JP2010015707A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2010015707A
JP2010015707A JP2008172203A JP2008172203A JP2010015707A JP 2010015707 A JP2010015707 A JP 2010015707A JP 2008172203 A JP2008172203 A JP 2008172203A JP 2008172203 A JP2008172203 A JP 2008172203A JP 2010015707 A JP2010015707 A JP 2010015707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
inspection
short
hole
terminal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008172203A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Takeda
和亜希 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2008172203A priority Critical patent/JP2010015707A/ja
Publication of JP2010015707A publication Critical patent/JP2010015707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

【課題】人為的ミスを未然に防止する。
【解決手段】コネクタは、複数の端子金具60と、各端子金具60を収容可能な収容部12を有するとともに、各端子金具60同士を短絡するための短絡領域39を有するハウジング10とを備える。ハウジング10には、各端子金具60の導通状態を検査する検査治具81を挿通可能な検査孔15が収容部12に通じて形成されているとともに、各端子金具60の短絡状態を解除する解除治具82を挿通可能な解除孔18が短絡領域39に通じて形成されている。回路検査後に短絡部材の組み付け作業を行わずに済み、人為的ミスが未然に防止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来より、ハウジング内に収容された複数の端子金具を短絡状態に保持するコネクタが知られている。例えば、特許文献1に記載のコネクタは、複数の端子金具を収容可能な端子収容部を有するとともに、ショート端子を収容可能なショート端子収容部を有するハウジングを備え、ショート端子が各端子金具と接触することで各端子金具同士が短絡されるというものである。
こうしたコネクタでは、ショート端子の組み付け前に、ハウジングの前面に開口する検査孔を通して導通治具を各端子金具に押し当て、これによって各端子金具の導通状態の検査を行うようにしている。そして、かかる回路検査の完了後に、ショート端子がハウジングに組み付けられる。
実開平7−14577号公報
ところで、雌雄一対のハウジングが嵌合することにより、両端子金具に接続された電線同士が接続される、いわゆるワイヤトゥワイヤのコネクタの場合、両ハウジングの後面からそれぞれ電線が引き出されるため、嵌合前後でその変化の度合いが大きく、嵌合のし忘れをすることはほとんどない。しかし、上記のような相手側から電線の引き出しのないコネクタの場合、ショート端子の組み付けの前後で外観上の変化が実質的にないため、回路検査後にショート端子の組み付けのし忘れをすることがある。その結果、各端子金具同士が短絡されず、コネクタ本来の機能を発揮し得ないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、人為的ミスを未然に防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の端子金具と、各端子金具を収容可能な収容部を有するとともに、前記各端子金具同士を常時短絡するための短絡領域を有するハウジングとを備え、相手コネクタと嵌合することなく回路が構成されるコネクタであって、前記ハウジングには、前記各端子金具の導通状態を検査する検査治具を挿通可能な検査孔が前記収容部に通じて形成されているとともに、前記各端子金具の短絡状態を解除する解除治具を挿通可能な解除孔が前記短絡領域に通じて形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記検査孔及び前記解除孔は、前記ハウジングの外面のうち前記端子金具に接続された電線が引き出される電線引出面とは反対側の面に開口しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記検査孔及び前記解除孔は、互いに平行に延びているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項記載のものにおいて、前記検査孔及び前記解除孔は、互いに連通して1つの孔を形成しているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項記載のものにおいて、前記各端子金具は、前記ハウジングへの収容状態において隣接する端子金具に弾性的に接触可能な弾性片を有しており、この弾性片の接触部位が前記短絡領域とされているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項記載のものにおいて、前記ハウジングには、前記各端子金具と接触可能なバスバーが組み付けられており、このバスバーの接触部位が前記短絡領域とされているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項記載のものにおいて、前記ハウジングは、各端子金具を収容可能な収容部を有する第1ハウジングと、この第1ハウジングに結合され、前記各端子金具と接触可能なバスバーが組み付けられた第2ハウジングとからなり、前記バスバーの接触部位が前記短絡領域とされており、前記検査孔及び前記解除孔は、それぞれ前記第1、2ハウジングを同軸で貫通しているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジングを組み立てて回路検査を行った後、ハウジングに各端子金具同士を短絡するための短絡部材(例えば、ショート端子)を組み付ける従来の方法では短絡部材の組み付けのし忘れを完全に回避するのは難しい。
これに鑑み、本発明においては、ハウジングに予め各端子金具同士を短絡するための短絡領域を形成しておき、これによって後作業としての短絡部材の組み付け作業を廃止して、人為的ミスをなるべく少なくするようにしている。すなわち、ハウジングに予め短絡領域を形成しておく場合、各端子金具が短絡されてそのままでは回路検査を行うことができないという不都合があるものの、本発明によれば、ハウジングに、導通検査用の検査治具を挿通可能な検査孔に加えて、各端子金具同士の短絡状態を解除する解除治具を挿通可能な解除孔が形成されているため、解除孔から短絡領域に解除治具を作用させることにより、各端子金具の短絡状態を解除し、その状態で各端子金具の導通状態の検査を行うことができるようになっている。したがって、回路検査後に短絡部材の組み付け作業を行わずに済み、人為的ミスが未然に防止される。
<請求項2の発明>
検査孔及び解除孔は電線引出面とは反対側の面に開口しているから、回路検査時に電線が邪魔になることはない。
<請求項3の発明>
検査孔及び解除孔は互いに平行に延びているから、検査治具及び解除治具を同じ装置に組み込んで同期して動作させることができ、回路検査時の作業性が良好となる。
<請求項4の発明>
検査孔及び解除孔が互いに連通して1つの孔を形成しているから、コネクタの小型化が実現されるとともに、両孔が薄壁を隔てて位置するよりも剛性が高められる。
<請求項5の発明>
各端子金具が自己の弾性片を介して隣接する端子金具に接触して短絡されるから、専用の短絡部材がなくなり、部品点数が削減されるとともに、構成が簡素化される。
<請求項6の発明>
各端子金具がバスバーを介して互いに短絡されるから、各端子金具の形状、配置の自由度が高められる。
<請求項7の発明>
第1ハウジングに各端子金具が収容され、第2ハウジングにバスバーが組み付けられ、検査孔及び解除孔がそれぞれ同軸で貫通するから、両ハウジングの結合状態において、端子金具、バスバーを保護状態におくことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1及び図2によって説明する。本実施形態のコネクタは、いわゆるジョイントコネクタであって、ハウジング10及び端子金具60を備えて構成されている。そして、コネクタは、端子金具60を常時短絡状態に保ちながら、単品状態に限らず車両搭載時等の使用時においても相手コネクタと嵌合することなく回路が構成される自己完結型のコネクタとして構成されている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、全体としてブロック状をなしている。ハウジング10の後端部には摘み部11が突出して形成され、ここを指で摘み持てるようになっている。ハウジング10にはその後面に開口する収容部12が上下複数段にわかれて形成されている。収容部12には導電金属製の端子金具60が後方から挿入されて収容されている。各収容部12の内壁には、前後方向の略中央部に、上下方向(高さ方向)に撓み可能なランス13が突出して形成されている。ランス13は、端子金具60の通過時に撓み変形され、端子金具60が正規挿入されるに伴って弾性復帰し、端子金具60を抜け止め状態で係止する。
端子金具60は、前部に接続部61を有するとともに、後部にバレル部62を有して構成されている。バレル部62は、前側に位置して電線90の端末芯線にかしめ付けられるワイヤーバレル63と、後側に位置して電線90の端末被覆にかしめ付けられるインシュレーションバレル64とからなる。このバレル部62で接続された電線90はハウジング10の後面(電線引出面)から外部後方へ引き出されるようになっている。
接続部61は、角筒状の本体部65と、本体部65の底壁67の前端から後方へ折り返された弾性片66とを有している。弾性片66は、底壁67の前端における折り返し部68から山型に屈曲されている。本体部65の上壁69は二重に折り重ねられ、その後端縁にランス13の先端部が係止可能とされている。また、本体部65の上壁69には貫通孔71が形成され、この貫通孔71を通して弾性片66が外側へ突出している。
ハウジング10におけるランス13の前方には収容部12に通じる連通空間14が形成されており、この連通空間14を弾性片66が貫通している。弾性片66の頂部は、ランス13の撓み空間をこえる高さに達しており、上方で隣接する収容部12に収容された端子金具60の本体部65の底壁67に弾性的に接触されている。最上段の収容部12に収容された端子金具60の弾性片66はハウジング10の上壁の下面に弾性的に接触されている。この弾性片66の頂部における接触部72を介して各端子金具60同士は常には短絡状態に保持されており、この接触部72の接触位置が本発明の短絡領域39を構成している。弾性片66の後端部は本体部65の底壁67の上面に当接するアール状の当接部74とされ、この当接部74と折り返し部68とにとって接触部72からの弾性反力が受け止められている。
ハウジング10の前面には、各端子金具60の導通状態を検査するに際して図2に示す検査治具81が通される検査孔15が各収容部12に連通して形成されている。検査孔15の内面はハウジング10の前面にラッパ状に開口して検査治具81を誘い込むテーパ状の誘い込み面16と誘い込み面16の後端に連なって前後方向に真直ぐ延びる案内面17とからなる。検査孔15は各端子金具60の折り返し部68と対向する位置に配され、回路検査時、ここに通された検査治具81の先端が折り返し部68に当接している。
また、ハウジング10の前面には、回路検査時、各端子金具60の短絡状態を解除するに際して図2に示す解除治具82が通される解除孔18が各短絡領域39に連通して形成されている。中段及び下段の各解除孔18は、その下方でそれぞれ対応する検査孔15と連通しており、検査孔15より大きい開口面積をもって検査孔15と平行に延びている。上段の解除孔18は、検査孔15とは非連通とされるが、中段及び下段の各解除孔18と同形とされている。上段の解除孔18と上段の検査孔15との間、中段の解除孔18と中段の検査孔15との間、下段の解除孔18と下段の検査孔15との間には、それぞれ両孔15、18間を仕切る保護壁19が形成されており、この保護壁19によって本体部65の前面側の大部分が被覆されている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
ハウジング10の収容部12に、電線90付きの端子金具60を収容する。収容部12に端子金具60が正規挿入されると、端子金具60がランス13によって抜け止めされるとともに、弾性片66の接触部72が短絡領域39にて隣接する端子金具60の本体部65の底壁67に弾性的に接触される。これにより各端子金具60同士が短絡状態となる。
続いて、各端子金具60の導通状態を検査するべく図2に示す装置が用意される。これは、ハウジング10全体を収容する凹部83が前面に開口された第1ユニット84と、第1ユニット84に対してその前方から接離可能とされる第2ユニット85と、第2ユニット85に保持される検査治具81及び解除治具82とからなる。検査治具81は、検査回路に接続されつつ前方へ突出する導電金属製の検査ピン86を有している。解除治具82は、検査治具81の被覆を一体に包囲しつつ前方へ突出する絶縁樹脂製の解除ピン87を有している。解除ピン87と検査ピン86とは互いに一定間隔をあけて平行に配置され、凹部83の1つの前面開口に共に進入可能となっている。
回路検査にあたり、第1ユニット84に第2ユニット85が近づいて、第1ユニット84の前面に第2ユニット85が当接すると、検査ピン86の先端が検査孔15を通して端子金具60の折り返し部68に当接するとともに、それとほぼ同時に解除ピン87が解除孔18を通して弾性片66の接触部72とこれに隣接する端子金具60の本体部65の底壁67との間に割って入り、各端子金具60同士の短絡状態を解除する。このとき、解除ピン87と本体部65の底壁67とは非接触とされる。かかる短絡解除によって各端子金具60の個別の通電情報が検査回路で検知され、回路検査が良好に行われることとなる。なお、上段の解除ピン87は、弾性片66の接触部72とハウジング10の上壁との間に割って入るようにしてあるが、これはなくても構わない。
以上説明したように本実施形態によれば、ハウジング10に、導通検査用の検査治具81を挿通可能な検査孔15が形成されているとともに、各端子金具60同士の短絡状態を解除する解除治具82を挿通可能な解除孔18が形成されているため、回路検査にあたり、解除孔18から短絡領域39に解除治具82を作用させることにより、各端子金具60の短絡状態を解除し、その状態で各端子金具60の導通状態の検査を行うことができる。したがって、回路検査後に別に短絡部材の組み付け作業を行わずに済み、出荷前に各端子金具60の導通状態を検査可能であるとともに、人為的ミスが未然に防止される。
また、検査孔15及び解除孔18は電線引出面とは反対側の面であるハウジング10の前面に開口しているから、回路検査時に電線90が邪魔になることはない。また、検査孔15及び解除孔18は互いに平行に延びているから、上記したように、検査治具81及び解除治具82を同じ装置に組み込んで同期して動作させることができ、回路検査時の作業性が良好となる。さらに、検査孔15及び解除孔18が互いに連通して1つの孔を形成しているから、コネクタの小型化が実現されるとともに、両孔15、18が薄壁を隔てて位置するよりも剛性が高められる。
そして、各端子金具60が自己の弾性片66を介して隣接する端子金具60に接触して短絡されるから、専用の短絡部材がなくなり、部品点数が削減されるとともに、構成が簡素化される。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図3及び図4によって説明する。本実施形態では、上下で隣接する端子金具60間に、両端子金具60同士を短絡状態にするバスバー75が設けられている点で実施形態1とは異なる。その他、実施形態1と共通又は略共通する部位には便宜上同一符号を付し、重複する説明は省略する。
ハウジング10には上下2段にわかれた収容部12が形成されており、各収容部12の略前半部がハウジング10の前面に開口する組付凹部21を介して互いに連通している。ハウジング10の前面には、組付凹部21の前面を開放する解除孔18が開口して形成されている。組付凹部21には解除孔18を通して略U字形のバスバー75が組み付けられ、バスバー75の端部が組付凹部21の底面に当接している。組付凹部21の底面にはハウジング10の後面に開口する肉抜き孔23に通じる連通孔22が開口しており、この連通孔22に、バスバー75の基端部から突出する矢じり状の保持片76が貫通している。保持片76の先端に形成された爪部77が肉抜き孔23の底面に引っ掛けられることにより、バスバー75の組付凹部21からの抜け止めがなされる。
ハウジング10の上下両端寄りには、端子金具60の折り返し部68と対向する位置に、解除孔18と平行な検査孔15が前面に開口して形成されている。検査孔15は、同じくハウジング10の前面に開口するランス13の撓み空間と連通している一方、検査孔15との間に保護壁19が仕切られることで検査孔15とは非連通とされている。
各収容部12には端子金具60が背合わせ状に収容されている。これに対応してランス13はハウジング10の上壁の下面及び下壁の上面に形成されている。端子金具60は実施形態1と同様であって弾性片66を有するものの、この弾性片66の本体部65からの突出量は実施形態1の弾性片66より小さくなっている。弾性片66の頂部における接触部72は、バスバー75における相対向する一対の平行部78に弾性的に接触され、平行部78とともに短絡領域39を構成している。
かかるコネクタの回路検査を行う装置は、図4に示すように、実施形態1と同様、互いに接離可能な第1、2ユニット84、85と、導通金属製の検査ピン86を有する検査治具81と、絶縁樹脂製の解除ピン87を有する解除治具82とを備えている。解除ピン87は第2ユニット85の高さ方向略中央部にて前方へ突出する二股状の解除片88を有している。第1、2ユニット84、85の接近により、検査ピン86の先端が検査孔15を通して端子金具60の折り返し部68に当接すると、それとほぼ同時に解除片88の先端が解除孔18を通してバスバー75の先端部におけるテーパ面79に摺動状態で当接し、両平行部78が互いに内向きに撓み変形される。これにより、両平行部78と弾性片66の接触部72との短絡状態(接触状態)が解除され、各端子金具60の導通検査が支障なく行われる。
実施形態2によれば、各端子金具60がバスバー75を介して互いに短絡されるから、実施形態1に比べて、各端子金具60の形状、配置の自由度が高められる。また、端子金具60の弾性片66と解除治具82が非接触状態に保たれるから、弾性片66の弾性力が早期に低下するのが抑えられる。
<実施形態3>
図5及び図6は本発明の実施形態3を示す。ここでは、ハウジング10が第1ハウジング24及び第2ハウジング25の2部品で構成されており、この点で実施形態1とは異なる。その他、実施形態1と共通又は略共通する部位には便宜上同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第1ハウジング24及び第2ハウジング25はいずれも合成樹脂製であって互いに結合・離脱可能とされており、第1ハウジング24は収容部12を有し、第2ハウジング25はバスバー75を組み付ける組付部26を有している。第1ハウジング24はブロック状をなし、第2ハウジング25は第1ハウジング24より前後方向に短寸のキャップ状をなしている。
収容部12は第1ハウジング24において上下2段にわかれて形成され、各収容部12に端子金具60が背合わせ状に収容されている。ランス13は第1ハウジング24の上壁の下面及び下壁の上面に形成されている。端子金具60は通常の雌型端子金具と同一形状であって、本体部65内に弾性片66の全体を収納させた形態をとっている。第1ハウジング24の前面には、本体部65と対向する位置に、第1検査孔31及び第1解除孔32がそれぞれ縦並びで互いに平行に形成されている。第1検査孔31及び第1解除孔32は互いに連通して1つの孔を形成している。第1ハウジング24の前端部の上下位置には、ロック受部27が凹み形成されている。
第2ハウジング25には、ロック受部27と対応する位置に、撓み可能なロック部28がロック受部27側に突出して形成されている。ロック部28がロック受部27を弾性的に係止することにより、第2ハウジング25が第1ハウジング24に対して離脱規制状態に保持されるようになっている。
組付部26は第2ハウジング25の高さ方向略中央部に形成され、ここに組み付けられたバスバー75が相対向する一対の平行部78を第1ハウジング24側へ突成させている。両平行部78は第2ハウジング25の第1ハウジング24への結合によってそれぞれ対向する端子金具60の本体部65内に進入し、これによって弾性片66と本体部65との間に挟まれた状態で対向する端子金具60と
接触状態となり、本体部65内にて短絡領域39を構成する。第2ハウジング25には、第1検査孔31及び第1解除孔32と同軸で対向する位置に、それぞれ第2検査孔33及び第2解除孔34が形成されている。第1検査孔31、第1解除孔32、第2検査孔33及び第2解除孔34は、互いに連通して1つの孔を形成している。
かかるコネクタの回路検査を行う装置は、図6に示すように、その基本構造は実施形態1と同様であるが、解除ピン87の先端側が基端側に比べて薄肉となっており、第1、第2ユニット84、85の接近によって解除ピン87の先端部がバスバー75の平行部78に摺動しながら弾性片66とバスバー75との間に割って入ることが可能な構造としてある。第1、2ユニット84、85の接近により、解除治具82が第1、2解除孔32、34を通してバスバー75と各端子金具60との短絡状態を解除するとともに、検査治具81が第1、2検査孔31、33を通して各端子金具60の折り返し部68と当接して回路検査が行われる。
実施形態3によれば、第1ハウジング24に各端子金具60が収容され、第2ハウジング25にバスバー75が組み付けられ、検査孔15及び解除孔18がそれぞれ同軸で貫通するから、両ハウジング24、25の結合状態において、端子金具60、バスバー75が保護状態におかれる。また、端子金具60として通常の雌型端子金具を流用できる。
<実施形態4>
図7は本発明の実施形態4を示す。実施形態4では、検査治具81の検査ピン86の当接部位が、折り返し部68ではなく、本体部65の上壁69の前端開口縁89に設定されており、検査孔15が同開口縁89と対向する位置に解除孔18と連通して形成されている。これに対応して装置は、検査ピン86及び解除ピン87が近接位置しており、検査孔15及び解除孔18に対して共に挿入されるようになっている。その他、各端子金具60同士が常には自己の弾性片66を介して互いに短絡状態となっている点も含め、実施形態1と同様である。実施形態4によれば、検査ピン86が二枚重ねで固定状態にある上壁69に当接するとともに、解除ピン87の太さを検査ピン86より太く設定できるから、強度的に有利となる。
なお、本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態1〜4以外にも本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態をとり得る。
本発明の実施形態1のコネクタを示す側断面図である。 実施形態1のコネクタの回路検査を行っている状態を示す側断面図である。 実施形態2のコネクタを示す側断面図である。 実施形態2のコネクタの回路検査を行っている状態を示す側断面図である。 実施形態3のコネクタを示す側断面図である。 実施形態3のコネクタの回路検査を行っている状態を示す側断面図である。 実施形態4のコネクタの回路検査を行っている状態を示す側断面図である。
符号の説明
10…ハウジング
12…収容部
15…検査孔
18…解除孔
39…短絡領域
60…端子金具
66…弾性片
75…バスバー
81…検査治具
82…解除治具

Claims (7)

  1. 複数の端子金具と、各端子金具を収容可能な収容部を有するとともに、前記各端子金具同士を常時短絡するための短絡領域を有するハウジングとを備え、相手コネクタと嵌合することなく回路が構成されるコネクタであって、
    前記ハウジングには、前記各端子金具の導通状態を検査する検査治具を挿通可能な検査孔が前記収容部に通じて形成されているとともに、前記各端子金具の短絡状態を解除する解除治具を挿通可能な解除孔が前記短絡領域に通じて形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記検査孔及び前記解除孔は、前記ハウジングの外面のうち前記端子金具に接続された電線が引き出される電線引出面とは反対側の面に開口している請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記検査孔及び前記解除孔は、互いに平行に延びている請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記検査孔及び前記解除孔は、互いに連通して1つの孔を形成している請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
  5. 前記各端子金具は、前記ハウジングへの収容状態において隣接する端子金具に弾性的に接触可能な弾性片を有しており、この弾性片の接触部位が前記短絡領域とされている請求項1ないし4のいずれか1項記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングには、前記各端子金具と接触可能なバスバーが組み付けられており、このバスバーの接触部位が前記短絡領域とされている請求項1ないし4のいずれか1項記載のコネクタ。
  7. 前記ハウジングは、各端子金具を収容可能な収容部を有する第1ハウジングと、この第1ハウジングに結合され、前記各端子金具と接触可能なバスバーが組み付けられた第2ハウジングとからなり、前記バスバーの接触部位が前記短絡領域とされており、前記検査孔及び前記解除孔は、それぞれ前記第1、2ハウジングを同軸で貫通している請求項1ないし4のいずれか1項記載のコネクタ。
JP2008172203A 2008-07-01 2008-07-01 コネクタ Pending JP2010015707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008172203A JP2010015707A (ja) 2008-07-01 2008-07-01 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008172203A JP2010015707A (ja) 2008-07-01 2008-07-01 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010015707A true JP2010015707A (ja) 2010-01-21

Family

ID=41701658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008172203A Pending JP2010015707A (ja) 2008-07-01 2008-07-01 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010015707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9735488B2 (en) 2015-10-27 2017-08-15 Hirose Electric Co., Ltd. Board connecting connector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9735488B2 (en) 2015-10-27 2017-08-15 Hirose Electric Co., Ltd. Board connecting connector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9147971B2 (en) Electrical connector and squib connection device
JP4259452B2 (ja) コネクタ
JP5140407B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP4398931B2 (ja) 電子部品内蔵コネクタ及び電子部品内蔵コネクタ付き配線体
EP1689041A1 (en) A connector, a connector testing apparatus and method
WO2012111571A1 (ja) ジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法
JP5012326B2 (ja) ジョイントコネクタ
WO2000038279A1 (fr) Connecteur electrique
JP2012155972A (ja) コネクタ
JP2003123893A (ja) ジョイントコネクタ
JP2010015707A (ja) コネクタ
JP2010146852A (ja) ジョイントコネクタ
JP4579053B2 (ja) 電気コネクタハウジング
CN107453075B (zh) 用于气囊应用的插塞式连接器
JP3433690B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP2010055940A (ja) ワイヤハーネスのコネクタホルダ並びにワイヤハーネスの製造方法
JP2000243502A (ja) ジョイントコネクタ
JP6309788B2 (ja) コネクタ
WO2012111529A1 (ja) ジョイントコネクタ、及びコネクタ組み立て装置
JP2006269200A (ja) コネクタ
US10892582B2 (en) Connector with upper and lower covers
JP2011044377A (ja) 分割コネクタ用導通検査治具および分割コネクタの検査方法
JP3999419B2 (ja) 電気コネクタ用導通検査具
KR200471892Y1 (ko) 자기진단 커넥터 조립체
JP2005190966A (ja) コネクタ