JP2010010516A - 半導体装置用絶縁膜、半導体装置用絶縁膜の製造方法及び製造装置、半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置用絶縁膜、半導体装置用絶縁膜の製造方法及び製造装置、半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性を備え、これらの特性の経時変化が小さく、耐水性に優れた半導体装置用絶縁膜、当該半導体装置用絶縁膜の製造方法及び製造装置、半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】所定のアルキルボラジン化合物を気化した原料ガスを含有するガスをチャンバ2内に供給し、誘導結合型プラズマ発生機構(4、5、6)を用いて、チャンバ2内に電磁波を入射して、ガスをプラズマとし、プラズマのプラズマ拡散領域に基板8を配置し、プラズマにより解離されたアルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子を基本単位として気相重合し、半導体装置用絶縁膜として基板8に成膜する。
【選択図】図1

Description

本発明は、層間絶縁膜、銅拡散防止膜、エッチストッパ層、パシベーション膜、ハードマスク、ハイストレス膜等に用いられる半導体装置用絶縁膜、当該半導体装置用絶縁膜の製造方法及び製造装置、当該半導体装置用絶縁膜を用いた半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、情報通信社会の発展に伴い、情報処理量が増大しており、その信号処理を行うLSI(Large Scale Integrated circuit)の高集積化、高速化が求められている。LSIの高集積化、高速化のため、その微細化が進められているが、微細化に伴い、配線間の絶縁層の容量による損失が問題となっており、絶縁層の低誘電率化が必要となってきている。絶縁層としては、低誘電率化に加えて、LSIの加工プロセス上、高い機械的強度が必要とされている。又、配線材料をアルミニウム合金から銅材へと変更することにより、配線の低抵抗化も図られているが、配線に接触するバリア膜等の薄膜には、低誘電率化はもちろんのこと、金属、特に銅に対する拡散防止機能も必要とされている。
上述した課題を踏まえて、次世代の絶縁層材料として、フッ素含有シリコン酸化膜(SiOF)、多孔質シリコン酸化膜、フッ素含有ポリイミド膜、多孔質有機塗布膜、SiC系膜等、様々な材料が検討されている。
しかしながら、SiOFで層間絶縁膜を形成する場合は、従来のものに比べて層間絶縁膜の誘電率が低くなるものの、誘電率が3.2〜3.5程度であり、従って、配線間の容量低減や配線の信号伝播遅延の防止等が十分に図られていない。
又、有機化合物材料で層間絶縁膜を形成する場合は、ポリイミドにフッ素原子を導入した膜やアリールエーテル系高分子では、誘電率2.7が達成されているがまだまだ不十分である。そして、パリレンの蒸着膜では、誘電率2.4を達成できるが、耐熱性が200〜300℃程度しか得られないため、半導体素子の製造プロセスに制限を加えてしまう。
又、多孔質のSiO2膜においては、誘電率2.0〜2.5の値が報告されているが、気孔率が高いため機械的強度(CMP研磨プロセス耐性)が弱く、又、気孔径がばらつくという問題がある。
更に、これら高分子材料及び多孔質SiO2膜は、従来のSiO2層間絶縁膜よりも熱伝導性が劣るため、配線温度上昇による配線寿命劣化(エレクトロマイグレーション)が懸念されている。
又、銅は電界によりこれらの絶縁膜中を拡散するため、銅配線を適用する場合、銅の表面を拡散防止膜で被覆する必要がある。そのため、銅配線の上面及び側壁は導電性のバリアメタルを被覆し、上面は絶縁性の窒化シリコンで被覆しているが、この窒化シリコン膜の誘電率は7程度であり、バリアメタルの抵抗は銅よりもはるかに高く、その結果、配線全体の抵抗値は増加するため、半導体装置の高速化が制限されるという問題点があった。
又、低誘電率絶縁膜を用いる場合には、信頼性劣化をさけるため、熱伝導の良好な従来の酸化シリコン膜を、上下配線を接続する接続孔の階層に用いるため、更に配線容量が増加することとなる。これらの配線容量増加は信号遅延を引き起こし、半導体装置の高速化が制限されるという問題点があった。
このように、上記の絶縁層材料には、低誘電率化、高機械的強度、金属拡散防止機能の全てを十分満足するレベルのものではなく、又、耐熱性が低い、熱伝導性が低い等、絶縁層として適用する際に解決すべき問題点が多く残っている。
特許第3778164号公報
上記のような問題点を解決する、低誘電率と耐熱性を有する材料として、無機又は有機材料の分子中にボラジン骨格系分子を有する低誘電率材料が、特許文献1に記載されている。しかし、上記低誘電率材料は、加水分解性を有していることから、経時変化により、膜の膨張、比誘電率及びリーク電流の悪化が引き起こされるという問題があり、これらの特性の経時変化が小さく、ボラジン骨格構造(6員環構造)からなる薄膜(以降、ボラジン骨格構造膜と呼ぶ。)を安定して作製できる技術が求められていた。又、ボラジン骨格構造膜の作製する原料として、炭素(C)を含むアルキル基等を側鎖基とするボラジン化合物を用いる場合には、より低いリーク電流、より低い誘電率を得るために、ボラジン骨格構造膜中の炭素量を低減すると共に、ボラジン骨格構造膜において、ボラジン骨格系分子同士の架橋反応を十分に行う技術が求められていた。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性を備え、これらの特性の経時変化が小さく、耐水性に優れた半導体装置用絶縁膜、当該半導体装置用絶縁膜の製造方法及び製造装置、半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
下記化学式1に示すアルキルボラジン化合物を気化した原料ガスを含有するガスをチャンバ内に供給し、
誘導結合型のプラズマ生成手段を用いて、前記チャンバ内に電磁波を入射して、前記ガスをプラズマ状態とし、
前記プラズマのプラズマ拡散領域に基板を配置し、
前記プラズマにより解離された前記アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子を基本単位として気相重合し、半導体装置用絶縁膜として前記基板に成膜することを特徴とする。
Figure 2010010516
ここで、上記化学式1中のR1〜R6は、水素原子あるいは炭素数5以下のアルキル基であり、同一又は異なっていても良い。但し、R1〜R6の全てが水素原子である場合を除く。
上記課題を解決する第2の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1の発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記化学式1に示すアルキルボラジン化合物が、更に、R1、R3、R5の少なくとも1つが水素原子であることを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1又は第2の発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記プラズマ生成手段は、前記チャンバの天井板の直上に配置したアンテナから、前記チャンバ内に電磁波を入射するものであり、
前記基板は、前記天井板下面からの距離が5cm〜30cmとなる位置に配置されることを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1から第3のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記基板は、電子温度が3.5eV以下となる領域に配置されることを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1から第4のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記アルキルボラジン化合物と共に、アンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するガスを、前記チャンバ内に供給することを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1から第5のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記半導体装置用絶縁膜の成膜の後、前記アルキルボラジン化合物を含有しないガスが主となるプラズマで、成膜した前記半導体装置用絶縁膜を処理することを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1から第6の発明いずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記基板にバイアスを印加することを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造方法は、
第1から第7のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
前記基板の温度を150℃以上700℃以下とすることを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明に係る半導体装置の製造方法は、
基板に配線を形成する配線形成工程と、
第1から第8のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法を用いて、基板に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程とを有することを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
チャンバ内に所望のガスを供給するガス供給手段と、
前記チャンバ内に電磁波を入射して、前記ガスをプラズマ状態とする誘導結合型のプラズマ生成手段と、
基板を前記チャンバ内の所望の位置へ配置する配置手段と、
前記ガス供給手段、前記プラズマ生成手段及び前記配置手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記ガス供給手段により、下記化学式2に示すアルキルボラジン化合物を気化した原料ガスを含有するガスを前記チャンバ内に供給し、
前記プラズマ生成手段により、前記ガスをプラズマ状態とし、
前記配置手段により、前記プラズマのプラズマ拡散領域に前記基板を配置し、
前記プラズマにより解離された前記アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子を基本単位として気相重合し、半導体装置用絶縁膜として前記基板に成膜することを特徴とする。
Figure 2010010516
ここで、上記化学式2中のR1〜R6は、水素原子あるいは炭素数5以下のアルキル基であり、同一又は異なっていても良い。但し、R1〜R6の全てが水素原子である場合を除く。
上記課題を解決する第11の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10の発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記ガス供給手段は、前記化学式2に示すアルキルボラジン化合物が、更に、R1、R3、R5の少なくとも1つが水素原子であるものを供給することを特徴とする。
上記課題を解決する第12の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10又は第11の発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記プラズマ生成手段は、前記チャンバの天井板の直上に配置したアンテナから、前記チャンバ内に電磁波を入射するものであり、
前記配置手段は、前記天井板下面からの距離が5cm〜30cmとなる位置に前記基板を配置することを特徴とする。
上記課題を解決する第13の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10から第12のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記配置手段は、電子温度が3.5eV以下となる領域に前記基板を配置することを特徴とする。
上記課題を解決する第14の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10から第13のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記ガス供給手段は、前記アルキルボラジン化合物と共に、アンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するガスを、前記チャンバ内に供給することを特徴とする。
上記課題を解決する第15の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10から第14のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記制御手段は、前記半導体装置用絶縁膜の成膜の後、前記ガス供給手段及び前記プラズマ生成手段を用いて、前記アルキルボラジン化合物を含有しないガスが主となるプラズマを生成し、当該プラズマで、成膜した前記半導体装置用絶縁膜を処理することを特徴とする。
上記課題を解決する第16の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10から第15のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記基板にバイアスを印加するバイアス印加手段を更に備え、
前記バイアス印加手段により、前記基板にバイアスを印加することを特徴とする。
上記課題を解決する第17の発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置は、
第10から第16のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
前記基板の温度を制御する基板温度制御手段を更に備え、
前記基板温度制御手段により、前記基板の温度を150℃以上700℃以下に制御することを特徴とする。
上記課題を解決する第18の発明に係る半導体装置用絶縁膜は、
第1から第8のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法を用いて形成されたことを特徴とする。
上記課題を解決する第19の発明に係る半導体装置用絶縁膜は、
第18の発明に記載の半導体装置用絶縁膜が、赤外吸収測定において、
波数1250〜1450cm-1での吸収強度Aと波数2400〜2600cm-1での吸収強度B1との比[B1/A]が、0.05以下であることを特徴とする。
上記課題を解決する第20の発明に係る半導体装置用絶縁膜は、
第18又は第19の発明に記載の半導体装置用絶縁膜が、赤外吸収測定において、
波数1250〜1450cm-1での吸収強度Aと波数760〜800cm-1での吸収強度B2との比[B2/A]が、0.1以上であることを特徴とする。
上記課題を解決する第21の発明に係る半導体装置用絶縁膜は、
第18の発明に記載の半導体装置用絶縁膜が、X線光電子分光法において、
膜内部の構成元素のうち、ホウ素原子B、窒素原子N及び炭素原子Cの含有量の和に対する炭素原子Cの含有量の比率[C/(B+N+C)]が、35%以下であることを特徴とする。
上記課題を解決する第22の発明に係る半導体装置用絶縁膜は、
第18の発明に記載の半導体装置用絶縁膜が、斜入射X線分析において、
膜の平均密度が1.5g/cm3以上2.2g/cm3以下であることを特徴とする。
上記課題を解決する第23の発明に係る半導体装置は、
第18から第22のいずれかの発明に記載の半導体装置用絶縁膜を用いたことを特徴とする。
本発明により、低炭素含有量、低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性を備え、これらの特性の経時変化が小さい半導体装置用絶縁膜とすることができ、このような特性を有する半導体装置用絶縁膜を半導体装置に適用することで、半導体装置の高集積化、高速化を図ることができる。
以下、本発明に係る半導体装置用絶縁膜及びその製造方法、製造装置を、図1〜図9を参照して、詳細に説明する。なお、図1では、一例として、ICP(Inductively Coupled Plasma)型のプラズマCVD装置1を示しているが、誘導結合型のプラズマ発生機構を有するものであればよい。
図1は、本発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置を説明する透視側面図である。
本発明に係る半導体装置用絶縁膜のプラズマCVD装置1は、円筒状の真空チャンバ2の内部が成膜室として構成されるものであり、真空チャンバ2の上部開口部には、セラミクス製の円板状の天井板3が、開口部を塞ぐように配設されている。
又、天井板3の上部(直上)には、例えば、複数の円形リングからなる高周波アンテナ4が配置されており、高周波アンテナ4には整合器5を介して高周波電源6が接続されている(プラズマ生成手段)。この高周波電源6は、後述する低周波電源13より高い発振周波数(例えば、13.56MHz)を高周波アンテナ4に給電可能となっており、真空チャンバ2内でプラズマを生成する電磁波を、天井板3を透過して入射可能なものである。これは、所謂、ICP型のプラズマ発生機構の構成である。
又、真空チャンバ2の下部には支持台7が備えられており、例えば、半導体等の基板8が支持台7の上面に、静電チャック等を用いて、静電的に吸着保持されるようになっている。この支持台7は、昇降装置9(配置手段)により、その位置が上下に昇降可能となっており、成膜時に真空チャンバ2内に発生するプラズマと基板8との距離を調整することができるようになっている。又、支持台7には、電極部11が設けられており、電極部11には整合器12を介して低周波電源13が接続されている(バイアス印加手段)。低周波電源13は、高周波電源6より低い発振周波数(例えば、4MHz)を電極部11に印加し、基板8にバイアスを印加できるようになっている。又、支持台7には、基板8の温度を制御するヒータ、冷媒流路等の温度制御装置(基板温度制御手段;図示省略)が設けられており、温度制御装置により、基板8を所望の温度(例えば、150〜700℃)に設定可能となっている。
なお、基板8は、真空チャンバ2の側壁に設けられたゲートドア17を開けて、支持台7上に搬送されるようになっており、支持台7上に載置後、ゲートドア17を閉めて、真空チャンバ2内部で後述するプロセスが実施される。
又、真空チャンバ2の側壁部分には、天井板3より低く、支持台7より高い位置に複数のガスノズル14が設けられており、ガス制御装置15により制御することにより、ガスノズル14から真空チャンバ2内部に所望の流量のガスを供給可能である(ガス供給手段)。供給されるガスとしては、後述するアルキルボラジン化合物及びキャリアガスが使用される。後述のアルキルボラジン化合物は、気化された後、不活性ガスをキャリアガスとして用いて、真空チャンバ2へ供給される。又、キャリアガスとしては、ヘリウム、アルゴン等の希ガスや窒素が一般に使用されるが、それらの混合ガスや、必要に応じて、水素、酸素、アンモニア、メタン等を添加した混合ガスを用いてもよい。なお、アルキルボラジン化合物は、好ましくは、常温常圧下で液体であるものがよいが、加熱等により気化(昇華)できれば、固体であってもよい。
又、真空チャンバ2には、圧力制御装置(真空ポンプ、圧力制御弁、真空計等;図示省略)が設けられており、真空ポンプを用いて、底部側から真空チャンバ2内部を排気すると共に、真空計、圧力制御弁を用いて、真空チャンバ2内部を所望の圧力に調整している。
そして、上記高周波電源6、昇降装置9、低周波電源13、ガス制御装置15、温度制御装置、圧力制御装置等は、主制御装置16(制御手段)により統合的に制御されており、予め設定した所望のプロセス工程、プロセス条件に従って制御されている。
次に、プラズマCVD装置1において実施する本実施例における半導体装置用絶縁膜の製造方法を具体的に説明する。
本実施例における半導体装置用絶縁膜の製造方法において、アルキルボラジン化合物としては、以下の化学式3に示すものを用いる。
Figure 2010010516
ここで、上記化学式3中の側鎖基R1〜R6は、水素原子あるいは炭素数5以下のアルキル基であり、同一又は異なっていても良い。但し、R1〜R6の全てが水素原子である場合を除く。
中でも、R1、R3、R5の少なくとも1つが水素原子であるアルキルボラジン化合物が好ましい。
そして、本実施例における半導体装置用絶縁膜の製造方法は、上述したプラズマCVD装置1において、概略して、以下の手順で実施される。
(1)キャリアガスと共に上記化学式3で示されるアルキルボラジン化合物を気化した原料ガスを含有する混合ガスを、ガスノズル14から真空チャンバ2内に供給する。
(2)真空チャンバ2に高周波アンテナ4から電磁波を入射して、供給された混合ガスの少なくとも一部を電離させて、プラズマを形成する。このとき、プラズマは、ICP型のプラズマ発生機構により、電子密度の高い誘導結合型のプラズマ場として形成される。
(3)このプラズマにより、アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子(ボラジン環)と側鎖基とが解離された後、ボラジン骨格系分子同士が気相重合することにより、支持台7上に載置された基板8の表面に、ボラジン骨格構造膜が半導体装置用絶縁膜として成膜されることになる。
成膜の際には、アルキルボラジン化合物から解離した側鎖基、特に、アルキル基が、薄膜中に取り込まれないように成膜することが望ましく、そのようにすることで、気相重合されたボラジン骨格系分子を更に高分子量化して、特性のよい絶縁膜にすることができる。そのために、本実施例においては、基板8の配置位置を工夫することにより、更に具体的には、昇降装置9を用いて、天井板3から基板8(支持台7の表面)までの距離を離すことにより、プラズマ密度の高いプラズマ発生領域との間に距離を取って、プラズマ発生領域から電子密度が拡散して減少するプラズマ拡散領域に基板8を配置するようにしている。
ここで、基板8をプラズマ拡散領域に配置することについて、図2を用いて、更に詳しく説明する。
図2(a)に、平行平板型のプラズマ発生機構を備えた従来のプラズマCVD装置の概略構成図を示す。図2(a)に示すように、従来のプラズマCVD装置では、真空チャンバ21の内部に、支持台兼電極となる下部電極22と上部電極23とを平行に配置することにより、平行平板型のプラズマ発生機構を構成するようにしている。そして、下部電極22上に基板24を載置し、所定の原料ガスを供給し、下部電極22と上部電極23との間に高周波電圧を印加することにより、下部電極22と上部電極23との間にプラズマを形成するようにしている。
このプラズマでは、図2(a)右図に示すように、下部電極22と上部電極23との間の略全域を、プラズマ発生領域と呼ばれる、電子密度が高くフラットな領域が占めている。又、下部電極22、上部電極23の極近傍(例えば、図2(a)に示す領域A)では、電子密度が急激に減少していく、シース領域と呼ばれる領域が存在する。この領域Aでは、電子は加速される。通常、シースは基板24の上の数mmの領域で発生する。下部電極22(基板24)の位置を昇降させたとしても、平行平板型のプラズマ発生領域は、変わることはない。
このように、平行平板型のプラズマ発生機構を備えた従来のプラズマCVD装置では、基板24とプラズマの電子密度が高い領域との位置が近い。そのため、プラズマ中で解離されたアルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子とアルキル基とが、励起されたまま基板24表面へ輸送されることになり、ボラジン骨格系分子同士が気相重合する際に、励起されたアルキル基と再び結合する確率が高い。その結果、ボラジン骨格構造膜中にアルキル基が取り込まれることになり、薄膜中の炭素量を低減することができず、リーク電流を低減することができなかった。
図2(b)に、図1に示した本発明に係るプラズマCVD装置1の概略構成図を示す。図2(b)にも示すように、本発明に係るプラズマCVD装置1は、天井板3の上部(直上)に高周波アンテナ4が配置される構成となっている。そして、高周波アンテナ4から真空チャンバ2内に入射される電磁波によって、その内部にプラズマが形成される。このプラズマの電子密度(≒プラズマ密度)の変化を、天井板3から離れる方向に沿って示すと、図2(b)右図に示すように、プラズマは、天井板3から少し離れた位置に電子密度の中心を持つように形成され、その中心から支持台7上の基板8の方向に離れるにしたがって、電子密度は緩やかに単調減少していき、プラズマ発生領域から基板方向へ向かい、プラズマ発生領域の最大電子密度の3分の2以下となり、電子が加速されず、濃度勾配のみで拡散する領域であるプラズマ拡散領域が発生する。
ICP型のプラズマ発生機構の場合には、支持台(基板)の位置に関係なくプラズマが形成できるため、本発明に係るプラズマCVD装置1のように、支持台7が昇降装置9により昇降可能である場合には、支持台7(基板8)を天井板3からより離れた位置に配置することにより、電子密度が低い位置(図2(b)に示すプラズマ拡散領域B)に基板8を配置することになる。
図2(b)に示すプラズマ拡散領域Bに基板8を配置するように、昇降装置9を制御すればよく、このことにより、基板8の上方に、数cm〜数十cmの電子密度の低い領域を確保することができる。
このように、本発明に係るプラズマCVD装置1では、基板8とプラズマの電子密度が高い領域(プラズマ発生領域)との位置を離すことができる。そのため、プラズマ中で解離されたアルキルボラジン化合物中のアルキル基を、基板8表面へ輸送される前に、中性分子化することができ、ボラジン骨格系分子と再び結合する確率は低く、そのまま排気されることになる。その結果、ボラジン骨格系分子同士が気相重合する際に、ボラジン骨格構造膜中にアルキル基が取り込まれることが低減され、薄膜中の炭素量を低減することができ、リーク電流を低減することができる。
以上説明したように、本発明に係るプラズマCVD装置1では、ICP型のプラズマ発生機構を用いると共に、昇降装置9により天井板3から離して基板8を配置するので、アルキルボラジン化合物を用いたボラジン骨格構造膜の形成において、解離したアルキル基を中性分子化することができると共に、ボラジン骨格系分子同士の気相重合の反応効率を向上させることができる。その結果、ボラジン骨格構造膜中にアルキル基が取り込まれることを低減して、薄膜中の炭素量を低減し、リーク電流を低減するという顕著な効果を得ることができる。
なお、プロセス条件にもよるが、一般的に、平行平板型のプラズマ発生機構で得られるプラズマ密度が108〜109cm-3程度であるのに対して、ICP型のプラズマ発生機構で得られるプラズマ密度は1010〜1011cm-3と1桁以上大きいため、基板の配置位置が共に同一条件であれば、ICP型のプラズマ発生機構のみを用いたというだけでは、上記効果を得ることは難しくなる。これに対して、本発明に係るプラズマCVD装置1では、ICP型のプラズマ発生機構と昇降装置9とを組み合わせて、プラズマ発生領域と共に十分なプラズマ拡散領域を確保しているので、プラズマ発生領域においては、高いプラズマ密度により、アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子とアルキル基とを効率的に解離しており、プラズマ拡散領域においては、解離したアルキル基を中性分子化すると共に、ボラジン骨格系分子同士を効率的に気相重合させるという利点が得られる。
本実施例において、基板8をプラズマ拡散領域に配置して、形成したボラジン骨格構造膜の特性を、表1の条件1〜5に示す(表1は、これらの実施例の最後に、他の条件と一緒にまとめて記載した。)。この条件1〜5は、表1の原料欄に示すアルキルボラジン化合物を用い、表1に示す膜形成条件により、基板上に膜を形成すると共に形成された膜の各特性を測定し、その結果を表1に併記したものである。表1は形成膜厚が2000Å〜3000Åになるように成膜工程の時間を設定している。表1の条件1〜5の結果からは、いずれの場合も、低炭素含有量、低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性を備え、上記特性の長期の安定性を示すことがわかった。
また、表1の条件3に対する比較例を、表1の比較例1に示す。比較例1は基板位置を、表1に示す条件3と比べ天井板3により近い、プラズマ発生領域となる位置とし、表1に示す条件3と同様の膜形成条件で、基板上の膜を形成すると共に、形成された膜の各特性を測定し、その結果を表1に併記したものである。表1の比較例1の結果からは、ボラジン骨格構造膜中のC含有量が高く、リーク電流も多くなり、絶縁膜として適用可能なリーク電流である5E−8A/cm2より大きくなることがわかる。なお、このC含有量は、薄膜中の元素含有量をX線光電子分光法(XPS;X-ray photoelectron spectroscopy)により分析したものであり、炭素(C)、ホウ素(B)及び窒素(N)の元素含有量の和に対する炭素(C)の含有量の比率(%)、つまり、C/(C+B+N)を求めたものである。
表1の条件3を基に天井板3からの距離を変えて測定すると、図3(a)に示すような結果が得られた。図3(a)に示すように、天井板からの距離が大きくなるにしたがって、ボラジン骨格構造膜中のC含有量が減っていくことがわかる。そして、C含有量に比例するように、リーク電流も減っていっている。
又、天井板3からの距離について、適切な範囲を見極めるため、リーク電流、比誘電率の経時変化について、表1の条件3を基に天井板3からの距離を変えて測定すると、図3(b)に示すような結果が得られた。図3(b)に示すように、天井板3からの距離について、その下限は5cmであり、この位置よりも天井板3の方に近づくと、図3(a)でも示したように、解離したアルキル基がそのまま膜中に取り込まれてしまい、膜中のC含有量が多くなるため、リーク電流も多くなってしまう。
一方、天井板3からの距離について、その上限は30cmであり、この位置よりも天井板3から離れると、ボラジン骨格系分子の反応活性種が失活して、気相重合が進まなくなり、経時劣化を起こしやすい不完全なボラジン骨格構造膜となるため、比誘電率の経時変化が大きくなってしまう。この比誘電率の経時変化は、薄膜形成後とその2週間後の比誘電率とを差分したものである。このことから、天井板3からの距離については、5cm以上、かつ、30cm以下である範囲が望ましいことがわかる。なお、天井板3からの距離が大きくなると、成膜速度が低下してくるため、実用的な時間での成膜ができなくなることから、20cm以下とすることが望ましい。
又、電子温度の観点から、基板8の配置位置を検討してみると、電子温度が3.5eV以下となる位置に基板8を配置して、成膜を行うことが望ましい。この電子温度は、アルキルボラジン化合物から解離されたアルキル基が再結合した中性分子が、再び解離しないための電子温度であり、この中性分子が解離するために必要な最も低い解離エネルギー3.5eVから、その閾値を定義した。
本実施例の半導体装置用絶縁膜の製造方法は、実施例1において説明した製造装置及び製造方法を前提として行われるものである。従って、ここでは、実施例1と重複する説明を省略して、本実施例の説明を行う。
本実施例の半導体装置用絶縁膜の製造方法においては、実施例1において説明した混合ガス(キャリアガス+化学式3で示されるアルキルボラジン化合物を気化した原料ガス)と共に、アンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を、ガスノズル14から真空チャンバ2内に供給するようにしている。なお、供給方法は図面に記載がないがそれぞれのガスを個別のノズルを使い供給しても良い。そして、真空チャンバ2に高周波アンテナ4から電磁波を入射して、プラズマを形成し、生成したプラズマにより、アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子と側鎖基とを解離させた後、ボラジン骨格系分子同士を気相重合させることにより、基板8の表面にボラジン骨格構造膜を成膜するようにしている(図1参照)。なお、炭素数4以上のアミン化合物については、蒸気圧が極めて低く、本発明の使用圧力である10〜50mTorrではガス化しないため、成膜への適用には向かない。
成膜の際には、実施例1と同様に、アルキルボラジン化合物から解離したアルキル基が、薄膜中に取り込まれないように成膜することが望ましい。そこで、本実施例では、実施例1のように、基板8の位置を天井板3から離れて配置していることに加えて、アルキルボラジン化合物と共にアンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を供給することにより、実施例1と比較して、より効率的にアルキル基を中性分子化することができる。例えば、炭素数2のアミン化合物として、C25NH2、即ち、エチルアミンがあるが、基板8表面へ輸送される前に、解離されたアルキル基とC25NH2を解離したものとを反応させて、中性分子であるアルキルアミンとすることができる。このアルキルアミンは、ボラジン骨格系分子と再び結合する確率は低く、そのまま排気されることになる。従って、実施例1と比較して、ボラジン骨格系分子同士が気相重合する際に、ボラジン骨格構造膜中にアルキル基が取り込まれることがより低減され、薄膜中の炭素量をより低減することができ、リーク電流をより低減することができる。
更には、後述の図8においても説明するが、アンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を供給することにより、アルキル基の薄膜中への取り込みを低減することに加えて、ボラジン骨格構造同士の架橋の間に、アンモニア、炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物等から解離されたN(窒素)がスペーサとして入った構造(B−N−B結合)が形成され、その結果、ボラジン骨格構造同士が縮合しにくくなり、このことも、リーク電流の低減に寄与していると考えられる。
実際、本実施例において形成されたボラジン骨格構造膜の特性を、表1の条件6〜8に示す。条件6〜8は、表1の原料欄に示すアミン化合物を用い、表1に示す膜形成条件により、基板上に膜を形成すると共に形成された膜の各特性を測定し、その結果を表1に併記したものである。表1の条件8を基に天井板3からの距離を変えて測定すると、図4に示すような結果が得られた。図4において、C25NH2添加無しのグラフは表1の条件3を基に天井板3からの距離を変えて測定した結果であり、比較のために示したものである(図3(a)参照)。図4のC25NH2添加有りのグラフに示すように、実施例1と同様に、天井板からの距離が大きくなるにしたがって、ボラジン骨格構造膜中のC含有量が減っていく傾向は同じであるが、実施例1(C25NH2添加無しのグラフ)と比較して、ボラジン骨格構造膜中のC含有量が更に低減していることがわかる。なお、このC含有量は、図3(a)と同様に、薄膜中の元素含有量をXPSにより分析して、C/(C+B+N)を求めたものである。
又、図4からは、同じC含有量であれば、本実施例の場合には、天井板3からの距離をより小さくできることがわかる。天井板3からの距離が大きすぎると、成膜レートが低下(スループットが悪化)するおそれがあるが、本実施例のように、C25NH2等を添加することにより、天井板3からの距離を大きくしなくても、所望のC含有量、即ち、所望の低いリーク電流とすることができ、加えて、成膜レートが低下することもないので、スループットを向上させることができる。但し、アンモニア、炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物等の添加量が、アルキルボラジン化合物の流量に対して多い場合は、成膜レートが低下するため、アンモニアもしくはアミン化合物添加比(アンモニアもしくはアミン化合物流量/アルキルボラジン化合物流量のモル比)については、30倍以下であることが好ましい。
なお、炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物として、具体的には、メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、ジn-プロピルアミン、トリn-プロピルアミンなどのモノアルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミンがあげられる。
本実施例の半導体装置用絶縁膜の製造方法も、実施例1において説明した製造装置及び製造方法を前提として行われるものである。従って、ここでも、実施例1と重複する説明を省略して、本実施例の説明を行う。
ボラジン骨格構造膜の機械的強度としては、通常、ヤング率10GPa以上であることが求められている。そして、後述の図5(b)のグラフに示すように、ボラジン骨格構造膜を成膜する際にLFパワー(バイアス)を印加しなくても(図5(b)のグラフのLFパワー=0におけるヤング率参照)、この条件は満たされている。しかしながら、ボラジン骨格構造膜の機械的強度を更に向上させるには、成膜時に低周波電源13を用いて、基板8にLFパワーを印加することが望ましい。LFパワーを印加すると、ボラジン骨格系分子同士の気相重合が促進されるため、その機械的強度が向上するだけではなく、耐水性・耐熱性・耐薬品性も改善されるという利点がある。
本実施例は、実施例2と組み合わせたものである。そこで、ボラジン骨格構造膜の特性を、C25NH2の有無と共にLFパワーを変えて測定した。具体的には、C25NH2の添加が無い表1の条件3及びC25NH2を添加した条件8を基にLFパワーを増加して測定すると、図5(b)に示すような結果が得られた。図5(b)に示すように、C25NH2の有無に関わらず、ヤング率は、LFパワーが増加するに従って増加する。一方、リーク電流は、C25NH2の添加が無い場合には、LFパワーが増加するに従って105倍以上増加するが、C25NH2の添加が有る場合には、LFパワーが増加しても、リーク電流の増加は10倍以下で、絶縁膜として適用可能なリーク電流値である5E−8A/cm2以下を維持できる。このことから、C25NH2の添加が有る場合には、より大きなLFパワーを印加することが可能となり、リーク電流は低く抑制しながら、機械的強度、そして、耐水性・耐熱性・耐薬品性をより改善することが可能となる。
更に、ボラジン骨格構造膜の特性を、表1の条件9〜10に示す。条件9〜10は、表1に示す膜形成条件により、基板上に膜を形成すると共に形成された膜の各特性を測定し、その結果を表1に併記したものである。又、表1の条件9を基にLFパワーを変化させると、図5(a)に示すような結果が得られた。LFパワーとリーク電流との相関を確認すると、図5(a)に示すように、リーク電流は、LFパワーの増加に伴って増加する傾向があり、LFパワーが14500W/m2より大きくなると、絶縁膜として適用可能なリーク電流である5E−8A/cm2より大きくなった。ボラジン骨格構造膜を成膜する際には、ボラジン骨格構造を壊すことなく、ボラジン骨格系分子の側鎖基を解離し、ボラジン骨格系分子同士を気相重合することが重要であるが、LFパワーが高くなりすぎると、ボラジン骨格構造が破壊される確率が高くなり、その結果、気相重合されたボラジン骨格系分子のグラファイト化が進み(未結合の分子が増える)、リーク電流の特性に悪影響を及ぼしたものと考えられる。従って、ボラジン骨格構造膜を成膜する際のLFパワーの上限は、リーク電流の観点から、基板8の単位面積当たり14500W/m2以下であることが望ましい。
本実施例の半導体装置用絶縁膜の製造方法も、実施例1において説明した製造装置及び製造方法を前提として行われるものである。従って、ここでも、実施例1と重複する説明を省略して、本実施例の説明を行う。
ボラジン骨格構造膜を成膜する際には、基板8に適切なLFパワーを印加するだけではなく、基板8も適切な温度に制御することが望ましい。
そこで、表1の条件10を基に基板温度を変化させ、基板温度とリーク電流との相関を確認すると、図6に示すように、リーク電流は、700℃を超えるまでは大きな変化はなく、5E−8A/cm2より小さい値であるが、700℃を超えると、絶縁膜として適用可能なリーク電流値である5E−8A/cm2よりより大きくなった。これは、成膜されたボラジン骨格構造膜において、ボラジン骨格系分子同士は単結合状態であることが望ましいが、基板温度が700℃を超えると、ボラジン骨格系分子同士の一部が縮合し始めるため、リーク電流の特性に悪影響を及ぼしたものと考えられる。従って、ボラジン骨格構造膜を成膜する際の基板温度の上限は、リーク電流の観点から、700℃以下であることが望ましい。一方、その下限は、原料ガス、具体的には、アルキルボラジン化合物が真空チャンバ2内部で液化しないように、その気化温度150℃以上であることが望ましい。これは、基板温度が150℃未満である場合には、アルキルボラジン化合物が基板表面で液化してしまうおそれがあり、又、重合が十分に進まず、経時劣化を起こしやすい薄膜が成膜されるおそれがあるからである。なお、下地にAl(アルミニウム)等の金属配線がある場合等には、金属配線等への温度の影響(ダメージ)を考慮して、更に低い400℃を上限の温度とすることもある。
このように、基板8を適切な温度に制御することにより、ボラジン骨格系分子同士の気相重合を促進させて、リーク電流、そして、機械的強度、耐水性・耐熱性・耐薬品性をより改善することが可能となる。又、薄膜中の不純物の濃度も低減されるという効果も奏する。そして、本実施例は、実施例1だけでなく、実施例2、3とも組み合わせることにより、よりよい改善効果を得ることが可能となる。なお、基板温度の条件は、後述する反応促進工程(実施例6参照)においても、同じ条件としてよい。
本実施例の半導体装置用絶縁膜の製造方法も、実施例1において説明した製造装置及び製造方法を前提として行われるものである。従って、ここでも、実施例1と重複する説明を省略して、本実施例の説明を行う。
ボラジン骨格構造膜を成膜する際には、基板8に適切なLFパワーを印加したり、適切な温度に制御したりするだけではなく、RFパワーも適切に印可することが望ましい。
そこで、表1の条件10を基にRFパワーを変化させ、RFパワーとリーク電流との相関を確認すると、図7に示すように、リーク電流は、RFパワーの増加に伴って徐々に増加する傾向があり、RFパワーが53000W/m2より大きくなると、急激に増加して、5E−8A/cm2より大きくなった。ボラジン骨格構造膜を成膜する際には、ボラジン骨格構造を壊すことなく、ボラジン骨格系分子の側鎖基を解離し、ボラジン骨格系分子同士を気相重合することが重要であるが、RFパワーが高くなりすぎると、ボラジン骨格構造が破壊される確率が高くなり、その結果、気相重合されたボラジン骨格系分子のグラファイト化が進み(未結合の分子が増える)、リーク電流の特性に悪影響を及ぼしたものと考えられる。従って、ボラジン骨格構造膜を成膜する際のRFパワーの上限は、リーク電流の観点から、単位面積当たり53000W/m2以下であることが望ましい。一方、その下限は、プラズマを安定して点火することを考慮して、単位面積当たり800W/m2以上であることが望ましい。
このように、RFを適切なパワーで印加することにより、ボラジン骨格系分子同士の気相重合を促進させて、リーク電流、そして、機械的強度、耐水性・耐熱性・耐薬品性をより改善することが可能となる。そして、本実施例は、実施例1だけでなく、実施例2、3、4とも組み合わせることにより、よりよい改善効果を得ることが可能となる。
上記実施例1〜5においては、ボラジン骨格構造膜自体を成膜する成膜工程について説明してきたが、上記実施例1〜5の製造方法を用いた成膜工程の後、成膜した薄膜に対して後処理(以降、反応促進工程と呼ぶ。)を実施することにより、つまり、成膜工程及び反応促進工程の2段階のプロセス工程から構成することにより、特に、薄膜の経時変化特性を大きく改善することが可能である。
上述したように、実施例1〜5の製造方法を用いた成膜工程は、アルキルボラジン化合物のボラジン骨格構造を壊すことなく、アルキルボラジン化合物の側鎖基を解離すると共に、解離した側鎖基を取り込まないようにして、ボラジン骨格系分子同士を気相重合するようにしている。この成膜工程により、ボラジン骨格構造を有する薄膜が成膜されて、ボラジン骨格構造膜の基本的特性、具体的には、低誘電率化、低リーク電流、高機械的強度の特性が確立される。そして、この成膜工程の終了後、反応促進工程へ移行する。
本実施例における反応促進工程は、基板8に成膜された薄膜におけるボラジン骨格系分子の架橋反応を促進するためのプラズマ処理プロセスである。従って、成膜を行う必要はないため、原料ガスを含有しないガス、例えば、キャリアガスが主となるプラズマを用いて、成膜された薄膜のプラズマ処理を行っている。このとき、反応促進工程で使用するキャリアガスは、薄膜自体との反応を無くすため、希ガス(He、Ar等)やN2等のガスが特に望ましい。なお、ボラジン骨格系分子の架橋反応の促進手段としては、上記プラズマ処理以外に、熱処理、紫外線照射処理、電子線照射処理、イオン照射処理等でも有効である。
この反応促進工程においても、成膜工程と同様に、LFパワー、RFパワーに適切な条件がある。例えば、反応促進工程におけるLFパワーは、ボラジン骨格系分子の架橋反応を促進するために、成膜工程におけるLFパワーより大きくしているが、あまり大きくしすぎると、スパッタリング効果により薄膜へのダメージが発生するので、127400W/m2以下であることが望ましい。更に、薄膜の経時劣化を防止するには、LFパワーの印加時間も重要であり、[LFパワー×時間]が254500W/m2・s以上であることが望ましい。これ未満である場合には、経時劣化の改善効果を十分に得ることができない。
又、反応促進工程におけるRFパワーは、あまり大きくしすぎると、機械強度が顕著に低下する傾向があるので、反応促進工程におけるRFパワーは、53000W/m2以下であることが望ましい。又、RFパワーの下限側は、プラズマを安定的に点火することを考慮して、800W/m2以上であることが望ましい。このように、反応促進工程におけるRFパワーは、800W/m2以上かつ53000W/m2以下であることが望ましい。これは、成膜工程における条件と同じである。
この反応促進工程では、成膜工程で形成されたボラジン骨格構造膜中に残存する反応活性基を縮合させることにより架橋反応を促進すると共に、B−H結合を除去している。従って、架橋反応の促進により、更に低誘電率化が促進されると共に、水分との反応の活性点となるB−H結合の除去により経時変化が抑制され、安定性が向上することになる。又、架橋反応の促進により、更に高機械的強度が図られ(機械的強度ヤング率10GPa以上)、その結果、耐薬品性の向上、加工性の向上、CMP(Chemical Mechanical Polish)耐性が向上することになる。加えて、有機系高分子材料と比較して耐熱性に優れた無機高分子系材料を用いているため、耐熱化も達成できる。
本実施例において形成されたボラジン骨格構造膜の特性を、表1の条件11〜15に示す。条件11〜15は、表1に示す膜形成条件により、基板上に膜を形成すると共に、表1の反応促進工程欄に示す反応促進工程を行い、形成された膜の各特性を測定し、その結果を表1に併記したものである。この反応促進工程を実施することによる経時劣化に対する効果は顕著なものである。具体的には、反応促進工程が無い条件1〜10では、14日経過後の比誘電率の変化は、膜に求められる特性条件の0.1以下は満たしているものの、比誘電率がその初期値と比べ0.03以上変化している。それに対して、反応促進工程が有る条件11〜15では、14日が過ぎても、比誘電率の変化は0.01以下となっており、反応促進工程が無い場合に比べ経時変化をより抑制できることがわかる。なお、この比誘電率の安定性の確認は、温度25℃、湿度50%Rhの環境下に放置して、評価した。
なお、上記実施例1〜6を全て組み合わせる場合には、例えば、以下のような手順で、本発明に係る製造方法を、図1に示すプラズマCVD装置1で実施することになる。
(ステップ1)
図示しない搬送装置を用いて、ゲートドア17から真空チャンバ2内に基板8を搬送し、支持台7上に載置すると共に静電チャックにて基板8を吸着保持する。支持台7は、温度制御装置により、150℃〜700℃の範囲のいずれかの温度に制御しておき、支持台7の温度制御により基板8の温度を所望の設定温度でプロセスできるようにしておく。又、支持台7(基板8)の高さ位置は、天井板3から5cm〜30cmの範囲のいずれかの位置に、昇降装置9により移動しておく。
(ステップ2)
ガス制御手段15を用いて、真空チャンバ2内にガスノズル14からキャリアガス(例えば、Heガス)を供給し、真空チャンバ2内の真空度を真空制御装置により10〜50mTorr程度に制御すると共に、整合器5を介して、高周波電源6から周波数13.56MHzのRFパワーを高周波アンテナ4に給電して、真空チャンバ2内に電磁波を入射し、真空チャンバ2内にプラズマを生成する。高周波電源6が給電するRFパワーは、一連のプロセスが終了するまで、800W/m2〜53000W/m2の範囲のいずれかの電力で制御される。なお、ガスノズル14から供給されるキャリアガスの流量は、一連のプロセスが終了するまで、適宜な流量に制御されるが、200sccm〜1000sccm程度がよい。
(ステップ3)
プラズマの安定化後、整合器12を介して、低周波電源13から周波数4MHzのLFパワーを電極11に給電すると共に、真空チャンバ2内にガスノズル14から気化した化学式3に示したアルキルボラジン化合物を所定量まで漸増しながら供給して、真空チャンバ2内の真空度を10〜50mTorr程度に制御する。このとき、アンモニア、炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物(例えば、C25NH2)等も200sccm程度、アルキルボラジン化合物と共に供給する。低周波電源13が給電するLFパワーは、成膜プロセスにおいては、0W/m2〜14500W/m2の範囲のいずれかの電力で制御される。そして、以上のプロセス条件により、成膜工程における成膜反応、即ち、プラズマ状態となったボラジン骨格系分子同士が気相重合されて、基板8に吸着することにより所望のボラジン骨格構造膜が形成される成膜反応が行われることになる。
(ステップ4)
成膜工程が所定時間実施され、所望の膜厚の薄膜が基板8上に成膜されると、成膜工程は終了し、続いて、反応促進工程が実施される。具体的には、電極11に給電する低周波電源13からのLFパワーを、成膜工程におけるLFパワーとは異なる大きさにすると共に、ガスノズル14から真空チャンバ2内に供給するアルキルボラジン化合物、アンモニア、炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物等を徐々に漸減しながら供給して、真空チャンバ2内の真空度を10〜50mTorr程度に制御している。この反応促進工程において、低周波電源13による[LFパワー×印加時間]は、254500W/m2・秒以上であり、かつ、そのLFパワーが127400W/m2以下となる電力で制御される。そして、以上のプロセス条件により、反応促進工程における反応促進、即ち、ボラジン骨格系分子同士の架橋反応が促進されることになる。
上記手順を実施することにより、低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性を備えたボラジン骨格構造膜を実現することに加えて、更に、低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性の経時変化が小さいボラジン骨格構造膜を実現することができる。そして、その具体的特性として、低誘電率化(比誘電率3.5以下)、低リーク電流化(リーク電流5E−8A/cm2以下)、高機械的強度(ヤング率10GPa以上)を実現すると共に、特性の安定性として、比誘電率の安定性(比誘電率の経時変化0.1以下)を実現することができる。
<本発明に係る半導体装置用絶縁膜の特徴>
上記実施例1〜6の製造方法を用いて形成された本発明に係る半導体装置用絶縁膜(ボラジン骨格構造膜)は、低誘電率化(比誘電率3.5以下)、低リーク電流化(リーク電流5E−8A/cm2以下)の特性を有すると共に、更に、以下に示す特性を有するものとなる。
(1)赤外線吸収測定
赤外線吸収測定は官能基の情報や化合物の定性等を測定することができ、その測定結果から、対象物の特性(例えば、吸湿性、経時安定性等)を判断することができるものである。測定にはサーモニコレー社製NEXUS670を用いた。比較例で得られたボラジン骨格構造膜と本発明により作製したボラジン骨格構造膜とを、赤外線吸収測定を用いて評価を行うと、図8に示すように、B−N結合に対応する大きな吸収ピークが波数1250〜1450cm-1の領域に観測され、又、B−H結合に対応する吸収ピークが波数2400〜2600cm-1の領域に、B−N−B結合に対応する吸収ピークが波数760〜800cm-1の領域に観測される。
そして、B−N結合に対応する波数1250〜1450cm-1の領域での吸収強度をAとし、B−H結合に対応する波数2400〜2600cm-1の領域での吸収強度をB1とすると、本発明により作製したボラジン骨格構造膜においては、表1の条件1〜15に示すように、比[B1/A]が0.05以下となる。この結果から、本発明により得られる膜は、B−H結合が少なく、経時安定性が高いことがわかる。
又、B−N−B結合に対応する波数760〜800cm-1の領域での吸収強度をB2とすると、本発明により作製したボラジン骨格構造膜においては、表1の条件1〜15に示すように、比[B2/A]が0.10以上となる。B−N−B結合は、ボラジン骨格構造同士の架橋の間に、アルキルボラジンやアルキルアミンン等から解離されたN(窒素)が入った構造であり、このような構造となることにより、経時安定性が高くなる。この結果から、本発明により得られる膜は、B−N−B結合が多く、経時安定性が高いことがわかる。より好ましくは、比[B1/A]が0.05以下であり、かつ、比[B2/A]が0.10以上であれば、経時安定性が更に向上する。
(2)XPS測定
XPS測定は、元素の結合エネルギー等を測定することができ、その測定結果から、対象物の特性(例えば、組成比等)を判断することができるものである。測定にはULVAC−PHI製Quantum2000を用いた。比較例で得られたボラジン骨格構造膜と本発明により作製したボラジン骨格構造膜を、XPS測定を用いて評価を行い、B(ホウ素)、N(窒素)、C(炭素)の元素含有量(mol%)を各々得て、これらの測定結果から、炭素含有量[C/(B+N+C)]を求めた。表1の比較例1は炭素含有量が40%だったのに対して、本発明により作製したボラジン骨格構造膜においては、表1の条件1〜15に示すように、35%以下の低い炭素含有量となっており、成膜時におけるアルキル基の取り込みを抑制できていることがわかる。
(3)GIXA(斜入射X線分析法)測定
GIXA(Grazing Incidence X-ray Analysis)測定は、X線を非常に浅い角度で試料に入射すると全反射が生じ、全反射臨界角近傍においてはX線の侵入深さが数nm〜数100nm程度と非常に小さくなるという現象を用いて、薄膜の密度等を測定することができるものである。測定にはPhilis製 X’Pert PRO MRDを用いた。比較例で得られたボラジン骨格構造膜と本発明により作製したボラジン骨格構造膜とを、GIXA測定を用いて測定すると共に、それらの膜のリーク電流を測定した。図9は、比較例で得られたボラジン骨格構造膜である表1の比較例1と、本発明により作製したボラジン骨格構造膜である表1の条件1〜15の密度とリーク電流を比較したものである。
図9からわかるように、比較例1は、薄膜の平均密度が1.4g/cm3程度であり、しかも、リーク電流が、5E−8A/cm2より大きく、絶縁膜に求められる特性条件を満たしていなかった。一方、本発明の場合には、薄膜の平均密度が1.5g/cm3以上であり、しかも、リーク電流が、5E−8A/cm2より小さく、絶縁膜に求められる特性条件を満たしている。ちなみに、窒化ホウ素(hBN)自体の密度は2.2g/cm3であるため、本発明により作製したボラジン骨格構造膜の密度も、この数値が上限となる。これらの結果から、平均密度が1.5g/cm3以上であれば、薄膜のリーク電流が低くなることがわかる。これは、ボラジン骨格系分子同士の気相重合が十分に進み、理想的な架橋構造が形成されているためであり、機械的強度も十分なものとなる。
このように、本発明に係る半導体装置用絶縁膜は、低誘電率、低リーク電流、高機械的強度の特性を備えると共に、これらの特性の経時変化が小さいものである。従って、半導体装置、例えば、CPU、RAM、ASIC等の半導体デバイスを製造する際、配線形成工程において、基板に配線を形成した後、絶縁膜形成工程において、基板に本発明に係る半導体装置用絶縁膜を形成することにより、配線間に層間絶縁膜として配置して、半導体装置の高集積化、高速化を安定して実現することができる。
ここで、表1(条件1〜15、比較例1)を、以下に示す。
Figure 2010010516
本発明に係る半導体装置用絶縁膜は、半導体デバイスの層間絶縁膜に好適なものであり、又、半導体デバイスの銅拡散防止膜、エッチストッパ層、パシベーション膜、ハードマスク、ハイストレス膜等にも適用可能である。
本発明に係る半導体装置用絶縁膜の製造装置を説明する透視側面図である。 プラズマに対する基板の配置位置を説明する図であり、(a)は、平行平板型のプラズマ発生機構を有する装置の概略構成図であり、(b)は、誘電結合(ICP)型のプラズマ発生機構を有する装置の概略構成図である。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性を、天井板からの距離を変えて測定した結果であり、(a)は、炭素含有量及びリーク電流を測定したグラフであり、(b)は、リーク電流及び比誘電率の経時変化を測定したグラフである。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性として、C25NH2の有無と共に天井板からの距離を変えて、炭素含有量を測定したグラフである。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性を、LFパワーを変えて測定した結果であり、(a)は、リーク電流を測定したグラフであり、(b)は、C25NH2の添加有り、無しにおけるヤング率及びリーク電流を測定したグラフである。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性として、基板温度を変えて、リーク電流を測定したグラフである。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性として、RFパワーを変えて、リーク電流を測定したグラフである。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性を、赤外線吸収測定を用いて評価したグラフである。 本発明に係る製造方法で形成された半導体装置用絶縁膜の特性を、GIXA測定を用いて密度を測定すると共にリーク電流との相関を評価したグラフである。
符号の説明
1 プラズマCVD装置
2 真空チャンバ
3 天井板
4 高周波アンテナ
5 整合器
6 高周波電源
7 支持台
8 基板
9 昇降装置
11 電極
12 整合器
13 低周波電源
14 ガスノズル
15 ガス制御装置
16 主制御装置
17 ゲートドア

Claims (23)

  1. 下記化学式1に示すアルキルボラジン化合物を気化した原料ガスを含有するガスをチャンバ内に供給し、
    誘導結合型のプラズマ生成手段を用いて、前記チャンバ内に電磁波を入射して、前記ガスをプラズマ状態とし、
    前記プラズマのプラズマ拡散領域に基板を配置し、
    前記プラズマにより解離された前記アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子を基本単位として気相重合し、半導体装置用絶縁膜として前記基板に成膜することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
    Figure 2010010516
    ここで、上記化学式1中のR1〜R6は、水素原子あるいは炭素数5以下のアルキル基であり、同一又は異なっていても良い。但し、R1〜R6の全てが水素原子である場合を除く。
  2. 請求項1に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記化学式1に示すアルキルボラジン化合物が、更に、R1、R3、R5の少なくとも1つが水素原子であることを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記プラズマ生成手段は、前記チャンバの天井板の直上に配置したアンテナから、前記チャンバ内に電磁波を入射するものであり、
    前記基板は、前記天井板下面からの距離が5cm〜30cmとなる位置に配置されることを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記基板は、電子温度が3.5eV以下となる領域に配置されることを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記アルキルボラジン化合物と共に、アンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するガスを、前記チャンバ内に供給することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記半導体装置用絶縁膜の成膜の後、前記アルキルボラジン化合物を含有しないガスが主となるプラズマで、成膜した前記半導体装置用絶縁膜を処理することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記基板にバイアスを印加することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法において、
    前記基板の温度を150℃以上700℃以下とすることを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造方法。
  9. 基板に配線を形成する配線形成工程と、
    請求項1から請求項8のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法を用いて、基板に絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. チャンバ内に所望のガスを供給するガス供給手段と、
    前記チャンバ内に電磁波を入射して、前記ガスをプラズマ状態とする誘導結合型のプラズマ生成手段と、
    基板を前記チャンバ内の所望の位置へ配置する配置手段と、
    前記ガス供給手段、前記プラズマ生成手段及び前記配置手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記ガス供給手段により、下記化学式2に示すアルキルボラジン化合物を気化した原料ガスを含有するガスを前記チャンバ内に供給し、
    前記プラズマ生成手段により、前記ガスをプラズマ状態とし、
    前記配置手段により、前記プラズマのプラズマ拡散領域に前記基板を配置し、
    前記プラズマにより解離された前記アルキルボラジン化合物中のボラジン骨格系分子を基本単位として気相重合し、半導体装置用絶縁膜として前記基板に成膜することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
    Figure 2010010516
    ここで、上記化学式2中のR1〜R6は、水素原子あるいは炭素数5以下のアルキル基であり、同一又は異なっていても良い。但し、R1〜R6の全てが水素原子である場合を除く。
  11. 請求項10に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記ガス供給手段は、前記化学式2に示すアルキルボラジン化合物が、更に、R1、R3、R5の少なくとも1つが水素原子であるものを供給することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記プラズマ生成手段は、前記チャンバの天井板の直上に配置したアンテナから、前記チャンバ内に電磁波を入射するものであり、
    前記配置手段は、前記天井板下面からの距離が5cm〜30cmとなる位置に前記基板を配置することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  13. 請求項10から請求項12のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記配置手段は、電子温度が3.5eV以下となる領域に前記基板を配置することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  14. 請求項10から請求項13のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記ガス供給手段は、前記アルキルボラジン化合物と共に、アンモニア及び炭素数1〜3のアルキル基を含むアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するガスを、前記チャンバ内に供給することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  15. 請求項10から請求項14のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記制御手段は、前記半導体装置用絶縁膜の成膜の後、前記ガス供給手段及び前記プラズマ生成手段を用いて、前記アルキルボラジン化合物を含有しないガスが主となるプラズマを生成し、当該プラズマで、成膜した前記半導体装置用絶縁膜を処理することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  16. 請求項10から請求項15のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記基板にバイアスを印加するバイアス印加手段を更に備え、
    前記バイアス印加手段により、前記基板にバイアスを印加することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  17. 請求項10から請求項16のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造装置において、
    前記基板の温度を制御する基板温度制御手段を更に備え、
    前記基板温度制御手段により、前記基板の温度を150℃以上700℃以下に制御することを特徴とする半導体装置用絶縁膜の製造装置。
  18. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜の製造方法を用いて形成されたことを特徴とする半導体装置用絶縁膜。
  19. 請求項18に記載の半導体装置用絶縁膜が、赤外吸収測定において、
    波数1250〜1450cm-1での吸収強度Aと波数2400〜2600cm-1での吸収強度B1との比[B1/A]が、0.05以下であることを特徴とする半導体装置用絶縁膜。
  20. 請求項18又は請求項19に記載の半導体装置用絶縁膜が、赤外吸収測定において、
    波数1250〜1450cm-1での吸収強度Aと波数760〜800cm-1での吸収強度B2との比[B2/A]が、0.1以上であることを特徴とする半導体装置用絶縁膜。
  21. 請求項18に記載の半導体装置用絶縁膜が、X線光電子分光法において、
    膜内部の構成元素のうち、ホウ素原子B、窒素原子N及び炭素原子Cの含有量の和に対する炭素原子Cの含有量の比率[C/(B+N+C)]が、35%以下であることを特徴とする半導体装置用絶縁膜。
  22. 請求項18に記載の半導体装置用絶縁膜が、斜入射X線分析において、
    膜の平均密度が1.5g/cm3以上2.2g/cm3以下であることを特徴とする半導体装置用絶縁膜。
  23. 請求項18から請求項22のいずれかに記載の半導体装置用絶縁膜を用いたことを特徴とする半導体装置。
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