JP5899420B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の素電池が配列されて構成された電池モジュールに関する。
近年、省資源又は省エネルギーの観点から、繰り返し使用できる二次電池を携帯型電子機器又は移動体通信機器等の電源として使用している。また、化石燃料の使用量の削減又は二酸化炭素の排出量の削減等の観点から、この二次電池を車両又は蓄電等の電源として使用することが検討されている。
具体的には、所望の電圧や容量を得るために、複数の二次電池(素電池)を電気的に接続して電池モジュールを構成し、この電池モジュールを車両等の電源として使用することが検討されている。
ところで、素電池は、通常の充放電により発熱するため、多数の素電池を集合配置して電池モジュールを構成した場合、素電池の配置により電池温度が異なり、劣化にばらつきが生じる。また、電池モジュールの高容量化や高出力化が進む中、素電池の充放電に伴う発熱量も大きくなり、電池モジュールを安全に駆動させるためには各素電池をより効率よく冷却する必要もある。
そこで、例えば、素電池間にヒートパイプを配置し、ヒートパイプを介して素電池で発生した熱を外部に放出、または外部から素電池へ熱を供給する技術が提案されている。さらに、素電池とヒートパイプを、熱伝導性の良い金属スリーブ内に収容することで、電池モジュールの温度を均等化する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−197277号公報
しかしながら、特許文献1のような構成の電池モジュールでは、外部から電池モジュールに大きな衝撃が加わった場合、その外力によって金属スリーブが素電池を押圧することで素電池が変形し、過熱する虞があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、素電池の温度を均等化することで素電池の劣化ばらつきを抑制するとともに、安全性に優れた電池モジュールを提供することにある。
本発明は、複数の素電池が配列してホルダに収容された電池モジュールであって、前記ホルダは、熱伝導率30W/mK以上の材料からなり、前記複数の素電池が個々に収容される筒状のパイプホルダを、複数個集合して構成されると共に、隣接する前記パイプホルダ間に連結部材を配置して構成され、前記連結部材は、空洞部を有して筒状に構成され、隣接する各パイプホルダ間に間隙を有して配置させるべく前記パイプホルダを連結し、隣接するパイプホルダ間が接近するような衝撃に対して前記空洞部が衝撃吸収部として機能することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ホルダの収容部となるパイプホルダに収容された素電池は、各パイプホルダを介して熱を放出または供給することができると共に、連結部材を介して隣接するパイプホルダ間で熱が伝達されることによりホルダ内の複数の素電池の温度を均等化することが可能となる。さらに、外部から電池モジュールに大きな衝撃が加わった際には、その外力はホルダに備えられた連結部材をその連結部材の空洞部を押し潰すように破壊することによって吸収されるため、パイプホルダに収容される素電池への押圧が低減され、素電池の変形を防ぐことができる。
本発明によれば、電池モジュールに収容される複数の素電池の温度を均等化することで、劣化ばらつきを抑制し、かつ外部からの大きな衝撃が加わった場合には素電池の変形を防ぐことができるため、安全性に優れた電池モジュールを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る素電池の縦断面図 本発明の一実施形態に係る電池モジュールの分解構成図 (a)本発明の一実施形態に係る電池モジュールに用いられるホルダの斜視図、及び(b)縦上面図 本発明の一実施形態に係る電池モジュールに用いられる連結部材の斜視図 (a)本発明の一実施形態に係る電池モジュールに用いられるホルダの変形例の斜視図、及び(b)縦上面図 (a)本発明の他の実施形態に係る電池モジュールに用いられるホルダの斜視図、及び(b)縦上面図 本発明の他の実施形態に係る電池モジュールに用いられる連結部材の斜視図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されない。また、本発明の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに、他の実施形態との組み合わせも可能である。
(実施の形態1)
図1は、本実施形態の電池モジュールに使用する素電池1の構成を示した縦断面図である。なお、本発明の電池モジュールに使用する素電池1は、ノート型パソコン等の携帯用電子機器の電源として単体でも使用できる電池であってもよい。この場合、高性能の汎用電池を、電池モジュールの電池として使用することができるため、電池モジュールの高性能化、低コスト化をより容易に図ることができる。
なお、本発明において、「電池モジュール」とは、複数の電池が配列してホルダ内に収容された電池の集合体をいう。従って、本発明における「電池モジュール」は、外部電極端子を備えて単独で使用するもの、あるいは、複数の電池モジュールを集合させて使用するもの等、その利用形態は問わない。
本実施形態における素電池1は、例えばリチウムイオン二次電池であり、図1に示すように、電池ケース3の開口部4がガスケット5を介して封口板7で封止されて構成されている。封口板7には、開放部7aが形成されており、開放部7aは、素電池1が異常状態に陥ったときに高温のガスを電池ケース3の外へ排気する。電池ケース3内には、非水電解質とともに電極群が収容されており、電極群は、正極板11と負極板13とがセパレータ15を介して捲回されて構成されている。正極板11は、正極リード11Lを介して封口板7(正極端子)に接続されており、負極板13は、負極リード13Lを介して電池ケース3(負極端子)に接続されている。
図2は、本実施形態に係る電池モジュール100の分解構成図である。電池モジュール100は、素電池1を収納するホルダ21と、ホルダ21に収容される複数個(図では14個)の素電池1と、正極スペーサ31および正極集電板32と、負極スペーサ41および負極集電板42とを備えている。
素電池1は、図では、上部が正極端子、下部が負極端子となっている。そして、複数の素電池1は、正極端子が上向きで負極端子が下向きとなるように、ホルダ21の収容部26にそれぞれ収容される。
正極スペーサ31は、この実施形態では、ホルダ21の図の上端側に、素電池1が収容された後に取付けられる。負極スペーサ41は、この実施形態では、ホルダ21の図の下端側に、素電池1が収容された後に取付けられる。これにより、ホルダ21に収容された素電池1は、正極スペーサ31と負極スペーサ41によって支持される。正極集電板32は、素電池1の正極端子に接続される。又、負極集電板42は、素電池1の負極端子に接続される。
このように構成された電池モジュール100は、単独でも使用できるが、複数を通電可能に接続して使用できる。例えば、一方の電池モジュール100の正極集電板32の端部に通電可能に接続されたバスバーを、他方の電池モジュール100の負極集電板42の端部に通電可能に接続する。これにより、複数の電池モジュール100が直列接続される。例えば、1個の電池モジュール100の出力電圧を4Vとすれば、100個の電池モジュール100を直列接続することで、自動車等のモータ駆動用電源として400Vが得られる。なお、電池モジュール100同士の接続は、上記の接続形態に限らず、適宜変更できる。
図3は、本実施形態の電池モジュールにおいて、上記の素電池1をホルダ21に収容した状態の(a)斜視図、及び(b)縦上面図である。また、図4は、図3のホルダ21の一部を構成する連結部材27の斜視図である。
本実施形態に係るホルダ21は、図3に示したように、複数個の中空筒状のパイプホルダ25を、連結部材27を介し、互いに集合、固着して構成されている。また、それぞれのパイプホルダ25の収容部26には、素電池1が収容されている。
より具体的には、パイプホルダ25は、例えば、板状体を、断面円形状になるように、左右方向に巻回し、その左右の両端を互いに連結することで形成される。そして、このように形成されたパイプホルダ25は、図2(b)に示すように、図の左右方向(X−X方向)に沿って複数(この実施形態では、5個又は4個)、一列状に並べられて配置される。また、そのようにして形成された列は、複数(この実施形態では3つ)、X−X方向と直交する方向(Y−Y方向)に並べられ、いわゆる千鳥状に配置される。
ここで、本実施形態に係るホルダ21には、図3に示すように、隣接するパイプホルダ25間に、空洞部27cを有する連結部材27が備えられている。例えば、図3(b)において、パイプホルダ25Aの収容部26Aと、その収容部26Aの最も近くに配置される収容部26Bおよび収容部26Cとの間には、中空筒状の連結部材27が配置されている。この連結部材27は、パイプホルダ25A、25B、25Cの外周面に沿う曲面を有し、この曲面とパイプホルダ25A、25B、25Cの外周面が、固着され連結されることでホルダ21が構成される。
このような構成のホルダ21では、連結部材27の空洞部27cが、衝撃吸収部として機能する。そして、外部から、大きな衝撃が加わった場合、先行して連結部材27がこの空洞部27cを押し潰すように破壊され、外部からの衝撃を吸収する。例えば、図3(b)において、外部から、パイプホルダ25Aに対し、衝撃が加えられた場合、パイプホルダ25Aは、パイプホルダ25B、25Cへ接近するように、連結部材27を破壊して移動する。したがって、パイプホルダ25A、及びパイプホルダ25B、25Cの収容部に
収容されている素電池1への押圧は緩和され、その素電池1の変形を防ぐことができるため、より安全な電池モジュールを構成することが可能となる。ここで、このような構成のホルダ21においては、連結部材27の空洞部27cが、衝撃吸収部として機能するとともに、連結部材27間の空隙も衝撃吸収部として機能させることができる。また、パイプホルダ25の収容部26は、収容した素電池1のほぼ全外周を覆うように配設されているため、素電池1を個々に保護することができる。
なお、本実施形態において、ホルダ21に備えられる連結部材27の個数は限定されるものではない。図5は、本実施形態の電池モジュールにおいて、上記の素電池1をホルダ21に収容した状態の変形例に係る(a)斜視図、及び(b)縦上面図である。例えば、図3や図5のように千鳥状にパイプホルダ25を並べて固定し、ホルダを構成した場合、ホルダ21の中央に配置された収容部26には、その近くに6つの収容部が存在する。このようなホルダ21においては、図3のように、X−X方向の中央列のパイプホルダ25をY−Y方向に隣接するパイプホルダ25のみと連結させるように連結部材27を配置し固定してもよいし、図5のように、同じ列に隣接するパイプホルダ25とも連結させるように連結部材27を配置し固定してもよい。
また、複数の素電池を収容するホルダを、連結部材を介し、複数のパイプホルダを集合して構成する代わりに、複数の素電池を収容する筒状の収容部を有するブロックで構成してもよい。このような構成のホルダを用いる場合は、特定の収容部とその収容部の最も近くに配置される少なくとも1つの収容部との間に、例えば空洞部を形成し、衝撃吸収部とすることができる。
上述したパイプホルダ25と連結部材27からなるホルダ21は、例えば、以下の方法で形成することができる。まず、パイプホルダ25と連結部材27において、互いを固着する外面に、パイプホルダ25及び連結部材27よりも融点の低い低融点合金(ロー)を予め配設しておく。
そして、図示しない箱体内に複数個のパイプホルダ25(図3では14個)と複数個の連結部材27(図3では8個)を、それぞれの外面に配設された低融点合金同士が当接するようにして、図3のように配置する。すなわち、それぞれの連結部材27は、近接する3つのパイプホルダ25と当接するように配置する。
この状態で、低融点合金が溶融する温度雰囲気に所定時間、保持した後、例えば室温に放置する。これにより、パイプホルダ25及び連結部材27が、低融点合金を介して固定し、連結したホルダ21を得ることができる。
その他の方法としては、パイプホルダ25と連結部材27を接着剤により固着する方法も同様に用いることができる。
パイプホルダ25の内周面は、素電池1の外周面と略同一形状をなし、収容された素電池1の外周面は、収容部26の内周面と当接していることが好ましい。これにより、パイプホルダ25及び連結部材27を熱伝導性の高い材料で構成しておけば、素電池1からの発熱を、効率よくパイプホルダ25が吸熱し、さらに連結部材27を介して、ホルダ21全体に、拡散、放熱させることができる。よって、それぞれのパイプホルダ25に収容される素電池の温度のばらつきをさらに抑え、素電池1の温度を均等化することができる。
パイプホルダ25及び連結部材27を形成する材料としては、上記の理由により、熱伝導性の高い材料が好ましく、具体的には熱伝導率30W/mK以上の材料がより好ましい。また、軽量化の観点から、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金がより好ましい。
アルミニウム合金としては、例えばAl−Mg系合金、Al−Mg−Si系合金、Al−Zn−Mg系合金、Al−Zn−Mg−Cu系合金等を使用することができる。
パイプホルダ25と連結部材27を異なる材料で形成する場合には、パイプホルダ25を形成する材料の強度よりも、連結部材27を形成する材料の強度を低くするのが好ましい。そうすることで電池モジュールに衝撃が加わった際の外力を、より効果的に吸収することができる。
また、パイプホルダ25と連結部材27を同一の材料で形成する場合には、パイプホルダ25の厚みよりも連結部材27の厚みを薄くすることが好ましい。そうすることで、電池モジュールに衝撃が加わった際の外力を、より効果的に吸収することができる。
さらに、連結部材27は、図4に示すように、空洞部27cを有し、側面には空洞部27cに連結する貫通孔27hを有していることが好ましい。このような連結部材27を用いた場合、この貫通孔27h及び、連結部材27の空洞部27c、および隣り合うパイプホルダ25間に媒体を流通させる流路を形成することができ、各々のパイプホルダ25に収容される素電池の放熱、または素電池への熱の供給を効率よく行うことができる。
例えば、図3(b)において、ホルダ21の一方端側(右方端側)から、図示しない媒体送り装置によって媒体としての冷却風をホルダ21に送るようにする。これにより、冷却風は、図3(b)中に矢印で示すように、連結部材27の貫通孔27hから空洞部27cを通りぬけ、ホルダ21の間隙を順次縫うように流通する。従って、それぞれのパイプホルダ25の全周に冷却風を流通させることができ、より効率よく、素電池の温度を均等化することができる。
なお、素電池1は、軸方向の両端よりも中央部で発熱が大きくなりやすい。よって、連結部材27において貫通孔27hは、素電池の軸方向の中央部に対応する位置に配設することにより、素電池1を、より効率よく冷却することができる。
具体的には、上記の貫通孔27hは、素電池1の軸方向の中央部において、素電池の高さ(軸方向の長さ)の30〜95%に対応するよう形成することが好ましい。
なお、本実施形態において貫通孔27hは矩形としたが、この形状は矩形に限られるものではなく、楕円状でも多角形状でもよい。また、貫通孔27hの個数も限定されるものではなく、同じ面に複数形成してもよい。
また、貫通孔27hの大きさは、連結部材27の配置によって、適宜変更してもよい。例えば、連結部材27の貫通孔27hの開口面積が、媒体の流れ方向に向かって次第に大きくなるように構成してもよい。このような構造によれば、媒体として冷却風を流通させた場合、冷却媒体の流路の上流側では、貫通孔27hの開口面積が小さく、ホルダから冷却媒体への放熱を抑え、冷却媒体の温度上昇を抑えることができる。一方、流路の下流側では、上流側との冷却媒体の温度差が少なくなり、また貫通孔27hの開口面積が大きく、ホルダ21から冷却媒体へ熱が伝導しやすいため、より素電池1を冷却しやすくなる。したがって、上流側に配置される素電池1と下流側に配置される素電池1との温度差の不均一性を、さらに解消することができる。
なお、連結部材27を素電池1の軸方向に、少なくとも2つ以上分割して配置することで、連結部材27間を媒体の流路として構成してもよい。その場合は、例えば素電池1の軸方向の連結部材27の長さを、冷却媒体の流れ方向に向かって次第に短くすることで、分割された連結部材間に形成される流路の容積をその流れ方向に向かって次第に大きくすることができ、上記と同様の効果が得られる。
以上のように構成された電池モジュール100は、自動車等に搭載されてモータ駆動用電源として用いることができる。そして、その使用に際して素電池1が発熱した場合であっても、その素電池1が収容されているパイプホルダ25がその発熱を吸熱し、ホルダ21全体に伝導、放熱することで、電池モジュールの温度ばらつきを解消することができる。また、外部から大きな衝撃が加わった場合であっても、衝撃吸収部により、その外力が吸収され、収容部に収容される素電池への押圧を低減することができる。よって、素電池の変形を防ぐことが可能となる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の他の実施形態における電池モジュールにおいて、上記の素電池1をホルダ21に収容した状態の(a)斜視図、及び(b)上面図である。また、図7は、図6のホルダ21の一部を構成する連結部材27の斜視図である。
図6のホルダ21は、複数個の中空筒状のパイプホルダ25を、連結部材27を介し、互いに集合、固着して構成されている。また、それぞれのパイプホルダ25の収容部26には、素電池1が収容されている。
より具体的には、パイプホルダ25は、図6(b)に示すように、図の左右方向(X−X方向)に沿って複数(この実施形態では、5個)が一列状に並べられて配置される。また、そのようにして形成された列が複数(この実施形態では3つ)、X−X方向と直交する方向(Y−Y方向)に並べられ、配置される。
ここで、本実施形態に係るホルダ21には、図6に示すように、近接するパイプホルダ25間に、空洞部27cを有する連結部材27が備えられている。より具体的には、図6(b)において、パイプホルダ25Aの収容部26Aと、その収容部26Aの最も近くに配置される収容部26B、収容部26C、及び収容部26Dとの間には、中空筒状の連結部材27が配置されている。連結部材27は、それぞれのパイプホルダ25A、25B、25C、25Dの外周面に沿う曲面を有し、この曲面とパイプホルダ25A、25B、25C、25Dの外周面が、固着され連結されることで、ホルダ21が構成される。
このようなホルダの構成によっても、外部からパイプホルダ25Aに大きな衝撃が加えられた場合、パイプホルダ25Aは、パイプホルダ25B、25C、25Dに近接するように連結部材27の空洞部27cを押し潰して移動する。したがって、各収容部に収容されている素電池1への押圧が緩和され、素電池1の変形を防ぐことができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態においては、円筒形電池の例を示したが、これに限定されず、例えば角形電池等にも適用し得る。
本発明は、自動車、電動バイク又は電動遊具等の駆動用電源として有用である。
1 素電池
3 電池ケース
4 開口部
5 ガスケット
7 封口板
7a 開放部
11 正極板
11L 正極リード
13 負極板
13L 負極リード
15 セパレータ
21 ホルダ
25、25A、25B、25C、25D パイプホルダ
26、26A、26B、26C、26D 収容部
27 連結部材
27c 空洞部
27h 貫通孔
31 正極スペーサ
32 正極集電板
41 負極スペーサ
42 負極集電板
100 電池モジュール

Claims (6)

  1. 複数の素電池が配列してホルダに収容された電池モジュールであって、
    前記ホルダは、熱伝導率30W/mK以上の材料からなり、前記複数の素電池が個々に収容される筒状のパイプホルダを、複数個集合して構成されると共に、隣接する前記パイプホルダ間に連結部材を配置して構成され、
    前記連結部材は、空洞部を有して筒状に構成され、隣接する各パイプホルダ間に間隙を有して配置させるべく前記パイプホルダを連結し、
    隣接するパイプホルダ間が接近するような衝撃に対して前記空洞部が衝撃吸収部として機能することを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記連結部材の側面に前記空洞部連通する貫通孔を有し、
    前記貫通孔、前記空洞部、および隣接するパイプホルダ間に冷却媒体の流路が構成されていることを特徴とする請求項に記載の電池モジュール。
  3. 前記貫通孔の開口面積は、前記媒体の流れ方向に向かって次第に大きくなることを特徴とする請求項に記載の電池モジュール。
  4. 前記連結部材は、前記素電池の軸方向に、少なくとも2つ以上分割されて配置されており、連結部材間は、媒体の流路を構成していることを特徴とする請求項に記載の電池モジュール。
  5. 分割された前記連結部材により構成される流路の容積は、前記媒体の流れ方向に向かって次第に大きくなることを特徴とする請求項に記載の電池モジュール。
  6. 前記ホルダは、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項に記載の電池モジュール。
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