JP2010015708A - シールドコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】必要とされるシールドケーブルの固定強度を得ることができる小型のシールドコネクタを提供する。
【解決手段】被覆導線16と被覆導線16を取り囲む導電性の編組12と編組12を取り囲む絶縁性のシース11とを備えたシールドケーブル10の端部に設けられるシールドコネクタ1において、シールドケーブル10の端部に取り付けられる端子金具50と、環状に形成されており、且つ、シールドケーブル10の端部のシース11を剥いで露出させた編組12をシース11に重なるように折り返して設けた編組折返し部19を内側に通して加締める導電性の加締め部材20と、シールドケーブル10の端部及び端子金具50を覆い、且つ、加締め部材20を収容して固定するシールドシェル30と、を有していることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、被覆導線と該被覆導線を取り囲む導電性の編組と該編組を取り囲む絶縁性のシースとを備えたシールドケーブルの端部に設けられるシールドコネクタに関するものである。
高速信号の伝送等に用いられるケーブルには、ノイズの放出を抑制し且つ外来するノイズの影響を防ぐためにシールドケーブルが用いられる。このようなシールドケーブルの一例を、図11中の符号10で示す。シールドケーブル10は、被覆導線16と、被覆導線16を覆う導電性のシールド箔13と、シールド箔13を覆う導電性の編組12と、編組12を覆うように重ねられたシース11と、で構成されている。
また、シールドケーブル10の端部には電子機器等に接続するためのコネクタが設けられている。このようなコネクタにはノイズの影響等を防ぐシールドコネクタが用いられる。図11に従来のシールドコネクタ701を示す。
シールドコネクタ701は、端子金具750と、端子金具750を収容して固定するインナハウジング740と、インナハウジング740を収容するシールドシェル730と、シールドシェル730及びシールドケーブル10を加締めて固定する円筒状の加締め部材720と、シールドシェル730及び加締め部材720を覆う絶縁性のアウタハウジング760と、を備えている。シールドシェル730は、角筒状の本体部731と、本体部731の一方の端部から突出して設けられた相手コネクタと嵌合する嵌合部733と、本体部731の他方の端部から突出して設けられた円筒状の加締め部734と、を備えている。
シールドケーブル10は、図12に示すように、その端部のシース11が剥かれて被覆導線16とシールド箔13と編組12とが露出されている。露出された被覆導線16の芯線が端子金具750と半田付けされており、露出された被覆導線16とシールド箔13とがシールドシェル730内に位置づけられている。また、シールドケーブル10のシース11の端部とシールドシェル730の加締め部734とが近接して配置されており、露出された編組12が加締め部734の外周を覆うように被せられ、そして、加締め部材720で、加締め部734に被せられた編組12及びシース11の端部を覆うとともにそれらを加締めている。このように、加締め部材720で、加締め部734、即ち、シールドシェル730及びシールドケーブル10を加締めることによって、シールドコネクタ701にシールドケーブル10を固定していた。
なお、本発明に関連する文献公知発明のうち、出願人が当該特許出願時に知っているものがないので、開示すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上述のシールドコネクタ701において、シールドケーブル10が引っ張られたときなどにシールドケーブル10が外れないようにシールドケーブル10の固定強度を高めるためには、加締め部材720の全長を長くして、シールドシェル730及びシールドケーブル10を加締めている部分の長さを長くする必要があり、そのため、シールドコネクタ701が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に係る問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、必要とされるシールドケーブルの固定強度を得ることができる小型のシールドコネクタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、被覆導線と該被覆導線を取り囲む導電性の編組と該編組を取り囲む絶縁性のシースとを備えたシールドケーブルの端部に設けられるシールドコネクタにおいて、前記シールドケーブルの端部に取り付けられる端子金具と、環状に形成されており、且つ、前記シールドケーブルの端部の前記シースを剥いで露出させた前記編組を前記シースに重なるように折り返して設けた編組折返し部を内側に通して加締める導電性の加締め部材と、前記シールドケーブルの端部及び前記端子金具を覆い、且つ、前記加締め部材を収容して固定するシールドシェルと、を有していることを特徴とするシールドコネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記加締め部材の端面が、前記シールドシェルを構成する壁部の内面に重ねられて固定されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記加締め部材が、ろう付けによって前記シールドシェルに固定されるとともに電気的に接続されることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、環状に形成された加締め部材で、シースに重なるように編組を折り返して設けた編組折返し部を加締め、そして、シールドシェルに、この加締め部材を収容してその内部に固定する。
請求項2に記載された発明によれば、加締め部材の端面を、シールドシェルを構成する壁部の内面に重ねて固定する。
請求項3に記載された発明によれば、加締め部材を、シールドシェルにろう付けして固定するとともに電気的に接続する。
以上の説明より、請求項1に記載された発明によれば、加締め部材によって、シースに重なるように編組を折り返して設けた編組折返し部を加締めるので、編組がシース及び加締め部材にくい込んでシールドケーブルの端部をより強固に加締めることができ、即ち、シールドケーブルの固定強度を高めることができる。そのため、より小型の加締め部材によって必要とされるシールドケーブルの固定強度を得ることができ、よって、シールドコネクタを小型化することができる。
請求項2に記載された発明によれば、加締め部材の端面を、シールドシェルを構成する壁部の内面に重ねて固定するので、シールドシェルの壁部によって加締め部材を支持することができ、加締め部材をより強固にシールドシェルの内部に固定することができる。
請求項3に記載された発明によれば、加締め部材を、シールドシェルにろう付けして固定するとともに電気的に接続するので、加締め部材をより強固にシールドシェルの内部に固定することができるとともに、加締め部材とシールドシェルとをより確実に電気的に接続できる。
以下、本発明に係るシールドコネクタの一実施形態を、図1〜図10を参照して説明する。
図1などに示すように、シールドコネクタ1はシールドケーブル10の端部に設けられている。以下、シールドケーブル10、シールドコネクタ1の順に説明する。
シールドケーブル10は、図5に示すように、被覆導線16と、シールド箔13と、編組12と、シース11と、を備えている。
被覆導線16は、銅などの導電性の金属からなる芯線14と、芯線14を覆う絶縁性の合成樹脂からなる絶縁被覆15と、で構成されている。本実施形態のシールドケーブル10における被覆導線16は、2本1組で配置され互いに撚り合わされた所謂ツイストペア線である。
シールド箔13は、アルミニウムなどの導電性の金属からなる薄膜を円筒状に形成し、その内部に被覆導線16を挿通するシールド部材である。シールド箔13は、被覆導線16の組(即ち、ツイストペア)毎に設けられている。
編組12は、銅などの金属からなる細線を網状且つ円筒形に編み込み、その内部に1又は複数のシールド箔13を挿通するシールド部材である。編組12は、後述するシールドコネクタ1及び該シールドコネクタ1が接続される電子機器等を介して、アース等に接続される。
シース11は、絶縁性の合成樹脂からなり、編組12の外周を覆うように重ねて配され、その内側に収容された被覆導線16、シールド箔13、及び、編組12を絶縁し且つ保護するための部材である。
シールドケーブル10は、柔軟性を有し、その配策にあわせて自在に屈曲させることができる。また、シールドケーブル10は、シールドコネクタ1に取り付けるための加工が施される。シールドケーブル10の加工を図6〜図9に示す。
図6に加工前のシールドケーブル10の端部を示す。このシールドケーブル10の端部のシースを所定の幅で剥いて、図7に示すように、編組12をシールドケーブル10から露出させる。次に、図8に示すように、露出された編組12をシース11の表面に重なるように折り返して編組折返し部19を設けるとともに、シールド箔13を露出させる。そして、図9に示すように、後述する加締め部材20の内側に上述の編組折返し部19を挿通する。そして、加締め部材20を加締めて、図10に示すように、編組折返し部19に加締め部材20を固定し、露出されたシールド箔13を除去して被覆導線16を露出させ、さらに、被覆導線16の先端の絶縁被覆15を剥いで芯線14を露出させる。
シールドコネクタ1は、図1などに示すように、端子金具50と、ハウジング40と、シールドシェル30と、スリーブ39と、加締め部材20と、絶縁部材60と、を備えている。
端子金具50は、所定の形に打ち抜かれた導電性の板金が折り曲げられて形成された所謂雌型の端子金具であり、図2に示すように、一方の端部にシールドケーブル10の被覆導線16の芯線14が半田付けされる電線固定部51が設けられ、他方の端部に、図示しない相手コネクタに設けられた所謂雄型の端子金具を挟み込んで電気的に接続する電気接続部52が設けられている。
ハウジング40は、絶縁性の合成樹脂を用いて形成されており、図2に示すように、ベース部41と、カバー部45と、で構成されている。
ベース部41は、角筒状に形成され、内部に端子金具50の電気接続部52を収容する嵌合突部42と、嵌合突部42の軸方向に延びて平面視略矩形状に一体形成され、カバー部45との間に端子金具50の電線固定部51を固定する端子金具固定部43と、を備えている。また、端子金具固定部43の両側側部には、その一部を切り欠いて設けられた一対の係合爪受部44と、端子金具固定部43から嵌合突部42に近づくにしたがって徐々に深くなるように形成されたくさび状の一対の抜け止め溝48と、が設けられている。
カバー部45は、平面視形状が端子金具固定部43と略同形状に形成された基部46と、基部46の両側側部から直角に立設された一対の係合爪47と、が設けられている。一対の係合爪47は、ベース部41に設けられた係合爪受部44と係合して、ベース部41とカバー部45とを、それら間に端子金具50を挟み込んだ状態で互いに固定する。
シールドシェル30は、所定の形に打ち抜かれた導電性の板金などが折り曲げられて形成されており、本体部31と、嵌合部33と、背面壁部34と、を備えている。
本体部31は、略角筒形状に形成されている。本実施形態においては、4つの周壁32からなる四角筒形状に形成されている。この本体部31は、ハウジング40をその内部に収容したときに、ハウジング40の端子金具固定部43及び基部46それぞれの表面に密着して重なるように形成されている。本体部31の相対する一対の周壁32(即ち、一対の側壁、図2に符号32aで示す)には、その一方の端部31a寄りの箇所に、コの字状の切れ込みが設けられその内側が本体部31の内部側に折り曲げられて形成された一対の抜け止め爪38が設けられている。これら一対の抜け止め爪38は、ハウジング40の端子金具固定部43に設けられた一対の抜け止め溝48と係合することにより、シールドシェル30内にハウジング40を固定し、ハウジング40がシールドシェル30から抜け落ちてしまうことを防止する。
嵌合部33は、本体部31の一方の端部31a側の壁部から略角筒形状に突出して設けられている。嵌合部33は、ハウジング40の嵌合突部42の外周に密着して重なるように形成されている。嵌合部33は、図示しない雌型の相手コネクタと嵌合される。
背面壁部34は、本体部31の他方の端部31b側に設けられており、平面部35と、円筒部36と、を備えている。なお、背面壁部34は、請求項中の壁部に相当する。
平面部35は、本体部31の一対の周壁32aの他方の端部31bに連接された平板状の壁部であり、4つの周壁32とそれぞれ直交して設けられている。平面部35は、その中央部分にシールドケーブル10を挿通する開口37が設けられている。平面部35と周壁32aとを連接する箇所には、周壁32aに対して平面部35を折り曲げ可能なヒンジが設けられている。
円筒部36は、平面部35に設けられた開口37の周縁から外側に向かい円筒状に立設して設けられている。円筒部36の内径(即ち、開口37の直径)は、シールドケーブル10の外径と同一に形成されている。背面壁部34は、その中央で分割されており、上述したヒンジにより、図4に示すように、両側に開くように形成されている。
スリーブ39は、導電性の金属からなり、その内径がシールドシェル30の円筒部36の外径と同一になるように形成されている。スリーブ39は、円筒部36の外周に密に重ねられて配設されることにより、背面壁部34が開かないように固定する。
加締め部材20は、導電性の金属などからなり環状に形成されている。加締める前の加締め部材20の内径は、シールドケーブル10の外径と略同一である。また、シールドケーブル10の軸方向から見た平面視において、加締めた後の加締め部材の外形は、シールドシェル30の開口37の外形より大きくされている。即ち、加締め部材20をシールドシェル30に収容したとき、加締め部材20が、シールドシェル30の開口37の周縁の壁部(即ち、平面部35)に重なるように、加締め部材20と背面壁部34とがそれぞれ形成されている。これにより、加締め部材20が、シールドシェル30の内部に固定される。
加締め部材20は、編組折返し部19を加締める前は、図9に示すように、外形が円形状に形成されており、編組折返し部19を加締めた後は、図10に示すように、その内径が縮小され外形が略六角形状となる。加締め部材20によって、編組折返し部19を加締めることにより、編組12がシース11及び加締め部材20にくい込む。これにより、従来のコネクタのように、編組を介してシールドシェルを加締めたり、シースを直接加締めたりしたときより、加締める力(即ち、固定強度)を高めることができる。
また、加締め部材20は、シールドシェル30に収容されたとき、その一方の端面20aがハウジング40のベース部41の端部41a及びカバー部45の端部45aに当接し、且つ、その他方の端面20b(即ち、請求項中の端面に相当)がシールドシェル30の背面壁部34の平面部35に当接して位置づけられる。即ち、加締め部材20は、ハウジング40とシールドシェル30とによって狭持される。さらに、加締め部材20は、シールドシェル30の周壁32に半田を用いてろう付け(即ち、半田付け)されて、電気的に接続されるとともに固定される。
絶縁部材60は、例えば、絶縁性を有する円筒状の熱収縮チューブなどであり、シールドシェル30、スリーブ39、及び、シールドケーブル10の端部などを覆って絶縁するための部材である。図1においては、説明の便宜上、絶縁部材60の一部が切り取られた記載となっている。
次に、シールドコネクタ1の組立について、図2、図4、図10を参照して説明する。
まず、上述したように、シールドケーブル10の端部を加工して、図10に示すように、加締め部材20の内部にシールドケーブル10の編組折返し部19を挿通して加締める。そして、端子金具50の電線固定部51に、シールドケーブル10の被覆導線16の芯線14を半田付けしたのち、ハウジング40のベース部41とカバー部45との間に端子金具50を挟み込むようにしてベース部41とカバー部45とを固定し、端子金具50をハウジング40に収容して固定する。
そして、図4に示すように、シールドシェル30の背面壁部34を開いて、ハウジング40を矢印Sに沿ってシールドシェル30の内部に押し込みながら挿入し、ハウジング40に設けた抜け止め溝48と、シールドシェル30に設けた抜け止め爪38と、を係合させる。そして、加締め部材20を、その一方の端面20aがハウジング40の端部41a及び端部45aに当接するようにシールドシェル30内に収容したのち、半田付けによってシールドシェル30の周壁32の内面に固定する。このとき、加締め部材20の他方の端面20bが周壁32の他方の端部31bに接するように(即ち、端面20bと周壁32の他方の端部31bとが面一で重なるように)、シールドシェル30に収容されて固定される。そして、背面壁部34を閉じて、背面壁部34の平面部35の内面を加締め部材20の他方の端面20bに密に重ねたのち、円筒部36の外周にスリーブ39を重ねて、背面壁部34を固定する。最後に、所定の長さに切断した絶縁部材60の中にシールドシェル30を通し、ドライヤなどによって熱を加えて収縮させて、絶縁部材60をシールドシェル30の本体部31、スリーブ39、及び、シールドケーブル10に密着させる。このようにして、シールドケーブル10の端部に設けたシールドコネクタ1が得られる。
本実施形態によれば、環状に形成された加締め部材20で、シース11に重なるように編組12を折り返して設けた編組折返し部19を加締め、そして、シールドシェル30に、この加締め部材20を収容してその内部に固定する。
また、加締め部材20を、その他方の端面20bがシールドシェル30の背面壁部34の平面部35の内面に重ねて固定する。
また、加締め部材20を、シールドシェル30に半田付けして固定するとともに電気的に接続する。
以上の説明より、本発明によれば、加締め部材20によって、シース11に重なるように編組12を折り返して設けた編組折返し部19を加締めるので、編組12がシース11及び加締め部材20にくい込んでシールドケーブル10の端部をより強固に加締めることができ、即ち、シールドケーブル10の固定強度を高めることができる。そのため、より小型の加締め部材20によって必要とされるシールドケーブル10の固定強度を得ることができ、よって、シールドコネクタ1を小型化することができる。
また、加締め部材20を、その他方の端面20bを、シールドシェル30の背面壁部34の平面部35の内面に重ねて固定するので、シールドシェル30の背面壁部34によって加締め部材20を支持することができ、加締め部材20をより強固にシールドシェル30の内部に固定することができる。
また、加締め部材20を、シールドシェル30に半田付けして固定するとともに電気的に接続するので、加締め部材20をより強固にシールドシェル30の内部に固定することができるとともに、加締め部材20とシールドシェル30とをより確実に電気的に接続できる。
本発明者らは、従来のシールドコネクタ701と、本発明に係るシールドコネクタ1と、において、シールドケーブル10を固定する所定の固定強度を得るために必要な外形(即ち、長さ)について、実際に比較を行った。その一例を以下に示す。なお、それぞれのシールドコネクタにおいて、シールドシェルの本体部及び嵌合部の形状は同一にされており、即ち、シールドケーブル10を加締める箇所の形状のみ異なるものである。また、シールドコネクタの固定強度は、加締め部材の厚みが厚いほど、加締め部材の長さが長いほど高くなる傾向にあるが、以下においてはシールドコネクタの長さを比較するため、それぞれの加締め部材の厚みを同一(0.2mm)とした。
上述した所定の固定強度を100Nとしたとき、従来のシールドコネクタ701においてこの固定強度を得るためには、加締め部材720の長さを3.0mmとしなければならなかった。
一方、本発明に係るシールドコネクタ1においてこの固定強度を得るためには、加締め部材20の長さを1.5mmとすればよく、さらに、加締め部材20をシールドシェル30の本体部31に収容できるため、従来のシールドコネクタ701と同じ固定強度をより小型の形状で得ることができた。
以上より、本発明によれば、シールドケーブルの固定強度を高めることができる小型のシールドコネクタを得ることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の実施形態を示すシールドコネクタの構成を示す説明図である。 図1のシールドコネクタの分解立体図である。 図1のシールドコネクタの内部構造を説明する断面図である。 図1のシールドコネクタの組み立てを説明する説明図である。 シールドケーブルの断面図である。 図5のシールドケーブルの加工前の状態を示す図である。 図5のシールドケーブルのシースを剥いだ状態を示す図である。 図5のシールドケーブルの編組をシースの上に重なるように折り返した状態を示す図である。 図5のシールドケーブルの端部を加締め部材に挿通した状態を示す図である。 図5のシールドケーブルの端部を加締め部材によって加締めた状態を示す図である。 従来のシールドコネクタの断面図である。 図11のシールドコネクタの加締め部材近傍を拡大した断面図である。
符号の説明
1 シールドコネクタ
10 シールドケーブル
11 シース
12 編組
16 被覆導線
19 編組折返し部
20 加締め部材
20a 加締め部材の一方の端面
20b 加締め部材の他方の端面(加締め部材の端面)
30 シールドシェル
34 背面壁部(壁部)
40 ハウジング
50 端子金具
60 絶縁部材

Claims (3)

  1. 被覆導線と該被覆導線を取り囲む導電性の編組と該編組を取り囲む絶縁性のシースとを備えたシールドケーブルの端部に設けられるシールドコネクタにおいて、
    前記シールドケーブルの端部に取り付けられる端子金具と、
    環状に形成されており、且つ、前記シールドケーブルの端部の前記シースを剥いで露出させた前記編組を前記シースに重なるように折り返して設けた編組折返し部を内側に通して加締める導電性の加締め部材と、
    前記シールドケーブルの端部及び前記端子金具を覆い、且つ、前記加締め部材を収容して固定するシールドシェルと、を有していることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記加締め部材の端面が、前記シールドシェルを構成する壁部の内面に重ねられて固定されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドコネクタ。
  3. 前記加締め部材が、ろう付けによって前記シールドシェルに固定されるとともに電気的に接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシールドコネクタ。
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