JP2013071201A - 切断工具およびその切断角度調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレードを基準にベースの角度を調整してブレードの切断角度を精度良く調整できるようにし、作業効率の向上を図る。
【解決手段】ベース30に、刃物18を基準にベース30の角度を調整するための分度器40を着脱自在に設けたので、分度器40によって刃物18の切断角度を精度良く調整することができる。これにより、刃物18とベース30とのなす角度を精度良く調整して、木材Wの切断部分の切断角度を精度良くすることができ、ひいては切断部分の角度調整等の後加工(二次加工)が不要となり、作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】ベース30に、刃物18を基準にベース30の角度を調整するための分度器40を着脱自在に設けたので、分度器40によって刃物18の切断角度を精度良く調整することができる。これにより、刃物18とベース30とのなす角度を精度良く調整して、木材Wの切断部分の切断角度を精度良くすることができ、ひいては切断部分の角度調整等の後加工(二次加工)が不要となり、作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
【選択図】図3
Description
本発明は、ハウジングに回動自在に設けられてブレードの切断角度を決定するベースを備えた切断工具およびその切断角度調整方法に関する。
従来、被加工部材としての木材等を切断する切断工具としては、例えば、往復運動するブレードを備えた切断工具が知られている。このような往復運動するブレードを備えた切断工具は、所謂ジグソーとも呼ばれ、当該ジグソーは、使用者により把持されるハンドルを備えたハウジングを有している。そして、ハウジングの内部には、電動機(電動モータ),運動変換機構,プランジャ等の駆動系部品が設けられ、さらに、ハウジングの外部におけるブレードの近傍には、木材等の平面に沿って摺接するベースが設けられている。
運動変換機構は電動モータの回転運動を往復運動に変換し、プランジャはブレードの基端部を保持するとともに、運動変換機構により往復運動するようになっている。ベースはハウジングに対して回動自在に設けられ、ベースを回動させることで当該ベースとブレードとのなす角度を調整し、これによりブレードの切断角度、つまり木材等の切断角度を調整するようにしている。このようにベースとブレードとのなす角度を調整することで、木材等の角部、つまり切断部分を所定角度(例えば45°等)で切り落とせるようにしている。
上述のような切断工具(ジグソー)としては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載された切断機(ジグソー)は、ハウジングとベースとの間にレバーを備え、レバーを弛めるよう操作することで、ハウジングに対してベースが回動可能となる。そして、ハウジングおよびベースに設けられた角度調整用目盛り(特許文献1の図2,図4,図5参照)を目視することで、ベースをハウジングに対して例えば45°傾斜させ、その後レバーを締め付けるよう操作することにより、ブレードの切断角度を45°に調整できるようにしている。
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術によれば、ハウジングおよびベースに設けられた角度調整用目盛りを目視することにより、ハウジングに対するベースの傾斜角度を決定するようにしている。したがって、駆動系部品であるプランジャのハウジングに対する組み付け精度にバラツキが生じ、プランジャがハウジングに対して曲がって組み付けられた場合や、プランジャに対してブレードが曲がって組み付けられた場合等においては、角度調整用目盛りを正確に合わせたとしてもブレードとベースとのなす角度が狂うことになる。これにより、切断角度に正確さが要求される家具の製作や建築材の切断等に当該切断工具を用いる場合には、木材の合わせ面等を正確な角度で切断するのが困難となり、ひいては合わせ面の角度調整等の後加工(二次加工)が必要になる等、作業効率を著しく低下させるという問題が生じ得る。
本発明の目的は、ブレードを基準にベースの角度を調整してブレードの切断角度を精度良く調整できるようにし、作業効率の向上を図ることが可能な切断工具およびその切断角度調整方法を提供することにある。
本発明の切断工具は、ハウジングと、該ハウジング内に設けられる電動機と、前記ハウジング内に設けられて前記電動機の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構と、該運動変換機構により往復運動するプランジャと、該プランジャに保持されて被加工部材を切断するブレードと、前記ハウジングに回動自在に設けられて前記ブレードの切断角度を決定するベースとを有する切断工具において、前記ベースに、前記ブレードを基準に前記ベースの角度を調整するための角度調整手段を設けることを特徴とする。
本発明の切断工具は、前記角度調整手段は、前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に着脱自在に設けられる分度器を備えることを特徴とする。
本発明の切断工具は、前記角度調整手段は、前記分度器が挿入される溝部と、該溝部に前記分度器を挿入した際に前記分度器の基準線部を合わせるための水平基準線部とを備えることを特徴とする。
本発明の切断工具は、前記角度調整手段は、前記分度器の基準点を合わせるための基準部を備えることを特徴とする。
本発明の切断工具は、前記角度調整手段は、前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に設けられ、前記ブレードの延在方向に延びるスリットであることを特徴とする。
本発明の切断工具の切断角度調整方法は、ハウジングと、該ハウジング内に設けられる電動機と、前記ハウジング内に設けられて前記電動機の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構と、該運動変換機構により往復運動するプランジャと、該プランジャに保持されて被加工部材を切断するブレードと、前記ハウジングに回動自在に設けられて前記ブレードの切断角度を決定するベースとを有する切断工具の切断角度調整方法において、前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に、分度器を装着する分度器装着工程と、前記ブレードの切断方向に沿うよう前記ブレードの位置と前記分度器の位置とを対向させる位置合わせ工程と、前記分度器を目視しつつ前記ベースを前記ハウジングに対して回動させて、前記切断角度を調整する切断角度調整工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の切断工具の切断角度調整方法は、前記分度器装着工程は、前記分度器の基準線部と前記ベースの水平基準線部とを合わせる第1基準合わせ工程と、前記分度器の基準点と前記ベースの基準部とを合わせる第2基準合わせ工程とを含むことを特徴とする。
本発明の切断工具の切断角度調整方法は、ハウジングと、該ハウジング内に設けられる電動機と、前記ハウジング内に設けられて前記電動機の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構と、該運動変換機構により往復運動するプランジャと、該プランジャに保持されて被加工部材を切断するブレードと、前記ハウジングに回動自在に設けられて前記ブレードの切断角度を決定するベースとを有する切断工具の切断角度調整方法において、前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に設けられて前記ブレードの延在方向に延びるスリットの位置と、前記ブレードの位置とを対向させる位置合わせ工程と、前記スリットを目視しつつ前記ベースを前記ハウジングに対して回動させ、前記スリットの延在方向と前記ブレードの延在方向とが一致するよう前記切断角度を調整する切断角度調整工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の切断工具によれば、ベースに、ブレードを基準にベースの角度を調整するための角度調整手段を設けるので、角度調整手段によってブレードの切断角度を精度良く調整することができる。これにより、ブレードとベースとのなす角度を精度良く調整して、被加工部材の切断部分の切断角度を精度良くすることができ、ひいては切断部分の角度調整等の後加工(二次加工)が不要となり、作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
本発明の切断工具によれば、角度調整手段は、ブレードの切断方向に沿うベースのブレードとの対向箇所に着脱自在に設けられる分度器を備えるので、分度器を目視しつつベースをハウジングに対して回動させることで、ブレードとベースとのなす角度を種々の角度に精度良く調整することができる。
本発明の切断工具によれば、角度調整手段は、分度器が挿入される溝部と、溝部に分度器を挿入した際に分度器の基準線部を合わせるための水平基準線部とを備えるので、分度器をベースに対して精度良く装着することができる。
本発明の切断工具によれば、角度調整手段は、分度器の基準点を合わせるための基準部を備えるので、分度器をベースに対してより精度良く装着することができる。
本発明の切断工具によれば、角度調整手段は、ブレードの切断方向に沿うベースのブレードとの対向箇所に設けられ、ブレードの延在方向に延びるスリットであるので、ブレードの切断方向に向けてスリットを目視しつつベースをハウジングに対して回動し、ブレードの延在方向とスリットの延在方向とを一致させることで、ブレードとベースとのなす角度を所定角度に精度良く調整することができる。この場合、例えば、スリットをベースの水平方向に対して垂直方向に延在するよう設けることで、ブレードとベースとのなす角度を90°に精度良く調整することができる。
本発明の切断工具の切断角度調整方法によれば、ブレードの切断方向に沿うベースのブレードとの対向箇所に、分度器を装着する分度器装着工程と、ブレードの切断方向に沿うようブレードの位置と分度器の位置とを対向させる位置合わせ工程と、分度器を目視しつつベースをハウジングに対して回動させて、切断角度を調整する切断角度調整工程とを経ることで、ブレードとベースとのなす角度を所定角度に精度良く調整することができる。
本発明の切断工具の切断角度調整方法によれば、分度器装着工程は、分度器の基準線とベースの水平基準線とを合わせる第1基準合わせ工程と、分度器の基準点とベースの基準部とを合わせる第2基準合わせ工程とを含むので、分度器をベースに対して精度良く装着することができる。
本発明の切断工具の切断角度調整方法によれば、ブレードの切断方向に沿うベースのブレードとの対向箇所に設けられてブレードの延在方向に延びるスリットの位置と、ブレードの位置とを対向させる位置合わせ工程と、スリットを目視しつつベースをハウジングに対して回動させ、スリットの延在方向とブレードの延在方向とが一致するよう切断角度を調整する切断角度調整工程とを経ることで、ブレードとベースとのなす角度を所定角度に精度良く調整することができる。
以下、本発明の第1実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施の形態に係るジグソーの内部構造を示す部分断面図を、図2は図1のA矢視図(ジグソー全体)を、図3は図1のB矢視図(ベースの部分)を、図4(a),(b)は第1実施の形態におけるブレードの切断角度の調整手順を説明する説明図を、それぞれ表している。
図1に示すように、切断工具としてのジグソー10は、図中破線で示す被加工部材としての木材Wを切断するための動力工具であって、ジグソー10は、その外郭をなすハウジング11を備えている。ハウジング11はプラスチック等の樹脂材料により所定形状に形成され、当該ハウジング11は、図2に示すように、図中左右側で略同一形状に形成された第1ハウジング11aと第2ハウジング11bとを備えている。そして、各ハウジング11a,11bを突き合わせることで、内部に電動モータ12等を収容する空間が形成されるようになっている。なお、図1においてはジグソー10の内部構造を説明するために第1ハウジング11aを省略している。
ハウジング11は、本体部11cとハンドル部11dとを備えており、本体部11cの内部には、電動機としての電動モータ12が収容されている。電動モータ12は、外周にコイル(図示せず)が巻き付けられたアーマチュア12aを備え、このアーマチュア12aの回転中心には回転軸12bが貫通して固定されている。回転軸12bには整流子12cが一体に設けられ、当該整流子12cには一対のブラシ12dが摺接するようになっている。つまり、電動モータ12はブラシ付きの電動モータであって、各ブラシ12dを介してコイルに駆動電流を供給することで、アーマチュア12aに回転力(電磁力)が発生するようになっている。
ハンドル部11dには、使用者により操作されるスイッチ13が設けられ、当該スイッチ13を操作することで、電動モータ12に駆動電流が供給されるようになっている。また、ハンドル部11dのスイッチ13よりも前方側(図1中右側)には、電動モータ12の回転速度を調整する調整ダイヤル14が設けられ、当該調整ダイヤル14を調整して電動モータ12の回転速度を調整することにより、木材Wの切断速度を調整できるようにしている。
本体部11cの内部には、電動モータ12の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構15が設けられ、当該運動変換機構15は、本体部11cの内部に固定されたホルダ16を介してハウジング11に支持されている。運動変換機構15は、回転軸12bの先端側(図1中右側)に設けられたピニオンPNと、このピニオンPNに噛み合うギヤGRとからなる減速部15aを備えている。
また、運動変換機構15は、ギヤGRの回転運動をプランジャ17の往復運動に変換する変換部15bを備えている。変換部15bは、ギヤGRの回転中心から偏心した位置に設けられた偏心駒15cと、プランジャ17に設けられて偏心駒15cが入り込んで摺動する横溝17aとから構成されている。ここで、横溝17aは、詳細は図示しないがプランジャ17の短手方向(図2中左右方向)に沿って延びるよう設けられ、偏心駒15cが回転しつつ横溝17a内を摺動することにより、プランジャ17は図中上下方向に往復運動するようになっている。
プランジャ17の先端側(図中下側)には、ブレードとしての刃物18の基端側(図中上側)をワンタッチで支持するブレードホルダ19が設けられている。ブレードホルダ19は、複数の締結ネジSによりプランジャ17に固定され、プランジャ17および刃物18とともに往復運動するようになっている。このように、刃物18はブレードホルダ19を介してプランジャ17に保持されている。また、刃物18の図1中右側、つまり木材Wの切断方向には、鋭角の凹凸部よりなる刃部(図示せず)が形成されている。
刃物18の後方側(図1中左側)には、刃物18を後方から支持し、当該刃物18の往復運動を案内するガイドローラ20が設けられ、このガイドローラ20は、必要に応じて刃物18をその往復運動に合わせて前方に押圧可能となっている。つまり、刃物18に楕円軌道を描かせることができ、これにより木材Wの切断効率等を調整できるようにしている。ここで、図2に示すように、第2ハウジング11b側には調整つまみ21が設けられ、当該調整つまみ21を適宜調整することで、刃物18に楕円軌道を描かせたり、刃物18を単に上下動(往復動)させたりできるようにしている。
図1中符号22は、プランジャ17を後方に押圧する押圧部材であり、この押圧部材22を形成するコイルばねSPのばね力は、ガイドローラ20による刃物18の前方への押圧力とバランスするようになっている。これにより、ジグソー10の作動時におけるプランジャ17および刃物18の前後方向へのガタツキの発生(異音発生等)を防止している。
ハウジング11の図中下方側、つまり木材W側には、木材Wの平面に摺接してジグソー10の切断方向への移動を案内するベース30が設けられている。ベース30は、図1および図2に示すように、ベース本体31と一対のベース爪32とを備えている。ベース本体31は、ハウジング11に対して回動自在に設けられ、ハウジング11の短手方向に沿うよう傾斜するようになっている(図4参照)。これにより、ベース30は、刃物18の切断角度α(図2,3参照)を決定するようになっている。また、各ベース爪32の基端側はベース本体31の前方側に一体に設けられ、各ベース爪32の先端側は、刃物18の切断方向に向けて延在しており、各ベース爪32間には刃物18が配置されている。
ベース本体31は、固定ネジ33を介してハウジング11に固定され、固定ネジ33はハウジング11に固定された剛性を有する固定ナット11eにネジ結合されるようになっている。そして、図4に示す締結工具(六角レンチ)Tを用いて固定ネジ33を締め付けることで、ベース本体31(ベース30)はハウジング11に固定され、固定ネジ33を弛めることで、ベース本体31はハウジング11に対して傾斜可能となる。
図1に示すように、ベース本体31の後方側には、凹溝(溝部)34を有する壁部35が一体に設けられ、壁部35は、図中下方側(木材W側)に向けて延ばされている。壁部35には、図1および図3に示すように、貫通孔(基準部)36と水平基準線部37が設けられており、貫通孔36はベース30の回動中心Cとなっている。また、壁部35には固定ネジ38がネジ結合されるネジ孔39が設けられている。
壁部35には、図3に示すような分度器40が着脱自在に設けられている。つまり、分度器40は、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に着脱自在に設けられている。分度器40は、刃物18を基準としてベース30の角度を調整するために用いるもので、当該分度器40としては、一般的に用いられる透明のプラスチック材料よりなる分度器を用いることができる。
ここで、ベース30のベース本体31に設けた凹溝34,貫通孔36および水平基準線部37と、ベース本体31の壁部35に装着される分度器40とは、本発明における角度調整手段を構成している。
分度器40は、直線部41と円弧部42とを備えた半円形状に形成され、当該分度器40の直線部41寄りには、「0°」を示すゼロ度線(基準線部)43が設けられ、また、当該ゼロ度線43の中央部から円弧部42に向けて「90°」を示す垂直線44が設けられている。
分度器40を壁部35に装着するには、分度器40の直線部41を凹溝34に挿入するようにし、分度器40のゼロ度線43と壁部35の水平基準線部37とを重なるようにする。また、分度器40のゼロ度線43と垂直線44との交差部(基準点)45を貫通孔36に合わせるようにする。ここで、交差部45と貫通孔36との合わせ込み(整合)は、使用者により貫通孔36を覗き込むことで行うことができる。その後、固定ネジ38を図示しない締結工具(六角レンチ)によりネジ孔39にネジ込むことで、分度器40を壁部35に装着(固定)することができる。なお、分度器40は、ベース30を角度調整するときにのみ壁部35に装着し、ジグソー10を作動して木材Wを切断する際にはベース30から取り外される。
次に、以上のように構成したジグソー10におけるベース30の角度調整の方法、つまり刃物18の切断角度の調整方法(切断工具の切断角度調整方法)について、図4(a),(b)を用いて詳細に説明する。
ここで、図4(a)においては、ハウジング11に対するベース30の傾斜角度が正確に90°となるよう、角度調整目盛りMにより設定されているにも関わらず、実際のベース30と刃物18とのなす角度(切断角度)が85°となっている場合を示している。つまり、プランジャ17がハウジング11に対して曲がって組み付けられた場合や、プランジャ17に対して刃物18が曲がって組み付けられた場合等を示している。
[分度器装着工程]
ベース30の角度調整を行うに当たり、まず、上述したように分度器40をベース30の壁部35に装着する。具体的には、図1および図3に示すように、分度器40を凹溝34に挿入し、ゼロ度線43と水平基準線部37とを重ね合わせるよう調整する(第1基準合わせ工程)。さらに、その状態のもとで貫通孔36を覗き込んで交差部45を貫通孔36に合わせる(第2基準合わせ工程)。そして、固定ネジ38をネジ孔39にネジ込むことで、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に分度器40が装着され、これにより分度器装着工程が終了する。
ベース30の角度調整を行うに当たり、まず、上述したように分度器40をベース30の壁部35に装着する。具体的には、図1および図3に示すように、分度器40を凹溝34に挿入し、ゼロ度線43と水平基準線部37とを重ね合わせるよう調整する(第1基準合わせ工程)。さらに、その状態のもとで貫通孔36を覗き込んで交差部45を貫通孔36に合わせる(第2基準合わせ工程)。そして、固定ネジ38をネジ孔39にネジ込むことで、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に分度器40が装着され、これにより分度器装着工程が終了する。
[位置合わせ工程]
分度器装着工程に引き続き、刃物18の切断方向に沿うよう刃物18の位置と分度器40の位置とを対向させ、分度器40を正面から見た際、つまり分度器40をベース30の長手方向から目視した際に、図4(a),(b)に示すように分度器40と刃物18とが重なって見えるようにする。これにより位置合わせ工程が終了する。ここで、分度器40は透明のプラスチック材料により形成されているので、刃物18が見え難くなるようなことは無い。
分度器装着工程に引き続き、刃物18の切断方向に沿うよう刃物18の位置と分度器40の位置とを対向させ、分度器40を正面から見た際、つまり分度器40をベース30の長手方向から目視した際に、図4(a),(b)に示すように分度器40と刃物18とが重なって見えるようにする。これにより位置合わせ工程が終了する。ここで、分度器40は透明のプラスチック材料により形成されているので、刃物18が見え難くなるようなことは無い。
[切断角度調整工程]
位置合わせ工程に引き続き、刃物18の切断角度を正確に90°に調整する場合には、締結工具Tを固定ネジ33(図1参照)のネジ頭部に差し込んで、図4(a)に示すように、締結工具Tを矢印r1方向に回転させ、これにより固定ネジ33を弛める。すると、ベース30がハウジング11に対して回動可能となる。
位置合わせ工程に引き続き、刃物18の切断角度を正確に90°に調整する場合には、締結工具Tを固定ネジ33(図1参照)のネジ頭部に差し込んで、図4(a)に示すように、締結工具Tを矢印r1方向に回転させ、これにより固定ネジ33を弛める。すると、ベース30がハウジング11に対して回動可能となる。
次に、図4(b)に示すように、分度器40を正面から目視しつつベース30をハウジング11に対して矢印r2方向に5°だけ回動させ、刃物18の切断角度が90°になるよう調整する。ここで、分度器40を正面から目視しつつ、分度器40の垂直線44を刃物18上に真っ直ぐに位置させることで、ベース30と刃物18とのなす角度(切断角度)が正確に90°に設定される。その後、再度、締結工具Tを固定ネジ33のネジ頭部に差し込み、締結工具Tを矢印r3方向に回転させて固定ネジ33を締め付け、ベース30をハウジング11に対して固定する。これにより切断角度調整工程が終了する。そして、その後さらに固定ネジ38を弛めて分度器40を壁部35から取り外すことで、ジグソー10の使用準備が整う。
以上詳述したように、第1実施の形態に係るジグソー10によれば、ベース30に、刃物18を基準にベース30の角度を調整するための分度器40を着脱自在に設けたので、分度器40によって刃物18の切断角度を精度良く調整することができる。これにより、刃物18とベース30とのなす角度を精度良く調整して、木材Wの切断部分の切断角度を精度良くすることができ、ひいては切断部分の角度調整等の後加工(二次加工)が不要となり、作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
また、第1実施の形態に係るジグソー10によれば、ベース30の角度調整のために分度器40を用いるので、刃物18とベース30とのなす角度を、90°に限らず種々の角度(例えば45°等)に精度良く調整することができる。
さらに、第1実施の形態に係るジグソー10によれば、分度器40をベース30に対して、第1基準合わせ工程および第2基準合わせ工程を経て装着したので、分度器40をベース30に対して精度良く装着することができる。
また、第1実施の形態に係るジグソー10によれば、凹溝34を比較的深い溝としており、これによりサイズが異なる種々の市販されている分度器を壁部35に装着することができる。したがって、特別な角度調整手段を準備すること無く、容易に精度良く角度調整を行うことができる。
次に、本発明の第2実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5は本発明の第2実施の形態に係るジグソーにおけるベースの部分を拡大して示す部分断面図を、図6は図5のC矢視図を、図7(a),(b)は第2実施の形態におけるブレードの切断角度の調整手順を説明する説明図を、図8(a),(b),(c)はスリットの変形例とそのブレードの切断角度の調整手順を説明する説明図をそれぞれ表している。
図5および図6に示すように、第2実施の形態に係るジグソー50は、第1実施の形態に比して、角度調整手段としての凹溝34,貫通孔36,水平基準線部37および分度器40(例えば、図3参照)に替えて、角度調整手段としてのスリット51をベース30の壁部35に設けた点が異なっている。
ベース30を形成するベース本体31の後方側には壁部35が設けられ、当該壁部35には、ベース本体31に対して垂直方向に延びるスリット51が設けられている。つまり、スリット51は、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に設けられている。このスリット51は、刃物18の厚み寸法と略同じ幅寸法に設定されるとともに、刃物18の延在方向(図中上下方向)に延びており、図5の破線矢印に示すように、使用者によりスリット51を覗き込んで目視することで、スリット51からは刃物18の後方側を確認できるようになっている。
次に、以上のように構成したジグソー50におけるベース30の角度調整の方法、つまり刃物18の切断角度の調整方法(切断工具の切断角度調整方法)について、図7(a),(b)を用いて詳細に説明する。
ここで、図7(a)においても図4(a)と同様に、ハウジング11に対するベース30の傾斜角度が正確に90°となるよう、角度調整目盛りMにより設定されているにも関わらず、実際のベース30と刃物18とのなす角度(切断角度)が85°に狂っている場合を示している。
[位置合わせ工程]
ベース30の角度調整を行うに当たり、まず、刃物18の切断方向に沿うようスリット51の位置と刃物18の位置とを対向させ、スリット51を正面から見た際、つまりスリット51をベース30の長手方向から目視した際に、図7(a),(b)に示すようにスリット51から刃物18を見えるようにする。これにより位置合わせ工程が終了する。
ベース30の角度調整を行うに当たり、まず、刃物18の切断方向に沿うようスリット51の位置と刃物18の位置とを対向させ、スリット51を正面から見た際、つまりスリット51をベース30の長手方向から目視した際に、図7(a),(b)に示すようにスリット51から刃物18を見えるようにする。これにより位置合わせ工程が終了する。
[切断角度調整工程]
位置合わせ工程に引き続き、刃物18の切断角度を正確に90°に調整するために、締結工具Tを固定ネジ33(図1参照)のネジ頭部に差し込んで、図7(a)に示すように、締結工具Tを矢印r4方向に回転させ、これにより固定ネジ33を弛める。すると、ベース30が、回動中心Cを中心にハウジング11に対して回動可能となる。
位置合わせ工程に引き続き、刃物18の切断角度を正確に90°に調整するために、締結工具Tを固定ネジ33(図1参照)のネジ頭部に差し込んで、図7(a)に示すように、締結工具Tを矢印r4方向に回転させ、これにより固定ネジ33を弛める。すると、ベース30が、回動中心Cを中心にハウジング11に対して回動可能となる。
次に、図7(b)に示すように、スリット51を正面から目視しつつベース30をハウジング11に対して矢印r5方向に回動させ、スリット51の延在方向と刃物18の延在方向とを一致させるよう調整する。これにより、ベース30と刃物18とのなす角度(切断角度)が正確に90°に設定される。その後、再度、締結工具Tを固定ネジ33のネジ頭部に差し込み、締結工具Tを矢印r6方向に回転させて固定ネジ33を締め付け、ベース30をハウジング11に対して固定する。これにより切断角度調整工程が終了し、ジグソー10の使用準備が整う。
第2実施の形態に係るジグソー50においては、ベース30に1つのスリット51のみを設けたものを示したが、図8(a),(b),(c)の変形例に示すように、ベース30に複数のスリット51,52,53(合計3つ)を設けることもできる。この場合、ベース30の刃物18に対する角度調整を90°,135°,45°の3つのパターンに設定でき、種々のニーズに対応できるようになる。具体的には、90°調整用のスリット51に対して、ベース30の回動中心Cを中心に、135°調整用のスリット52と45°調整用のスリット53とを交差(クロス)するよう設ければ良い。なお、ベース30に設けるスリットの数は3つに限らず、壁部35の大きさ(面積)や壁部35に必要とされる剛性等に応じて、2つあるいは4つ以上設けるようにしても良い。
以上詳述したように、第2実施の形態に係るジグソー50においても、上述した第1実施の形態と同様に、刃物18の切断角度を精度良く調整することができる。これに加え、第2実施の形態においては、ベース30に予め形成されたスリット51(52,53)を用いるので、第1実施の形態のように分度器40を装着したり取り外したりする手間を省くことができ、より作業効率を向上させることが可能となる。
次に、本発明の第3実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9は本発明の第3実施の形態に係るジグソーにおけるベースの部分を拡大して示す部分断面図を、図10は図9のD矢視図を、図11(a),(b)は第3実施の形態におけるブレードの切断角度の調整手順を説明する説明図をそれぞれ表している。
図9に示すように、第3実施の形態に係るジグソー60は、第1実施の形態に比して、角度調整手段としての分度器40を、ベース本体31の後方側に着脱自在に設けるのでは無く、各ベース爪32の先端側に着脱自在に設けた点が異なっている。この場合においても、分度器40は、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に着脱自在に設けられることになる。
ベース30を形成する各ベース爪32の先端側(図9中右側)には、各ベース爪32の先端側を接続するブリッジ部61が一体に設けられている。ブリッジ部61は、図10に示すように、各ベース爪32のハウジング11側に突出するよう断面が略U字形状に形成されており、その両端側には、分度器40を支持する一対の支持爪62が一体に設けられている。
各支持爪62には、分度器40の直線部41が入り込む凹溝34(図9参照)と、分度器40をブリッジ部61に固定するための固定ネジ38と、分度器40のゼロ度線43を合わせるための水平基準線部37がそれぞれ設けられている。また、ブリッジ部61の中央部分には、図10に示すように、ベース30の回動中心Cの目印となる円弧凹部63が形成されており、この円弧凹部63の中心部分に分度器40のゼロ度線43と垂直線44との交差部45を合わせるようになっている。ここで、第3実施の形態においては、円弧凹部63が、本発明における基準部を構成している。
次に、以上のように構成したジグソー60におけるベース30の角度調整の方法、つまり刃物18の切断角度の調整方法(切断工具の切断角度調整方法)について、図9,図10および図11(a),(b)を用いて詳細に説明する。
[分度器装着工程]
ベース30の角度調整を行うに当たり、まず、図9および図10に示すように、分度器40をベース30のブリッジ部61に装着する。具体的には、分度器40の直線部41を各支持爪62の各凹溝34に入り込むようにし、分度器40のゼロ度線43と各支持爪62の各水平基準線部37とを重ね合わせるようにする(第1基準合わせ工程)。また、分度器40の交差部45を円弧凹部63の中心(回動中心C)に合わせるようにする(第2基準合わせ工程)。その後、各固定ネジ38を図示しない締結工具(六角レンチ)によりネジ込むことで、分度器40をブリッジ部61に装着(固定)することができる。これにより、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に分度器40が装着され、これにより分度器装着工程が終了する。
ベース30の角度調整を行うに当たり、まず、図9および図10に示すように、分度器40をベース30のブリッジ部61に装着する。具体的には、分度器40の直線部41を各支持爪62の各凹溝34に入り込むようにし、分度器40のゼロ度線43と各支持爪62の各水平基準線部37とを重ね合わせるようにする(第1基準合わせ工程)。また、分度器40の交差部45を円弧凹部63の中心(回動中心C)に合わせるようにする(第2基準合わせ工程)。その後、各固定ネジ38を図示しない締結工具(六角レンチ)によりネジ込むことで、分度器40をブリッジ部61に装着(固定)することができる。これにより、刃物18の切断方向に沿うベース30の刃物18との対向箇所に分度器40が装着され、これにより分度器装着工程が終了する。
[位置合わせ工程]
分度器装着工程に引き続き、刃物18の切断方向に沿うよう刃物18の位置と分度器40の位置とを対向させ、分度器40を正面から見た際、つまり分度器40をベース30の長手方向から目視した際に、図11(a),(b)に示すように分度器40と刃物18とが重なって見えるようにする。これにより位置合わせ工程が終了する。
分度器装着工程に引き続き、刃物18の切断方向に沿うよう刃物18の位置と分度器40の位置とを対向させ、分度器40を正面から見た際、つまり分度器40をベース30の長手方向から目視した際に、図11(a),(b)に示すように分度器40と刃物18とが重なって見えるようにする。これにより位置合わせ工程が終了する。
[切断角度調整工程]
位置合わせ工程に引き続き、刃物18の切断角度を正確に90°に調整する場合には、締結工具Tを固定ネジ33(図9参照)のネジ頭部に差し込んで、図11(a)に示すように、締結工具Tを矢印r7方向に回転させ、これにより固定ネジ33を弛める。すると、ベース30がハウジング11に対して回動可能となる。
位置合わせ工程に引き続き、刃物18の切断角度を正確に90°に調整する場合には、締結工具Tを固定ネジ33(図9参照)のネジ頭部に差し込んで、図11(a)に示すように、締結工具Tを矢印r7方向に回転させ、これにより固定ネジ33を弛める。すると、ベース30がハウジング11に対して回動可能となる。
次に、図11(b)に示すように、分度器40を正面から目視しつつベース30をハウジング11に対して矢印r8方向に5°だけ回動させ、刃物18の切断角度が90°になるよう調整する。その後、再度、締結工具Tを固定ネジ33のネジ頭部に差し込み、締結工具Tを矢印r9方向に回転させて固定ネジ33を締め付け、ベース30をハウジング11に対して固定する。これにより切断角度調整工程が終了する。そして、その後さらに各固定ネジ38を弛めて分度器40を各支持爪62から取り外すことで、ジグソー60の使用準備が整う。
以上詳述したように、第3実施の形態に係るジグソー60においても、上述した第1実施の形態と同様に、刃物18の切断角度を精度良く調整することができる。これに加え、第3実施の形態においては、第1実施の形態に比して、分度器40と刃物18との間の距離を短くすることができるので、分度器40を目視し易くして切断角度の調整精度をより高めることが可能となる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、ハウジング11とベース30との間に角度調整目盛りMを設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、分度器40やスリット51(52,53)を利用して刃物18を基準にベース30の角度を調整するため、角度調整目盛りMを省略しても構わない。
10…ジグソー(切断工具)、11…ハウジング、11a…第1ハウジング、11b…第2ハウジング、11c…本体部、11d…ハンドル部、11e…固定ナット、12…電動モータ(電動機)、12a…アーマチュア、12b…回転軸、12c…整流子、12d…ブラシ、13…スイッチ、14…調整ダイヤル、15…運動変換機構、15a…減速部、15b…変換部、15c…偏心駒、16…ホルダ、17…プランジャ、17a…横溝、18…刃物(ブレード)、19…ブレードホルダ、20…ガイドローラ、21…調整つまみ、22…押圧部材、30…ベース、31…ベース本体、32…ベース爪、33…固定ネジ、34…凹溝(溝部,角度調整手段)、35…壁部、36…貫通孔(基準部,角度調整手段)、37…水平基準線部(角度調整手段)、38…固定ネジ、39…ネジ孔、40…分度器(角度調整手段)、41…直線部、42…円弧部、43…ゼロ度線(基準線部)、44…垂直線、45…交差部(基準点)、50…ジグソー(切断工具)、51〜53…スリット(角度調整手段)、60…ジグソー(切断工具)、61…ブリッジ部、62…支持爪、63…円弧凹部(基準部,角度調整手段)、C…回動中心、S…締結ネジ、SP…コイルばね、T…締結工具、W…木材(被加工部材)、GR…ギヤ、PN…ピニオン、α…切断角度
Claims (8)
- ハウジングと、該ハウジング内に設けられる電動機と、前記ハウジング内に設けられて前記電動機の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構と、該運動変換機構により往復運動するプランジャと、該プランジャに保持されて被加工部材を切断するブレードと、前記ハウジングに回動自在に設けられて前記ブレードの切断角度を決定するベースとを有する切断工具において、
前記ベースに、前記ブレードを基準に前記ベースの角度を調整するための角度調整手段を設けることを特徴とする切断工具。 - 前記角度調整手段は、前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に着脱自在に設けられる分度器を備えることを特徴とする請求項1記載の切断工具。
- 前記角度調整手段は、前記分度器が挿入される溝部と、該溝部に前記分度器を挿入した際に前記分度器の基準線部を合わせるための水平基準線部とを備えることを特徴とする請求項2記載の切断工具。
- 前記角度調整手段は、前記分度器の基準点を合わせるための基準部を備えることを特徴とする請求項3記載の切断工具。
- 前記角度調整手段は、前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に設けられ、前記ブレードの延在方向に延びるスリットであることを特徴とする請求項1記載の切断工具。
- ハウジングと、該ハウジング内に設けられる電動機と、前記ハウジング内に設けられて前記電動機の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構と、該運動変換機構により往復運動するプランジャと、該プランジャに保持されて被加工部材を切断するブレードと、前記ハウジングに回動自在に設けられて前記ブレードの切断角度を決定するベースとを有する切断工具の切断角度調整方法において、
前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に、分度器を装着する分度器装着工程と、
前記ブレードの切断方向に沿うよう前記ブレードの位置と前記分度器の位置とを対向させる位置合わせ工程と、
前記分度器を目視しつつ前記ベースを前記ハウジングに対して回動させて、前記切断角度を調整する切断角度調整工程と、
を備えることを特徴とする切断工具の切断角度調整方法。 - 前記分度器装着工程は、前記分度器の基準線部と前記ベースの水平基準線部とを合わせる第1基準合わせ工程と、前記分度器の基準点と前記ベースの基準部とを合わせる第2基準合わせ工程とを含むことを特徴とする請求項6記載の切断工具の切断角度調整方法。
- ハウジングと、該ハウジング内に設けられる電動機と、前記ハウジング内に設けられて前記電動機の回転運動を往復運動に変換する運動変換機構と、該運動変換機構により往復運動するプランジャと、該プランジャに保持されて被加工部材を切断するブレードと、前記ハウジングに回動自在に設けられて前記ブレードの切断角度を決定するベースとを有する切断工具の切断角度調整方法において、
前記ブレードの切断方向に沿う前記ベースの前記ブレードとの対向箇所に設けられて前記ブレードの延在方向に延びるスリットの位置と、前記ブレードの位置とを対向させる位置合わせ工程と、
前記スリットを目視しつつ前記ベースを前記ハウジングに対して回動させ、前記スリットの延在方向と前記ブレードの延在方向とが一致するよう前記切断角度を調整する切断角度調整工程と、
を備えることを特徴とする切断工具の切断角度調整方法。
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JP2011211750A JP2013071201A (ja) | 2011-09-28 | 2011-09-28 | 切断工具およびその切断角度調整方法 |
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Cited By (3)
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JP2015062977A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 日立工機株式会社 | 往復動工具 |
JP2017213646A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 日立工機株式会社 | 往復動工具 |
CN110127075A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-08-16 | 安徽卓尔航空科技有限公司 | 一种分体螺旋桨桨叶角度调整装置 |
-
2011
- 2011-09-28 JP JP2011211750A patent/JP2013071201A/ja not_active Withdrawn
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