で示してある。
例えば、汚れが最大(埃センサ43の出力が汚れにより最大である場合)であれば、ハウスダストモニター53における全ての表示ブロックは(53A〜53D)の全てで赤色LED(33A−r、33B−r、33C−r、33D−r)が点灯され透過シート85を透過する光により全体が「赤」で表示され、空気の汚れが最大であることが表示される。
そこで、汚れ度合いが少なくなっていくと、各表示ブロックは(53A〜53D)は赤色LED(33A−r、33B−r、33C−r、33D−r)から、黄色LED(33A−y、33B−y、33C−y、33D−y)に通電(駆動)される割合が増加する。さらに、汚れ度合いが、少なくなっていくと各表示ブロック(53A〜53D)は、黄色LED(33A−y、33B−y、33C−y、33D−y)から、緑色LED(33A−g、33B−g、33C−g、33D−g)に通電(駆動)される割合が増加する。
空気清浄機1が動作を継続していくことで、吸気された空気が空気清浄フィルタ2等にて浄化されていく。空気が浄化されていく状況が埃センサ43で検知され、ホコリレベルが下がったと判断されれば、それに応答して、各表示ブロック(53A〜53D)が徐々に「赤」→「黄」→「緑」の割合が大きくなるよう表示される。その表示状態をユーザ(使用者)が目視すれば、全体の色の状態から室内の空間全体の空気が浄化されていることを感覚的に、視認することができる。
図11、図12には、上述した表示の変化の状態を示している。本発明における例として、ハウスダストモニター53において、埃センサ43の検知レベルに応じて、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)の発光色を順次変化した状態を示す。つまり、空気の汚れが最大(8)レベルから最小(0)レベルの9段階での表示状態を示している。
この図において、レベル7では第1表示ブロック53Aは赤色LED33A−rを点灯、第2表示ブロック53Bは赤色LED33B−rを点灯、第3表示ブロック53Cは赤色LED33C−rを点灯、第4表示ブロック53Dは、レベル8で点灯していた赤色LED33D−rを消灯し、黄色LED33D−yを点灯する。
レベル6では第1表示ブロック53Aは赤色LED33A−rを点灯、第2表示ブロック53Bは赤色LED33B−rを点灯、第3表示ブロック53Cは、レベル変化前に点灯していた赤色LED33C−rを消灯し、黄色LED33C−yを点灯、第4表示ブロック53Dは黄色LED33D−yの点灯を維持する。
上記の様に表示状態の制御を行なうことにより、図12の様に、例えばレベル7では、隣り合うブロックの表示色が同一色であるブロック間、すなわち赤色表示している第1表示ブロック53A−第2表示ブロック53Bおよび第2表示ブロック53B−第3表示ブロック53C間の表示部(点灯部)の間隔に比べて、隣り合うブロックの表示色が異なる色で表示されるブロック間、すなわち第3表示ブロック53C(赤色表示)−第4表示ブロック53D(黄色表示)間の表示部(点灯部)の間隔は広くなる。
またレベル6では、隣り合うブロックの表示色が異なる色で表示されるブロック間である第2表示ブロック53B(赤色表示)−第3表示ブロック53C(黄色表示)間の点灯部の間隔は、隣り合うブロックの表示色が同一色である第1表示ブロック53A(赤色表示)−第2表示ブロック53B(赤色表示)間、第3表示ブロック53C(黄色表示)−第4表示ブロック53D(黄色表示)間に比べて広くなる。
同様に空気の汚れが最大であるレベル8から最小であるレベル0までのすべてのレベルにおいて、隣り合うブロックの表示色が異なる色で表示されるブロック間の点灯部間の間隔(不点灯領域40)は、隣り合うブロック間の表示色が同一色であるブロック間に比べて、広くなる。
そして、ハウスダストレベルが改善されれば、それに応じて各ブロック間の表示間隔が変化する不点灯領域40が下方に徐々にシフトするように表示される。例えば、レベル3では、表示間隔が通常の間隔から大きくなる不点灯領域は、緑色表示と黄色表示の間で生じ、第4表示ブロック53Dと第3表示ブロック53Cの間に現れる。そして、レベル2では表示間隔が通常の間隔より大きくなる不点灯領域は、緑色表示と黄色表示の間で生じ、第3表示ブロック53Cと第2表示ブロック53Bの間に現れる。レベル1では表示間隔が通常の間隔より大きくなる不点灯領域は、同様に緑色表示と黄色表示の間で生じ、第2表示ブロック53Bと第1表示ブロック53Aの間に現れる。
そして、本実施形態では、不点灯領域を境にして、異なる色が表示されるブロックが分かれるように見えるため、全体的な色の表示割合と配置の変化が分かりやすくなり、視認性が向上する。
このように、ダストレベルが改善されると、表示色の変化、表示色の割合の変化、表示間隔(不点灯領域40の大きさ)の変化に加え、不点灯領域40が下方にシフトするように表示されるため、ダストレベルの中間段階の表示がさらに明確になりさらに視認性が向上する。ユーザは表示の変化を容易に認識できるようになり、室内の空気の状況を正確に知ることが出来るようになる。
特に、不点灯領域40については、発光色が異なる表示ブロック間の境界として現れることになるため、それが空気の状況の変化に応じた方向にシフトしていくため、汚れの状況を容易に視認できるだけでなく、境界位置に前後(表示では上下)の表示ブロックにおける異なる色の領域で、汚れ具合を容易に認識することが可能となる。
したがって、空気の汚れの状態が変動し、汚れが大きくなっていく場合や、空気が浄化され、汚れが小さくなっていく場合において、部屋全体でのハウスダストの状況を、ハウスダストモニターの表示色の変化や割合によるだけではなく、暗く見える不点灯領域の大きさや場所の変化によっても表示するため、ユーザ(使用者)がモニター表示を目視すれば、容易に空気の状況を認識することができる。また、ユーザ(使用者)の実際の感覚と近い状態で表示がされているため、空気清浄機能の動作が正常に行なわれていることを認識することが可能となり、ユーザは空気清浄機の運転に対する疑問を抱かなくなる。
以上第1、第2および第3の実施形態で説明したように、本発明による表示制御においては、装置の動作状況、特に空気清浄機においては、その空気の清浄化状況を表示させるときに、その表示状況と実際に部屋の空気が清浄化されていく状況とが、感覚的にマッチングが取れた状態でユーザ(使用者)が認識できるという効果が増す。特に、また表示の変化の状況が分かりやすく表示できる。そのため、空気清浄機能が正常に動作していることを認識することができ、清浄化されていく状態を表示形態の変化で感覚的にユーザ(使用者)が認識できる。よって、表示形態の視認性が向上できることにもなる。
なお本発明における空気清浄に係る空気調和機においては、イオン発生器16を用いてイオンを放出させている。このイオン発生器16を本発明においては用いる必然性はない。また、イオン発生器16においては、イオンを放出させるものとして説明したが、その他、オゾンを発生させフィルタ等の除菌に利用、またラジカル等の殺菌効果がある物質を放出させてもよい。
本発明の各実施形態では、ハウスダスト表示について説明したが、それに限定されず、空気の状況を検知し、その状態を表示するものに利用できる。例えば、湿度検知に応じた湿度表示、ニオイ検知に基づくニオイ表示、またイオン発生表示等に適用できる。さらに、装置本体の動作状況等を表示するものに適用できるものであることは言うまでもない。
また、本発明の各実施形態においては、第1〜4表示ブロック(53A〜53D)の4ブロックで例示した。このブロック個数に限らず、任意のブロック数を設定してもよい。なお、1つのブロックにおける単色LEDの数を3個以上にすると、光の境界部分が複数形成されるため、好適に使用される。しかし、単色LEDの数を2個以上とすれば、本発明の目的を達成することが可能である。また、上記の実施形態では単色LEDを用いたが、2色LED等を複数用いてもよい。この場合、2色を同時に点滅発光させる場合には、2色LEDと単色LEDとを組み合わせて使用してもよい。
また、各LEDの発色光を、空気の汚れ度合い等が少なくなるに従って、下部に配置されるものから変化させているが、それに限定されず、任意の方向から変化させることが可能である。
また、LEDは垂直線に配置しているが、それに限定されず、全部のLED若しくはLEDの一部が、水平線、斜線、円弧、階段等の形態で配置してもよい。
また、本実施形態1〜3では、LEDに対応させて透過シート85における透光部を配置しているが、それに限定されず、透光部とLEDの配置がずれていてもよい。
また、本発明の実施形態では、透過シート85上に透光部としてダイヤ形状に形成されたものとして説明した。しかし、それらの形状に限らず、多角形や相似形、複数の直線等、任意の形状の透光部で形成してもよい。
また、ダイヤの形状を、垂直に配列するようにしているが、先に説明したように水平線、斜線、円弧、階段段状に配置する等任意の配列が考えられる。
その他、透光部のダイヤ形状が上部に向かって徐々に大きくなるように形状にしてもよい。一方向に沿って透光部を徐々に大きくなるように形成すれば、ユーザ(使用者)は変化の方向を容易に理解することが可能となる。
また、本発明の実施形態に示した例では、発光素子であるLEDの数に対応した数のダイヤ形状の透光部を透過シート85に形成している。この透光部の数については、LEDの数とは、異なり少ない数または多い数の透光部を形成してもよい。透光部を通じて、LEDからの光が外部に放出されれば、透光部の形状や数はどのような形態であってもよい。
この透光部、つまり透過シート85は、本発明の表示装置には必須のものではない。つまり、LED等の発光色の配置や発光部の間隔(不点灯領域)の変化によって、ユーザ(使用者)は容易にダストレベルの表示を識別することが可能であるため、透過シート85や遮光部を設けなくてもよい。ただ、LED、つまり発光素子を保護等の目的で、光を透過するシートを設ければよく、本発明の例で示した透過シートの構造ものを用いる必要はない。
以上の通り本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る内容に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明においては、異なる色を発光する複数の表示素子を1組としてブロックに区分し、これらブロックを複数配列し、各ブロックの少なくとも1つの発光素子を、埃センサ43の検知状況に応じて駆動制御している。そのため、本発明において説明した第1、第2および第3の実施形態で説明したように、種々の異なる形態での変化に富んだ表示を行える。
これに対し、特許文献1、2によれば、1つの表示形態での表示が行えるだけで、本発明で説明した第1〜第3の表示形態で示した表示を行わせることができない。そのため、本発明においては、第1〜第3の実施形態の表示を、使用者側で選択して表示させることもできる。つまり、表示形態を変える操作キー等を別途設け、使用者側で好みの第1〜第3の実施形態による表示形態を選択的に切替えることも可能となる。
また、本発明の表示装置とすることで、第1〜第3の実施形態で説明した表示形態だけでなく、その他の表示形態での表示を埃センサ43の検知状況に応じて表示できる。本発明における基本は、ブロック分けした各ブロックの1つの発光素子を駆動し、これを埃センサ43の検知状況に応じて駆動制御すればよい。
上記のように、本発明の表示装置においては、表示色を変えることにより種々の情報を表示する場合に、複雑な機構を用いることなく表示色や光の強度の変化、光の発光間隔を可変することが可能となる。
また、本発明の表示装置を空気調和機の空気の状況表示に用いた場合には、空気の状況を離散的で段階的に表示するのではなく、連続的に表示することにより、人間の官能に近い表示が可能となり、ユーザ(使用者)に違和感を与えることなく、空気清浄機能の動作を適切に認識させることができる。
また、単色LEDを配置することにより、機器のデザイン制約の自由度の向上を図ることができる。
本発明は、種々の情報を表示する表示装置および例えば光電式粉塵計やガスセンサ、埃センサ等の空気の状況を検知するセンサによる検知状況を表示する表示装置を備えた空気調和機に利用可能である。
本発明に係る空気清浄機の外観を示す斜視図である。 空気清浄機の内部構造を示す側面断面図(縦断面図)である。 空気清浄機における空気の流れを示す模式図である。 空気清浄機の制御動作にまつわる主要構成を示すブロック図である。 空気モニター表示パネルを示す正面図である。 空気モニター表示ユニットの構造を示す図である。 本発明による表示制御に係る第1の実施形態を説明するためのハウスダストモニターの表示状態を示す概略図である。 本発明による表示制御に係る第1の実施形態におけるハウスダストモニターの表示の遷移を示す模式図である。 本発明による表示制御に係る第2の実施形態を説明するためのハウスダストモニターの表示状態を示す概略図である。 本発明による表示制御に係る第2の実施形態におけるハウスダストモニターの表示の遷移を示す模式図である。 本発明による表示制御に係る第3の実施形態を説明するためのハウスダストモニターの表示状態を示す概略図である。 本発明による表示制御に係る第3の実施形態におけるハウスダストモニターの表示の遷移を示す模式図である。
符号の説明
1 空気清浄機
2 空気清浄フィルタ
3 送風機
4 回転ドラム
5 貯水容器
7 吸水フィルタ
9 駆動機構
10 本体部
10a 吸気口
10b 吸気風路
10c 排気風路
10d 吹出口
11 ベース
12 前面パネル
13 操作パネル
14 空気モニター表示パネル
17 センサ類
18 加湿ユニット
31 湿度表示部
32 ニオイ表示LED
33 ハウスダスト表示LED
34 イオン表示LED
35 ハウスダストモニターマーク表示LED
40 制御部
41 温度センサ
42 湿度センサ
43 埃センサ
44 臭いセンサ
45 駆動機構制御回路
46 ファンモータ駆動回路
47 イオン発生駆動回路
48 各種操作ボタン
49 動作表示素子
50 モニター表示素子
51 湿度モニター
52 ニオイモニター
53 ハウスダストモニター
53A 第1表示ブロック(ハウスダスト表示ブロック)
53B 第2表示ブロック(ハウスダスト表示ブロック)
53C 第3表示ブロック(ハウスダスト表示ブロック)
53D 第4表示ブロック(ハウスダスト表示ブロック)
54 イオンモニター
55 ハウスダストモニターマーク
80 表示ユニット
81 支持サポート
85 透過シート
94 駆動ギア
95 ローラ

Claims (9)

  1. 空気の状況を検知する検知センサと、
    前記検知センサによる検知結果を表示する表示部と、
    前記表示部を制御する制御手段とを備え、
    前記表示部は、異なる色で発光する複数の発光素子を表示ブロック単位として、複数の表示ブロックを備え、各表示ブロックは空気の状況を示す方向に配列され、
    前記制御部は、前記検知センサの検知結果に応じて、各表示ブロック毎に複数の発光素子中、少なくとも1つの色の発光素子を駆動することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記複数の表示ブロックにおける各色の発光素子は、空気の状況が良好であることを表示する第1発光素子と、空気の状況が良好でないことを表示する第2発光素子と、当該2色の発光素子の間に位置し、中間を表示する中間発光素子とを備えることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記制御手段は、検知センサの検知結果に応じて、1つの表示ブロックの2つの発光素子を点灯又は点滅駆動することを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
  4. 前記制御手段は、請求項3記載の空気調和機において、前記検知センサによる空気の状況変化が検知されると、前記2つの発光素子を点灯又は点滅駆動させている表示ブロック位置を、状況変化の方向に応じてシフトさせるようにして駆動することを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項2記載の空気調和機において、
    制御手段は、前記検知センサによる検知結果に応じて、
    各表示ブロックにおいて前記第1発光素子又は前記第2発光素子を駆動することで表示ブロック間に表示色の境界を表示する状態と、
    前記1つの表示ブロックの前記中間発光素子を駆動し、他の表示ブロックは、前記中間発光素子を駆動している表示ブロックを境にして、前記第1又は前記第2発光素子を駆動する状態とを交互に切り換えるように制御することを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項5記載の空気調和機において、
    制御手段は、各表示ブロックにおける第1又は第2発光素子を駆動し表示色の境界を表示している状態で、検知センサが空気の状況変化を検知すると、前記境界に隣接している表示ブロックの前記第1又は前記第2発光素子の駆動に代えて、前記中間発光素子を駆動することを特徴とする空気調和機。
  7. 請求項5記載の空気調和機において、
    前記制御手段は、前記中間発光素子を駆動している表示ブロックを境にして他の表示ブロックの第1又は第2発光素子を駆動する状態で、検知センサが空気の状況変化を検知すると、前記1つの表示ブロックにおいて前記中間発光素子の駆動に代わり、前記検知センサの状況変化を示す方向に係る前記第1又は前記第2発光素子を駆動し、当該1つの表示ブロックとそれに隣接する他の表示ブロック間に表示色の境界を表示させるようにしたことを特徴とする空気調和機。
  8. 請求項1記載の空気調和機において、
    制御手段は、前記検知センサによる検知結果に応じて、各表示ブロック毎に1つの発光素子を駆動することで表示色が異なる隣接する表示ブロック間における駆動される発光素子間の不点灯領域が、表示色が同一の隣接する表示ブロック間における駆動される発光素子間の不点灯領域よりも大きくなるように制御することを特徴とする空気調和機。
  9. 制御手段は、前記検知センサが空気の状況変化を検知すると、異なる色の発光素子を駆動させた表示ブロック間における前記不点灯領域がシフトするように各表示ブロックの発光素子の駆動を制御することを特徴とする請求項8記載の空気調和機。
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