JP2010015811A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDの点灯によって発生する熱を灯室の外部に確実に放出することで、LEDの加熱による光度低下を防止する構造を備えた車両用灯具の提供。
【解決手段】透光性カバー13と共に灯室Sを画成する樹脂製の灯具ボディ12と、LED15を搭載し、灯室S内に配置された回路基板14と、回路基板14を取り付けた金属製伝熱部材17と、灯具ボディ12を車体20に取り付ける金属製締結ボルト18と、を備えた車両用灯具11において、金属製締結ボルト11は、頭部18aが金属製伝熱部材17に固定され、先端18bが灯具ボディ12を貫通するように配設されることにより、LED15で発生した熱を灯室Sの外部の車体20に逃がすように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】透光性カバー13と共に灯室Sを画成する樹脂製の灯具ボディ12と、LED15を搭載し、灯室S内に配置された回路基板14と、回路基板14を取り付けた金属製伝熱部材17と、灯具ボディ12を車体20に取り付ける金属製締結ボルト18と、を備えた車両用灯具11において、金属製締結ボルト11は、頭部18aが金属製伝熱部材17に固定され、先端18bが灯具ボディ12を貫通するように配設されることにより、LED15で発生した熱を灯室Sの外部の車体20に逃がすように構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、灯具ボディと透光性カバーで画成した灯室に光源であるLEDを設けた車両用灯具において、LEDの点灯によって発生する熱を灯室の外部に放出する構造を備えた車両用灯具の技術である。
LEDを光源とする照明装置には、以下の特許文献1(特開2002−299700号)に示すものがある。特許文献1の照明装置は、光を出射する透光性カバー7と樹脂ケース3の内側に灯室が画成され、その灯室に光源であるLED5を搭載した基板4を配置している。しかし、LEDは、長時間点灯し続けることによって発熱する一方、温度に弱い。従って、LEDは、灯室内やにLED搭載基板に熱が籠もることによって加熱された場合、光度が低下することがある。
そこで、特許文献1の照明装置は、複数のLED5を配列した基板4を放熱カバー2によって放熱固定板1に固定し、放熱固定板1から突設した複数の放熱フィン1aを樹脂ケース3の底部に埋め込むようにして放熱固定板1を樹脂ケース3に取り付けている。特許文献1の照明装置は、LED5に発生した熱を放熱カバー2又は基板4を介して樹脂ケース3に伝達させ、樹脂ケース3の外表面から放出することによってLED5の加熱を防止するものである。
一方樹脂は、一般に金属よりも熱伝導性が悪いため、樹脂ケース3を放熱部材に使用する場合、熱伝導性を向上させる必要が有る。特許文献1の照明装置は、樹脂ケース3の素材として比較的熱伝導性が良いポリカーボネートを採用し、または窒化アルミニウムなどの金属物質を素材に添加することが推奨(段落[0025])されている。
特許文献1の照明装置は、樹脂ケース3の外表面が外気と接触する一方、その内表面が灯室の内壁を構成する。従って、樹脂ケース3の表面を介してLED5の熱を放出させる場合、LED5の熱は、灯室の外側のみならず灯室内にも放出され、灯室内の温度を上昇させる。従って、特許文献1の照明装置は、灯室内部の温度上昇を防止してLED5の過熱を防止する点で問題がある。
一方、灯室を形成するケース3は、成型の便宜上樹脂で形成することが多い。しかし、特許文献1のように樹脂ケース3を放出部材として利用する場合、樹脂ケース3に採用できる素材は、熱伝導性の向上の観点から、比較的熱伝導性の良い素材か、素材内部に金属物質を添加して熱伝導性を向上させた素材になる。前者は、素材の選択幅を狭めること、後者は、金属物質の添加によるコストアップが問題となる。
本願発明は、前記課題を改善し、LEDの点灯によって発生する熱を灯室の外部に確実に放出することで、LEDの加熱による光度低下を防止する構造を備えた車両用灯具を提供するものである。
前記課題を解決するために請求項1の車両用灯具は、透光性カバーと共に灯室を画成する樹脂製の灯具ボディと、LEDを搭載し、前記灯室内に配置された回路基板と、前記回路基板を取り付けた金属製伝熱部材と、前記灯具ボディを車体に取り付ける金属製締結ボルトと、を備えた車両用灯具において、前記金属製締結ボルトは、頭部が前記金属製伝熱部材に固定され、先端が前記灯具ボディを貫通するように配設した。
(作用)本願の車両用灯具は、灯具ボディを固定する金属製締結ボルトの両端が、樹脂製の灯具ボディを貫通した状態で配置されると共に回路基板を取り付けた金属製伝熱部材と車体とを連結する。従って、LEDに発生した熱は、回路基板を介し、金属製伝達部材から金属製締結ボルトを経由して車体に伝達され、灯室の内壁を構成しない車体の表面から放出される。また、樹脂製の灯具ボディは、熱伝導性の配慮が不要になるため、熱伝導性の低い樹脂で製造でき、素材への金属物質の添加が不要になる。
以上の説明から明らかなように、請求項1の車両用灯具によれば、LEDに発生した熱は、灯室内部へ放出されるより、熱伝導性の高い車体表面から放出される。従って、請求項1の車両用灯具は、LEDに発生した熱が灯室の外側に確実に放出され、LEDが加熱しにくいため、光度の低下が防止される。一方、請求項1の車両用灯具は、灯具ボディを構成する素材の選択幅が広がり、安価に灯具ボディを形成できる。
次に、図1及び図2により本発明の公的な実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態である車両用灯具11の水平断面図、図2は、LEDで発生した熱の伝達経路の説明図である。
本実施例の車両用灯具11は、樹脂製の灯具ボディ12、透光性カバー13,回路基板14,LED15,リフレクタ16,金属製伝熱部材であるブラケット17,金属製締結ボルト18によって構成される。灯具ボディ12の開口部には、透光性カバー13が取り付けられ、灯具ボディ12と透光性カバー13の内側には、灯室Sが画成される。灯室Sには、光源である複数のLED15を搭載した回路基板14と、LED15の光を透光性ーカバー13へ向けて反射するリフレクター16と、回路基板14を取り付けるブラケット17を配置する。
回路基板14には、一方の面14aに光源となる複数のLED15を通電可能な状態で配設し、LED15の周辺には、設置時に透光性カバー13の方向へ向けられる反射面16aを有するリフレクタ16を配置する。
ブラケット17と金属製締結ボルト18は、例えばアルミのような熱伝導性の良い金属を素材とした板状部材から形成し、複数の金属製締結ボルト18の頭部18aを固定する複数の円孔17aを形成する。複数の金属製締結ボルト18は、それぞれの頭部18aを各円孔17aに嵌入固定することによってブラケット17と一体化し、先端18bをブラケット17から突設させる。
回路基板14は、背面14b(LEDの配設面14aの反対側)をブラケット17の基端面17b(金属製締結ボルト18の先端18bが突出する面の反対側)と密着させた状態でネジ止め等(図示せず)によって固定し、ブラケット17と一体化する。
一方、灯具ボディ12は、灯室Sの密閉性を保持するシール部材19を底部背面12bと車体20の前面20aと間に挟んだ状態で以下の構成により車体20に固定される。即ち、灯具ボディ12は、背面12bの金属製締結ボルトに対応する位置に複数のリブ12dを設け、各リブ12dから背面12bにかけてシール部材19の前面19aに密着させ、シール部材19の背面19bは、車体20の前面20aに密着させる。灯具ボディ12のリブ12d、シール部材19及び車体20には、金属製締結ボルト18の先端18bを挿通させる通し孔である挿通孔(12c,19c,20c)を灯具ボディ12の底部内周面12aから車体背面20bにかけて貫通形成する。
灯具ボディ12(車両用灯具11)は、LED15の回路基板14に一体化したブラケット17から突設した金属製締結ボルト18の先端18bを灯具ボディ12の底部内周面12a側から挿通孔(12c,19c,20c)に挿入し、車体20の背面20b側から複数の金属製のナット21を締めることにより、金属製の車体20に固定され、金属で形成されたブラケット17,締結ボルト18,車体20及びナット21が一体化される。
次に図2により、LED15に発生した熱の熱伝導を説明する。LED15を長時間点灯することによって発生した熱(符号H)は、回路基板14を介して金属製のブラケット17(金属製伝熱部材)に伝達される。前記熱は、熱伝導性の良いブラケット17の内部に拡がり、同様に熱伝導性の良い金属製締結ボルト18の頭部18aから先端18b方向に伝達される(灯具ボディ12は、熱伝導性の悪い樹脂で形成し、ブラケット17の熱が金属製締結ボルト18へ集中的に伝達されるようにする)。
金属製締結ボルト18の先端18bに向けて伝達された熱は、ねじ部18cと挿入口20cとの接触部及び底面20bと接触するナット21を介して車体20に伝達される。従って、LED15で発生した熱は、多くが車体20の背面20b側に突出したボルトのねじ部18cと車体20の表面(20a,20b)から外気に放出され、灯室S内に放出されない。
11 車両用灯具
12 樹脂製の灯具ボディ
13 透光性カバー
14 回路基板
15 LED
17 ブラケット(金属製伝熱部材)
18 金属製締結ボルト
18a 金属製締結ボルトの頭部
20 車体
S 灯室
12 樹脂製の灯具ボディ
13 透光性カバー
14 回路基板
15 LED
17 ブラケット(金属製伝熱部材)
18 金属製締結ボルト
18a 金属製締結ボルトの頭部
20 車体
S 灯室
Claims (1)
- 透光性カバーと共に灯室を画成する樹脂製の灯具ボディと、
LEDを搭載し、前記灯室内に配置された回路基板と、
前記回路基板を取り付けた金属製伝熱部材と、
前記灯具ボディを車体に取り付ける金属製締結ボルトと、を備えた車両用灯具において、
前記金属製締結ボルトは、その頭部が前記金属製伝熱部材に固定され、その先端が前記灯具ボディを貫通するように配設されたことを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008174487A JP2010015811A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008174487A JP2010015811A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010015811A true JP2010015811A (ja) | 2010-01-21 |
Family
ID=41701744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008174487A Pending JP2010015811A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010015811A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012033333A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明器具 |
US10591124B2 (en) | 2012-08-30 | 2020-03-17 | Sabic Global Technologies B.V. | Heat dissipating system for a light, headlamp assembly comprising the same, and method of dissipating heat |
-
2008
- 2008-07-03 JP JP2008174487A patent/JP2010015811A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012033333A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明器具 |
US10591124B2 (en) | 2012-08-30 | 2020-03-17 | Sabic Global Technologies B.V. | Heat dissipating system for a light, headlamp assembly comprising the same, and method of dissipating heat |
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