JP2010014138A - 電磁連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃騒音を抑えつつ、また、連結部の損傷を防止しつつ、回転駆動部と連結部とを連結状態と非連結状態とに切り替えることが可能な電磁連結装置を提供する。
【解決手段】電磁連結装置1は、所定の回転駆動方向に移動可能な回転駆動部10と、回転駆動部10に対して、回転駆動方向と略直交する進退方向に相対的に進退可能に設けられた連結部30と、電磁力を作用させることによって連結部30と回転駆動部10とを互いに圧接した連結状態と互いに離間した非連結状態とに切り替える切替手段40とを具備し、連結部30は、進退方向に少なくとも周縁部が非締結状態で積層された複数の板状部材31を備え、隣り合う板状部材31同士の少なくとも一方の板状部材31には、他方の板状部材31と対向する面に、他方の板状部材31が回転駆動方向に摺動するのを規制する摺動規制部32が設けられている
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁作用によって、回転駆動部と連結部とを非連結状態から連結状態に切り替えることで、回転駆動部の駆動状態を連結部によって制動し、または、伝達させる電磁連結装置に関する。
従来から、電磁作用によって回転駆動部と連結部とを非連結状態と連結状態とに切り替える電磁連結装置としては、連結状態にすることで、回転駆動部側の回転運動を制動する電磁ブレーキや、回転駆動部側の回転運動を連結部側に伝達させる電磁クラッチなどが挙げられる。より具体的には、電磁ブレーキを例とすれば、シャフトと、表面に摩擦係数を増大させたフェーシング材を設けてシャフトとともに回転可能な回転駆動部であるディスクと、ディスクの両側に設けられた連結部であるプレート及びアーマチュアと、アーマチュアをディスクに押し付けるように付勢するコイルバネと、電磁力を作用させることによってコイルバネの付勢に抗してアーマチュアをディスクから離間させるように吸引する電磁石とで構成されている。このような電磁ブレーキでは、電磁石に電流を供給しない状態では、アーマチュアは、電磁石から釈放され、コイルバネの付勢によってプレートとの間でディスクを挟み込み、これによりディスクとの間で摩擦が生じることとなる。このため、ディスクは、アーマチュア及びプレートとの摩擦によって作用するトルクによって制動されることとなる。一方、電磁石に電流を供給することで、アーマチュアは電磁石に吸引されて、ディスクから離間し、ディスクは、プレートとアーマチュアとの間で自在に回転可能な状態となる。
ここで、上記のような電磁連結装置では、電磁石による吸引、釈放動作によって、連結部であるプレートやアーマチュアが、回転駆動部や電磁石に接触することとなり、その際に大きな衝撃音が発生することとなる。このため、このような衝撃音を低減して、騒音制限のあるような環境下においても使用可能とする技術が提案されている。例えば、連結部であるアーマチュアについて、リング状の平たい鉄板及びケイ素鋼板の積層により構成し、内外周で互いを溶接して一体化したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような連結部を備えた電磁連結装置によれば、電磁石による吸引、釈放動作に際して、連結部が回転駆動部や電磁石に当接したとしても、その際に発生する衝撃力は、積層構造によるクッション作用によって吸収される。また、連結部の固有振動数は、積層構造によって低減することとなる。このため、連結部が回転駆動部に圧接する際に発生する衝撃騒音を低減することが可能であるとされている。
また、連結部であるアーマチュア及びプレートについて、複数の金属板と、これらの間に配設されたコルク板状緩衝材またはゴム板状緩衝材とで構成し、これらをネジによって締結して一体化したものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。そして、ヨークの外周部及びプレートの外周部にそれぞれ設けた孔とこれら各孔に挿通させる組付け用ボルトとを利用して、ヨークとプレートとのギャップを一定に保つようにしている。このような連結部を備えた電磁連結装置によれば、連結部に作用する衝撃力は、緩衝材によって吸収されることで、連結部が回転駆動部に圧接する際に発生する衝撃騒音を低減することが可能であるとされている。
特開平8−247181号公報 特開平10−306834号公報
しかしながら、特許文献1、2の電磁連結装置では、連結部は、回転駆動部に圧接して該回転駆動部からトルクが伝達されると、連結部の積層された各部材のうち、前記回転駆動部に接触した部材が、連結直後には前記回転駆動部に接触しない部材よりも回転軸回りに先に回転し、前記回転駆動部に接触しない部材に対して滑りを生じる。この結果、前記接触した部材が、前記接触しない部材に比べ、組付け用ボルトから大きな反力を受けることとなり、組付け用ボルト挿通用の孔に応力集中が生じて損傷してしまう問題がある。ここで、連結部の周縁部を強固に結合して各層の部材をより一体的なものとし、または、前記各層を形成する材質の強度を向上させ、若しくは、部材厚を大きくすることも考えられる。しかしながら、これら場合には、全体として剛性が高くなってしまい、効果的に衝撃騒音を低減させることができなくなってしまう。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、衝撃騒音を抑えつつ、また、連結部の損傷を防止しつつ、回転駆動部と連結部とを連結状態と非連結状態とに切り替えることが可能な電磁連結装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、所定の回転駆動方向に移動可能な回転駆動部と、該回転駆動部に対して、前記回転駆動方向と略直交する進退方向に相対的に進退可能に設けられた連結部と、電磁力を作用させることによって前記連結部と前記回転駆動部とを互いに圧接した連結状態と互いに離間した非連結状態とに切り替える切替手段とを具備し、前記連結部は、前記進退方向に少なくとも周縁部が非締結状態で積層された複数の板状部材を備え、隣り合う該板状部材同士の少なくとも一方の板状部材には、他方の板状部材と対向する面に、該他方の板状部材が回転駆動方向に摺動するのを規制する摺動規制部が設けられていることを特徴としている。
ここで、非締結状態とは、前記進退方向に複数積層した板状部材が、各板状部材間に隙間が形成される程度に前記進退方向に互いに独立して進退可能に設けられていることを含む。
この構成によれば、切替手段によって、回転駆動部と連結部とを非連結状態から連結状態へ切り替える際に、連結部と回転駆動部とは相互に相対的に進退し、互いに圧接することとなる。この際、連結部の複数の板状部材は、少なくとも周縁部を非締結状態としているため、前記進退方向と直交する方向に互いに拘束力が生じさせることなく、各板状部材間に隙間が形成される程度に前記進退方向に互いに独立して進退することができ、全体として剛性が低下した状態を保ち続けることができる。このため、回転駆動部や他の部材に当接する際に発生する衝撃騒音の高周波数成分の割合を特に抑制することができ、騒音レベルの低減を図ることができる。
一方、連結部と回転駆動部とが圧接されて連結状態となった際には、連結部の板状部材同士の間には摩擦力が生じることとなる。この際、隣り合う板状部材同士の少なくとも一方の板状部材に摺動規制部が設けられていることで、隣り合う板状部材同士は、摺動規制部により摺動が規制され、互いに回転駆動方向に拘束した状態とすることができる。このため、回転駆動部に対して連結部が圧接した際に、回転駆動部が所定の回転駆動方向に移動していて、連結部に回転駆動方向に外力が作用したとしても、回転駆動部に接触する部材及び接触していない部材が一体的に回転駆動部に圧接されるため、前記接触した部材の挿通用の孔に組付け用ボルトからの大きな反力が集中して加わることを防止できる。このように、連結部の複数の板状部材は、一体的に外力に抗することができ、組付け用ボルト挿通用の孔への応力集中によって損傷してしまうことを防止することができる。
また、前記摺動規制部は、前記一方の板状部材に対して前記他方の板状部材を係合する係合部であることが好ましい。
この構成によれば、係合部によって一方の板状部材に対して他方の板状部材が係合することで、回転駆動方向に摺動してしまうのを規制することができる。このため、隣り合う板状部材同士で拘束した状態とすることができ、複数の板状部材は、一体的に外力に抗して損傷を防止することができる。
また、前記摺動規制部は、摩擦面であるものとしても良い。
この構成によれば、摩擦面によって一方と他方との板状部材の間に生じる摩擦力が増大することで、回転駆動方向に摺動してしまうのを規制することができる。このため、隣り合う板状部材同士で拘束した状態とし、複数の板状部材は、一体的に外力に抗して損傷を防止することができる。
また、略板状のプレートと、該プレートと前記進退方向に離間して設けられ、該進退方向に進退可能なアーマチュアと備え、前記回転駆動部は、前記プレートと前記アーマチュアとの間で前記進退方向に進退可能に介装され、前記プレートと前記アーマチュアの少なくとも一方が、前記連結部として複数の前記板状部材を備えていることがより好ましい。
この構成によれば、切替手段により、プレートとアーマチュアとを回転駆動部に当接させて挟み込んだ連結状態と、回転駆動部との間に隙間を有した非連結状態とに切り替えることができる。そして、プレートまたはアーマチュアが連結部として複数の板状部材を備え、該板状部材の摺動規制部が設けられていることで、プレートまたはアーマチュアが、連結状態で回転駆動方向に一体的に外力に抗して損傷を防止しつつ、回転駆動部や他の部材と当接した際の衝撃騒音を低減させることができる。
また、前記プレート及び前記アーマチュアの両方が、前記連結部として複数の前記板状部材を備えていることが好ましい。
この構成によれば、プレート及びアーマチュアの両方が連結部として板状部材を備えていることで、回転駆動方向に一体的に外力に抗して損傷を防止しつつより効果的に衝撃騒音を低減させることができる。
また、前記切替手段は、前記連結部を前記進退方向の一方側に付勢する付勢部材と、電磁力を作用させることによって前記連結部の各前記板状部材を前記進退方向の他方側へ吸引することが可能な電磁石とを有し、該電磁石によって前記連結部の各前記板状部材に作用する電磁力は、前記付勢部材による付勢力よりも小に設定されているとともに、全ての各前記板状部材に作用する電磁力の合成力は、前記付勢部材による付勢力よりも大に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、連結部を付勢部材によって進退方向の一方側に付勢することによって、回転駆動部と連結部とを連結状態または非連結状態のいずれか一方の状態に維持させることができる。また、回転駆動部と連結部とを連結状態または非連結状態の一方の状態から他方の状態に切り替えるには、電磁石によって連結部に電磁力を作用させる。ここで、電磁石によって連結部の各板状部材に作用する電磁力は、前記付勢部材による付勢力よりも小に設定されていることで、複数の板状部材が非締結状態でも、一部の板状部材のみが他の板状部材から分離して付勢力に抗して電磁石に吸引されてしまうことを防ぐことができる。そして、全ての各板状部材に作用する電磁力の合成力が付勢部材による付勢力よりも大に設定されていることで、連結部を構成する複数の板状部材は、一体として付勢部材の付勢力に抗して電磁石に吸引され、連結状態または非連結状態の他方の状態に切り替えることができる。このため、効果的に衝撃騒音を低減させつつ、板状部材が電磁力の作用によって分離して回転駆動部と摺接してしまうことを防ぐことができる。
また、前記電磁石によっていずれか一枚を除く他の前記板状部材に作用する電磁力の合成力が前記付勢部材による付勢力よりも小に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、付勢部材による付勢力に対して、いずれか一枚を除く他の前記板状部材に作用する電磁力の合成力が小に設定されていることで、電磁力の作用によって、連結部をより確実に分離してしまうことなく一体として吸引することができる。
また、前記切替手段は、前記連結部を前記進退方向の一方側に付勢する付勢部材と、電磁力を作用させることによって前記連結部の各前記板状部材を前記進退方向の他方側へ吸引することが可能であり、前記連結部と対向する端面に凹部が形成された電磁石とを有することが好ましい。
この構成によれば、電磁石によって連結部の板状部材を吸引することによって、連結部は、電磁石の端面において、凹部を除く他の部分で当接して梁状に支持されることとなる。このため、連結部は、電磁石に当接した際に撓みが生ずることとなり、撓み変形によって衝突エネルギーが吸収され、より効果的に衝撃騒音を低減させることができる。
また、前記回転駆動部は、前記連結部と対向して設けられた本体部材と、該本体部材の前記連結部と面する側に該連結部と当接可能に突出して設けられたフェーシング部材とで構成され、該フェーシング部材の厚さは、前記本体部材の厚さよりも厚く設定されていることが好ましい。
この構成によれば、回転駆動部と連結部とが連結状態となる際に、連結部は、回転駆動部のフェーシング部材と接触することとなる。このため、フェーシング部材の材質に応じて、当該フェーシング部材が弾性的に変形することで、連結部と当接した時の衝撃力を吸収し衝撃騒音を低減させるとともに、効果的に摩擦を生じさせて連結状態を維持させることができる。ここで、フェーシング部材の厚さが本体部材の厚さよりも厚く設定されていることで、フェーシング部材の弾性変形によってより効果的に衝撃騒音を低減させることができる。
また、前記回転駆動部が、前記連結部と対向して設けられた本体部材と、該本体部材の前記連結部と面する側に該連結部と当接可能に突出して設けられた第一のフェーシング部材とで構成されるとともに、前記回転駆動部の前記本体部材と前記連結部との互いに面する側の少なくとも一方には、前記第一のフェーシング部材を形成する材質よりも小さい弾性率の材質からなる第二のフェーシング部材が、前記第一のフェーシング部材が前記連結部に当接するよりも先に他方に当接可能に突出して設けられていることが好ましい。
この構成によれば、回転駆動部と連結部とが連結状態となる際に、連結部は、回転駆動部の第一のフェーシング部材と接触することとなる。このため、第一のフェーシング部材の材質に応じて、当該第一のフェーシング部材が弾性的に変形することで、連結部と当接した時の衝撃力を吸収し衝撃騒音を低減させるとともに、効果的に摩擦を生じさせて連結状態を維持させることができる。ここで、連結部と回転駆動部の第一のフェーシング部材とが当接する際には、連結部と回転駆動部との互いに面する側の少なくとも一方に設けられた第二のフェーシング部材が先に他方側に当接することとなる。そして、第二のフェーシング部材の材質は、第一のフェーシング部材の材質よりも弾性率が小さいことから、より柔軟に弾性変形して予め衝撃を吸収しつつ、連結部を回転駆動部の第一のフェーシング部材に当接させることとなる。このため、連結部が回転駆動部に当接した時の衝撃騒音をより効果的に低減させることができる。
本発明の電磁連結装置によれば、連結部が摺動規制部を有して複数積層された板状部材を備えることで、衝撃騒音を効果的に抑えつつ、また、連結部の損傷を防止しつつ、回転駆動部と連結部とを連結状態と非連結状態とに切り替えることができる。
(第1の実施形態)
図1から図3は、この発明に係る第1の実施形態を示している。ここで、図1及び図2は、電磁連結装置の一例として、無励磁作動型の電磁ブレーキを示している。図1に示すように、この実施形態の電磁ブレーキ1は、回転駆動するシャフト2に同軸上で回転可能に取り付けられた回転駆動部であるディスク10と、ディスク10に対してシャフト2の回転軸L方向一方側に設けられたプレート20と、他方側に設けられた連結部であるアーマチュア30と、電磁力を作用させることによってアーマチュア30がディスク10に圧接した連結状態と離間した非連結状態とに切り替える切替手段40とを備える。
ディスク10は、シャフト2に外嵌され固定された略筒状の固定部材11と、固定部材11に外装された略環状の本体部材12と、本体部材12の両面に設けられたフェーシング部材13とを有する。固定部材11は、図示しないキーによってシャフト2に固定されている。また、固定部材11の外周面には、回転軸L方向に沿って複数の歯11aが形成されている。一方、本体部材12の内周面には固定部材11の歯11aと対応して回転軸L方向に沿って形成された溝部12aが設けられ、固定部材11の歯11aに回転軸L方向に摺動可能に噛合されている。すなわち、シャフト2が図示しない駆動装置によって回転軸L回りに回転することで、ディスク10を構成する固定部材11、本体部材12及びフェーシング部材13は、一体としてシャフト2の回転軸L回りを回転駆動方向として回転することが可能である。また、ディスク10において、本体部材12及びフェーシング部材13は、シャフト2及び固定部材11に対して回転軸L方向に進退可能とされている。
また、フェーシング部材13は、略ドーナツ状で、プレート20またはアーマチュア30に圧接可能に本体部材12の両面からそれぞれに向かって突出して設けられている。フェーシング部材13は、例えば、ゴムや様々な樹脂などの材質が選択される。また、フェーシング部材13は、一般的に、プレート20やアーマチュア30より剛性の低いものを用いている。また、プレート20やアーマチュア30との間で摩擦を生じさせて、回転軸Lと直交する方向及び回転軸L回りに互いを拘束することが可能な程度の摩擦係数の大きいものであることが好ましい。また、フェーシング部材13の厚さは、材質、使用条件によって様々変更可能であるが、フェーシング部材13が設けられた位置における本体部材12の厚さよりも厚く設定されていることがより好ましい。
プレート20は、中央に形成された貫通孔20aをシャフト2が貫通した略円板状の部材で、磁性体または金属で形成されている。
アーマチュア30は、中央に形成された貫通孔31aをシャフト2が貫通した略円板状の板状部材31が非締結状態で複数積層して構成されている。本実施形態では、アーマチュア30は、二層の板状部材31で構成されている。また、各板状部材31は、鉄などの磁性体で形成されていて、互いに対向して接することとなる対向面31bには、摺動規制部である係合部32が設けられている。図3及び図4に示すように、係合部32は、板状部材31の対向面31bに、回転軸Lを中心として径方向に形成された断面ジグザグ状の凹凸である線状の凸部32aと凹部32bとが交互に放射状に配設され構成されている。このため、隣り合う板状部材31は、対向面31b同士が当接して一方の凸部32aに他方の凹部32bが係合することで、放射状の凹部と凸部と直交する方向、すなわち回転軸L回りの回転駆動方向に、凹部と凸部とが配設された径方向と比較して効果的に拘束力を生じさせて互いに摺動してしまうことを規制することができる。
切替手段40は、アーマチュア30に対してディスク10と反対側に設けられた電磁石41と、電磁石41側からディスク10に向かって回転軸L方向にアーマチュア30を付勢する付勢部材であるコイルバネ42とを有する。電磁石41は、中央に形成された貫通孔43aをシャフト2が貫通した略円筒状のヨーク43と、ヨーク43のアーマチュア30と対向する側に形成された略円環状の溝に収容されたコイル44とを有する。
ヨーク43の外周側には、固定用孔43bが設けられていて、回転軸Lと略平行に略軸状の案内部材45が固定されている。案内部材45は、その先端部がヨーク43からプレート20側に向かって突出していて、アーマチュア30の各板状部材31及びプレート20のそれぞれに形成された案内孔31c、20bに挿通されている。また、案内部材45の先端側は、段部45aを有して縮径し、さらに先端側には、雄ネジが形成されてナット45bが螺合されている。案内部材45において、段部45aとナット45bとの間には、バネ部材46が外装されていて、プレート20は、バネ部材46とナット45bとの間で、バネ部材46の付勢によって弾性的に挟み込まれている。このため、プレート20は、ヨーク43と略一定間隔に保持されている一方、アーマチュア30の各板状部材31は、案内部材45に沿って回転軸L方向に進退可能とされている。なお、図1においては、案内部材45は、一つ設けられているように図示されているが、平面的には、周方向に複数設けられている。
コイルバネ42は、ヨーク43のアーマチュア30と対向する端面43cに形成された収容穴43eに一端側が収容され、他端側がアーマチュア30に当接しディスク10側に向かって付勢している。なお、図1においては、コイルバネ42は、一つ設けられているように図示されているが、平面的には周方向に複数設けられている。そして、図1に示すように、電磁石41のコイル44に電流を流して励磁した状態では、アーマチュア30は、電磁力が作用して、コイルバネ42の付勢に抗して吸引されて回転軸L方向に移動することとなり、ディスク10のフェーシング部材13から離間させてヨーク43と当接した状態とすることが可能となっている。一方、図2に示すように、電磁石41のコイル44に電流を流さず無励磁の状態では、アーマチュア30は、電磁力が作用せず、コイルバネ42による付勢力によってディスク10のフェーシング部材13に圧接した状態とすることが可能となっている。ここで、アーマチュア30を構成する各板状部材31の厚さは、電磁石41によって一枚の板状部材31に作用する電磁力が、コイルバネ42による付勢力の合計よりも小さくなるように設定されており、かつ、全ての板状部材31に作用する電磁力の合成力が、コイルバネ42による付勢力の合計よりも大きくなるように設定されている。
次に、この実施形態の作用について、図1及び図2に基づいて説明する。図1に示すように、切替手段40の電磁石41が励磁されている状態では、電磁石41により磁界が発生している。このため、磁性体で形成されているアーマチュア30には電磁力が作用しており、アーマチュア30は、コイルバネ42に抗してヨーク42側に吸引され、ヨーク43の端面43cに当接した状態にある。このため、ディスク10は、アーマチュア30とプレート10との間で隙間を有した非連結状態となっていて、シャフト2の回転に応じて回転可能な状態となっている。
一方、シャフト2及びディスク10の回転を制動する場合には、切替手段40において、電磁石41のコイル44に供給する電流を停止し、無励磁の状態にする。すなわち、アーマチュア30には電磁力が作用しなくなり、これによりアーマチュア30は、コイルバネ42による付勢によって回転軸L方向にディスク10に向かって移動することとなる。このため、ディスク10は、フェーシング部材13がプレート20及びアーマチュア30に圧接し、挟み込まれて連結状態となる。このため、シャフト2及びディスク10の回転は、フェーシング部材13の材質に応じて生じる摩擦によってプレート20及びアーマチュア30に拘束されて、制動されることとなる。
ここで、アーマチュア30を構成する複数の板状部材31は、非締結状態であることで、電磁力が作用して一体として吸引された状態でも、回転軸L方向と直交する半径方向に互いに拘束力が生じてしまうことを抑え、全体として剛性が低下した状態を保ち続けることができる。このため、電磁石41においてヨーク43の端面43cに当接する際に発生する衝撃騒音の高周波数成分の割合を特に抑制することができ、騒音レベルの低減を効果的に図ることができる。また、ディスク10において、プレート20及びアーマチュア30が接触するフェーシング部材13の厚さが本体部材12の厚さよりも厚く設定されていることで、より効果的に衝撃騒音を低減させることができる。
また、コイルバネ42の付勢によりアーマチュア30がディスク10に圧接して連結状態となった時には、アーマチュア10にはディスク10から回転駆動方向である回転軸L回りに外力が作用するとともに、案内部材46によって回転が規制されることで、案内部材46から回転駆動方向に反力が作用することとなる。ここで、アーマチュア30とディスク10とが圧接することで、アーマチュア30の板状部材31同士の間には上記回転駆動方向に摩擦力が生じることとなるが、板状部材31の対向面31aに径方向に放射状に形成された凹凸である係合部32が設けられているので、径方向と略直交する回転駆動方向に効果的に拘束力を生じさせ、互いに摺動してしまうことを規制することができる。このため、ディスク10に対してアーマチュア30が圧接した際に、上記のように回転駆動方向に外力が作用したとしても、複数の板状部材31は一体的に抗することができる。すなわち、ディスク10と直接接触する板状部材31が、ディスク10と接触していない板状部材31に対して摺動して案内部材45に当接し、これによってディスク10と直接接触する板状部材31の貫通孔31c近傍で応力集中が発生して損傷してしまうことを防止することができる。
次に、再び非連結状態に戻して、シャフト2及びディスク10を回転させる場合には、切替手段40において、電磁石41のコイル44に電流を流して励磁させる。これにより磁界が発生し、磁性体で形成されたアーマチュア30の各板状部材31に電磁力が作用して、板状部材31は、コイルバネ42に抗してヨーク43側に吸引されることとなる。ここで、アーマチュア30を構成する各板状部材31の厚さは、各板状部材31に作用する電磁力がコイルバネ42の付勢力の合計よりも小に設定されているから、各板状部材31がコイルバネ42による付勢に抗して他の板状部材31から分離して独立して移動してしまうことがない。そして、全ての板状部材31に作用する電磁力の合成力が、コイルバネ42の付勢力の合計よりも大に設定されているから、板状部材31は一体としてコイルバネ42の付勢力に抗して電磁石41に吸引される。そして、一体となったアーマチュア30の板状部材31は、ディスク10から離間し、案内部材45に案内されて、ヨーク43の端面43cに当接して非連結状態となる。このため、ディスク10は、プレート20とアーマチュア30との間で隙間を有した状態となり、シャフト2の回転に応じて回転可能な状態となる。
この際も、アーマチュア30を構成する複数の板状部材31が非締結状態であることで、電磁力が作用して一体として吸引された状態でも、全体として剛性が低下した状態を保ち続けることができる。このため、電磁石41においてヨーク43の端面43cに当接する際に生じる衝撃騒音の騒音レベルの低減を効果的に図ることができる。
また、上記のように、アーマチュア30の各板状部材31は、分離して独立して移動してしまうことがなく、非連結状態において、電磁石41に確実に吸引された状態となる。このため、非連結状態においてディスク10が回転した際に、分離した板状部材31がディスク10と摺接してしまい、これによりトルクロスが発生し、また、摺接音による騒音が発生してしまうことを確実に防ぐことができる。
以上のように、本実施形態の電磁ブレーキ1では、アーマチュア30が、摺動規制部である係合部32を有して複数積層された板状部材31を備えることで、衝撃騒音を効果的に抑えつつ、また、アーマチュア30の損傷を防止しつつ、ディスク10とアーマチュア30とを連結状態と非連結状態とに切り替えることができる。
なお、本実施形態では、アーマチュア30において、複数の板状部材31は、互いに非締結状態であるものとしたが、これに限るものでは無く、必ずしも、各板状部材31が全体として非締結状態で、各間に隙間が形成される程度に回転軸L方向に互いに独立して進退可能な状態である必要は無い。各板状部材31において、少なくとも周縁部が非締結状態であることで、進退する回転軸L方向と直交する方向に互いに拘束力が生じてしまうことを抑え、全体として剛性が低下した状態を保つことができ、これにより騒音レベルの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、係合部32を構成する凸部32a及び凹部32bはジグザグ状に形成されているものとしたが、これに限るものでは無い。図5は、本実施形態の変形例として、アーマチュアの詳細断面図を示している。この変形例のアーマチュア50を構成する複数の板状部材51の互いの対向面51aには、係合部52として、断面矩形状の凸部52a及び凹部52bが交互に形成されている。このように、係合部52の凸部52a及び凹部52bが、例えば断面矩形状であったとしても、互いに係合することにより板状部材51同士が摺動するのを規制することができる。
また、上記実施形態では、摺動規制部は、係合部32として凹部と凸部とが交互に形成されたものとしたが、これに限るものではない。すなわち、回転駆動方向と略直交するように対向面31bを放射状に粗面加工したものや、摩擦係数を向上させる繊維材などを対向面31bから露出するように放射状に埋め込むなど、径方向に比較して回転駆動方向に摩擦係数を増大させる摩擦面としても良い。このような摩擦面とすれば、板状部材同士に生じる摩擦力を拘束力として一体化を図り、損傷防止の効果を期待することができる。
また、上記の実施形態では、アーマチュア30の板状部材31において、摺動規制部は、対向面31b全体に形成されるものとしたが、これに限るものではなく、少なくとも一部に設けられるものとしても拘束力を効果的に生じさせて複数の板状部材31の一体化を図って、損傷防止の効果を期待することができる。また、隣り合う板状部材31において、摺動規制部は、互いの対向面31bに形成されているものとしたが、これに限るものでは無く、いずれか一方に形成されるものとしても他方に対して係合し若しくは摩擦力を効果的に生じさせ、同様に損傷防止の効果を期待することができる。
また、本実施形態では、回転駆動部であるディスク10が回転することから、摺動規制部32は、回転駆動方向と略直交するように放射状に凹凸などが形成されるものとしたが、回転駆動部に該当する構成が直線運動する場合には直線方向と直交する方向に凹凸などが形成されていれば良い。
また、本実施形態では、アーマチュア30を構成する板状部材31は二層としたが、これに限るものでは無く、三層以上としても良い。また、三層以上とした場合には、板状部材31の厚さとしては、各板状部材31に作用する電磁力がコイルバネ42の付勢力の合計よりも小さく設定されているだけでなく、さらに、いずれか一枚の板状部材31を除く他の残りの板状部材31に作用する電磁力の合成力がコイルバネ42の付勢力の合計よりも小さく設定されていることが好ましい。このように設定することで、全ての板状部材31に作用する電磁力を合成してのみコイルバネ42の付勢力を上回ることとなり、より確実に一体化した状態を保つことができる。なお、上記において、電磁石41による電磁力と板状部材31との関係は、板状部材31の厚さによって設定するものとして説明したが、これに限るものでは無く、電磁石41のコイル44に供給する電流の大きさによって設定するものとしても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、この実施形態の電磁ブレーキ60では、プレート61も連結部として複数の板状部材62による積層構造となっている。プレート61の板状部材62も同様に、互いに非締結状態であり、バネ部材46とナット45bとを挟持手段65として、プレート61は、回転軸L方向に挟持されている。また、プレート61の板状部材62にも同様に、互いに接する対向面62aには、摺動規制部として、回転軸Lを中心として放射状に凹凸に形成された係合部66が設けられている。
この電磁ブレーキ60では、非連結状態から連結状態となる時に、プレート61もディスク10と圧接し、衝撃音が発生することとなるが、プレート61も複数の板状部材62の積層構造とすることで、衝撃騒音の低減を図ることができる。また、プレートの各板状部材62にも係合部66が設けられていることで、同様に損傷防止の効果を期待することができる。また、プレート61は、挟持手段65によって弾性的に挟持されていて、これにより板状部材62は、挟持手段65のバネ部材46による付勢に抗して回転軸L方向に独立して進退可能としつつ、より一体的な状態とすることができる。このため、非連結状態において、板状部材62の一つが分離してディスク10と摺接して、摺接音が騒音として発生してしまうことをより確実に防止することができる。
なお、プレート61においても、板状部材62同士は、少なくとも周縁部62bが非締結状態であるものとしても良い。また、上記においては、連結部としてアーマチュアが積層構造である場合と、アーマチュア及びプレートが積層構造である場合とについて説明したが、プレートのみを積層構造としても当然にプレートについては、外力による損傷を防止しつつ、衝撃騒音低減の効果を期待することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、この実施形態の電磁ブレーキ70では、切替手段40の電磁石41において、ヨーク43のアーマチュア30と対向する端面43cには、外周側に環状に凹部43eが形成されていて、内周側の方が僅かにアーマチュア30に近接するように設定されている。
また、本実施形態の電磁ブレーキ70では、ディスク10が第一のフェーシング部材13(第1の実施形態におけるフェーシング部材)を有するとともに、アーマチュア30においてディスク10と対向する面、及び、プレート20においてディスク10と対向する面には、第二のフェーシング部材71、72がそれぞれ突出して設けられている。第二のフェーシング部材71、72は、略円環状に形成されていて、第一のフェーシング部材13と回転軸L方向に重ならない位置で突出して設けられている。第二のフェーシング部材71、72は、電磁石41を無励磁状態として非連結状態から連結状態に切り替えた場合において、プレート20及びアーマチュア30が第一のフェーシング部材13に当接するよりも先にディスク10の本体部材12に当接可能に突出して設けられている。また、第二のフェーシング部材を形成する材質は、第一のフェーシング部材13を形成する材質よりも小さい弾性率を有している。
本実施形態の電磁ブレーキ70によれば、電磁石41を励磁状態とし、連結状態から非連結状態に切り替えると、アーマチュア30は、電磁石41に吸引され、コイルバネ42の付勢力に抗して、ヨーク443の端面43cに当接することとなる。ここで、ヨーク43の端面43cには凹部43eが形成されており、アーマチュア30は、端面43cにおいて、凹部43eを除く内周側の範囲で当接し、梁状に電磁石41のヨーク43に支持されることとなる。このため、アーマチュア30は、ヨーク43に当接した際に、当接した部分を支点として、凹部43eと対向する範囲で撓み変形することとなり、これにより衝撃エネルギーが吸収され、より効果的に衝撃騒音を低減させることができる。特に、凹部が外周側に設けられていて、アーマチュア30は、内周側から外周側に向かって片持ち状に支持された状態となることで、撓み量をより大きくすることができ、これにより効果的に衝撃騒音を低減させることができる。なお、凹部43eの深さとしては、微小なものでも良く、アーマチュア30が撓み変形した結果、凹部43eにも当接したとしても少なくとも衝撃エネルギーの一部を吸収することができ、衝撃騒音低減の効果を期待することができる。
一方、電磁石41を無励磁状態として非連結状態から連結状態に切り替えると、アーマチュア30は、コイルバネ42の付勢力によって回転軸L方向ディスク10側に移動することとなり、ディスク10はプレート20とアーマチュア30とに挟み込まれることとなる。この際、プレート20及びアーマチュア30とディスク10の各第一のフェーシング部材13とが当接するよりも先に、第二のフェーシング部材71、72がディスク10の本体部材12に当接することとなる。そして、第二のフェーシング部材71、72の材質が第一のフェーシング部材13の材質よりも小さい弾性率を有していることから、第二のフェーシング部材71、72がより柔軟に弾性変形して予め衝撃を吸収しつつ、プレート20及びアーマチュア30をディスク10の第一のフェーシング部材13に当接させることとなる。このため、プレート20及びアーマチュア30がディスク10に圧接した時の衝撃騒音をより効果的に低減させることができる。
なお、本実施形態では、第二のフェーシング部材71、72は、円環状に形成されているものとしたが、これに限るものでは無く、第一のフェーシング部材13と回転軸L方向に重ならない位置で、様々な形状で設けることが可能である。また、第二のフェーシング部材71、72は、プレート20及びアーマチュア30に設けられているものとしたが、これに限るものでは無い。図8に示す変形例の電磁ブレーキ80のように、第二のフェーシング部材81、82がディスク10の本体部材12に設けられ、対向するプレート20及びアーマチュア30に当接するようにしても良い。また、プレート20とアーマチュア30と両方に対応して第二のフェーシング部材が設けられるものとしたが、これに限るものでは無く、いずれか一方としても良い。
以上、第1から第3の実施形態及びその変形例では、電磁連結装置として、無励磁作動型の電磁ブレーキを例に挙げたがこれに限るものでは無い。電磁石を励磁した際に連結部と回転駆動部とを連結状態にさせる励磁作動型の電磁ブレーキにも適用可能である。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9及び図10は、本発明の第4の実施形態を示したものであり、電磁連結装置の一例として、励磁作動型の電磁クラッチを示している。
図9に示すように、この実施形態の電磁クラッチ100は、回転駆動部であるディスク110と、ディスク110と対向配置されたハブ120と、ディスク110とハブ120との間に介装された連結部であるアーマチュア130と、アーマチュア130がディスク110に圧接した連結状態と離間した非連結状態とに切り替える切替手段140とを備える。ディスク110は、主動側に接続されて回転駆動する第一のシャフト101に取り付けられた略筒状で、フランジ部111aを有する本体部材111と、フランジ部111aのハブ120と対向する面に取り付けられたフェーシング部材112とを有する。ディスク110は、本体部材111においてフランジ部111aから突出する筒部111bが第一のシャフト101に外嵌して固定されており、これにより第一のシャフト101の回転軸Lと同軸上で回転することが可能となっている。なお、フェーシング部材112の材質や形状などは、第1の実施形態のフェーシング部材と同様であるので説明を省略する。
また、ハブ120は、従動側に接続されて回転軸Lと同軸で回転可能な第二のシャフト102に取り付けられた略筒状の部材で、アーマチュア130と対向してフランジ部120aを有している。また、アーマチュア130は、磁性体で形成された略円板状の板状部材131、132が非締結状態で複数積層して構成されている。そして、板状部材131、132の互いに接する対向面131a、132aには、摺動規制部として、第1の実施形態同様に回転軸Lを中心とする放射状に形成された凹凸である係合部133が形成されている。なお、摺動規制部としては、係合部に限らず摩擦面などとしても良い。また、本実施形態では、アーマチュア130は、二層の板状部材131、132で構成されているが、三層以上としても良い。
切替手段140は、アーマチュア130に対してディスク110のフランジ部111aの反対側に設けられた電磁石141と、アーマチュア130とハブ120との間に設けられた付勢部材である板バネ142とを有する。電磁石141は、略円筒状のヨーク143と、コイル144とを有し、軸受145によって、ディスク110の筒部111bに対して回転軸L回りに回転可能に外装されている。また、板バネ142は、回転軸Lを中心として放射状に複数設けられている。各板バネ142は、一端がリベット142aによってハブ120に固定されているとともに、他端がリベット142bによってアーマチュア130に固定されている。ここで、アーマチュア130を構成する板状部材131、132の内、ハブ120側の板状部材131には、板バネ142と対応する位置で貫通孔131aが形成されており、板バネ142は、ディスク110に最も近接した板ばね132に固定されている。そして、板バネ142は、ハブ120に対してアーマチュア130を引き付けるように付勢している。このため、アーマチュア130は、電磁石141のコイル144に電流を流さず無励磁の状態では、電磁力が作用せず、板バネ142による付勢力によってハブ120のフランジ120aに当接した状態となっている。
次に、この実施形態の作用について、図9及び図10に基づいて説明する。図9に示すように、切替手段140の電磁石141が無励磁の状態では、アーマチュア130は、板バネ142の付勢によりハブ120に当接した状態にあり、すなわち、ディスク110と離間して非連結状態となっている。このため、第一のシャフト101及びディスク110の回転は、アーマチュア130、ハブ120、及び、第二のシャフト102に伝達されない。
一方、第一のシャフト101の回転を第二のシャフト102に伝達させるには、切替手段140において、電磁石141のコイル144に電流を流して励磁させる。これにより磁界が発生し、磁性体で形成されたアーマチュア130の各板状部材131、132に電磁力が作用して、図10に示すように、板状部材131、132は、板バネ142に抗してヨーク143側に吸引されて、ディスク110のフェーシング部材112に圧接して連結状態となる。このため、第一のシャフト101の回転は、ディスク110からアーマチュア130、ハブ120を介して第二のシャフト102に伝達され、第二のシャフト102は回転軸L回りに回転することとなる。
この際、アーマチュア130が非締結状態の複数の板状部材131、132の積層構造であることで、回転軸L方向と直交する半径方向に互いに拘束力が生じてしまうことを抑え、全体として剛性を保ち続けることができる。このため、アーマチュア130がディスク110に圧接する際に発生する衝撃騒音の高周波成分の割合を抑制することができ、騒音レベルの低減を効果的に図ることができる。なお、電磁石141を供給する電流を停止して無励磁の状態とし、アーマチュア130とディスク110とを連結状態から非連結状態に切り替えた場合においても同様に、アーマチュア130がハブ120に当接する際の騒音レベルの低減を効果的に図ることができる。
また、電磁石141による吸引によりアーマチュア130がディスク110に圧接して連結状態となった時には、アーマチュア130にはディスク110から回転駆動方向である回転軸L回りに外力が作用するとともに、板バネ142から反力が作用することとなる。ここで、上記のようにアーマチュア130の板状部材131、132には摺動規制部133が設けられているので、回転駆動方向に効果的に摩擦力を生じさせることできる。このため、複数の板状部材131、132は、回転駆動方向に外力が作用したとしても、一体的に抗することができ、板バネ142の拘束を受ける位置で応力が集中して損傷してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、電磁連結装置の一例として、励磁作動型の電磁クラッチを例に挙げたが、無励磁作動型の電磁クラッチにも適用可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の第1の実施形態の電磁ブレーキの非連結状態における断面図である。 この発明の第1の実施形態の電磁ブレーキの連結状態における断面図である。 この発明の第1の実施形態の電磁ブレーキの板状部材の詳細を示す上面図である。 図3における切断線A−Aでの断面図である。 この発明の第1の実施形態の変形例の電磁ブレーキにおいて、板状部材の断面図である。 この発明の第2の実施形態の電磁ブレーキの連結状態における断面図である。 この発明の第3の実施形態の電磁ブレーキの非連結状態における断面図である。 この発明の第3の実施形態の変形例の電磁ブレーキの非連結状態における断面図である。 この発明の第4の実施形態の電磁クラッチの非連結状態における断面図である。 この発明の第4の実施形態の電磁クラッチの連結状態における断面図である。
符号の説明
1、60、70、80 電磁ブレーキ(電磁連結装置)
10 ディスク(回転駆動部)
13 フェーシング部材(第1のフェーシング部材)
20、61 プレート(連結部)
30、50 アーマチュア(連結部)
31、51、62 板状部材
32、52、66 係合部(摺動規制部)
40 切替手段
41 電磁石
43e 凹部
71、72、81、82 第2のフェーシング部材
100 電磁クラッチ(電磁連結装置)
110 ディスク(回転駆動部)
130 アーマチュア
131、132 板状部材
133 係合部(摺動規制部)
140 切替手段
L 回転軸

Claims (10)

  1. 所定の回転駆動方向に移動可能な回転駆動部と、
    該回転駆動部に対して、前記回転駆動方向と略直交する進退方向に相対的に進退可能に設けられた連結部と、
    電磁力を作用させることによって前記連結部と前記回転駆動部とを互いに圧接した連結状態と互いに離間した非連結状態とに切り替える切替手段とを具備し、
    前記連結部は、前記進退方向に少なくとも周縁部が非締結状態で積層された複数の板状部材を備え、隣り合う該板状部材同士の少なくとも一方の板状部材には、他方の板状部材と対向する面に、該他方の板状部材が回転駆動方向に摺動するのを規制する摺動規制部が設けられていることを特徴とする電磁連結装置。
  2. 請求項1に記載の電磁連結装置において、
    前記摺動規制部は、前記一方の板状部材に対して前記他方の板状部材を係合する係合部であることを特徴とする電磁連結装置。
  3. 請求項1に記載の電磁連結装置において、
    前記摺動規制部は、摩擦面であることを特徴とする電磁連結装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電磁連結装置において、
    略板状のプレートと、
    該プレートと前記進退方向に離間して設けられ、該進退方向に進退可能なアーマチュアと備え、
    前記回転駆動部は、前記プレートと前記アーマチュアとの間で前記進退方向に進退可能に介装され、
    前記プレートと前記アーマチュアの少なくとも一方が、前記連結部として複数の前記板状部材を備えていることを特徴とする電磁連結装置。
  5. 請求項4に記載の電磁連結装置において、
    前記プレート及び前記アーマチュアの両方が、前記連結部として複数の前記板状部材を備えていることを特徴とする電磁連結装置。
  6. 請求項1に記載の電磁連結装置において、
    前記切替手段は、前記連結部を前記進退方向の一方側に付勢する付勢部材と、電磁力を作用させることによって前記連結部の各前記板状部材を前記進退方向の他方側へ吸引することが可能な電磁石とを有し、
    該電磁石によって前記連結部の各前記板状部材に作用する電磁力は、前記付勢部材による付勢力よりも小に設定されているとともに、全ての各前記板状部材に作用する電磁力の合成力は、前記付勢部材による付勢力よりも大に設定されていることを特徴とする電磁連結装置。
  7. 請求項6に記載の電磁連結装置において、
    前記電磁石によっていずれか一枚を除く他の前記板状部材に作用する電磁力の合成力が前記付勢部材による付勢力よりも小に設定されていることを特徴とする電磁連結装置。
  8. 請求項1に記載の電磁連結装置において、
    前記切替手段は、前記連結部を前記進退方向の一方側に付勢する付勢部材と、電磁力を作用させることによって前記連結部の各前記板状部材を前記進退方向の他方側へ吸引することが可能であり、前記連結部と対向する端面に凹部が形成された電磁石とを有することを特徴とする電磁連結装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の電磁連結装置において、
    前記回転駆動部は、前記連結部と対向して設けられた本体部材と、該本体部材の前記連結部と面する側に該連結部と当接可能に突出して設けられたフェーシング部材とで構成され、
    該フェーシング部材の厚さは、前記本体部材の厚さよりも厚く設定されていることを特徴とする電磁連結装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の電磁連結装置において、
    前記回転駆動部が、前記連結部と対向して設けられた本体部材と、該本体部材の前記連結部と面する側に該連結部と当接可能に突出して設けられた第一のフェーシング部材とで構成されるとともに、
    前記回転駆動部の前記本体部材と前記連結部との互いに面する側の少なくとも一方には、前記第一のフェーシング部材を形成する材質よりも小さい弾性率の材質からなる第二のフェーシング部材が、前記第一のフェーシング部材が前記連結部に当接するよりも先に他方に当接可能に突出して設けられていることを特徴とする電磁連結装置。
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