JP2010019309A - オルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット - Google Patents

オルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット Download PDF

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Abstract

【課題】スタータとして使用できるオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニットを提供する。
【解決手段】外輪13の一方向の回転を内輪14に伝達する第1の係合位置に変位され、内輪14の一方向の回転を外輪13に伝達する第2の係合位置に変位される係合子22を保持器20で保持する。内輪14と保持器20間にスイッチばね24を組み込んで、係合子22が第1の係合位置で保持器20を弾性保持する。電磁コイル33aに対する通電によって保持器20を外輪13に連結するスイッチ機構30を設け、係合子22が第1の係合位置でクランクシャフトからプーリ11を介し外輪13に伝達される回転を内輪14から回転軸に伝達する。係合子22が第2の係合位置で、オルタネータの回転軸から内輪14に回転される回転を外輪13からプーリ11を介しクランクシャフトに伝達してエンジンを駆動し、スタータとして利用できるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータの回転軸上に設けられるクラッチ内蔵プーリユニットに関する。
一般に、エンジンのクランクシャフトの回転をベルト伝動装置によってエンジン補機の回転軸に伝えるようにした補機駆動装置においては、エンジンを急減速した場合、エンジン補機の回転軸に取付けられたプーリも急減速しようとする。
このとき、エンジン補機がオルタネータの場合、そのオルタネータの回転軸は慣性力が大きいため、その回転軸に取付けられたプーリは一定の速度で回り続けようとし、クランクシャフト上のプーリとオルタネータの回転軸上のプーリとの間で大きな回転速度差が生じ、ベルトの張力が増大して破損し易くなる。
また、クランクシャフトは、1回転中に角速度が変動しており、その角速度の変動に起因してクランクシャフト上のプーリとベルトとの間で滑りが生じ、その滑りによってベルトが摩耗し、耐久性が低下することになる。
そのような不都合を解消するため、特許文献1では、エンジン補機の回転軸上に設けられるプーリ内に一方向クラッチを組込んだクラッチ内蔵プーリユニットを提案している。
上記のようなクラッチ内蔵プーリユニットをオルタネータの回転軸上に取付けることによって、プーリの回転速度がエンジン補機の回転軸の回転速度より低下すると、一方向クラッチの係合が解除されてプーリがフリー回転するため、ベルトの張力増加を防止することができると共に、プーリとベルトの相互間における滑りを防止することができ、ベルトの耐久性の低下を抑制することができる。
特開平7−317807号公報
ところで、上記従来のクラッチ内蔵プーリユニットにおいては、プーリ内に組込まれたクラッチが一方向クラッチであるため、プーリに入力される一方向の回転のみをオルタネータの回転軸に伝達することができず、オルタネータを発電だけでなく、スタータとして利用したい場合、クラッチが空転してエンジンを始動することができない。
この発明の課題は、オルタネータをスタータとして使用できるようにしたオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニットを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、プーリと、そのプーリの内径面に固定された外輪と、その外輪の内側に組込まれた内輪と、その内輪と外輪間に組込まれた保持器と、その保持器に保持され、前記内輪と保持器の一方向の相対回転によって外輪の一方向の回転を内輪に伝達する第1の係合位置に変位され、かつ、他方向の相対回転によって内輪の一方向の回転を外輪に伝達する第2の係合位置に変位される係合子と、その係合子が第1の係合位置に配置される状態に保持器を弾性保持するスイッチばねと、前記内輪から外輪への回転トルクの伝達時に保持器を外輪の回転と同期させて、その保持器に対する内輪の相対回転により係合子を第2の係合位置に変位させるスイッチ機構とからなる構成を採用したのである。
上記の構成からなるオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニットの内輪をオルタネータの回転軸に嵌合して回り止めし、エンジンの駆動によるクランクシャフトの回転をベルトを介してプーリに伝達すると、そのプーリと共に外輪が回転する。このとき、係合子は外輪の一方向の回転を内輪に伝達する第1の係合位置に変位されているため、外輪の回転と共に係合子が内輪に直ちに係合し、外輪の回転は係合子を介して内輪に伝達され、オルタネータが駆動される。
上記オルタネータの駆動時において、そのオルタネータの回転軸の回転速度がクランクシャフトの回転速度を上回ると、係合子が係合解除する。その係合解除により、プーリと一体に回転する外輪の回転は内輪に伝達されず、プーリがフリー回転する。このため、ベルトの張力増加を防止することができると共に、プーリとベルトの相互間における滑りを防止することができ、ベルトの耐久性の低下を抑制することができる。
一方、スイッチ機構の作動により、保持器を停止状態の外輪に保持し、その状態でオルタネータの駆動により回転軸をクランクシャフトから回転トルクが伝達されて回転する方向と同方向に回転すると、その回転軸と共に内輪が回転する。このとき、内輪は停止状態にある保持器に対して相対回転するため、係合子は内輪の回転を外輪に伝達する第2の係合位置に変位して、外輪の内周と内輪の外周に係合し、内輪の回転は係合子を介して外輪に伝達され、プーリからベルトを介してエンジンが駆動されることになる。このため、オルタネータをスタータとして使用することができる。
ここで、保持器を停止状態の外輪に保持するスイッチ機構として、保持器の端部に回り止めされ、かつ、軸方向に移動可能に連結された中心孔を有する円板状のアーマチュアと、外輪の端部に設けられてアーマチュアと軸方向で対向し、その対向面間に微小なエアギャップが形成されたロータと、そのロータと軸方向で対向し、通電によってアーマチュアをロータに吸着させる電磁石とからなるものを採用し、そのスイッチ機構をプーリと内輪の端部間に組込むことにより、軸方向長さのコンパクトなクラッチ内蔵プーリユニットを得ることができる。
上記の構成からなるスイッチ機構において、保持器とアーマチュアの連結に際して、保持器の端面に大径の頭部を先端に有する複数の連結ピンを周方向に間隔をおいて設け、各連結ピンをアーマチュアに形成された段付きのピン孔に挿入し、その連結ピンの頭部とピン孔の内周の段間にアーマチュアを保持器の端面に押し付ける弾性部材を組込む構成を採用することにより、保持器に対してアーマチュアを簡単に連結することができる。
この発明に係るクラッチ内蔵プーリユニットにおいて、外輪にロータを一体的に設けると、部品点数の低減化を図ることができ、組立ての容易なクラッチ内蔵プーリユニットを得ることができる。
また、スイッチばねとして、一部が切り離された弾性リング部の両端に外方向に向く一対の押圧片を形成した構成のものを採用し、その弾性リング部を内輪の端面に形成された円形の凹部に嵌合し、一対の押圧片を凹部の外周壁に形成された切欠部から保持器に形成された切欠き内に挿入して、切欠部の両端と切欠きの両端を相反する方向に同時に押圧する組み込みとすることによって、スイッチばねの組込みに広いスペースを確保する必要がなく、小型のクラッチ内蔵プーリユニットを得ることができる。
ここで、係合子は、ローラであってもよく、あるいは、スプラグであってもよい。
上記のように、この発明に係るクラッチ内蔵プーリユニットにおいては、オルタネータの回転軸に取付け、プーリに掛けられたベルトを介してエンジンのクランクシャフトの回転をプーリに伝達する状態において、オルタネータの回転軸の回転速度がクランクシャフトの回転速度を上回ると、係合子が係合解除してプーリがフリー回転するため、ベルトの張力増加を防止することができると共に、プーリとベルトの相互間における滑りを防止することができ、ベルトの耐久性の低下を抑制することができる。
また、スイッチ機構の作動により、保持器を停止状態の外輪に保持し、その状態でオルタネータの駆動により回転軸を回転すると、内輪が保持器に対して相対回転して係合子が内輪の回転を外輪に伝達する第2の係合位置に変位するため、その係合子を介して内輪の回転を外輪からプーリに伝達することができる。このため、プーリからベルトを介してエンジンを駆動することができ、オルタネータをスタータとして使用することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1は、エンジンのクランクシャフト1の回転をオルタネータの回転軸2に伝達するベルト伝動装置を示し、上記オルタネータの回転軸2上にはこの発明に係るクラッチ内蔵プーリユニット10が設けられ、そのクラッチ内蔵プーリユニット10のプーリ11とクランクシャフト1に固定されたプーリ3間にベルト4が掛け渡されている。
図2乃至図5はこの発明に係るクラッチ内蔵プーリユニット10を示す。図2に示すように、クラッチ内蔵プーリユニット10は、プーリ11と、その内側に組込まれたクラッチ12とからなる。
クラッチ12は、外輪13と、その外輪13の内側に組込まれた内輪14とを有し、上記外輪13はプーリ11の内径面に圧入されて、そのプーリ11と一体の回転をするようになっている。
内輪14は径の異なる2つの軸受嵌合面15a、15bを両端部外周に有し、一方の軸受嵌合面15aに嵌合された軸受16によって内輪14とプーリ11は相対的に回転自在とされている。また、他方の軸受嵌合面15bに嵌合された軸受17によって内輪14と外輪13は相対的に回転自在とされている。
図3に示すように、外輪13の内周には円筒面18が形成され、一方、内輪14の外周にはその円筒面18との間で周方向の両端に向けて狭小のくさび空間を形成する複数の平坦なカム面19が周方向に間隔をおいて設けられている。
外輪13と内輪14との間には保持器20が組込まれている。保持器20は、図2に示すように、小径の軸受嵌合面15bに近接して設けられた円筒面15cによって回転自在に支持される端板20aを端部に有している。この端板20aは内輪14の端面と軸受17とで両側から挟持され、その挟持によって保持器20は軸方向に非可動とされている。
また、保持器20には、図3に示すように、複数のカム面19のそれぞれと対向する位置にポケット21が形成され、各ポケット21内にローラからなる係合子22と、弾性部材23とが組込まれている。ここで、弾性部材23は、係合子22をカム面19と円筒面18とで形成されるくさび空間の一方の狭小部に向けて付勢するようになっている。
係合子22は、内輪14に対する保持器20の一方向への相対回転によって、図3の矢印で示す外輪13の一方向の回転を内輪14に伝達する第1の係合位置に配置され、また、内輪14に対する保持器20の他方向への相対回転によって、内輪14の一方向の回転を外輪13に伝達する第2の係合位置に配置されるようになっている。
図2および図4に示すように、内輪14と保持器20の相互間には、上記係合子22が第1の係合位置に配置される状態に保持器20を弾性保持するスイッチばね24が組込まれている。
スイッチばね24は、一部が切り離された弾性リング24aの両端に外方向に向く一対の押圧片24bを形成した構成とされ、上記弾性リング部24aが内輪14の端面に形成された円形の凹部25に嵌合され、一対の押圧片24bが凹部25の外周壁に形成された切欠部26から保持器20の端部に形成された切欠き27内に挿入されて、切欠部26の両端と切欠き27の両端を相反する方向に同時に押圧する組み込みとされている。
外輪13の軸方向の一側方におけるプーリ11と内輪14の他端部間には、保持器20を停止状態に保持するスイッチ機構30が設けられている。
スイッチ機構30は、保持器20に対して回り止めされ、かつ、軸方向に移動自在に連結されたアーマチュア31と、外輪13の他端に連結されてアーマチュア31と軸方向で対向し、その対向面間に微小なエアギャップが形成されたロータ32と、そのロータ32と軸方向で対向する電磁石33とからなる。
ここで、ロータ32は、磁性体からなる外輪13の他端に一体化され、その内径部には外輪13の内側に配置される案内筒34が設けられている。また、ロータ32には、複数の円弧状のスリット35が同一円上に間隔をおいて形成され、各スリット35内に非磁性体からなる磁束遮蔽体36が埋め込まれている。
アーマチュア31は、中心孔を有する円板からなり、上記案内筒34によって内径面がスライド自在に支持されている。そのアーマチュア31と保持器20の連結に際し、ここでは、図5に示すように、保持器20の端面に大径の頭部37aを先端に有する複数の連結ピン37を周方向に間隔をおいて設け、各連結ピン37をアーマチュア31に形成された段付きのピン孔38に挿入し、その連結ピン37の頭部37aとピン孔38の内周の段38a間にアーマチュア31を保持器の端面に押し付ける弾性部材39を組込んで、保持器20にアーマチュア31を連結している。
図2に示すように、電磁石33は、電磁コイル33aと、その電磁コイル33aを支持するコア33bとからなり、上記コア33bが図示省略した静止部材に固定されている。
実施の形態で示すクラッチ内蔵プーリユニット10は上記の構造からなり、図1に示すベルト伝動装置に対する組込みに際しては、そのクラッチ内蔵プーリユニット10の内輪13をオルタネータの回転軸2に嵌合して回り止めする。
上記のような組込みにおいて、クランクシャフト1の回転をベルト4を介してプーリ11に伝達し、そのプーリ11を図3の矢印で示す方向に回転すると、そのプーリ11と共に外輪13が回転する。このとき、係合子22は外輪13の一方向の回転を内輪14に伝達する第1の係合位置に変位されているため、外輪13の回転と共に係合子22が外輪13の円筒面18と内輪14のカム面19に直ちに係合し、外輪13の回転は係合子22を介して内輪14に伝達され、オルタネータの回転軸2が回転駆動される。
上記オルタネータの駆動時において、そのオルタネータの回転軸2の回転速度がクランクシャフト1の回転速度を上回ると、係合子22が係合解除する。その係合解除により、プーリ11と一体に回転する外輪13の回転は内輪14に伝達されず、プーリ11がフリー回転する。このため、ベルト4の張力が増加したり、プーリ11とベルト4の相互間における滑りが生じるのを防止することができる。
ここで、クランクシャフト1が回転停止する状態において、電磁コイル33aに通電すると、アーマチュア31が弾性部材39の弾性に抗して軸方向に移動してロータ32に吸着され、停止状態に保持される。このとき、アーマチュア31は保持器20に回り止めされているため、保持器20も停止状態に保持され、その保持器20の停止状態において、オルタネータの駆動により回転軸2を図3の矢印で示す一方向に回転すると、その回転軸2と共に内輪14が回転する。
このとき、内輪14は停止状態にある保持器20に対して相対回転するため、係合子22は内輪14の回転を外輪13に伝達する第2の係合位置に変位して、図6に示すように、外輪13の円筒面18と内輪14のカム面19に係合し、内輪14の回転は係合子22を介して外輪13に伝達され、プーリ11からベルト4を介してエンジンが駆動される。
このように、電磁コイル33aに通電すると、保持器20が停止状態の外輪に保持され、その保持器20の停止状態でオルタネータの回転軸2を一方向に回転駆動することにより、係合子22が係合して内輪14の回転を外輪13に伝達し、その外輪13からプーリ11を介してクランクシャフト1に伝達されるため、オルタネータをスタータとして利用することができる。
ここで、停止状態に保持された保持器20に対して内輪14が相対回転して、係合子22が第2の係合位置に配置されると、スイッチばね24が弾性変形する。
このため、電磁コイル33aに対する通電を遮断すると、スイッチばね24の復元弾性により保持器20が内輪14に対して相対回転し、係合子22は図2に示す第1の係合位置に戻されることになる。また、アーマチュア31は弾性部材39の復元弾性によって保持器20の端面に密着する状態に戻され、そのアーマチュア31とロータ32間に微小なエアギャップが形成される。
実施の形態では、クラッチ12としてローラタイプのものを示したが、クラッチ12はこれに限定されるものではなく、図7および図8に示すスプラグタイプのクラッチを用いるようにしてもよい。
図7および図8に示すクラッチにおいては、プーリ11の内径面に圧入された外輪41の内周に円筒面42を形成し、外輪41の内側に組込まれた内輪43の外周に円筒面44を設け、その両円筒面42、44間に径の異なる2つの保持器45a、45bを組込み、その小径側保持器45bを内輪43に固定し、上記大径側保持器45aと小径側保持器45bに径方向で対向するポケット46、47を形成し、そのポケット46、47内に係合子としてのスプラグ48を組込み、上記小径側保持器45bと大径側保持器45aの相対回転により、スプラグ48を外輪41の円筒面42と内輪43の円筒面44に係合させるようにしている。
上記スプラグタイプのクラッチを採用する場合は、内輪43と大径側保持器45aの相互間にスイッチばね24を組み込んで、スプラグ48が外輪41の回転を内輪43に伝達する第1の係合位置に大径側保持器45aを弾性保持する。
また、図2に示すスイッチ機構30と同一の構成からなるスイッチ機構によって大径側保持器45aが停止状態の外輪に保持されるようにし、その停止状態の大径側保持器45aに対する内輪43の相対回転により、スプラグ48を内輪43の一方向の回転が外輪41に伝達される第2の係合位置に変位させるようにする。
この発明に係るクラッチ内蔵プーリユニットを組込んだベルト伝動装置の一部切欠正面図 ローラタイプのクラッチを示す断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図2のIV−IV線に沿った断面図 保持器とアーマチュアの連結部を拡大して示す断面図 係合子が第2の係合位置で係合している状態の断面図 スプラグタイプのクラッチを示す断面図 図7のVIII−VIII線に沿った断面図
符号の説明
11 プーリ
13 外輪
14 内輪
20 保持器
22 係合子
24 スイッチばね
24a 弾性リング部
24b 押圧片
25 凹部
26 切欠部
27 切欠き
30 スイッチ機構
31 アーマチュア
32 ロータ
33 電磁石
37 連結ピン
37a 頭部
38 ピン孔
38a 段
39 弾性部材
41 外輪
43 内輪
45a 大径側保持器
45b 小径側保持器
48 スプラグ(係合子)

Claims (7)

  1. プーリと、そのプーリの内径面に固定された外輪と、その外輪の内側に組込まれた内輪と、その内輪と外輪間に組込まれた保持器と、その保持器に保持され、前記内輪と保持器の一方向の相対回転によって外輪の一方向の回転を内輪に伝達する第1の係合位置に変位され、かつ、他方向の相対回転によって内輪の一方向の回転を外輪に伝達する第2の係合位置に変位される係合子と、その係合子が第1の係合位置に配置される状態に保持器を弾性保持するスイッチばねと、前記内輪から外輪への回転トルクの伝達時に保持器を外輪の回転と同期させて、その保持器に対する内輪の相対回転により係合子を第2の係合位置に変位させるスイッチ機構とからなるオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
  2. 前記スイッチ機構が、保持器の端部に回り止めされ、かつ、軸方向に移動可能に連結された中心孔を有する円板状のアーマチュアと、外輪の端部に設けられてアーマチュアと軸方向で対向し、その対向面間に微小なエアギャップが形成されたロータと、そのロータと軸方向で対向し、通電によってアーマチュアをロータに吸着させる電磁石とからなる請求項1に記載のオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
  3. 前記保持器の端面に大径の頭部を先端に有する複数の連結ピンを周方向に間隔をおいて設け、各連結ピンをアーマチュアに形成された段付きのピン孔に挿入し、その連結ピンの頭部とピン孔の内周の段間にアーマチュアを保持器の端面に押し付ける弾性部材を組込んで、保持器にアーマチュアを連結した請求項2に記載のオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
  4. 前記ロータを外輪に一体的に設けた請求項2又は3に記載のオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
  5. 前記スイッチばねが、一部が切り離された弾性リング部の両端に外方向に向く一対の押圧片を形成した構成とされ、その弾性リング部を内輪の端面に形成された円形の凹部に嵌合し、一対の押圧片を凹部の外周壁に形成された切欠部から保持器に形成された切欠き内に挿入して、切欠部の両端と切欠きの両端を相反する方向に同時に押圧する組み込みとした請求項1乃至4のいずれかの項に記載のオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
  6. 前記係合子がローラからなる請求項1乃至5のいずれかの項に記載のオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
  7. 前記係合子がスプラグからなる請求項1乃至5のいずれかの項に記載のオルタネータ用のクラッチ内蔵プーリユニット。
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