JP2010016426A - シート処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】噛合を解除することなくローラを移動でき、処理面へのアクセス性を高められるシート処理装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ100は、パネル1とスキャナ部6と主動ギア5と従動ギア4とローラ3とを備える。パネル1は装置本体90に揺動自在に支持され、原稿搬送路99の一面を開閉可能に構成する。スキャナ部6は装置本体90に設けられ、原稿搬送路99を搬送される原稿に接した状態の読取面61にて原稿の画像面を読み取る。ローラ3はパネル1の揺動中心から偏心してパネル1に回転自在に支持され、パネル1が閉ざされた状態で読取面61に周面が接する。主動ギア5と従動ギア4とは噛合して、パネル1の揺動中心と同心上でのパネル1の揺動から独立した主動ギア5の回転をローラ3に伝達する。
【選択図】図3
【解決手段】ファクシミリ100は、パネル1とスキャナ部6と主動ギア5と従動ギア4とローラ3とを備える。パネル1は装置本体90に揺動自在に支持され、原稿搬送路99の一面を開閉可能に構成する。スキャナ部6は装置本体90に設けられ、原稿搬送路99を搬送される原稿に接した状態の読取面61にて原稿の画像面を読み取る。ローラ3はパネル1の揺動中心から偏心してパネル1に回転自在に支持され、パネル1が閉ざされた状態で読取面61に周面が接する。主動ギア5と従動ギア4とは噛合して、パネル1の揺動中心と同心上でのパネル1の揺動から独立した主動ギア5の回転をローラ3に伝達する。
【選択図】図3
Description
本発明は、搬送路を搬送されるシートに処理を施すシート処理装置に関する。
ファクシミリ、複写機、スキャナなどのシート処理装置には、開閉板と処理部とローラとギア機構とを備えるものがある。開閉板は搬送路の一面を開閉可能に構成し、利用者によって開閉される。処理部は、処理面にてシートに処理を実行する。ギア機構は駆動モータの駆動をローラに伝達する。ローラは、処理面に対面してシートを搬送する。
シート処理装置では、開閉板の揺動に伴って回転するカムにより、装置本体側に設けられ処理部をローラに対面する位置から退避させることがあった。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−324879号公報
カムにより処理部を退避させる場合、カム周面の高低差の分だけしか処理面とローラとの間に隙間が空かないため処理面へのアクセス性が低かった。
仮に、ギア機構としてローラ側のギアと駆動モータ側のギアとの噛合を解除可能なものを採用すれば、ローラを移動させて処理面を露出させることができる。しかし、そのようなギア機構は噛み合い精度が低く、歯飛びが生じ易い問題がある。
本発明の目的は、噛合を解除することなくローラを移動でき、処理面へのアクセス性を高められるシート処理装置を提供することにある。
本発明のシート処理装置は、開閉板と処理部とローラと伝達機構とを備える。開閉板は装置本体に揺動自在に支持され、搬送路の一面を開閉可能に構成する。処理部は装置本体に設けられ、搬送路を搬送されるシートに接した状態の処理面にてシートに対する処理を実行する。ローラは開閉板の揺動中心から偏心して開閉板に回転自在に支持され、開閉板が閉ざされた状態で処理面に周面が接する。伝達機構は、開閉板に設けられていて、歯面を有する部材間の噛合を介して、開閉板の揺動中心と同心上での開閉板の揺動から独立した回転をローラに伝達する。
この構成では、開閉板の揺動に伴ってローラが開閉板の揺動中心を中心に移動する。したがってローラの周面が、開閉板が閉ざされた状態での処理面に接する位置から外れる。伝達機構は、開閉板に設けられていて、開閉板の揺動中心と同心上での回転駆動を、歯面を有する部材間の噛合を介してローラに伝達する。このため、ローラの周面が処理面から外れる構成であっても、伝達機構における噛合を解除する必要がない。
シート処理装置は連動部を備えると好適である。連動部は、開閉板の揺動に伴って、処理部を開閉板の揺動中心に垂直な面内で動かす。
これにより、ローラとともに処理部が動くので、処理面へのアクセス性をさらに高めることができる。
連動部は、開閉板が閉ざされた状態では、開閉板の揺動に伴い移動するローラの軌道上に処理部を保持し、開閉板が開かれる際に、ローラの移動先から処理部を退避させると好適である。
これにより、開閉板が閉ざされた状態でローラの軌道上に保持される処理部を備えても、開閉板が開かれる際には、処理部がローラの移動を規制することがないので、ローラの移動機構の故障を防げる。
連動部は、スライドピンとスライド溝と弾性部材とを備えてもよい。スライドピンは、開閉板の揺動中心と平行に処理部から立設する。スライド溝は、ローラの移動先からの処理部の退避に伴うスライドピンの軌道に重なる形状であり、装置本体に設けられる。弾性部材は、装置本体に設けられていて、ローラの移動先からの処理部の退避に伴い変形して、この変形を回復するための弾性力を処理部に付勢する。
この構成により、開閉板の揺動に伴い処理部が動く。具体的には、ローラの移動に伴って弾性部材が変形するとともにスライドピンがスライド溝をスライドし、処理部がローラの移動先から退避する。
連動部は、リンク機構とリンク付勢部とをさらに備えてもよい。リンク機構は、第一端部が、開閉板の揺動中心から偏心した位置で開閉板に回転自在に接続され、第二端部が、スライドピンから偏心した位置で処理部に回転自在に接続される。リンク付勢部は、開閉板の揺動中心に垂直な面内で開閉板の揺動角度に応じて変化する付勢力をリンク機構に付与し、リンク機構を介して開閉板及び処理部にトルクを付与する。
この構成により、開閉板の揺動に伴いリンク機構から開閉板と処理部とにトルクが付与される。したがって、開閉板の揺動のために必要な力を開閉板の揺動角度に応じて変化させ、リンク機構と処理部との接続位置を中心として処理部を開閉板の揺動角度に応じて回転させられる。
リンク付勢部は、処理部とローラとが離れる開閉板の揺動角度のときに付勢力を変化させ、処理部に姿勢を維持させる。
この構成では、処理部とローラとが離れて、ローラから処理部に作用する力が無くなっても、リンク機構から処理部に作用する力により、処理部の姿勢が維持される。
連動部は、開閉板が全開された状態では、処理面が開閉板の開閉端側を向くように処理部を保持すると好適である。
これにより、開閉板が全開されて開閉板と搬送路との間が開口した状態では、その開口側に処理部の処理面が向き、処理面へのアクセスが容易となる。
本発明のシート処理装置によれば、開閉板の揺動に伴ってローラが開閉板の揺動中心を中心に移動し、開閉板が閉ざされた状態での位置からローラが外れる。伝達機構は、開閉板に設けられていて、開閉板の揺動中心と同心上での回転駆動を、歯面を有する部材間の噛合を介してローラに伝達するため、噛合を解除することなくローラを移動でき、処理面へのアクセス性を高められる。
以下、本発明のシート処理装置の実施形態として、原稿搬送路を搬送する原稿に対して画像読取処理を実行するファクシミリを例に説明する。
図1は、実施形態に係るファクシミリ100の斜視図である。
ファクシミリ100は、原稿の画像を読み取り通信回線を介して送信する機能と、通信回線を介して受信する画像を用紙に印刷する機能とを有し、装置本体90とパネル1とトレイ98とを備える。トレイ98は、装置本体90内部の原稿搬送路に給紙される原稿を保持する。パネル1は、ファクシミリ100を操作する操作スイッチやファクシミリ100の状態を表示する表示部が組み込まれている。
図2は、ファクシミリ100の要部の右側面を示す断面図である。
パネル1は、パネル1の本体部分から装置本体90の両側に延設したアーム12を備える。アーム12は軸11によって揺動自在に装置本端90に軸支されていて、パネル1は原稿搬送路99の一面を開閉可能に構成されている。パネル1が本発明の開閉板に相当し、原稿搬送路99が本発明の搬送路に相当し、原稿が本発明のシートに相当する。
装置本体90の両側にはリンク機構2が設けられている。リンク機構2は、パネル1に接続され、パネル1の揺動角度を規制するとともに、自重によってパネル1が閉じることや、パネル1が揺動する速度を規制している。
図3は、パネル1が閉ざされた状態でのアーム12の周辺の右側面を示す略図である。図中の矢印はパネル正面方向Xを示している。
装置本体90の内部には、スキャナ部6が移動自在に設けられている。スキャナ部6は、原稿搬送路99を搬送される用紙に対面する読取面61を備えている。スキャナ部6は本発明の処理部に相当し、読取面61は本発明の処理面に相当する。パネル1が閉ざされた状態でスキャナ部6は図示する処理姿勢となり、この姿勢で読取面61に対向する原稿の画像面を読み取る。処理姿勢では、読取面61に原稿搬送路99の一部が接する。
パネル1にはローラ3と従動ギア4と主動ギア5とが設けられている。ローラ3は、軸41により回転自在にパネル1に軸支されている。ローラ3は、パネル1が閉ざされた状態では処理姿勢のスキャナ部6の読取面61に接し、その状態で回転することで原稿搬送路99を搬送される原稿を移動させる。主動ギア5は周面に歯面が形成されていて、パネル1の揺動中心である軸11と同心に配置された軸51により回転自在に装置本体90に軸支されている。主動ギア5は、パネル1が閉じられた状態で駆動する図示しない駆動モータの回転が伝達されて回転する。従動ギア4は周面に設けられた歯面が主動ギア5の歯面に噛合し、ローラ3と共通の軸41により回転自在にパネル1に軸支されている。従動ギア4は、パネル1が閉ざされた状態で回転する主動ギア5の回転をローラ3に伝達する。従動ギア4と主動ギア5とは本発明の伝達機構を構成し、駆動モータの回転をローラ3に伝達する。ローラ3の回転中心は、パネル1の揺動中心から、従動ギア4の半径と主動ギア5の半径とを合計した距離だけ偏心している。スキャナ部6が処理姿勢の状態では、主動ギア5、従動ギア4、およびローラ3それぞれの回転中心が、読取面61の法線方向に並ぶ配置となる。
装置本体90の内部には、本発明の弾性部材に相当するスキャナスプリング7が設けられている。スキャナスプリング7は、基端が装置本体90に固定され、伸縮自在に構成された先端がスキャナ部6の底面に接続されている。スキャナ部6が処理姿勢の状態では、スキャナスプリング7から離れる方向の弾性力がスキャナ部6に作用し、スキャナ部6は読取面61に垂直な方向にローラ3に向けて付勢されている。
装置本体90のフレーム(不図示)には、スライド溝91が設けられている。また、スキャナ部6には、側面から立設するスライドピン62が設けられている。スライドピン62はスライド溝91に嵌り、スライドピン62はスキャナ部6の移動に伴ってスライド溝91をスライド自在である。スキャナ部6が処理姿勢の状態では、スライド溝91の上端付近にスライドピン62が位置する。
スキャナ部6には、側面から立設するリンクピン63が設けられている。リンクピン63はリンク機構2に接続されている。リンク機構2は第1リンク21と第2リンク22とリンクピン23とを備える。第1リンク21は、第一端がパネル1に設けられたリンクピン14に回転自在に支持され、第二端がリンクピン23で第2リンクと回転自在に接続されている。第2リンク22は、第一端がリンクピン23で第2リンクと回転自在に接続され、第二端がスキャナ部6に回転自在に支持されている。したがってリンク機構2としては、第一端がパネル1に設けられたリンクピン14に回転自在に支持され、第二端がスキャナ部6に回転自在に支持されている。
パネル1には、図3の図面に垂直に進退自在に付勢ピン81が設けられている。スキャナ部6が処理姿勢の状態では、付勢ピン81は、その右側面が第1リンク21に接している。
図4は、スキャナ部6が処理姿勢の状態での、パネル1の上断面図である。
パネル1には、リンクスプリング82が設けられている。リンクスプリング82は、基端がパネル1のフレーム93に固定され、伸縮自在に構成された先端が付勢ピン81の基端に接している。付勢ピン81は、図中に矢示するパネル正面方向X側に、その先端の一部が傾斜している。スキャナ部6が処理姿勢の状態では、付勢ピン81の先端面が第1リンク21に接し、付勢ピン81が第1リンク21を装置右側面方向Y側に付勢する。リンク機構2は、装置右側面方向Yには動きが規制されている。このため、リンクスプリング82が第1リンク21に対して装置右側面方向Yの付勢力を付与しても、リンク機構2が開くトルクは、付勢ピン81から付与されない。付勢ピン81とリンクスプリング82とは本発明のリンク付勢部を構成する。
以上の構成により、パネル1が閉ざされてスキャナ部6が処理姿勢の状態では、図3に示すようにスキャナ部6は、読取面61が接するローラ3の周面と、底面が接するスキャナスプリング7とによって、処理姿勢で支持される。そして、スキャナ部6は、駆動モータにより回転するローラ3に向けてスキャナスプリング7によって付勢される。
次に、パネル1の揺動に伴う各部の動きを説明する。
図5は、パネル1の揺動角度範囲の中央角度までパネル1が揺動した状態での、アーム12の周辺の略図であり、同図(A)が右側面を示し、同図(B)が上断面を示す。この状態では、スキャナ部6の角部6Aがローラ3と接すると同時に、付勢ピン81の先端面と斜行面とのなす角部81Aが第1リンク21に接する。
図6は、パネル1が全開された状態での、アーム12の周辺の略図であり、同図(A)が右側面を示し、同図(B)が上断面を示す。この状態では、付勢ピン81の周面が第1リンク21に接し、付勢ピン81がリンク機構2の動きを規制する。このため、付勢ピン81によるリンク機構2の規制を解除しなければ、パネル1を閉じることができない。
パネル1が閉ざされた状態からパネル1が開かれる際には、ローラ3および従動ギア4は、従動ギア4の歯面が主動ギア5の周面の歯面に噛み合ったまま、パネル1の揺動中心を中心として移動する。これにより、ローラ3の周面は読取面61から外れる。また、パネル1の揺動に伴い、従動ギア4、軸41、リンクピン14、付勢ピン81、およびリンクスプリング82も、パネル1の揺動中心を中心に移動する。
パネル1が閉ざされた状態から図5に示す状態までパネル1が開かれる際、ローラ3が移動する軌道上にはスキャナ部6の一部が重なっている。このため、ローラ3の移動に伴ってスキャナ部6にローラ3からの力が作用する。スキャナ部6の底面はスキャナスプリング7によって支持されているため、ローラ3からスキャナ部6に作用する力とスキャナスプリング7の変形による弾性力との釣り合いが取れるまで、スキャナスプリング7が変形する。また、スライドピン62がスライド溝91をスライドし、スライド溝91の外形に沿ってスライドピン62の移動が案内される。各部からスキャナ部6に作用する力の釣り合いによりスキャナ部6は読取面61の向く方向が維持されたままスライド溝91に沿う方向に移動し、ローラ3の移動先から退避する。
図5に示す状態から図6に示す状態までパネル1が揺動する際、ローラ3の周面からスキャナ部6が離れ、スキャナ部6はローラ3が移動する軌道上から退避する。そのため、スキャナ部6にはローラ3からの力が作用しない。一方、スキャナ部6には、リンク機構2からトルクが作用し始める。
リンク機構2からスキャナ部6に作用する力の方向が変化することで、スキャナ部6は動く。リンク機構2は、付勢ピン81の先端の斜行面が第1リンク21に接し、付勢ピン81から第1リンク21に、パネル正面X側を向く付勢力の分力が作用する。この分力は、リンクを開く力として作用する。また、リンク機構2のリンク角が開くのに伴い、リンク機構2から、リンクピン63とリンクピン14とを介してスキャナ部6とパネル1とに作用するトルクの方向が変化する。
スキャナ部6の底面はスキャナスプリング7によって支持されているため、リンク機構2からスキャナ部6に作用する力とスキャナスプリング7の変形による弾性力との釣り合いが取れるまで、スキャナスプリング7が変形してスキャナ部6がスライドピン62を中心に回転する。これにより、読取面61がパネル1の開閉端の方向を向くことになる。
以上に説明したように、スキャナ部6を支持する各部からの力の変化に応じて力の釣り合いが取れるように、スキャナ部6が動くので、図3に示す状態から図5に示す状態までは、ローラ3がスキャナ部6に対して付与する力を利用してスキャナ部6を動かし、図5に示す状態から図6に示す状態までは、リンク機構2がスキャナ部6に対して付与するトルクを利用してスキャナ部6を動かした。スキャナ部6とローラ3とが離れる際に力の釣り合いが大きく変化すると、スキャナ部6の姿勢を維持することができないので、スキャナ部6とローラ3とが離れる際にリンク機構2からスキャナ部6に付与するトルクは、スキャナ部6の姿勢が維持されるように構成した。
なお、パネル1の両側にリンク機構2を配する場合、リンク付勢部を構成する付勢ピンやリンクスプリングは、パネル1の片側に設けてもよく、パネル1の両側に設けても良い。また、リンク機構の接続位置やリンク付勢部の構成は、リンク機構からスキャナ部に付与するトルクに応じて適宜変更すると好適である。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…パネル
2…リンク機構
3…ローラ
4…従動ギア
5…主動ギア
6…スキャナ部
7…スキャナスプリング
61…読取面
62…スライドピン
81…付勢ピン
82…リンクスプリング
91…スライド溝
99…原稿搬送路
100…ファクシミリ
2…リンク機構
3…ローラ
4…従動ギア
5…主動ギア
6…スキャナ部
7…スキャナスプリング
61…読取面
62…スライドピン
81…付勢ピン
82…リンクスプリング
91…スライド溝
99…原稿搬送路
100…ファクシミリ
Claims (7)
- 装置本体に揺動自在に支持され、搬送路の一面を開閉可能に構成する開閉板と、
前記搬送路を搬送されるシートに接した状態の処理面にて前記シートに対する処理を実行する、前記装置本体に設けられた処理部と、
前記開閉板の揺動中心から偏心して前記開閉板に回転自在に支持され、前記開閉板が閉ざされた状態で前記処理面に周面が接するローラと、
前記開閉板の揺動中心と同心上での前記開閉板の揺動から独立した回転を、歯面を有する部材間の噛合を介して前記ローラに伝達する、前記開閉板に設けられた伝達機構と、
を備えるシート処理装置。 - 前記開閉板の揺動に伴って、前記処理部を前記開閉板の揺動中心に垂直な面内で動かす連動部を備える、請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記連動部は、前記開閉板が閉ざされた状態では、前記開閉板の揺動に伴い移動する前記ローラの軌道上に前記処理部を保持し、前記開閉板が開かれる際に、前記ローラの移動先から前記処理部を退避させる、請求項2に記載のシート処理装置。
- 前記連動部は、
前記開閉板の揺動中心と平行に前記処理部から立設するスライドピンと、
前記装置本体に設けられた、前記退避に伴うスライドピンの軌道に重なる形状のスライド溝と、
前記装置本体に設けられた、前記退避に伴い変形して、前記変形を回復するための弾性力を前記処理部に付勢する弾性部材と、
を備える、請求項3に記載のシート処理装置。 - 前記連動部は、
第一端部が、前記開閉板の揺動中心から偏心して前記開閉板に回転自在に接続され、第二端が、前記スライドピンから偏心して前記処理部に回転自在に接続されたリンク機構と、
前記開閉板の揺動角度に応じて前記開閉板の揺動中心に垂直な面内で変化する付勢力を、前記リンク機構を介して前記開閉板および前記処理部に付与するリンク付勢部と、を備える請求項4に記載のシート処理装置。 - 前記リンク付勢部は、前記処理部と前記ローラとが離れる前記開閉板の揺動角度のときに前記付勢力を変化させ、前記処理部に姿勢を維持させる、請求項5に記載のシート処理装置。
- 前記連動部は、前記開閉板が全開された状態では、前記処理面が前記開閉板の開閉端側を向くように前記処理部を保持する、請求項2〜6のいずれかに記載のシート処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008171904A JP2010016426A (ja) | 2008-07-01 | 2008-07-01 | シート処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008171904A JP2010016426A (ja) | 2008-07-01 | 2008-07-01 | シート処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010016426A true JP2010016426A (ja) | 2010-01-21 |
Family
ID=41702146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008171904A Pending JP2010016426A (ja) | 2008-07-01 | 2008-07-01 | シート処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010016426A (ja) |
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2008
- 2008-07-01 JP JP2008171904A patent/JP2010016426A/ja active Pending
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