JP2010017307A - 引出し装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作レバー8の一端に手掛け部8cを設けるとともに、他端に折り返し部8dを設け、この折り返し部8dの内側角部を、裏面板6の上縁に係合することにより、この角部を中心として、操作レバー8が前後方向に回動しうるようにし、かつ前面板5に、操作レバー8が前面板5から外方に外れるのを阻止する外れ止め手段12と、操作レバー8が前面板5の縁に沿う方向へ移動するのを阻止する規制手段8eとを設け、さらに、操作レバー8とラッチ機構9とを、操作レバー8の前方への回動により、ラッチ機構9を解除しうるように連係する。
【選択図】 図2
Description
因みに、操作レバーを軸をもって枢着するという点では、特許文献1〜3のものも同様であり、やはりその組み付け作業が面倒である。
(1) 物品収容部の前面に前面板を設けた引出しに、前記物品収容部が前方に引出し可能として収容されている筐体と係合することにより、引出しの前方への移動を阻止するようにしたラッチ機構と、引出しの前方からの操作により、前記ラッチ機構と筐体との係合を解除させる操作レバーとを設けた引出し装置において、
前記操作レバーの一端に手掛け部を設けるとともに、同じく他端に折り返し部を設け、この折り返し部の内側角部を、前記前面板の上下または左右の縁に係合することにより、この角部を中心として、操作レバーが前後方向に回動しうるようにし、かつ前記前面板または操作レバーに、操作レバーが前面板から外方に外れるのを阻止する外れ止め手段と、操作レバーが前面板の縁に沿う方向へ移動するのを阻止する規制手段とを設け、さらに、前記操作レバーとラッチ機構とを、前記操作レバーの前方への回動により、ラッチ機構を解除しうるように連係する。
また、操作レバーの外方が開放しているので、操作レバーの操作性、および体裁がよい。
図1は、本発明の第1の実施形態を備えるキャビネットの正面図、図2は、引出しの分解斜視図、図3は、図2における裏面板の右側上部の拡大分解斜視図、図4は、引出しの一部切欠き正面図、図5は、引出しの前部の側面図、図6は、図4におけるVI−VI線拡大縦断側面図、図7は、図4におけるVII−VII線拡大縦断側面図、図8は、図4におけるVIII−VIII線拡大横断平面図である。なお、左右は、図1および図4に関して言うものとする。
なお、3個の引出し2は、最上段のものだけに施錠装置3を設けてあることを除いては、互いに同一構造であるので、以下の説明においては、最上段の引出し2のみについて説明する。
また、施錠装置3および各引出し2の支持構造は、本発明に直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
裏面板6における右方の側枠部6bには、引出し2の前方への移動を阻止するラッチ機構9が装着されている。
この左右の挾持片8eにより、裏面板6における上向き突片6eを両側方より挟むことによって、操作レバー8が、前面板5の上縁に沿う左右方向へ移動するのを阻止する規制手段が形成されている。
この突片12の上端縁は、基片8aと折り返し部8dとの内側角部を中心とする円弧状とするのが好ましい。
なお、裏面板6の垂下片6fを、図示のものより下方に長く形成し、その長くした部分に設けた係合孔(図示略)に、上記突片12を嵌合することにより、この突片12と係合孔とによって、外れ止め手段だけでなく、操作レバー8が前面板5の上縁に沿う左右方向へ移動するのを阻止する規制手段をも形成するようにしてもよい。
この突軸15は、操作レバー8が、その折り返し部8dの角部を中心として前方に回動することにより、ラッチ機構9を解除しうるように、ラッチ機構9と連係されている。
裏面板6における右方の側枠部6bには、上下方向を向くラッチ軸17が、上下1対の軸受部材18、19をもって枢支されている。このラッチ軸17の上端部には、左方を向くアーム部17aが折曲形成されている。
ラッチレバー20は、裏面板6における基片6aに設けられた窓孔21を通って後方に突出し、図8に示すように、後端部に設けた左右方向を向く係合孔22が、筐体1の側板23の内面に設けた平面視直角三角形の係合突起24と係合することにより、閉止位置に位置している引出し2の前方への移動を阻止するようになっている。
なお、図示は省略してあるが、ラッチレバー26を凹溝28の前縁に係合する方向に付勢する付勢手段が設けられている。この付勢手段は、例えば前面板5と、ラッチレバー26または操作レバー8との間に設ければよい。
また、上から2段目以下の引出し2においては、ラッチレバー26のフック部26aは、筐体1内を上下に仕切る仕切板(図示略)の下面前部に設けた凹溝28と同様の凹溝の前縁、またはそれに代わる下向き突条の下端後縁に係脱しうるようにすればよい。
この操作レバー8は、基片8aの上端に、後方を向く水平片29aの後端に、若干前傾する起立片29bを連設し、この起立片29bの上端に、前下方を向く折り返し部29cを倒立V字またはU字状に折曲形成してなる複数のフック片29を、左右方向に適宜の間隔をもって設けたものとしてある。
(1) 物品収容部4の向きをそのままとして、前面板5、操作レバー8およびラッチ機構9等の向きを上下反転させたり、右方または左方に90度回転させて、物品収容部4に取付ける。
すなわち、操作レバー8の折り返し部8d、29cの内側角部を、裏面板6の上下または左右の縁に係合し、それに合わせて、その他の関連構成の向きを変更する。
(2) 操作レバー8を、裏面板6または表面板7に設けた左右1対の側片(図示略)により、回動自在に挟むことにより、操作レバー8が裏面板6(前面板5)の縁に沿う方向へ移動するのを阻止する規制手段とする。
(3) ラッチ機構9を裏面板6の左右両側部に設け、操作レバー8の左右両側部に設けた下向きの突軸15をそれらに連係させて、引出し2の左右両側で筐体1に係脱させる。
1a天板
2 引出し
3 施錠装置
4 物品収容部
5 前面板
6 裏面板
6a基片
6b側枠部
6c下片
6d上片
6e上向き突片
6f垂下片
7 表面板
7a基片
7b側片
7c下片
7d上片
7e垂下片
8 操作レバー
8a基片
8b下片
8c手掛け部
8d折り返し部
8e挾持片(規制手段)
9 ラッチ機構
10 固定ねじ
11 リブ
12 突片(外れ止め手段)
13 突起
14 長孔
15 突軸
16 切欠き
17 ラッチ軸
17aアーム部
18、19 軸受部材
20 ラッチレバー
21 窓孔
22 係合孔
23 側板
24 係合突起
25 ねじりコイルばね
26 ラッチレバー
26aフック部
27 窓孔
28 凹溝
29 フック片
29a水平片
29b起立片
29c折り返し部
30 窓孔
Claims (8)
- 物品収容部の前面に前面板を設けた引出しに、前記物品収容部が前方に引出し可能として収容されている筐体と係合することにより、引出しの前方への移動を阻止するようにしたラッチ機構と、引出しの前方からの操作により、前記ラッチ機構と筐体との係合を解除させる操作レバーとを設けた引出し装置において、
前記操作レバーの一端に手掛け部を設けるとともに、同じく他端に折り返し部を設け、この折り返し部の内側角部を、前記前面板の上下または左右の縁に係合することにより、この角部を中心として、操作レバーが前後方向に回動しうるようにし、かつ前記前面板または操作レバーに、操作レバーが前面板から外方に外れるのを阻止する外れ止め手段と、操作レバーが前面板の縁に沿う方向へ移動するのを阻止する規制手段とを設け、さらに、前記操作レバーとラッチ機構とを、前記操作レバーの前方への回動により、ラッチ機構を解除しうるように連係したことを特徴とする引出し装置。 - 前面板を、物品収容部の前面に設けた裏面板と、この裏面板の前面を覆う表面板とをもって構成し、前記裏面板の上下または左右の縁に、操作レバーの折り返し部の内側角部を係合し、かつ前記裏面板の前面における操作レバー以外の部分を、前記表面板により覆った請求項1記載の引出し装置。
- 操作レバーの長さを、その折り返し部の内側角部が係止される引出しの前面板の上下の長さ、または左右の長さとほぼ等しくした請求項1または2記載の引出し装置。
- 操作レバーにより、表面板における操作レバー寄りの端面の全体を覆った請求項2に従属する請求項3記載の引出し装置。
- 外れ止め手段を、操作レバーの後面に突設され、かつ前面板における操作レバーの折り返し部の内側角部が係合する縁より内方に向かって延出する内向き片の内端に係合することにより、操作レバーが前面板から外方に外れるのを阻止するようにした突片により構成した請求項1〜4のいずれかに記載の引出し装置。
- 規制手段を、操作レバーの後面に突設され、かつ前面板における操作レバーの折り返し部の内側角部が係合する縁をその両端より挟むことにより、操作レバーが前面板の縁に沿う方向へ移動するのを阻止するようにした1対の挾持片により構成した請求項1〜5のいずれかに記載の引出し装置。
- 操作レバーの手掛け部側の端部に、前面板の中央に向かって突出する突軸を設け、この突軸が操作レバーとともに、その折り返し部の角部を中心として前方に回動することにより、ラッチ機構を解除しうるように、操作レバーとラッチ機構とを連係した請求項1〜6のいずれかに記載の引出し装置。
- ラッチ機構を、操作レバーの裏面に突設され、かつ前面板を貫通して後方に突出し、後端部が筐体に係脱するようにしたラッチレバーを備えるものとした請求項1〜6のいずれかに記載の引出し装置。
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