JP2021079517A - 面取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも効率的に面取り加工できるようにした面取り装置を提供する。【解決手段】面取り装置1は、装置本体10とガイド部材30とを備える。装置本体10は、電動モータ14により回転駆動される回転軸20と、回転軸20の先端部20bに取り付けられた切削チップ22を有する。面取り装置1がガイド部材30によって被削材Mの角部Mcに沿って案内される案内方向に対して回転軸20の回転軸線Rは後傾している。回転駆動された切削チップ22の角刃部24は、回転軸線Rの前方位置で角部Mcを深さD1だけ面取りし、回転軸線Rの後方位置で既にD1だけ面取りされている部分をさらに深さD2だけ面取りする。【選択図】図6

Description

本発明は、被削材の角部の面取り加工を行うための面取り装置に関する。
被削材の直線状に延びる角部の面取り加工を行うための面取り装置が知られている。面取り装置は、通常、電動モータやエアモータなどの駆動部と、駆動部によって回転駆動される回転軸と、回転軸の先端に固定された切削チップとを備える装置本体、及び装置本体に取り付けられて面取り機を被削材に対して位置決めするためのガイド部材とを備える。ガイド部材は、被削材の上面と側面とに当接するようされた2つのガイド面を有し、各ガイド面を被削材の各面に当接させた状態で面取り装置を角部に沿って案内することで、回転する切削チップにより被削材の角部が切削されて面取りされるようになっている。
直線状に延びる角部の面取り方法として、肩削りと正面削りがある。ここで肩削りとは、回転軸の回転軸線が被削材の上面と略直角となり、進行方向に対して回転軸線の真横付近の位置で切削チップの傾斜した傾斜刃部により角部の切削を行う切削形態をいう。また正面削りとは、回転軸線が被削材の上面及び側面に対して略45度傾いた状態となり、進行方向に対して回転軸線の前方位置または後方位置において切削チップの角刃部により角部の切削を行う切削形態をいう。正面削り用の面取り装置においては、例えば特許文献1に示すように、通常は2つのガイド面が回転軸の回転軸線に対して互いに反対側に45度傾いて配置されている。2つのガイド面を被削材の各面上を摺動させて面取り装置を被削材の角部に沿って前進させると、切削チップの角刃部が被削材の角部を切削する。これにより被削材の角部は面取りされる。この面取り装置においては、回転軸の回転軸線は、面取り装置が案内される方向、すなわち被削材の角部に沿う方向に対して前傾している。そのため、角刃部が回転軸線の前方位置を通過するときにのみ被削材の角部を切削し、後方位置を通過する際には被削材に触れないようになる。これにより、角刃部が後方位置を通過する際に、前方位置で切削された切削面を擦って傷つけることがなくなり、切削面の仕上がりを綺麗にすることができるようになる。
特許第5258074号公報
上述のような正面削り用の面取り装置を使用して被削材の角部を大きく面取りしようとすると、切削チップで一度に切削する量が大きくなり切削抵抗が大きくなる。そうすると、振動が大きくなったり、切削チップの摩耗が大きくなって切削チップの寿命が短くなったりする。また、切削面に凹凸ができて綺麗な仕上げ面とすることができなくなることもある。そのため、大きく面取りする必要がある場合や綺麗な仕上げ面が要求される場合などには、例えば最初にある程度の量を切削した後に、再度同じ部分を切削することで面取りを行うようにしていた。しかしながら、複数回に分けて切削して面取り加工を行うためには、面取り装置の面取り量をその都度調整し直さなければならず面倒であるし、作業に時間がかかってしまう。
そこで本発明は、従来複数回の切削作業が必要となっていた面取りをより少ない回数で効率的に行えるようにした面取り装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
2つの面の間に形成された直線状に延びる角部を有する被削材の該角部を面取りするようにされた面取り装置であって、
装置ハウジングと、
該装置ハウジング内に配置された駆動部と、
該装置ハウジング内において該装置ハウジングに回転可能に保持された基部、及び該装置ハウジングの外部に位置する先端部を有し、該駆動部に駆動連結されて回転軸線の周りで回転駆動される回転軸と、
該回転軸の該先端部に設けられ、該回転軸線からずれた位置にある角刃部を有する切削刃と、
該装置ハウジングに設けられたガイド部材取付部と、
該ガイド部材取付部に取り付けられ、被削材の一方の面に当接する第1ガイド面及び該被削材の他方の面に当接する第2ガイド面を有し、該第1及び第2ガイド面をそれぞれ該被削材の各面上で摺動させることで当該面取り装置を該被削材の角部に沿った案内方向で前進させるようにするガイド部材であって、該回転軸線が該案内方向に対して後傾するようにするガイド部材と、
を備え、
該切削刃が、該回転軸線よりも前方位置で該角部を面取りし、該前方位置において面取りされている部分を該回転軸線よりも後方位置でさらに面取りするようにされた、面取り装置を提供する。
当該面取り装置においては、被削材の角部を回転軸線の前方位置と後方位置とで2段階で切削して面取りするようになっている。そのため、前方位置または後方位置のどちらか一方でのみ切削を行うようになっている従来の面取り装置に比べて、一度の面取り作業でより大きな面取りを行うことができる。よって、従来の面取り装置に比べてより少ない回数で効率的に面取り加工を行うことが可能となる。また、従来の面取り装置と同じ量の面取りをしたときに、従来装置に比べて切削面をより綺麗に仕上げることも可能となる。
また、該切削刃が該回転軸に複数取り付けられており、該複数の切削刃のうちのいずれか一つの切削刃が該前方位置で被削材の角部を面取りしている最中に他の切削刃が該後方位置で該被削材を面取りしないように、該複数の切削刃が配置することができる。
複数の切削刃が前方位置と後方位置で同時に切削しないようにすることで、切削抵抗が小さくなり、装置の振動を低減させることが可能となる。
さらに、
該切削刃の角刃部が、先端刃部分と、該先端刃部分から該回転軸の径方向外側に向かって延びる外刃部分と、該先端刃部分から該回転軸の径方向内側に向かって延びる内刃部分と、を有しており、
該切削刃が、該前方位置においては該外刃部分で被削材を切削し、該後方位置においては該内刃部分で被削材を切削するようにすることができる。
前方位置での切削と後方位置での切削で角刃部の異なる部分が使用されるため、切削刃の寿命を長くすることが可能となる。
また、該回転軸の該先端部に着脱可能に取り付けられて該切削刃を構成する切削チップをさらに備えるようにすることができる。
以下、本発明に係る面取り装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る面取り装置の正面図である。 図1のII―II線における断面図である。 図2のIII―III線における部分拡大断面図である。 ガイドプレートの平面図である。 図4のガイドプレートの側面図である。 面取り加工時の切削チップと被削材との位置関係を示す側面図である。 面取り加工時の切削チップと被削材との位置関係を示す平面図である。 別の形態の切削チップを示す図である。 さらに別の形態の切削チップを示す図である。
本発明の一実施形態に係る面取り装置1は、図1及び図2に示すように、装置本体10と、装置本体10に取り付けられたガイド部材30とを備える。
図2に示すように、装置本体10は、装置ハウジング12と、装置ハウジング12内に配置された電動モータ(駆動部)14と、電動モータ14の駆動軸16に歯車機構18を介して駆動連結された回転軸20とを備える。回転軸20は、装置ハウジング12内において装置ハウジング12に回転可能に保持された基部20aと、装置ハウジング12の外部に位置する先端部20bとを有する。装置本体10はさらに、回転軸20の先端部20bに着脱可能に取り付けられて回転軸20と共に回転駆動される切削チップ22を備える。図3に示すように、切削チップ22は、全体として五角形状となっており、その外周に切削刃23が形成されている。切削刃23は、5つの角刃部を有し、切削チップ22が先端部20bに取り付けられると、1つの角刃部24が回転軸線Rからずれた位置において回転軸線Rの方向で回転軸20の基部20aから離れる向きに尖った位置となる。装置本体10はさらに、回転軸20の周囲において装置ハウジング12に設けられたガイド部材取付部26を備える。また、装置ハウジング12にはガイド部材取付部26の近くに雄ネジ部27が形成されており、この雄ネジ部27に環状の調整部材28が螺合されている。調整部材28は、装置ハウジング12に対して回転軸線Rの周りで回転させることで回転軸線Rの方向に変位するようになっている。
ガイド部材30は、プランジャ31と、装置本体10のガイド部材取付部26に固定されるガイド部材本体32と、ガイド部材本体32に着脱可能に取り付けられた第1ガイドプレート34及び第2ガイドプレート36を備える。ガイド部材本体32には、ガイド部材取付部26の係合外周面26aよりも大径とされた係合内周面38aを有する環状のクランプ部38と、クランプ部38を係合外周面26aに締め付け固定するためのネジ39と、ネジ39を回すためのクランプレバー40(図1)とからなるクランプ機構42が設けられている。プランジャ31は、その先端が係合内周面38aから内側に突出するように径方向内側に向かって付勢されている。プランジャ31を径方向外側に引いた状態でクランプ部38の内側にガイド部材取付部26を挿入して、プランジャ31をその先端が係合内周面38aから内側に突出した位置に戻すと、プランジャ31の先端は調整部材28に形成された環状溝29に係合する。これにより、ガイド部材30は、装置本体10に対して回転軸線Rの方向で保持される。プランジャ31が調整部材28の環状溝29に係合した状態でクランプレバー40を操作してネジ39を締め付けることにより、クランプ部38が縮径し係合内周面38aが係合外周面26aに係合して、ガイド部材30が装置本体10に固定される。図1に示すように、ガイド部材本体32は、第1ガイドプレート34を保持するための第1保持面44と、第2ガイドプレート36を保持するための第2保持面46とを有する。第1ガイドプレート34は、その第1取付面34aが第1保持面44に当接した状態でガイド部材本体32に固定保持されている。同様に第2ガイドプレート36は、その第2取付面36aが第2保持面46に当接した状態でガイド部材本体32に固定保持される。第1ガイドプレート34は第1取付面34aの反対側の面に第1ガイド面34bを有し、第2ガイドプレート36は第2取付面36aの反対側の面に第2ガイド面36bを有している。図3に示すように、第1ガイド面34bと第2ガイド面36bとを被削材Mの各面Ma、Mbに当接させると、回転軸線Rが被削材Mの角部Mc(図3では既に面取りされている)から横方向に距離Lだけずれて、角部Mcを通らない位置となる。ガイド部材30の第1ガイド面34bと第2ガイド面36bを被削材Mの各面Ma、Mbに当接させて各面Ma、Mb上を摺動させることにより、当該面取り装置1は被削材Mの直線状に延びる角部Mcに沿った案内方向に案内されるようになる。
第1ガイドプレート34は、図4及び図5に示すように、ガイド部材本体32に取り付けられたときの案内方向(図で見て左右方向)での両端となる第1端部34c及び第2端部34dと、第1端部34cと第2端部34dとの間に延びる両側縁34eとを有する。両側縁34eのそれぞれの中央位置には円弧状の凹部34fが形成されている。また、第1ガイド面34bは、第1端部34cから第2端部34dに向かって第1取付面34aに近づく方向(図5で見て上方)に傾斜している。なお、第1ガイド面34bの第1端部34cの近くに溝34gが形成されているが、この溝34gは第1端部34cと第2端部34dとを容易に見分けられるようにするためのものである。第1ガイドプレート34にはさらにボルトを通すための4つのボルト穴34hが形成されている。第1ガイドプレート34は、ボルト穴34hのうちの2つに通した2つボルトによってガイド部材本体32に取り付けられる。第2ガイドプレート36は、第1ガイドプレート34と同じ形状を有しており、第1ガイドプレート34と同様に、4つのボルト穴に通したボルトによってガイド部材本体32に取り付けられる。なお、図面上ではボルトは省略されている。第1ガイドプレート34と第2ガイドプレート36とをガイド部材本体32に取り付けると、図3から分かるように、第1ガイドプレート34の一方の凹部34fと第2ガイドプレート36の一方の凹部36fとが向かい合って開口部48が形成される。切削チップ22の角刃部24は、回転駆動されたときに、開口部48から突出して被削材Mの角部Mcを面取りする。
上述の通り第1ガイド面34b及び第2ガイド面36bは第1取付面34a及び第2取付面36aに対してそれぞれ傾斜しているため、回転軸20の回転軸線Rは案内方向に対して後傾した状態となる。第1ガイド面34b及び第2ガイド面36bを被削材Mの各面Ma、Mbに当接させて回転軸20を回転駆動させ、当該面取り装置1を案内方向で前進させていくと、図6に示すように、回転駆動された切削チップ22は回転軸線Rよりも前方位置において角部Mcを深さD1だけ切削し、回転軸線Rの後方位置において深さD1だけ切削された角部Mcをさらに深さD2だけ切削して切削面Mdを形成する。切削チップ22の角刃部24は、より詳細には、回転軸線Rに対して略直角な方向に延びる先端刃部分24aと、先端刃部分24aから回転軸20の径方向外側に向かって延びる外刃部分24bと、先端刃部分24aから回転軸20の径方向内側に向かって延びる内刃部分24cとを有する。前方位置での切削は主として角刃部24の外刃部分24bによって行われ、後方位置での切削は主として角刃部24の内刃部分24cによって行われる。図7からよく分かるように、2つの切削チップ22が回転軸線Rに対して互いに180度の位置に付けられているが、回転軸線Rが被削材Mの角部Mcから横方向(図7で見て上下方向)にずれた位置にあるため、一方の切削チップ22が被削材Mを切削しているときに他方の切削チップ22は被削材Mを切削しない。すなわち、2つの切削チップ22が被削材Mを同時に切削しないようになっている。
なお、第1ガイドプレート34及び第2ガイドプレート36は、それぞれ、案内方向での前後を逆にしてガイド部材本体32に取り付けることもできるようになっている。すなわち、第1ガイドプレート34を第2端部34dが案内方向での前方位置となり第1端部34cが後方位置となるようにガイド部材本体32に取り付け、第2ガイドプレート36も同様に取り付けることもできる。その場合には、回転軸線Rが案内方向に対して前傾した状態となり、切削チップ22の角刃部24が回転軸線Rの前方位置においてのみ被削材Mの角部Mcを切削し、後方位置においては切削しないようになる。
ガイド部材30を調整部材28に取り付ける前、又は調整部材28に取り付けて装置ハウジング12のガイド部材取付部26に固定する前に、調整部材28を回転させて回転軸線Rの方向での位置を調整することにより、装置本体10に対する回転軸線Rの方向でのガイド部材30の取付位置を調整することができる。これにより切削チップ22の切削刃23がガイド面34b、36bから突出する量を調整して、被削材Mの面取り量すなわち深さD1及びD2を調整することができる。調整部材28の外側には、環状のメモリ部材50が取り付けられており、メモリ部材50に刻まれたメモリに基づいて調整部材28を調整することにより任意の面取り量に調整することができる。なお、メモリ部材50は調整部材28に対して回転可能となっており、メモリ部材50のメモリと実際の面取り量とが同じになるようにメモリ部材50の位置を調整した後に止めねじ52によってメモリ部材50を調整部材28に固定できるようになっている。
当該面取り装置1においては、切削チップ22が回転軸線Rの前方位置で切削した部分を後方位置でさらに切削するようになっている。すなわち当該面取り装置1は、被削材Mの角部Mcを2段階に分けて切削するようになっている。そのため、前方位置または後方位置のどちらか一方でのみ切削を行うようになっている従来の面取り装置に比べて、一度の面取り作業でより大きな面取りを行うことができ、より効率的に面取り加工を行うことが可能となる。また、従来の面取り装置と同じ量の面取りをしたときには、従来装置に比べて切削面をより綺麗に仕上げることが可能となる。さらには、切削抵抗が小さくなり、振動が生じにくくなると共に切削チップ22の角刃部24にかかる負荷が小さくなり摩耗を低減することも可能となる。また、前方位置では切削チップ22の外刃部分24bで切削を行い、後方位置では切削チップ22の内刃部分24cで切削を行うため、角刃部24の使用する部分が分散されて切削チップ22の寿命が長くなる。
切削チップは、上述の5角形の切削チップ22に代えて、図8に示すような切削チップ122を使用することもできる。この切削チップ122は回転軸120の先端部120bに取り付けられる。切削チップ122の外周には切削刃123が形成されている。切削刃123の角刃部124は、鋭く尖った先端刃部分124aと、先端刃部分124aから回転軸120の径方向外側に向かって回転軸線Rに対して45度傾いて延びる外刃部分124bと、先端刃部分124aから回転軸120の径方向内側に向かって回転軸線Rに対して直角に延びる内刃部分124cとを有する。角刃部124は、図で見て右斜め下向きに尖っているが、少なくとも回転軸線Rの方向で回転軸120の基部120aから離れる向きに尖っている。また、図9に示す切削チップ222の外周には切削刃223が形成されており、切削刃223の角刃部224の外刃部分224bと内刃部分224cとの間の先端刃部分224aは、回転軸線Rの方向で回転軸120の基部120aから離れる向きに全体として尖りつつ、円弧状にやや丸まった形状を有している。切削チップの形状は任意に変更可能であり、切削チップ22、122、222の形状の他、例えば四角形や三角形などの他の多角形状としてもよい。
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、切削チップの数は任意に変更可能であり、例えば1つだけとしたり、120度間隔で3つ取り付けるようにしたりすることもできる。切削チップを複数取り付ける場合には、回転軸線の前方位置と後方位置で別の切削チップが同時に切削しないように配置するのが好ましい。また、回転軸線が被削材の角部からずれた位置とする必要は必ずしもない。さらには、駆動部としてエアモータを使用することもできる。上記実施形態は手持ち式の面取り装置であるが、面取り装置に対して被削材を移動させて面取り加工を行うようにした据え置き型の面取り装置としてもよい。切削チップの形状は任意に変更可能であり、例えば四角形や三角形などの他の多角形状としてもよい。また、切削刃は回転軸の先端部に直接形成するようにしてもよい。本発明に係る面取り装置は、部材の仕上げ加工としての面取りの他、溶接する母材に対する開先加工のための面取りのために使用することができる。
1 面取り装置
10 装置本体
12 装置ハウジング
14 電動モータ(駆動部)
16 駆動軸
18 歯車機構
20 回転軸
20a 基部
20b 先端部
22 切削チップ
23 切削刃
24 角刃部
24a 先端刃部分
24b 外刃部分
24c 内刃部分
26 ガイド部材取付部
26a 係合外周面
27 雄ネジ部
28 調整部材
29 環状溝
30 ガイド部材
32 ガイド部材本体
34 第1ガイドプレート
34a 第1取付面
34b 第1ガイド面
34c 第1端部
34d 第2端部
34e 両側縁
34f 凹部
34g 溝
34h ボルト穴
36 第2ガイドプレート
36a 第2取付面
36b 第2ガイド面
36f 凹部
38 クランプ部
38a 係合内周面
39 ネジ
40 クランプレバー
42 クランプ機構
44 第1保持面
46 第2保持面
48 開口部
50 メモリ部材
52 止めねじ
120 回転軸
120b 先端部
122 切削チップ
123 切削刃
124 角刃部
124a 先端刃部分
124b 外刃部分
124c 内刃部分
222 切削チップ
223 切削刃
224 角刃部
224a 先端刃部分
224b 外刃部分
224c 内刃部分
L 距離
M 被削材
Ma 面
Mb 面
Mc 角部
Md 切削面
R 回転軸線

Claims (4)

  1. 2つの面の間に形成された直線状に延びる角部を有する被削材の該角部を面取りするようにされた面取り装置であって、
    装置ハウジングと、
    該装置ハウジング内に配置された駆動部と、
    該装置ハウジング内において該装置ハウジングに回転可能に保持された基部、及び該装置ハウジングの外部に位置する先端部を有し、該駆動部に駆動連結されて回転軸線の周りで回転駆動される回転軸と、
    該回転軸の該先端部に設けられ、該回転軸線からずれた位置にある角刃部を有する切削刃と、
    該装置ハウジングに設けられたガイド部材取付部と、
    該ガイド部材取付部に取り付けられ、被削材の一方の面に当接する第1ガイド面及び該被削材の他方の面に当接する第2ガイド面を有し、該第1及び第2ガイド面をそれぞれ該被削材の各面上で摺動させることで当該面取り装置を該被削材の角部に沿った案内方向で前進させるようにするガイド部材であって、該回転軸線が該案内方向に対して後傾するようにするガイド部材と、
    を備え、
    該切削刃が、該回転軸線よりも前方位置で該角部を面取りし、該前方位置において面取りされている部分を該回転軸線よりも後方位置でさらに面取りするようにされた、面取り装置。
  2. 該切削刃が該回転軸に複数取り付けられており、該複数の切削刃のうちのいずれか一つの切削刃が該前方位置で被削材の角部を面取りしている最中に他の切削刃が該後方位置で該被削材を面取りしないように、該複数の切削刃が配置された、請求項1に記載の面取り装置。
  3. 該切削刃の角刃部が、先端刃部分と、該先端刃部分から該回転軸の径方向外側に向かって延びる外刃部分と、該先端刃部分から該回転軸の径方向内側に向かって延びる内刃部分と、を有しており、
    該切削刃が、該前方位置においては該外刃部分で被削材を切削し、該後方位置においては該内刃部分で被削材を切削するようにされた、請求項1又は2に記載の面取り装置。
  4. 該回転軸の該先端部に着脱可能に取り付けられて該切削刃を構成する切削チップをさらに備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面取り装置。
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