JP2016201898A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通電ラインスイッチのショート故障診断においてブリッジ回路に過電流が流れることを回避するモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置101は、Hブリッジ回路30のスイッチSW1〜SW4を操作してモータ8の通電及び回転方向を制御する。2つの通電ラインスイッチSW5、SW6は、通電ラインLPにおいて、寄生ダイオードが互いに向かい合う方向に直列接続されている。プルアップ抵抗41は、高電位ラインLHと第3ノードN3との間に接続される。プルダウン抵抗42は、第4ノードN4と低電位ラインLLとの間に接続される。保護ダイオード51、52は、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42に接続され、低電位側から高電位側に向かう回生電流を遮断する。故障診断部60は、ドライブ回路61〜63及び電圧判定部65を有し、第1電圧V1及び第2電圧V2に基づいて各スイッチSW1〜SW6の初期故障診断を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、モータの通電及び回転方向を制御するモータ制御装置に関する。
従来、Hブリッジ回路のスイッチを操作してモータの通電及び回転方向を制御するモータ制御装置が知られている。例えば特許文献1には、電動パワーステアリング装置に使用されるDCモータの制御装置において、Hブリッジ回路からモータへの通電ラインに、寄生ダイオードが互いに反対方向に向くように直列接続された2つの半導体スイッチ素子を備えた構成が開示されている。
特開2010−47096号公報
特許文献1には、イグニッション電源をONした後に実行される初期故障診断シーケンスが開示されている。この故障診断では、通電ラインスイッチのショート故障を診断するとき、2つの通電ラインスイッチのそれぞれに対し、Hブリッジ回路の上アームスイッチを片側ずつONして検出電圧を判定する。この故障診断において、対をなす下アームスイッチがショート故障していると、上アームスイッチをONしたとき高電位ラインと低電位ラインとが短絡して過電流が流れ、スイッチが破損するおそれがある。
また、検出電圧の判定時、各スイッチのON/OFF後、電圧が安定するまで待機する必要がある。特許文献1の従来技術では、通電ラインスイッチのショート故障診断だけで、通電ラインスイッチの1つずつに対して検出電圧を2回判定する必要があり、故障診断に時間がかかるという問題がある。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、通電ラインスイッチのショート故障診断においてブリッジ回路に過電流が流れることを回避するモータ制御装置を提供することにある。
本発明は、Hブリッジ回路のスイッチを操作してモータの通電及び回転方向を制御するモータ制御装置に係る発明である。このモータ制御装置は、4つのブリッジ回路スイッチ、2つの通電ラインスイッチ、プルアップ抵抗、プルダウン抵抗、保護ダイオード、及び故障診断部を備える。
4つのブリッジ回路スイッチは、高電位ラインと低電位ラインとの間で、第1ハーフブリッジ及び第2ハーフブリッジが並列に接続されたHブリッジ回路を構成する。
2つの通電ラインスイッチは、第1ハーフブリッジの中間点である第1ノードと第2ハーフブリッジの中間点である第2ノードとの間を、モータを経由して結ぶ通電ラインにおいて、寄生ダイオードが互いに向かい合う方向に直列接続されている。
プルアップ抵抗は、高電位ラインと、通電ライン上で2つの通電ラインスイッチの間にある第3ノードとの間に接続される。
プルダウン抵抗は、通電ライン上でモータを挟んで第3ノードと反対側にある第4ノードと、低電位ラインとの間に接続される。
保護ダイオードは、プルアップ抵抗又はプルダウン抵抗の少なくとも一方に接続され、低電位側から高電位側に向かう電流を遮断する。
故障診断部は、ブリッジ回路スイッチ及び通電ラインスイッチをON/OFF可能なドライブ回路、並びに、第1ノードの電位である第1電圧及び第2ノードの電位である第2電圧の適否を判定する電圧判定部を有し、モータの駆動開始前に、第1電圧及び第2電圧に基づいて、ブリッジ回路スイッチ及び通電ラインスイッチのうち少なくとも一部についての初期故障診断を行う。
本発明のモータ制御装置は、プルアップ抵抗又はプルダウン抵抗の少なくとも一方に保護ダイオードが接続されているため、モータが生成した回生電流が高電位ラインに流れることを防止することができる。したがって、高電位ラインの電圧を制御回路の制御電圧として用いる構成において、制御回路の誤動作や破損を防止することができる。
また、本発明のモータ制御装置は、高電位ラインからプルアップ抵抗を経由して第3ノードに電圧が印加されるため、通電ラインスイッチのショート故障の診断において、上アームスイッチをONする必要がない。したがって、対をなす下アームスイッチが仮にショート故障していた場合でも、上下アームのスイッチを経由して過電流が流れることを回避し、スイッチの破損を防止することができる。
さらに、上記構成により、故障診断部は好ましい初期故障診断を実施可能である。好ましい初期故障診断では、故障診断部は、4つのブリッジ回路スイッチ及び2つの通電ラインスイッチを全てOFFしたときの第1電圧及び第2電圧に基づいて、2つの通電ラインスイッチのうち少なくともいずれか一方のショート故障、又は、2つの上アームのブリッジ回路スイッチのうち少なくともいずれか一方のショート故障を「一度」に診断する。
これにより、通電ラインスイッチのショート故障の診断だけで検出電圧を2回判定する必要があった特許文献1の従来技術に対し、判定回数を減らし、故障診断時間を短縮することができる。
本発明の第1実施形態によるモータ制御装置の概略構成図。 本発明の第1実施形態によるモータ制御装置の通電回路図。 通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障時の作用を説明する図。 通電ラインスイッチSW5、SW6のオープン故障時の作用を説明する図。 本発明の第1実施形態による初期故障診断のメインフローチャート。 ブリッジ回路スイッチSW1〜SW4のオープン故障診断のサブフローチャート。 本発明の第2実施形態によるモータ制御装置の通電回路図。 本発明の第3実施形態によるモータ制御装置の通電回路図。 本発明の第4実施形態によるモータ制御装置の通電回路図。 従来技術(1)のモータ制御装置の通電回路図。 従来技術(2)のモータ制御装置の通電回路図。
以下、本発明のモータ制御装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。複数の実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。以下の説明で「本実施形態」という場合、第1〜第4実施形態を包括する。
最初に図1を参照し、モータ制御装置の全体構成について説明する。
モータ制御装置101は、バッテリ15とモータ8との間に設けられ、モータ8の通電及び回転方向を制御する。本実施形態のモータ8は、車両の電動パワーステアリング装置において、運転者の操舵を補助するアシストモータとして用いられるDCモータである。モータ8は、運転者の操舵方向に応じて、例えばハンドルを右に回すとき正転し、ハンドルを左に回すとき逆転する。また、路面からの外力によってモータ8が回転された場合等には、モータ8が発電機として動作し回生方向の電流を生成する場合がある。
モータ制御装置101は、電源リレー20、Hブリッジ回路30を構成する4つのブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4、2つの通電ラインスイッチSW5、SW6、プルアップ抵抗41、プルダウン抵抗42、保護ダイオード51、52、及び、故障診断部60等を備える。
電源リレー20は、バッテリ15の電源電圧V0をHブリッジ回路30に供給又は遮断可能である。本実施形態では、運転者がイグニッション電源をONしたとき、電源リレー20がONされる。
以下、本明細書で「スイッチ」とは半導体スイッチング素子を意味する。本実施形態では、スイッチとして、寄生ダイオードを有するMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)が用いられる。また、図1では、スイッチを「SW」と記す。
4つのブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4、は、高電位ラインLHと低電位ラインLLとの間で、第1ハーフブリッジ31及び第2ハーフブリッジ32が並列に接続されたHブリッジ回路30を構成する。スイッチSW1は、第1ハーフブリッジ31の上アームスイッチであり、スイッチSW3は、第1ハーフブリッジ31の下アームスイッチである。また、スイッチSW2は、第2ハーフブリッジ32の上アームスイッチであり、スイッチSW4は、第2ハーフブリッジ32の下アームスイッチである。
電源リレー20がONされたとき、Hブリッジ回路30の高電位ラインLHには電源電圧V0が印加される。Hブリッジ回路30の低電位ラインLLは、電流検出用のシャント抵抗43を介してグランドに接続されている。なお、本発明では、シャント抵抗43を備えなくてもよく、或いは、Hブリッジ回路30からモータ8への通電ラインLPに他の電流センサを備えてもよい。
第1ハーフブリッジ31の中間点である第1ノードN1は、モータ8の一方のモータ端子81に接続され、第2ハーフブリッジ32の中間点である第2ノードN2は、モータ8の他方のモータ端子82に接続される。第1ノードN1と第2ノードN2との間を、モータ8を経由して結ぶ電流経路を通電ラインLPという。
2つの通電ラインスイッチSW5、SW6は、通電ラインLPにおいて、寄生ダイオードが互いに向かい合う方向に直列接続されている。第1実施形態では、2つの通電ラインスイッチSW5、SW6が間にモータ8を挟んで配置されている。
PWM制御やデッドタイム等に関する説明を省略して単純に述べると、モータ8の正転時には、ブリッジ回路スイッチSW1、SW4をONする。また、通電ラインスイッチSW5をOFFし、通電ラインスイッチSW6をONする。これにより、スイッチSW1→第1ノードN1→スイッチSW5の寄生ダイオード→モータ8→スイッチSW6→第2ノードN2→スイッチSW4の経路で電流が流れる。このとき、通電ラインスイッチSW5の寄生ダイオードによって、通電ラインLPにおける逆方向(第2ノードN2→第1ノードN1)の電流は遮断される。
モータ8の逆転時には、ブリッジ回路スイッチSW2、SW3をONする。また、通電ラインスイッチSW5をONし、SW6をOFFする。これにより、スイッチSW2→第2ノードN2→スイッチSW6の寄生ダイオード→モータ8→スイッチSW5→第1ノードN1→スイッチSW3の経路で電流が流れる。このとき、通電ラインスイッチSW6の寄生ダイオードによって、通電ラインLPにおける逆方向(第1ノードN1→第2ノードN2)の電流は遮断される。
このように、モータ8の回転方向に応じて通電ラインスイッチSW5、SW6のON/OFFを切り替えることにより、本来の方向と逆方向の電流がモータ8に流れることを防止することができる。
プルアップ抵抗41は、高電位ラインLHと、通電ラインLP上で2つの通電ラインスイッチSW5、SW6の間にある第3ノードN3との間に接続されている。
プルダウン抵抗42は、通電ラインLP上でモータ8を挟んで第3ノードN3と反対側にある第4ノードN4と、低電位ラインLLとの間に接続されている。
第1実施形態では、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42に、それぞれ保護ダイオード51、52が直列に接続されている。ここで、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42と保護ダイオード51、52との直列接続の順序は、図示とは逆にしてもよい。
以下、プルアップ抵抗41に接続された保護ダイオード51を適宜、「上側の保護ダイオード」といい、プルアップ抵抗42に接続された保護ダイオード52を適宜、「下側の保護ダイオード」という。保護ダイオード51、52は、高電位側から低電位側に向かう電流を許容し、低電位側から高電位側に向かう電流を遮断する。「低電位側から高電位側に向かう電流」として、モータ8の発電時に生成される回生電流が想定される。
故障診断部60は、モータ8の通常駆動時にHブリッジ回路30を操作し、モータ8の通電及び回転方向を制御する制御回路の一部として設けられる。DCモータの通常駆動時の制御については、特許文献1等に参照されるように周知技術であるため、詳しい説明、及び、関連する入出力信号の図示を省略する。本明細書では、本発明における特徴的機能を表す名称として、この制御回路を「故障診断部60」という。
本発明の特徴的機能の範囲において、故障診断部60は、電源リレー20、ブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4、及び、通電ラインスイッチSW5、SW6をそれぞれON/OFF可能な電源リレードライブ回路61、ブリッジ回路スイッチドライブ回路62、及び、通電ラインスイッチドライブ回路63を有している。
また、第1ノードN1の電位である第1電圧V1、及び、第2ノードN2の電位である第2電圧V2を取得し、その適否を判定する電圧判定部65を有している。なお、電圧検出に係る分圧抵抗等の図示は省略する。
故障診断部60は、イグニッション電源ON後、モータ8の駆動開始前に、ブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4、及び、通電ラインスイッチSW5、SW6についての初期故障診断を行う。初期故障診断の詳細については後述する。
また、故障診断部60の制御電圧Vcとして、電源リレー20後の電圧が入力される。そのため、仮に高電位ラインLHの電圧が過大となると、故障診断部60の動作が影響を受け、通常駆動時等における制御回路としての動作において誤動作を起こしたり、回路が破損したりするおそれがある。
本発明のモータ制御装置101の第一の特徴は、モータ8が生成した回生電流が高電位ラインLHに流れ、制御電圧Vcとして用いられる電源リレー20後の電圧が上昇することを防止する点にある。そのための構成として、モータ制御装置101では、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42に保護ダイオード51、52が接続されている。
次に図2、図10、図11の通電回路図を参照し、モータ制御装置101の作用について、従来技術と対比しつつ説明する。図2は、図1におけるHブリッジ回路30及び通電ラインLPを含む回路部分を簡略化して記載した等価回路図である。
対比のため、図10に、特開2008−49780号公報の図3に開示された従来技術(1)のモータ制御装置109の通電回路を示す。各スイッチSW1〜SW6には、当該公報に用いられている符号を括弧書きで記す。なお、当該公報には、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42に相当する抵抗が図示されているものの、明細書には、この抵抗に関して何ら言及されていない。
図10の構成では、破線矢印で示すように、回生電流Irgは、プルダウン抵抗42、モータ8、プルアップ抵抗41を経由して高電位ラインLHに流れる。したがって、制御電圧Vcとして用いられる電源リレー20後の電圧が上昇し、制御回路の誤動作や破損を引き起こすおそれがある。
それに対し、図2に示すように、本発明の第1実施形態のモータ制御装置101では、低電位ラインLLからの回生電流Irgは、プルダウン抵抗42に接続された下側の保護ダイオード52によって遮断される。また、仮にモータ端子81、82やモータ巻線等が地絡した場合を想定すると、回生電流Irgは、プルアップ抵抗41に接続された上側の保護ダイオード51によって遮断される。これにより、回生電流Irgが高電位ラインLHに流れ、高電位ラインLHの電圧が上昇することが防止される。したがって、高電位ラインLHの電圧を制御回路の制御電圧Vcとして用いる構成において、制御回路の誤動作や破損を防止することができる。
次に、図11に、特許文献1(特開2010−47096号公報)の図2に開示された従来技術(2)のモータ制御装置110の通電回路を示す。各スイッチSW1〜SW6には、特許文献1に用いられている符号を括弧書きで記す。
図11の構成では、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42に相当する抵抗が存在しないため、回生電流Irgが高電位ラインLHに流れる可能性はない。
そこで、次に別の観点から、特許文献1の従来技術と本発明との差異点を論じる。スイッチの符号については、本実施形態の符号を用いて記載する。
特許文献1の図8A、図8Bには、イグニッション電源をONした後に実行される初期故障診断シーケンスが開示されている。この故障診断では、通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障を診断するとき、2つの通電ラインスイッチSW5、SW6のそれぞれに対し、上アームスイッチSW1、SW2を片側ずつONして検出電圧を判定する。この故障診断において、対をなす下アームスイッチSW3又はSW4がショート故障していると、上アームスイッチSW1又はSW2をONしたとき、高電位ラインと低電位ラインとが短絡して過電流が流れ、スイッチが破損するおそれがある。
また、検出電圧の判定時、各スイッチのON/OFF後、電圧が安定するまで待機する必要がある。特許文献1の従来技術では、通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障診断だけで、通電ラインスイッチSW5、SW6の1つずつに対して検出電圧を2回判定する必要があり、故障診断に時間がかかるという問題がある。
このような特許文献1の従来技術に対し、本発明のモータ制御装置101の第二の特徴は、通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障診断においてブリッジ回路に過電流が流れることを回避する点にある。そのための構成として、高電位ラインLHと第3ノードN3との間にプルアップ抵抗41が接続されている。これにより、高電位ラインLHからプルアップ抵抗41を経由して第3ノードN3に電圧が印加される。したがって、上アームスイッチSW1、SW2をONすることなく、通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障を診断することができる。
また、高電位ラインLHと第3ノードN3との間にプルアップ抵抗41が接続され、さらに、第4ノードN4と、低電位ラインLLとの間にプルダウン抵抗42が接続されている。この構成により、一度のスイッチ操作での検出電圧判定により複数の故障診断を実施することができる。
次に、初期故障診断のシーケンスを通じて、本発明の作用効果を詳しく説明する。
故障診断部60が実行する初期故障診断のシーケンスについて、図3、図4の通電回路図、及び、図5、図6のフローチャートを参照する。図6は、図5のS10の詳細を示すサブフローチャートである。フローチャートの説明で記号「S」はステップを意味する。
以下の説明で、「スイッチA又は(もしくは)スイッチBの故障」とは、スイッチAのみの故障、スイッチBのみの故障、スイッチAとスイッチBとの両方の故障、の3通りを含む意味である。図5、図6中の「or」も同様に解釈する。
図5に示すように、初期故障診断では、まず、2つの通電ラインスイッチSW5、SW6、及び、4つのブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4を全てOFFする(S01、S02)。そして、電源リレー20をONする(S03)と、電源電圧V0がプルアップ抵抗41を経由して第3ノードN3に印加される。電源電圧V0からプルアップ抵抗41による電圧降下分を引いた第3ノードN3の電位を第3電圧V3とする。
このとき、通電ラインスイッチSW5、SW6及び上アームスイッチSW1、SW2がいずれもショート故障していなければ、つまり、正常又はオープン故障ならば、高電位ラインLHから第1ノードN1及び第2ノードN2に向かう電流は流れない。したがって、第1電圧V1及び第2電圧V2は、「V1=0、V2=0」となる(S04:YES)。
一方、「V1=0、V2=0」とならなければ(S04:NO)、「通電ラインスイッチSW5もしくはSW6のショート故障、又は、上アームスイッチSW1もしくはSW2のショート故障」であると判断する(S05)。
以下の説明で、モータ8、シャント抵抗43、各部配線、及び、各スイッチのON時のドレイン−ソース間の抵抗値はゼロとみなす。また、プルアップ抵抗41及びプルダウン抵抗42の抵抗値は非ゼロであり、且つ同等の値とする。
図3に示すように、通電ラインスイッチSW5がショート故障している場合、第1電圧V1は、「V1=V3(>0)」となる。また、通電ラインスイッチSW6がショート故障している場合、第2ノードN2、第3ノードN3及び第4ノードN4の電位は、いずれも等しく(V0/2)となる。よって、第2電圧V2は「V2=(V0/2)」となる。
また、図示を省略するが、上アームスイッチSW1がショート故障している場合には、第1電圧V1は、「V1=V0」となり、上アームスイッチSW2がショート故障している場合には、第2電圧V2は、「V2=V0」となる。
S04にてYESのとき、次に、4つのブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4をOFFしたまま、2つの通電ラインスイッチSW5、SW6を一度にONする(S06)。
このとき、通電ラインスイッチSW5、SW6がいずれもオープン故障しておらず、且つ、下アームスイッチSW3、SW4がいずれもショート故障していなければ、つまり、正常又はオープン故障ならば、第1ノードN1、第2ノードN2、第3ノードN3及び第4ノードN4の電位は、いずれも等しく(V0/2)となる。よって、第1電圧V1及び第2電圧V2は、「V1=(V0/2)、V2=(V0/2)」となる(S07:YES)。
一方、「V1=(V0/2)、V2=(V0/2)」とならなければ(S07:NO)、「通電ラインスイッチSW5もしくはSW6のオープン故障、又は、下アームスイッチSW3もしくはSW4のショート故障」であると判断する(S08)。その後、通電ラインスイッチSW5、SW6をOFFする(S09)。
図4に示すように、通電ラインスイッチSW5がオープン故障している場合、第1電圧V1は、「V1=0」となる。同様に、通電ラインスイッチSW6がオープン故障している場合、第2電圧V2は、「V2=0」となる。
また、図示を省略するが、下アームスイッチSW3又はSW4がショート故障している場合には、第1電圧V1及び第2電圧V2は、「V1=0」又は「V2=0」となる。
ここで、上アームスイッチSW1又はSW2がショート故障している場合、S04にてNOと判断されるため、S07は実行されない。したがって、第1ハーフブリッジ31又は第2ハーフブリッジ32の上下アームのスイッチを経由して過電流が流れることを回避することができる。
S07にてYESのとき、S10に移行し、ブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4のオープン故障を診断する。なお、このステップまでに、通電ラインスイッチSW5、SW6が正常であること、及び、ブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4のショート故障が無いことが判明している。
図6に示すブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4のオープン故障診断では、まず、通電ラインスイッチSW5、SW6をOFFし、上アームスイッチSW1、SW2を一度にONする(S11)。
このとき、上アームスイッチSW1、SW2がいずれもオープン故障していなければ、第1電圧V1及び第2電圧V2は、「V1=V0、V2=V0」となる(S12:YES)。一方、「V1=V0、V2=V0」とならなければ(S12:NO)、上アームスイッチSW1又はSW2のオープン故障であると判断する(S13)。
次に、上アームスイッチSW1、SW2をOFFし、下アームスイッチSW3及び通電ラインスイッチSW5をONする(S14)。下アームスイッチSW3がオープン故障していなければ、第1電圧V1は、「V1=0」となる(S15:YES)。一方、「V1=0」とならなければ(Y15:NO)、下アームスイッチSW3がオープン故障していると判断する(S16)。
続いて、下アームスイッチSW3及び通電ラインスイッチSW5をOFFし、下アームスイッチSW4及び通電ラインスイッチSW6をONする(S17)。下アームスイッチSW4がオープン故障していなければ、第2電圧V2は、「V2=0」となる(S18:YES)。一方、「V2=0」とならなければ(Y18:NO)、下アームスイッチSW4がオープン故障していると判断する(S19)。
S18にてYESのとき、全てのブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4のオープン故障が無く、全てのスイッチSW1〜SW6が正常であると判断される。
S18にてYESのとき、及び、S13、S16、S19でいずれかのブリッジ回路スイッチがオープン故障していると判断されたときのいずれの場合も、各スイッチSW1〜SW6のうち、現在ONしているスイッチをOFFする(S20)。以上で、ブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4のオープン故障診断(S10)を終了する。
図5に戻り、ブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4のオープン故障が無く、全てのスイッチSW1〜SW6が正常である場合(S21:YES)、S22に移行し、モータ8の通常駆動を許可する。
一方、S05、S08、及び、S21にてNOと判断されるS13、S16、S19の場合、電源リレー20をOFF(S23)し、ウォーニングランプを点灯して(S24)運転者に異常を知らせる。ウォーニングランプを確認した運転者は、例えばディーラにてモータ制御装置101の修理又は交換を依頼する。
上述の初期故障診断シーケンスでは、最初に実行される通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障診断において、上アームスイッチSW1、SW2をONする必要がない。したがって、対をなす下アームスイッチが仮にショート故障していた場合でも、ブリッジ回路に過電流が流れることを回避し、スイッチの破損を防止することができる。
また、一度のスイッチ操作での検出電圧判定により複数の故障診断を実施し、故障診断時間を短縮することができる。
(第2、第3、第4実施形態)
本発明の第2、第3、第4実施形態について、第1実施形態の図2に対応する図7、図8、図9を参照して説明する。これらの実施形態は、第1実施形態に対し、プルダウン抵抗42側の保護ダイオード52の有無、或いは、通電ラインLP上の通電ラインスイッチSW6やモータ8の配置に関する通電回路の構成が異なる。以下に説明するように、いずれの形態においても、モータ端子81、82等が地絡した場合を含め、高電位ラインLHへの回生電流Irgを遮断可能である。
図7に示す第2実施形態のモータ制御装置102は、第1実施形態に対し、プルダウン抵抗42が接続される第4ノードN4が、モータ8と通電ラインスイッチSW6との間に配置されている。このようにプルダウン抵抗42の配置を変更しても、第1実施形態と同様に、回生電流Irgは下側の保護ダイオード52で遮断される。
図8に示す第3実施形態のモータ制御装置103は、第1実施形態に対し、下側の保護ダイオード52が無く、上側の保護ダイオード51のみがプルアップ抵抗41に接続されている。この形態では、回生電流Irgは通電ラインLPまでは到達するものの、上側の保護ダイオード51で遮断され、高電位ラインLHへ流れることが防止される。また、モータ端子81、82等が地絡した場合の回生電流Irgも上側の保護ダイオード51で遮断される。
図9に示す第4実施形態のモータ制御装置104は、第3実施形態に対し、通電ラインスイッチSW6が第3ノードN3とモータ8との間に配置されている。つまり、モータ8は、2つの通電ラインスイッチSW5、SW6の間に挟まれていない。この形態でも、第3実施形態と同様に、モータ端子81、82等が地絡した場合を含め、回生電流Irgは上側の保護ダイオード51で遮断される。
さらに、第2〜第4実施形態は、図5、図6に示す第1実施形態の初期故障診断シーケンスを援用可能である。つまり、通電ラインスイッチSW5、SW6のショート故障診断において、上アームスイッチSW1、SW2をONする必要がない。したがって、対をなす下アームスイッチが仮にショート故障していた場合でも、ブリッジ回路に過電流が流れることを回避し、スイッチの破損を防止することができる。
また、一度のスイッチ操作での検出電圧判定により複数の故障診断を実施し、故障診断時間を短縮することができる。
(その他の実施形態)
(ア)4つのブリッジ回路スイッチSW1、SW2、SW3、SW4、及び2つの通電ラインスイッチSW5、SW6として、MOSFET以外の電界効果トランジスタやIGBT等のトランジスタを用いてもよい。素子自体に寄生ダイオードを付随しないトランジスタを用いる場合には、コレクタ−エミッタ間に並列接続された還流ダイオードを「寄生ダイオード」とみなしてもよい。
(イ)例えば、1つの通電ラインスイッチSW5又はSW6に代えて、寄生ダイオードが同じ方向の複数のスイッチを冗長的に直列又は並列接続してもよい。その場合、本発明の技術的範囲についての属否判定にあたっては、冗長的に接続された複数のスイッチ群を「同一機能を実現するための1つのスイッチ」とみなして解釈する。
(ウ)上記第1〜第4実施形態では、少なくとも上側の保護ダイオード51がプルアップ抵抗41に接続されており、モータ端子81、82等が地絡した場合にも高電位ラインLHへの回生電流Irgを遮断可能である。ただし、モータ端子81、82等が地絡する可能性が極めて低い場合等には、プルダウン抵抗42のみに下側の保護ダイオード52を設けてもよい。
(エ)上記実施形態の初期故障診断シーケンスは、4つのブリッジ回路スイッチ及び2つの通電ラインスイッチのいずれか1つでも故障していることを最少判定回数で診断することを優先しており、どのスイッチが故障しているか、故障の種類はショート故障かオープン故障かまで特定することを重視していない。それは、電動パワーステアリング装置等に適用されるモータ8においては、安全性を優先する観点から、いずれか1つのスイッチでも故障と診断されれば、モータ8の通常駆動を許可せず、所詮装置全体を修理又は交換しなければならないからである。
ただし、本発明のモータ制御装置は、電動パワーステアリング装置に限らず、他のいかなる用途のモータに適用されてもよい。そこで、モータ8の用途によっては、例えば逆転は不可であるが正転は問題ない場合、或いは、外力によってモータ8が回転されることを強制的に禁止する処置を取り得る場合等に、故障したスイッチ、及び故障の種類に応じて制限的な駆動を許可してもよい例が想定される。そのような例では、たとえ判定回数を増やしてでも、故障スイッチ及び故障種類を特定する技術的意義がある。このように、故障診断シーケンスは、モータの制御要求に応じて適宜変更してよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
101、102、103、104・・・モータ制御装置、
30・・・Hブリッジ回路、
31・・・第1ハーフブリッジ、 32・・・第2ハーフブリッジ、
41・・・プルアップ抵抗、 42・・・プルダウン抵抗、
51、52・・・保護ダイオード、 60・・・故障診断部、
62・・・ブリッジ回路スイッチドライブ回路、
63・・・通電ラインスイッチドライブ回路、
65・・・電圧判定部、 8 ・・・モータ、
SW1、SW2、SW3、SW4・・・ブリッジ回路スイッチ、
SW5、SW6・・・通電ラインスイッチ。

Claims (5)

  1. Hブリッジ回路(30)のスイッチを操作してモータ(8)の通電及び回転方向を制御するモータ制御装置であって、
    高電位ライン(LH)と低電位ライン(LL)との間で、第1ハーフブリッジ(31)及び第2ハーフブリッジ(32)が並列に接続されたHブリッジ回路を構成する4つのブリッジ回路スイッチ(SW1、SW2、SW3、SW4)と、
    前記第1ハーフブリッジの中間点である第1ノード(N1)と前記第2ハーフブリッジの中間点である第2ノード(N2)との間を、前記モータを経由して結ぶ通電ライン(LP)において、寄生ダイオードが互いに向かい合う方向に直列接続された2つの通電ラインスイッチ(SW5、SW6)と、
    前記高電位ラインと、前記通電ライン上で前記2つの通電ラインスイッチの間にある第3ノード(N3)との間に接続されるプルアップ抵抗(41)と、
    前記通電ライン上で前記モータを挟んで前記第3ノードと反対側にある第4ノード(N4)と、前記低電位ラインとの間に接続されるプルダウン抵抗(42)と、
    前記プルアップ抵抗又は前記プルダウン抵抗の少なくとも一方に接続され、低電位側から高電位側に向かう電流を遮断する保護ダイオード(51、52)と、
    前記ブリッジ回路スイッチ及び前記通電ラインスイッチをON/OFF可能なドライブ回路(62、63)、並びに、前記第1ノードの電位である第1電圧(V1)及び前記第2ノードの電位である第2電圧(V2)の適否を判定する電圧判定部(65)を有し、前記モータの駆動開始前に、前記第1電圧及び前記第2電圧に基づいて、前記ブリッジ回路スイッチ及び前記通電ラインスイッチのうち少なくとも一部についての初期故障診断を行う故障診断部(60)と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記故障診断部は、
    前記4つのブリッジ回路スイッチ及び前記2つの通電ラインスイッチを全てOFFしたときの前記第1電圧及び前記第2電圧に基づいて、前記2つの通電ラインスイッチのうち少なくともいずれか一方のショート故障、又は、2つの上アームの前記ブリッジ回路スイッチのうち少なくともいずれか一方のショート故障を一度に診断することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記故障診断部は、
    前記4つのブリッジ回路スイッチを全てOFFし、前記2つの通電ラインスイッチを全てONしたときの前記第1電圧及び前記第2電圧に基づいて、前記2つの通電ラインスイッチのうち少なくともいずれか一方のオープン故障、又は、2つの下アームの前記ブリッジ回路スイッチのうち少なくともいずれか一方のショート故障を一度に診断することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記故障診断部は、
    さらに、前記4つのブリッジ回路スイッチ及び前記2つの通電ラインスイッチのON/OFFを切り替えつつ、前記第1電圧及び前記第2電圧に基づいて、前記4つのブリッジ回路スイッチのオープン故障を順次診断することを特徴とする請求項2または3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記保護ダイオードは、少なくとも前記プルアップ抵抗に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
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