JP2010012873A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010012873A
JP2010012873A JP2008173523A JP2008173523A JP2010012873A JP 2010012873 A JP2010012873 A JP 2010012873A JP 2008173523 A JP2008173523 A JP 2008173523A JP 2008173523 A JP2008173523 A JP 2008173523A JP 2010012873 A JP2010012873 A JP 2010012873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
current
current detection
detection circuit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008173523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5266913B2 (ja
Inventor
Mikihiko Tsunoda
幹彦 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2008173523A priority Critical patent/JP5266913B2/ja
Publication of JP2010012873A publication Critical patent/JP2010012873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5266913B2 publication Critical patent/JP5266913B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

【課題】モータのコンミテータの酸化膜やリレー接点等による接触抵抗の影響を考慮して、電流検出回路に直接検出電圧を印加することにより、電流検出回路の状態を確実に検出する信頼性の高い電動パワーステアリング装置の制御装置を提供する。
【解決手段】検出信号に基づいて検出電圧を電流検出回路に印加する検出電圧出力手段と、検出信号を生成すると共に、電流検出回路の出力電圧を入力して電流検出値を求め、前記電流検出値及び前記検出信号に基づいて電流検出回路の状態を検出する状態検出手段とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の操舵にモータによる操舵補助力を付与するようにした電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、特にモータの電流値を検出する電流検出回路の状態(正常、異常)を確実に検出する電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両のステアリング装置をモータの回転力で補助負荷付勢する電動パワーステアリング装置は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に補助負荷付勢するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシストトルク(操舵補助力)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデュ−ティ比の調整で行っている。
ここで、電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図7に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に連結されている。コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット30には、バッテリ14から電力が供給されると共に、イグニッションキー11を経てイグニッション信号が入力され、コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Vとに基づいてアシスト指令の操舵補助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値Iに基づいてモータ20に供給する電流を制御する。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUを含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図8のようになる。
図8を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThは操舵補助指令値演算部32に入力され、車速センサ12で検出された車速Vも操舵補助指令値演算部32に入力される。操舵補助指令値演算部32は、入力された操舵トルクTh及び車速Vに基づいて、メモリ33に記憶されているアシストマップを参照してモータ20に供給する電流の制御目標値である操舵補助指令値Iを決定する。操舵補助指令値Iは減算部30Aに入力されると共に、応答速度を高めるためのフィードフォワード系の微分補償部34に入力され、減算部30Aの偏差(I−i)は比例演算部35に入力されると共に、フィードバック系の特性を改善するための積分演算部36に入力され、その比例出力は加算部30Bに入力される。微分補償部34及び積分補償部36の出力も加算部30Bに加算入力され、加算部30Bでの加算結果である電流制御値Eが、モータ駆動信号としてモータ駆動回路37に入力される。モータ駆動回路37にはバッテリ14から電力が供給され、モータ20のモータ電流値iはモータ電流検出部38で検出され、モータ電流値iは減算部30Aに入力されてフィードバックされる。
さらに、モータ駆動回路37の構成例(モータ20が2相モータの場合)を図9の結線図に示して説明すると、モータ駆動回路37は加算部30Bからの電流制御値Eに基づいて電界効果トランジスタ(FET)FET1〜FET4の各ゲートを駆動するFETゲート駆動回路371、FET1〜FET4から成るHブリッジ回路及びFET1及びFET2のハイサイド側を駆動する昇圧電源372等で構成されている。FET1及びFET2は、電流制御値Eに基づいて決定されるデューティ比D1のPWM信号によってオン/オフされ、モータ20に流れる電流の大きさが制御される。FET3及びFET4は、デューティ比D1の小さい領域では、所定1次関数式(a、bを定数としてD2=a・D1+b)で定義されるデューティ比D2のPWM信号で駆動され、デューティ比D1の大きい領域では、PWM信号の符号により決定されるモータの回転方向に応じてオン/オフされる。例えばFET3が導通状態にあるときは、電流はFET1、モータ20、FET3、抵抗Rpを経て流れ、モータ20に正回転方向の電流が流れる。又、FET4が導通状態にあるときは、電流はFET2、モータ20、FET4、抵抗Rkを経て流れ、モータ20に逆回転方向の電流が流れる。このように、加算部30Bからの電流制御値Eが駆動回路37を介してモータ20が駆動制御される。
また、電流検出回路38は抵抗Rpの両端における電圧降下に基づいてモータ20に流れる正回転方向の電流の大きさを検出すると共に、抵抗Rkの両端における電圧降下に基づいてモータ20に流れる逆回転方向の電流の大きさを検出する。電流検出回路38で検出されたモータ電流値iは、減算部30Aに入力されてフィードバックされる。モータ20には抵抗Rn及びダイオードDiを介して電源Vccが接続されると共に、抵抗Roを経て接地されている。抵抗Rn及びRoはモータ20の端子間抵抗Rmに比べ非常に大きな値となっており、モータ端子電圧Vmが得られる。
このように、モータ20の駆動制御は電流検出回路38からの検出値に基づいてフィードバック制御を行っており、電流検出回路38が故障した場合、正確なモータ電流値iを検出することができない。つまり、必要以上の電流がモータ20に流れ込んで過大な操舵補助力が発生してしまう場合や、必要な電流がモータ20に供給されず、十分な操舵補助力を出力できないような状況、或いは操舵補助指令値の増加に応じてハンチングが発生してしまうような状況が考えられる。このため、電流検出回路38では、常に正確な電流検出値を求めることが要請されている。
かかる問題を解決する手段として、例えば特開2006−137280号公報(特許文献1)に示される装置がある。この特許文献1の装置では、モータの電流検出回路の演算増幅器の出力側が地絡(接地)して故障が発生すると、演算増幅器の出力が零となる。これを利用し、電流検出回路が正常であって電流検出値が零の場合は、演算増幅器の出力も零となって出力信号から判別することができないので、反転増幅の演算増幅器を用いて電流検出回路の故障を検出するようにしている。即ち、電流検出手段の入力信号に対して、出力信号が逆位相の反転特性を備えた増幅回路を用いて、演算増幅器の地絡故障を判定している。
また、特開2005−88877号公報(特許文献2)に示される電動パワーステアリング装置の制御装置では、電流検出回路の故障に対し、実際にモータ電流検出回路の故障を直接的に検出するのではなく、パラメータ変動による電流ループ内の異常検出を行い、モータ駆動回路の正常/異常を判断し、モータ駆動回路が正常であれば電流検出回路の故障とみなすようにしている。また、モータ駆動回路の故障判定は、モータ駆動回路内のFETから構成されるHブリッジを全てオフしたときのモータ端子電圧Vmの値によって行っている。さらに、モータの電流検出回路が故障していても他の部分、特にモータ駆動回路が正常である場合が考えられ、この場合にはモータ電流制御ができなくてもモータをオープンループで駆動するようにしている。即ち、コントロールユニットが、モータの電流検出回路と、電流検出回路の故障を検出する故障検出回路とを具備すると共に、故障検出回路が電流検出回路の故障を検出したときに、フィードバック系よりも電流を抑えてモータを駆動するオープンループ系に切替えている。
特開2006−137280号公報 特開2005−88877号公報
電動パワーステアリング装置では、電流検出回路の増幅器ショート故障が発生した場合、電流指令値を増加する制御によりハンチングが発生してしまう。そのため、イグニッションキーをオンした直後の初期診断において、モータに微小電流を流し、電流検出回路が正常に動作しているかの監視を行っている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の装置では、いずれもモータのコンミテータ(整流子)に発生する酸化膜の影響や、モータ制御回路に配置されるリレー接点の異物噛み込み等により、不必要な接触抵抗が発生して電流が流れにくくなってしまう場合があり、電流検出回路の状態を正確に検出できない場合がある。そのため、電流検出回路の状態を常に正確に監視でき、信頼性の高い電動パワーステアリング装置の出現が望まれている。
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、モータのコンミテータの酸化膜やリレー接点等による接触抵抗の影響を考慮して、電流検出回路に直接検出電圧を印加することによって、電流検出回路の状態をより確実に検出する信頼性の高い電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、操舵トルク及び車速に基づいて演算された電流指令値により操舵系に操舵補助力を付与するモータを、電流検出回路によって検出されるモータ電流値のフィードバック制御により駆動制御する電動パワーステアリング装置の制御装置に関し、本発明の上記目的は、検出信号に基づいて検出電圧を前記電流検出回路に印加する検出電圧出力手段と、前記検出信号を生成すると共に、前記電流検出回路の出力電圧を入力して電流検出値を求め、前記電流検出回路の状態を検出する状態検出手段とを設けることにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記検出信号がPWM制御信号であると共に、前記検出電圧が前記PWM信号に基づいてデューティが調整された信号であることにより、或いは前記検出電圧出力手段がラダー抵抗回路及び切替手段によって構成され、前記切替手段を前記検出切替信号で切替えるようになっていることにより、或いは前記電流検出回路を高入力インピーダンス、低出力インピーダンスの増幅器で構成することにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置の制御装置によれば、電流検出回路の増幅器入力部へ検出電圧を直接印加して診断するようにしているので、接触抵抗等に影響されることなく、電流検出回路の異常や状態を確実に検出することができる。また、本発明によれば、電流検出回路の入出力特性のチェックや、ゲイン補正を行うことができるので、検出精度を一層高くすることができる。
さらに、本発明によれば、モータ駆動回路に電流を流すことなく電流検出回路の異常や状態を検出することができるので、修理や生産工程の効率化及び品質を向上することができる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の制御装置は、主にCPUで構成される状態検出手段からの任意の検出信号に基づいて、検出電圧を出力する検出電圧出力手段を備え、電流検出回路の演算増幅器若しくは差動増幅器の入力部に検出電圧を直接印加し、そのときの演算増幅器若しくは差動増幅器からの検出値と検出信号とに基づいて電流検出回路の状態(正常、異常)を検出する。このように、電流検出回路に検出電圧を直接印加して電流検出回路の正常、異常状態を検出するので、接触抵抗に影響されることなく、電流検出回路の状態を確実に検出することができる。
以下に本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の基本構成例を示すブロック図であり、シャント抵抗Rr、演算増幅器381、入力抵抗Ra及びRb、接地抵抗Rd、フィードバック抵抗Rcで電流検出回路38を構成している。そして、駆動回路37にシャント抵抗Rrが接続されており、シャント抵抗Rrの接地側が入力抵抗Rbを経て演算増幅器381の非反転入力部に入力され、シャント抵抗Rrの駆動回路37側が入力抵抗Raを経て演算増幅器381の反転入力部に入力されると共に、検出電圧出力手段40からの検出電圧Vkが付与される。演算増幅器381の非反転入力部には接地抵抗Rdが接続され、反転入力部と出力部にフィードバック抵抗Rcが接続され、電流値を示す状態検出電圧eodが演算増幅器381から状態検出手段301に入力されて電流検出値Ifが求められる。また、状態検出手段301から状態検出のための検出信号CSが検出電圧出力手段40に入力され、検出信号CSに基づいて生成された検出電圧Vkが電流検出回路38に入力される。そして、演算増幅器381により、非反転入力部と反転入力部の差がRa=Rb、Rc=Rdの比に基づいて増幅され、状態検出電圧eodが状態検出手段301に入力され、電流に換算して電流検出値Ifが検出され、検出信号CSと電流検出値Ifとが比較される。即ち、状態検出手段301は、シャント抵抗Rrを用いて駆動回路37の電流値を検出するようになっている演算増幅器381に検出電圧Vkを印加し、演算増幅器381の出力である状態検出電圧eodと検出信号CSに基づいて電流検出回路38の状態を検出する。
このような構成において、その動作例を図2のフローチャートを参照して説明する。
状態検出手段301は所定の検出信号CSを生成し(ステップS10)、検出電圧出力手段40に検出信号CSを入力する(ステップS11)。検出電圧出力手段40は、検出信号CSに基づいて生成した検出電圧Vkを演算増幅器381の反転入力部に付与し(ステップS12)、演算増幅器381で演算された状態検出電圧eodが状態検出手段301に入力される(ステップS13)。状態検出手段301は状態検出電圧eodに基づいて電流検出値Ifを求め(ステップS14)、生成した検出信号CSと電流検出値Ifの関係から、電流検出回路38が“正常”であるか或いは“異常”であるかを検出する(ステップS15)。ステップS15において“正常”であると判定された場合、電流検出回路38が正常であるとして通常の処理が行われる(ステップS16)。一方、ステップS15において“異常”であると判定された場合、電流検出回路38に異常があるので、アラーム出力等の異常処理を行う(ステップS17)。
ここで、検出信号CSと電流検出値Ifとの関係の例を図3の特性図に示して説明する。
図3は、検出信号CSと演算増幅器381で検出される電流検出値Ifとの関係を示しており、状態検出手段301は図中斜線部を“正常”の範囲とし、それ以外の範囲は“異常”と判定する。即ち、状態検出手段301は、生成した検出信号CSと電流検出値Ifとの関係に基づいて、電流検出回路38の正常又は異常の状態を検出する。電流検出回路38が正常であれば、所定の検出信号CSに対応して出力される電流検出値If(又は状態検出電圧eod)が推定できるが、異常の場合はこの推定値との誤差を生じるので、推定値に対する誤差範囲の大小の判定によって正常と異常を検出する。
次に、検出電圧出力手段40の構成例を図4の結線図に示して説明する。
図4は、検出信号CSにPWM信号を用いて、デューティを制御して検出電圧Vkを調整する回路の一例である。状態検出手段301からの検出用PWM信号CSP(PWM信号による検出信号CS)が抵抗Reを介して増幅回路部41へ入力され、増幅回路部41から検出電圧Vkが電流検出回路系のシャント抵抗Rr及び入力抵抗Raの接続点に入力される。ここで、増幅回路部41はダーリントン接続されたNPN型のトランジスタTr1とPNP型のトランジスタTr2により構成されており、トランジスタTr1のコレクタとトランジスタTr2のベースとの間には抵抗Rhが介挿され、トランジスタTr2のエミッタと電源Vccの間には抵抗Rjが介挿されている。また、抵抗ReとトランジスタTr1のベースとの間には抵抗Rgが介挿されると共に、抵抗Rfを介して電源Vccに接続され、コンデンサC1を介して接地された構成となっている。そして、演算増幅器381からの状態検出電圧eodが状態検出手段301に入力され、電流検出回路38の“正常”或いは“異常”を検出する。また、抵抗Rf及び抵抗Rjは、ノイズや誤作動を抑止するようなプルアップ抵抗である。なお、トランジスタTr1とトランジスタTr2を用いて増幅回路部41としたが、PWM信号のON/OFFロジックをソフトウェアにて反転させることで1つのトランジスタで増幅回路部を構成することも可能である。つまり、検出電圧出力手段40は、状態検出手段301からの検出用PWM信号CSPに基づいて、安定した検出電圧Vkを出力できるような回路構成であれば良い。
このように、PWM信号を用いて電圧信号幅を変えた検出用PWM信号CSPを検出電圧出力手段40に入力し、生成された検出電圧Vkを印加することにより、状態検出手段301が、検出用PWM信号CSPと出力である検出電圧eodを上述のようにチェックすることで、電流検出回路38の監視を行うことができる。
次に、検出電圧出力手段40の別の構成例を図5の結線図に示して説明する。
図5は、検出電圧出力手段40にラダー抵抗回路42を用いて切替手段SW1〜SW4を検出切替信号CSC1〜CSC4で切替えることによって、検出電圧Vkを調整する例である。ラダー抵抗回路42の一例として、抵抗R1〜抵抗R4がはしご状に構成されたラダー抵抗回路42を用いて説明する。ラダー抵抗回路42は、直列接続されて接地された抵抗R1〜抵抗R4の各接続部に切替手段SW1〜SW4が接続されている。また、切替手段SW1〜SW4の接点a1〜接点a4は電流検出回路38に接続され、接点b1〜接点b4は接地されており、状態検出手段301からの検出切替信号CSC1〜CSC4により切替手段SW1〜SW4の接点a1〜接点a4と接点b1〜b4が切替えられる。
このような構成において、切替手段SW1〜SW4は通常時、接点b1〜接点b4に接続されており、検出切替信号CSC1〜CSC4のいずれかが出力されると、それに対応した切替手段SW1〜SW4が接点a1〜接点a4にオンされる。これにより、ラダー抵抗回路42からの分圧電圧が検出電圧Vkとして出力され、検出電圧Vkが電流検出回路38に印加される。
このようにラダー抵抗42を用いて検出電圧Vkを調節することにより、異なった電圧の検出電圧Vkを印加できるので、状態検出手段301が、検出切替信号CSCと出力である検出電圧eodを比較して電流検出回路38の正常と異常を検出することができる。
本発明のさらに別の構成例を図6に示して説明する。FETゲート駆動回路371によりモータ駆動回路37のHブリッジを構成するFET1〜FET4を全てオフにし、モータ20の端子電圧Vmがゼロでなければ、異常と判定する電流検出回路38の故障検出回路310を設けると共に、上述した検出電圧出力手段40及び状態検出手段301とを設け、電流検出回路38の状態とモータ駆動回路37の故障を確実に検出できるようにする。
イグニッションキーがオンされると初期診断が開始され、状態検出手段301からの検出信号CSに基づいて検出電圧Vkが検出電圧出力手段41で生成されて電流検出回路38に印加され、電流検出回路38の状態を検出する。また、故障検出回路310により故障の検出を行う。例えば検出電圧出力手段41が検出電圧Vkを電流検出回路38に印加し、状態検出電圧eodに基づく電流検出値Ifに異常が検出された場合(図2のステップS17の場合)、さらに故障検出回路310によって電流検出手段38の故障検出を行う。このように、初期診断等により電流検出回路38の状態を2段階で検出することで、電流検出回路38の状態検出の精度を、より一層高くすることができる。なお、故障検出回路310は特許文献2に開示されているように、故障検出回路及びモータモデルを用いてオープンループによるフェールセーフを行うようにしても良い。
なお、上述では電流検出回路38を演算増幅器(オペアンプ)381を用いて構成しているが、高入力インピーダンスで低出力インピーダンスの差動増幅器や比較器(コンパレータ)等を用いても可能である。
本願発明に係る制御装置の基本構成例を示すブロック図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 本発明の異常検出信号に対する検出値の正常/異常を示す特性図である。 本発明に係る制御装置の別の構成例を示す結線図である。 本発明に係る制御装置の別の構成例を示す結線図である。 本発明に係る制御装置の更に別の構成例を示す結線図である。 従来の電動パワーステアリング装置の構成例を示すブロック図である。 従来の電動パワーステアリング装置のコントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 従来のモータ駆動回路の一例を示す結線図である。
符号の説明
20 モータ
30 コントロールユニット
37 駆動回路
38 電流検出回路
40 検出電圧出力手段
41 増幅回路部
42 ラダー抵抗回路
300 CPU
301 状態検出手段
310 故障検出回路
381 演算増幅器

Claims (4)

  1. 操舵トルク及び車速に基づいて演算された電流指令値により操舵系に操舵補助力を付与するモータを、電流検出回路によって検出されるモータ電流値のフィードバック制御により駆動制御する電動パワーステアリング装置の制御装置において、検出信号に基づいて検出電圧を前記電流検出回路に印加する検出電圧出力手段と、前記検出信号を生成すると共に、前記電流検出回路の出力電圧を入力して電流検出値を求め、前記電流検出値及び前記検出信号に基づいて前記電流検出回路の状態を検出する状態検出手段とを具備したことを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記検出信号がPWM制御信号であると共に、前記検出電圧が前記PWM信号に基づいてデューティが調整された信号である請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記検出電圧出力手段がラダー抵抗回路及び切替手段によって構成され、前記切替手段を前記検出切替信号で切替えるようになっている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 前記電流検出回路が高入力インピーダンス、低出力インピーダンスの増幅器で構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
JP2008173523A 2008-07-02 2008-07-02 電動パワーステアリング装置の制御装置 Expired - Fee Related JP5266913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008173523A JP5266913B2 (ja) 2008-07-02 2008-07-02 電動パワーステアリング装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008173523A JP5266913B2 (ja) 2008-07-02 2008-07-02 電動パワーステアリング装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010012873A true JP2010012873A (ja) 2010-01-21
JP5266913B2 JP5266913B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=41699417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008173523A Expired - Fee Related JP5266913B2 (ja) 2008-07-02 2008-07-02 電動パワーステアリング装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5266913B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9831771B2 (en) 2014-02-18 2017-11-28 Seiko Epson Corporation Circuit device and electronic apparatus

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63164395U (ja) * 1987-04-15 1988-10-26
JPH0891240A (ja) * 1994-09-22 1996-04-09 Nippon Seiko Kk 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH09285182A (ja) * 1996-04-11 1997-10-31 Mitsubishi Electric Corp モータ駆動装置
JPH1084688A (ja) * 1996-08-20 1998-03-31 Samsung Electron Co Ltd モータの異常状態感知装置及び異常状態感知方法
JPH10194137A (ja) * 1997-01-07 1998-07-28 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2005088877A (ja) * 2004-08-19 2005-04-07 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2006137280A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2006290146A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2009254046A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Denso Corp モータ制御装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63164395U (ja) * 1987-04-15 1988-10-26
JPH0891240A (ja) * 1994-09-22 1996-04-09 Nippon Seiko Kk 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH09285182A (ja) * 1996-04-11 1997-10-31 Mitsubishi Electric Corp モータ駆動装置
JPH1084688A (ja) * 1996-08-20 1998-03-31 Samsung Electron Co Ltd モータの異常状態感知装置及び異常状態感知方法
JPH10194137A (ja) * 1997-01-07 1998-07-28 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2005088877A (ja) * 2004-08-19 2005-04-07 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2006137280A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2006290146A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2009254046A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Denso Corp モータ制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9831771B2 (en) 2014-02-18 2017-11-28 Seiko Epson Corporation Circuit device and electronic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5266913B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3484968B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
US9932067B2 (en) Electric power steering apparatus
US7002313B2 (en) Electric power steering device control apparatus
JP2009012511A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004243969A (ja) 電動パワーステアリングの制御装置
US20070192004A1 (en) Controller for electronic power steering apparatus
JP4742797B2 (ja) モータ駆動制御装置及びそれを用いた電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2008168728A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2011057012A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP3663880B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP5266913B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH0924846A (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JPH11263240A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4543888B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007308138A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH10197367A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2004297873A (ja) 直流モータ駆動ブリッジ回路の故障検知装置
JP2009090749A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5181540B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4853043B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4021186B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2012017026A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4032724B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3641921B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2830993B2 (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5266913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees