JP2010016926A - 電力半導体モジュールおよびこれを備えた半導体電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却効率の向上が可能な電力半導体モジュール、および半導体電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力半導体モジュールは、第1スイッチング素子41aを含み1アームを構成する第1半導体素子と、第2スイッチング素子41bを含み他アームを構成する第2半導体素子と、第1半導体素子の正極側に接合した第1導体61と、第2半導体素子の負極側に接合した第2導体62と、第1導体と第2導体との間に配設され、第1半導体素子の負極側および第2半導体素子の正極側に接合した第3導体63と、を備えている。第1スイッチング素子および第2スイッチング素子は、第3導体の中心軸線に対して、非対称な位置に配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電力半導体モジュール、およびこれを備えた半導体電力変換装置に関する。
一般に、電気自動車、ハイブリッド自動車は、直流を交流に変換してモータに供給する電力用半導体装置として、インバータ装置を備えている。例えば、3相のインバータ装置の場合、U相、V相、W相に対応する3つの電力半導体モジュールを有している。このような車載用の半導体電力変換装置は、小型化、低コスト化、冷却効率の向上が必須であり、この目的を達成するためには、半導体電力変換装置の主要部品である電力半導体モジュールの小型化、抵コスト化、冷却効率の向上が重要となる。
例えば、特許文献1に開示された半導体電力変換装置によれば、電力半導体モジュールは、それぞれ導電性金属で形成された第1導体、第2導体、第3導体と、これらの導体に接合された接合面を有する冷却器と、を備えている。第1導体には、1相の上アームを構成する半導体素子であるIGBT(insulated gate bipolar transistor)及びダイオードの正極側が接合されている。第2導体には、1相の下アームを構成するIGBT及びダイオードの負極側が接合されている。そして、第3導体は、第1導体と第2導体の間に配設され、上アームを構成するIGBT及びダイオードの負極側、および下アームを構成するIGBT及びダイオードの正極側に接合されている。第1導体および第2導体は、正極電極および負極電極として機能し、第3導体は、交流出力電極として機能する。
そして、第1ないし第3導体は、半導体素子との接合面が、冷却器と導体との間の接合面と非平行になるように、冷却器に配置されている。このような構成により、冷却効率および製造性を高めた電力半導体モジュールおよび半導体電力変換装置が提供される。
特開2007−68302号公報
上記のように構成された電力半導体モジュールにおいて、ダイオードに比較して発熱量の大きい複数のIGBTは、第3導体を挟んで、互いに向い合って配置されている。この場合、両IGBTから第3導体に伝わった熱が互いに干渉し、第3導体内に熱がこもり易くなる。そのため、半導体素子の熱抵抗が高くなり、電力半導体モジュールの冷却効率向上が低下する。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、冷却効率の向上を図ることが可能な電力半導体モジュール、および半導体電力変換装置を提供することにある。
本発明の態様に係る電力半導体モジュールは、第1スイッチング素子を含み1アームを構成する第1半導体素子と、第2スイッチング素子を含み他アームを構成する第2半導体素子と、前記第1半導体素子の正極側に接合した第1導体と、前記第2半導体素子の負極側に接合した第2導体と、前記第1導体と第2導体との間に配設され、前記第1半導体素子の負極側および第2半導体素子の正極側に接合した第3導体と、を備え、前記第1スイッチング素子および第2スイッチング素子は、前記第3導体の中心軸線に対して、非対称な位置に配置されている。
この発明の他の態様に係る半導体電力変換装置は、前記電力半導体モジュールと、前記複数の電力半導体モジュールを駆動する駆動回路と、前記複数の電力半導体モジュールを制御する制御回路と、を備えている。
上記構成によれば、冷却効率の向上が可能な電力半導体モジュール、および半導体電力変換装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電力半導体モジュールを備えた半導体電力変換装置をインバータ装置に適用した実施形態について説明する。
図1は、インバータ装置の等価回路を示している。図1に示すように、インバータ装置10は、例えば、U相、V相、W相の3相インバータとして構成されているとともに、負荷対象として、モータ12に電力を供給するように構成されている。インバータ装置10は、モータ12に電力を供給するインバータ回路を一体に備えている。
インバータ装置10は、それぞれU相、V相、W相に対応する3つの電力半導体モジュール16、18、20と、直流電源、例えば、バッテリ22から電力半導体モジュールに供給される直流電圧を平滑する平滑コンデンサ24と、3相出力用接続導体26を介してモータ12へ流れる電流を検出する電流検出器28a、28b、28cと、電流検出器により検出された電流情報や平滑コンデンサ24に印加される電圧等に基づき、電力半導体モジュール16、18、20を制御する制御ユニット32と、制御ユニット32の制御信号に基づき、後述する電力半導体モジュールの半導体素子のゲートを駆動するための駆動回路を有した駆動基板34と、を備えている。駆動基板34には、半導体素子を駆動する駆動用IC36が半導体素子に対して1対1の対応で設けられている。即ち、この回路では、駆動用IC36が6個設けられている。また、電力半導体モジュール16、18、20、および平滑コンデンサ24の下方には、これらを冷却するヒートシンク等の図示しない冷却器が設けられている。
以下、電力半導体モジュール16、18、20について詳細に説明する。電力半導体モジュール16、18、20は、それぞれ同一の構成を有していることから、1つの電力半導体モジュール16を代表して説明する。
図2は、カバーを取外した状態における電力半導体モジュール16を示す斜視図、図3は、電力半導体モジュールの平面図である。
図1、図2、図3に示すように、電力半導体モジュール16は、インバータ回路におけるU相の上側アームを構成する第1半導体素子、ここでは、第1スイッチング素子であるIGBT41aおよびダイオード51a、インバータ回路におけるU相の下側アームを構成する第2半導体素子、ここでは、第2スイッチング素子として機能するIGBT41bおよびダイオード51b、第1導体61、第2導体62、第3導体63、シート状絶縁体66、ベースとして機能する放熱板67を備えている。
IGBT41a、41b、およびダイオード51a、51bは、例えば、サイズがほぼ10mm角程度の半導体チップである。ダイオード51a、51bの各々は、IGBT41a、41bの各々に逆並列接続されている。
第1、第2、第3導体61、62、63は、それぞれ導電性金属により、軸方向両端部を有する細長い棒状、例えば、角柱形状に形成されている。第1導体61、第2導体62、および第3導体63は、同一の長さを有し、また、ほぼ同一の径に形成されている。
第1導体61の一側面は第1接合面61aを形成し、この一側面と直交する他の一側面は第2接合面を形成している。第1導体61の第1接合面61aは、上側アームを構成するIGBT41aおよびダイオード51aの正極側(それぞれコレクタ、カソード)に電気的かつ機械的に接合されている。第1導体61は、第1半導体素子に共通の直流正極導体を構成している。第1接合面61a上において、IGBT41aおよびダイオード51aは、第1導体61の長手方向(中心軸線方向)に沿って並んで配置されている。
第2導体62の一側面は第1接合面62aを形成し、この一側面と直交する他の一側面は第2接合面を形成している。第2導体62の第1接合面62aは、下側アームを構成するIGBT41bおよびダイオード51bの負極側(それぞれエミッタ、アノード)に接合されている。これにより、第2導体62は、IGBT41bおよびダイオード51bの負極側の電極と電気的かつ機械的に接続されている。第2導体62は、第2半導体素子に共通の直流負極導体を構成している。第1接合面62a上において、IGBT41b、ダイオード51bは、第2導体62の長手方向(中心軸線方向)に沿って並んで配置されている。
第2導体62は、第1導体61と互いに平行に並んで、かつ、隙間を置いて配置されている。そして、第1導体61の第1接合面61aと第2導体62の第1接合面62aとは、互いに平行に、かつ、隙間を置いて向かい合っている。第1導体61の第2接合面と第2導体62の第2接合面とは、同一平面上に並んで位置している。
図2および図3に示すように、第3導体63は、第1導体61と第2導体62との間に隙間を置いて、かつ、第1および第2導体と平行に配置されている。第3導体63は、その軸方向一端部が、第1および第2導体61、62の軸方向一端部と整列して配置されている。第3導体63は、その軸方向他端部が、第1および第2導体61、62の軸方向他端部と整列して配置されている。第3導体63は、その長手方向に沿った中心軸線Cを有し、第1、第2、第3導体61、62、63は、中心軸線Cに対して左右対称に配設されている。
第3導体63の対向する2つの側面は2つの第1接合面63aを形成し、これらの第1接合面63aは、第1導体61の第1接合面61aおよび第2導体62の第1接合面62aとそれぞれ平行に対向している。また、第3導体63の上記2つの側面と直交する他の側面は、第2接合面を形成している。第2接合面は、第1および第2導体61、62の第2接合面と同一平面に位置している。
第3導体63の一方の接合面63aは、上側アームを構成するIGBT41aおよびダイオード51aの負極側(それぞれエミッタ、アノード)に接合され、第3導体63は、IGBT41aおよびダイオード51aの負極側の電極と電気的かつ機械的に接続されている。第3導体63の他方の第1接合面63aは、下側アームを構成するIGBT41bおよびダイオード51bの正極側(それぞれコレクタ、カソード)に接合され、第3導体63は、IGBT41bおよびダイオード51bの正極側の電極と電気的かつ機械的に接続されている。これにより、第3導体63は、交流電極(出力電極)導体を構成している。
図2および図3に示すように、第3導体63の一方の第1接合面63aに接合されたIGBT41aは、第3導体63の他方の第1接合面63aに接合されたIGBT41bに対して、第3導体の中心軸線Cに沿った方向にずれた位置に配設され、IGBT41bと向い合うことなく、第3導体63の他方の第1接合面に接合されたダイオード51bと向い合って配置されている。同様に、第3導体63の他方の第1接合面63aに接合されたIGBT41bは、第3導体63に接合されたダイオード51aと向い合って配置されている。言い換えると、図2から良く分かるように、第3導体63の両側に接合されたIGBT41a、41bは、第3導体の中心軸線Cに対して非対称な位置に設けられている。
なお、上述した各導体の接合面と、IGBTおよびダイオードとの接合は、ハンダあるいは導電性接着剤により行うことができ、また、熱衝撃板を介して接合してもよい。第1、第2、第3導体61、62、63の材質は、冷却の観点からすると銅が望ましいが、アルミニウム等の他金属や、Al−SiC等の金属複合材料としても良い。
図2および図3に示すように、放熱板67は、シート状絶縁体66を介して第1導体61、第2導体62、第3導体63の第2接合面に接着され、これらの導体を支持している。放熱部材として機能する放熱板67は、例えば、銅、アルミニウム等の伝熱性の高い金属により形成され、IGBT、ダイオード、および第1ないし第3導体の熱を外部に放熱する。シート状絶縁体66は、第1ないし第3導体に対して十分に剛性の低い材料、例えば、接着性を有するエポキシ樹脂に窒化ホウ素等のセラミックフィラーを充填したもので形成されている。
第1、第2、第3導体61、62、63に接合された放熱板67の上面、つまり、接合面は、第1導体61の第1接合面61a、第2導体62の第1接合面62a、および第3導体63の第1接合面63aに対して交差する方向、例えば、直交する方向に延びている。即ち、IGBTおよびダイオードの各半導体素子は、正極側及び負極側の面が放熱板67の接合面に対して非平行となるように配置されている。
放熱板67の裏面には、図示しない熱伝導グリースが塗布され、放熱板は、この熱伝導グリースを介してインバータ装置の冷却器に接合され、ネジ止め等により固定されている。
図2および図3に示すように、第1導体61の軸方向一端には正極出力端子71が接続され、第1導体から一方向に延出している。第2導体62の軸方向一端には負極出力端子72が接続され、第2導体の一端から正極出力端子71と同一の方向に延出している。第3導体63の軸方向他端、つまり、正極出力端子71と反対側に位置した他端には、交流出力端子73が接続され、第3導体の他端から正極出力端子71と反対の方向に延出している。
IGBT41a、41bの各々には、ゲート端子等の複数の入出力端子76a、76bが接続されている。また、各IGBTを駆動する入出力端子の内、エミッタセンス端子は、IGBT素子以外の位置、つまり、IGBTのエミッタ電極表面から離間した位置、に設けられている。
本実施形態において、IGBT41aに対応するエミッタセンス端子78aは、交流出力端子71と一体に形成され、交流出力端子の基端部から上方に突出している。IGBT41bに対応するエミッタセンス端子78bは、負極出力端子72と一体に形成され、負極極出力端子の基端部から上方に突出している。
第1ないし第3導体61、62、63、および第1および第2半導体素子は、合成樹脂等によって形成された図示しないカバーにより覆われている。カバーは、例えば、放熱板67に固定されている。正極出力端子71、負極出力端子72、および交流出力端子73のそれぞれの端部は、カバーの外面に露出して設けられている。
上記の構成により、U相用の電力半導体モジュール16が得られる。V相用の電力半導体モジュール18およびW相用の電力半導体モジュール20は、上述したU相用の電力半導体モジュール16と同様に構成されている。すなわち、図1に示すように、V相用の電力半導体モジュール18は、インバータ回路におけるV相の上側アームを構成するIGBT42aおよびダイオード52a、V相の下側アームを構成するIGBT42bおよびダイオード52b、直流正極導体として機能する第1導体、直流負極導体として機能する第2導体、第1、第2導体間に配設され交流電極導体として機能する第3導体、正極出力端子、負極出力端子、交流出力端子、シート状絶縁体、放熱板を備えている。
W相用の電力半導体モジュール20は、インバータ回路におけるW相の上側アームを構成するIGBT43aおよびダイオード53a、W相の下側アームを構成するIGBT43bおよびダイオード53b、直流正極導体として機能する第1導体、直流負極導体として機能する第2導体、第1、第2導体間に配設され交流電極導体として機能する第3導体、正極出力端子、負極出力端子、交流出力端子、シート状絶縁体、放熱板を備えている。
3つの電力半導体モジュール16、18、20は、正極出力端子、負極出力端子、交流出力端子の向きが一致した状態で、同一平面上に並べて配置されている。電力半導体モジュール16、18、20の各々の正極出力端子および負極出力端子は、図示しない接続導体を介して、コンデンサ24および直流電源装置あるいはバッテリに接続される。電力半導体モジュール16、18、20の各々の交流出力端子は3相出力用接続導体26を介してモータ12に接続され接続される。
以上のように構成されたインバータ装置の電力半導体モジュールによれば、各半導体素子を熱容量の大きな電極導体間に挟んで配置することにより、半導体素子から発生した熱を複数の電極導体を通して効率良く放熱することができる。これにより、図6に示すように、従来の電力半導体モジュールに比較して、半導体素子の熱抵抗を約60%程度低減することができる。
電力半導体モジュールにおいて、ダイオードに比較して発熱量の大きい複数のIGBTは、互いに向い合うことなく、第3導体の中心軸線の方向に対し互いにずれた位置に設けられている。すなわち、第3導体の両側に配設されたIGBTは、第3導体の中心軸線に対して非対称な位置に配設されている。そのため、第3導体における熱のこもりを抑制し、冷却効率の向上を図ることができる。
図4(a)は、第3導体63を挟んで、2つのIGBT41a、41bが向い合って配置されている構成を示している。この場合、IGBT41aおよびIGBT41bからの熱が第3導体内で互いに干渉する。そのため、第3導体内に熱がたまり易く、熱抵抗が高くなる。これに対して、図4(b)に示すように、本実施形態のように、第3導体63の両側に配設されたIGBT41a、41bが、第3導体の中心軸線の方向に沿って互いにずれて配置されている構成によれば、第3導体において、IGBT41a、41bからの熱の干渉が低減し、熱をこもり難くすることができる。これにより、図5に示すように、半導体素子の熱抵抗を約13%程度低減することが可能となる。
以上のことから、冷却効率の向上した電力半導体モジュールおよび半導体電力変換装置が得られる。
電力半導体モジュールによれば、スイッチング素子であるIGBTの入出力端子の内、エミッタセンス端子は、IGBT素子以外の位置に設けられ、例えば、出力端子の基端部に設けられている。そのため、スイッチング素子のエミッタとエミッタセンス端子との間に導体が介在し、スイッチング素子は、エミッタ側にインダクタンスを持つ構造となる。これにより、スイッチング素子の両面を導体に接続する構成とした場合でも、スイッチング素子の振動現象の発生を防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上述した各実施形態において、スイッチング素子としてIGBTを用いる構成としたが、他の種類のトランジスタやサイリスタなどを用いた構成としてもよい。各実施形態において、IGBT及びダイオードを実装する個数は、必要に応じて増減可能である。半導体素子は、半導体電力変換装置を適用する対象物(例えば、電気自動車)の目的や用途などにより適宜変更し、最適な電力容量等を選ぶことができる。また、電力半導体モジュールは、上述した2アームの構成に限らず、3アーム以上の多アーム構造としてもよい。半導体電力変換装置は、直流電力を三相交流電力に変換するインバータ装置に限定されることなく、直流電力を単相交流電力に変換するインバータ装置にも適用することできる。
図1は、本発明の実施形態に係るインバータ装置の等価回路図。 図2は、前記インバータ装置における電力半導体モジュールを、そのカバーを取外して示す斜視図。 図3は、前記電力半導体モジュールを示す平面図。 図4は、比較例に係る電力半導体モジュールにおける熱の干渉状態、および本実施形態に係る電力半導体モジュールにおける熱の干渉状態をそれぞれ概略的に示す図。 図5は、半導体素子の熱抵抗の解析結果を示す図。 図6は、電力半導体モジュールの熱抵抗の解析結果を示す図。
符号の説明
10…インバータ装置、12…モータ、16、18、20…電力半導体モジュール、
22…バッテリ、24…コンデンサ、32…制御ユニット、34…駆動基板、
41a、41b、42a、42b、43a、43b…IGBT、
51a、51b、52a、52b、53a、53b…ダイオード、
61…第1導体、62…第2導体、63…第3導体、67…放熱板、
71…正極直流出力端子、72…負極直流出力端子、73…交流出力端子、
78a、78b、78c…エミッタセンス端子

Claims (6)

  1. 第1スイッチング素子を含み1アームを構成する第1半導体素子と、
    第2スイッチング素子を含み他アームを構成する第2半導体素子と、
    前記第1半導体素子の正極側に接合した第1導体と、
    前記第2半導体素子の負極側に接合した第2導体と、
    前記第1導体と第2導体との間に配設され、前記第1半導体素子の負極側および第2半導体素子の正極側に接合した第3導体と、を備え、
    前記第1スイッチング素子および第2スイッチング素子は、前記第3導体の中心軸線に対して、非対称な位置に配置されている電力半導体モジュール
  2. 前記第1導体、第2導体、第3導体は、互いに平行に並んで配置され、
    前記第1半導体素子は、前記第1スイッチング素子およびダイオードを含み、前記第1スイッチング素子およびダイオードは、前記第1導体と第3導体との間に挟まれて配置されているとともに、前記中心軸線に沿って並んで配置され、
    前記第2半導体素子は、前記第2スイッチング素子およびダイオードを含み、前記第2スイッチング素子およびダイオードは、前記第2導体と第3導体との間に挟まれて配置されているとともに、前記中心軸線に沿って並んで配置され、
    前記第1スイッチング素子および第2スイッチング素子は、前記中心軸線の方向に沿って互いにずれた位置に配設されている請求項1に記載の電力半導体モジュール。
  3. 前記第1スイッチング素子は、前記第3導体を挟んで、前記第2半導体素子のダイオードと向い合って配置され、
    前記第2スイッチング素子は、前記第3導体を挟んで、前記第1半導体素子のダイオードと向い合って配置されている請求項2に記載の電力半導体モジュール。
  4. 前記第1導体、第2導体、および第3導体に接合された接合面を有する放熱部材を備えている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力半導体モジュール。
  5. 前記第1導体と前記第1半導体素子との接合面、前記第2導体と前記第2半導体素子との接合面、前記第3導体と前記第1半導体素子および第2半導体素子との接合面は、それぞれ前記放熱部材の接合面と交差して延びている請求項4に記載の電力半導体モジュール。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電力半導体モジュールと、
    前記電力半導体モジュールを駆動する駆動回路と、
    前記電力半導体モジュールを制御する制御回路と、を備えた半導体電力変換装置。
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