JP2010012560A - 面取り機 - Google Patents

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省吾 藤本
Tetsuya Morikawa
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Abstract

【課題】 本発明は、面取り機に関するものであって、特に面取り時における切削抵抗を低減させるとともに、良好な仕上げ面を得られる面取り機を提供する。
【解決手段】 駆動部を具備した本体部のケーシング内部に設置される出力軸の端部に面取り用切削刃を固定し、当該ケーシングの外周部に面取り調整用リングを具備し、断面が略L字状の案内板を固定する為の固定部を具備し、当該案内板の開口部から当該切削刃の刃先を突出させてなる面取り機において、ケーシングの外周部であって面取り調整用リングの下方に固定部を着脱可能に設置し、出力軸と直交するよう切削刃の刃先を設置し、案内板における被削材と当接する夫々の当接面を当該出力軸に対して45度傾斜させて固定部に設置したことを特徴とする面取り機。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面取り機に関するものであって、特に面取り時における切削抵抗を低減させるとともに、良好な仕上げ面を得られる面取り機に関するものである。
従来より、把手部に直交させて設けた出力軸の端部に面取り用切削刃を固定し、また、同出力軸の外周部には、外周円部を内周円部の中心に対して偏心させた偏心リングを回動可能に設け、該偏心リングの外周円部には当て板を固定するためのブラケットを回動可能に嵌合すると共に、同ブラケットに求心方向に向けて嵌合したストッパを、上記偏心リングの外周円部上に形成した円周溝に弾発的に係脱自在に係合させ、更に、上記当て板の中央部から同板の内面方向に向けて上記切削刃の刃先を突出させてなる面取り機が公知である(例えば、特許文献1参照)。
実登平2−19206号公報
当該面取り機により、回動軸の軸線に対して45度の角度をもって形成された円錐刃先における当該刃先にて、被削材の被削面を45度に面取りできるようにしたものである。また、偏心リングを回動させることによって切削刃の突出量を調整して、面取り量を簡単且つ容易に調節でき、正確な面取り加工を行うことができるものである。
当該構造においては、被削材の被削面における垂直軸線方向に対して、45度の角度をもって回動するので、いわゆる肩削りによって面取りを行うこととなる。しかしながら、当該肩削りでは、被削面に対して回動する切削刃によって抉るようにして切削を行うので、面取り時において切削抵抗が大きくなってしまう。更に、被削面上であって切削方向と垂直する方向に、肩削りにおける切削刃の切削跡が残るので、簡易な面取り作業を行う際には問題となることはないが、良好な仕上げ面が形成されない虞がある。また、被削面上であって切削方向と垂直する方向に切削刃の切削跡が残ることから、切削方向に対して垂直方向にバリが生じやすいものである。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、面取り機に関するものであって、出力軸と直交するよう切削刃の刃先を設置し、特に面取り時における切削抵抗を低減させるとともに、良好な仕上げ面を得られる面取り機を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明の面取り機は、駆動部を具備した本体部のケーシング内部に設置される出力軸の端部に面取り用切削刃を固定し、当該ケーシングの外周部に面取り調整用リングを具備し、断面が略L字状の案内板を固定する為の固定部を具備し、当該案内板の開口部から当該切削刃の刃先を突出させてなる面取り機において、ケーシングの外周部であって面取り調整用リングの下方に固定部を着脱可能に設置し、出力軸と直交するよう切削刃の刃先を設置し、案内板における被削材と当接する夫々の当接面を当該出力軸に対して45度傾斜させて固定部に設置したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の発明の面取り機は、請求項1に記載の面取り機において、本体部におけるケーシングの外周部に形成される傾斜した溝部に、面取り調整用リングに設置される係合部材を係合させ、当該溝部の範囲内にて面取り調整用リングを回動自在に設置したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の発明の面取りきは、請求項1及び請求項2に記載の面取り機において、面取り時において、切削方向に対して前方側を回動する切削刃の刃先のみが被削材に当接するよう案内板を固定部に対して傾斜させたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の発明の面取り機は、請求項1、請求項2及び請求項3に記載の面取り機において、切削刃の刃先及び案内板を出力軸に対して偏心させたことを特徴とするものである。
請求項1記載の面取り機に係る発明では、出力軸と直交するよう切削刃の刃先を設置し、案内板における被削材と当接する夫々の当接面を当該出力軸に対して45度傾斜させて固定部に設置したので、被削材における被削面に対して、いわゆる正面削りによって面取りを行うことができる。これによって、被削面に対して回動する切削刃の刃先が円弧を描いて接線方向に削り出すようにして切削を行うので、面取り時において切削抵抗を低減させることができる。
また、面取り時における切削抵抗を低減させることができるので、作業者に伝わる振動を低減させることもできるし、本体部に内蔵する駆動部を低馬力のものにすることができる。
更に、固定部をケーシングの外周部であって面取り調整用リングの下方に着脱可能に設置し、面取り調整用リングと固定部を別部材としたので、面取りの調整を行った際においても、固定部が面取り調整用リングと同時に回動することがなくなる。これによって、面取りの調整を行った後に、固定部の位置を別個に調整することができる。
請求項2記載の面取り機に係る発明では、請求項1に記載の面取り機において、本体部におけるケーシングの外周部に形成される傾斜した溝部に、面取り調整用リングに設置される係合部材を係合させ、当該溝部の範囲内にて面取り調整用リングを回動自在に設置したので、従来のようなねじ部を用いて面取り量の調整を行うものと比較して、バックラッシが起こることがなく、また、ピッチ等を問題とすることがない為、迅速且つ確実な面取り量の調整を行うことができる。
請求項3記載の面取り機に係る発明では、請求項1及び請求項2に記載の面取り機において、切削方向に対して前方側を回動する切削刃の刃先のみが被削材に当接するよう案内板を固定部に対して傾斜させたので、被削材における被削面に対して、切削方向に対して前方側を回動する切削刃の刃先のみで切削を行うことができる。これにより、切削方向に対して後方側を回動する切削刃の刃先によって切削することがないので、2度に亘り同一面を切削することがなく、良好な仕上げ面を得ることができる。
請求項4記載の面取り機に係る発明では、請求項1、請求項2及び請求項3に記載の面取り機において、切削刃の刃先及び案内板を出力軸に対して偏心させたので、被削面上であって、切削方向に対して斜め方向から切削刃の刃先が当接して切削を行うので、更に良好な仕上げ面が形成することができる。
また、切削方向に対して斜め方向から切削刃の刃先が当接して切削を行うので、切削におけるバリが切削方向に生じることとなり、切削方向に対して垂直方向に生じるバリを低減することができる。当該切削方向に生じるバリは、連続して切削方向に切削されることで取り除くことができる。
以下、本発明の実施の形態における面取り機を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例に係る面取り機を構成する各部品を配置した斜視図である。図2は、本発明の実施例に係る面取り機における面取り調整用リング及び固定部を取付ける前の左側面図である。図3は、本発明の実施例に係る面取り機における(a)固定部の拡大斜視図、(b)カッターの拡大正面図である。図4は、本発明の実施例に係る面取り機における全体斜視図である。図5は、本発明の実施例に係る面取り機における左側面図である。図6は、本発明の実施例に係る面取り機における使用状態斜視図である。図7は、本発明の実施例に係る面取り機におけるカッターのみの回動状態を表した(a)斜視図、(b)正面図である。
本発明の面取り機の実施例について、図1乃至図5に基づいて説明する。
本願発明の実施の形態に係る面取り機1は、図1及び図5に示すように、主に、電動モータ、エアモータ等の駆動部を内蔵する本体部2、本体部2の一端に設置されるカッター3、面取り量を調整する面取り調整用リング4、及び被削材Wと当接する案内板6を固定する固定部5によって構成されている。本実施例においては、本体部2に内蔵する駆動部にエアモータ(図示しない)を用いた面取り機1に関するものである。
図1に示すように、エアモータを内蔵する本体部2は、一端部にカプラ2f及びエア流量調整バルブ2g等を有してなり、他端部には面取り機1の鉛直下方に位置するよう円筒状のケーシング2aを有してなる。ケーシング2aの内部は、後述するカッター3を設置する収納空間2bを形成する。また、本体部2の一端面であってケーシング2a内部の略中央部には、エアモータの出力軸2cが設けられ、当該出力軸2cの略中央部には後述するカッター3を連結させて設置する為のねじ孔2dが設けられている。更に、面取り機1におけるケーシング2aの上方の外周円部には、後述する面取り調整用リング4を係合させる為の溝部2eが形成されている。溝部2eは、図2に示すように、外周上であって、等間隔に3箇所形成され、ケーシング2aの水平方向に対して傾斜して形成される。溝部2eの長さは、ケーシング2aの外周における90度の範囲とされる。また、当該エアモータの作動は、図2に示すスイッチ2hによって行われる。
カッター3は、図1及び図3(b)に示すように、基体3a及び1個或いは複数個の切削刃3cから構成され、当該切削刃3cを着脱自在に有してなる。基体3aの一端面には、本体部2における出力軸2cのねじ孔2dと合致し得る取付孔3bが形成されており、ねじ(図示しない)によって、出力軸2cへと固着される。
また、切削刃3cは、略菱形の角部から略二等辺三角形を切欠いた形状からなり、当該切欠いた直線部はワイパー刃3eとされ、当該菱形の四辺はショルダー刃3dとされる。このとき、被削材Wを切削するワイパー刃3eが、取付孔3bを有しない側における基体3aの下端面から突出するとともに、基体3aの鉛直軸方向と当該ワイパー刃3eが直交するよう配置され、切削刃3cは基体3aに設置される。また、切削刃3cは、取付部3bの鉛直軸方向から所定寸法を偏心させて設置される。
面取り調整用リング4は、図1及び図2に示すように、略中央部に貫通孔4aを有するリング形状からなる。当該貫通孔4aには、ケーシング2aにおける外周円部の溝部2eと係合し得る係合部材4bが設けられている。係合部材4bには、例えばボールプランジャが使用され、図2に示すように、ケーシング2aの外周円部に係合される。当該構造によって、図5に示すように、面取り調整用リング4を回動させると、係合部材4bが溝部2eに沿って可動し得るので、同図矢印Bに示すように、面取り機1における鉛直方向に対して可動させることができる。当該面取り調整用リング4は、溝部2eの範囲内のみ可動可能となる。これにより、被削材Wに対するカッター3の当接位置を調節することができ、被削材Wの面取り量を調整することができる。
また、図4に示すように、面取り調整用リング4における一端面には、面取り量の調整を容易にする為の目盛線4cが設けられる。
固定部5は、図1乃至図3に示すように、略中央部に貫通孔5aを有した円筒状から形成され、一端面の所定の位置から他端面へ向けて緩やかな傾斜を有して形成される。
また、当該一端部は、第1固定面5b及び第2固定面5cを有するよう略W字状に切断して形成される。このとき、図2及び図3に示すようにして、第1固定面5b及び第2固定面5cは、面取り機1における鉛直方向に対して、夫々45度の傾斜を有するように切断されるので、第1固定面5b及び第2固定面5cは直角となる。更に、第1固定面5b及び第2固定面5cが形成する略W字状の中央部は、固定部5における略中心位置から、径方向へ所定寸法を偏心させた位置にて形成される。
更に、第1固定面5b及び第2固定面5cは、図2における紙面方向(図5参照)に所定の角度を微小に傾斜させることが望ましい。より具体的には、面取り機1において、切削方向に対して前方側を回動する切削刃3cにおけるワイパー刃3eのみが被削材Wに当接するようにして第1固定面5b及び第2固定面5cを傾斜させる。これにより、図5に示すように、面取り機1においては、本体部2に設置される固定部5の端面に対して案内板取付角度Pを有することになるので、切削時においては、被削材Wに対してカッター3を傾斜させることができる。
また、当該固定部5における円周部には、固定部5を所定寸法のみ鉛直方向に分割するスリット5dが形成される。また、当該スリット5dに隣接して、スリット5dの間隙を調節する為のねじ7を収納する円周溝5eが、当該スリット5dに対して垂直に形成されている。更に、第1固定面5bには後述する第1案内板6aを固定する為のねじ孔5f、第2固定面5cには後述する第2案内板6bを固定する為のねじ孔5gが、夫々設けられている。
案内板6は、図1及び図2に示すように、第1案内板6a及び第2案内板6bの2枚の鋼板からなり、略長方形状に形成される。第1案内板6aには第1固定面5bにおけるねじ孔5fと合致し得る貫通孔6c、第2案内板6bには第2固定面5cにおけるねじ孔5gと合致し得る貫通孔6dが設けられている。
このようにして構成される面取り機1は、図1、図2及び図4のようにして組み立てられる。まず、本体部2における出力軸2cにカッター3を設置する。このとき、図2に示すように、カッター3はケーシング2aの端面より突出される。
その後、面取り調整用リング4をケーシング2aにおける外周円部の溝部2eと係合させて固着し、同図に示すように、面取り調整用リング4の下方であって、ケーシング2aにおける外周円部に固定部5を嵌合して、固定部5における円周溝5eに収納させるねじ7を用いて、スリット5dの間隙を調節し、固定部5を本体部2へ固着させる。
更に、固定部5における第1固定面5bに、ねじ8にて第1案内板6aを固着させ、固定部5における第2固定面5cに、ねじ8にて第2案内板6bを固着させることで、面取り機1は組み立てられる。
このとき、図2及び図4に示すように、固定部5側における略L字状に配置される第1案内板6a及び第2案内板6bの端部は開口部9を形成し、面取り機1における鉛直軸方向から寸法Aを偏心させたカッター3における切削刃3cのワイパー刃3eを突出させる。
面取り量の調整を行う際には、固定部5におけるねじ7を緩め、固定部5をケーシング2aに対して脱着可能とした状態で、面取り調整用リング4を回動させることで面取り量の調整を行うことができる。その後、固定部5におけるねじ7を用いて、固定部5をケーシング2aに固着させることで面取り量の調整は完了する。当該係合部材4bにボールプランジャを使用することで、従来のようなねじ部を用いて面取り量の調整を行うものと比較して、バックラッシが起こることがなく、また、ピッチ等を問題とすることがない為、迅速且つ確実な面取り量の調整を行うことができる。
次に、図6及び図7に基づいて面取り機1の作動例を説明する。
エアホース10をカプラ2fへ継合し、スイッチ2hにより面取り機1を駆動させた状態で被削材Wの角部に案内板6を当接させて、矢印C方向に面取り機1を摺動させることにより、カッター3にて面取りが行われ、被削材Wの角部に沿った45度の被削面W1が形成される。
より具体的には、図7(a)に示すように、カッター3は基体3aにおける鉛直軸方向に対して、時計回りQに回動しながら、矢印C方向に切削するいわゆるアップカットによって被削材Wの面取りが行われる。
このとき、図7(b)に示すように、面取り時においては、カッター3は被削材Wに対して案内板取付角度Pの角度をもって回動されるので、矢印C方向に切削される際には、切削方向に対して前方側を回動する切削刃3cにおけるワイパー刃3eのみで切削を行うこととなる。これによって、後方側を回動するワイパー刃3eによって切削することがないので、2度に亘り同一面を切削することがなく、良好な仕上げ面を得ることができる。
以上、説明した本発明の実施例に係る面取り機1によれば、被削面W1に対して、垂直軸線方向に本体部2における出力軸2cを設け、カッター3を設置し、当該鉛直軸方向と直交するよう配置されたワイパー刃3eにて切削するので、いわゆる正面削りによって面取りを行うことができる。これによって、被削面W1に対して回動するワイパー刃3eが円弧を描いて接線方向に削り出すようにして切削を行うので、面取り時において切削抵抗を低減させることができる。
また、面取り時における切削抵抗を低減させることができるので、作業者に伝わる振動を低減させることもできるし、本体部2に内蔵する駆動部を低馬力のものにすることができる。
更に、被削面W1上であって、切削方向に対して斜め方向からワイパー刃3eが当接して切削を行うので、良好な仕上げ面が形成することができる。
また、切削方向に対して斜め方向からワイパー刃3eが当接して切削を行うので、切削におけるバリが切削方向に生じることとなり、切削方向に対して垂直方向に生じるバリを低減することができる。当該切削方向に生じるバリは、連続して切削方向に切削されることで取り除くことができる。
また、本体部2におけるケーシング2aに傾斜させた溝部2eを設け、溝部2eに係合する係合部材4bを面取り調整用リング4に設けた構造としたので、面取り調整用リング4を回動させると、係合部材4bが溝部2eに沿って可動し、面取り機1における鉛直方向に対して可動させることができる。これにより、被削材Wに対するカッター3の当接位置を調節することができ、被削材Wの面取り量を調整することができる。従って、従来のようなねじ部を用いて面取り量の調整を行うものと比較して、バックラッシが起こることがなく、また、ピッチ等を問題とすることがない為、迅速且つ確実な面取り量の調整を行うことができる。
更に、固定部5をケーシング2aの外周部であって面取り調整用リング4の下方に着脱可能に設置し、面取り調整用リング4と固定部5を別部材としたので、面取りの調整を行った際においても、固定部5が面取り調整用リング4と同時に回動することがなくなる。これによって、面取りの調整を行った後に、固定部5の位置を別個に調整することができる。
また、本実施例においては、本体部2におけるケーシング2aの溝部2eの長さは、ケーシング2aの外周における90度の範囲としたが、当該範囲は90度に限られず、例えば180度等の範囲とすることもできる。更に、溝部2eの傾斜の角度及び個数を変更することもできる。これらを調整することによって、面取り量の微調整が可能となる。
更に、案内板6においては、当該材質を合成樹脂等とすることもできる。これにより、被削材W上における滑りやすさが向上するとともに、被削材Wへ傷を付けてしまう虞もなくなる。また、開口部9に面する第1案内板6a及び第2案内板6bにおける長手方向の略中央部に切欠部(図示しない)を設けて、ワイパー刃3eを被削材Wに当接させ易くすることもできる。また、案内板6を1枚の案内板を折曲させ、当該折曲箇所の中央部に同様の開口部9を設けることもできる。
更に、図2に示すように、面取り機1における鉛直軸方向からカッター3における切削刃3cを寸法Aだけ偏心させたが、カッター3における取付孔3bと同一鉛直線上に切削刃3cを配置させた別仕様のカッターと置換することもできる。その際には、固定部5における第1固定面5b及び第2固定面5cが形成する略W字状の中央部においても、固定部5における略中心位置に配置させることは勿論である。
上記実施例における面取り機1においては、偏心させたカッター3の周径付近にて切削を行っていた為、切削方向に限り面取りを行うものであったが、当該別仕様においては、カッター3における取付部3bと同一鉛直線上に切削刃3cを配置させるので、切削方向に対して垂直方向にバリが生じる虞があるが、切削方向に面取りを行うことに限られず、切削方向と逆方向にも面取りを行うことができる。
本発明の実施例に係る面取り機を構成する各部品を配置した斜視図である。 本発明の実施例に係る面取り機における面取り調整用リング及び固定部を取付ける前の左側面図である。 本発明の実施例に係る面取り機における(a)固定部の拡大斜視図、(b)カッターの拡大正面図である。 本発明の実施例に係る面取り機における全体斜視図である。 本発明の実施例に係る面取り機における左側面図である。 本発明の実施例に係る面取り機における使用状態斜視図である。 本発明の実施例に係る面取り機におけるカッターのみの回動状態を表した(a)斜視図、(b)正面図である。
符号の説明
1 面取り機
2 本体部
2a ケーシング
2b 収納空間
2c 出力軸
2d ねじ孔
2e 溝部
2f カプラ
2g エア流量調整バルブ
2h スイッチ
3 カッター
3a 基体
3b 取付孔
3c 切削刃
3d ショルダー刃
3e ワイパー刃
4 面取り調整用リング
4a 貫通孔
4b 係合部材
4c 目盛線
5 固定部
5a 貫通孔
5b 第1固定面
5c 第2固定面
5d スリット
5e 円周溝
5f、5g ねじ孔
6 案内板
6a 第1案内板
6b 第2案内板
6c、6d 貫通孔
7、8 ねじ
9 開口部
10 エアホース
P 案内板取付角度
W 被削材
W1 被削面

Claims (4)

  1. 駆動部を具備した本体部のケーシング内部に設置される出力軸の端部に面取り用切削刃を固定し、
    当該ケーシングの外周部に面取り調整用リングを具備し、
    断面が略L字状の案内板を固定する為の固定部を具備し、
    当該案内板の開口部から当該切削刃の刃先を突出させてなる面取り機において、
    ケーシングの外周部であって面取り調整用リングの下方に固定部を着脱可能に設置し、
    出力軸と直交するよう切削刃の刃先を設置し、
    案内板における被削材と当接する夫々の当接面を当該出力軸に対して45度傾斜させて固定部に設置したことを特徴とする面取り機。
  2. 本体部におけるケーシングの外周部に形成される傾斜した溝部に、面取り調整用リングに設置される係合部材を係合させ、当該溝部の範囲内にて面取り調整用リングを回動自在に設置したことを特徴とする請求項1に記載の面取り機。
  3. 面取り時において、切削方向に対して前方側を回動する切削刃の刃先のみが被削材に当接するよう案内板を固定部に対して傾斜させたことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の面取り機。
  4. 切削刃の刃先及び案内板を出力軸に対して偏心させたことを特徴とする請求項1、請求項2及び請求項3に記載の面取り機。
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