JP2010019215A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニードルの軸方向に複数形成される摺動部の相互の偏心を許容する燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】第1弁ボディ10および第2弁ボディ20に収容されるニードル30は、背圧室およびノズル室の燃料圧力を受けつつ、加圧室22の燃料圧力の変化によって軸方向に往復移動する。第2弁ボディ20とは別体で形成される大径シリンダ40は、ニードル30の径外側に摺動可能かつ液密に嵌合し、背圧室21と加圧室22との間の燃料の流れを規制する。このため、第1弁ボディ10と摺動するニードル30の第1摺動部31と、大径シリンダ40と摺動するニードル30の第2摺動部32とが加工公差等によりニードルの軸に対して偏心して形成される場合であっても、第2摺動部とともに大径シリンダが径方向へ移動する。これにより、第1ボディ10と各摺動部31、32との摺動抵抗が大きくなることが防止され、燃料の噴射性能を保持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に燃料を供給する燃料噴射装置に関する。
従来より、コモンレールに蓄えられた高圧燃料を内燃機関に供給するインジェクタにおいて、特許文献1および特許文献2に示すように、弁ボディに形成される加圧室へ駆動部から燃料を供給することでニードルを開弁方向へ付勢し、燃料を噴射する加圧開弁式の直動インジェクタが公知である。
このようなインジェクタでは、弁ボディに、上記の加圧室、ニードルを閉弁方向へ付勢する背圧室、およびニードルを開弁方向へ付勢するノズル室が形成されている。そして、これらの各圧力室の相互間に燃料が流通することを規制するため、ニードルの外壁には、弁ボディの内壁と小さいクリアランスを有する複数の摺動部が形成されている。
しかし、複数の摺動部がニードルの軸に対して偏心して形成される場合、摺動部と弁ボディの内壁との摺動抵抗が大きくなり、燃料の噴射性能が悪化する。さらに、摺動部と弁ボディの内壁との異常摩耗が生じる。
一方、ニードルの摺動部と弁ボディの内壁とのクリアランスを大きく形成すると、各圧力室の相互間に燃料が流通し、ニードルの作動が悪化する。さらに、弁ボディの弁座からニードルが離間するとき、ニードルの中心軸が弁ボディの中心軸から径方向へ移動し、各噴孔からの燃料噴射が均等にされなくなる。
また、特許文献3および特許文献4に示すように、駆動部の作動により背圧室の燃料を減圧することでニードルを開弁方向へ移動し、燃料を噴射する減圧開弁式のインジェクタが公知である。
独国特許出願公開第102006036782号明細書 米国特許第6,520,423号明細書 国際公開第2005/050002号パンフレット 国際公開第2005/050003号パンフレット
本発明の目的は、ニードルの軸方向に複数形成される摺動部の相互の偏心を許容する燃料噴射装置を提供することにある。
本発明の目的は、弁ボディに形成される各圧力室間の液密性を確保する燃料噴射装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、第1弁ボディおよび第2弁ボディに収容されるニードルは、背圧室およびノズル室の燃料圧力を受けつつ、加圧室の燃料圧力の変化によって軸方向に往復移動する。第2弁ボディとは別体として筒状に形成される大径シリンダは、ニードルの反噴孔側に形成される大径部に摺動可能かつ液密に嵌合する。大径付勢手段は、一端が大径シリンダの噴孔側の端部に接続し、他端が第1弁ボディの反噴孔側の端部に当接し、大径シリンダを反噴孔側へ付勢する。大径シリンダは、加圧室を形成する第2弁ボディの軸方向反噴孔側の内壁に液密に当接し、背圧室と加圧室との間の燃料の流れを規制する。このため、第1ボディと摺動するニードルの第1摺動部と、大径シリンダと摺動するニードルの第2摺動部とが加工公差等によりニードルの軸に対して偏心して形成される場合、大径シリンダが第2摺動部とともに径方向へ移動して各摺動部の軸ずれを吸収する。これにより、各摺動部の摺動抵抗が大きくなることが防止され、燃料の噴射性能を保持することができる。
さらに、大径付勢手段は、第1弁ボディの反噴孔側の端部に当接することで安定した付勢力を大径シリンダに印加する。このため、背圧室と加圧室との間の液密性を確保することができる。
請求項2に記載の発明によると、第1弁ボディの反噴孔側の端部は、加圧室とノズル室とを区画するプレート部にて形成されており、第1弁ボディとは別体で形成される小径シリンダは、プレート部と摺接部の間でニードルの径外側に摺動可能かつ液密に嵌合する。小径付勢手段は、小径シリンダを反噴孔側へ付勢する。小径シリンダは、プレート部の噴孔側の端部に液密に当接し、加圧室とノズル室との間の燃料の流れを規制する。このため、第1ボディの軸方向の中間に摺接部を形成し、ノズル室へ燃料を供給する燃料通路を短縮して第1ボディの強度を確保するいわゆるセンターフィード式の燃料噴射装置において、第1摺動部、第2摺動部、および小径シリンダと摺動する第3摺動部がニードルの軸に対して偏心して形成される場合、大径シリンダが第2摺動部とともに径方向へ移動し、小径シリンダが第3摺動部とともに径方向へ移動して各摺動部の軸ずれを吸収する。これにより、第1弁ボディと各摺動部との摺動抵抗が大きくなることが防止され、燃料の噴射性能を保持することができる。
請求項3に記載の発明によると、ニードルは、前記第1噴孔を開閉する筒状のアウターニードルと、アウターニードルの内側に収容され、第2噴孔を開閉するインナーニードルとを有する。大径シリンダは、アウターニードルの反噴孔側に形成される大径部に摺動可能かつ液密に嵌合し、背圧室と加圧室との間の燃料の流れを規制する。このため、アウターニードルに形成される第1摺動部と第2摺動部とがアウターニードルの軸に対して偏心して形成される場合であっても、燃料の噴射性能を保持することができる。
請求項4に記載の発明によると、小径シリンダは、アウターニードルの径外側に摺動可能かつ液密に嵌合する。小径付勢手段は、一端が小径シリンダの噴孔側の端部に当接し、他端がアウターニードルの径外方向に突出して設けられるリング部に当接する。小径シリンダは、小径付勢手段に付勢され、プレート部の噴孔側の端部に液密に当接し、ノズル室と加圧室との間の燃料の流れを規制する。このため、アウターニードルに形成される第1摺動部、第2摺動部およびと第3摺動部がアウターニードルの軸に対して偏心して形成される場合であっても、燃料の噴射性能を保持することができる。
請求項5に記載の発明によると、小径シリンダは、噴孔側の端部で径外方向に突出するフランジを設け、小径付勢手段の径方向の大きさは、フランジに対応する大きさに形成される。このため、小径付勢手段の付勢力はフランジに対応して大きくなる。これにより、小径シリンダに大きな付勢力を印加し、ノズル室と加圧室との間の液密性を向上することができる。
請求項6に記載の発明によると、プレート部の軸方向の厚さは、ノズル室および加圧室に供給される燃料の圧力、並びに大径付勢手段および小径付勢手段の付勢力に対応可能な程度に小さく形成される。このため、燃料噴射装置の軸方向の体格を大きくすることなしに大径シリンダの軸方向の長さを大きくすることができる。これにより、大径シリンダの内壁とニードルの第2摺動部との液密性を向上することができる。または、小径シリンダの軸方向の大きさを大きくし、小径シリンダの内壁とニードルの第3摺動部との液密性を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置(以下、燃料噴射装置を「インジェクタ」という。)を図1に示す。
本実施例のインジェクタ1は、ディーゼルエンジンの各気筒に取り付けられ、コモンレール8に高圧状態で蓄えられた燃料を各気筒に噴射する。インジェクタ1は、第1弁ボディ10、第2弁ボディ20、ニードル付勢手段としてのニードルスプリング21、駆動部9、大径シリンダ40、および大径付勢手段としての大径スプリング50等を備えている。
第1弁ボディ10は、例えば炭素鋼等の金属材料によって有底筒状に形成され、内部にノズル室11を有する。第1弁ボディ10は、底部の円錐状の内壁面に弁座13を有し、弁座13の先端にサック室14を有する。第1弁ボディ10の底側には、サック室14を形成する内壁と外壁とを連通する噴孔12が形成されている。噴孔12は、第1弁ボディ10の周方向に所定の間隔で複数形成されている。
第2弁ボディ20は、有実筒状に形成され、第1弁ボディ10の反噴孔側に設けられている。第2弁ボディ20は、背圧室21、およびこの背圧室21より噴孔12側に加圧室22を有する。加圧室22は背圧室21より径外方向に拡がって形成されている。このため、加圧室22と背圧室21との間には段差部26が形成される。
ニードル30は、略円柱状に形成され、第1弁ボディ10の内部に軸方向へ往復移動可能に収容されている。ニードル30には、第1弁ボディ10の内壁に形成される摺接部15と所定のクリアランスを有して摺動する第1摺動部31が形成されている。このクリアランスは、例えば1〜2μmに設定され、ニードル30が第1弁ボディ10の中心軸から傾くことを防止している。
ニードル30の噴孔側の端部には、第1弁ボディ10の弁座13に離座および着座するシート部19が形成されている。ニードル30は、シート部19を弁座13に離座および着座することで、噴孔12を開閉する。
ニードル30の反噴孔側の端部には径外方向に拡大する大径部34が形成されている。大径部34の噴孔側には加圧面35が形成されている。大径部34の径外側の外壁と背圧室21を形成する第2弁ボディ20の内壁とは比較的大きなクリアランスを有している。このため、大径部34と第2弁ボディ20の内壁との摺接が抑制される。大径部34の反噴孔側にはニードルスプリング91が設けられ、ニードル30を噴孔側へ付勢している。
大径シリンダ40は、筒状に形成され、ニードル30の大径部34の径外側に形成される第2摺動部32に摺動可能に嵌合している。大径シリンダ40は、大径シリンダ40の内壁42と第2摺動部32とのクリアランスを例えば1〜2μmに設定し、軸方向に所定の長さを有することで第2摺動部32に液密に嵌合している。
大径スプリング50は、一端42が大径シリンダ40の噴孔側の端部43に例えば溶接、嵌合等により接続し、他端52が第1弁ボディ10の反噴孔側の端部16に当接している。大径スプリング50は、大径シリンダ40を反噴孔側へ付勢している。このため、大径シリンダ40の頭頂部41は、段差部26に液密に当接し、背圧室21と加圧室22との間の燃料の流れを規制している。
第2弁ボディ20は、背圧室21と連通する燃料通路25、第1弁ボディの燃料通路17と連通する燃料通路24、および加圧室22と連通する燃料通路23を有している。燃料通路25は、コモンレール8から供給される高圧燃料を背圧室21へ供給する。燃料通路24および燃料通路17は、コモンレール8から供給される高圧燃料をノズル室11へ供給する。
駆動部9は、図示しないピエゾスタック及びこのピエゾスタックに駆動されるポンプ等から構成されている。燃料通路23は、駆動部9のポンプから供給される燃料を加圧室22へ供給する。
次に、インジェクタ1の作動について説明する。
第1弁ボディ10のノズル室11には、コモンレール8から燃料通路24、17を経由し、例えば180〜200MPaの高圧燃料が供給されている。ノズル室11の高圧燃料はニードル30の受圧面39に作用し、ニードル30を開弁方向へ付勢している。
第2弁ボディ20の背圧室21には、コモンレール8から燃料通路25を経由し、ノズル室11と同じ圧力の高圧燃料が供給されている。背圧室21の高圧燃料はニードル30の反噴孔側の端部94に作用し、ニードル30を閉弁方向へ付勢している。
駆動部9のピエゾスタックに充電がされておらず、ピエゾスタックが軸方向に収縮しているとき、背圧室21の燃料圧力が端部94に作用する付勢力とニードルスプリング91の付勢力との和は、ノズル室11の燃料圧力が受圧面39に作用する付勢力と加圧室22の燃料圧力が加圧面35に作用する付勢力との和より大きい。このため、ニードル30は、シート部19を弁座13に着座し、噴孔12を閉塞する。
図示しないECUの指令により、ピエゾスタックに充電が開始され、ピエゾスタックが軸方向に伸長すると、駆動部9のポンプから燃料が燃料通路23を経由して加圧室22に供給される。加圧室22の燃料圧力はニードル30の加圧面35に作用し、ニードル30を開弁方向へ付勢する。加圧室22の燃料圧力が加圧面35に作用する付勢力とノズル室11の燃料圧力が受圧面39に作用する付勢力との和は、背圧室21の燃料圧力が端部94に作用する付勢力とニードルスプリング91の付勢力の和より大きくなる。このため、ニードル30は開弁方向へ移動する。ニードル30のシート部19が弁座13から離座すると、ノズル室11、サック室14および噴孔12が連通し、噴孔12から燃料が噴射される。
ECUの指令により、ピエゾスタックの放電が開始され、ピエゾスタックが軸方向に収縮すると、加圧室22から燃料通路23を経由して燃料が排出され、加圧室22の燃料圧力が小さくなる。加圧室22の燃料圧力が加圧面35に作用する付勢力とノズル室11の燃料圧力が受圧面39に作用する付勢力の和が、背圧室21の燃料圧力が端部94に作用する付勢力とニードルスプリング91の付勢力の和より小さくなると、ニードル30は閉弁方向へ移動する。ニードル30のシート部19が弁座13へ着座すると、噴孔12から燃料の噴射が停止する。
本実施形態によると、大径シリンダ40が、ニードル30の第2摺動部に液密かつ摺動可能に嵌合している。このため、ニードル30の第1摺動部31と第2摺動部32とが加工公差等によりニードル30の軸に対して偏心して形成される場合であっても、大径シリンダ40が第2摺動部32とともに径方向へ移動し、各摺動部31、32の軸ずれを吸収する。これにより、各摺動部31、32の摺動抵抗が大きくなることなく、噴射性能を保持することができる。
さらに、大径スプリング50は、第1弁ボディ10の反噴孔側の端部16に当接し、大径シリンダ40に安定した付勢力を印加している。このため、大径シリンダ40の頭頂部41は段差部26に常に液密に当接し、背圧室21と加圧室22との間の液密性を確保することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるインジェクタを図2および図3に示す。第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例のインジェクタ2では、第1弁ボディ10の反噴孔側にプレート部としての第1プレート81が設けられている。第1プレート81は、有実筒状に形成され、加圧室22とノズル室11とを区画している。第1プレート81は、内部にニードル301を通す通路82を有する。通路82の内壁とニードル301の外壁とは比較的大きなクリアランスを形成している。このため、第1プレート81の通路82とニードル301との摺接が抑制される。
第1弁ボディ10は、第1プレート81の噴孔側端部83から第1弁ボディ10の噴孔12までの間にノズル室11を有している。燃料通路17は、第1プレート81の噴孔側端部83の近傍でノズル室11と連通している。第1弁ボディ10の軸方向の中間位置にニードル301と摺接する摺接部15が形成されている。
ニードル301には、径外方向に拡がる第1摺動部31が形成されている。第1摺動部31は、第1弁ボディ10の摺接部15と所定のクリアランスを有して摺動する。第1摺動部31の周方向に平面部36が3か所形成され、摺接部15と平面部36との間に燃料を通している。
第2弁ボディは、第2プレート28および第3プレート29から構成され、第1プレート81の反噴孔側でこの順に設けられている。第2プレート28は加圧室22を有し、第3プレート29は背圧室21を有する。加圧室22は背圧室21より径外方向に拡がって形成されている。このため、第3プレート29の噴孔側の端部には段差部26が形成されている。
小径シリンダ60は、筒状に形成され、ニードル301の第1摺動部31の反噴孔側に形成される第3摺動部33に摺動可能に嵌合している。小径シリンダ60は、内壁62と第3摺動部33とのクリアランスを例えば1〜2μmに設定し、軸方向に所定の長さを有し、第3摺動部33に液密に嵌合している。小径シリンダ60の噴孔側には径外方向へ突出するフランジ64が設けられている。
小径スプリング70は、径方向の大きさがフランジ64に対応して形成されている。小径スプリング70は、一端71が小径シリンダ60のフランジ64に当接し、他端72がニードル301の径外方向へ突出して設けられるリング部68に当接している。小径スプリング70は、小径シリンダ60を反噴孔側へ付勢している。このため、小径シリンダ60の頭頂部61は、第1プレート81の噴孔側の端部83に当接し、加圧室22とノズル室11との間の燃料の流れを規制している。
インジェクタ2の作動は、第1実施形態と実質的に同一であるので説明を省略する。
本実施形態によると、大径シリンダ40および小径シリンダ60がそれぞれニードル301の第2摺動部32および第3摺動部33に液密かつ摺動可能に嵌合している。このため、ニードル301の第1摺動部31、第2摺動部32、および第3摺動部33がニードル301の軸に対して偏心して形成される場合であっても、大径シリンダ40が第2摺動部32とともに径方向へ移動し、小径シリンダ60が第3摺動部33とともに径方向へ移動する。大径シリンダ40および小径シリンダ60が各摺動部31、32、33の軸ずれを吸収するので、各摺動部31、32、33の摺動抵抗が大きくなることなく、噴射性能を保持することができる。
さらに、本実施形態では、第1プレート81の軸方向の厚さを、ノズル室11および加圧室22に供給される燃料圧力、並びに大径スプリング50および小径スプリング70の付勢力に対応可能な程度に小さく形成することができる。このため、インジェクタの軸方向の体格を大きくすることなしに加圧室22を大きくし、この加圧室22に収容されている大径シリンダ40の軸方向の長さを大きくすることができる。これにより、大径シリンダ40の内壁42と第2摺動部32との液密性を向上することができる。または、摺接部15反噴孔側のノズル室11を大きくし、このノズル室11に収容されている小径シリンダ60の軸方向の長さを大きくすることができる。これにより、小径シリンダ60の内壁62と第3摺動部33との液密性を向上することができる。
また、小径スプリング70の径方向の大きさは、フランジ64に対応して大きく形成される。このため、小径スプリング70は、小径シリンダ60に大きな付勢力を印加し、ノズル室11と加圧室22との間の液密性を向上することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるインジェクタを図4に示す。第1、第2実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例のインジェクタ3では、第1弁ボディ10の底側に第1噴孔群121および第2噴孔群122が形成されている。第2噴孔群122は、第1噴孔群121よりも第1ボディ10の軸中心側に設けられている。第1、第2噴孔群121、122は、第1弁ボディ10の周方向に所定の間隔で複数形成されている。
アウターニードル38は、筒状に形成され、第1弁ボディ10の内部に軸方向へ往復移動可能に収容されている。アウターニードル38には、第1弁ボディ10の摺接部15と所定のクリアランスを有して摺動する第1摺動部31が形成されている。
インナーニードル37は、略円柱状に形成され、アウターニードル38の径内側に、アウターニードル38と同軸に軸方向へ往復移動可能に収容されている。インナーニードル37は、アウターニードル38の径内方向の内壁と液密に摺接し、背圧室21とノズル室11との燃料の流れを規制している。インナーニードル37の噴孔側の端部には、弁座13に離座および着座するシート部18が形成されている。インナーニードル37は、シート部18を弁座13に離座および着座することで、第2噴孔群122を開閉する。
インナーニードル37の反噴孔側の端部には径外方向に拡大する頭部97が形成されている。頭部97の反噴孔側にはインナーニードルスプリング93が設けられ、インナーニードル37を噴孔側へ付勢している。
大径シリンダ40は、アウターニードル38の大径部341の径外側に形成される第2摺動部32に摺動可能に嵌合し、背圧室21と加圧室22との間の燃料の流れを規制している。
次に、インジェクタ3の作動について説明する。
第1弁ボディ10のノズル室11には、コモンレール8から燃料通路24、17を経由し、高圧燃料が供給されている。ノズル室11の高圧燃料はアウターニードル38の受圧面39に作用し、アウターニードル38を開弁方向へ付勢している。
第2弁ボディ20の背圧室21には、コモンレール8から燃料通路25を経由し、ノズル室11と同じ圧力の高圧燃料が供給されている。背圧室21の高圧燃料はアウターニードル38の反噴孔側の端部94に作用し、アウターニードル38を閉弁方向へ付勢している。
駆動部9のピエゾスタックに充電がされておらず、ピエゾスタックが軸方向に収縮しているとき、背圧室21の燃料圧力が端部94に作用する付勢力とアウターニードルスプリング92の付勢力との和は、ノズル室11の燃料圧力が受圧面39に作用する付勢力と加圧室22の燃料圧力が加圧面35に作用する付勢力との和より大きい。このため、アウターニードル38は、シート部19を弁座13に着座し、第1噴孔群121を閉塞する。
インナーニードル37は、インナーニードルスプリング93に付勢され、シート部18を弁座13に着座し、第2噴孔群122を閉塞する。
ECUの指令により、駆動部9のピエゾスタックに充電が開始されると、燃料が燃料通路23を経由して加圧室22に供給される。加圧室22の燃料圧力はアウターニードル38の加圧面35に作用し、アウターニードル38を開弁方向へ付勢する。加圧室22の燃料圧力が加圧面35に作用する付勢力とノズル室11の燃料圧力が受圧面39に作用する付勢力との和は、背圧室21の燃料圧力が端部94に作用する付勢力とニードルスプリング91の付勢力の和より大きくなる。このため、アウターニードル38は開弁方向へ移動する。アウターニードル38のシート部19が弁座13から離座すると、ノズル室11、サック室14および第1噴孔群121が連通し、第1噴孔群121から燃料が噴射される。
ピエゾスタックに継続して充電がされると、アウターニードル38の端部94とインナーニードル37の頭部97とが当接し、インナーニードル37は開弁方向へ移動する。インナーニードル37のシート部18が弁座13から離座すると第1噴孔群121および第2噴孔群122から燃料が噴射される。
ECUの指令により、ピエゾスタックの放電が開始されると、加圧室22から燃料通路23を経由して燃料が排出され、加圧室22の燃料圧力が小さくなる。
加圧室22の燃料圧力が加圧面35に作用する付勢力とノズル室11の燃料圧力が受圧面39に作用する付勢力の和は、背圧室21の燃料圧力が端部94に作用する付勢力とニードルスプリング91の付勢力の和より小さくなる。このため、アウターニードル38とインナーニードル37とが一体で閉弁方向へ移動する。インナーニードル37のシート部18が弁座13へ着座すると、第2噴孔群122から燃料の噴射が停止する。さらに加圧室22の燃料圧力が小さくなり、アウターニードル38のシート部19が弁座13へ着座すると、第1噴孔群121から燃料の噴射が停止する。
上述の第1、第2噴孔群から燃料を噴射する作動の他、エンジンの負荷に応じて駆動部9のピエゾスタックの充放電を制御し、第1噴孔群121のみから燃料を噴射することが可能である。
本実施形態によると、大径シリンダ40は、アウターニードル38の第2摺動部32に液密かつ摺動可能に嵌合している。このため、アウターニードル38の第1摺動部31と、第2摺動部32とがアウターニードル38の軸に対して偏心して形成される場合であっても、大径シリンダ40が第2摺動部32とともに径方向へ移動する。大径シリンダ40が各摺動部31、32の軸ずれを吸収するので、各摺動部31、32の摺動抵抗が大きくなることなく、噴射性能を保持することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるインジェクタを図5に示す。第1〜第3実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例のインジェクタ4では、第1弁ボディ10の反噴孔側に第1プレート81が設けられている。第1弁ボディ10は、第1プレート81の噴孔側の端部83から第1弁ボディ10の噴孔12までの間にノズル室11を有している。燃料通路17は、第1プレート81の噴孔側の端部83の近傍でノズル室11と連通している。第1弁ボディ10の軸方向の中間位置に摺接部15が形成されている。
アウターニードル381には、第1弁ボディ10の摺接部15と所定のクリアランスを有して摺動する第1摺動部31が形成されている。第1摺動部31の周方向には平面部36が形成され、摺接部15との間に燃料を通している。
アウターニードル381の第1摺動部31の反噴孔側に形成される第3摺動部33に、小径シリンダ60が摺動可能に嵌合している。小径シリンダ60は、頭頂部61を第1プレート81の噴孔側の端部83に当接し、加圧室22とノズル室11との間の燃料の流れを規制している。
大径シリンダ40は、アウターニードル38の大径部341に形成される第2摺動部32に摺動可能に嵌合し、背圧室21と加圧室22との間の燃料の流れを規制している。
インナーニードル371は、アウターニードル381の径内側に、アウターニードル381と同軸に軸方向へ往復移動可能に収容されている。インナーニードル371は、アウターニードル381の径内方向の内壁と液密に摺接し、背圧室21とノズル室11との燃料の流れを規制している。
インジェクタ4の作動は、第3実施形態と実質的に同一であるので説明を省略する。
本実施形態によると、大径シリンダ40および小径シリンダ60がそれぞれアウターニードル381の第2摺動部32および第3摺動部33に液密かつ摺動可能に嵌合している。このため、アウターニードル381の第1摺動部31、第2摺動部32、および第3摺動部33がアウターニードル381の軸に対して偏心して形成される場合であっても、大径シリンダ40、小径シリンダ60がそれぞれ第2、第3摺動部32、33とともに径方向へ移動して各摺動部31、32、33の軸ずれを吸収するので、各摺動部31、32、33の摺動抵抗が大きくなることなく、噴射性能を保持することができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、第2弁ボディ20に形成される加圧室22へ駆動部9から燃料を供給することでニードルを開弁方向へ付勢し、燃料を噴射する加圧開弁式の直動インジェクタについて説明した。これに対し、駆動部の作動によって加圧室の燃料を減圧することでニードルを開弁方向へ移動させ、燃料を噴射する減圧開弁式のインジェクタに本発明を適用しても良い。
上述した第3、第4実施形態では、サック室を形成する第1弁ボディの壁面に第2噴孔群を形成するいわゆるミニサックタイプ(MSタイプ)のインジェクタについて説明した。これに対し、第2噴孔群をインナーニードルの覆う位置に形成するいわゆるバルブカバードオリフリスタイプ(VCOタイプ)のインジェクタに本発明を適用しても良い。
このように、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態によるインジェクタを示す断面図。 本発明の第2実施形態によるインジェクタを示す断面図。 図2のIIIの方向から見た断面図。 本発明の第3実施形態によるインジェクタを示す断面図。 本発明の第4実施形態によるインジェクタを示す断面図。
符号の説明
1:インジェクタ、8:コモンレール、9:駆動部、10:第1弁ボディ、11:ノズル室、12:噴孔、13:弁座、15:摺接部、20:第2弁ボディ、21:背圧室、22:加圧室、26:段差部、30:ニードル、31:第1摺動部、32:第2摺動部、34:大径部、50:大径シリンダ、50:大径スプリング(大径付勢手段)、81:第1プレート(プレート部)、91:ニードルスプリング(ニードル付勢手段)

Claims (6)

  1. 燃料が供給されるノズル室、該ノズル室と連通する噴孔、および弁座を有する第1弁ボディと、
    前記第1弁ボディの反噴孔側に設けられ、背圧室および該背圧室より前記噴孔側で径外方向に拡がる加圧室を有する第2弁ボディと、
    前記第1弁ボディおよび前記第2弁ボディに収容され、前記背圧室および前記ノズル室の燃料圧力を受けつつ、前記加圧室の燃料圧力の変化によって前記第1弁ボディの内壁に形成される摺接部と摺接して軸方向に往復移動し、前記弁座に離座および着座することで前記噴孔を開閉するニードルと、
    前記ニードルの反噴孔側の端部に設けられ、前記ニードルを閉弁方向へ付勢するニードル付勢手段と、
    前記加圧室に燃料を供給することで前記ニードル付勢手段の付勢力に抗して前記ニードルを開弁方向へ移動する駆動部と、を備える燃料噴射装置であって、
    前記第2弁ボディとは別体として筒状に形成され、前記ニードルの反噴孔側に形成される大径部の径外側に摺動可能かつ液密に嵌合する大径シリンダと、
    一端が前記大径シリンダの前記噴孔側の端部に接続し、他端が前記第1弁ボディの反噴孔側の端部に当接し、大径シリンダを反噴孔側へ付勢する大径付勢手段と、を備え、
    前記大径シリンダは、前記加圧室を形成する前記第2弁ボディの軸方向反噴孔側の内壁と液密に当接し、前記背圧室と前記加圧室との間の燃料の流れを規制することを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記第1弁ボディの反噴孔側の端部は、前記加圧室と前記ノズル室とを区画するプレート部にて形成されており、
    さらに、前記第1弁ボディとは別体として筒状に形成され、前記プレート部と前記摺接部との間で前記ニードルの径外側に摺動可能かつ液密に嵌合する小径シリンダと、
    一端が前記小径シリンダの前記噴孔側の端部に当接し、他端が前記ニードルの径外方向に突出して設けられるリング部に当接し、前記小径シリンダを反噴孔側へ付勢する小径付勢手段と、を備え、
    前記小径シリンダは、前記プレート部の前記噴孔側の端部に液密に当接し、前記加圧室と前記ノズル室との間の燃料の流れを規制することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記第1弁ボディの噴孔は、第1噴孔と、該第1噴孔より軸中心に近い第2噴孔とを有し、
    前記ニードルは、前記第1噴孔を開閉する筒状のアウターニードルと、該アウターニードルの内側に収容され、前記第2噴孔を開閉するインナーニードルと、を有し、
    前記大径シリンダは、前記アウターニードルの反噴孔側に形成される大径部の径外側に摺動可能かつ液密に嵌合し、前記背圧室と前記加圧室との間の燃料の流れを規制することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記小径シリンダは、前記アウターニードルの径外側に摺動可能かつ液密に嵌合し、
    前記小径付勢手段は、一端が前記小径シリンダの前記噴孔側の端部に当接し、他端が前記アウターニードルの径外方向に突出して設けられるリング部に当接し、前記小径シリンダを前記プレート部の前記噴孔側の端部へ付勢することを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記小径シリンダは、前記噴孔側の端部で径外方向に突出するフランジを設け、
    前記小径付勢手段の径方向の大きさは、前記フランジに対応する大きさに形成されることを特徴とする請求項2または4に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記プレート部の軸方向の厚さを、前記ノズル室および前記加圧室に供給される燃料の圧力、並びに前記大径付勢手段および前記小径付勢手段の付勢力に対応可能な程度に小さく形成することで、前記大径シリンダまたは前記小径シリンダの軸方向の長さを大きく形成することを特徴とする請求項2、4または5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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