JP2009254046A - モータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータに電流を流すことなく、電流検出回路を診断するモータ制御装置を提供する。
【解決手段】MPU60は、スイッチング素子20、22、30、32のオン、オフを切り替えることにより、モータ2を正転または逆転させる。モータ2に電流が流れると、電流検出回路40の検出抵抗42の両端に電位差が生じ、この電位差が増幅器44により増幅される。MPU60は、増幅器44の出力信号に基づいてモータ2に流れる電流を検出する。ダイオード50は、モータ2に電流が流れるHブリッジ回路の経路とは別経路で、電流検出回路40に接続している。MPU60は、モータ2の駆動要求がない場合、ダイオード50を介して所定値の診断電流を電流検出回路40に流す。MPU60は、電流検出回路40が検出する検出電流値と診断電流の診断電流値との差が所定範囲から外れていると、電流検出回路40を異常であると判定する。
【選択図】図1
【解決手段】MPU60は、スイッチング素子20、22、30、32のオン、オフを切り替えることにより、モータ2を正転または逆転させる。モータ2に電流が流れると、電流検出回路40の検出抵抗42の両端に電位差が生じ、この電位差が増幅器44により増幅される。MPU60は、増幅器44の出力信号に基づいてモータ2に流れる電流を検出する。ダイオード50は、モータ2に電流が流れるHブリッジ回路の経路とは別経路で、電流検出回路40に接続している。MPU60は、モータ2の駆動要求がない場合、ダイオード50を介して所定値の診断電流を電流検出回路40に流す。MPU60は、電流検出回路40が検出する検出電流値と診断電流の診断電流値との差が所定範囲から外れていると、電流検出回路40を異常であると判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータに流れる電流を検出する電流検出回路を診断するモータ制御装置に関する。
従来、モータに流れる電流を制御してモータを回転駆動するモータ制御装置において、モータに流れる電流を電流検出回路で検出し、適正な電流がモータに流れているかを判定することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、通常のモータ駆動前に通常駆動時よりも電流値の低い電流を流し、電流検出回路の検出信号に基づいてモータの駆動回路を診断している。
特表2001−513875号公報
しかしながら、特許文献1では、電流検出回路が正常な場合には電流検出回路の検出信号に基づいてモータおよび駆動回路に流れる電流が正常であるかを判定することはできるものの、電流検出回路に異常が発生している場合には、モータの駆動回路が正常であるかを判定することはできない。さらに、異常の発生している電流検出回路の検出信号に基づいて、モータに対して誤った駆動制御を実施するおそれがある。
また、通常のモータ駆動前の診断時に流す電流値が低くても、駆動回路を診断するためにモータに電流が流れるので、モータが必要時以外に駆動され回転するおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、モータに電流を流すことなく、電流検出回路を診断するモータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、モータに電流を流すことなく、電流検出回路を診断するモータ制御装置を提供することを目的とする。
請求項1から7に記載の発明によると、診断制御回路は、モータに電流が流れる経路とは別経路でモータに流れる電流を検出する電流検出回路に接続し、電流検出回路に対する診断時に電流検出回路への診断電流の流れを許可する。
これにより、電流検出回路の診断時にモータに電流が流れないので、モータを作動させることなく、電流検出回路に診断電流が流れたときの電流検出回路の検出信号に基づいて電流検出回路が正常であるか異常であるかを診断できる。
さらに、請求項1から7に記載の発明によると、診断制御回路は、モータに対する駆動制御時に電流制御回路および電流検出回路から別経路への電流流れを禁止する。
これにより、モータに対する駆動制御時に、モータに電流が流れる経路とは別経路に電流制御回路および電流検出回路から電流が流れて、モータの駆動制御を妨げることを防止できる。
これにより、モータに対する駆動制御時に、モータに電流が流れる経路とは別経路に電流制御回路および電流検出回路から電流が流れて、モータの駆動制御を妨げることを防止できる。
請求項2に記載の発明によると、診断制御回路は、別経路から電流検出回路への診断電流の流れを許可し、電流制御回路および電流検出回路から別経路への電流流れを禁止するダイオードを有する。
これにより、電流検出回路の診断時に別経路から電流検出回路への診断電流の流れを許可し、モータの駆動制御時にモータに電流が流れる経路とは別経路に電流制御回路および電流検出回路から電流が流れることを禁止する診断制御回路の機能を、小型で安価なダイオードにより実現できる。
請求項3に記載の発明によると、電流検出回路は、モータに流れる電流を検出抵抗で検出する。これにより、簡単な構成でモータに流れる電流を検出できる。
ところで、診断制御回路が電流検出回路の内部に接続し電流検出回路の一部に診断電流を流す回路構成の場合、電流検出回路の一部しか診断できない。
ところで、診断制御回路が電流検出回路の内部に接続し電流検出回路の一部に診断電流を流す回路構成の場合、電流検出回路の一部しか診断できない。
そこで、請求項4に記載の発明によると、診断制御回路は、モータに流れる電流が電流検出回路に流入する流入箇所、または流入箇所よりもモータ側に接続している。
これにより、モータに流れる電流が電流検出回路に流入する流入箇所から電流検出回路に診断電流を流すことができる。その結果、電流検出回路が全体として正常に作動しているかを診断できる。
これにより、モータに流れる電流が電流検出回路に流入する流入箇所から電流検出回路に診断電流を流すことができる。その結果、電流検出回路が全体として正常に作動しているかを診断できる。
請求項5に記載の発明によると、異常判定手段は、電流検回路の診断時に診断制御回路を介して電流検出回路に診断電流を流し、そのときの電流検出回路の検出信号に基づいて電流検出回路が異常であるかを判定する。これにより、異常判定手段が電流検出回路を異常であると判定すると、例えばモータに対する駆動制御を中止する等の適切な処置を実施できる。
請求項6に記載の発明によると、電流制御回路は、スイッチング素子のオン、オフの切り替えによりモータに流れる電流の方向を切り替えてモータの回転方向を正転方向および逆転方向に制御するHブリッジ回路を有する。
これにより、モータに流れる電流の方向を切り替えてモータを正転方向および逆転方向の両方向に回転させるモータ制御装置において、モータを作動させることなく、電流検出回路に診断電流を流したときの電流検出回路の検出信号に基づいて電流検出回路が正常であるか異常であるかを診断できる。
請求項7に記載の発明によると、モータ制御装置は、シートベルトの引き込み、および引き込み解除用のモータに流れる電流を制御する。
これにより、モータに対する駆動制御時においては、車両等の搭乗者が体に掛けるシートベルトの引き込み、および引き込み解除を行うモータに流れる電流を電流検出回路により検出し、検出結果に基づいてモータが発生するトルクを制御できる。
これにより、モータに対する駆動制御時においては、車両等の搭乗者が体に掛けるシートベルトの引き込み、および引き込み解除を行うモータに流れる電流を電流検出回路により検出し、検出結果に基づいてモータが発生するトルクを制御できる。
また、電流検出回路の診断時においては、モータに電流を流さず、つまりシートベルトを動かすことなく電流検出回路を診断できる。
尚、本発明に備わる手段の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
尚、本発明に備わる手段の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
本発明の一実施形態によるモータ制御装置を図1に示す。
(モータ制御装置10)
モータ制御装置10は、シートベルトの引き込み、および引き込み解除用のモータ2に流れる電流を制御する。モータ2は直流電動機である。
本発明の一実施形態によるモータ制御装置を図1に示す。
(モータ制御装置10)
モータ制御装置10は、シートベルトの引き込み、および引き込み解除用のモータ2に流れる電流を制御する。モータ2は直流電動機である。
スイッチング素子20、22、30、32は、例えばMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)により形成されており、電流制御回路としてHブリッジ回路を構成している。電源とモータ2との間に設置されるスイッチング素子20、30を上側スイッチング素子、モータ2と接地側との間に設置されるスイッチング素子22、32を下側スイッチング素子ともいう。
図2に示すように、Hブリッジ回路のスイッチング素子20、22、30、32のオン、オフが切り替わることにより、モータ2に流れる電流の向きが切り替わり、モータ2は正転方向または逆転方向に回転する。
スイッチング素子20、22がオンになり、スイッチング素子30、32がオフになると、モータ2は正転方向に回転する。モータ2が正転方向に回転すると、シートベルトは引き込まれる。
一方、スイッチング素子20、22がオフになり、スイッチング素子30、32がオンになると、モータ2は正転方向に対し逆転方向に回転する。モータ2が逆転方向に回転すると、シートベルトの引き込みは解除される。
尚、図2において、モータ2の正転時および逆転時におけるスイッチング素子20、22、30、32のスイッチング状態を示す「オン」は、モータ2の正転中または逆転中に電気的に常にオンになっているわけではない。以下、便宜上、モータ2の回転方向を説明するために、スイッチング素子20、22、30、32のスイッチング状態をオン、オフで説明する。
図2では、モータ2の正転、逆転に合わせて上側スイッチング素子および下側スイッチング素子の両方のオン、オフを切り替えている。これに対し、上側スイッチング素子または下側スイッチング素子の一方を常にオンにし、他方のオン、オフを切り替えることにより、モータ2の正転、逆転を制御してもよい。本実施形態では、モータ2が正転または逆転するときにモータ2に流れる電流値は、例えば、スイッチング素子20、22、30、32に対するPWM(Pulse Width Modulation)により制御される。PWM制御のデューティ比が0のときに、スイッチング素子20、22、30、32のスイッチング状態はオフになる。
電流検出回路40は検出抵抗42および増幅器44から構成されており、スイッチング素子22、32と接地側との間に設置されている。モータ2に電流が流れると、検出抵抗42の両端に電位差が生じ、この電位差が増幅器44により増幅される。
本実施形態では、電流検出回路40においてモータ2に流れる電流を検出抵抗42で検出するので、電流検出回路40を簡単な構成で実現できる。
診断制御回路を構成するダイオード50は、モータ2に電流が流れる経路とは別経路を通りMPU60から電流検出回路40への診断電流の流れを許可する一方、モータ2に対する駆動制御時に、Hブリッジ回路および電流検出回路40からダイオード50が設置された別経路への電流の流れを禁止する。
診断制御回路を構成するダイオード50は、モータ2に電流が流れる経路とは別経路を通りMPU60から電流検出回路40への診断電流の流れを許可する一方、モータ2に対する駆動制御時に、Hブリッジ回路および電流検出回路40からダイオード50が設置された別経路への電流の流れを禁止する。
ダイオード50は、モータ2に流れる電流が電流検出回路40に流入する流入箇所よりもモータ2側で電流検出回路40に接続している。これにより、例えば電流検出回路40の一部である増幅器44だけに診断電流を流すのではなく、モータ2に流れる電流が電流検出回路40に流れる場合と同様に電流検出回路40全体に診断電流が流れる。その結果、電流検出回路40を構成する検出抵抗42および増幅器44が全体として正常に作動しているか、ならびに断線等がないかを診断できる。
本実施形態では、診断制御回路の機能をダイオード50で実現するので、診断制御回路を安価に、かつ小型化できる。
MPU(Micro Processing Unit)60は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、I/Oポート、通信インタフェース等を有するマイクロコンピュータにて構成されている。MPU60は、ROMに記憶された制御プログラムよって、以下に説明する電流制御手段、異常判定手段として機能する。
MPU(Micro Processing Unit)60は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、I/Oポート、通信インタフェース等を有するマイクロコンピュータにて構成されている。MPU60は、ROMに記憶された制御プログラムよって、以下に説明する電流制御手段、異常判定手段として機能する。
(電流制御手段)
MPU60は、モータ2に指令する回転方向と、モータ2に流す指令電流値とに基づいて、スイッチング素子20、22、30、32に指令するPWM信号のデューティ比を算出する。
MPU60は、モータ2に指令する回転方向と、モータ2に流す指令電流値とに基づいて、スイッチング素子20、22、30、32に指令するPWM信号のデューティ比を算出する。
MPU60は、例えば前方車両との距離が所定距離よりも接近したことを検出する検出装置からの指示を車内LAN等の通信回線を介して受信すると、車両運転者に注意を促すとともに、車両搭乗者の安全を確保するために駆動回路62にモータ2の正転を指令し、シートベルトを引き込む。前方車両との距離が所定距離よりも離れると、MPU60は、駆動回路62にモータ2の逆転を指令し、シートベルトの引き込みを解除する。
MPU60は、モータ2の駆動中には、電流検出回路40の検出信号に基づいてモータ2に流れる電流値を検出する。そして、電流検出回路40が検出する検出電流値とモータ2に指令する指令電流値との差に基づいて、MPU60は、スイッチング素子20、22、30、32に指令するPWM信号のデューティ比をフィードバック制御する。
(異常判定手段)
MPU60は、モータ2に対する駆動要求がないとき、つまりHブリッジ回路がモータ2に電流を流さないとき、抵抗52、ダイオード50を介して電流検出回路40に診断電流を流す。そして、MPU60は、診断電流を流したときの電流検出回路40の検出信号が示す検出電流値と診断電流値との差に基づいて、電流検出回路40が正常であるか異常であるかを診断する。
MPU60は、モータ2に対する駆動要求がないとき、つまりHブリッジ回路がモータ2に電流を流さないとき、抵抗52、ダイオード50を介して電流検出回路40に診断電流を流す。そして、MPU60は、診断電流を流したときの電流検出回路40の検出信号が示す検出電流値と診断電流値との差に基づいて、電流検出回路40が正常であるか異常であるかを診断する。
MPU60は、検出電流値と診断電流値との差が所定範囲内であれば、電流検出回路40を正常であると判定し、検出電流値と診断電流値との差が所定範囲から外れている場合、電流検出回路40を異常であると判定する。
駆動回路62は、MPU60がスイッチング素子20、22、30、32に対して指令するPWM信号を増幅し、スイッチング素子20、22、30、32のゲートラインに印加する。
(異常診断)
次に、MPU60がダイオード50を介して電流検出回路40に診断電流を流し、電流検出回路40の異常を診断する異常診断について説明する。
次に、MPU60がダイオード50を介して電流検出回路40に診断電流を流し、電流検出回路40の異常を診断する異常診断について説明する。
MPU60は、モータ2の駆動要求がない場合、スイッチング素子20、22、30、32をオフにし(図2参照)、図3に示すように、所定の時間間隔で電流検出回路40の異常診断を実施する。MPU60は、ダイオード50を介して所定値の診断電流を電流検出回路40に流す。そして、MPU60は、電流検出回路40が検出する検出電流値と診断電流の診断電流値との差が所定範囲内であれば電流検出回路40は正常であると判定する。
そして、図3の(A)に示すように、MPU60は、モータ2に対する駆動要求があれば、モータ2に対する駆動制御を実施する。MPU60は、電流検出回路40が正常であれば、モータ2に対する駆動制御中に、電流検出回路40が検出する検出電流値とモータ2に指令する指令電流値との差に基づいて、スイッチング素子20、22、30、32に指令するPWM信号のデューティ比をフィードバック制御する。
一方、電流検出回路50に断線、検出抵抗42または増幅器44の故障等の異常が発生すると、電流検出回路40が検出する検出電流値は所定範囲から外れる。MPU60は、電流検出回路40が検出する検出電流値と診断電流の診断電流値との差が所定範囲から外れると、電流検出回路40は異常であると判定する。そして、図3の(B)に示すように、MPU60は、モータ2に対する駆動要求があってもモータ2に対する駆動制御を禁止するとともに、警告灯または警告音により異常を報知する。
ただし、MPU60は、図3の(B)に示すように異常診断で異常を検出しても、所定時間間隔で電流検出回路40の異常診断を継続する。これは、例えば電流検出回路40に異物が付着して電流検出回路40の検出信号が異常になっている等の一時的な異常であれば、異常診断を継続するうちに、電流検出回路40の異常が解消されることがあるからである。
以上説明した上記実施形態によると、モータ2に電流を流さずに電流検出回路40が正常であるか異常であるかを診断できる。これにより、シートベルトを動かさず、搭乗者に感知されることなく診断を実施できる。
また、モータ2の駆動時に、Hブリッジ回路および電流検出回路40からダイオード50を介してMPU60側に電流が流れることを禁止するので、診断制御回路を設置したことによりモータ2に対する通常の駆動制御が妨げられることを防止できる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、診断制御回路にダイオード50を使用することにより、モータ2に電流が流れる経路とは別経路の診断制御回路から電流検出回路40への診断電流の流れを許可し、Hブリッジ回路および電流検出回路40から別経路の診断制御回路側への電流の流れを禁止した。これに対し、ダイオード50に代えて、リレースイッチ等のオンオフスイッチを診断制御回路に使用してもよい。MPU60は、電流検出回路40の診断時にはオンオフスイッチをオンにし、モータ2に対する駆動制御時にはオンオフスイッチをオフにすればよい。
上記実施形態では、診断制御回路にダイオード50を使用することにより、モータ2に電流が流れる経路とは別経路の診断制御回路から電流検出回路40への診断電流の流れを許可し、Hブリッジ回路および電流検出回路40から別経路の診断制御回路側への電流の流れを禁止した。これに対し、ダイオード50に代えて、リレースイッチ等のオンオフスイッチを診断制御回路に使用してもよい。MPU60は、電流検出回路40の診断時にはオンオフスイッチをオンにし、モータ2に対する駆動制御時にはオンオフスイッチをオフにすればよい。
また、上記実施形態では、シートベルトの引き込み、および引き込み解除用に使用されるモータ2の制御装置について説明した。これに対し、シートベルトの引き込み、および引き込み解除用、あるいは、モータに対する正転制御および逆転制御に限らず、どのような用途にモータが使用されるものであっても、本発明を適用することにより、モータを回転させることなく、電流検出回路を診断できる。
上記実施形態では、電流制御手段、異常判定手段の機能を、制御プログラムにより機能が特定されるMPU60により実現している。これに対し、上記手段の機能の少なくとも一部を、回路構成自体で機能が特定されるハードウェアで実現してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
2:モータ、10:モータ制御装置、20、22、30、32:スイッチング素子(Hブリッジ回路、電流制御回路)、40:電流検出回路、42:検出抵抗、44:増幅器、50:ダイオード(診断制御回路)、60:MPU(電流制御手段、異常判定手段)
Claims (7)
- モータに流れる電流を制御する電流制御回路と、
前記モータに流れる電流を検出する電流検出回路と、
前記モータに電流が流れる経路とは別経路で前記電流検出回路に接続し、前記電流検出回路に対する診断時に前記別経路から前記電流検出回路への診断電流の流れを許可し、前記モータに対する駆動制御時に前記電流制御回路および前記電流検出回路から前記別経路への電流流れを禁止する診断制御回路と、
を備えることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記診断制御回路は、前記別経路から前記電流検出回路への前記診断電流の流れを許可し、前記電流制御回路および前記電流検出回路から前記別経路への電流流れを禁止するダイオードを有することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
- 前記電流検出回路は、前記モータに流れる電流を検出する検出抵抗を有することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
- 前記診断制御回路は、前記モータに流れる電流が前記電流検出回路に流入する流入箇所、または前記流入箇所よりも前記モータ側に接続していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- 前記電流検出回路に対する診断時に前記診断制御回路を介して前記電流検出回路に前記診断電流を流し、そのときの前記電流検出回路の検出信号に基づいて前記電流検出回路が異常であるかを判定する異常判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- 前記電流制御回路は、スイッチング素子のオン、オフの切り替えにより前記モータに流れる電流の方向を切り替えて前記モータの回転方向を正転方向および逆転方向に制御するHブリッジ回路を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- シートベルトの引き込み、および引き込み解除用のモータに流れる電流を制御することを特徴とする請求項6に記載のモータ制御装置。
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JP2010012873A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
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