JP2010016145A - 電子部品実装方法、実装装置およびサブ基板供給装置 - Google Patents

電子部品実装方法、実装装置およびサブ基板供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品実装装置において、急な仕様変更にも短時間で対応し、生産効率を高くする。
【解決手段】接続材料が塗布されたメイン基板Mを実装位置に搬送する基板搬送装置5と、基板搬送装置5に保持されたメイン基板Mに電子部品を実装する実装ヘッド部11と、を備える電子部品実装装置1において、メイン基板M上に実装されるサブ基板Sを供給するサブ基板供給装置32から供給され電子部品Pの実装または接続材料の塗布が必要なサブ基板Sを実装位置に搬送されたメイン基板M上に実装ヘッド部11によって実装する。
【選択図】図5

Description

本発明は、メイン基板にサブ基板を実装する機能を備えた電子部品実装装置に関する。
サブ基板上に必要部品を実装してモジュール部品としたモジュール基板をメイン基板に搭載する場合、従来は、あらかじめモジュール基板を製作し在庫しておき、必要時に取り出して搭載している。
また、回路基板へのクリーム半田の塗布と電子部品の実装とを一台の機械で行う電子部品実装装置としては、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1に記載の電子部品実装装置は、その図1に示されているように、Yテーブル6上に保持された回路基板7が、実装ヘッド部5と、塗布ヘッド部4が往復移動する方向(X方向)に対して直行するY方向に往復移動し、塗布ヘッド部4によってクリーム半田を塗布され、直後にその上に実装ヘッド部5によって電子部品を実装されるものであり、クリーム半田の塗布と電子部品の実装を1台で行うよう構成されている。
また、他の例として特許文献2に示された電子部品実装装置は、その図1に示されているように、基板受け11上に保持された基板9が、基板受け11を昇降させるZ軸テーブル10の昇降によって、上方にてクリーム半田印刷装置12によってクリーム半田を塗布され、下方にて、供給部7から移載ヘッド4によってピックアップされた電子部品が基板9に実装されるものであり、こちらもクリーム半田の塗布と電子部品の実装を1台で行うよう構成されている。これによりクリーム半田の塗布と電子部品の実装を別の装置で実施しなくてもよく、生産性の向上を図ることができる。
特開2001−326453号公報 特開2000−151088号公報
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2に記載の装置においては、サブ基板上に必要部品を実装してモジュール部品としたモジュール基板をメイン基板に搭載する場合には、あらかじめモジュール部品を製作し在庫しておき、必要な分だけ取り出して搭載する必要があり、これにより仕様変更への対応が即座にできないという問題がある。またこの問題を解決するために、メイン基板への実装部でサブ基板上のモジュール基板を同時に作るようにすればよいが、メイン基板上にサブ基板を搭載して、さらにサブ基板上に部品を搭載するに際し、クリーム半田等の接続材料をサブ基板上に供給する必要がある。この場合、サブ基板上に接続材料をディスペンサによって塗布するか、ピン転写の実施が、電極毎に個別に必要となり、メイン基板1枚あたりの生産時間が長くなり生産性の低下を招くという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、急な仕様変更にも短時間で対応可能で生産効率も高い、メイン基板上にサブ基板を実装可能な電子部品実装方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、接続材料が塗布されたメイン基板を実装位置に搬送する基板搬送装置と、前記基板搬送装置に保持された前記メイン基板に電子部品を実装する実装ヘッド部と、を備える電子部品実装装置において、前記メイン基板上に実装されるサブ基板を供給するサブ基板供給装置から供給され電子部品の実装または接続材料の塗布が必要なサブ基板を前記実装位置に搬送された前記メイン基板上に前記実装ヘッド部によって実装することである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記電子部品実装装置は電子部品を供給する部品供給フィーダをさらに備え、前記電子部品供給フィーダから供給される前記電子部品を前記実装ヘッド部によって前記メイン基板または該メイン基板上に実装された前記サブ基板上に実装することである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記メイン基板上に実装される前に前記サブ基板に接続材料塗布装置によって接続材料を塗布し、該接続材料が塗布された前記サブ基板を前記実装位置に搬送されたメイン基板上に前記実装ヘッド部によって実装することである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、接続材料が塗布されたメイン基板を実装位置に搬送する基板搬送装置と、前記基板搬送装置に保持された前記メイン基板に電子部品を実装する実装ヘッド部と、を備える電子部品実装装置において、前記メイン基板上に実装されるサブ基板を収容するサブ基板収容装置と、前記サブ基板を前記サブ基板収容装置からサブ基板供給位置に搬送するサブ基板搬送装置と、を備え、前記サブ基板供給位置に供給された前記サブ基板を前記実装位置に搬送された前記メイン基板上に前記実装ヘッド部によって実装することである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項4において、前記電子部品実装装置は電子部品を供給する部品供給フィーダをさらに備え、前記電子部品供給フィーダから供給される前記電子部品を前記実装ヘッド部によって前記メイン基板または該メイン基板上に実装された前記サブ基板上に実装することである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項4または請求項5において、前記サブ基板収容装置と前記サブ基板供給位置との間に設けられ前記サブ基板収容装置から供給された前記サブ基板上に接続材料を塗布する接続材料塗布装置を備え、前記サブ基板搬送装置は、前記サブ基板を前記サブ基板収容装置から前記接続材料塗布装置に設けられた接続材料塗布位置に搬送し、前記接続材料塗布装置によって接続材料が塗布された前記サブ基板を前記サブ基板供給位置に搬送することである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、接続材料が塗布されたメイン基板を実装位置に搬送する基板搬送装置と、基板搬送装置に保持された前記メイン基板に電子部品を実装する実装ヘッド部と、を備える電子部品実装装置に用いられるサブ基板供給装置において、前記サブ基板供給装置は前記メイン基板上に実装されるサブ基板を収容するサブ基板収容装置と、前記サブ基板を前記サブ基板収容装置からサブ基板供給位置に搬送するサブ基板搬送装置と、前記サブ基板収容装置と前記サブ基板供給位置との間に設けられ前記サブ基板収容装置から供給された前記サブ基板上に接続材料を塗布する接続材料塗布装置と、を備え、前記サブ基板収容装置は、基体に上下動可能に装架され複数のサブ基板を上下方向に積層可能に収容するラックと、該収容された各サブ基板が前記基体上面に設けられた搬送路と整列するように前記ラックを上下方向に位置決め可能に移動させる昇降装置と、を備え、前記接続材料塗布装置は、上面に前記サブ基板の前記搬送路が設けられた前記基体と、前記搬送路の前記接続材料塗布位置に供給された前記サブ基板上にパターンが貫設されたスクリーンマスクを接離するスクリーン接離装置と、前記サブ基板上に当接された前記スクリーンマスクを透過して前記サブ基板上に接続材料のパターンを印刷する接続材料印刷装置と、を備えることである。
請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請求項7において、前記基体は前記電子部品実装装置に前記部品供給フィーダに隣接して搭載されることである。
請求項9に係る発明の構成上の特徴は、請求項7において、前記基体は前記電子部品実装装置の前記部品供給フィーダの着脱部であるスロット部に着脱可能に搭載されることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、サブ基板供給装置から供給された電子部品の実装または接続材料の塗布が必要なサブ基板は、実装位置に搬送されたメイン基板上に実装ヘッド部によって実装される。これによりサブ基板収容装置にサブ基板を供給すれば、サブ基板は自動でメイン基板上に実装され、この実装されたサブ基板に電子部品の実装または接続材料の塗布がなされるため、装置を簡素化し、かつ作業効率が向上する。
上記のように構成した請求項2に係る発明によれば、電子部品供給フィーダから供給される電子部品を実装ヘッド部によってメイン基板または該メイン基板上に実装されたサブ基板上に実装する。これにより予めサブ基板に電子部品を実装して作製したモジュール部品の在庫を持つ必要がなくなり、急な仕様変更にも無理なく対応でき、生産効率の向上が図られる。
上記のように構成した請求項3に係る発明によれば、請求項2において、サブ基板はメイン基板上に実装される前に接続材料塗布装置によって接続材料を塗布され、該接続材料が塗布されたサブ基板がメイン基板上に実装される。これによりメイン基板に電子部品を実装しているときに、同時にサブ基板への接続材料の塗布が行なえるため時間の無駄が省かれ生産性が向上する。またメイン基板上に実装されたサブ基板上に電子部品が実装されるので、予めサブ基板に電子部品を実装して作製したモジュール部品の在庫を持つ必要がなくなり、急な仕様変更にも無理なく対応でき、生産効率の向上が図られる。
上記のように構成した請求項4に係る発明によれば、サブ基板はサブ基板収容装置に収容され、サブ基板収容装置からサブ基板搬送装置によってサブ基板供給位置に搬送され、サブ基板供給位置から実装ヘッド部によってメイン基板上に実装される。これによりサブ基板収容装置にサブ基板を供給すれば、サブ基板は自動でメイン基板上に実装されるため、作業効率が向上する。また、必要に応じて、サブ基板収容装置と、サブ基板をサブ基板収容装置からサブ基板供給位置に搬送するサブ基板搬送装置は着脱可能な一体型とすることができ、他の電子部品実装装置にも共用できるなど汎用性の向上が図られる。
上記のように構成した請求項5に係る発明によれば、請求項4において、部品供給フィーダをさらに備え、電子部品供給フィーダから供給される電子部品は実装ヘッド部によってメイン基板または該メイン基板上に実装されたサブ基板上に実装される。これにより予めサブ基板に電子部品を実装したモジュール部品の在庫を持つ必要がなく、急な仕様変更にも無理なく対応でき、生産効率の向上が図られる。
上記のように構成した請求項6に係る発明によれば、請求項4または請求項5において、サブ基板収容装置とサブ基板供給位置との間にサブ基板上に接続材料を塗布する接続材料塗布装置と、サブ基板をサブ基板収容装置から接続材料塗布装置に設けられた接続材料塗布位置に搬送し、接続材料塗布装置によって接続材料が塗布されたサブ基板をサブ基板供給位置に搬送するサブ基板搬送装置とが設けられる。これによりサブ基板収容装置にサブ基板を供給すると、あとはサブ基板は自動で接続材料が塗布され、塗布後サブ基板搬送装置によってサブ基板供給位置まで搬送され、その後メイン基板上に実装されるため、作業効率が著しく向上する。またメイン基板に電子部品を実装しているときに、同時にサブ基板への接続材料の塗布が行なえるため時間の無駄が省かれ生産性が向上する。さらに予めサブ基板に電子部品を実装して作製したモジュール部品の在庫を持つ必要がなくなり、急な仕様変更にも無理なく対応でき、生産効率の向上が図られる。
上記のように構成した請求項7に係る発明によれば、サブ基板に接続材料を塗布して供給するためのサブ基板供給装置が一体的に構成されて電子部品実装装置に付加できるため、サブ基板に接続材料を塗布する機能を備えた電子部品実装装置を大型化することなく簡素な構成で提供することができる。さらに、サブ基板収容装置から供給されたサブ基板に、接続材料を塗布し、サブ基板搬送装置によってサブ基板供給位置に搬送するサブ基板供給装置を着脱可能な一体型とすることができ、他の電子部品実装装置にも共用できるなど汎用性の向上が図られる。また、接続材料塗布位置に供給されたサブ基板上に接続材料のパターンを印刷するためのスクリーンマスクの取替えにより製品毎に異なる印刷パターンに迅速に対応でき、生産性の向上が図られる。
上記のように構成した請求項8に係る発明によれば、請求項7において、基体は電子部品実装装置に部品供給フィーダに隣接して搭載される。これにより、サブ基板に接続材料を塗布するための装置をライン内に別途、追加する必要がないためライン長を短く抑えることができる。また複数ラインを所有している場合、必要なライン同士で共用することにより設備投資を低く抑えることができる。
上記のように構成した請求項9に係る発明によれば、請求項7において、基体は電子部品実装装置の部品供給フィーダの着脱部であるスロット部に着脱可能に搭載される。これにより生産基板の変更などによりサブ基板が不要となった場合には基体を短時間で取外すことが可能であり、通常の電子部品実装装置としてラインを効率よく稼動させることができ、生産効率の向上が図られる。
以下、本発明に係る電子部品実装方法および装置の実施形態について図1乃至図5に基づいて説明する。図1は本発明にかかる実装装置であるモジュールタイプの電子部品実装装置1を示す図である。なお、文中の前、後、左、右、上、下およびX、Y、Zは図面に記したとおりとする。
本実施形態においては電子部品実装装置1は、メイン基板Mに接続材料が既に塗布されたサブ基板Sを実装する1台の電子部品実装モジュール2と、メイン基板M上またはメイン基板Mに実装されたサブ基板S上に電子部品Pを実装する複数(本実施形態においては7台)の電子部品実装モジュール3と、を基台13上に隣接させ並設して電子部品実装ラインが構成されている。
まず電子部品実装モジュール2について図2、図4および図5に基いて説明する。電子部品実装モジュール2は、電子部品実装機22と、サブ基板供給装置32とによって構成される。
電子部品実装機22には、図2に示すように、メイン基板Mを保持し実装位置に搬送する基板搬送装置5と、サブ基板Sを吸着ヘッド9により吸着保持して基板搬送装置5にクランプされ保持されたメイン基板Mに実装する実装ヘッド部11と、実装ヘッド部11による実装を制御する制御装置12と、が備えられている。
基板搬送装置5は、メイン基板Mを搬送方向(X方向)に搬送するもので、基枠4上に組み付けられた第1及び第2ガイドレール15,17を備えている。第1及び第2ガイドレール15,17は搬送方向に延在しかつ互いに平行に対向して配列されており、これらによってメイン基板Mが搬送方向に案内される。第1及び第2ガイドレール15,17の直下には互いに平行に設けられた1対のコンベアベルト19が並設されており、これらのコンベアベルト19によってメイン基板Mが搬送方向に搬送される。また、基板搬送装置5には所定位置まで搬送されたメイン基板Mを押し上げてクランプする図略のクランプ装置が設けられ、該クランプ装置によってメイン基板Mが実装位置で位置決め固定される。また基板搬送装置5の前側には部品供給フィーダ用着脱部である図略のスロット部が設けられている。
実装ヘッド部11は、XYロボットタイプのものであり、基板搬送装置5と、後述するサブ基板供給装置32のサブ基板供給位置71の上方に基枠4に装架され、Y軸サーボモータ42によりY方向に移動されるY方向移動スライダ41を備えている。このY方向移動スライダ41にはX軸サーボモータ40によりY方向に直交する水平なX方向に移動されるX方向移動スライダ43が備えられている。Y軸サーボモータ42及びX軸サーボモータ40は制御装置12によって、作動が制御されている。
X方向移動スライダ43には、図2に示すように、サブ基板Sを吸着してメイン基板Mに実装する吸着ノズル44を設けた吸着ヘッド9が取り付けられている。この吸着ヘッド9はX方向移動スライダ43に取り付けられたヘッドフレーム46を備えている。ヘッドフレーム46の下部には、複数(例えば8本)のスピンドル47を上下方向(Z軸方向)に往復動可能に保持する円筒状のノズルホルダ49が軸線回りに回転可能に取り付けられている。各スピンドル47は図略の圧縮スプリングにより上方に付勢され、下端に吸着ノズル44が取り付けられている。各吸着ノズル44には夫々図略の吸着ノズル作動装置から負圧が供給されるようになっている。
ノズルホルダ49はヘッドフレーム46に取り付けたR軸モータ50によって吸着ノズル44が所定位置で停止するように間欠的に回転される。所定位置のうちサブ基板Sを実装する実装ポイントに停止されたスピンドル47はZ軸モータ51により駆動されるZ軸送りねじ52の回転によりノズル下降レバー53が下降されると前記圧縮スプリングのばね力に抗して吸着ノズル44も下降する。Z軸送りねじ52の反対回りの回転によりノズル下降レバー53が上昇されると、スピンドル47は圧縮スプリングのばね力により上昇され吸着ノズル44も上昇する。
次にサブ基板供給装置32について説明する。サブ基板供給装置32は、その基体84が電子部品実装機22の基板搬送装置5の前側に設けられた部品供給フィーダ用着脱部のスロット部に前側から挿入され、図示しないレバー等の操作により容易に着脱できるように搭載される。このときサブ基板供給装置32は、基体84の後端面84cに設けられた通信用オスコネクタ90と、電子部品実装機22のスロット部後方に設けられた図示しないメスコネクタとが嵌合接続されることにより、電子部品実装機22の制御装置12と通信できるように構成されている(図2、図5)。
図4、図5に示すように、サブ基板供給装置32はサブ基板Sを収納するサブ基板収容装置60と、サブ基板Sをサブ基板収容装置60から接続材料塗布位置70を経由してサブ基板供給位置71に搬送するサブ基板搬送装置72と、接続材料塗布位置70に搬送されたサブ基板Sに接続材料を塗布する接続材料塗布装置73とから構成される。
サブ基板収容装置60は、基体84に上下動可能に装架され複数のサブ基板Sを上下方向に積層可能に収容するラック61と、ラック61を上下方向に位置決め可能に移動させる昇降装置62と、ラック61および昇降装置62を基体84に支持するための支持板77とから構成される。なお、サブ基板Sは、ラック61に直接収容してもよいが、サブ基板Sの収容のし易さを考慮し、カートリッジ80を介して間接的にサブ基板Sをラック61に収容してもよく、本実施形態においてはカートリッジ80を介してサブ基板Sを収容する方式について説明する。
支持板77は所定の強度を備えた材料(例えばアルミウム、鉄等)で形成され、前後方向に平行に立設されている。また支持板77は後端部下方で突出された突出部77aが、基体84の左側面に、図示しないボルトで固定され一体となっている。ラック61は、上面より見た形状がコの字型に形成され、上面、前面および後面の一部が開口されている。支持板77の右側面77cにはガイド用スライド溝77bが設けられ、ガイド用スライド溝77bは支持板77の上面77dにT字型の開口部が開口され、支持板77の下面77e近傍まで上下に延在されている。ラック61には、ねじ止め等によって固定されたガイド78が配置され、ガイド78の左側面に形成されたT字部78aが支持板77のガイド用スライド溝77bと嵌合され、上下への移動が案内されている。なお、ガイド用スライド溝77bを下面77eまで貫通させないのは、ラック61が下方に脱落しないよう停止させるためであるので、例えば、抜け止ピン等の他の手段によってストッパを形成させれば、ガイド用スライド溝77bは下面77eまで貫通させてもよい。
ラック61には交換用のカートリッジ80が装填されている。カートリッジ80は上面より見た形状がコの字型に形成され、前面および後面の一部が開口されている。カートリッジ80には、ラック61の左側内面に設けられた凹部61bと嵌合し上下に移動するときのガイドとなる凸部80aが左側外面に設けられている。カートリッジ80の左右内側面には、サブ基板Sを収納するために、サブ基板Sの厚さより少し大きい厚さの水平な切込みが前面から後面に貫通して複数個刻設されている。これにより、カートリッジ80には、接続材料を印刷される前のサブ基板Sが、所定の間隔を保ちながら上下方向に整列され複数個収納される。カートリッジ80は作業者によってサブ基板Sが収納された後、ラック61の上側の開口部よりラック61の左側内面61a上面から下面まで延在され形成された凹部61bとカートリッジ80の左側外面に形成された凸部80aが嵌合され装填される。カートリッジ80は、ラック61の右側外面61cの所定の位置に貫通して設けられたピン穴から挿入されラック61の内側空間に突出したストッパピン79上に下面が当接して載置され、上下方向の位置決めがされている。カートリッジ80は、収納されるサブ基板Sが全て使用され、無くなると、ストッパピン79を抜取り、カートリッジ80ごとラック61の下部から抜出し離脱させ、再度、カートリッジ80にサブ基板Sを収納したのちにラック61の上部より前述と同様に装填する。
昇降装置62はラック61を上下に駆動し、供給するサブ基板Sの下面を、基体84の上面84aに設けられたサブ基板Sの搬送路83の上面と上下方向において略一致させるためのものである。昇降装置62は支持板77の右側面77cの前方端上方と前方端下方に、回転可能に軸承された2つのプーリ85、86にベルト62aが掛け渡されて構成されている。支持板77には、上方のプーリ85を挟んで反対側に電動モータ81が固定され、電動モータ81の出力軸はプーリ85に連結されている。ベルト62aは後側面部の一部でラック61に固定されたガイド78とねじ止め等によって連結されている。これにより、電動モータ81の回転に伴いプーリ85が回転してベルト62aの後側面部が上下動すると、ラック61が上下に移動して所望サブ基板Sの下面が搬送路83の上面に位置あわせされる。なお電動モータ81の制御は制御装置12によって行なわれる。
次にサブ基板収容装置60のラック61に収容されたサブ基板Sを接続材料塗布位置70まで搬送し、また接続材料塗布位置70で接続材料が塗布されたサブ基板Sをサブ基板供給位置71まで搬送するサブ基板搬送装置72について説明する。
サブ基板搬送装置72は、ピストンロッド63aを備えた搬送用シリンダ63と、基体84の上面に形成されたサブ基板Sの搬送路83と、ピストンロッド65aを備えたストッパ用シリンダ65と、ストッパ用シリンダ65によって作動されるストッパ76とから構成される。
基体84の上面84aに形成されたサブ基板Sの搬送路83は、上面84aの前方端から、後方端に設けられたサブ基板停止部84gの前面84hまで所定の深さをもって延在して形成されている。
ストッパ用シリンダ65は接続材料塗布位置70の下方で基体84の内部空間84kに配置され、基体84の上面84aに形成された搬送路83の裏面にブラケット97を介して固定されている。ストッパ76はストッパ用シリンダ65が備えるピストンロッド65aを介してストッパ用シリンダ65と連結ピン76cと長穴との嵌合により回動可能に連結されている。またストッパ76を回動可能に支承する支持軸98が左方に延在されブラケット97に固定されている。
搬送用シリンダ63は支持板77の前側面77fにブラケット91を介して固定される。搬送用シリンダ63は外部より供給されるエアによって駆動され、ピストンロッド63aが進退されるようになっている。搬送用シリンダ63の制御は制御装置12によって行なわれる。ピストンロッド63aの前端部63bはサブ基板Sの前端面Saと当接してサブ基板Sを押して搬送するための部位である。
接続材料塗布装置73は、スクリーンマスク68を搬送路83の接続材料塗布位置70に位置決めされたサブ基板Sに接離するスクリーン接離装置87と、サブ基板S上に当接されたスクリーンマスク68を透過してサブ基板S上に接続材料のパターンを印刷する接続材料印刷装置75とから構成されている。
基体84はサブ基板収容装置60の後方に基体84の前面84dとラック61の後面61dとの間にわずかな隙間をもって配置され、前述のとおり、サブ基板収容装置60の支持板77の突出部77aとボルトによって連結されている。基体84は上下左右前後の6面を金属性の壁で覆われ形成されている。基体84の上面84aには前述したとおり搬送路83が形成されている。搬送路83には、サブ基板Sを接続材料塗布位置70に位置決め停止させるために、ストッパレバー76の先端が搬送路83上に出没可能とするための溝部84jが貫通して設けられている。
スクリーン接離装置87は、搬送路83上の接続材料塗布位置70に供給されたサブ基板S上に接続材料の印刷を行なうために、パターンが貫設されたスクリーンマスク68を上下に移動してサブ基板Sと接離するものである。スクリーン接離装置87はクリーンマスク68と、マスク枠92と、支持板93と、ピストンロッド64aを備えたスクリーンマスク昇降用シリンダ64と、から構成される。
スクリーンマスク68はサブ基板Sに接続材料を印刷するための薄膜であり、例えばステンレススチールあるいはニッケル合金の薄板で形成されている。スクリーンマスク68の印刷部には貫通穴が設けられており、接続材料が貫通穴を透過してサブ基板Sの表面に印刷される。マスク枠92は接続材料塗布位置70の上方に配置され、貫通した長方形の開口部92bが内側に形成された金属性の枠体であり左側後部に所定の幅を持ったブラケット部92aが所定の高さで立設されている。開口部92bは接続材料塗布位置70の直上に配置され、接続材料塗布位置70に停止されたサブ基板Sより大きな面積をもって開口される。マスク枠92の下面には、開口部92bを塞ぐようにしてスクリーンマスク68が所定の張力をもって張られている。またマスク枠92の前方および後方の、搬送路83を跨いだそれぞれの左右部分にはマスク枠支持軸92cが4本立設されている。4本のマスク枠支持軸92cは下方に延在して基体84の上面壁を貫通し、基体84の内部空間84kにマスク枠92と平行に配置された支持板93にそれぞれ固定されている。支持板93は、その下面中心部でスクリーンマスク昇降用シリンダ64のピストンロッド64aの上端部に固定されている。昇降用シリンダ64は基体84の下壁上面にボルトによって固定されている。
接続材料印刷装置75は、サブ基板Sに当接されたスクリーンマスク68上面に接続材料を供給し、スキージすることによって接続材料をサブ基板Sの表面に印刷するものである。接続材料印刷装置75は、スキージ89と、ピストンロッド66aを備えたスキージ切替用シリンダ66と、ピストンロッド67aを備えた印刷用シリンダ67とから構成される。
スキージ89は、ブラケット94の右側面94aから右方向に水平に突設された支持軸95に回動可能に支承され、後端部がスキージ切替用シリンダ66のピストンロッド66aにピン89aと長穴との嵌合により回動可能に連結されている。スキージ切替用シリンダ66はブラケット94の右側面94a固定されている。
印刷用シリンダ67は、マスク枠92の左端から上方に突設された取付部92aの右側面に上下方向に移動可能に水平に装架され、図略のシリンダによって上下方向にシフトされるようになっている。そして印刷用シリンダ67のピストンロッド67aの前端部にブラケット94のL字状に屈曲した屈曲部94bが固定されている。これにより、印刷用シリンダ67の作動によってブラケット94とともにブラケット94に固定されたスキージ89およびスキージ切替用シリンダ66が一体となって前後方向に移動される。
なお上述において全てのシリンダはエアを駆動源とするエアシリンダであり、エアの給排によって作動され、制御装置12によってその作動が制御される。
次にメイン基板Mに電子部品Pを実装する複数の電子部品実装モジュール3について図1および図3に基いて説明する。電子部品実装モジュール3は、電子部品実装機22と、部品供給装置7と、によって構成される。
電子部品実装モジュール3の電子部品実装機22については、上述の電子部品実装モジュール2で使用される電子部品実装機22と、メイン基板Mへの実装のために供給される部品がサブ基板Sから電子部品Pに置き換わっただけであり、その他の構成については同様であるため、同じ構成要素については同じ参照番号を付し、詳細説明を省略する。
部品供給装置7は、図1及び図3に示すように、基枠4上の図略のスロット部に複数のカセット式フィーダ21が着脱可能に装着して構成されている。カセット式フィーダ21は基枠4に着脱可能に取り付けられた本体23と、本体23の後部に設けた供給リール25と、本体23の先端に設けた部品取出し部27(部品供給位置B)を備えている。供給リール25には電子部品Pが所定ピッチで封入された図略の細長いテープが巻回保持され、このテープが図略のスプロケットにより所定ピッチで引き出され、電子部品が封入状態を解除されて部品取出し部27(部品供給位置B)に順次送り込まれ、上述した電子部品実装モジュール2で説明したように、吸着ヘッド9により吸着保持してメイン基板Mに順次実装されていく。
次に、本実施形態にかかる電子部品実装装置1の作動について説明する。まず電子部品実装モジュール2および電子部品実装モジュール3が起動されると電子部品実装機22とともに電子部品実装機22内部に搭載されたサブ基板供給装置32が起動される。サブ基板供給装置32はサブ基板供給位置71にサブ基板Sが存在しないことを図示しないセンサによって確認し、存在しないことが確認できたら接続材料が塗布されるサブ基板Sを接続材料塗布位置70に供給する。まず制御装置12の指令により、昇降装置62の電動モータ81によってプーリ85を回転させ、プーリ85に掛けられている駆動ベルト62aの移動に連動してラック61を上下に移動させ、ラック61にカートリッジ80を介して収容されたサブ基板Sの下面高さを搬送路83の上面高さと整列させる。このとき、サブ基板Sの位置を検知する方法としては、例えば、カートリッジ80に収容された各サブ基板Sの下面高さが搬送路83の上面高さと整列すると作動されるセンサを用いてもよいし、作業者による目視によってもよい。目視の場合は、1枚目のサブ基板Sを作業者が確認し、高さの位置合わせを行い、それ以降はカートリッジ80に収納されているサブ基板Sの収納間隔の距離分ずつラック61を下方に移動し位置合わせを行なう。
次に制御装置12の指令により、接続材料塗布位置70の下方に配置されるサブ基板ストッパ用シリンダ65のピストンロッド65aを後方へ伸長させて、ストッパ76を回動させる。これにより、ストッパ76の先端部76aは、搬送路83上に、サブ基板Sの上面より所定量だけ低い状態で、溝部84jから上方へ突出する。
次に搬送用シリンダ63が作動しピストンロッド63aが後方へ伸長され、ピストン63aの前端部63bがサブ基板収容装置60のラック61に収納されるサブ基板Sの前面Saと当接し、後方へ押すことにより、サブ基板Sは搬送路83上を滑り、接続材料塗布位置70まで搬送される。そしてサブ基板Sの後端部Sbはサブ基板ストッパ76aの前端面に当接し位置決めされる。搬送用シリンダ63の作動によりピストンロッド63aは予め設定された所定時間が経過したのち、後退されて待機状態となる。
次にスクリーン接離装置87のスクリーン昇降用シリンダ64のピストンロッド64aが後退されて、スクリーンマスク68が下降し、接続材料塗布位置70に位置決めされたサブ基板Sの上面と当接する。このときスクリーンマスク68とともにスキージ89、スキージ切り替用シリンダ66および印刷用シリンダ67が下降される。スキージ89による印刷方向は、1回前に印刷したときとは反対方向になるので、スクリーンマスク68上に残存する接続材料をスキージ89によってサブ基板Sの印刷面に刷り込むためには、残存する接続材料をスキージ89が移動する方向に置く必要がある。そのために印刷用シリンダ67を上方にシフトしてスキージ89をスクリーンマスク68から離脱させ、スキージ切替用シリンダ66のピストンロッド66aを伸長または短縮させ、スキージ89を支持軸95を中心に反転させ、その後に印刷用シリンダ67を下方にシフトしてスキージ89をスクリーンマスク68に当接させる。
次にスクリーンマスク68の上面に、接続材料(例えばクリームはんだ)が不足していれば、手作業で接続材料を供給し、印刷用シリンダ67を作動させサブ基板S上に接続材料を印刷する。印刷後、スクリーン昇降用シリンダ64のピストンロッド64aを前進させ、スクリーンマスク68を上昇させてサブ基板Sから離脱させる。次に、サブ基板ストッパ用シリンダ65のピストンロッド65aを後退させて、ストッパ76を搬送路83から後退させ位置決め機能を解除する。そして、搬送用シリンダ63にエアを供給し、ピストンロッド63aを前進させて前端部63bでサブ基板Sを押動し、サブ基板Sの後端面Sbを搬送路83の後端部に設けられたサブ基板停止部84gの前面84hに当接させ、サブ基板Sのサブ基板供給位置71への位置決めを行なう。そして予め設定された所定時間が経過したのち、ピストンロッド63aは後退されて所期状態に戻され、サブ基板供給位置71へのサブ基板Sの供給が完了する
次に基板搬送装置5はベルトコンベア19が駆動されてメイン基板Mが実装位置に搬入され、図略のクランプ装置によりメイン基板Mが上昇されて位置決めクランプされる。Y方向移動スライダ41及びX方向移動スライダ43がY軸サーボモータ42及びX軸サーボモータ40により駆動され、吸着ヘッド9が電子部品実装モジュール2のサブ基板供給装置32のサブ基板供給位置71まで移動される。そして、ノズルホルダ49が割出し回転され、実装が指令されたサブ基板Sに対応する吸着ノズル44を装着したスピンドル47がサブ基板Sのサブ基板供給位置71上方に割出される。そして、ノズル下降レバー53が圧縮スプリングのばね力に抗して下降され、ノズル下降レバー53に係合されたスピンドル47の吸着ノズル44の先端がサブ基板Sの上面位置に極めて接近するまで下降される。その後、図略のノズル作動装置により吸着ノズル44に負圧が供給されサブ基板Sが吸着ノズル44の下端面に吸着保持される。
次に、Y軸サーボモータ42及びX軸サーボモータ40が駆動されて吸着ヘッド9がメイン基板M上方にある実装位置に移動され、サブ基板Sがメイン基板Mに実装される。
サブ基板Sが実装されたメイン基板は、並設された電子部品実装モジュール3に基板搬送装置5によって順次搬送され、各電子部品実装モジュール3において実装すべき電子部品のデータに基づき、メイン基板M上、およびサブ基板S上に電子部品が実装される。このように、サブ基板Sのモジュール化が、メイン基板の実装と同時に行なわれて実装が完了する。
上述の説明から明らかなように、本実施形態においては、メイン基板M上にサブ基板Sが実装ヘッド部11によって実装され、さらにサブ基板S上に実装ヘッド部11によって電子部品Pが実装されてサブ基板Sがモジュール化される。これにより、予めサブ基板Sに電子部品Pを実装して作製したモジュール部品として、別に在庫を持つ必要がなく、急な仕様変更にも無理なく対応でき、生産効率の向上が図られる。
また本実施形態においては、サブ基板Sは、メイン基板M上に実装されるより前に接続材料塗布装置73によって接続材料が塗布される。これにより、サブ基板毎に個別に接続材料を供給することなく一括で供給できるので手間がかからず、生産効率の向上が図られる。さらにメイン基板Mに電子部品Pを実装しているとき、同時にサブ基板への接続材料の塗布作業が行えるため、時間の無駄が省かれ生産性が向上する。
また本実施形態においては、基板供給装置32は、サブ基板Sを収納するサブ基板収容装置60と、サブ基板収容装置60に収納されるサブ基板Sを接続材料塗布位置70およびサブ基板供給位置71まで搬送するサブ基板搬送装置72と、サブ基板Sに接続材料を塗布する接続材料塗布装置73とが一体的に構成されている。これによりサブ基板供給装置32は移動可能な一体型とすることができ、他の電子部品実装装置にも共用できるなど汎用性の向上が図られる。
また本実施形態においては、サブ基板供給装置32は電子部品実装装置1内に別体で搭載される。これにより、別の専用装置をライン内に追加する必要がないためライン長を短く抑えることができる。また複数ラインを所有している場合、必要なライン同士で共用することにより設備投資を低く抑えることができる。
また本実施形態においては、サブ基板供給装置32は部品供給フィーダの着脱部であるスロット部に着脱可能に搭載される。これにより、生産基板の変更などによりサブ基板Sが不要となった場合にはサブ基板供給装置32を短時間で取外すことが可能であり、通常の電子部品実装装置としてラインを効率よく稼動させることができ、生産効率の向上が図られる。
また本実施形態においてはサブ基板Sを実装する電子部品実装モジュール2を電子部品実装装置1の左端に配置したが、配置位置はメイン基板Mに実装される電子部品Pの構成や作業効率を考慮し決定されるものであり、他の位置に配置されてもよい。さらにサブ基板Sをメイン基板Mに実装する電子部品実装モジュール2を1台としたが、メイン基板Mに実装されるサブ基板Sの種類や数に応じて電子部品実装モジュール2の台数を増やしてもよい。また電子部品実装モジュール2のみの単体で使用してもよい。
またサブ基板Sへの接続材料の塗布は印刷に限らず、ピン転写やその他の方法によってもよい。
なお、本実施形態においてはサブ基板Sをメイン基板Mに実装する前に、サブ基板S上に接続材料の塗布がされている例について説明したが、これに限らず、電子部品実装機22の内部に接続材料の塗布装置を備えるものや、供給されるサブ基板Sに当初からバンプが付加されており、接続材料の塗布が不要なものについては、メイン基板Mに実装される前に接続材料の塗布は行なわず、本実施形態に係る装置をサブ基板Sの自動供給装置として利用してもよい。これによりサブ基板は自動でメイン基板上に実装されるため、作業効率が向上する。
また本実施形態においては、サブ基板Sをメイン基板Mに実装する電子部品実装モジュール2と、電子部品Pをサブ基板Sまたはメイン基板Mに実装する電子部品実装モジュール3とで電子部品実装装置を構成しているが、部品供給装置7を備えた1台の電子部品実装機22にサブ基板供給装置32を装備し、サブ基板Sへの接続材料の塗布と、サブ基板Sのメイン基板Mへの実装と、電子部品Pのサブ基板Sおよびメイン基板Mへの実装とを1台の電子部品実装機で行うようにしてもよい。
実施形態に使用される実装機を並列させた電子部品実装装置の斜視図。 実施形態に係るサブ基板実装用電子部品実装モジュールの部分透視斜視図。 実施形態に係る電子部品実装用電子部品実装モジュールの部分透視斜視図。 実施形態に係るサブ基板供給装置を模式的に示す上面図。 実施形態に係るサブ基板供給装置を模式的に示す側面断面図。
符号の説明
1…電子部品実装装置、2…電子部品実装モジュール、3…電子部品実装モジュール、5…基板搬送装置、9…吸着ヘッド、11…実装ヘッド部、22…電子部品実装機、32…サブ基板供給装置、60…サブ基板収容装置、61…ラック、62…昇降装置、63…搬送用シリンダ、64…スクリーン昇降用シリンダ、65…ストッパ用シリンダ、66…スキージ切替用シリンダ、67…印刷用シリンダ、68…スクリーンマスク、70…接続材料塗布位置、71…サブ基板供給位置、72…サブ基板搬送装置、73…接続材料塗布装置、75…接続材料印刷装置、84…基体、87…スクリーン接離装置、M…メイン基板、P…電子部品、S…サブ基板。

Claims (9)

  1. 接続材料が塗布されたメイン基板を実装位置に搬送する基板搬送装置と、
    前記基板搬送装置に保持された前記メイン基板に電子部品を実装する実装ヘッド部と、を備える電子部品実装装置において、
    前記メイン基板上に実装されるサブ基板を供給するサブ基板供給装置から供給され電子部品の実装または接続材料の塗布が必要なサブ基板を前記実装位置に搬送された前記メイン基板上に前記実装ヘッド部によって実装することを特徴とする電子部品実装方法。
  2. 請求項1において、前記電子部品実装装置は電子部品を供給する部品供給フィーダをさらに備え、
    前記電子部品供給フィーダから供給される前記電子部品を前記実装ヘッド部によって前記メイン基板または該メイン基板上に実装された前記サブ基板上に実装することを特徴とする電子部品実装方法。
  3. 請求項2において、前記メイン基板上に実装される前に前記サブ基板に接続材料塗布装置によって接続材料を塗布し、該接続材料が塗布された前記サブ基板を前記実装位置に搬送されたメイン基板上に前記実装ヘッド部によって実装することを特徴とする電子部品実装方法。
  4. 接続材料が塗布されたメイン基板を実装位置に搬送する基板搬送装置と、
    前記基板搬送装置に保持された前記メイン基板に電子部品を実装する実装ヘッド部と、を備える電子部品実装装置において、
    前記メイン基板上に実装されるサブ基板を収容するサブ基板収容装置と、
    前記サブ基板を前記サブ基板収容装置からサブ基板供給位置に搬送するサブ基板搬送装置と、を備え、
    前記サブ基板供給位置に供給された前記サブ基板を前記実装位置に搬送された前記メイン基板上に前記実装ヘッド部によって実装することを特徴とする電子部品実装装置。
  5. 請求項4において、前記電子部品実装装置は電子部品を供給する部品供給フィーダをさらに備え、
    前記電子部品供給フィーダから供給される前記電子部品を前記実装ヘッド部によって前記メイン基板または該メイン基板上に実装された前記サブ基板上に実装することを特徴とする電子部品実装装置。
  6. 請求項4または請求項5において、前記サブ基板収容装置と前記サブ基板供給位置との間に設けられ前記サブ基板収容装置から供給された前記サブ基板上に接続材料を塗布する接続材料塗布装置を備え、
    前記サブ基板搬送装置は、前記サブ基板を前記サブ基板収容装置から前記接続材料塗布装置に設けられた接続材料塗布位置に搬送し、前記接続材料塗布装置によって接続材料が塗布された前記サブ基板を前記サブ基板供給位置に搬送することを特徴とする電子部品実装装置。
  7. 接続材料が塗布されたメイン基板を実装位置に搬送する基板搬送装置と、
    基板搬送装置に保持された前記メイン基板に電子部品を実装する実装ヘッド部と、を備える電子部品実装装置に用いられるサブ基板供給装置において、
    前記サブ基板供給装置は前記メイン基板上に実装されるサブ基板を収容するサブ基板収容装置と、
    前記サブ基板を前記サブ基板収容装置からサブ基板供給位置に搬送するサブ基板搬送装置と、
    前記サブ基板収容装置と前記サブ基板供給位置との間に設けられ前記サブ基板収容装置から供給された前記サブ基板上に接続材料を塗布する接続材料塗布装置と、を備え、
    前記サブ基板収容装置は、基体に上下動可能に装架され複数のサブ基板を上下方向に積層可能に収容するラックと、該収容された各サブ基板が前記基体上面に設けられた搬送路と整列するように前記ラックを上下方向に位置決め可能に移動させる昇降装置と、を備え、
    前記接続材料塗布装置は、上面に前記サブ基板の前記搬送路が設けられた前記基体と、前記搬送路の前記接続材料塗布位置に供給された前記サブ基板上にパターンが貫設されたスクリーンマスクを接離するスクリーン接離装置と、前記サブ基板上に当接された前記スクリーンマスクを透過して前記サブ基板上に接続材料のパターンを印刷する接続材料印刷装置と、を備えることを特徴とするサブ基板供給装置。
  8. 請求項7において、前記基体は前記電子部品実装装置に前記部品供給フィーダに隣接して搭載されることを特徴とするサブ基板供給装置。
  9. 請求項7において、前記基体は前記電子部品実装装置の前記部品供給フィーダの着脱部であるスロット部に着脱可能に搭載されることを特徴とするサブ基板供給装置。
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