JP2010012057A - 遊技媒体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々なレイアウトの遊技機島に対応可能とする場合であっても、必要最低限の高さ方向スペースで設置することができ、その設置のために多くの手間を要することもない遊技媒体搬送装置を提供する。
【解決手段】遊技機島の延設方向に沿って直列する複数の搬送コンベア21a,21bと、各搬送コンベア21a,21bの間に配されるリフタコンベア22とを備えて、当該遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置14を構成する。そして、前記複数の搬送コンベア21a,21bは、遊技媒体をそれぞれが同一の高さ位置にて水平方向に搬送するものとし、前記リフタコンベア22は、桟付きベルトが傾斜を有して張架されてなり、搬送方向上流側の搬送コンベア21aから受け取った遊技媒体を揚送して、当該遊技媒体を搬送方向下流側の搬送コンベア21bへ受け渡すものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置に関する。
一般に、複数の遊技媒体使用機(例えば、パチスロ機等の遊技機や、これに付設される台間メダル貸し機等の遊技媒体貸し機)が並設されてなる遊技機島には、各遊技媒体使用機に補給する遊技媒体または各遊技媒体使用機から回収した遊技媒体を移送するための遊技媒体搬送装置が設けられている。遊技媒体搬送装置としては、エンドレスベルトが張架されてなる搬送コンベアのベルト面上に遊技媒体を載置した状態でベルト駆動を行うことで、当該遊技媒体の搬送を行うものが広く知られている。
ところで、近年、遊技機島としては、遊技媒体使用機が直線状ではなくL字型や湾曲状等といった様々なレイアウトで配列されたものも存在する。このことから、遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置についても、複数の搬送コンベアを連結させるとともに、その連結角度を任意に設定し得るようにすることで、様々なレイアウトに対応可能なものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−276712号公報
しかしながら、上述した従来の遊技媒体搬送装置では、搬送方向上流側の搬送コンベア(以下、単に「上流側コンベア」という。)から搬送方向下流側の搬送コンベア(以下、単に「下流側コンベア」という。)への遊技媒体の受け渡しを行うために、各搬送コンベアを傾斜させつつ、上流側コンベアの下流側端が下流側コンベアの上流側端の上方に重なるように、各搬送コンベアを配置する必要がある。すなわち、傾斜して配置された各コンベアが連結部分で上下に重なり合うように、当該各コンベアを連結させる必要がある。
したがって、上述した従来の遊技媒体搬送装置では、遊技機島内に設置するのにあたり、傾斜する複数のコンベアを連結させることから、水平方向に延びるコンベアを配する場合に比べて、当該設置のために高さ方向に大きなスペースを確保する必要が生じてしまう。このことは、例えば島上部に遊技媒体搬送装置を設置する構成の遊技機島の場合に、天井高さが低い遊技場への設置が困難になる、といった不都合を招くおそれがある。
さらには、各搬送コンベアが傾斜した状態で配されることから、当該搬送コンベアと各遊技媒体使用機との間を接続する媒体案内路の距離(長さ)や、当該搬送コンベアを設置するための台座の高さ位置等が、水平方向に延びるコンベアを配する場合のように一定とはならず、傾斜の状態に応じて異なるものとなってしまう。そのため、水平方向に延びるコンベアを配する場合に比べて、遊技機島の構築が手間の掛かるものとなってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、様々なレイアウトの遊技機島に対応可能とする場合であっても、必要最低限の高さ方向スペースで設置することができ、その設置のために多くの手間を要することもない遊技媒体搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された遊技媒体搬送装置である。
請求項1に係る発明は、複数の遊技媒体使用機が並設されてなる遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置であって、前記遊技機島の延設方向に沿って直列する複数の搬送コンベアと、各搬送コンベアの間に配されるリフタコンベアと、を備えるとともに、前記複数の搬送コンベアは、前記遊技媒体使用機で使用する遊技媒体をそれぞれが同一の高さ位置にて水平方向に搬送するものであり、前記リフタコンベアは、桟付きベルトが傾斜を有して張架されてなり、搬送方向上流側の搬送コンベアから受け取った遊技媒体を揚送して、当該遊技媒体を搬送方向下流側の搬送コンベアへ受け渡すものであることを特徴とする遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置は、遊技機島の延設方向に沿って直列する複数の搬送コンベアと、各搬送コンベアの間に配されるリフタコンベアと、を備えている。ここで、遊技機島の「延設方向」には、直線状の場合のみならず、L字型や湾曲状等の場合が含まれるものとする。また、ここでいう「直列」とは、一列に並ぶことを意味し、L字型や湾曲状等に並ぶ場合も含まれる。したがって、上記構成の遊技媒体搬送装置では、各搬送コンベアとリフタコンベアとを連結する際の平面角度を適宜設定することによって、様々なレイアウトの遊技機島に対応することが可能となる。
しかも、リフタコンベアが遊技媒体を揚送することで各搬送コンベア間での媒体受け渡しを行うので、各搬送コンベアとして、それぞれが同一の高さ位置にて水平方向に向けて遊技媒体を搬送するものを用いることができる。そのため、搬送コンベアとこれに接続する遊技媒体使用機との位置関係や各搬送コンベアの設置高さ等を、各搬送コンベアについて一定とすることが可能となる。
さらには、各搬送コンベアとして水平方向に延びるものを用いることができ、かつ、リフタコンベアも各搬送コンベア間での遊技媒体の受け渡しを行い得るものであればよいことから、必要最低限の高さ方向スペースで設置することが実現可能となり、当該高さ方向スペースが必要以上に大きくなってしまうのを抑制し得るようになる。
請求項2に係る発明は、前記搬送コンベアの駆動速度よりも前記リフタコンベアの駆動速度のほうが大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、リフタコンベアでの遊技媒体の揚送の際に当該遊技媒体の自重による影響が及ぶ場合であっても、当該リフタコンベアの駆動速度を搬送コンベアの駆動速度よりも大きくすることで、これらの間での遊技媒体の搬送能力(単位時間当たりの遊技媒体の搬送量)に差が生じてしまうのを回避し得るようになる。
請求項3に係る発明は、前記搬送コンベアと、当該搬送コンベアから遊技媒体を受け取るリフタコンベアとの間に、当該リフタコンベアにおける媒体搬送面上以外への当該遊技媒体の脱落を防止する脱落防止部材が配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、搬送コンベアとリフタコンベアとの間に脱落防止部材が配設されているので、当該リフタコンベアにおける媒体搬送面上以外への遊技媒体の脱落を防止することができ、当該コンベアと当該リフタコンベアとの間における遊技媒体の受け渡しを確実に行うことができる。
請求項4に係る発明は、前記リフタコンベアの配設箇所の上方側に配された柔軟性を有する透明板からなる保護カバーを備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、リフタコンベアの上方側に柔軟性を有する保護カバーが配されているので、例えばリフタコンベアで多量の遊技媒体を揚送して保護カバーとリフタコンベアとの間に送り込んでしまっても、保護カバーが柔軟性を持つために噛んでしまうことを防止し得るようになる。また、保護カバーが透明板からなるので、受け渡し時における遊技媒体の挙動やリフタコンベアの動作状態等を、当該保護カバーを介して上方側から視認し得るようになる。
請求項5に係る発明は、前記リフタコンベアと、当該リフタコンベアから遊技媒体を受け取る搬送コンベアとの間に、当該遊技媒体の受け渡しを行うための接続機構部が配設されているとともに、前記接続機構部は、前記リフタコンベアにおける搬送方向下流側端よりもさらに搬送方向下流側に位置する開口と、前記リフタコンベアが揚送した遊技媒体を当該遊技媒体の自重を利用して前記開口まで案内するガイド部材と、を備える上流側機構部と、前記開口に対応した形状の受皿側壁と、前記開口を通じて落下してきた遊技媒体を受け取って当該遊技媒体の自重を利用して前記搬送コンベアにおける媒体搬送面上まで案内する受皿底板と、を備える下流側機構部とから構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、リフタコンベアにおける搬送方向下流側端が、少なくとも接続機構部を配設可能な分だけ、当該リフタコンベアから遊技媒体を受け取る搬送コンベアにおける媒体搬送面よりも上方に位置していれば、当該リフタコンベアから当該搬送コンベアへの遊技媒体の受け渡しを行い得るようになる。すなわち、少なくとも上流側機構部と下流側機構部とが重なり合う高さ方向スペースがあればよく、リフタコンベアと搬送コンベアとが互いに重なり合っている必要はない。したがって、遊技媒体の受け渡しを行うために各搬送コンベアを重ね合わせて配置する必要がある場合に比べて、遊技媒体搬送装置の設置に必要となる高さ方向スペースが小さくて済む。
また、遊技媒体を受け取る側の下流側機構部では、開口に対応した形状の受皿側壁を備えていることから、上流側機構部と下流側機構部とが重なり合う際の連結角度がどのように設定されていても、当該開口を通過した遊技媒体が確実に受皿底板上に落下することになる。
請求項6に係る発明は、前記受皿底板の面上に緩衝部材が貼付されていることを特徴とする請求項5記載の遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、緩衝部材の存在により、受皿底板上に遊技媒体が落下する際の音発生や当該遊技媒体における傷発生等を抑制することができる。
請求項7に係る発明は、複数の遊技媒体使用機が並設されてなる遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置であって、前記遊技機島の延設方向に沿って直列するように配されて前記遊技媒体使用機で使用する遊技媒体を搬送する複数の搬送コンベアと、各搬送コンベアの間で前記遊技媒体の受け渡しを行うための接続機構部と、を備えるとともに、前記接続機構部は、搬送方向上流側の搬送コンベアにおける搬送方向下流側端よりもさらに搬送方向下流側に位置する開口と、当該搬送コンベアにより搬送されてきた遊技媒体を当該遊技媒体の自重を利用して前記開口まで案内するガイド部材と、を備える上流側機構部と、前記開口に対応した形状の受皿側壁と、前記開口を通じて落下してきた遊技媒体を受け取って当該遊技媒体の自重を利用して搬送方向下流側の搬送コンベアにおける媒体搬送面上まで案内する受皿底板と、を備える下流側機構部とから構成されていることを特徴とする遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、遊技機島の延設方向に沿って直列する複数の搬送コンベアの間で遊技媒体の受け渡しを行うことで、遊技機島の延設方向に沿った方向への当該遊技媒体の搬送を行う。「延設方向」および「直列」については、上述した請求項1に係る発明の場合と同義である。ただし、各搬送コンベアの間は、当該請求項1に係る発明の場合のようにリフタコンベアが介在していてもよいが、当該リフタコンベアが介在していなくてもよい。すなわち、上記構成の遊技媒体搬送装置は、各搬送コンベア同士が直接遊技媒体の受け渡しを行うものであっても構わない。
その場合であっても、上記構成の遊技媒体搬送装置は、搬送方向上流側の搬送コンベアにおける搬送方向下流側端が、少なくとも接続機構部を配設可能な分だけ、搬送方向下流側の搬送コンベアにおける媒体搬送面よりも上方に位置していれば、各搬送コンベア間での遊技媒体の受け渡しを行い得るようになる。すなわち、少なくとも上流側機構部と下流側機構部とが重なり合う高さ方向スペースがあればよく、各搬送コンベアが互いに重なり合っている必要はない。したがって、遊技媒体の受け渡しを行うために各搬送コンベアを重ね合わせて配置する必要がある場合に比べて、遊技媒体搬送装置の設置に必要となる高さ方向スペースが小さくて済む。
また、遊技媒体を受け取る側の下流側機構部では、開口に対応した形状の受皿側壁を備えていることから、上流側機構部と下流側機構部とが重なり合う際の連結角度がどのように設定されていても、当該開口を通過した遊技媒体が確実に受皿底板上に落下することになる。
請求項8に係る発明は、前記受皿底板の面上に緩衝部材が貼付されていることを特徴とする請求項7記載の遊技媒体搬送装置である。
上記構成の遊技媒体搬送装置では、緩衝部材の存在により、受皿底板上に遊技媒体が落下する際の音発生や当該遊技媒体における傷発生等を抑制することができる。
本発明に係る遊技媒体搬送装置によれば、様々なレイアウトの遊技機島に対応可能とする場合であっても、必要最低限の高さ方向スペースで設置することが実現可能となり、当該高さ方向スペースが必要以上に大きくなってしまうのを抑制し得るようになる。したがって、例えば島上部に遊技媒体搬送装置を設置する構成の遊技機島に適用する場合に、天井高さが低い遊技場への設置が困難になるといった不都合を招くのを回避することができる。しかも、各搬送コンベアとこれに接続する遊技媒体使用機との位置関係や各搬送コンベアの設置高さ等を、各搬送コンベアについて一定とすることが可能となるので、その設置のために多くの手間を要することもない。つまり、遊技機島の構築が手間の掛かるものとなってしまうことがない。
以下、図面に基づき本発明に係る遊技媒体搬送装置について説明する。
〔遊技機島の概略構成例の説明〕
ここで、先ず、遊技媒体搬送装置が用いられる遊技機島について説明する。なお、ここでは、メダルを遊技媒体として使用する複数のパチスロ機が並設された遊技機島を例に挙げる。
図1は、遊技機島の概略構成の一具体例を示す説明図である。
図例のように、遊技機島1は、パチスロ機11と、これに付設されるメダル貸し機12とが、複数並設されてなるものである。また、遊技機島1内には、これらの他に、メダルの計数機13が設けられていてもよい。これらの各装置11〜13は、いずれも、遊技媒体であるメダルを使用する遊技媒体使用機として機能するものである。
なお、パチスロ機11およびメダル貸し機12の並設方向は、直線状に限定されることはなく、L字型や湾曲状等であってもよい。すなわち、遊技機島1は、いわゆるL字型島やR島等であってもよい。
パチスロ機11およびメダル貸し機12の上方側には、これらパチスロ機11およびメダル貸し機12に対してメダルの補給を行うための補給コンベア14が設けられている。補給コンベア14は、遊技機島1の延設方向に沿って延びるように配されたもので、その一端側にて供給された所定量のメダルからなるメダル群を、当該延設方向に沿って搬送するものである。ここで、遊技機島1の「延設方向」には、当該遊技機島1がL字型島やR島等であってもよいことから、直線状の場合のみならず、L字型や湾曲状等の場合が含まれるものとする。
補給コンベア14上には、パチスロ機11およびメダル貸し機12のそれぞれに対応した位置、すなわち補給コンベア14上に設定された複数の補給箇所のそれぞれに、シャッタ機構15が設けられている。シャッタ機構15は、補給コンベア14が搬送するメダルを、その補給コンベア14から受け取ってパチスロ機11またはメダル貸し機12へ供給するか、あるいはその補給コンベア14にそのまま搬送方向下流側へ搬送させるかの切り換えを行うものである。このシャッタ機構15については、電磁ソレノイドによるフラッパ切り換え等の公知技術を利用して実現すればよいため、ここではその詳細な説明を省略する。
なお、各シャッタ機構15とこれに対応するパチスロ機11またはメダル貸し機12との間は、図示しないフレキシブルホース等の媒体案内路によって接続されているものとする。また、補給コンベア14のメダル搬送方向下流側端には、パチスロ機11またはメダル貸し機12へ供給されることなく搬送されてきたメダルを回収するための回収シュート16が設けられている。
一方、パチスロ機11およびメダル貸し機12の下方側には、パチスロ機11、計数機13または回収シュート16からのメダルの回収を行う回収コンベア17が設けられている。回収コンベア17は、遊技機島1の延設方向に沿って延びるように配されたもので、例えばオーバーフローによって各パチスロ機11から排出されるメダル、計数機13に投入されて計数された後のメダル、または回収シュート16で回収されたメダルを受け取って、当該延設方向に沿って、補給コンベア14とは逆方向に向けて搬送するものである。
これら補給コンベア14と回収コンベア17との少なくとも一方は、詳細を後述するように構成されていることで、本発明に係る遊技媒体搬送装置として機能するようになっている。
また、遊技機島1には、その一方の端側、さらに詳しくは補給コンベア14上へのメダル供給端側に、メダルを下方側から上方側に揚送するメダル揚送装置18が配設されている。このメダル揚送装置18についても、公知技術を利用して実現したものであればよいため、ここではその詳細な説明を省略する。
そして、以上のような構成により、遊技機島1では、補給コンベア14によるメダル搬送を通じてパチスロ機11またはメダル貸し機12に対するメダル補給を行うとともに、パチスロ機11等からの回収メダルを回収コンベア17が搬送してくると、これをメダル揚送装置18内の洗浄装置(ただし不図示)で洗浄後、さらに当該メダル揚送装置18で上方へ向けて揚送し、その揚送したメダルを補給コンベア14上へ排出する、といったメダル循環動作を行うようになっている。
なお、メダル揚送装置18には、補給コンベア14および回収コンベア17の他に、遊技機島1に並設される他の遊技機島との間でメダルの授受を行う島渡しコンベア(ただし不図示)が接続されていてもよい。すなわち、メダル揚送装置18は、他の遊技機島とメダルを授受する媒体授受手段として機能する島渡しコンベアを介して、当該他の遊技機島へのメダルの供給を行ったり当該他の遊技機島からのメダルの供給を受けたりするものであってもよい。
〔遊技媒体搬送装置の概略構成例の説明〕
次に、以上のような遊技機島1で用いられる遊技媒体搬送装置の概略構成について説明する。なお、ここでは、補給コンベア14が本発明に係る遊技媒体搬送装置として機能する場合を例に挙げる。
図2は、遊技媒体搬送装置として機能する補給コンベア14の概略構成の一具体例を示す説明図である。
図例のように、補給コンベア14は、複数の搬送コンベア21a,21bと、リフタコンベア22と、接続機構部30と、を備えて構成されている。
搬送コンベア21a,21bは、いずれも、エンドレスベルトが張架されてなるもので、そのベルト面上にメダルを載置した状態で、当該エンドレスベルトに対するベルト駆動を行うことで、当該メダルの搬送を行うものである。これらの搬送コンベア21a,21bは、遊技機島1の延設方向に沿って直列するように配設されているものとする。ここでいう「直列」とは、メダルの搬送方向に沿って一列に並ぶことを意味し、L字型や湾曲状等に並ぶ場合も含まれる。そして、各搬送コンベア21a,21bは、それぞれが同一の高さ位置にて、メダルを水平方向に搬送するように配されている。なお、図例では、上流側コンベア21aと下流側コンベア21bとの二つのみが存在する場合を示しているが、その設置数については特に限定されるものではなく、三つ以上が直列するように配設したものであっても構わない。
リフタコンベア22は、桟付きベルトが傾斜を有して張架されてなるもので、メダル搬送方向における各搬送コンベア21a,21bの間に配設されたものである。そして、桟付きベルトのベルト面および当該ベルト面上に周期的に突設されている桟を利用して、上流側コンベア21aから受け取ったメダルを斜め上方に向けて揚送するように構成されている。なお、ベルト面上における桟の配置位置や形成数等については、特に限定されるものではなく、必要となる単位時間あたりのメダル搬送量等を考慮して適宜決定すればよい。
接続機構部30は、リフタコンベア22と、下流側コンベア21bとの間にて、メダルの受け渡しを行うために配設されたものである。すなわち、接続機構部30は、リフタコンベア22が揚送したメダルを当該リフタコンベア22から受け取って、これを下流側コンベア21bのベルト面上に排出するものである。なお、接続機構部30の具体的な構成については、その詳細を後述する。
〔遊技媒体搬送装置の要部構成例の説明〕
続いて、以上のような補給コンベア14の具体的な構成例について、さらに詳しく説明する。
図3〜7は、遊技媒体搬送装置として機能する補給コンベア14の要部構成例を示す説明図である。
図3(a)に示すように、補給コンベア14を構成する上流側コンベア21aおよびリフタコンベア22は、これらがメダル搬送方向に沿って直線状に並ぶように配列されている。
そして、図3(b)に示すように、リフタコンベア22のメダル搬送方向上流側端が、上流側コンベア21aのメダル搬送方向下流側端よりも、高さ方向において下方側に位置している。これにより、上流側コンベア21aとリフタコンベア22との間では、当該上流側コンベア21aによって搬送されてきたメダルが、当該リフタコンベア22のベルト面上に移載し得るようになっている。
ただし、上流側コンベア21aとリフタコンベア22との間には、図3および図4に示すように、メダルを上流側コンベア21aからリフタコンベア22に導くガイドの役割をするとともに、リフタコンベア22のベルト面上以外へのメダルの脱落を防止するための脱落防止部材23が配設されている。脱落防止部材23は、上流側コンベア21aとリフタコンベア22との間に存在する隙間(メダル搬送方向に対する側面側の隙間も含む。)を埋め、かつ、リフタコンベア22のベルト面上における桟とは干渉しないような形状を有しているものとする。このような形状の脱落防止部材23は、メダル移載時の低摩擦抵抗化やメダルの傷発生防止等を考慮して、例えばポリアセタールのような樹脂材料を用いて形成することが考えられる。
また、図5に示すように、上流側コンベア21aにおけるメダル搬送方向下流側のベルトプーリ軸と、リフタコンベア22におけるメダル搬送方向上流側のベルトプーリ軸とは、それぞれがタイミングプーリ24a,24bおよびタイミングベルト24cからなる駆動伝達手段によって連結されている。なお、駆動伝達手段は、ギヤ等からなるものであってもよい。このような駆動伝達手段で連結されることで、リフタコンベア22は、上流側コンベア21aに連動することになる。すなわち、上流側コンベア21aとリフタコンベア22とは、同一の駆動源を用いて動作させ得るようになる。
ただし、例えば駆動伝達手段がタイミングプーリ24a,24bおよびタイミングベルト24cからなる場合であれば、それぞれのプーリ径は、互いに相違しているものとする。ギヤの場合であれば、歯数を相違させることで対応すればよい。そして、このようなそれぞれの間の相違によって、リフタコンベア22の駆動速度は、上流側コンベア21aの駆動速度よりも大きく設定されることになる。つまり、上流側コンベア21aにおけるエンドレスベルトの移動速度よりも、リフタコンベア22における桟付きベルトの移動速度のほうが、大きくなるように設定されているのである。
これら上流側コンベア21aおよびリフタコンベア22は、その両側面側のそれぞれが、金属板等からなる側壁部材25によって構成されている。この側壁部材25は、上流側コンベア21aおよびリフタコンベア22の支持部材も兼ねている。
さらに、リフタコンベア22の配設箇所の上方側については、両側の側壁部材25によって形成される開口部分をその上方側から覆うように、例えばポリウレタンのような柔軟性を有する樹脂材料を用いて形成した保護カバー26が配されている。この保護カバー26は、上方側からリフタコンベア22等の状態を視認し得るようにすべく、例えば透明樹脂材料板によって構成することが考えられる。
また、リフタコンベア22よりもさらにメダル搬送方向下流側には、当該リフタコンベア22と下流側コンベア21bとの間でのメダルの受け渡しを行うために、接続機構部30が配設されている。
接続機構部30は、大別すると、図6(a)に示す上流側機構部31と、図6(b)に示す下流側機構部32とに分けられる。
上流側機構部31は、図3〜図6(a)に示すように、リフタコンベア22の側に、当該リフタコンベア22と一体で連結するように、配設されたものである。
さらに具体的には、水平方向に延びるように配された金属板等からなる隔壁板31aと、その隔壁板31aに形成された開口31bと、隔壁板31a上に配設されたガイド部材31cと、隔壁板31aのメダル搬送方向下流側端に立設された飛び出し防止壁31dと、を備えて構成されている。
これらのうち、開口31bは、リフタコンベア22におけるメダル搬送方向下流側端よりもさらに搬送方向下流側に位置するように形成されたものである。その形状については、メダルが通過し得る形状であれば、特に限定されるものではないが、下流側機構部32との連結時に回転自在とすることを考慮して、図例のような円形にすることが考えられる。
また、ガイド部材31cは、リフタコンベア22が揚送したメダルを当該メダルの自重を利用して開口31bまで案内するとともに、脱落防止部材23と同様にリフタコンベア22と上流側機構部31との間に存在する隙間を埋めるものである。そのために、ガイド部材31cは、リフタコンベア22が揚送したメダルを滑らせる傾斜面を上面側に有し、かつ、当該リフタコンベア22のベルト面上における桟とは干渉しないような形状を有しているものとする。このような形状のガイド部材31cは、メダル移載時の低摩擦抵抗化やメダルの傷発生防止等を考慮して、例えばポリアセタールのような樹脂材料を用いて形成することが考えられる。
なお、隔壁板31aの裏面側には、図6(a)に示すように、開口に対応した形状のフランジ31eを形成しておくことが望ましい。
一方、下流側機構部32は、図6(b)に示すように、下流側コンベア21bの側に、当該下流側コンベア21bと一体で連結するように、配設されたものである。
さらに具体的には、上流側機構部31における開口31bの下方に位置することになる受皿底板32aと、その受皿底板32aの三方を囲うように配された受皿側壁32bと、を備えて構成されている。
これらのうち、受皿底板32aは、開口31bを通じて落下してきたメダルを受け取って当該メダルの自重を利用して下流側コンベア21bのベルト面上まで案内するものである。そのために、受皿底板32aは、下流側コンベア21bの側に向けて低くなるような傾斜を有して配されている。
また、受皿側壁32bは、受皿底板32aの三方を囲うものであるが、開口31bに対応した形状を有するように配されている。例えば、開口31bが円形状であれば、受皿側壁32bは、その外周に沿うような形状に配されているものとする。
なお、このような受皿底板32aおよび受皿側壁32bは、いずれも、金属板等によって形成することが考えられる。
また、下流側機構部32に上流側機構部31を取り付ける位置が決まったならば、下流側機構部32と上流側機構部31とを固定するために、下流側機構部32の受皿側壁32bの上部から延設された延設部32dと対応する隔壁板31aに穴を開け、ボルトを通してナットで締め付けるようにすることが考えられる。ただし、下流側機構部32と上流側機構部31との固定は、これに限らず、穴を開けないで、延設部32dと隔壁板31aとを挟んで固定する部材を用いて行うことも考えられる。
さらに、下流側機構部32において、受皿底板32aの面上には、緩衝部材32cが貼付されているものとする。緩衝部材32cとしては、例えばゴム材やスポンジ材等の弾性部材を用いることが考えられる。さらに具体的には、例えばウレタンゴムからなる板状材を、緩衝部材32cとして用いることが考えられる。
〔遊技媒体搬送装置における作用効果の説明〕
次に、以上のように構成された補給コンベア14における作用効果について説明する。
上述したように、本実施形態で説明した補給コンベア14は、上流側コンベア21a、リフタコンベア22、接続機構部30および下流側コンベア21bが、メダル搬送方向に沿って順に連結されることで構成される。さらに詳しくは、接続機構部30の上流側機構部31におけるフランジ31eと、当該接続機構部30の下流側機構部32における受皿側壁32bとが、互いに係合するような状態で、当該下流側機構部32の上方側に当該上流側機構部31を重ね合わせ、これにより補給コンベア14が構成されることになる。
したがって、本実施形態の補給コンベア14は、上流側機構部31と下流側機構部32を重ね合わせる際の連結角度、すなわち各搬送コンベア21a,21bとリフタコンベア22とを連結する際の平面角度を適宜設定することによって(例えば、図5中における矢印参照。)、直線状だけではなくL字型や湾曲状等といった様々なレイアウトの遊技機島1にも適切に対応することが可能となる。すなわち、様々なレイアウトの遊技機島1に用いる場合であっても、当該遊技機島1の延設方向に沿って延びる補給コンベア14を構成し得るようになる。
しかも、本実施形態の補給コンベア14は、各搬送コンベア21a,21bとリフタコンベア22とを連結して構成されている。すなわち、各搬送コンベア21a,21bの間にリフタコンベア22が介在しており、当該リフタコンベア22がメダルを揚送することで、各搬送コンベア21a,21b間でのメダル受け渡しを行うようになっている。
したがって、複数の搬送コンベア21a,21bを直列に連結してメダルの搬送を行う場合であっても、各搬送コンベア21a,21bとして、それぞれが同一の高さ位置にて水平方向に向けてメダル搬送を行うものを用いることができる。つまり、搬送コンベア21a,21bとこれに接続するパチスロ機11またはメダル貸し機12との位置関係を、各搬送コンベア21a,21bについて一定とすることが可能となるので、これらの間を接続するフレキシブルホース等の媒体案内路の長さを一律に設定することができる。また、搬送コンベア21a,21bを遊技機島1内に設置するための台座の高さ位置についても、各搬送コンベア21a,21bで一定とすることが可能となる。
さらに、本実施形態の補給コンベア14では、各搬送コンベア21a,21bとして水平方向に延びるものを用いることができ、かつ、リフタコンベア22も各搬送コンベア21a,21b間でのメダル受け渡しを行い得るものであればよいことから、接続機構部30を利用することによって、必要最低限の高さ方向スペースで設置することが実現可能となり、当該高さ方向スペースが必要以上に大きくなってしまうのを抑制し得るようになる。
具体的には、図7に示すように、搬送コンベア21a,21bの高さ方向寸法が「A」である場合に、これに対してリフタコンベア22を用いたメダル受け渡しを行い得る高さを加味した寸法「B」の分だけ高さ方向スペースを確保すれば、補給コンベア14を設置することが実現可能となり、従来のように搬送コンベア自体を重ね合わせる場合、すなわち少なくとも「A」×2の分だけ高さ方向スペースを必要とする場合に比べて、当該高さ方向スペースが大きくなるのを抑制することができる。
以上のように、本実施形態の補給コンベア14によれば、様々なレイアウトの遊技機島1に対応可能とする場合であっても、必要最低限の高さ方向スペースで設置することが実現可能となり、当該高さ方向スペースが必要以上に大きくなってしまうのを抑制し得るようになる。したがって、例えば島上部に補給コンベア14を設置する構成の遊技機島1に適用する場合に、天井高さが低い遊技場への設置が困難になるといった不都合を招くのを回避することができる。しかも、各搬送コンベア21a,21bとこれに接続する遊技媒体使用機との位置関係や各搬送コンベア21a,21bの設置高さ等を、各搬送コンベア21a,21bについて一定とすることが可能となるので、その設置のために多くの手間を要することもない。つまり、遊技機島1の構築が手間の掛かるものとなってしまうことがない。
また、本実施形態で説明したように、上流側コンベア21aの駆動速度よりもリフタコンベア22の駆動速度のほうが大きく設定されていれば、当該リフタコンベア22でのメダルの揚送の際に当該メダルの自重による影響が及ぶ場合であっても、上流側コンベア21aとリフタコンベア22との間でのメダル搬送能力(単位時間当たりのメダル搬送量)に差が生じてしまうのを回避し得るようになる。
さらに具体的には、リフタコンベア22は、桟付きベルトによりメダル揚送を行うため、桟が形成されていない箇所はメダル搬送能力に寄与せず、またメダルの挙動によっては当該メダルの自重により桟の形成箇所から脱落するといったことも起こり得る。そのため、上流側コンベア21aとリフタコンベア22とを同一の駆動速度で動作させると、当該リフタコンベア22におけるメダル搬送能力のほうが劣ってしまうことが考えられる。このことから、リフタコンベア22の駆動速度のほうを大きくすることで、メダル搬送能力に差が生じないようにするのである。
また、本実施形態で説明したように、上流側コンベア21aとリフタコンベア22との間に脱落防止部材23が配設されていれば、当該リフタコンベア22におけるベルト面上以外へのメダルの脱落を防止することができる。したがって、各搬送コンベア21a,21bの間にリフタコンベア22を介在させ、上流側コンベア21aとリフタコンベア22との間でメダル搬送方向の変化を生じさせる必要があっても、当該上流側コンベア21aと当該リフタコンベア22との間におけるメダル受け渡しを確実に行うことができ、その結果として補給コンベア14におけるメダル搬送についての信頼性を向上させることが実現可能となる。
また、本実施形態で説明したように、リフタコンベア22の上方側に柔軟性を有する保護カバー26が配されていれば、リフタコンベア22により多量のメダルが揚送されても当該メダルを保護カバー26とリフタコンベア22との間で噛んでしまうことを防止して、リフタコンベア22の搬送動作に支障を生じさせるのを防止することができる。また、保護カバー26が透明板からなるので、受け渡し時におけるメダルの挙動やリフタコンベア22の動作状態等を、当該保護カバー26を介して上方側から視認し得るようにもなる。
さらに、本実施形態の補給コンベア14では、リフタコンベア22と下流側コンベア21bとの間にメダル受け渡しを行うための接続機構部30が配設されているとともに、当該接続機構部30が上流側機構部31と下流側機構部32との組み合わせによって構成されている。そのため、リフタコンベア22における搬送方向下流側端が、少なくとも接続機構部30を配設可能な分だけ、下流側コンベア21bにおけるベルト面よりも上方に位置していれば、当該リフタコンベア22から当該下流側コンベア21bへのメダル受け渡しを行い得るようになる。すなわち、少なくとも上流側機構部31と下流側機構部32とが重なり合う高さ方向スペースがあればよく、リフタコンベア22と下流側コンベア21bとが互いに重なり合っている必要はない。
したがって、メダルの受け渡しを行うために各搬送コンベアを重ね合わせて配置する必要がある場合に比べて、補給コンベア14の設置に必要となる高さ方向スペースが小さくて済むのである。
また、メダルを受け取る側の下流側機構部32では、上流側機構部31における開口31bに対応した形状の受皿側壁32bを備えていることから、上流側機構部31と下流側機構部32とが重なり合う際の連結角度がどのように設定されていても、当該開口31bを通過したメダルが確実に受皿底板32a上に落下することになる。つまり、リフタコンベア22から下流側コンベア21bへのメダル受け渡しが、連結角度に因らずに、確実に行われることになる。
また、本実施形態で説明したように、下流側機構部32における受皿底板32aの面上に緩衝部材32cが貼付されていれば、当該受皿底板32a上にメダル媒体が落下する際の音発生や当該メダルにおける傷発生等を抑制することができる。
なお、以上に説明した実施形態では、本発明の好適な実施具体例を例に挙げて説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態では、各搬送コンベア21a,21bの間にリフタコンベア22を介在させる場合を例に挙げたが、当該リフタコンベア22を介在させずに補給コンベア14を構成することも考えられる。すなわち、補給コンベア14は、リフタコンベア22が介在することなく、各搬送コンベア21a,21b同士が直接メダルの受け渡しを行うものであっても構わない。
その場合であっても、各搬送コンベア21a,21bの間にメダル受け渡しを行うための接続機構部30を配設し、当該接続機構部30を上流側機構部31と下流側機構部32との組み合わせによって構成すれば、上流側コンベア21aにおける搬送方向下流側端が、少なくとも接続機構部30を配設可能な分だけ、下流側コンベア21bにおけるベルト面よりも上方に位置していれば、各搬送コンベア21a,21b間でのメダル受け渡しを行い得るようになる。すなわち、少なくとも上流側機構部31と下流側機構部32とが重なり合う高さ方向スペースがあればよく、各搬送コンベア21a,21bが互いに重なり合っている必要はない。したがって、メダルの受け渡しを行うために各搬送コンベアを重ね合わせて配置する必要がある場合に比べて、補給コンベア14の設置に必要となる高さ方向スペースが小さくて済む。
また、本実施形態では、補給コンベア14が本発明に係る遊技媒体搬送装置として機能する場合を例に挙げて説明したが、本発明がこれに限定されないことは言うまでもない。
遊技機島の概略構成の一具体例を示す説明図である。 本発明に係る遊技媒体搬送装置の概略構成例を示す説明図であり、遊技機島における補給コンベアに本発明を適用した場合の一具体例を示す図である。 本発明に係る遊技媒体搬送装置の一具体例である補給コンベアの要部構成例を示す説明図(その1)である。 本発明に係る遊技媒体搬送装置の一具体例である補給コンベアの要部構成例を示す説明図(その2)である。 本発明に係る遊技媒体搬送装置の一具体例である補給コンベアの要部構成例を示す説明図(その3)である。 本発明に係る遊技媒体搬送装置の一具体例である補給コンベアの要部構成例を示す説明図(その4)である。 本発明に係る遊技媒体搬送装置の一具体例である補給コンベアの要部構成例を示す説明図(その5)である。
符号の説明
1…遊技機島、11…パチスロ機、12…メダル貸し機、13…計数機、14…補給コンベア、17…回収コンベア、21a…搬送コンベア(上流側コンベア)、21b…搬送コンベア(下流側コンベア)、22…リフタコンベア、23…脱落防止部材、26…保護カバー、30…接続機構部、31…上流側機構部、31b…開口、31c…ガイド部材、32…下流側機構部、32a…受皿底板、32b…受皿側壁、32c…緩衝部材、32d…延設部

Claims (8)

  1. 複数の遊技媒体使用機が並設されてなる遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置であって、
    前記遊技機島の延設方向に沿って直列する複数の搬送コンベアと、各搬送コンベアの間に配されるリフタコンベアと、を備えるとともに、
    前記複数の搬送コンベアは、前記遊技媒体使用機で使用する遊技媒体をそれぞれが同一の高さ位置にて水平方向に搬送するものであり、
    前記リフタコンベアは、桟付きベルトが傾斜を有して張架されてなり、搬送方向上流側の搬送コンベアから受け取った遊技媒体を揚送して、当該遊技媒体を搬送方向下流側の搬送コンベアへ受け渡すものである
    ことを特徴とする遊技媒体搬送装置。
  2. 前記搬送コンベアの駆動速度よりも前記リフタコンベアの駆動速度のほうが大きく設定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技媒体搬送装置。
  3. 前記搬送コンベアと、当該搬送コンベアから遊技媒体を受け取るリフタコンベアとの間に、当該リフタコンベアにおける媒体搬送面上以外への当該遊技媒体の脱落を防止する脱落防止部材が配設されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体搬送装置。
  4. 前記リフタコンベアの配設箇所の上方側に配された柔軟性を有する透明板からなる保護カバー
    を備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の遊技媒体搬送装置。
  5. 前記リフタコンベアと、当該リフタコンベアから遊技媒体を受け取る搬送コンベアとの間に、当該遊技媒体の受け渡しを行うための接続機構部が配設されているとともに、
    前記接続機構部は、
    前記リフタコンベアにおける搬送方向下流側端よりもさらに搬送方向下流側に位置する開口と、前記リフタコンベアが揚送した遊技媒体を当該遊技媒体の自重を利用して前記開口まで案内するガイド部材と、を備える上流側機構部と、
    前記開口に対応した形状の受皿側壁と、前記開口を通じて落下してきた遊技媒体を受け取って当該遊技媒体の自重を利用して前記搬送コンベアにおける媒体搬送面上まで案内する受皿底板と、を備える下流側機構部と
    から構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技媒体搬送装置。
  6. 前記受皿底板の面上に緩衝部材が貼付されている
    ことを特徴とする請求項5記載の遊技媒体搬送装置。
  7. 複数の遊技媒体使用機が並設されてなる遊技機島にて用いられる遊技媒体搬送装置であって、
    前記遊技機島の延設方向に沿って直列するように配されて前記遊技媒体使用機で使用する遊技媒体を搬送する複数の搬送コンベアと、各搬送コンベアの間で前記遊技媒体の受け渡しを行うための接続機構部と、を備えるとともに、
    前記接続機構部は、
    搬送方向上流側の搬送コンベアにおける搬送方向下流側端よりもさらに搬送方向下流側に位置する開口と、当該搬送コンベアにより搬送されてきた遊技媒体を当該遊技媒体の自重を利用して前記開口まで案内するガイド部材と、を備える上流側機構部と、
    前記開口に対応した形状の受皿側壁と、前記開口を通じて落下してきた遊技媒体を受け取って当該遊技媒体の自重を利用して搬送方向下流側の搬送コンベアにおける媒体搬送面上まで案内する受皿底板と、を備える下流側機構部と
    から構成されていることを特徴とする遊技媒体搬送装置。
  8. 前記受皿底板の面上に緩衝部材が貼付されている
    ことを特徴とする請求項7記載の遊技媒体搬送装置。
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