JP2010001871A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の内圧を受ける第1ボディの強度を確保する燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】内部にニードルを収容する第1ボディ2は、その反噴孔面201に第2ボディが当接する。回り止めピン6は、第1ボディ2と第2ボディとの周方向の相対移動を規制する。第1ボディ2の径方向に対応する回り止めピン6の厚さをt、第1ボディ2の周方向に対応する回り止めピン6の長さをwとすると、w>tである。このため、回り止めピン6は、第2ボディと第1ボディ2との周方向の位置決め、および回り止めを確実にすることができる。さらに、第1凹溝11の径方向の大きさを小さくする。このため、第1凹溝11を有する第1ボディ2の径方向の肉厚lを大きくすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に燃料を供給する燃料噴射装置に関する。
従来より、ディーゼルエンジンの気筒に燃料を供給する燃料噴射装置では、特許文献1に示すように、噴孔を有する第1ボディと、この第1ボディの軸方向反噴孔面に第2ボディとを組付けるとき、第1ボディに形成される第1凹溝と第2ボディに形成される第2凹溝とに円柱状の回り止めピンを係合することで、第1ボディと第2ボディが周方向に相対移動することを規制している。
特許文献2に示すように、ニードルの反噴孔側にニードルを高速で作動する圧力制御室を有するセンターフィード式の燃料噴射装置では、圧力制御室を形成するシリンダを第1ボディとニードルとの間に設けることで、第1ボディの径方向の肉厚が薄くなる。
また、特許文献3に示すように、径方向の内側にインナーニードルを、径方向の外側にアウターニードルを設け、各ニードルに対応する第1噴孔群および第2噴孔群を、エンジンの負荷に応じて選択的に開閉することで噴孔の開口面積を可変にし、排ガスに含まれる有害物質の低減およびエンジンの高出力運転の両立を図る可変噴孔式の燃料噴射装置(VAN:Variable flow Area Nozzle)が公知である。このようなVANでは、ニードルを二重に設けることで、ニードルの径が大きくなり、第1ボディの径方向の肉厚が薄くなる。
一方、噴霧の微粒化のため、第1ボディ内に供給される燃料の圧力を大きくする要求があることから、内圧を受ける第1ボディの強度を確保するために第1ボディの径方向の肉厚は厚くすることが望ましい。しかし、第1ボディの肉厚を確保するため、回り止めピンを細くすると、回り止めピンが破損する可能性がある。
特開2002−242796号公報 特開2003−506622号公報 特開2005−320904号公報
本発明の目的は、第1ボディと第2ボディとの周方向の位置決めを確実にする燃料噴射装置を提供することにある。
本発明の目的は、燃料の内圧を受ける第1ボディの強度を確保する燃料噴射装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、第1ボディは有底筒状に形成され、内部にニードルを収容する。第2ボディは、第1ボディの反噴孔面に当接する。回り止めピンは、第1ボディと第2ボディとの周方向の移動を規制する。第1ボディの径方向に対応する回り止めピンの厚さをt、第1ボディの周方向に対応する回り止めピンの長さをwとすると、w>tである。このため、回り止めピンは、第1ボディと第2ボディとの周方向の位置決め、および回り止めを確実にすることができる。さらに、第1凹溝の径方向の大きさを小さくし、第1凹溝を有する第1ボディの径方向の肉厚を大きくする。これにより、第1ボディ内に供給される燃料の圧力に対し、第1ボディの強度を確保することができる。
請求項2に記載の発明によると、回り止めピンは、第1ボディの外壁の径外方向に露出している。これにより、第1凹溝ピン溝を第1ボディの径外方向に開口して形成することができる。この結果、第1ボディの径方向の肉厚を連続して確保することができる。
請求項3に記載の発明によると、第1ボディとニードルとの間にスリーブを備える。また、請求項4に記載の発明によると、第1ボディとニードルとの間に付勢手段を備える。このため、第1ボディの内径が大きくなり、径方向の肉厚が薄くなる場合であっても、第1凹溝の径方向の距離を小さくすることで、第1ボディの径方向の肉厚を確保することができる。
請求項5に記載の発明によると、さらに、ニードルは、円筒状のアウターニードルと、アウターニードルの内側に収容されるインナーニードルとを有する。このため、アウターニードルの外径が大きくなり、その分、第1ボディの肉厚が薄くなる。この場合においても、第1凹溝の径方向の距離を小さくすることで、第1ボディの径方向の肉厚を確保することができる。
請求項6に記載の発明によると、回り止めピンにより、第2ボディに対する第1ボディの周方向の位置が定まることで、噴射方向を決定することができる。
請求項7に記載の発明によると、第1ボディに形成される第1凹溝の径方向の端面は、第1ボディの軸中心からの距離を一定にした円弧形状に形成されている。このため、第1凹溝を形成する第1ボディの径方向の肉厚を均一に確保することができる。
請求項8に記載の発明によると、回り止めピンは、第1ボディと一体で形成され、第2ボディに形成される第2凹溝と係合する。このため、第1ボディに第1凹溝を形成することなしに、第2ボディと第1ボディとの周方向の移動を規制することができるので、第1ボディの径方向の肉厚を確保することができる。
なお、請求項8に記載の発明に対し、請求項3〜6に示す構成を採用しても良い。
請求項9に記載の発明によると、回り止めピンは、第1ボディの径方向に対向しない2箇所に設けられる。これにより、第1ボディと第2ボディとを誤った向きに組付けることを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置(以下、燃料噴射装置を「インジェクタ」という。)を図1〜図4に示す。
本実施例のインジェクタ10は、コモンレール式の燃料噴射システムに適用される。インジェクタ10は、図示しないディーゼルエンジンのシリンダヘッドに挿入して搭載され、各気筒の内部へ燃料を直接噴射する。インジェクタ10は、図2に示すように、第1ボディ2、アウターニードル3、インナーニードル4、第2ボディ5、回り止めピン6、リテーニングナット7、シリンダ8、付勢手段としての第1スプリング9等を備えている。
第1ボディ2は、例えば炭素鋼等の金属材料によって有底筒状に形成されている。第1ボディ2の底側には、第1ボディの外壁と内壁とを連通する第1噴孔群23および第2噴孔群24が形成されている。第2噴孔群24は、第1噴孔群23よりも第1ボディ2の軸中心側に設けられ、その開口断面積を第1噴孔群よりも大きく形成されている。第1、第2噴孔群23、24は、第1ボディ2の周方向に所定の間隔で複数形成されている。
アウターニードル3は、筒状に形成され、第1ボディ2の内側で軸方向へ往復移動可能に収容されている。アウターニードル3には、第1ボディ2の内壁36と摺接する摺接面32が形成されている。摺接面32の周方向には通路部33が形成されている。アウターニードル3の径内方向の外壁と、第1ボディ2の径外方向の内壁22、36とにより燃料通路25が形成されている。アウターニードル3の噴孔側の端部には、第1ボディ2の弁座21に着座および離座するシート部31が形成されている。アウターニードル3は、シート部31を弁座21に着座および離座することで、第1噴孔群23を開閉する。
インナーニードル4は、略丸棒状に形成され、アウターニードル3の径内側に、アウターニードル3と同軸に軸方向へ往復移動可能に収容されている。インナーニードル4は、アウターニードル3の径内方向の内壁と液密に摺接する摺接面42を形成している。インナーニードル4の噴孔側の端部には、弁座21に着座および離座するシート部41が形成されている。インナーニードル4は、シート部41を弁座21に着座および離座することで、第2噴孔群24を開閉する。
第2ボディ5、第3ボディ71および第4ボディ72は、共に円筒状に形成され、第1ボディの反噴孔側にこの順で当接している。第2ボディ5は、燃料通路25と連通する燃料通路51を内部に有している。第2ボディ5は、凹部53および一端を凹部53に開口する燃料通路52を有している。
第3ボディ71は、燃料通路51と連通する燃料通路92、93、および燃料通路52と連通する燃料通路94を有している。第4ボディ72は、燃料通路92と連通する燃料通路91、燃料通路93、94と連通するバルブ室99、およびバルブ室99と連通する燃料通路95を有している。バルブ室99にはバルブ96が収容され、第3スプリング97によって反噴孔側へ付勢されている。燃料通路95には燃料絞り89が設けられている。
回り止めピン6は、略角柱形状に形成され、一端を第1ボディ2の反噴孔面201に形成される第1凹溝11に係合し、他端を第2ボディ5の噴孔側の面に形成される第2凹溝54に係合している。回り止めピン6は、第1ボディ2と第2ボディ5との相対移動を規制することでインジェクタ10の噴射方向を決定する。回り止めピン6と第1ボディ2との詳細については後述する。
第2ボディ5と第3ボディ71との間、および第3ボディ71と第4ボディ72との間には相対移動を規制する図示しない回り止めピンが係合している。
リテーニングナット7は、円筒状に形成され、内側に段差73が形成されている。第1ボディ2の外側に形成された段差26とリテーニングナット7の段差73が当接し、リテーニングナット7が締め付けられることで、第1〜第4ボディ2、5、71、72は軸方向に結合する。
シリンダ8は、円筒状に形成され、アウターニードル3の反噴孔側の外壁に液密に摺接している。第1スプリング9は、一端がアウターニードル3の径外側に嵌合する円環状のスプリングシート27に当接し、他端がシリンダ8に当接している。第1スプリング9は、アウターニードル3とシリンダ8とを引き離す方向に付勢している。このため、シリンダ8は、第2ボディ5の噴孔側の面と液密に当接する。
第2ボディ5の凹部53、シリンダ8の内壁、インナーニードル4の摺接面42よりも反噴孔側におけるインナーニードル4の外壁およびアウターニードル3の内壁によって圧力制御室55が形成されている。
第2スプリング90は、圧力制御室55内に収容され、一端を凹部53の反噴孔側の壁に当接し、他端をインナーニードル4の径外方向に突出して形成されたフランジ43に当接している。第2スプリング90は、インナーニードル4を噴孔の方向へ付勢している。以下、噴孔の方向を噴孔方向と称し、噴孔とは反対の方向を反噴孔方向と称する。
次に、インジェクタ10の作動について説明する。
第1ボディ2の燃料通路25には、コモンレールから燃料通路91、92、51を経由し、高圧燃料が常に供給されている。図示しないピエゾスタックに充電されずピエゾスタックが軸方向に収縮しているとき、これに接続しているピン98およびバルブ96は第3スプリング97の付勢力によって反噴孔方向へ位置している。このとき、燃料通路93と燃料通路94とが連通し、燃料通路91、92、93、バルブ室99、および燃料通路94、52を経由して圧力制御室55に燃料が供給される。燃料通路25および圧力制御室55に供給される燃料の圧力は、例えば、200MPaである。
圧力制御室55に供給された燃料は、アウターニードル3およびインナーニードル4の反噴孔側の端面35、44等に作用し、アウターニードル3およびインナーニードル4を噴孔方向へ付勢する。一方、燃料通路25に供給された燃料は、アウターニードル3に形成される受圧面34等に作用し、アウターニードル3を反噴孔方向へ付勢する。圧力制御室55の燃料の圧力および第1、第2スプリング9、10の付勢力と、燃料通路25の燃料の圧力とのバランスにより、アウターニードル3およびインナーニードル4は弁座に着座し、第1、第2噴孔群23、24を閉塞する。
ECUの指令により、ピエゾスタックに充電が開始され、ピエゾスタックが軸方向に伸長すると、これに接続しているピン98およびバルブ96が第3スプリング97の付勢力に抗して噴孔方向へ移動する。バルブ96が第3ボディ71と当接すると、燃料通路93と燃料通路94との連通が遮断され、燃料通路94と燃料通路95とが連通する。このため、圧力制御室55内の燃料は、燃料通路52、94、バルブ室99および燃料通路95を経由して徐々に排出される。
圧力制御室55内の燃料の圧力が小さくなると、アウターニードル3が反噴孔方向へ移動し、アウターニードル3の反噴孔側の端面35とインナーニードル4のフランジ43とが当接する。アウターニードル3が弁座21から離座すると、燃料通路25と第1噴孔群23とが連通し、第1噴孔群23から燃料が噴射される。
さらに圧力制御室55内の燃料の圧力が小さくなると、インナーニードル4はアウターニードル3と一体で反噴孔方向へ移動する。インナーニードル4が弁座21から離座すると、燃料通路25と第2噴孔群24とが連通し、第1、第2噴孔群23、24から燃料が噴射される。
ECUの指令により、ピエゾスタックの放電が開始され、ピエゾスタックが軸方向に収縮すると、上記同様、圧力制御室55内に燃料が供給される。圧力制御室55内の燃料の圧力が大きくなると、アウターニードル3とインナーニードル4とが一体で噴孔方向へ移動する。インナーニードル4が弁座21に着座すると、第2噴孔群24から燃料の噴射が停止する。さらに圧力制御室55内の燃料の圧力が大きくなると、アウターニードル3が噴孔方向へ移動する。アウターニードル3が弁座21に着座すると、第1噴孔群23から燃料の噴射が停止する。
エンジンの負荷に応じて圧力制御室55内の圧力を制御することで、第1、第2噴孔群23、24から燃料を噴射し、または第1噴孔群23のみから燃料を噴射することが可能である。
次に、第1ボディ2および回り止めピン6について詳細に説明する。
第1ボディ2は、図1および図2に示すように、大径部28と小径部29とを備える。大径部28は、内部にインナーニードル4、アウターニードル3、シリンダ8および第1、第2スプリング9、10を収容している。小径部29は、内部にインナーニードル4およびアウターニードル3を収容している。このため、大径部28の内壁22は、小径部29の内壁36より径外方向に大きく形成されている。第1ボディ2の燃料通路25には高圧燃料が供給され、第1ボディ2を径外方向に押し広げる力が加わる。このため、大径部28の外壁37は、小径部29の外壁38より径外方向に大きく形成され、所定の肉厚を有している。
回り止めピン6は、第1ボディ2の外壁37に適合するように湾曲した略矩形に形成されている。回り止めピン6は、第1ボディ2の径外側に設けられている。回り止めピン6の一方の面68は、第1ボディ2の外壁37の径外方向に露出している。回り止めピン6は、第1ボディ2の径方向に対向しない2箇所に設けられている。大径部28の外壁37には、回り止めピン6が係合する第1凹溝11が形成されている。
図4に示すように、回り止めピン6は、横断面が略矩形の扇状に形成されている。第1凹溝11は、回り止めピン6の形状に適合するように形成されている。第1凹溝11の面14は、径外方向へ湾曲して形成され、軸中心からの距離を一定にしている。第1ボディ2の周方向および径方向において、回り止めピン6と第1凹溝11との隙間は一定の距離となっている。回り止めピン6の面66と第1凹溝11の面12とが当接し、回り止めピン6の面67と第2ボディの第2凹溝54とが当接し、第1ボディ2の第2ボディ5に対する図3の反時計回り方向の移動が規制される。または、回り止めピン6の面67と第1凹溝11の面13が当接し、回り止めピン6の面66と第2ボディの第2凹溝54とが当接し、第1ボディ2の第2ボディ5に対する図3の時計回り方向の移動が規制される。
回り止めピン6は、第1ボディ2の周方向に対応する長さwが、第1ボディ2の径方向に対応する厚さtより大きく形成されている。特に、第1ボディ2の周方向に対応する長さwを、第1ボディ2の径方向に対応する厚さtの2倍より大きく既定することが望ましい。回り止めピン6の長さwが大きくなると第1ボディ2の周方向に作用する力に対するせん断強度が大きくなる。回り止めピン6の厚さtが小さくなると、これに対応する第1凹溝11の径方向の距離が小さくなる。これにより、大径部28の内壁22と、第1凹溝11の径内側の面との距離lが大きくなる。この結果、大径部28は、第1ボディ2の内部に供給される燃料の圧力に対応して距離lを大きくすることができる。
本実施形態によると、第1ボディ2の内部にアウターニードル3とインナーニードル4を収容するVANにおいて、回り止めピン6をw>2tに既定している。このため、第1ボディ2の周方向に作用する力に対する回り止めピン6のせん断強度を大きくし、噴孔の向きを決定することができる。さらに、第1ボディ2の内部に供給される燃料の内圧を受ける第1ボディ2の強度を確保することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるインジェクタの第1ボディ2および回り止めピン6を図5に示す。第1実施形態と実質的に同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、回り止めピン61は、横断面が楕円形に形成され、第1ボディ2の径外側に設けられている。この楕円形の曲率は、回り止めピン61の外壁69が第1ボディ2の径外方向の外壁37に対応するように既定されている。本実施形態においても、回り止めピン6の横断面の長軸の長さwは、短軸の厚さtより大きく形成されている。特に、w>2tに既定することが望ましい。回り止めピン6の厚さtに対応して第1凹溝11の径方向の距離が小さくなり、大径部28の径方向の肉厚が大きくなる。
本実施形態によると、第1ボディ2へ回り止めピン61を組付けるとき、第1凹溝11を構成する壁面12、13、14に回り止めピン61が接触することが抑制される。このため、第1ボディ2と第2ボディ5との組付けが容易にできる。
さらに、回り止めピン61の体格を小さくすることができる。
(第3、第4実施形態)
本発明の第3、第4実施形態によるインジェクタの第1ボディ2および回り止めピン6をそれぞれ図6、図7に示す。第1、第2実施形態と実質的に同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態では、回り止めピン62が角柱状に形成されている。第4実施形態では、回り止めピン63が円柱状に形成されている。回り止めピン62、63は第1ボディ2と同一材料から切削により一体で形成されている。
第3、第4実施形態では、第1ボディ2と回り止めピン62、63とが連続要素となっているので、第1ボディ2の周方向に作用する力に対する回り止めピン62、63のせん断強度を確保することができる。
さらに、第1ボディ2に第1凹溝を形成しないので、大径部28の径方向の肉厚を確保し、第1ボディ2の内部に供給される燃料の圧力に対する第1ボディ2の強度を確保することができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、第1ボディの直径方向に対向しない位置で回り止めピンを2箇所に設けた。これに対し、第1ボディの周方向に作用する力に対し、回り止めピンのせん断強度を確保可能であれば、回り止めピンを1箇所に設けても良い。
上述した複数の実施形態では、コモンレール式のディーゼルエンジンに適用したインジェクタについて説明した。これに対し、本発明は、他の形式のディーゼルエンジンまたはガソリンエンジンに適用しても良い。
このように、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態によるインジェクタの要部を示す模式図。 本発明の第1実施形態によるインジェクタを示す断面図。 図1のIIIの方向から見た平面図。 図3のIV部分の拡大図。 本発明の第2実施形態によるインジェクタの要部拡大図。 本発明の第3実施形態によるインジェクタの要部を示す模式図。 本発明の第4実施形態によるインジェクタの要部を示す模式図。
符号の説明
2:第1ボディ、3:アウターニードル、4:インナーニードル、5:第2ボディ、6:回り止めピン、7:リテーニングナット、8:シリンダ、9:第1スプリング、11:第1凹溝、21:弁座、23:第1噴孔群、24:第2噴孔群、25:燃料通路、28:大径部、29:小径部、51燃料通路、54:第2凹溝、55:圧力制御室

Claims (9)

  1. 有底筒状に形成され、筒内に燃料通路を形成し、底側に前記燃料通路と連通する噴孔を有し、内壁に弁座を有する第1ボディと、
    前記第1ボディの内部に軸方向に往復移動可能に収容され、前記弁座に着座および離座することで前記噴孔を開閉するニードルと、
    前記第1ボディの反噴孔面に当接し、前記第1ボディの前記燃料通路と連通する燃料通路を形成する第2ボディと、
    一端を前記第1ボディに形成される第1凹溝に係合し、他端を前記第2ボディに形成される第2凹溝に係合し、前記第1ボディと前記第2ボディとの周方向の移動を規制する回り止めピンと、を備え、
    前記第1ボディの径方向に対応する前記回り止めピンの厚さをt、前記第1ボディの周方向に対応する前記回り止めピンの長さをwとすると、w>tであることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記回り止めピンは、前記第1ボディの外壁の径外方向に露出していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. さらに、前記第1ボディに形成される前記第1凹溝の径内側で前記ニードルの外壁に設けられ、前記ニードルの往復移動を制御する圧力制御室を形成するシリンダを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射装置。
  4. さらに、一端が前記シリンダの軸方向噴孔側の端部に当接し、他端が前記ニードルの反噴孔側の端部に当接し、前記ニードルを前記噴孔側へ付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記第1ボディの噴孔は、第1噴孔群と、第1噴孔群より軸中心に近い第2噴孔とを有し、
    前記ニードルは、前記第1噴孔群を開閉する円筒状のアウターニードルと、
    前記アウターニードルの内側に収容され、前記第2噴孔群を開閉するインナーニードルと、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記回り止めピンは、前記第2ボディに対する前記第1ボディの周方向の位置を定めることで前記噴射方向を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  7. 前記第1ボディに形成される前記第1凹溝の径方向の端面は、前記第1ボディの軸中心からの距離を一定にした円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  8. 有底筒状に形成され、筒内に燃料通路を形成し、底側に前記燃料通路と連通する噴孔を有し、内壁に弁座を有する第1ボディと、
    前記第1ボディの内部に軸方向に往復移動可能に収容され、前記弁座に着座および離座することで前記噴孔を開閉するニードルと、
    前記第1ボディの反噴孔面に当接し、前記第1ボディの前記燃料通路と連通する燃料通路を形成する第2ボディと、
    前記第1ボディと一体で形成され、前記第2ボディに形成される第2凹溝と係合することで前記第1ボディと前記第2ボディとの周方向の移動を規制する回り止めピンと、
    を備えることを特徴とする燃料噴射装置。
  9. 前記回り止めピンは、前記第1ボディの径方向に対向しない2箇所に設けられることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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