JP2009178730A - 羽根曲げ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】羽根の大きさ、ピッチ、右巻か左巻きか等が異なる羽根板を加工する際に、それらに応じた多数の金型を準備することを不要にした羽根曲げ機を提供する。
【解決手段】第1下ブレード11の刃11dと第1上ブレード12の刃12b、及び第2下ブレード21の刃21dと第2上ブレード22の刃22bとの間に羽根板Wを挟み込んで湾曲させて螺旋状の一部を形成する。各ホルダに対する各ブレードの半径方向の取付位置を変更することで、外径や内径の異なる羽根板Wに対応することができ、刃11dと刃21dの段差Hを変更することで、螺旋状の羽根板Wのピッチを変更することができる。
【選択図】図16

Description

本発明は、環状薄板を螺旋状に湾曲させて搬送スクリューの羽根板を形成する羽根曲げ機に関する。
搬送路に沿って粉体や粒体を搬送する手段として、搬送スクリューが知られている(例えば、特許文献1)。
搬送スクリューは、一般に、軸芯とその周囲に螺旋状に形成された羽根とによって構成されていて、軸芯の回転に伴う羽根の回転によって粉体等を搬送するようになっている。
搬送スクリューの作製に際しては、下型と上型とを有する羽根曲げ機が使用される。中央に軸芯が貫通する透孔を有する円板状の羽根板を準備し、その1つの半径に相当する部分で切断する。そして、例えば、羽根板を手で保持して、下型と上型との間に挿入し、上型を下降させて、下型との間で羽根板を挟み込んで螺旋の一部(例えば、30度分)を形成する。その後、羽根板を数度ずつ回転させ、回転させるごとに下型と上型との間で羽根板をプレスする。同様の動作を羽根板の1回転分(360度分)行うことで、1ピッチ分の螺旋を形成することができる。こうして形成された1周分の螺旋を軸芯に固定するとともに、多数つなぎ合わせることで、所望の搬送スクリューを作製することができる。
特開平2006−133465号公報
しかしながら、従来の羽根曲げ機によると、羽根の大きさ、ピッチ、右巻が左巻か等に応じて、多数の金型を準備する必要があった。
そこで、本発明は、羽根の大きさ、ピッチ、右巻か左巻きか等が異なる羽根板を加工する際に、それらに応じた多数の金型を準備することを不要にした羽根曲げ機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、半径方向の切断部を有する環状薄板を断続的に回転させ、回転させるごとにプレスすることにより、螺旋状に湾曲させて搬送スクリューの羽根板を形成する羽根曲げ機に関する。この発明に係る羽根曲げ機は、(1)プレス時の前記羽根板の裏面に対向して半径方向に延びる第1下ブレードと、(2)前記第1下ブレードに対して上方から対向配置された第1上ブレードと、(3)前記第1下ブレードに対し、前記羽根板の周方向に沿って所定の角度及び所定の高さを持って配設された第2下ブレードと、(4)前記第2下ブレードに対して上方から対向配置された第2上ブレードと、(5)前記第1下ブレードを半径方向移動可能に保持する第1下ホルダと、(6)前記第1上ブレードを半径方向移動可能に保持するとともに、前記第1下ブレードに対して昇降可能な第1上ホルダと、(7)前記第2下ブレードを半径方向移動可能に保持する第2下ホルダと、(8)前記第2上ブレードを半径方向移動可能に保持するとともに、前記第2下ブレードに対して昇降可能な第2上ホルダと、(9)前記第1上ホルダの昇降をガイドする第1ガイドと、(10)前記第2上ホルダの昇降をガイドする第2ガイドと、(11)前記第1上ホルダを昇降させて前記羽根板を前記第1下ブレードと前記第1上ブレードとの間で挟み込む第1アクチュエータと、(12)前記第2上ホルダを昇降させて前記羽根板を前記第2下ブレードと前記第2上ブレードとの間で挟み込む第2アクチュエータと、(13)前記第1下ブレードに対する前記第2下ブレードの所定の高さを変更する高さ調整機構と、を備える、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る羽根曲げ機において、前記第1下ブレードと前記第1上ブレードと前記第1下ホルダと前記第1上ホルダと前記第1ガイドと前記第1アクチュエータとが第1プレス部を構成し、前記第2下ブレードと前記第2上ブレードと前記第2下ホルダと前記第2上ホルダと前記第2ガイドと前記第2アクチュエータとが第2プレス部を構成し、前記第1プレス部及び前記第2プレス部が取り付けられるベース部材を備え、前記第1プレス部は、一体的に組み合わされてプレスユニットを構成するとともに、前記ベース部材に対して、前記高さ調整機構によって高さ調整可能に取り付けられた、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る羽根曲げ機において、前記第1アクチュエータが前記第1ガイドに支持され、前記第2アクチュエータが前記第2ガイドに支持された、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に係る羽根曲げ機において、前記第1ガイドは、前記第1下ブレードの半径方向に延びる刃部近傍を基準に角度調整可能な第1角度調整機構を有し、前記第2ガイドは、前記第2下ブレードの半径方向に延びる刃部近傍を基準に角度調整可能な第2角度調整機構を有する、ことを特徴としている。
請求項1の発明によると、第1下ブレード、第1上ブレード、第2下ブレード、第2下ブレードは、それぞれホルダによって半径方向移動可能に保持されているので、移動させることにより、異なる直径の羽根板を加工することができる。また、高さ調整機構により第1下ブレードに対して第2下ブレードの高さを調整することができるので、異なるピッチの羽根板、また、右巻、左巻の双方の羽根板を加工することができる。
請求項2の発明によると、ベース部材に対してプレスユニットの高さを変更することにより、第1下ブレードに対する第2下ブレード、及び第1上ブレードに対する第2上ブレードの高さを、同時に高さ調整することができるので、高さ調整が容易である。
請求項3の発明によると、第1ガイドが第1アクチュエータを支持し、第2ガイドが第2アクチュエータを支持するので、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータを支持するための専用の部材が不要となり、その分、構成を簡略化することができる。
請求項4の発明によると、第1角度調整機構、第2角度調整機構により、羽根板をプレスする際の、第1下ブレードに対する第1上ブレードの角度、及び第2下ブレードに対する第2上ブレードの角度を調整することができるので、プレス加工に好適な角度を設定して、円滑なプレス加工を実現することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図16を参照して、本発明に係る羽根曲げ機1について説明する。このうち図1は、羽根曲げ機1を正面から見た図である。図2は、羽根曲げ機1を上方から見た図である。図3は、図1のA−A線矢視図である。図4は、第1角度調整機構18及び第2角度調整機構28をほぼ右側から見た図である。図5(a),(b)は第1上ブレード12及び第2上ブレード22を傾斜させた例を説明する図である。図6は、テーブル(ベース部材)2を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。図7は、第2下ホルダ23に取り付けられた目盛り板23aを説明する図である。図8は、第1下ブレード11を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。図9は、第1上ブレード12を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。図10は、第1上ホルダ14を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。図11は、高さ位置調整板(高さ調整機構)19を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図である。図12は、第1ガイド15を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。図13は、第1下ブレード11Aと第2下ブレード21Aに、刃に代えて、弾性部材11b,21bを取り付けた例を示す図である。図14は、プレス加工前の羽根板Wの形状を説明する斜視図である。図15は、プレス加工後の羽根板Wの形状を説明する斜視図である。図16は、羽根曲げ機1の動作を説明する模式図である。
図14を参照して、本発明に係る羽根曲げ機1が加工対象とする羽根板Wについて説明する。羽根板Wは、外径D,内径d,厚さtの薄板円板状の部材であって、1箇所に、半径方向に沿って切断部G、すなわち内周W1から外周W2に至る切断部Gが形成されている。なお、羽根板Wは、材質としては、鋼板、例えば、SS41,SUS,高張力鋼などを使用することができる。
図15に、上述の羽根板Wを羽根曲げ機1によって左巻きに加工した後の状態を示す。羽根板Wは、ピッチPの螺旋状になだらかに湾曲されている。なお、以下の説明では、羽根板Wを数度ずつ回転させながら、回転させるごとに、羽根曲げ機1でプレス加工している。例えば、この羽根板Wを軸芯に通して多数、溶接することで、全体として搬送スクリューを構成することができる。
図1〜図3に示すように、羽根曲げ機1は、ほぼ直方体状のベース部材としてのテーブル2(図6(a),(b)参照)と、このテーブル2の正面側に上下位置調整可能に取り付けられた第1プレス部10と、この第1プレス部10に対して、図2に示すように、上面視において所定の角度θ(本実形態では30度)をもってテーブル2に固定された第2プレス部20とを備えている。第1プレス部10と第2プレス部20との違いは、前者の第1プレス部10が全体としてユニットされてプレスユニットを構成していて、プレスユニットとして、テーブル2に対して高さ調整可能に取り付けられているのに対して、後者の第2プレスユニット20は、各構成要素がテーブル2に固定されている点にある。このため、第1プレス部10は、高さ調整板19を有しているが、第2プレス部20は、高さ調整板19を有していない。この点を除いて、第1プレス部10と第2プレス部20とは、ほぼ同様の構成である。
図6(a),(b)に示すように、テーブル2は、ほぼ直方体状に形成されている。(a)に示すように、テーブル2の前側面2dには、第1プレス部10の高さ調整板19を固定するための4つのねじ孔2aと、高さ寸法を示す目盛り板2c(図1参照)を取り付けるための取付部2bが形成されている。また、(a),(b)に示すように、テーブル2の上部における前側でかつ右側には、第2プレス部20の第2下ホルダ23が水平方向に突設されている。この第2下ホルダ23は、テーブル2の前側面2dに対してθ(=30度)の角度を持って取り付けられている。
図1〜図3に示すように、第1プレス部10は、第1下ブレード11と、これの上方に対向する第1上ブレード12と、第1下ブレード11を保持する第1下ホルダ13と、第1上ブレードを保持する第1上ホルダ14と、第1上ホルダ14の昇降をガイドする第1ガイド15と、第1上ホルダ14を昇降させる第1アクチュエータ16と、第1上ホルダ14の昇降を円滑にする第1ダンパー17と、第1ガイド15の角度を調整する第1角度調整機構18とを備えている。なお、後述する第2プレス部20についても、第1プレス部10における上述の第1下ブレード11から第1角度調整機構18までの各構成要素と同様の第2下ブレード21から第2角度調整機構28までの構成要素を備えている。ただし、勝手違いの構成要素もある。第1プレス部10は、図1に示すように、第1プレス部10全体をテーブル2に高さ調整可能に取り付けるための高さ調整板19を備えている。なお、第2プレス部20には、この高さ調整板19に相当する部材(構成要素)はない。以下、第1下ブレード11〜高さ調整板19の順に説明する。
第1下ブレード11は、図8の正面図(a),上面図(b),左側面図(c),右側面図(d)に示すように、刃部11aと取付部11bとを有している。刃部11aは、左右方向に長い直方体状に形成されていて、上端には、上方に向かって凸状の円弧部を有する左右方向に長い刃11dが形成されている。取付部11bは、刃部11aの前側でかつ下側に左右方向に長く形成されていて、上下方向に貫通された左右方向に長孔11cが穿設されている。また、刃部11aの左側面には、図1に示すストッパ11fを取り付けるためのストッパ11fをねじで固定するためのねじ孔11eが2個、螺刻されている。なお、このストッパ11fは、羽根板Wを加工する際に、羽根板Wの外周W2(図14参照)を突き当てて、手前−奥方向の位置決めをするためのものである。この第1下ブレード11は、取付部11bの長孔11cを上下方向に貫通する2本のボルト11g(図1参照)によって、後述する第1下ホルダ13に固定される。
第1上ブレード12は、図9の正面図(a),右側面図(b)に示すように、左右方向に長い長方形状の板状に形成されている。なお、これらの図では、実際に取り付けられる状態(図1参照)とは、上下方向が逆に図示されている。第1上ブレード12は、下端(これらの図中では上端)に、下方に向かって凸状の円弧部を有する左右方向に長い刃12bが形成されている。第1上ブレード12には、2個のねじ孔12aが前後方向に貫通するように螺刻されている。第1上ブレード12は、後述する第1上ホルダ14に対して、この2個のねじ孔12aに螺合するボルト12c(図2参照)によって固定される。第1上ブレード12は、この固定された状態において、下向きの刃12bが、上述の第1下ブレード11の上向きの刃11dに対して、所定の間隙を介して対向するようになっている。
第1下ホルダ13は、図1,図3,図11に示すように、高さ調整板19の右端側の上端部から右方に突出するように形成されている。第1下ホルダ13の上面には、図11に示すように、上述の第1下ブレード11を固定するためのねじ孔13bが左右方向の4箇所に螺刻されており、また、左右方向の位置を示す目盛り板13aが取り付けられている。上述の第1下ブレード11は、図8に示す取付部11bの長孔11cを貫通する2本のボルト11g(図3参照)が4個のねじ孔13bのうちの2個に螺合されることで、第1下ホルダ13の上面に固定される。このとき第1下ホルダ11の刃11dは、上方を向いた状態で左右方向に長く配設されている。この際、2本のボルト11gを緩めて第1下ブレード11を左右方向に移動させることにより、第1下ブレード11の左右方向の取付位置を微調整することができ、また、2本のボルト11gを螺合するねじ孔13bを変更することで、第1下ブレード11の左右方向の取付位置を大きく変更することができる。
第1上ホルダ14は、図1,図10に示すように、左右方向に長いほぼ長方形状の板状に形成されている。第1上ホルダ14の右側の下端には、前側に左右方向に長い長板14dが固定されていて、この長板14dには、左右に長い長孔14aが穿設されている。上述の第1上ブレード12は、この長孔14aを貫通して第1上ブレード12のねじ孔12aに螺合される2本のボルト12c(図1参照)によって固定される。この際、第1上ブレード12は、ボルト12cを緩めることで、左右方向の位置調整が可能である。第1上ホルダ14の左右方向のほぼ中央の上部には、後述する第1アクチュエータ16が取り付けられる透孔14bが穿設されており、また、左端側には後述する第1ダンパー17が取り付けられる2個の透孔14cが穿設されてる。
第1ガイド15は、図12の正面図(a),上面図(b),右側面図(c)に示すように、上下方向に延びる一対のガイド板、すなわち左のガイド板15dと右のガイド板15eと、これらの上端を連結する連結部材15cとを有している。左右のガイド板15d,15eには、それぞれ前後方向の中央に、上下方向に長いガイド孔15aが穿設されている。また、長孔15aの前側と後側とには、それぞれ2個ずつ合計4個のガイドピン孔15fが穿設されている。ガイドピン孔には、図4に示すように、ガイドピン15hが係合されていて、これらガイドピン15hの外周面によって、ガイド孔15a内を上下する第1上ホルダ14を高い精度でガイドするようになっている。図12に示すように、ガイド板15d,15eの下端には、円筒状の揺動ガイド15bが設けてある。この揺動ガイド15bには、図1に示すように、後述の揺動軸18aが挿入されて回り止めされている。第1ガイド15全体は、この左右方向の揺動軸18aを中心に前後方向に角度調整することができるようになっている。連結板15cには、次に説明する第1アクチュエータ16が取り付けられる。なお、図4に示すように、ガイド板15e(15d)の下部には、円弧状孔15iが形成されている。この円弧状孔15iは、第1ガイド15の角度を変更させる際に使用するものである。
第1アクチュエータ16は、図1に示すように、シリンダ16aの下端が、上述の第1ガイド15の連結板15cに上方から固定され、このシリンダ16aから伸縮するプランジャー16bの下端が、上述の第1ガイド15の透孔14bを貫通する固定ピン16cによって固定されている。これによりプランジャー16bが伸縮することで、第1上ホルダ14が下降しまた上昇するようになっている。
第1ダンパー17は、図1に示すように、基端側(下端側)の円筒状の揺動ガイド17aが揺動軸18aの左端に係合されるとともに回り止めが施され、また、上端側の固定部材17bが上述の第1上ホルダ14の左端側の透孔14c(図10参照)を介して固定されている。第1上ダンパー17は、第1上ホルダ14の昇降を円滑にするものである。
第1角度調整機構18は、第1ガイド15の角度を調整するものであり、図1に示すように、左右方向に向けられた揺動軸18aと、この揺動軸18aを回転可能に支持するとともに高さ調整板19の上面に固定された3個の軸受18bと、右側の2個の軸受18bに固定された角度調整板18cとを有している。上述の第1ガイド15を、垂直に対して所定の角度で傾斜させたのち、角度調整板18cのボルト孔(不図示)と図4に示す円弧状孔15iとにボルト18dを貫通させて先端にナット(不図示)を螺合させて締結することで、第1ガイド15を所定の角度に設定することができる。
高さ調整板19は、図11の正面図(a),上面図(b),左側面図(c)に示すように、上面19cが平面状に形成されていて、上述の第1下ホルダ13の上面と同一平面を構成している。(a)に示すように、高さ調整板19は、上下左右の4隅近傍に、上下方向に長い4個の調整孔19aが形成されており、また、左右方向の中央よりもやや右寄りには、図1に示すテーブル2に固定した目盛り板2cを読み取るための覗き孔19bが上下方向に長く形成されている。高さ調整板19は、図1に示すように、テーブル2に対して適宜な位置に配置した後、調整孔19aを貫通するボルト19dを図6に示すテーブル2のねじ孔2aに螺合させて締め付けることにより、固定することができる。
本実施形態においては、上述の第1プレス部10を構成する各部材(各構成要素)、すなわち第1下ブレード11、第1上ブレード12、第1下ホルダ13、第1上ホルダ14、第1ガイド15、第1アクチュエータ16、第1ダンパー17、第1角度調整機構18、高さ調整板19が一体的に組み立てられて、全体としてプレスユニットを構成している。そして、このプレスユニットとして、高さ調整板19を介して、テーブル2に取り付けられている。したがって、テーブル2に対する高さ調整板19の取り付け高さを調整することで、プレスユニット全体、つまり第1プレス部10全体の高さ調整を行うことができるようになっている。
第2プレス部20は、図2に示すように、第1プレス部10に対して所定の角度θ(本実施形態では30度)隔てた位置で、テーブル2に取り付けられている。また、第2プレス部20は、第1プレス部10とほぼ同様に構成されている。ここで両者の異なる点を上げると、第2プレス部20は、全体がユニット化されていない。また、高さ調整板19を有していない。また、第1プレス部10の各構成要素に対して、第2プレス20が勝手違いの構成要素であることがある。
第2プレス部20は、第2下ブレード21と、これの上方に対向する第2上ブレード22と、第2下ブレード21を保持する第2下ホルダ23と、第2上ブレードを保持する第2上ホルダ24と、第2上ホルダ24の昇降をガイドする第2ガイド25と、第2上ホルダ24を昇降させる第2アクチュエータ26と、第2上ホルダ24の昇降を円滑にする第2ダンパー27と、第2ガイド25の角度を調整する第2角度調整機構28とを備える。
第2下ブレード21は、図8に示す第1下ホルダ11においては、刃部11aに対して取付部11bが前側に配置されているのに対して、勝手違いに後側に配置されている。他は、すべて同じ構成である。
第2上ブレード22は、図9に示す第1上ブレード12と同形である。
第2下ホルダ23は、図3に示すように、勝手違いである点を除いて第1下ホルダ13と同様に構成されている。
第2上ホルダ24は、図10に示す第1上ホルダ14の長板14aが、前側に固定されているのに対し、後側に固定されている点を除いて第1上ホルダ14と同様に構成されている。
第2ガイド25は、図1,図4等に示す第1ガイド15と同様に構成されている。
第2アクチュエータ26,第2ダンパー27,第2角度調整機構28は、いずれも上述の第1アクチュエータ16,第1ダンパー17,第1角度調整機構18と同様に構成されている。
上述の第2プレス部20にあっては、図2に示すように、第2下ホルダ23は、テーブル2の上端における前側でかつ右側の角部から正面に対して所定の角度θ(30度)を持って突出するように固定されていて、この第2下ホルダ23の上面に、図3に示すように、第2下ブレード21が固定されている。また、第2角度調整機構28は、テーブル2の上面に、正面に対して30度の角度で取り付けられていて、第2ガイド25は、この第2角度調整機構28によって垂直に対して角度調整可能(傾斜可能)に保持されている。また、第2ガイド25によって、第2上ホルダ24の昇降動作がガイドされ、この第2上ホルダ24は、第2アクチュエータ26によって昇降されるとともに、第2ダンパー27によって昇降動作が安定するようになっている。第2上ブレード22は、第2下ブレード21の上方に、これに対向するように、第2上ホルダ24によって支持されている。
図16を参照して、上述構成の羽根曲げ機1の動作について説明する。なお、図16では、羽根曲げ機1の説明に必要な部分を模式的に示している。基準となる第2プレス部20の第2下ブレード21は、刃21dが、羽根板Wの半径に沿って内周W1側から外周W2側に向くように第2下ホルダ23(図3参照)に取り付けられている。なお、図16では、刃21d等の長さと、羽根板Wの幅(=(D−d)/2(図14参照))とが同じであるように図示しているが、実際には、刃21d等の長さの方が長く設定されている。この第2下ブレード21に対して、第2上ブレード22は、その刃22bが第2下ブレード21の刃21dに所定に間隙を介して対向するように、第2上ホルダ24(図2参照)によって保持されている。ここで、所定の間隙とは、間に羽根板Wを挿入してプレス加工する際に支障なくプレス加工が行える間隙を言う。
上述の第2下ブレード21に対して第1下ブレード11、また、第2上ブレード22に対して第1上ブレード12は、それぞれ上面視において所定の角度θ(30度)を持って、第1下ホルダ13,第1上ホルダ14(図1参照)によって保持されている。このとき、第1下ブレード11と第1上ブレード12との位置関係は、上述の第2下ブレード21と第2上ブレード22の位置関係と同じになるように配置される。つまり、第1下ブレード11の刃11dと第1上ブレード12の刃12bとは、所定の間隙で対向するように配置される。さらに、第1プレス部10全体は、テーブル2に対して、高さ調整機板19により、基準の高さからHだけ下げた状態で取り付ける。なお、図16においては、高さの差(段差)Hは、第1下ブレード11の下端縁が通る仮想円C1と第2下ブレード21の下端縁が通る仮想円C2の高さの差として示している。図16に示すように、第2下ブレード21及び第2上ブレード22に対して、第1下ブレード11及び第1上ブレード12がHだけ下がって配置される。なお、第1ガイド15,第2ガイド25は、それぞれ第1角度調整機構18,第2角度調整機構28を垂直に立てる(傾斜角度0)に設定することで、第1上ホルダ14,第2上ホルダ24が垂直に昇降するように設定されている。
以上のように設定された羽根曲げ機1に対して、刃11dと刃12bの間、及び刃21dと刃22bとの間に、図14に示す羽根板Wを挿入する。この際、羽根板Wは、その外周W2が、図1に示すストッパ11fに当接し、かつ刃11dと刃12bとの間で、図14に示す羽根板Wにおける切断部Gよりも少し右側の部分を挟み込めるような位置に挿入する。この状態で、羽根曲げ機1のスイッチをオンする。これにより、第1アクチュエータ16,第2アクチュエータ26によってそれぞれ第1上ホルダ14,第2上ホルダ24が下降し、刃11dと刃12bとの間、及び刃21dと刃22bとの間で、羽根板Wの2箇所を挟み込むことができる。これにより、羽根板Wは、挟み込まれた部分、つまり所定の角度(30度)に相当する部分が、段差がHとなるように湾曲される。同様のプレス作業を数度ずつ360度分、つまり羽根板Wの1周分について繰り返すことにより、所定のピッチPを有する螺旋状に形成することができる。
上述の羽根曲げ機1によると、外径Dや内径dの異なる羽根板Wに対しては、各ホルダに対する各ブレードの取付位置、すなわち第1下ホルダ13,第1上ホルダ14,第2下ホルダ23,第2上ホルダ24に対する第1下ブレード11,第1上ブレード12,第2下ブレード21,第2上ブレード22の取付位置を、半径方向に移動させることで容易に対応することができる。また、ピッチPの異なる羽根板Wに対しては、テーブル2に対する第1プレス部10全体の取り付け高さを高さ調整板19によって変更することにより、段差Hを変更させて容易に対応することができる。また、図15に示す羽根板Wは、左巻きであるが、右巻きの羽根板Wを作製するには、テーブル2に対して第1プレス部10全体を高さHだけ低くなるように位置調整して取り付ければよい。これにより、図16に示す状態とは逆に、第2下ブレード21に対して、第1下ブレード11がHだけ高く位置することになる。この状態で、プレス加工を行うことにより、右巻きの羽根板Wを作製することができる。さらに、第1下ブレード11,第1上ブレード12,第2下ブレード21,第2上ブレード22を、それぞれの各刃11d,12b,21d,22bの長さが長いものに変更することで、例えば、図14に示す羽根板Wにおいて、外径Dと内径dとの差が大きい羽根板Wに対応することが可能となる。
図5を参照して、図4に示す第1角度調整機構18と第2角度調整機構28を使用して、第1上ホルダ14と第2上ホルダ24が昇降する角度を変更した例を示す。(a)は、第1下ブレード11と第2下ブレード21の高さの差Hが小さい場合を示し、(b)は、同じく高さの差Hが大きい場合を示している。これに対応して、(a)の場合は、第1角度調整機構18(第1上ホルダ14)と第2角度調整機構28(第2上ホルダ24)の傾斜角度を小さくし、(b)の場合は大きくしている。いずれの場合も、第1上ブレード12,第2上ブレード22の中心線の延長が、第1下ブレード11及び第2下ブレード21の刃11d等(図8参照)の円弧部の中心Cを向くようにするとよい。これらの傾斜角度は、羽根板Wにおけるプレス加工で湾曲される部分の傾斜角度と一致するため、すなわち、湾曲される部分に対して、第1上ブレード12,第2上ブレード22が直角に押し当てられるため、湾曲される部分に対して力が有効に作用して、円滑にプレス加工することが可能となる。
図13に示すように、第1下ブレード11A,第2下ブレード21Aの他の実施形態を示す。刃部11a,21aの先端に凹部を設け、この凹部に、比較的硬度の高い弾性部材11b,21b(例えば、硬質のゴム)を嵌め込んで、刃11d,21dの代わりとしている。これによると、プレス加工時に、刃の間で羽根板Wが不要に移動することを防止できるので、良好な加工を行うことができる。
羽根曲げ機を正面から見た図である。 羽根曲げ機を上方から見た図である。 図1のA−A線矢視図である。 第1角度調整機構及び第2角度調整機構をほぼ右側から見た図である。 (a),(b)は第1上ブレード及び第2上ブレードを傾斜させた例を説明する図である。 テーブルを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図である。 第2下ホルダに取り付けられた目盛り板を説明する図である。 第1下ブレードを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 第1上ブレードを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 第1上ホルダを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 高さ位置調整板を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図である。 第1ガイドを説明する図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。 第1下ブレードと第2下ブレードに刃に代えて、弾性部材を取り付けた例を示す図である。 プレス加工前の羽根板の形状を説明する斜視図である。 プレス加工後の羽根板Wの形状を説明する斜視図である。 羽根曲げ機の動作を説明する模式図である。
符号の説明
1 羽根曲げ機
10 第1プレス部
11 第1下ブレード
12 第1上ブレード
13 第1下ホルダ
14 第1上ホルダ
15 第1ガイド
16 第1アクチュエータ
17 第1ダンパー
18 第1角度調整機構
19 高さ調整板(高さ調整機構)
20 第2プレス部
21 第2下ブレード
22 第2上ブレード
23 第2下ホルダ
24 第2上ホルダ
25 第2ガイド
26 第2アクチュエータ
27 第2ダンパー
28 第2角度調整機構
G 羽根板の切断部
W 羽根板

Claims (4)

  1. 半径方向の切断部を有する環状薄板を断続的に回転させ、回転させるごとにプレスすることにより、螺旋状に湾曲させて搬送スクリューの羽根板を形成する羽根曲げ機において、
    プレス時の前記羽根板の裏面に対向して半径方向に延びる第1下ブレードと、
    前記第1下ブレードに対して上方から対向配置された第1上ブレードと、
    前記第1下ブレードに対し、前記羽根板の周方向に沿って所定の角度及び所定の高さを持って配設された第2下ブレードと、
    前記第2下ブレードに対して上方から対向配置された第2上ブレードと、
    前記第1下ブレードを半径方向移動可能に保持する第1下ホルダと、
    前記第1上ブレードを半径方向移動可能に保持するとともに、前記第1下ブレードに対して昇降可能な第1上ホルダと、
    前記第2下ブレードを半径方向移動可能に保持する第2下ホルダと、
    前記第2上ブレードを半径方向移動可能に保持するとともに、前記第2下ブレードに対して昇降可能な第2上ホルダと、
    前記第1上ホルダの昇降をガイドする第1ガイドと、
    前記第2上ホルダの昇降をガイドする第2ガイドと、
    前記第1上ホルダを昇降させて前記羽根板を前記第1下ブレードと前記第1上ブレードとの間で挟み込む第1アクチュエータと、
    前記第2上ホルダを昇降させて前記羽根板を前記第2下ブレードと前記第2上ブレードとの間で挟み込む第2アクチュエータと、
    前記第1下ブレードに対する前記第2下ブレードの所定の高さを変更する高さ調整機構と、を備える、
    ことを特徴とする羽根曲げ機。
  2. 前記第1下ブレードと前記第1上ブレードと前記第1下ホルダと前記第1上ホルダと前記第1ガイドと前記第1アクチュエータとが第1プレス部を構成し、
    前記第2下ブレードと前記第2上ブレードと前記第2下ホルダと前記第2上ホルダと前記第2ガイドと前記第2アクチュエータとが第2プレス部を構成し、
    前記第1プレス部及び前記第2プレス部が取り付けられるベース部材を備え、
    前記第1プレス部は、一体的に組み合わされてプレスユニットを構成するとともに、前記ベース部材に対して、前記高さ調整機構によって高さ調整可能に取り付けられた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の羽根曲げ機。
  3. 前記第1アクチュエータが前記第1ガイドに支持され、
    前記第2アクチュエータが前記第2ガイドに支持された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の羽根曲げ機。
  4. 前記第1ガイドは、前記第1下ブレードの半径方向に延びる刃部近傍を基準に角度調整可能な第1角度調整機構を有し、
    前記第2ガイドは、前記第2下ブレードの半径方向に延びる刃部近傍を基準に角度調整可能な第2角度調整機構を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の羽根曲げ機。
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