JP2010015952A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体を用いて、簡素な構成でも蓄電素子の耐衝撃性を向上させることができる蓄電装置を提供する。
【解決手段】 蓄電素子(11)と、蓄電素子を支持する支持プレート(12)と、蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体(4)とともに、蓄電素子及び支持プレートを収容するケース(20)と、を有する。支持プレートは、蓄電素子を貫通させる穴部(12a)と、蓄電素子と接触して蓄電素子を支持する支持部(12d)と、を有し、穴部及び蓄電素子の間に位置する領域において、熱交換媒体の移動を制限する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体をケース内に収容した蓄電装置に関するものである。
従来、電気的に接続される複数の単電池を、ケース内に収容した電池パックがある(例えば、特許文献1−4参照)。ここで、電池パックが外力を受けた際に、単電池がケース内で移動してしまうのを抑制するために、単電池をケースに固定している。
特許文献1に記載の電池装置では、単電池の上部に間隔保持体を係合させることにより、単電池に対する耐振動性や耐衝撃性を向上させるようにしている。ここで、間隔保持体は、収納箱の内壁面に接触させている。
特開平10−199497号公報(段落0010−0012、図2,3) 特許第3349349号公報 特開2000−108687号公報
従来の電池パックのように、機械的な構成によって、単電池をケースに固定する場合には、単電池に対して耐衝撃性を持たせるのに、限度がある。そして、耐衝撃性を向上させるためには、単電池をケースに固定するために用いられる部品の数を増やしたり、この部品を形成する材料を変更して部品の強度を向上させたりする必要がある。
この場合には、部品点数の増加によって、電池パックの大きさや重量が増加したり、電池パックの製造コストが上昇したりしてしまう。また、部品の強度を向上させるための材料を用いれば、一般的には、電池パックの製造コストが上昇してしまう。
そこで、本発明の目的は、蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体を用いて、簡素な構成でも蓄電素子の耐衝撃性を向上させることができる蓄電装置を提供することにある。
本願第1の発明である蓄電装置は、蓄電素子と、蓄電素子を支持する支持プレートと、蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体とともに、蓄電素子及び支持プレートを収容するケースと、を有する。そして、支持プレートは、蓄電素子を貫通させる穴部と、蓄電素子と接触して蓄電素子を支持する支持部と、を有し、穴部及び蓄電素子の間に位置する領域において、熱交換媒体の移動を制限する。
ここで、支持部としては、穴部から蓄電素子の側に向かって延びる突起部で構成することができる。そして、複数の突起部を、蓄電素子の外面に沿って設けることができる。また、突起部を、弾性変形が可能な材料で形成することができる。
一方、支持部に対して、蓄電素子を圧入することができる。これにより、支持部による蓄電素子の支持力を向上させることができる。ここで、支持部のうち蓄電素子との接触面を傾斜面として構成しておけば、支持部に対する蓄電素子の圧入を容易に行うことができる。この傾斜面としては、金型を用いて支持プレートを成形する際の抜き勾配を用いることができる。また、支持部及び蓄電素子におけるそれぞれの接触面のうち、少なくとも一方の接触面に、凹凸面を含ませておけば、支持部及び蓄電素子の間における摩擦抵抗を増加させることができる。これにより、支持部による蓄電素子の支持力を向上させることができる。
支持プレートによって、複数の蓄電素子を支持することができる。この場合において、支持部を蓄電素子の端子に接触させることができる。ここで、端子は、発電要素を収容するケースの径よりも小さい径を有する。これにより、蓄電素子の間隔を狭めつつ、支持部の強度を確保することができる。
本願第2の発明である蓄電装置は、蓄電素子及び、蓄電素子を支持する支持プレートを備えた蓄電モジュールと、蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体とともに、蓄電モジュールを収容するケースと、を有する。そして、支持プレート及びケースのうち少なくとも一方の部材は、熱交換媒体の移動を制限することにより、蓄電モジュール及びケースの相対変位に対して、熱交換媒体の移動抵抗を与えるピストン機構を有する。
ここで、ピストン機構は、ピストン部材と、ピストン部材を移動可能に収容する凹部と、で構成することができる。そして、ピストン部材に対して、凹部内に位置する領域と、凹部外に位置する領域との間において、熱交換媒体の移動を許容する通路を形成することができる。この通路としては、ピストン部材を貫通する穴部又は、ピストン部材の表面に形成された溝部で構成することができる。なお、ピストン部材は、凹部内で往復運動できる部材であればよく、ピストン部材の形状(具体的には、ピストン部材の移動方向と直交する面におけるピストン部材の形状)は、適宜設定することができる。そして、凹部の形状は、ピストン部材の形状に沿った形状とすればよい。
ピストン機構は、少なくとも一方の部材における互いに直交する3つの面に設けることができる。これにより、互いに直交する3つの方向(三次元方向)における外力に対して、熱交換媒体の移動抵抗による減衰力を作用させることができる。
本願第1の発明によれば、穴部及び蓄電素子の間における熱交換媒体の移動を制限することにより、蓄電素子及び支持プレートの相対変位に対して、熱交換媒体の移動抵抗を与えている。これにより、蓄電素子が外力を受けて支持プレートに対して変位しようとしても、熱交換媒体の移動抵抗によって、蓄電素子の変位を減衰させることができる。すなわち、蓄電素子の耐衝撃性を向上させることができる。
また、本願第2の発明によれば、ピストン機構を用いて、熱交換媒体の移動を制限することにより、蓄電モジュール及び支持プレートの相対変位に対して、熱交換媒体の移動抵抗を与えている。これにより、蓄電モジュールが外力を受けてケースに対して変位しようとしても、熱交換媒体の移動抵抗によって、蓄電モジュールの変位を減衰させることができる。すなわち、蓄電モジュールの耐衝撃性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池パック(蓄電装置)の構成について、図1を用いて説明する。ここで、図1は、本実施例の電池パックの構成を示す分解斜視図である。
本実施例の電池パック1は、車両(不図示)に搭載される。具体的には、電池パック1は、車両のフロアパネルやフレームに固定される。この車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車とは、電池パック1の他に、車両の走行に用いられるエネルギを出力する、内燃機関や燃料電池といった他の動力源を備えた車である。また、電気自動車は、電池パック1の出力だけを用いて走行する車である。本実施例の電池パック1は、放電によって車両の走行に用いられるエネルギを出力したり、車両の制動時に発生する運動エネルギを回生電力として充電したりする。なお、車両の外部からの電力供給を受けて充電を行うこともできる。
電池パック1は、電池モジュール(蓄電モジュール)10と、パックケース20とを有している。パックケース20は、電池モジュール10を収容するための空間を形成する収容部材21と、収容部材21の開口部21aを覆う蓋部材22とを有している。蓋部材22は、収容部材21にネジ等の締結部材によって固定されたり、溶接によって固定されたりする。これにより、パックケース20の内部は、密閉状態となる。
また、収容部材21及び蓋部材22は、熱伝導性や耐食性等に優れた材料、例えば、後述する熱交換媒体4の熱伝導率と同等又はこれよりも高い熱伝導率を有する材料で形成することができる。具体的には、収容部材21及び蓋部材22を、アルミニウムや鉄等といった金属で形成することができる。
ここで、パックケース20の内部には、電池モジュール10の他に、電池モジュール10との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体4が収容されている。この熱交換媒体4は、後述するように、電池モジュール10(単電池11)の温度を調節するために用いられる。
熱交換媒体4は、絶縁性を有する液体であり、例えば、油や、フッ素系不活性液体を用いることができる。油としては、例えば、シリコンオイルを用いることができる。また、フッ素系不活性液体としては、例えば、フロリナート、Novec HFE(hydrofluoroether)、Novec1230(スリーエム社製)を用いることができる。
なお、電池モジュール10の表面に絶縁処理を施しておけば、熱交換媒体4として、絶縁性を有する液体を用いなくてもよい。例えば、電池モジュール10の表面に、絶縁性を有する膜を形成しておくことができ、この場合には、水といった、絶縁性に優れていない熱交換媒体4を用いることができる。
次に、電池モジュール10の構成について説明する。
電池モジュール10は、複数の単電池11が電気的に直列に接続されたものである。複数の単電池11は、パックケース20の内部において、並列に配置されている。単電池11としては、具体的には、蓄電素子としての二次電池を用いている。
各単電池11は、両端側において、一対の支持プレート12によって支持されている。これらの支持プレート12は、ネジ等の締結部材(不図示)によって、パックケース20(収容部材21)に固定されている。なお、本実施例では、2つの支持プレート12を用いているが、これらの支持プレート12を一体として構成することもできる。支持プレート12は、例えば、樹脂で形成することができる。
各単電池11の両端には、正極端子11a及び負極端子11bが設けられている。各単電池11の正極端子11aは、隣り合って配置された他の単電池11の負極端子11bとバスバー13を介して電気的及び機械的に接続されている。同様に、各単電池11の負極端子11bは、隣り合って配置された他の単電池11の正極端子11aとバスバー13を介して電気的及び機械的に接続されている。すなわち、複数の単電池11を、バスバー13を介して電気的に直列に接続することにより、電池モジュール10として所望の出力を得ることができる。
ここで、複数の単電池11のうち特定の単電池11には、正極用及び負極用のケーブル(不図示)が接続されており、これらのケーブルは、パックケース20を貫通して、パックケース20の外部に配置された電子機器に接続されている。電子機器としては、電力の供給を受けて動作するものであればよく、例えば、電池モジュール10の出力(電圧値)を変換するためのDC/DCコンバータや、車両の走行に用いられるモータに電力を供給するためのインバータが挙げられる。
各単電池11の内部には、発電要素が収容されている。発電要素は、正極板、負極板及びセパレータで構成されており、公知の構成を適宜、適用することができる。
ここで、正極板としては、アルミニウム等の金属(合金を含む)で形成された集電板の表面に、活物質を含む正極層を形成したものを用いることができる。負極板としては、アルミニウム等の金属(合金を含む)で形成された集電板の表面に、活物質を含む負極層を形成したものを用いることができる。より具体的には、ニッケル水素電池では、正極層の活物質として、ニッケル酸化物を用い、負極層の活物質として、MmNi(5−x−y−z)AlMnCo(Mm:ミッシュメタル)等の水素吸蔵合金を用いることができる。また、リチウムイオン電池では、正極層の活物質として、リチウム−遷移金属複合酸化物を用い、負極層の活物質として、カーボンを用いることができる。なお、正極層及び負極層には、活物質の他にも、導電剤等を含めることができる。
なお、本実施例では、円筒型の単電池11を用いているが、角型といった他の形状の単電池を用いることもできる。すなわち、単電池11は、一対の支持プレート12によって支持される構成であれば、いかなる構成であってもよい。また、本実施例では、二次電池を用いているが、二次電池の代わりに、蓄電素子としての電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。
ここで、単電池11は充放電によって発熱するが、単電池11に熱交換媒体4を接触させることにより、単電池11及び熱交換媒体4の間で熱交換が行われ、単電池11の熱が熱交換媒体4に伝達される。熱を持った熱交換媒体4は、パックケース20の内部で流動して、パックケース20の内壁面に接触することにより、パックケース20に熱を伝達することができる。そして、パックケース20に伝達された熱は、大気中に放出される。これにより、電池モジュール10(単電池11)の放熱(冷却)を行うことができる。
また、単電池11が過度に冷却された場合には、電池パック1のパックケース20を温めれば、パックケース20に伝達された熱が、熱交換媒体4を介して単電池11に伝達され、単電池11の温度低下を抑制することができる。このように、パックケース20内に熱交換媒体4を収容しておくことにより、単電池11及びパックケース20の間における熱伝達を促進させることができる。また、パックケース20内に、熱交換媒体4を強制的に流動させるためのファンを設けておけば、熱交換媒体4を介した熱伝達を効率良く行うことができる。
次に、支持プレート12における単電池11の支持構造について、図2及び図3を用いて説明する。ここで、図2は、単電池11の支持構造を示す断面図であり、図3は、単電池11の支持構造を、単電池11の正極端子11aの側から見たときの正面図である。なお、図2及び図3では、単電池11のうち、正極端子11aが位置する側の支持構造を示しているが、負極端子11bが位置する側の支持構造も同様となっている。
図2において、単電池11は、上述した発電要素を収容する電池ケース11cと、電池ケース11cに固定された正極端子11aとを有している。そして、正極端子11aは、発電要素の正極板に電気的及び機械的に接続されている。なお、負極端子11bは、発電要素の負極板に電気的及び機械的に接続されている。
正極端子11aは、バスバー13と接続される第1の端子部11a1と、第1の端子部11a1の径よりも大きな径を有する第2の端子部11a2とを有している。なお、負極端子11bも、正極端子11aと同様の構成を有している。また、本実施例では、互いに異なる径を有する第1及び第2の端子部11a1,11a2を設けているが、これに限るものではない。すなわち、第1及び第2の端子部11a1,11a2の径が互いに同じであってもよい。
また、支持プレート12には、単電池11の正極端子11aを貫通させるための穴部12aが形成されている。そして、穴部12aは、第1の領域12b及び第2の領域12cを有している。第1の領域12bは、第2の端子部11a2の外周に位置しており、第1の領域12b及び第2の端子部11a2の間には、所定の間隔が空けられている。また、第2の領域12cは、第1の領域12bの径よりも大きな径を有しており、電池ケース11cの外周に位置している。そして、第2の領域12c及び電池ケース11cの間には、所定の間隔が空けられている。
第1の領域12bには、弾性変形可能な突起部(支持部)12dが一体的に形成されており、突起部12dは、第2の端子部11a2に接触している。また、突起部12dは、図3に示すように、第1の領域12bの外周に沿って複数設けられている。ここで、突起部12dの数や、第1の領域12bの周方向において隣り合う突起部12dの間隔は、適宜設定することができる。また、本実施例では、突起部12dを第1の領域12bと一体的に形成しているが、別体として構成することもできる。
ここで、図4は、単電池11を支持プレート12に取り付ける前の状態を示している。このとき、突起部12dの先端は、図4に示すように、単電池11が挿入される側を向いている。言い換えれば、突起部12dの先端は、第1の領域12bによって囲まれるスペース内に位置している。図4に示す状態において、単電池11を支持プレート12の穴部12aに挿入すると、突起部12dは、第2の端子部11a2と接触することにより、反転する。そして、突起部12dの先端は、図2に示すように、第1の領域12bによって囲まれるスペースの外に位置することになる。
図4の上下方向(単電池11の径方向)において向かい合う2つの突起部12dの間隔D1は、第2の端子部11a2の径D2よりも小さくなっているため、突起部12dは、第2の端子部11a2に圧接する。
上述した単電池11の支持構造においては、単電池11の外周面には熱交換媒体4が接触している。そして、支持プレート12の穴部12aと単電池11の外周面との間に形成されたスペースにも熱交換媒体4が存在している。
次に、上述した電池パック1が外力を受けた場合において、電池パック1の内部における動作について説明する。
図2に示す状態において、単電池11に対して矢印で示す外力Fが作用すると、単電池11は、外力Fが作用する方向に変位しようとする。このとき、単電池11の外周面と支持プレート12の穴部12aとの間に存在する熱交換媒体4は、穴部12aの外部に移動しようとする。
ここで、単電池11の外周面と支持プレート12の穴部12aとの間に形成されたスペースは、パックケース20内における他のスペースよりも小さくなっているため、熱交換媒体4は移動しにくくなっている。特に、穴部12aにおける第1の領域12bと第2の端子部11a2との間には、突起部12dが位置しているため、単電池11の周方向において隣り合う突起部12dの間に形成されたスペースにおいて、熱交換媒体4は最も移動しにくくなっている。これに伴い、単電池11には、外力Fが作用する方向とは逆方向の力が働くことになる。この力は、外力Fを減衰させるため、単電池11に作用する外力Fを吸収することができる。
上述した外力Fを減衰させる原理について、図5を用いて説明する。ここで、図5は、液体が収容されたケース内において、ピストンを移動させるときの動作を説明する図である。
ケース50内には、ピストン51及び液体52が収容されている。また、ピストン51には、液体52の移動を許容するための穴部51aが形成されている。図5に示す状態において、ピストン51に対して外力F1を作用させると、ピストン51は、外力F1が作用する方向に移動しようとする。このとき、ケース50のうち、領域A1に位置する液体52は、ピストン51の穴部51aを介して、領域A2に移動しようとする。
ここで、穴部51aの開口面積は、ケース50内におけるピストン51の面積よりも小さくなっているため、液体52は、穴部51aを通過しにくくなっている。これにより、ピストン51の両側に位置する領域A1,A2では、圧力差ΔPが生じることになる。具体的には、領域A1における圧力をP1とすると、領域A2における圧力は、P1−ΔPとなる。このようにピストン51の両側で圧力差が生じると、ピストン51には、外力F1が作用する方向とは逆方向の力F2が作用することになる。この力F2は、外力F1を受けたピストン51の運動エネルギを減衰させる力となる。
図2に示す構成においても、図5で説明した場合と同様の現象が発生する。すなわち、支持プレート12の穴部12aと単電池11との間に形成されるスペースは、図5に示す穴部51aに相当し、穴部12aを境とした両側において圧力差を生じさせることになる。この圧力差は、図2の外力Fが作用する方向とは逆方向の力を発生させるため、単電池11に作用する外力Fを減衰させることができる。
しかも、本実施例では、穴部12aにおける第1の領域12bに複数の突起部12dを設けており、上述したように、複数の突起部12dが位置する部分において、熱交換媒体4の通過を最も制限している。すなわち、複数の突起部12dを用いて、熱交換媒体4の流路を最も狭くしている。これにより、単電池11に作用する外力Fを減衰させる力を増加させることができる。
また、本実施例では、複数の突起部12dを用いて単電池11を支持することにより、支持プレート12の穴部12a内において、単電池11が、がたつくのを抑制することができる。しかも、突起部12dは、弾性変形が可能であるため、単電池11を穴部12aに挿入するだけで、単電池11のがたつきを抑制することができる。
上述した説明では、単電池11が図2の左方向に作用する外力Fを受けた場合について説明したが、この外力Fの方向とは異なる方向の外力が作用した場合であっても、同様の効果を得ることができる。すなわち、穴部12a及び単電池11の間に形成されたスペースにおいて、熱交換媒体4の移動を制限することにより、外力に対する減衰力を発生させることができる。
次に、本実施例の変形例について、図6を用いて説明する。図6は、本変形例における単電池の支持構造を示す図であり、本実施例の図3に対応した図である。
本実施例では、穴部12aの周方向に沿って複数の突起部12dを設けているが、本変形例では、図6に示すように、穴部12aの周方向における全体の領域に1つの突起部12dを設けている。すなわち、突起部12dは、リング状に形成されている。ここで、突起部12dの基端部(言い換えれば、外径部)は、穴部12aにおける第1の領域12bと一体的に形成されている。また、突起部12dの先端部(言い換えれば、内径部)における径は、第2の端子部11a2の径よりも小さくなっており、突起部12dの先端部は、第2の端子部11a2の外周面に圧接している。
本変形例では、突起部12dの先端部が第2の端子部11a2の周方向におけるすべての外周面と接触しているため、単電池11(第2の端子部11a2)の支持力を向上させることができる。また、本変形例では、穴部12aにおける第1の領域12bと第2の端子部11a2との間のスペースを、突起部12dによって塞いでおり、熱交換媒体4の移動を阻止している。この構成であっても、熱交換媒体4を用いて、単電池11に作用する外力を減衰させる力を発生させることができる。しかも、本実施例の構成に比べて、外力を減衰させる力を増加させることができる。
なお、本実施例及び変形例では、穴部12aにおける第1の領域12bに突起部12dを設けているが、これに限るものではない。すなわち、支持プレート12に対して、単電池11の外周面と接触する突起部を設ければよい。
具体的には、穴部12aにおける第2の領域12cに突起部12dを設けることができる。この場合には、突起部12dが単電池11の電池ケース11cに接触することになる。また、第1及び第2の領域12b,12cの境界に位置する面(図2の上下方向に延びる面)に、突起部12dを設けることができる。さらに、本実施例では、突起部12dが、第1の領域12bの一端に位置しているが、第1の領域12b内における他の位置に設けてもよい。また、支持プレート12のうち穴部12aが形成されていない領域に対しても、突起部12dを設けることができる。
また、本実施例では、単電池11の長手方向(図2の左右方向)と直交する面内において、複数の突起部12dを設けているが、単電池11の長手方向において、複数の突起部12dを設けることもできる。具体的には、穴部12aにおける第1及び第2の領域12b,12cに突起部12dを設けることができる。
さらに、本実施例では、単電池11の正極端子11a及び負極端子11bに対して突起部12dを接触させているが、正極端子11a及び負極端子11bのうちいずれか一方の端子に対して突起部12dを接触させることもできる。
次に、本発明の実施例2である電池パックについて、図7及び図8を用いて説明する。ここで、図7は、本実施例における単電池11の支持構造を示す断面図であり、実施例1の図2に対応する図である。また、図8は、本実施例における単電池11の支持構造を示す正面図であり、実施例1の図3に対応する図である。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例では、図8に示すように、支持プレート12に形成された穴部12aにおける第1の領域12bに対して、複数の突起部(支持部)12eが一体的に形成されている。ここで、複数の突起部12eは、穴部12a(第1の領域12b)の周方向において所定の間隔を空けた状態で設けられている。また、各突起部12eは、図7に示すように、第1の領域12bの幅(図7の左右方向における長さ)と等しい幅を有している。
図9は、単電池11を支持プレート12に取り付ける前の状態を示している。図9に示すように、突起部12eの端面12e1は、テーパ面で構成されている。言い換えれば、端面12e1は、単電池11が挿入される側に面するように傾斜している。端面12e1は、金型を用いて支持プレート12を成形する際に、抜き勾配によって形成される面である。
単電池11の径方向(図9の上下方向)において互いに向かい合う突起部12eの間隔(最も広い間隔)D3は、第2の端子部11a2の径D2よりも小さくなっている。そして、第2の端子部11a2は、突起部12eに対して圧入することにより、突起部12eに固定される。これにより、突起部12eの端面12e1は、第2の端子部11a2の外周面に圧接することになる。
ここで、本実施例では、端面12e1の全体が第2の端子部11a2の外周面に圧接するようになっているが、端面12e1における一部の領域が第2の端子部11a2の外周面に圧接するようにしてもよい。また、単電池11の周方向における隣り合う突起部12eの間隔や、突起部12eの数は、適宜設定することができる。
本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、支持プレート12の穴部12aと単電池11との間に形成されたスペースにおいて、熱交換媒体4の移動を制限することにより、単電池11に作用する外力を減衰させる力を発生させることができる。特に、本実施例では、単電池11の周方向で隣り合う突起部12eの間に形成されたスペースにおいて、熱交換媒体4の移動が最も制限されるようになっている。これにより、外力に対する減衰力を増加させることができる。
また、本実施例では、複数の突起部12eに対して第2の端子部11a2を圧入しているため、突起部12eによる第2の端子部11a2の支持力を向上させることができる。これにより、支持プレート12に対する単電池11のがたつきを防止することができる。
なお、本実施例では、穴部12aにおける第1の領域12bに突起部12eを設けているが、これに限るものではない。すなわち、支持プレート12に対して、単電池11の外周面と接触する突起部12eを設ければよい。
具体的には、穴部12aにおける第2の領域12cに突起部12eを設けることができる。この場合には、突起部12eが単電池11の電池ケース11cに接触することになる。また、突起部12eの幅(図7の左右方向の長さ)は、第1の領域12bの幅よりも小さくすることができる。突起部12eを第2の領域12cに設けた場合も、同様である。さらに、支持プレート12のうち穴部12aが形成されていない領域に対しても、突起部12eを設けることができる。
また、本実施例では、単電池11の長手方向(図7の左右方向)と直交する面内において、複数の突起部12eを設けているが、単電池11の長手方向において、複数の突起部12eを設けることもできる。具体的には、穴部12aにおける第1及び第2の領域12b,12cに突起部12eを設けることができる。
さらに、突起部12eの端面12e1における少なくとも一部の領域を、凹凸面で構成することもできる。これにより、突起部12e及び第2の端子部11a2の間における接触面に摩擦抵抗を与えることができ、突起部12eに対する第2の端子部11a2のがたつきを抑制することができる。なお、上述した構成に加えて、又は上述した構成の代わりに、第2の端子部11a2のうち、端面12e1と接触する外周面に凹凸面を形成することができる。この場合であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
図10は、支持プレート12によって複数の単電池11を支持する構成を示している。電池パック1(電池モジュール10)を小型化する場合には、複数の単電池11を近づけて配置したほうがよい。すなわち、隣り合う単電池11の間隔L1をできる限り狭めたほうがよい。
この場合において、穴部12aのうち第2の領域12cに突起部12eを形成する場合には、突起部12eの強度を確保するために、間隔L1を広げる必要がある。特に、第2の領域12cに形成された突起部12eに対して単電池11(電池ケース11c)を圧入する場合には、突起部12eの強度を確保しておく必要がある。この場合には、電池モジュール10が大型化してしまうことがある。
一方、第2の端子部11a2の径は、電池ケース11cの径よりも小さくなっているため、隣り合う単電池11における第2の端子部11a2の間隔L2は、電池ケース11cの間隔L1よりも広くなる。このため、穴部12aのうち第1の領域12bに突起部12eを形成すれば、隣り合う単電池11の間隔L1を狭めつつ、間隔L2を利用して、突起部12eの強度を確保することができる。
なお、本実施例では、単電池11の正極端子11a及び負極端子11bに対して突起部12eを接触させているが、正極端子11a及び負極端子11bのうちいずれか一方の端子に対して突起部12eを接触させることもできる。
また、本実施例では、穴部12aにおける第1の領域12bに複数の突起部12eを設けているが、第1の領域12bの全面を第2の端子部11a2の外周面に接触させることができる。すなわち、実施例1の図6に示す構成と同様の構成とすることができる。この場合において、第1の領域12bを、図9に示す場合と同様に、テーパ面で構成することができる。これにより、単電池11の圧入によって、第2の端子部11a2を第1の領域12bに圧接させることができる。
次に、本発明の実施例3である電池パックについて、図11及び図12を用いて説明する。ここで、図11は、本実施例の支持プレートにおける角部の構成を示す外観斜視図であり、図12は、支持プレートにおける一部の構成を示す断面図である。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
実施例1の電池パック1では、支持プレート12がパックケース20に固定されているが、本実施例では、支持プレート12がパックケース20に固定されていない。すなわち、電池モジュール10は、パックケース20内において移動可能となっている。
図11に示すように、支持プレート12の上端面12fには、円柱形状のピストン部材14が配置されている。同様に、支持プレート12の側端面12g及び側面12hにも、ピストン部材14が配置されている。ここで、側面12hは、収容部材21の内壁面と向かい合う面である。すなわち、側面12hでは、実施例1の図1に示すように、単電池11の正極端子11a及び負極端子11bが突出している。なお、ピストン部材14は、例えば、樹脂で形成することができる。また、本実施例では、ピストン部材14を円柱状に形成しているが、これに限るものではない。すなわち、ピストン部材14は、後述するような移動を行うことができればよく、ピストン部材14の移動方向と直交する面におけるピストン部材14の形状は、適宜設定することができる。例えば、ピストン部材14の上記形状を矩形状や楕円形状とすることができる。
図12には、ピストン部材14の周辺構造である断面図を示している。支持プレート12には、ピストン部材14を収容可能な凹部12iが形成されている。凹部12iは、上述した支持プレート12における上端面12f、側端面12g及び側面12hのそれぞれに形成されている。ここで、凹部12iの径は、ピストン部材14の径と略等しくなっている。具体的には、凹部12iの径は、ピストン部材14が凹部12i内で移動できる大きさに設定されている。
ピストン部材14及び凹部12iによって囲まれたスペースには、熱交換媒体4が収容されている。また、支持プレート12の表面にも、熱交換媒体4が存在している。
一方、ピストン部材14には、ピストン部材14を貫通する穴部14aが形成されている。この穴部14aにおいては、熱交換媒体4が移動できるようになっている。すなわち、穴部14aを形成することにより、ピストン部材14及び凹部12iによって形成された領域と、支持プレート12の外表面に位置する領域との間で、熱交換媒体4が移動できるようになっている。
本実施例の構成において、電池モジュール10が外力を受けると、電池モジュール10は、パックケース20内において、外力が作用する方向に移動しようとする。ここで、支持プレート12の側面12hが、外力を受けることによって、パックケース20(収容部材21)の内壁面に近づく方向に移動しようとする場合について、説明する。
図12において、支持プレート12が外力F1の作用する方向に移動しようとすると、支持プレート12の外部に存在する熱交換媒体4が、ピストン部材14の穴部14aを介して凹部12i内の領域に移動しようとする。このとき、ピストン部材14には、実施例1の図5で説明したように、外力F1が作用する方向とは逆方向の力(減衰力)F2が働くことになる。
すなわち、ピストン部材14の穴部14aは、図5に示す穴部51aに相当する。また、支持プレート12の外部に位置する領域は、図5の領域A1に相当し、ピストン部材14及び凹部12iによって囲まれた領域は、図5の領域A2に相当する。これにより、ピストン部材14に対しては、外力F1を減衰させる力F2が作用することになる。
そして、ピストン部材14は、支持プレート12の凹部12iに収容されているため、ピストン部材14に作用する減衰力F2は、支持プレート12にも作用することになる。これにより、支持プレート12に作用する外力F1を吸収することができ、支持プレート12の側面12hが、パックケース20(収容部材21)の内壁面に衝突してしまうのを抑制することができる。
本実施例では、支持プレート12のうち、互いに直交する3つの面12f,12g,12hに対してピストン部材14を配置しているため、互いに直交する3つ方向における支持プレート12の変位に対して、上述した減衰力F2を作用させることができる。
なお、支持プレート12における3つの面12f,12g,12hのうち、少なくとも1つの面に対してピストン部材14を配置することができる。また、パックケース20の底面と向かい合う支持プレート12の面にも、ピストン部材14を配置することもできる。この場合には、ピストン部材14が設けられた支持プレート12の面と直交する方向における外力に対して減衰力を作用させることができる。また、支持プレート12の1つの面において、ピストン部材14を配置する位置は適宜設定することができる。
具体的には、単電池11の端子11a,11bやバスバー13と干渉しない位置にピストン部材14を配置することができる。特に、端子11a,11bやバスバー13が位置していないデッドスペースを用いてピストン部材14を配置すれば、支持プレート12(電池モジュール10)の大型化を抑制することができる。
また、本実施例では、ピストン部材14に対して1つの穴部14aを形成しているが、複数の穴部14aを形成することもできる。この場合において、穴部14aの数は、適宜設定することができる。さらに、本実施例では、穴部14aがピストン部材14の内部を貫通しているが、図13に示すように、ピストン部材14の外周面に溝部14bを形成することもできる。この溝部14bは、上述した穴部14aと同一の機能を果たすことになる。そして、ピストン部材14の外周面に対して、複数の溝部14bを形成することもできる。また、穴部14a及び溝部14bを組み合わせることもできる。
上述した穴部14a(溝部14bも同様)は、支持プレート12の凹部12iに対してピストン部材14が移動する方向(図12の上下方向)に延びるように形成されているが、これに限るものではない。すなわち、ピストン部材14の移動方向に対して、傾斜する方向に延びるように、穴部14aを形成することもできる。
一方、支持プレート12の凹部12i及びピストン部材14の間に形成されたスペースに、多孔質体を配置することができる。多孔質体としては、例えば、発泡ウレタンを用いることができる。多孔質体を用いると、多孔質体に形成された複数の孔部に熱交換媒体4が浸入することになる。ここで、ピストン部材14が凹部12i内に進入する方向(図12の下方向)に移動しようとすると、多孔質体が弾性変形することになる。
このとき、多孔質体に形成された複数の孔部は、図5で説明した穴部51aと同等の機能を果たすことになる。すなわち、多孔質体の孔部を通過するときの熱交換媒体4の抵抗によって、外力が作用する方向とは逆方向の力(減衰力)を発生させることができる。また、ピストン部材14を多孔質体に固定しておけば、ピストン部材14が凹部12iから抜け落ちてしまうのを抑止することができる。ここで、上述した多孔質体は、凹部12i及びピストン部材14の間に形成されたスペースの全体に配置してもよいし、一部に配置してもよい。
なお、本実施例では、ピストン部材14を支持プレート12に設けているが、これに限るものではない。すなわち、支持プレート12と対向するパックケース20にピストン部材14を設けることもできる。この場合には、パックケース20に対して、ピストン部材14を収容させるための凹部(凹部12iに相当する)を形成することになる。
パックケース20にピストン部材14を配置した場合には、電池モジュール10(支持プレート12)が外力を受けてピストン部材14に接触することがある。このとき、ピストン部材14には、図5で説明した原理により、電池モジュール10から受ける外力の方向とは異なる方向の力が発生することになる。これにより、電池モジュール10から受ける外力を減衰させることができる。
また、本実施例では、電池モジュール10をパックケース20に固定していないが、電池モジュール10をパックケース20に固定した構成であっても、本実施例を適用することができる。すなわち、支持プレート12をパックケース20に固定した構成でも、外力を受けた支持プレート12が変形することがある。特に、支持プレート12を樹脂で形成した場合には、支持プレート12が変形しやすくなる。そこで、変形した支持プレート12がパックケース20の内壁面に衝突してしまうのを抑制するために、本実施例で説明したピストン部材14を用いることができる。
本発明の実施例1である電池パックの構成を示す分解斜視図である。 実施例1における単電池の支持構造を示す断面図である。 実施例1における単電池の支持構造を示す正面図である。 実施例1において、単電池を支持プレートに取り付ける前の状態を示す図である。 液体の移動によって外力を減衰させる原理を説明する図である。 実施例1の変形例における単電池の支持構造を示す正面図である。 本発明の実施例2における単電池の支持構造を示す断面図である。 実施例2における単電池の支持構造を示す正面図である。 実施例2において、単電池を支持プレートに取り付ける前の状態を示す図である。 実施例2において、複数の単電池を支持する構造を示す図である。 本発明の実施例3における支持プレートの一部の構成を示す外観斜視図である。 実施例3において、ピストン部材の周辺構造を示す断面図である。 実施例3の変形例であるピストン部材を示す外観斜視図である。
符号の説明
1:電池パック(蓄電装置) 4:熱交換媒体
10:電池モジュール 11:単電池(蓄電素子)
11a:正極端子 11a1:第1の端子部
11a2:第2の端子部 11b:負極端子
11c:電池ケース 12:支持プレート
12a:穴部 12b:第1の領域
12c:第2の領域 12d,12e:突起部
12i:凹部 13:バスバー
14:ピストン部材 14a:穴部
14b:溝部 20:パックケース

Claims (12)

  1. 蓄電素子と、
    前記蓄電素子を支持する支持プレートと、
    前記蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体とともに、前記蓄電素子及び前記支持プレートを収容するケースと、を有し、
    前記支持プレートは、前記蓄電素子を貫通させる穴部と、前記蓄電素子と接触して前記蓄電素子を支持する支持部と、を有し、前記穴部及び前記蓄電素子の間に位置する領域において、前記熱交換媒体の移動を制限することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記支持部は、前記穴部から前記蓄電素子の側に向かって延びる突起部であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記突起部は、前記蓄電素子の外面に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記突起部は、弾性変形可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電素子は、前記支持部に対して圧入されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 前記支持部及び前記蓄電素子におけるそれぞれの接触面のうち、少なくとも一方の接触面が、凹凸面を含むことを特徴とする請求項5に記載の蓄電装置。
  7. 前記蓄電素子を複数有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  8. 前記蓄電素子は、発電要素を収容するケースと、前記発電要素と接続され、前記ケースの径よりも小さい径を有する端子と、を有しており、
    前記支持部は、前記蓄電素子の端子に接触していることを特徴とする請求項7に記載の蓄電装置。
  9. 蓄電素子及び、前記蓄電素子を支持する支持プレートを備えた蓄電モジュールと、
    前記蓄電素子との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体とともに、前記蓄電モジュールを収容するケースと、を有し、
    前記支持プレート及び前記ケースのうち少なくとも一方の部材は、前記熱交換媒体の移動を制限することにより、前記蓄電モジュール及び前記ケースの相対変位に対して、前記熱交換媒体の移動抵抗を与えるピストン機構を有することを特徴とする蓄電装置。
  10. 前記ピストン機構は、ピストン部材と、前記ピストン部材を移動可能に収容する凹部と、を有し、
    前記ピストン部材は、前記凹部内に位置する領域と、前記凹部外に位置する領域との間において、前記熱交換媒体の移動を許容する通路を有していることを特徴とする請求項9に記載の蓄電装置。
  11. 前記通路は、前記ピストン部材を貫通する穴部又は、前記ピストン部材の表面に形成された溝部であることを特徴とする請求項10に記載の蓄電装置。
  12. 前記ピストン機構は、前記少なくとも一方の部材における互いに直交する3つの面に設けられていることを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載の蓄電装置。
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