JP2010010607A - レーザ光源装置、プロジェクタ、モニタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のレーザ光源装置100は、レーザ光を射出する複数の発光部110と、複数の発光部110から射出された複数のレーザ光Lが入射し、複数のレーザ光Lを屈折させることによりその間隔を入射側よりも射出側において狭くするビーム間隔変換光学系130と、複数の発光部110とビーム間隔変換光学系130との間の光路に配置され、基本波長のレーザ光の少なくとも一部を変換波長のレーザ光に変換する波長変換素子120と、を備えている。ビーム間隔変換光学系130が、基本波長のレーザ光を反射させ、かつ変換波長のレーザ光を屈折させる波長選択部材131を含んでおり、波長選択部材131において基本波長のレーザ光を反射させる面131Aが、基本波長のレーザ光を反射させる部分ごとに基本波長のレーザ光の反射前の光軸と非垂直になっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、前記事情に鑑み成されたものであって、高出力化が可能であるとともに、低コストかつ高効率なレーザ光源装置を提供することを目的とする。
このようにすれば、波長選択部材で反射した基本波長のレーザ光が迷光となることが防止される。また、レーザ光源装置における吸収部材以外の部分に吸収される場合に比べて、基本波長のレーザ光の吸収による発熱が吸収部材に集まるようになるので、レーザ光源装置の温度管理が容易になる。
このようにすれば、波長変換素子から複数の発光部の各々に向かう変換波長のレーザ光が複数の発光部の各々に入射しなくなるので、複数の発光部から射出されるレーザ光の安定性が確保される。
本発明のレーザ光源装置によれば高出力なレーザ光が得られるので、前記の構成によれば高出力なレーザ光が光変調装置によって変調された後に投射装置によって投射される。したがって、高輝度の投射画像を得ることができ、ダイナミックレンジが広く高品質な投射画像が得られるプロジェクタになる。また、本発明のレーザ光源装置は、高効率になっているので、低消費電力のプロジェクタになる。
本発明のレーザ光源装置によれば高出力なレーザ光が得られるので、高出力なレーザ光で被写体を照明することができる。したがって、被写体で反射する光の光量が確保され、これを撮像することにより鮮明な撮像画像が得られる良好なモニタ装置になる。また、本発明のレーザ光源装置は、高効率になっているので、低消費電力のモニタ装置になる。
図1、図2は第1実施形態のレーザ光源装置100を示す概略構成図であり、図1は側面図、図2は平面図である。図2に示すように、レーザ光源装置100は、複数の発光部を有するレーザ結晶110、波長変換素子120、及びビーム間隔変換光学系130を備えている。レーザ結晶110及び波長変換素子120は、第1共振ミラー141と第2共振ミラー142とからなる共振器の内側に配置されている。レーザ結晶110から射出された光は、共振器内の光路を往復し、その一部が第2共振ミラー142、ビーム間隔変換光学系130を通ってレーザ光源装置100の外部に取り出される。
また、ビーム間隔変換光学系130に入射した複数の赤外レーザ光L14の各々は、レンズ131で反射され入射前と光軸が変化して射出される。入射する面が入射前の赤外レーザ光L14の光軸と非垂直になっているので、垂直になっている場合に比べて赤外レーザ光L14の反射率が高くなる。したがって、所望の波長(変換波長)のレーザ光とことなる赤外レーザ光L14が、レンズ131を通ってレーザ光源装置100の外部に射出されることが確実に防止される。ここでは、赤外レーザ光L14を吸収する吸収部材160が所定位置に配置されており、赤外レーザ光L14が吸収部材160に向けて射出されるように表面131Aの形状が調整されている。これにより、レーザ光源装置100の内部において赤外レーザ光L14が迷光になることも防止される。
また、複数の発光部に対応して、第2共振ミラー142からビーム間隔変換光学系130側に複数の緑色レーザ光G13が射出されるので、発光部が1つであるレーザ光源装置よりも高出力なレーザ光が得られる。
図3は、第2実施形態のレーザ光源装置200の概略構成を示す平面図である。図3に示すように、レーザ光源装置200は、複数の発光部を有する半導体レーザ210、波長変換素子220、及びビーム間隔変換光学系230を備えている。半導体レーザ210から射出された光は、波長変換素子220及びビーム間隔変換光学系230を通ってレーザ光源装置200の外部に取り出される。
また、複数の青色レーザ光B22をビーム間隔変換光学系230によりその間隔を狭めて射出するので、得られた複数の青色レーザ光G23を用いると、レンズ等の光学部品を用いたデバイスにおいて光の利用効率が高くなる。また、レンズ(波長選択部材)231が、ビーム間隔変換光学系230の一部の機能と赤外レーザ光L22を除去する機能とを兼ね備えているので、レーザ光源装置の部品数が少なくなり、低コストかつ高効率なレーザ光源装置となる。
図4は、第3実施形態のレーザ光源装置300の概略構成を示す平面図である。図4に示すように、レーザ光源装置300は、複数の発光部を有する半導体レーザ310、波長変換素子320、及びビーム間隔変換光学系330を備えている。また、本実施形態では、波長変換素子320と半導体レーザ310との間の光路に反射部材370が配置されている。半導体レーザ310から射出された光は、波長変換素子320及びビーム間隔変換光学系330を通ってレーザ光源装置300の外部に取り出される。
本実施形態の走査型プロジェクタ500は、レーザ光源装置510と、集光レンズ520と、MEMSミラー(光変調装置、投射装置)530とを備えている。レーザ光源装置510から射出されたレーザ光は、集光レンズ520によってMEMSミラー530に集光される。集光されたレーザ光は、MEMSミラー530によって変調されるとともに、MEMSミラー520の駆動によってスクリーン540上において水平方向、垂直方向に走査される。これにより、スクリーン540に画像が描画されるようになっている。
Claims (6)
- レーザ光を射出する複数の発光部と、
前記複数の発光部から射出された複数のレーザ光が入射し、該複数のレーザ光を屈折させることによりその間隔を入射側よりも射出側において狭くするビーム間隔変換光学系と、
前記複数の発光部と前記ビーム間隔変換光学系との間の光路に配置され、基本波長のレーザ光の少なくとも一部を変換波長のレーザ光に変換する波長変換素子と、を備え、
前記ビーム間隔変換光学系が、前記基本波長のレーザ光を反射させ、かつ前記変換波長のレーザ光を屈折させる波長選択部材を含んでおり、
前記波長選択部材において前記基本波長のレーザ光を反射させる面が、該基本波長のレーザ光を反射させる部分ごとに該基本波長のレーザ光の反射前の光軸と非垂直になっていることを特徴とするレーザ光源装置。 - 前記波長選択部材で反射した前記基本波長のレーザ光を吸収する吸収部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ光源装置。
- 前記複数の発光部における前記波長変換素子と反対側に配置され、前記複数の発光部から入射した前記基本波長のレーザ光を反射させて折り返す第1共振ミラーと、前記波長変換素子から前記ビーム間隔変換光学系に向かう前記基本波長のレーザ光を反射させて折り返すとともに前記変換波長のレーザ光を透過させる第2共振ミラーと、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ光源装置。
- 前記波長変換素子と前記複数の発光部との間の光路に、前記変換波長のレーザ光を反射させて折り返す反射部材を備えていることを特徴とする請求項3に記載のレーザ光源装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ光源装置と、
該レーザ光源装置から射出されたレーザ光を変調する光変調装置と、
前記変調装置によって変調されたレーザ光を投射する投射装置と、を備えていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ光源装置と、
該レーザ光源装置によって照明された被写体を撮像する撮像装置と、を備えていることを特徴とするモニタ装置。
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