JP5365079B2 - 検出装置および蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電素子から排出されたガスを検出する検出装置と、この検出装置を備えた蓄電装置に関するものである。
従来の単電池(二次電池)では、過充電等によって、単電池の内部でガスが発生し、単電池の内圧が上昇することがある。
特許文献1に記載の二次電池では、単電池内における導通経路の一部に、電流を遮断するための遮断弁を設けている。そして、単電池の内圧が所定値に到達した場合には、遮断弁を変形させて単電池内での導通経路を遮断することにより、充電を禁止するようにしている。これにより、単電池の内圧が上昇するのを抑制するようにしている。
一方、単電池に安全弁を設け、安全弁を閉じ状態から開き状態に変化させることによって、単電池内で発生したガスを外部に排出させるようにしているものがある。ここで、特許文献2,3に記載の電池では、安全弁から排出されるガスによって導線を切断させることにより、ガスが排出されたことを検出するようにしている。また、特許文献4,5に記載の電池では、ガスの排出に応じて、電気素子の電気的な特性を変化させることにより、安全弁からガスが排出されたことを検出するようにしている。
特開平10−334949号公報(段落0031、図1) 特開2005−322471号公報(段落0049−0050、図3) 特開平11−162527号公報(段落0019、図4) 特開2007−265658号公報(段落0031−0034、図2−4) 特開2005−197279号公報(段落0037−0039、図1,3)
特許文献1に記載の二次電池では、単電池の内圧の上昇を防止するための構造(遮断弁を含む構造)を、単電池の内部に設けているため、単電池の構造が複雑になってしまう。そして、単電池の構造が複雑になることで、単電池のコストが上昇したり、単電池が大型化したりしてしまう。しかも、単電池の内部に遮断弁を設けることにより、単電池内における抵抗が増加してしまい、単電池の出力が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成において、蓄電素子に設けられた弁からガスが排出されたことを検出することができる検出装置を提供することにある。なお、本発明は、特許文献2−5に記載の構成とは異なる構成によって、ガスの排出を検出するものである。
本発明は、複数の蓄電素子のそれぞれに設けられた弁から排出されるガスを検出するための検出装置であって、第1の導電部材と、ガスの排出に応じて変形し、第1の導電部材に対して接触状態及び非接触状態の間で変化する第2の導電部材と、各蓄電素子の弁と対向する位置に開口部を備えたプレートとを有する。ここで、開口部の側面で、第1及び第2の導電部材の両端がプレートに保持されており、かつ、この保持された箇所とは異なる開口部の側面と第1及び第2の導電部材との間にスペースが形成されている。そして、第1及び第2の導電部材は、接触状態及び非接触状態の間の変化に応じて出力を切り替える。
ここで、弁から排出されたガスの圧力によって、第2の導電部材を変形させて第1の導電部材に接触させることができる。すなわち、第1及び第2の導電部材が接触したときにのみ、導通状態となるため、ガスの発生を検出する際の消費電力を低減することができる。
1及び第2の導電部材を、弁と対向する位置に配置することにより、弁から排出されたガスを、第1及び第2の導電部材に到達しやすくすることができ、ガスの排出を効率良く検出することができる。
ここで、第2の導電部材は、第1の導電部材の側に向かって凸となる状態と、第1の導電部材の側とは反対側に向かって凸となる状態との間で変形させることができる。すなわち、ガスの排出に応じて、第2の導電部材のうち少なくとも一部の形状を反転させることができる。これにより、第2の導電部材の形状を反転させるだけの簡単な構成において、ガスの排出を検出することができる。
数の蓄電素子のそれぞれに第1及び第2の導電部材を設けることにより、複数の蓄電素子のうち、いずれの蓄電素子からガスが排出されたとしても、このガスの排出を検出することができる。ここで、複数の第1及び第2の導電部材を、プレートに設けているため、複数の第1及び第2の導電部材の取り扱いが容易となる。すなわち、第1及び第2の導電部材を備えたプレートを、複数の蓄電素子に対して配置するだけでよく、蓄電素子毎に、第1及び第2の導電部材を配置する場合に比べて、取り扱いが容易となる。
本発明の検出装置は、蓄電装置に備え付けることができる。具体的には、蓄電素子を収容するケースに対して、蓄電素子とともに、検出装置を配置することができる。ここで、ガスを排出させる弁は、蓄電素子に設けられた正極端子及び負極端子のうち、少なくとも一方の端子に設けることができる。
一方、上述した蓄電装置の蓄電装置の充放電を制御する場合において、本発明の検出装置によって蓄電素子の弁からガスが排出されている場合には、蓄電装置への充電を禁止することができる。これにより、蓄電装置への過充電が禁止され、蓄電素子からガスが発生するのを抑制することができる。
本発明によれば、ガスの排出に応じて、第1及び第2の導電部材を接触状態及び非接触状態の間で切り替えることにより、出力を切り替えるようにしている。これにより、出力の切り替わりに基づいて、弁からガスが排出されていることを検出することができる。しかも、本発明では、ガスの排出に応じて、第2の導電部材を変形させているだけであるため、簡単な構成において、ガスの排出を検出することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池パック(蓄電装置)の構成について、図1を用いて説明する。ここで、図1は、本実施例の電池パックの構成を示す分解斜視図である。図1において、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する軸であり、Z軸は重力方向を示す軸である。他の図面においても同様である。
本実施例の電池パックは、車両に搭載される。具体的には、電池パックは、車両のフロアパネルやフレームに固定される。この車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車とは、電池パックの他に、車両の走行に用いられるエネルギを出力する、内燃機関や燃料電池といった他の動力源を備えた車である。また、電気自動車は、電池パックの出力だけを用いて走行する車である。本実施例の電池パックは、放電によって車両の走行に用いられるエネルギを出力したり、車両の制動時に発生する運動エネルギを回生電力として充電したりする。なお、車両の外部からの電力供給を受けて充電を行うこともできる。
本実施例の電池パック1は、電池モジュール10と、パックケース20とを有している。パックケース20は、電池モジュール10を収容するための空間を形成する収容部材21と、収容部材21の開口部21aを覆う蓋部材22とを有している。蓋部材22は、収容部材21にネジ等の締結部材によって固定されたり、溶接によって固定されたりする。これにより、パックケース20の内部は、密閉状態となる。
また、収容部材21及び蓋部材22は、熱伝導性や耐食性等に優れた材料、例えば、後述する熱交換媒体4の熱伝導率と同等又はこれよりも高い熱伝導率を有する材料で形成することができる。具体的には、収容部材21及び蓋部材22を、アルミニウムや鉄等といった金属で形成することができる。
ここで、パックケース20の内部には、電池モジュール10の他に、電池モジュール10との間で熱交換を行うための液状の熱交換媒体4が収容されている。この熱交換媒体4は、後述するように、電池モジュール10(単電池11)の温度を調節するために用いられる。
熱交換媒体4は、絶縁性を有する液体であり、例えば、油や、フッ素系不活性液体を用いることができる。油としては、例えば、シリコンオイルを用いることができる。また、フッ素系不活性液体としては、例えば、フロリナート、Novec HFE(hydrofluoroether)、Novec1230(スリーエム社製)を用いることができる。
なお、電池モジュール10の表面に絶縁処理を施しておけば、熱交換媒体4として、絶縁性を有する液体を用いなくてもよい。例えば、電池モジュール10の表面に、絶縁性を有する膜を形成しておくことができ、この場合には、水といった、絶縁性に優れていない熱交換媒体4を用いることができる。
ここで、電池モジュール10(後述する単電池11)は充放電によって発熱するが、単電池11に熱交換媒体4を接触させることにより、単電池11及び熱交換媒体4の間で熱交換が行われ、単電池11の熱が熱交換媒体4に伝達される。熱を持った熱交換媒体4は、パックケース20の内部で流動して、パックケース20の内壁面に接触することにより、パックケース20に熱を伝達することができる。そして、パックケース20に伝達された熱は、大気中に放出される。これにより、電池モジュール10(単電池11)の放熱(冷却)を行うことができる。
また、単電池11が過度に冷却された場合には、パックケース20を温めれば、パックケース20に伝達された熱が、熱交換媒体4を介して単電池11に伝達され、単電池11の温度低下を抑制することができる。このように、パックケース20内に熱交換媒体4を収容しておくことにより、単電池11及びパックケース20の間における熱伝達を促進させることができる。また、パックケース20内に、熱交換媒体4を強制的に流動させるためのファンを設けておけば、熱交換媒体4を介した熱伝達を効率良く行うことができる。
次に、電池モジュール10の構成について説明する。
電池モジュール10は、複数の単電池11が電気的に直列に接続されたものである。複数の単電池11は、パックケース20の内部において、並列に配置されている。単電池11としては、具体的には、蓄電素子としての二次電池を用いている。なお、二次電池の代わりに、蓄電素子としての電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。
各単電池11は、両端側において、一対の支持プレート12によって支持されている。これらの支持プレート12は、ネジ等の締結部材(不図示)によって、パックケース20(収容部材21)に固定されている。なお、本実施例では、2つの支持プレート12を用いているが、これらの支持プレート12を一体として構成することもできる。また、支持プレート12は、例えば、樹脂で形成することができる。
各単電池11の両端には、正極端子11a及び負極端子11bが設けられている。各単電池11の正極端子11aは、隣り合って配置された他の単電池11の負極端子11bとバスバー13を介して電気的及び機械的に接続されている。同様に、各単電池11の負極端子11bは、隣り合って配置された他の単電池11の正極端子11aとバスバー13を介して電気的及び機械的に接続されている。すなわち、複数の単電池11を、バスバー13を介して電気的に直列に接続することにより、電池モジュール10として所望の出力を得ることができる。
複数の単電池11のうち特定の単電池11には、正極用及び負極用の配線(不図示)が接続されており、これらの配線は、パックケース20を貫通して、パックケース20の外部に配置された電子機器に接続されている。電子機器としては、電力の供給を受けて動作するものであればよく、例えば、電池モジュール10の出力(電圧値)を変換するためのDC/DCコンバータや、車両の走行に用いられるモータに電力を供給するためのインバータが挙げられる。
図2に示すように、単電池11は、発電要素11cと、発電要素11cを収容する電池ケース11dと、を有している。ここで、図2は、単電池11の一部における内部構造を示す断面図である。なお、図2では、正極端子11aの周辺構造を示しているが、負極端子11bの周辺構造についても同様である。
電池ケース11dは、耐久性及び耐食性に優れた材料で形成することが好ましく、この材料として、具体的には、アルミ等の金属を用いることができる。また、電池ケース11dの両端面には、正極端子11aが固定されている。ここで、正極端子11a及び電池ケース11dは、シール部材(不図示)を介して接続されており、単電池11の内部を密閉状態としている。また、正極端子11aの一部には、安全弁11eが設けられている。安全弁11eの構成については、後述する。
発電要素11cは、正極板、負極板及びセパレータで構成されており、公知の構成を適宜、適用することができる。本実施例では、正極板、セパレータ及び負極板を、この順序で積層し、この積層体を巻くことによって、発電要素11cを構成している。そして、発電要素11cの両端部には、正極端子11a及び負極端子11bが電気的及び機械的に接続されている。具体的には、正極端子11aは、発電要素11cの正極板に接続され、負極端子11bは、発電要素11cの負極板に接続されている。
ここで、正極板としては、アルミニウム等の金属(合金を含む)で形成された集電板の表面に、活物質を含む正極層を形成したものを用いることができる。負極板としては、アルミニウム等の金属(合金を含む)で形成された集電板の表面に、活物質を含む負極層を形成したものを用いることができる。より具体的には、ニッケル水素電池では、正極層の活物質として、ニッケル酸化物を用い、負極層の活物質として、MmNi(5−x−y−z)AlMnCo(Mm:ミッシュメタル)等の水素吸蔵合金を用いることができる。また、リチウムイオン電池では、正極層の活物質として、リチウム−遷移金属複合酸化物を用い、負極層の活物質として、カーボンを用いることができる。なお、正極層及び負極層には、活物質の他にも、導電剤等を含めることができる。
一方、安全弁11eは、正極端子11aのうち、電池ケース11dから突出した部分に形成されている。具体的には、図3に示すように、正極端子11aの外表面に、溝部(切り欠いたものを含む)を形成することによって、安全弁11eを構成している。ここで、図3は、単電池11を、図2の矢印D方向から見たときの図である。
正極端子11aに溝部(安全弁11e)を形成することにより、溝部が形成された部分において、正極端子11aの厚さが他の部分よりも薄くなる。ここで、過充電等によって、発電要素11cからガスが発生すると、単電池11の内圧が上昇する。そして、単電池11の内圧が所定値、言い換えれば、安全弁11eの作動圧に到達すると、安全弁11eが閉じ状態から開き状態に変化する。すなわち、安全弁11eが形成された部分は、単電池11における他の部分よりも強度が低くなっているため、単電池11の内圧が上昇することによって、安全弁11eが変形することになる。
このように、安全弁11eが開き状態に変化することにより、発電要素11cから発生したガスを、単電池11の外部に排出させることができる。上述した安全弁11eは、閉じ状態から開き状態に不可逆的に変化する、いわゆる破壊型の弁である。安全弁11eにおける溝部の大きさや深さといった寸法は、安全弁11eを閉じ状態から開き状態に変化させるときの、単電池11の内圧(設定値)に応じて、適宜設定すればよい。
本実施例では、安全弁11eとして、破壊型の弁を用いているが、復帰型の弁を用いることもできる。復帰型の弁とは、単電池11の内圧に応じて、開き状態及び閉じ状態の間で変化する弁であり、単電池11の内圧が所定値以上であるときには、開き状態となり、単電池11の内圧が所定値よりも低いときには、閉じ状態となる。復帰型の弁の構成としては、例えば、ガスの通過を許容する開口部を単電池11に形成しておき、この開口部を開閉する蓋部材と、蓋部材を開口部に向けて付勢する付勢部材とを用いることができる。
本実施例では、安全弁11eが、各単電池11における正極端子11a及び負極端子11bに設けられている。なお、安全弁11eは、単電池11の両端に位置する端子11a,11bのうち、一方の端子にのみ設けることもできる。また、本実施例では、電池モジュール10を構成するすべての単電池11に対して、安全弁11eを設けているが、これに限るものではなく、安全弁11eを備えていない単電池11が含まれていてもよい。具体的には、隣り合って配置される2つの単電池11のうち、一方の単電池11にのみ安全弁11eを設けることができる。
次に、単電池11から排出されたガスを検出するための検出機構(検出装置)について、図4から図7を用いて説明する。ここで、図4は、電池パック1内の一部の構成を示す概略図であり、Z方向から見たときの図である。また、図5は、電池パック1内の一部の構成を示す概略図であり、Y方向から見たときの図である。さらに、図6及び図7は、ガスの排出を検出するための構成を示す断面図である。
図4に示すように、各単電池11における端子11a,11bと向かい合う位置には、単電池11から排出されたガスを検出するための検出プレート30が配置されている。ここで、単電池11の端子11a,11bは、支持プレート12を貫通しており、支持プレート12及び検出プレート30の間に形成されたスペースに、端子11a,11bが位置している。
検出プレート30は、図4に示すように、単電池11の端子11a,11bに対して所定の間隔を空けた状態で配置されており、パックケース20又は支持プレート12に固定することができる。また、検出プレート30は、図5に示すように複数の開口部31を有している。各開口部31は、各単電池11の端子11a,11bとY方向で向かい合う位置に設けられている。開口部31には、ガス検出素子32が配置されている。ガス検出素子32には、第1及び第2の配線33a,33bが接続されている。これらの配線33a,33bは、後述するコントローラ(図9参照)に接続されている。
ガス検出素子32は、図6に示すように、第1の導電部材32a及び第2の導電部材32bを有している。ここで、図6は、検出プレート30の断面図であり、具体的には、図5のA−A断面図である。第1及び第2の導電部材32a,32bは、導電性を有する材料によって形成されており、この材料としては、例えば、銅を用いることができる。第1の導電部材32aには、第1の配線33aが電気的及び機械的に接続されている。また、第2の導電部材32bには、第2の配線33bが電気的及び機械的に接続されている。
第2の導電部材32bは、第1の導電部材32aの側とは反対側に向かって凸となる曲面部32b1を有している。すなわち、曲面部32b1は、単電池11の端子11a,11bに向かって凸となる形状に形成されている。
図6に示す状態は、単電池11からガスが排出されていない状態であり、第1の導電部材32a及び第2の導電部材32bは接触していない。すなわち、第1及び第2の導電部材32a,32bは、非導通状態となっており、ガス検出素子32は、オフとなっている。
ここで、充放電等によって単電池11の発電要素11cからガスが発生し、単電池11の内圧が上昇すると、安全弁11eが閉じ状態から開き状態に変化する。これにより、発電要素11cから発生したガスは、安全弁11eを介して、単電池11の外部に排出される。本実施例では、端子11a,11bに設けられた安全弁11eと対向する位置に、ガス検出素子32を配置している。これにより、安全弁11eから排出されたガスは、ガス検出素子32に接触する。
図7に示すように、安全弁11eから排出されたガスは、ガス検出素子32における第2の導電部材32bに接触し、第2の導電部材32bは、ガスの圧力によって変形する。ここで、安全弁11eからガスが排出されていない状態では、図7(A)に示すように、第2の導電部材32bの曲面部32b1は、安全弁11eが位置する方向に向かって凸となる形状を有している。一方、安全弁11eからガスが排出されると、第2の導電部材32bの曲面部32b1は、第1の導電部材32aの側に向かって凸となる形状となる。すなわち、曲面部32b1は、安全弁11eからのガスの圧力を受けて反転する。
これにより、図7(B)に示すように、曲面部32b1は第1の導電部材32aに接触し、第1及び第2の導電部材32a,32bは、導通状態となる。すなわち、ガス検出素子32は、オフからオンに切り替わる。
ここで、第2の導電部材32bの厚さや、曲面部32b1の曲率は、適宜設定することができる。すなわち、安全弁11eからガスが排出された際に、このガスの圧力を受けて曲面部32b1が反転できればよく、この点を考慮して第2の導電部材32bの厚さや曲面部32b1の曲率を設定することができる。また、安全弁11eの構成を適宜変更することにより、安全弁11eから排出されるガスの圧力を調節することができる。
さらに、検出プレート30と単電池11の端子11a,11bとの間隔は、ガスの圧力を受けて曲面部32b1を反転させる点を考慮して適宜設定することができる。ここで、単電池11の端子11a,11bから検出プレート30を離しすぎると、安全弁11eから排出されたガスによって曲面部32b1を変形させ難くなってしまうとともに、電池パック1が大型化してしまう。一方、検出プレート30を、単電池11の端子11a,11bに近づけすぎると、第2の導電部材32bが端子11a,11bに接触してしまうおそれがある。そこで、上述した点を踏まえて、検出プレート30を配置することが好ましい。
また、本実施例では、第2の導電部材32bに曲面部32b1を設けているが、これに限るものではない。すなわち、安全弁11eからのガスの圧力によって、第2の導電部材32bのうち少なくとも一部の形状を反転させることができればよく、第2の導電部材32bの形状は、適宜設定することができる。具体的には、第2の導電部材32bを、図8に示すように構成することができる。図8に示す構成では、第2の導電部材32bを曲げ形成することにより、複数の平坦面(傾斜面)で凸部32b2を形成している。
次に、本実施例の電池パック1を備えた車両における一部の回路構成について、図9を用いて説明する。
電池パック1(電池モジュール10)は、システムリレー101a,101bを介してインバータ102に接続されており、システムリレー101a,101bがオンである場合に、インバータ102に対して所定の電力を供給する。ここで、電池パック1及びインバータ102の間に、DC/DCコンバータを配置することもできる。これにより、電池パック1の電圧を昇圧した状態で、インバータ102に供給することができる。
インバータ102は、モータ103に電気的に接続されており、電池パック1からの出力を用いて、モータ103を駆動する。これにより、本実施例の車両は、走行モータ103の駆動力を用いて走行することができる。一方、車両の制動時に発生する運動エネルギを、モータ103を用いて回生電力に変換し、この電力を電池パック1に充電することができる。
コントローラ90は、システムリレー101a,101bに対して制御信号を出力することにより、システムリレー101a,101bをオン及びオフの間で切り替える。また、コントローラ90は、ガス検出素子32の出力に基づいて、電池モジュール10における単電池11からガスが排出されているか否かを判別する。ここで、電池モジュール10を構成する複数の単電池11のうち、少なくとも1つの単電池11からガスが排出された場合には、上述したように、ガス検出素子32がオフからオンに切り替わる。コントローラ90は、ガス検出素子32のオフからオンへの切り替わりを受けて、単電池11からガスが排出されていることを判別する。また、ガス検出素子32がオフのままである場合には、コントローラ90は、単電池11からガスが排出されていないと判別する。
単電池11からガスが排出されている場合には、コントローラ90は、システムリレー101a,101bに対して制御信号を出力することにより、システムリレー101a,101bをオンからオフに切り換える。これにより、電池パック1及びインバータ102の間における電気的な接続は、遮断されることになる。具体的には、電池パック1の充電を禁止することができる。
本実施例によれば、パックケース20内に、ガス検出素子32を備えた検出プレート30を配置するだけで、単電池11からガスが排出されたか否かを検出することができる。ここで、特許文献1に記載の二次電池のように、単電池の内圧の上昇を防止するための構造を単電池内に設けた場合には、単電池がコストアップとなってしまう。しかも、上記構造によって、単電池の内部における抵抗が高くなってしまい、単電池の出力が低下してしまう。言い換えれば、単電池のエネルギ密度や出力密度が低下してしまう。
一方、本実施例では、単電池11の構成を変更することなく、パックケース20内に検出プレート30を配置するだけであるため、単電池11のコストアップを防止できるとともに、単電池11の内部における抵抗が高くなってしまうこともない。
また、複数の単電池11に対応して設けられるガス検出素子32は、1つの検出プレート30に設けられているため、ガスの排出を検出するための構造を単電池11毎に設ける必要がない。すなわち、複数のガス検出素子32を備えた検出プレート30を用意しておき、この検出プレート30をパックケース20内に収容させるだけでよい。
さらに、本実施例では、単電池11からのガスの排出に応じて、第2の導電部材32bを変形させるだけであるため、簡単な構成においてガスの排出を検出することができる。
なお、本実施例では、検出プレート30を貫通する開口部31を形成しているが、検出プレート30を貫通させなくてもよい。具体的には、検出プレート30に凹部を形成しておき、この凹部の底面に第1の導電部材32aを配置するとともに、凹部内に第2の導電部材32bを配置する。このような構成であっても、単電池11からガスが排出されたことに応じて、第2の導電部材32bを変形させることができ、ガスの排出を検出することができる。
また、本実施例では、パックケース20の内部に、液体としての熱交換媒体4を収容しているが、これに限るものではない。すなわち、気体としての熱交換媒体を、パックケース20内に収容させておくこともできる。例えば、パックケース20内を空気で満たしておくこともできる。また、車両の室内に存在する空気を、吸気ダクトを介してパックケース20内に供給することもできる。この場合には、電池モジュール10との間で熱交換が行われた空気を、排気ダクトを介してパックケース20の外部に排出させることになる。
さらに、本実施例では、単電池11の端子11a,11bに安全弁11eを設けているが、これに限るものではない。すなわち、安全弁11eを設ける位置は適宜設定することができる。具体的には、電池ケース11dの外周面に安全弁11eを設けることができる。この場合には、安全弁11eと対向する位置にガス検出素子32を位置させればよい。
また、本実施例では、安全弁11eと対向する位置にガス検出素子32を配置しているが、安全弁11eと対向する位置からずれた位置にガス検出素子32を配置することもできる。この場合には、安全弁11eから排出されたガスが、ガス検出素子32とは異なる方向に向かうことになるが、パックケース20の内圧が上昇することによって、第2の導電部材32bの曲面部32b1を変形させることができる。特に、上述したように、検出プレート30に凹部を形成し、この凹部内にガス検出素子32を配置した構成では、ガスの排出に伴って上昇する圧力(パックケース20の内圧)を、第2の導電部材32に作用させやすくすることができる。これにより、安全弁11eからガスが排出されたことを検出することができる。
また、本実施例の電池パック1において、単電池11から排出されたガスをパックケース20の外部に排出させるための弁を、パックケース20に設けることができる。この弁としては、上述した安全弁11eと同様に、破壊型の弁を用いたり、復帰型の弁を用いたりすることができる。これにより、パックケース20の内圧が上昇しすぎてしまうのを抑制することができる。
次に、本発明の実施例2である電池パックについて、図10及び図11を用いて説明する。ここで、図10は、本実施例におけるガス検出素子の構成を示す正面図である。また、図11は、本実施例におけるガス検出素子の断面図であり、図7に対応した図である。なお、実施例1と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
実施例1におけるガス検出素子32では、安全弁11eからガスが排出されていない状態で、第1及び第2の導電部材32a,32bを非接触状態とし、安全弁11eからガスが排出されたことに応じて、第1及び第2の導電部材32a,32bを接触状態としている。一方、本実施例では、安全弁11eからガスが排出される前の状態において、第1及び第2の導電部材32a,32bを接触状態としておき、安全弁11eからガスが排出されたときに、第1及び第2の導電部材32a,32bを非接触状態とすることものである。すなわち、ガス検出素子32を、オンからオフに切り替えるようにすることで、ガスの排出を検出するようにしている。
本実施例において、検出プレート30の開口部31には、ガス検出素子32が配置されている。ガス検出素子32は、実施例1と同様に、平板状に形成された第1の導電部材32aと、曲面部32b1を備えた第2の導電部材32bと、を有している。本実施例では、第1及び第2の導電部材32a,32bのうち、第1の導電部材32aが単電池11の安全弁11eの側に配置されている。そして、図10に示すように、第2の導電部材32bの幅(図10の上下方向の長さ)は、第1の導電部材32aの幅よりも広くなっている。
本実施例では、安全弁11eからガスが排出された際に、第2の導電部材32bのうち、第1の導電部材32aと重ならない領域に対して、ガスが接触することになる。すなわち、本実施例では、安全弁11eから排出されたガスを、開口部31及び第1の導電部材32aの間に形成されたスペースを通過させて、第2の導電部材32bに接触させている。そして、ガスの圧力によって、第2の導電部材32bの曲面部32b1を変形させるようにしている。
ここで、安全弁11eからガスが排出されていない状態において、第1及び第2の導電部材32a,32bは、図11(A)に示す状態となっている。一方、安全弁11eからガスが排出されると、このガスの圧力が第2の導電部材32bの曲面部32b1に作用することにより、曲面部32b1が変形する。すなわち、曲面部32b1は、第1の導電部材32aの側に向かって凸となる状態から、第1の導電部材32aの側とは反対側に向かって凸となる状態に反転する。これにより、ガス検出素子32は、導通状態(オン)から非導通状態(オフ)に切り替わる。
本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、ガス検出素子32を備えた検出プレート30を、パックケース20内に配置するだけで、安全弁11eからのガスの排出を検出することができる。
なお、本実施例の構成では、単電池11からガスが排出されるまでの間、ガス検出素子32を導通状態としておかなければならない。一方、実施例1の構成では、第2の導電部材32bが第1の導電部材32aに接触したときに電流が流れるようになっているため、ガスを検出する際の消費電力を低減することができる。
次に、本発明の実施例3である電池パックについて、図12を用いて説明する。ここで、図12は、本実施例におけるガス検出素子の構成を示す断面図であり、図7に対応する図である。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例では、第2の導電部材32bの基端部が、検出プレート30の開口部31に固定されているとともに、第2の導電部材32bの先端部32b3が、開口部31に対して移動できるようになっている。また、第2の導電部材32bは、実施例1と同様に、第1の導電部材32aよりも、単電池11の端子11a,11bの側に配置されている。
ここで、安全弁11eからガスが排出されていない状態において、第1及び第2の導電部材32a,32bは、図12(A)に示す状態となっている。一方、安全弁11eからガスが排出されると、このガスの圧力が第2の導電部材32bの先端部32b3に作用することにより、第2の導電部材32bが変形して、先端部32b3は、第1の導電部材32aと接触する。これにより、ガス検出素子32は、非導通状態(オフ)から導通状態(オン)に切り替わる。そして、ガス検出素子32のオフからオンへの切り替わりを受けて、単電池11からガスが排出されていることを検出することができる。
本実施例では、第1の導電部材32aとの接触面積を確保するために、第2の導電部材32bの先端部32b3を曲げ形成している。本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、ガス検出素子32を備えた検出プレート30を、パックケース20内に配置するだけで、安全弁11eからのガスの排出を検出することができる。
なお、本実施例では、安全弁11eから排出されるガスの圧力が低下すると、第2の導電部材32bが元の状態、言い換えれば、ガスが排出される前の状態に戻ってしまうことがある。そこで、第2の導電部材32bが元の状態に戻ってしまうのを阻止するために、図13に示すように、開口部31の壁面に突状のストッパ31aを設けることができる。
ストッパ31aは、傾斜面で構成されたガイド面31a1と、第2の導電部材32bの先端部32b3と当接して、先端部32b3の移動を阻止する保持面31a2と、を有している。図13に示す構成では、第2の導電部材32bの先端部32b3が安全弁11eから排出されたガスによって移動するとき、先端部32b3は、ストッパ31aのガイド面31a1に沿って移動する。そして、先端部32b3は、保持面31a2及び第1の導電部材32aの間に形成されたスペースに進入する。
これにより、第2の導電部材32bの先端部32b3は、第1の導電部材32aに接触する。ここで、安全弁11eから排出されるガスの量が低下しても、先端部32b3は、ストッパ31aの保持面31a2によって、第1の導電部材32aに接触したままの状態に保持される。なお、第2の導電部材32bの先端部32b3が第1の導電部材32aに接触したタイミングにおいて、実施例1で説明したように、電池パック1への充電を禁止させるようにすれば、第2の導電部材32bが元の状態に戻ってもよい。この場合には、上述したストッパ31aを設けなくてもよい。
次に、本発明の実施例4である電池パックについて、図14及び図15を用いて説明する。ここで、図14は、本実施例における単電池の外観斜視図であり、図15は、本実施例におけるガス検出機構の一部の構成を示す図である。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材について、同一符号を用いている。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
実施例1では、円筒型の単電池11を用いているが、本実施例では、図14に示すように、角形の単電池11を用いている。単電池11は、電池ケース11dと、電池ケース11dの内部に収容された発電要素11cと、を有している。電池ケース11dの上面には、発電要素11cと接続された正極端子11a及び負極端子11bが設けられている。また、正極端子11a及び負極端子11bの間には、発電要素11cから発生したガスを電池ケース11dの外部に排出させるための安全弁11eが設けられている。安全弁11eとしては、破壊型又は復帰型の弁を用いることができる。
本実施例において、上述した単電池11は、図15に示すように、一方向に並んで配置される。そして、単電池11の正極端子11aは、隣り合う他の単電池11における負極端子11bとバスバー13を介して電気的及び機械的に接続されている。また、単電池11の負極端子11bは、隣り合う他の単電池11における正極端子11aとバスバー13を介して電気的及び機械的に接続されている。ここで、隣り合う単電池11の間には、熱交換媒体4の通過を許容するスペースを形成するためのスペーサ40が配置されている。
安全弁11eの上部には、図15に示すように、検出プレート30が配置されている。検出プレート30は、単電池11の安全弁11eと対向する位置において、開口部31を有しており、開口部31内にはガス検出素子32が配置されている。ガス検出素子32の構成としては、上述した実施例1〜3で説明した構成を用いることができる。そして、ガス検出素子32(第1及び第2の導電部材32a,32b)には、第1及び第2の配線33a,33bが接続されている。
図14に示す構成の単電池11を用いた場合であっても、ガス検出素子32を備えた検出プレート30を用いることにより、安全弁11eから排出されるガスを検出することができる。また、正極端子11a及び負極端子11bの間に安全弁11eを設け、正極端子11a及び負極端子11bの間に形成されたスペース(デッドスペース)に検出プレート30を配置することにより、電池パック1の大型化を抑制することができる。
なお、本実施例では、正極端子11a及び負極端子11bの間に安全弁11eを設けているが、電池ケース11dのうち、いかなる位置に安全弁11eを設けてもよい。この場合には、安全弁11eと対向する位置に検出プレート30を配置すればよい。
また、図15に示す構成において、各単電池11の安全弁11eに対して、安全弁11eから排出されるガスを電池パック1の外部に排出させるための排気ダクトを接続することができる。これにより、安全弁11eから排出されるガスによって、電池パック1の内圧が過度に上昇してしまうのを抑制することができる。上述した構成では、排気ダクトの内部に、検出プレート30を配置することができる。
本発明の実施例1である電池パックの外観斜視図である。 実施例1において、単電池の内部構造を示す断面図である。 実施例1において、図2の矢印D方向から単電池を見たときの図である。 実施例1において、ガスを検出する機構を示す上面図である。 実施例1において、ガスを検出する機構を示す側面図である。 実施例1における検出プレートの一部の構成を断面図である。 実施例1におけるガス検出素子の動作を説明する図(A,B)である。 実施例1の変形例であるガス検出素子の構成を示す図である。 実施例1である電池パックを備えた車両における一部の回路構成を示す図である。 本発明の実施例2におけるガス検出素子の構成を示す図である。 実施例2におけるガス検出素子の動作を説明する図(A,B)である。 本発明の実施例3におけるガス検出素子の動作を説明する図(A,B)である。 実施例3の変形例であるガス検出素子の構成を示す図である。 本発明の実施例4における単電池の構成を示す外観斜視図である。 実施例4において、ガスを検出する機構を示す上面図である。
符号の説明
1:電池パック(蓄電装置) 4:熱交換媒体
10:電池モジュール 11:単電池(蓄電素子)
11a:正極端子 11b:負極端子
11c:発電要素 11d:電池ケース
11e:安全弁 12:支持プレート
13:バスバー 20:パックケース
30:検出プレート 32:ガス検出素子
32a:第1の導電部材 32b:第2の導電部材
32b1:曲面部 33a,33b:配線
90:コントローラ 101a,101b:システムリレー
102:インバータ 103:モータ

Claims (6)

  1. 複数の蓄電素子のそれぞれに設けられた弁から排出されるガスを検出するための検出装置であって、
    第1の導電部材と、
    前記ガスの排出に応じて変形し、前記第1の導電部材に対して接触状態及び非接触状態の間で変化する第2の導電部材と、
    前記各蓄電素子の前記弁と対向する位置に開口部を備えたプレートと、を有し、
    前記開口部の側面で、前記第1及び第2の導電部材の両端が前記プレートに保持されており、かつ、前記保持された箇所とは異なる前記開口部の側面と前記第1及び第2の導電部材との間にスペースが形成されており、
    前記第1及び第2の導電部材は、前記接触状態及び前記非接触状態の間の変化に応じて出力を切り替えることを特徴とする検出装置。
  2. 前記第2の導電部材は、前記弁から排出されたガスの圧力を受けて変形することにより、前記第1の導電部材に接触することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第2の導電部材は、前記第1の導電部材の側に向かって凸となる状態と、前記第1の導電部材の側とは反対側に向かって凸となる状態との間で変形することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の検出装置と、
    前記弁を備えた蓄電素子と、を有することを特徴とする蓄電装置。
  5. 前記弁は、前記蓄電素子に設けられた正極端子及び負極端子のうち、少なくとも一方の端子に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の蓄電装置。
  6. 請求項4又は5に記載の蓄電装置と、
    前記蓄電装置の充放電を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、前記検出装置によって前記弁からガスが排出されていると判別した場合には、前記蓄電装置への充電を禁止することを特徴とする制御装置。
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