JP2010016365A - リフティングマグネット用含浸樹脂、リフティングマグネット、リフティングマグネットの製造方法 - Google Patents

リフティングマグネット用含浸樹脂、リフティングマグネット、リフティングマグネットの製造方法 Download PDF

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山本  明
Kunihiko Tomiyama
邦彦 冨山
Akira Shiozaki
明 塩崎
Fumio Morikawa
文雄 森川
Yoshitsugu Tamura
佳嗣 田村
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Abstract

【課題】優れた放熱性及び充填性を発揮する充填材を含有するリフティングマグネット用含浸樹脂と、当該含浸樹脂を備えたリフティングマグネット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】金属製のケース2にコイル3を収容し、このケース2を、天板21と底板22と横板23とスプール24とから構成したリフティングマグネットにおいて、コイル3を収容した状態のケース2内に充填される含浸樹脂4を、樹脂材料と、この樹脂材料に混合される充填材とを含有し、含浸樹脂中に占める充填材の割合が40重量%以上65重量%以下とし、且つ含浸樹脂の熱伝導率が0.4W/(m・K)以上0.56W/(m・K)以下とし、含浸樹脂4をコイル3内の隙間を含めてケース2内全体に含浸させた。
【選択図】図4

Description

本発明は、リフティングマグネットに適用される含浸樹脂と、当該含浸樹脂を備えたリフティングマグネット及びその製造方法に関するものである。
従来より、製鉄所等でスクラップ等の重量鋼材を吊り上げて搬送するために、リフティングマグネットが利用されている。この種のリフティングマグネットは、中央部にスプールを設けた金属製のケースと、スプールの周囲に設けられてケースに収容されるコイルとを備え、このコイルの絶縁と固定のためにケース内に含浸樹脂を注入し硬化させた構成を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、同文献において含浸樹脂は、注型樹脂と称されている。
ところで、このようなリフティングマグネットにおいては、含浸樹脂の熱伝導率がコイルやケースといった金属部材の熱伝導率に比べて悪いため、コイル内に発生した熱が放散されにくく、含浸樹脂の内部で大きな熱勾配が発生し、コイルが極めて高温となることがある。そして、コイルの高温化は起磁力の低下を招き、リフティングマグネットを長時間使用すると吊り量(リフティングマグネットにより吊り下げることができる鋼材の重量)が大きく低下するという問題が生じる。このような問題を解決すべく、前掲の特許文献1では、熱放散性や絶縁性の観点や、注入時の樹脂内の空隙発生・気泡発生や通電時のコイルの温度上昇抑制という観点から、含浸樹脂にシリカを含有させることにより、熱伝導率を0.4W/(m・K)以上とした含浸樹脂を用いたリフティングマグネットが提案されている。
特開2006−62791号公報
上述した特許文献1に記載の技術により、コイルの発熱と吊り量の低下はある程度抑制することが可能であるが、斯かる技術では、コイルとケースの間の空間には含浸樹脂を充填することが可能であるものの、コイル内部の隙間、すなわちコイルを形成している金属線間の小さな隙間にまでは含浸樹脂を十分に充填することができず、コイル内に空隙又は気泡が残存してしまうことがある。これは、含浸樹脂に充填材として用いられた結晶性シリカが大きく、特定の形状を有さない破砕型であることが原因の一つであると考えられる。また、含浸性を高めるために、(溶融)球状シリカを充填材として含浸樹脂に含有させて用いることも考えられるが、その場合は溶融球状シリカ自体、及び溶融球状シリカを含有する樹脂の熱伝導率が低いために、コイルの温度上昇を防止する観点からは充填材として不適当である。なお、破砕型の溶融シリカを充填材として用いる場合は、結晶性シリカと同様に含浸樹脂に適用した場合、高充填が望めず、また熱伝導率は結晶性シリカよりも低いために、リフティングマグネットの含浸樹脂の構成材料として用いるのは不適当である。
したがって、コイル内部の小さな隙間にまで高効率で充填することができる充填材を含有する含浸樹脂の開発と、リフティングマグネットのコイルの温度上昇を抑制するための更なる改善が求められている。
以上のような問題に鑑みて、本発明は、より優れた性能を有する充填材を含有する含浸樹脂と、斯かる含浸樹脂を備えたリフティングマグネット及びその製造方法を提供しようとするものである。
すなわち本発明は、金属製のケースにコイルを収容し、このケースを、コイルの内側に配置されるスプールと、コイルの周囲を覆う天板、底板及び横板とから構成してなるリフティングマグネットに用いられ、コイルを収容した状態のケース内に充填される含浸樹脂であって、樹脂材料と、この樹脂材料に混合される充填材とを含有し、含浸樹脂中に占める充填材の割合が40重量%以上65重量%以下、より好ましくは40重量%以上45重量%以下であり、且つ含浸樹脂の熱伝導率が0.4W/(m・K)以上0.56W/(m・K)以下であることを特徴とするリフティングマグネット用含浸樹脂である。
このような含浸樹脂を用いれば、金属製ケースの内部に注入された樹脂材料が充填材と共にコイル内部の小さな隙間にまで入り込むため、コイル内部に空隙又は気泡が残存せず、絶縁性を維持しながら充填材による放熱性能が向上し、コイルの温度上昇とそれに伴う起磁力及び吊り量の低下を抑制することができる。含浸樹脂において充填材は樹脂材料よりも熱伝導率が高い素材を利用することが望ましいが、特に、含浸樹脂中に占める充填材の割合を40重量%以上65重量%以下とし、含浸樹脂の熱伝導率を0.4W/(m・K)以上0.56W/(m・K)以下とすることで、含浸樹脂によるコイルの温度上昇抑制に適切な放熱性が得られることになる。ここで、含浸樹脂に適用される樹脂材料には、ワニスやシリコーンやエポキシ樹脂等の公知の適宜の樹脂素材を適用することができる。また、含浸樹脂には、樹脂材料と充填材の他に、硬化剤や促進剤等を適宜含有させることができる。
本発明において含浸樹脂に用いられる充填材の粒径は、小さいほど含浸樹脂の粘度が高くなって含浸性が低下し、大きいほど樹脂材料に混入された充填材が沈降する、という傾向があることから、本発明では充填材の粒径を1μm以上25μm以下とすることが望ましく、より好ましくは3μm以上20μm以下とするのが適切である。
また、コイルとケースの間の空間はもちろんのこと、コイル内部の隙間にまで含浸樹脂を均一に充填するには、充填材の形状を、略球形状とすることが好適である。この略球形状には、完全な球形を呈するものも、若干歪んだ球形状を呈するものも許容される。
ケース内及びコイル内部への充填性能、熱伝導率などの観点から、具体的に有用な充填材としては、ドロマイト、チタニア、ベリリヤ、窒化アルミニウム、窒化ボロン、マグネシア、金属粉末、炭化ケイ素、カーボンブラック、黒鉛から選択される何れか一種又は複数種の組み合わせからなるものを挙げることができる。これらの材料のなかでも、ドロマイトが安全性やコスト面からも好適であるが、チタニア、ベリリヤ、窒化アルミニウム、窒化ボロン、マグネシアについては安価に入手できれば有用な素材である。また、金属粉末、炭化ケイ素、カーボンブラック、黒鉛は導電性物質であるため、本発明の含浸樹脂の構成要素である充填材として用いるには、適宜の絶縁対策を施したものであれば有用な素材として利用できる。なお、以上の他にもシリカやアルミナ等も充填材の候補として考えられるが、シリカについては上述したように、形状や熱伝導率の問題から本発明の含浸樹脂における充填材としてはふさわしくなく、またアルミナについては、樹脂と混合した状態で硬化させると比重の大きなアルミナが沈降した状態で硬化するため均一な含浸樹脂が得られず、本発明の含浸樹脂における充填材としてはふさわしくない。
また、本発明に係るリフティングマグネットは、金属製のケースと、当該金属製のケースに収容されたコイルと、上述した含浸樹脂とを具備するものであり、ケースを、コイルの内側に配置されるスプールと、コイルの周囲を覆う天板、底板及び横板とから構成したものであって、含浸樹脂を、コイルを収容したケース内を減圧状態にしてケース内に注入したことを特徴としている。
さらに、本発明に係るリフティングマグネットの製造方法は、金属製のケースと、当該金属製のケースに収容されたコイルと、上述した含浸樹脂とを具備するリフティングマグネットの製造方法であって、コイルを収容した状態でケースを密封し且つ減圧状態とし、含浸樹脂を液状にして注入する工程と、ケース内に注入した前記含浸樹脂を硬化させる工程とを含むことを特徴としている。
このようなリフティングマグネット及びその製造方法によれば、減圧した金属製ケース内に注入した含浸樹脂は、コイルとケースの間だけでなく、コイル内部の小さな隙間にまで充填されるため、含浸樹脂の硬化後には、ケースとコイルと含浸樹脂とを略完全に一体化することができる。そのため、耐衝撃性や絶縁性の高いリフティングマグネットが得られるうえに、含浸樹脂が上述のような特性を有していることから、放熱性にも優れ、長時間使用しても吊り量があまり低下することがない、優れたリフティングマグネットを提供することができる。
本発明によれば、リフティングマグネットのコイルを収容したケースに充填される含浸樹脂について、特に樹脂材料に混合される充填剤の割合と、含浸樹脂の熱伝導率とを適切な値とし、またリフティングマグネットの製造時にはケース内を減圧状態として含浸樹脂を注入した後で硬化させるようにしたので、コイル内の微小な隙間にまで含浸樹脂を充填することができ、特にコイルの放熱性に優れ、長時間の使用後でも吊り量があまり低下することがなく、しかもケースとコイルと含浸樹脂とがほぼ一体化した耐衝撃性や絶縁性の良好なリフティングマグネットを得ることが可能である。
本発明の一実施形態に係るリフティングマグネットの外観を示す斜視図。 同リフティングマグネットの外観を示す平面図。 同リフティングマグネットの外観を示す正面図。 同リフティングマグネットの内部構造を模式的に示す縦断面図。 同リフティングマグネット内のコイル内部の状態を模式的に示す断面図。 同リフティングマグネットの製造工程を模式的に示す図。 リフティングマグネットにおける含浸樹脂の熱伝導率とコイル平均温度上昇との関係をグラフで示す図。 充填材ごとの熱伝導率等を表として示す図。 含浸樹脂の含浸性試験装置の概要を示す図。 ドロマイトの含浸性試験結果を表として示す図。 ドロマイトの粒径ごとの含浸樹脂における熱伝導率を表として示す図。 熱伝導率と充填材添加率との関係を示す図。 粘度温度特性を示す図。 含浸作業の外観図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1、図2、図3は、それぞれ本発明の一例である本実施形態のリフティングマグネット1の外観を示す斜視図、平面図、正面図であり、図4はこのリフティングマグネット1の内部の概要を示す模式的な縦断面図である。これら各図に示すように、扁平な概略円筒状のケース2と、ケース2の内部に配置されるコイル3と、コイル3を収容したケース2内に充填される含浸樹脂4とを主体として構成されたものである。なお、図4ではコイル3の形態を省略形で記載している。
ケース2は、それぞれ鉄等の金属材料からなる天板21と、底板22と、横板23と、スプール24とを主体として構成したものである。天板21と底板22は、上下に対をなして配置される例えば概略円盤状の部材である。天板21の上面には、端子箱21aが溶接等により取り付けられる。横板23は、天板21と底板22の周縁部同士をつなぐように配置される円筒形状の部材であり、本実施形態のリフティングマグネット1においては磁路として機能している。スプール24は、天板21、底板22、横板23で包囲されたケース2内部の空間において、天板21と横板22の中央部同士の間に配置される円柱状若しくは円筒状の部材であり、このスプール24の周囲にコイル3が配置されることとなる。なお、スプール24の外周面と横板23の内周面とには、コイル3との直接の接触を避けて絶縁を図るため、絶縁シートで覆うか、若しくは絶縁塗料を塗布するなどの措置を施しているが、これらの絶縁シートや絶縁塗料については図示を省略している。
コイル3は、平角線と呼ばれる断面形状が扁平な導電性の金属線材31(図5参照)をスプール24の外周面に沿って巻き回したものである。本実施形態では、コイル3をスプール24に対して直接(実際にはスプール24とコイル3の間に上述の絶縁シート等が介在する)巻いた構成(直巻き)を採用しているが、それ以外にも、予め別途に用意される型(ボビン)の周りに線材31を巻き回し、離型したコイル3をスプール24と横板23との間の空間に収めて底板22に載置する構成(型巻き)を採用することもできる。型巻きの場合は、直巻きの場合よりも、スプール24とコイル3との間の隙間が大きくなる。コイル3における金属線材31の巻き数は、リフティングマグネット1の設定吊り量等の能力に応じて適宜設定することができる。なお、金属線材31の形状は上述した平角線に限られるものではなく、断面が略円形状のものを採用してもよいし、金属線材31の材質も適宜に設定することができる。
含浸樹脂4は、樹脂材料と充填材とを混合し、加熱により硬化させたものである。この含浸樹脂4は、図4に示したように、コイル3とケース2の天板21、底板22、横板23、スプール24との間の空間に充填されるだけでなく、図5に拡大して模式的な断面図として示すように、コイル3内の小さい隙間、すなわちスプール24に巻き回された線材31同士の隙間にも浸透して充填されている。このように含浸樹脂4は、ケース2内のあらゆる空間・隙間に充填され、硬化後には、ケース2とコイル3とを含浸樹脂4により一体化させている。本実施形態では、樹脂材料にエポキシ樹脂を採用し、充填材にドロマイト(苦灰石、CaMg(CO)を採用している。樹脂材料についてはエポキシ樹脂の他にも、シリコーンやウレタン樹脂、或いはワニス等を適用できる。ドロマイトとしては、粒径3〜20μmの略球形状の粒子を利用し、ドロマイトの含浸樹脂4全体に対する割合を55〜60重量%としている。このようなドロマイトを充填材とし、樹脂材料であるエポキシ樹脂に混合した含浸樹脂の熱伝導率は0.5W/(m・K)である。ここで、樹脂材料及び充填材の種類については必ずしもこの限りではなく、また、含浸樹脂4の全体に占める充填材の割合は40重量%以上65重量%以下の範囲で、また樹脂材料と充填材とを混合した含浸樹脂4の熱伝導率が0.4W/(m・K)以上0.56W/(m・K)以下の範囲で任意に設定することができる。そこで、充填材の種類や、粒径、含浸樹脂4に占める割合、及び含浸樹脂4の熱伝導率の適切な値について、後述の実施例の項目でさらに言及する。
ここで、本実施形態のリフティングマグネット1は、次のような工程により製作される。以下、リフティングマグネット1の製作工程の一例について、図6の模式図を参照して説明する。まず、底板22とスプール24とを溶接により接合する(図中、工程<I>)。接合に際しては、例えば図示されるように、底板22の中央部に形成された取付孔22aに、やや先細となったスプール24の下端部24aを挿入し、両者を溶接することとしている。次に、スプール24の外周面に沿ってコイル3を形成する(工程<II>)。コイル3の形成に際しては、スプール24に金属線材31を直接(絶縁シート等が介在する場合がある)強く巻き付けて、コイル形状とする。そして、底板22、スプール24、コイル3の組と、天板21とスプール24、天板21と横板23をそれぞれ溶接し、天板21の上面に端子箱21aを溶接により取り付ける(工程<III>)。次に、ケース2及びコイル3を上下反転させて例えば木製の台座5等に載置し、横板23と底板22とを溶接により接合し、スプール24の下端と横板23の下端に接地部材(インナーポール24p、アウターポール23p)を溶接により取り付ける(工程<IV>)。このように、ケース2及びコイル3を一旦上下反転させるのは、図中工程<III>の状態でインナーポール24p及びアウターポール23pを溶接するには、ケース2をクレーン等で吊り下げてインナーポール24p及びアウターポール23pを溶接しなければならず、作業上無理があり、安全性にも問題があるからである。最後に、組み立てられたケース2及びコイル3の上下を元に戻し、密閉されたケース2の内部を減圧して真空状態にするとともに、コイル3が配置されたケース2内に例えば80℃程度に加温して含浸樹脂4を注入する(工程<V>)。ここで、含浸樹脂を注入する際の真空条件(減圧条件)は、例えば800Pa以下である。そして、ケース2内に含浸樹脂4を十分に充填し終えた段階で注入を終了した後、加熱して含浸樹脂4を硬化させることで、図4に示したようにリフティングマグネット1の製作が完了する。
上述した工程<V>の通り、本実施形態のリフティングマグネット1の製造工程においては、コイル3を収容したケース2内を真空状態として含浸樹脂4を注入するため、含浸樹脂4はケース2とコイル3の間だけでなく、図5に示したように、コイル3の内部の隙間にまで浸透する。したがって、含浸樹脂4の硬化後には、ケース2とコイル3と含浸樹脂4とが一体となったリフティングマグネット1が得られることとなる。
本実施形態のリフティングマグネット1は、上述したような方法で製造され、特にコイル3を収容したケース2の内部に真空状態で充填される含浸樹脂4の構成を上述のようにしたものであるので、コイル3内の微小な隙間も含めてケース2内の全体に含浸樹脂を充填することができる。したがって、コイル3の放熱性を極めて良好なものとすることができ、長時間の使用後でも吊り量をあまり低減させることがない優れたリフティングマグネット1を得ることができる。また、本実施形態のリフティングマグネット1においては、ケース2とコイル3と含浸樹脂4とがほぼ一体化していることから、耐衝撃性や絶縁性についても良好なものとすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば含浸樹脂4の構成要素となる充填材3には、上述したドロマイトの他にも、安価に入手することができればチタニア、ベリリヤ、窒化アルミニウム、窒化ボロン、マグネシアを適用することができ、絶縁処理を施せば金属粉末、炭化ケイ素、カーボンブラック、黒鉛等の導電性物質を適用することが可能であり、充填材はこれらのうち一種としてもよいし複数種を混在させてもよい。また、充填材の形状や含浸樹脂4に占める割合など、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
<リフティングマグネットの熱伝導率と温度上昇との関係>
まず、リフティングマグネットにおける含浸樹脂の熱伝導率と温度上昇との関係について説明する。図7は、横軸をリフティングマグネットに充填される含浸樹脂の熱伝導率、縦軸をコイル平均温度上昇値として、リフティングマグネットを一定時間使用した後における熱伝導率とコイル平均温度上昇値との関係を解析しグラフとして表したものである。図中に表した曲線は、熱伝導率に対してコイル平均温度上昇値をプロットした値の変化を示している。ここで、含浸樹脂としてドロマイト等の充填材を含まないもの(例えば樹脂材料であるエポキシ樹脂のみからなる含浸樹脂)を用いた場合、エポキシ樹脂自体の熱伝導率が約0.18W/(m・K)であることから、コイル平均温度上昇値は185Kを超える。この程度のコイル平均温度上昇値であると、一定時間使用した後のリフティングマグネットでは高温となったコイルの熱が放散されにくく起磁力が低下し吊り量が大幅に減少する。
これまでの解析結果によれば、コイル平均温度上昇値が約160K以下であればコイルの起磁力低下が許容されることから、含浸樹脂の熱伝導率は約0.36W/(m・K)以上であることが必要とされる。一方、同図の曲線から分かるように、熱伝導率0.4W/(m・K)を境に曲線の傾きが大きく変化し、熱伝導率が0.4W/(m・K)以上ではコイル平均温度上昇値は約150K乃至160Kの間で大きな変化は生じないことから、本発明において含浸樹脂に必要とされる熱伝導率は、0.4W/(m・K)以上ということになる。
<充填材の種類>
次に、充填材の種類についての検討結果を、図8に示す表を参照して説明する。なお、同図及び後述する図11乃至図13では「重量%」を「wt%」で示している。図8において、充填率の記載は、含浸樹脂全体に占める充填材の割合(重量比)である(以下、「充填率」の用語について同様である)。含浸樹脂中の樹脂材料はエポキシ樹脂である。前述した通り、結晶性(破砕)シリカと溶融破砕シリカについては、それらの形状から小さな隙間に充填しにくいという問題があり、また溶融球状シリカについては高充填が可能であるものの熱伝導率が低いという問題があり、同図からも明らかなように、樹脂材料に添加した場合の含浸樹脂全体としての熱伝導率が0.4W/(m・K)未満であるため、本発明における含浸樹脂の材料としては適さない。
それに対して、何れも球状であるアルミナとドロマイトについては、含浸樹脂全体としての熱伝導率が0.4W/(m・K)以上という条件を満たしているが、アルミナはエポキシ樹脂と比べて比重が非常に大きいため、含浸樹脂を加熱して硬化させている間にアルミナが沈降して硬化してしまい、ケース内の上部は樹脂材料だけが硬化した状態となるので、リフティングマグネット全体としては熱伝導率が低下する。これらのことから、アルミナも本発明における含浸樹脂の材料としては適さない。以上の点を考慮すると、シリカとアルミナとドロマイトを比較した場合、本発明における含浸樹脂の材料としてはドロマイトが有力な候補であるといえる。特に、ドロマイトを充填率60重量%でエポキシ樹脂に添加した場合の熱伝導率は0.56W/(m・K)であった。ここで、充填材として粒径が約8μmであるドロマイトを適用した含浸樹脂の熱伝導率と充填材添加率との関係を示す図12より、例えば充填材として粒径が約8μmであるドロマイトを適用した場合、熱伝導率0.4W/(m・K)を満足させる充填率は40重量%であることがわかる。
<ドロマイトの含浸性>
前記実施形態において詳述した通り、本発明のリフティングマグネットでは、含浸樹脂をコイル内の微細な隙間にまで含浸させる必要がある。含浸樹脂中のドロマイトの含有量(充填率)を上げれば熱伝導率の向上には有利であるといえるが、含浸樹脂の粘度が高くなって含浸性が低下し、その結果、硬化後の含浸樹脂に空隙又は気泡が発生するなどして却って熱伝導率の低下や絶縁性能の低下を招くこととなる。すなわち、含浸樹脂には一定の動粘度(例えば0.1Pa・s以下)の条件を満たすことが要求される。動粘度のパラメータとなるのは、温度以外には、含浸樹脂中のドロマイトの粒径と充填率である。
<含浸樹脂の加温温度と粘度の関係>
図13に、充填材として粒径が約8μmであるドロマイトを適用し、それぞれ充填率が異なる含浸樹脂の加温温度と粘度の関係を示す。同図より含浸樹脂全体における充填材の充填率が高いほど粘度が高く、粘度を下げるためには加温温度を高くしなくてはならないことがわかる。なお、同図より温度によって粘度が大きく変わるため含浸樹脂の加温温度を制御しておくことが重要であるがわかる。リフティングマグネットに用いられる従来の樹脂(充填材を添加していない樹脂)の粘度が約0.1Pa・sであり、充填材を添加した含浸樹脂の粘度も同様の粘度にするには、充填率が45重量%である場合に加温温度を80℃とすればよい。また、同図では明示していないが、熱伝導率0.4W/(m・K)を満たす充填率40重量%の含浸樹脂を適用した場合にも加温温度を80℃にすれば従来の樹脂と同様の粘度を得ることができる。
そこで、図9に示すような含浸性試験装置6を利用して、含浸樹脂中のドロマイトの粒径と充填率の適切な範囲を検証した。含浸性試験装置6では、40〜80℃に加温された恒温恒湿槽61内に含浸樹脂を入れた容器62に例えば内径0.3mmのチューブ63の一端を挿入し、チューブ63の他端を真空ポンプ64で吸引することによって、チューブ63内を含浸樹脂がどれだけ進んだかについて試験した。ここで、含浸性試験結果を図10に示す。含浸樹脂中のドロマイトの粒径と充填率をパラメータとし、チューブ63内を一定距離(本試験では使用するコイル径の半径に相当する距離)以上進んだものを合格(同図中「○」で示す)、一定距離以下しか進めなかったものを不合格(同図中「×」で示す)とした。同図から明らかなように、ドロマイトの粒径が1μmでは充填率50重量%が上限値、粒径が3μmでは充填率55重量%が上限値、粒径が10μmでは充填率が65重量%が上限値、粒径が20μmでは充填率60重量%が上限値、粒径が25μmでは充填率50重量%が上限値であった。なお、いずれの粒径の場合も、充填率が40重量%未満の場合には熱伝導率が0.4W/(m・K)以上という条件を満たさなかったため、同図には充填率40重量%未満の値については記載していない。また、粒径が1μm未満の場合及び25μmより大きい場合は含浸性試験結果は合格であったが、熱伝導率の条件である0.4W/(m・K)以上を満たさないものが存在したため、同図への記載を省略している。
<ドロマイトの粒径による熱伝導率>
上述した含浸性試験結果に基づいて、1〜25μmの各粒径のドロマイトについて、それぞれ含浸性試験で合格であった充填率を上限値とした含浸樹脂について、熱伝導率を計測した。その結果を図11に示す。すなわち、同図に記載の全ての粒径及び充填率の場合において、含浸樹脂が熱伝導率0.4W/(m・K)以上という条件を満足した。さらに、粒径8μmのドロマイトの充填率を60重量%とした場合に熱伝導率が最高値0.56W/(m・K)を示した。
<実機品での検証>
充填材として平均粒径が約8μmのドロマイトを適用しこのドロマイトの充填率を45重量%とした含浸樹脂について、実機品に対する含浸性を検証した。含浸樹脂4を実機品7(リフティングマグネット1に相当)の内部に含浸させる作業の外観図を図14に示す。先ず、恒温炉(図示省略)により100℃以上で乾燥させておいた実機品7を恒温炉から取り出し、実機品7の重量を測定する(工程A)。そして実機品7が80℃になるまで自然放置する(工程B)。次いで、一端に真空ポンプPを接続しているホース81の他端を実機品7に接続し、実機品7の重量を再度測定する(工程C)。そしてホース81の途中に設けたバルブ82を開いて実機品7の内部を減圧して真空状態にする(工程D)。この際バルブ92は閉じている。一方、含浸樹脂4については、先ず主剤及び硬化剤を配合・撹拌し、充填材を添加した後、再度撹拌し、恒温炉で80℃にて加温する(工程E)。所定時間(例えば2時間)加温した後、この含浸樹脂4を恒温炉から取り出し、硬化促進剤を添加してから再度撹拌し、恒温炉により80℃で加温する(工程F)。引き続いて、一端を実機品7に接続したホース91の他端に、上記手順によって製造した含浸樹脂4が入ったケースCを接続し、このホース91の途中に設けたバルブ92を開いて、含浸樹脂4を実機品7内へ注入する(工程G)。なお、含浸樹脂入りケースCはホットプレートHにより所定温度(例えば80℃)に保温されている。そして、実機品7内部への含浸樹脂4の注入量が所定量(例えば4kg)になった時点でバルブ92を閉じる(工程H)。次いで、バルブ92を開き、含浸樹脂4を注入し、ホース81内に含浸樹脂が見えた時点(ホース81の他端側からホース81内に含浸樹脂が浸入した時点)でバルブ82、バルブ92をこの順番で閉じる(工程I)。引き続いて、バルブ92、バルブ82をこの順番で開き、含浸樹脂4を実機品7内へ注入し、ホース81内に含浸樹脂4が見えた時点(ホース81の他端側からホース81内に含浸樹脂が浸入した時点)でバルブ82、バルブ92をこの順番で閉じる(工程J)。そして、目標の重量になるまで工程I、工程Jを繰り返す。目標の重量になった時点で実機品7からホース81、ホース91を外し、実機品7を恒温槽(図示省略)に入れ、加熱硬化させる(工程K)。すなわち、従来は樹脂(充填材の入っていない樹脂)を一度に注入すればコイル内部にまで樹脂が含浸したが、本実施例では、充填材による流れ性を考慮して実機品7の内部へ一度に注入する含浸樹脂4の量を少なくし、注入回数を増やすことによって含浸性を向上させている。このようにして、一度に注入する含浸樹脂4の量を少なくし、注入回数を増やすことによって含浸性を向上させた結果、実機品7を切断した図に相当する図5に示すように、コイル3内部(金属線材31同士の隙間)にまで含浸樹脂が浸透していた。
以上のことから、本発明においてリフティングマグネットの内部に充填される含浸樹脂に含まれる充填材としてドロマイトを適用する場合、ドロマイトの粒径については1μm以上25μm以下、好ましくは3μm以上20μm以下、含浸樹脂中のドロマイトの充填率については40重量%以上65重量%以下、好ましくは40重量%以上45重量%以下という条件とした場合に、含浸樹脂の最適な熱伝導率0.4W/(m・K)以上0.56W/(m・K)以下が得られることが明らかとなった。なお、充填材としてドロマイト以外の上述した物質(シリカ及びアルミナを除く)を適用した場合にも、粒径及び充填率をドロマイトと同様の条件とすれば、適切な熱伝導率の条件を満たすことが予想される。
1…リフティングマグネット
2…ケース
3…コイル
4…含浸樹脂
7…リフティングマグネット(実機品)
21…天板
22…底板
23…横板
24…スプール
31…金属線材

Claims (6)

  1. 金属製のケースにコイルを収容し、前記ケースが、前記コイルの内側に配置されるスプールと、前記コイルの周囲を覆う天板、底板及び横板とから構成されるリフティングマグネットに用いられ、前記コイルを収容した状態の前記ケース内に充填される含浸樹脂であって、
    樹脂材料と、当該樹脂材料に混合される充填材とを含有し、
    前記含浸樹脂中に占める充填材の割合が40重量%以上65重量%以下であり、且つ
    前記含浸樹脂の熱伝導率が0.4W/(m・K)以上0.56W/(m・K)以下であることを特徴とするリフティングマグネット用含浸樹脂。
  2. 前記充填材の粒径は、1μm以上25μm以下である請求項1に記載のリフティングマグネット用含浸樹脂。
  3. 前記充填材は、略球形状である請求項1又は2の何れかに記載のリフティングマグネット用含浸樹脂。
  4. 前記充填材は、ドロマイト、チタニア、ベリリヤ、窒化アルミニウム、窒化ボロン、マグネシア、金属粉末、炭化ケイ素、カーボンブラック、黒鉛から選択される何れか一種又は複数種の組み合わせからなる請求項1乃至3の何れかに記載のリフティングマグネット用含浸樹脂。
  5. 金属製のケースと、当該金属製のケースに収容されたコイルと、請求項1乃至4の何れかに記載の含浸樹脂とを具備し、
    前記ケースは、前記コイルの内側に配置されるスプールと、前記コイルの周囲を覆う天板、底板及び横板とから構成されるものであり、
    前記含浸樹脂は、前記コイルを収容したケース内を減圧状態にして当該ケース内に注入したものであって、当該含浸樹脂が硬化することにより、前記ケースとコイルと含浸樹脂とを一体化させていることを特徴とするリフティングマグネット。
  6. 金属製のケースと、当該金属製のケースに収容されたコイルと、請求項1乃至4の何れかに記載の含浸樹脂とを具備するリフティングマグネットの製造方法であって、
    前記コイルを収容した状態で前記ケースを密封し且つ減圧状態とし、前記含浸樹脂を液状にして注入する工程と、
    前記ケース内に注入した前記含浸樹脂を硬化させる工程とを含むことを特徴とするリフティングマグネットの製造方法。

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