JP2010010241A - 点火コイル - Google Patents

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健吾 中尾
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Abstract

【課題】点火コイルの軸方向寸法を小さくすることができ、イグナイタにおける導体ピンの接続を簡単に行うことができる点火コイルを提供すること。
【解決手段】コイルケース3の上端部にはコネクタ部34が設けてあり、コイルケース3の上側部分であってコイル部11の外周側には、イグナイタ25が配置してある。イグナイタ25は、そのスイッチング制御回路基板251がコイル部11の軸方向Lに沿う向きで配置される状態で、コネクタ部34の周方向形成部位に対応して配置してある。コイル部11の上端部には、一対の一次コイル用端子41と二次コイル用端子42とが設けてある。一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42は、コイル部11の軸方向Lに直交する方向に形成してあると共に、軸方向Lに直交する方向に形成したイグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341と対面して接続してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関において、スパークプラグにおける一対の電極間にスパークを発生させるために用いる点火コイルに関する。
エンジン等の内燃機関に用いる点火コイルにおいては、内外周に重ねた一次コイル及び二次コイルをコイルケース内に収容してコイル部を形成し、このコイル部及びスパークプラグへ装着する部分を、エンジンのプラグホール内に配置することが行われている。また、例えば、特許文献1のスティック形点火コイルにおいては、一次コイル及び二次コイルを有するコイル部を備え、このコイル部をプラグホール内に配置して用いることが開示されている。
また、特許文献2の内燃機関用のイグニッションコイルにおいては、一次コイル及び二次コイルの外周側に、出力段(一次コイルへの通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路を備えたイグナイタ)を配置し、ケーシング内の隙間に硬化可能な注型用樹脂を充填している。そして、簡単かつ廉価にイグニッションコイルを製造できるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1の点火コイルにおいては、一次コイルへの通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路を備えたイグナイタが、一次コイル及び二次コイルの上方に位置する。また、特許文献2のイグニッションコイルにおいては、イグナイタと接続コネクタ(コネクタ部)における導体ピンとを接続するプリント配線板が、一次コイル及び二次コイルの上方に位置する。そのため、点火コイルがエンジン(シリンダヘッドカバー)から突出する寸法を小さくするためには十分でない。
また、特許文献2においては、一次コイル及び二次コイルの上方に基板が位置し、イグナイタにおける導体ピンとコネクタ部における導体ピンとの接続に上記プリント配線板を用いる必要があり、この接続が簡単ではない。
特開2005−260209号公報 実用新案登録第3086471号
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、点火コイルの軸方向寸法を小さくすることができ、イグナイタにおける導体ピンの接続を簡単に行うことができる点火コイルを提供しようとするものである。
第1の発明は、内外周に重ねた一次コイル及び二次コイルと、該一次コイル及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性材料からなる中心コアと、上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置した軟磁性材料からなる外周コアとを、樹脂製のコイルケース内に収容してコイル部を形成してなり、該コイル部の下端部には、上記二次コイルの高電圧側巻線端部をスパークプラグの端子部に導通させるためのプラグ装着部が設けてあり、
該プラグ装着部と上記コイル部の下側部分とをエンジンのプラグホール内に配置すると共に、上記コイル部の上側部分を上記プラグホールの外部に配置するよう構成した点火コイルであって、
上記コイルケースの上端部には、その径方向に突出する状態で複数のコネクタ側導体ピンを配列したコネクタ部が設けてあり、
上記コイルケースの上側部分であって上記コイル部の外周側部分には、上記一次コイルへの通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路基板を樹脂によってモールド成形してなるイグナイタが配置してあり、
該イグナイタは、その上記スイッチング制御回路基板が上記コイル部の軸方向に沿う向きで配置される状態で、上記コイルケースにおける上記コネクタ部の周方向形成部位に対応して配置してあり、かつ上記スイッチング制御回路基板から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピンは、上記コネクタ側導体ピンと接続してあり、
上記コイル部の上端部には、上記一次コイルの両側の巻線端部をそれぞれ接続させた一対の一次コイル用端子と、上記二次コイルの低電圧側巻線端部を接続させた二次コイル用端子とが設けてあり、
上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分は、上記コイル部の軸方向に直交する方向に形成してあると共に、該軸方向に直交する方向に形成した上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンと対面して接続してあることを特徴とする点火コイルにある(請求項1)。
本発明の点火コイルは、上記イグナイタを配置する位置及び向きを工夫し、点火コイルの軸方向寸法を小さくする工夫を行っている。
具体的には、本発明におけるイグナイタは、コイルケースの上側部分であってコイル部の外周側に配置してある。そして、イグナイタは、コイルケースにおけるコネクタ部の周方向形成部位に対応して配置してあると共に、スイッチング制御回路基板の向き(板面方向)がコイル部の軸方向に沿った縦向きの状態になっている。また、スイッチング制御回路基板から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピンは、コネクタ部におけるコネクタ側導体ピンと接続してある。
これにより、イグナイタが一次コイル及び二次コイルの上方に位置せず、点火コイルの軸方向寸法を小さくすることができる。また、イグナイタの周方向配置位置は、コネクタ部の周方向形成部位に対応しており、イグナイタ側導体ピンとコネクタ側導体ピンとを簡単に接続することができる。
また、一対の一次コイル用端子及び二次コイル用端子における導体ピン部分は、コイル部の軸方向に直交する方向に形成してあると共に、軸方向に直交する方向に形成したイグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンと対面して接続してある。これにより、スパッタ溶接、レーザー溶接等の接続手段を用いて上記接続を行う際には、接続手段を軸方向に沿って接続部分に対向させることができ、この接続を容易に行うことができる。
それ故、本発明の点火コイルによれば、点火コイルの軸方向寸法を小さくすることができ、イグナイタにおける導体ピンの接続を簡単に行うことができる。
第2の発明は、内外周に重ねた一次コイル及び二次コイルと、該一次コイル及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性材料からなる中心コアと、上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置した軟磁性材料からなる外周コアとを、樹脂製のコイルケース内に収容してコイル部を形成してなり、該コイル部の下端部には、上記二次コイルの高電圧側巻線端部をスパークプラグの端子部に導通させるためのプラグ装着部が設けてあり、
該プラグ装着部と上記コイル部の下側部分とをエンジンのプラグホール内に配置すると共に、上記コイル部の上側部分を上記プラグホールの外部に配置するよう構成した点火コイルであって、
上記コイルケースの上端部には、その径方向に突出する状態で複数のコネクタ側導体ピンを配列したコネクタ部が設けてあり、
上記コイルケースの上側部分であって上記コイル部の外周側部分には、上記一次コイルへの通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路基板を樹脂によってモールド成形してなるイグナイタが配置してあり、
該イグナイタは、その上記スイッチング制御回路基板が上記コイル部の軸方向に沿う向きで配置される状態で、上記コイルケースにおける上記コネクタ部の周方向形成部位に対応して配置してあり、かつ上記スイッチング制御回路基板から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピンは、上記コネクタ側導体ピンと接続してあり、
上記コイル部の上端部には、上記一次コイルの両側の巻線端部をそれぞれ接続させた一対の一次コイル用端子と、上記二次コイルの低電圧側巻線端部を接続させた二次コイル用端子とが設けてあり、
上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子は、上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンと接続してあり、
上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分と、上記イグナイタ側導体ピンと、上記コネクタ側導体ピンとは、上記コイル部と上記コネクタ部とが並ぶ方向に、それぞれの先端側に位置する接続部分の板面を向けて配置してあり、
上記一対の一次コイル用端子は、上記コイル部の上端部において上方へ形成した上方形成部と、該上方形成部の上端から上記イグナイタの配置方向へ屈曲させた変形吸収部と、該変形吸収部の上記イグナイタ側の端部から下方へ屈曲させた下方形成部とからなる逆U字型導体部を有しており、かつ上記下方形成部の下端から上記軸方向に直交する方向に延設した延設部において、上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンと接続してあることを特徴とする点火コイルにある(請求項5)。
本発明の点火コイルも、上記第1の発明と同様に、上記イグナイタを配置する位置及び向きを工夫し、点火コイルの軸方向寸法を小さくする工夫を行っている。
本発明においても、上記第1の発明と同様に、イグナイタが一次コイル及び二次コイルの上方に位置せず、点火コイルの軸方向寸法を小さくすることができる。また、イグナイタの周方向配置位置は、コネクタ部の周方向形成部位に対応しており、イグナイタ側導体ピンとコネクタ側導体ピンとを簡単に接続することができる。
本発明においては、一対の一次コイル用端子及び二次コイル用端子のうちの少なくともいずれかを変形吸収端子としたとき、変形吸収端子に上記逆U字型導体部を形成している。これにより、変形吸収端子における上記延設部を、イグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンと接続する際には、逆U字型導体部における変形吸収部を弾性変形させながら、延設部をイグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンと対面させることができる。そのため、逆U字型導体部において、たわみを吸収することができ、スパッタ溶接、レーザー溶接等の接続手段を用いて上記接続を行う際には、延設部とイグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンとの接続を容易に行うことができる。
それ故、本発明の点火コイルによれば、点火コイルの軸方向寸法を小さくすることができ、イグナイタにおける導体ピンの接続を簡単に行うことができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
第1の発明において、上記コイルケースは、上記コネクタ部を設けたイグナイタ配置用ケース部と、上記コイル収容部を形成するためのメインケース部とを組み付けてなり、上記イグナイタ配置用ケース部には、上記イグナイタが取り付けてあり、該イグナイタの上方において、上記イグナイタ側導体ピンと上記コネクタ側導体ピンとが接続されており、上記イグナイタ側導体ピンは、上記コイル部の軸方向に平行な基部に対して、先端部を上記軸方向に直交する方向に屈曲させた状態で形成した複数本が、上記軸方向に直交する方向に並んでおり、上記コネクタ側導体ピンは、上記軸方向に直交する方向に並ぶ複数本が、上記イグナイタ側導体ピンにおける上記先端部の上方から該先端部に対面して接続してあり、上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分と上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンとの接続、及び上記イグナイタ側導体ピンと上記コネクタ側導体ピンとの接続は、いずれも上記コイル部の軸方向に直交する方向に互いに平行に並ぶ状態で行ってあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、イグナイタ配置用ケース部にイグナイタを取り付けた状態において、イグナイタ側導体ピンとコネクタ側導体ピンとの接続を行うことができる。この際、イグナイタ側導体ピンとコネクタ側導体ピンとが、コイル部の軸方向に直交する方向に互いに平行に並んでいることにより、スパッタ溶接、レーザー溶接等の接続手段による各導体ピンの接続を容易に行うことができる。
そして、イグナイタを取り付けたイグナイタ配置用ケース部をメインケース部に組み付けた状態において、一対の一次コイル用端子及び二次コイル用端子における導体ピン部分とイグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンとの接続を行うことができる。この際、一対の一次コイル用端子及び二次コイル用端子における導体ピン部分とイグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンとが、コイル部の軸方向に直交する方向に互いに平行に並んでいることにより、スパッタ溶接、レーザー溶接等の接続手段による各導体ピンの接続を一層容易に行うことができる。
また、上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分と、上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンとの接続は、互いに対面する一対の表面のうちいずれか一方の表面を平坦状に形成すると共に他方の表面に突起を形成し、該突起を形成した部分において接続されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、特に、上記導体ピン部分と導体ピンとをスパッタ溶接によって接続するときには、突起を形成した部分において電気抵抗を効果的に発生させ、導体ピン同士を確実に接続することができる。
また、上記イグナイタ側導体ピンと上記コネクタ側導体ピンとの接続は、互いに対面する一対の表面のうちいずれか一方の表面を平坦状に形成すると共に他方の表面に突起を形成し、該突起を形成した部分において接続されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、特に、イグナイタ側導体ピンとコネクタ側導体ピンとをスパッタ溶接によって接続するときには、突起を形成した部分において電気抵抗を効果的に発生させ、導体ピン同士を確実に接続することができる。
また、第2の発明において、上記一対の一次コイル用端子は、上記コイル部の上端部において上記軸方向に直交する方向であって上記コイル部と上記コネクタ部とが並ぶ方向に直交する方向の両側に設けてあり、上記二次コイル用端子は、上記コイル部の上端部において上記一対の一次コイル用端子同士の間に設けてあり、上記一対の一次コイル用端子における上記延設部は、互いに近づく内側方向に延設してあると共に、その先端側に向かって上記コネクタ部の側に近づく状態に傾斜して形成してあることが好ましい(請求項6)。
この場合には、一対の一次コイル用端子及び二次コイル用端子の配置関係が適切である。また、イグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンに対して一対の一次コイル用端子における延設部を対面させるときには、この延設部を容易にたわませることができ、一次コイル用端子とイグナイタ側導体ピン又はコネクタ側導体ピンとの接続を一層容易にすることができる。
以下に、本発明の点火コイルにかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の点火コイル1は、図1に示すごとく、内外周に重ねた一次コイル21及び二次コイル22と、一次コイル21及び二次コイル22の内周側に配置した軟磁性材料からなる中心コア23と、一次コイル21及び二次コイル22の外周側に配置した軟磁性材料からなる外周コア24とを、樹脂製のコイルケース3内に収容してコイル部11を形成してなる。コイル部11の下端部には、二次コイル22の高電圧側巻線端部をスパークプラグの端子部に導通させるためのプラグ装着部12が設けてある。
点火コイル1は、プラグ装着部12とコイル部11の下側部分とをエンジン8のプラグホール81内に配置すると共に、コイル部11の上側部分をプラグホール81の外部に配置するよう構成してある。
図2、図3に示すごとく、コイルケース3の上端部には、その径方向に突出する状態で複数のコネクタ側導体ピン341を配列したコネクタ部34が設けてある。コイルケース3の上側部分であってコイル部11の外周側には、一次コイル21への通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路基板251を樹脂252によってモールド成形してなるイグナイタ25が配置してある。イグナイタ25は、そのスイッチング制御回路基板251がコイル部11の軸方向Lに沿う向きで配置される状態で、コイルケース3におけるコネクタ部34の周方向形成部位に対応して配置してある。また、スイッチング制御回路基板251から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピン253は、コネクタ部34におけるコネクタ側導体ピン341と接続してある。
図4に示すごとく、コイル部11の上端部には、一次コイル21の両側の巻線端部をそれぞれ接続させた一対の一次コイル用端子41と、二次コイル22の低電圧側巻線端部を接続させた二次コイル用端子42とが設けてある。一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42における導体ピン部分411、421は、コイル部11の軸方向Lに直交する方向に形成してあると共に、軸方向Lに直交する方向に形成したイグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341と対面して接続してある。
以下に、本例の点火コイル1につき、図1〜図5を参照して詳説する。
図1、図2は、点火コイル1を軸方向Lに切断して見た状態で示し、図3は、点火コイル1の上部を上方から見た状態で示す。図4は、一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42の周辺を、点火コイル1の上方から見た状態で示す。
図1に示すごとく、本例の点火コイル1は、コイル部11の下側部分及びプラグ装着部12を、エンジン8のシリンダーヘッド及びシリンダーヘッドカバーに設けたプラグホール81内に配置し、コイル部11の上側部分をプラグホール81の外部に配置して用いるスティックタイプのものである。
本例の一次コイル21は、二次コイル22の外周側に配置してあり、中心コア23は、二次コイル22の内周側に配置してある。また、本例の外周コア24はコイルケース3の内周側に配置してある。
上記一次コイル21は、筒状に成形した樹脂からなる一次スプール211の外周に、絶縁被覆した一次電線を巻回してなる。上記二次コイル22は、筒状に成形した樹脂からなる二次スプール221の外周に、絶縁被覆すると共に一次電線よりも細径の二次電線を、一次電線よりも多い巻回数で巻回してなる。また、中心コア23の外周には、熱応力緩和用の絶縁シートが巻き付けてある。中心コア23は、軟磁性の平板状の電磁鋼板を軸方向Lに直交する方向に積層して形成することができる。外周コア24は、軟磁性の円弧状の電磁鋼板を径方向に積層して形成することができる。
また、本例のプラグ装着部12は、コイルケース3の軸方向Lの下端部に連結した樹脂性のタワー部37に、二次コイル22の高電圧巻線端部に導通する高圧端子61及びスプリング62を配置し、これらをゴム製のプラグキャップ63で覆って形成されている。そして、点火コイル1は、スパークプラグの碍子部をプラグキャップ63内に圧入すると共に、スパークプラグの端子部をスプリング62に接触させて、スパークプラグをプラグ装着部12に取り付け、コイル部11をプラグホール81内に配置し、スパークプラグをプラグホール81の底部に螺合して用いる。
図1に示すごとく、本例の熱硬化性樹脂15は、エポキシ樹脂であり、この熱硬化性樹脂15は、点火コイル1の各構成部品(一次コイル21、二次コイル22、中心コア23、外周コア24、コイルケース3、イグナイタ25、高圧端子61等)の組付を行った後、当該点火コイル1の間隙内を真空状態にし、この真空状態の間隙内に液状態で充填した後、硬化させて形成したものである。そして、熱硬化性樹脂15により、各構成部品の固定及び絶縁を行うことができる。
メインケース部35の筒ケース部351の上端部付近には、点火コイル1をエンジン8に取り付けるためのフランジ部38が径方向外方に突出して設けてある。本例のフランジ部38は、コネクタ部34に対して周方向に約90°ずれた位置に形成してある。また、点火コイル1のコイルケース3とプラグホール81の開口端部との間には、ゴム製のシール部材5が配置してあり、このシール部材5によって、プラグホール81の内外の換気と、プラグホール81内への水の浸入の防止とを行うよう構成してある。
コイルケース3内には、一次コイル21、二次コイル22、中心コア23及び外周コア24を収容するコイル収容部32と、イグナイタ25を収容するイグナイタ収容部33とが形成してある。イグナイタ収容部33とコイル収容部32との間には、コイルケース3と一体成形した仕切壁部31が設けてある。コイル収容部32内及びイグナイタ収容部33内の隙間は、熱硬化性樹脂15によって充填されている。
図1、図2に示すごとく、コイルケース3は、コネクタ部34を設けたイグナイタ配置用ケース部36と、コイル収容部32を形成するためのメインケース部35とを組み付けてなる。また、メインケース部35は、一次コイル21、二次コイル22、中心コア23及び外周コア24を収容する筒ケース部351と、二次コイル22の高電圧側巻線端部に導通する高圧端子61を保持するための底ケース部352とからなる。
イグナイタ配置用ケース部36には、イグナイタ25が取り付けてあり、イグナイタ25の上方において、イグナイタ側導体ピン253とコネクタ側導体ピン341とが接続されている。
コネクタ部34は、イグナイタ25を、ECU(エンジン制御ユニット)等の外部の制御機器に接続するための部位として形成してある。
コネクタ部34におけるコネクタ側導体ピン341は、プラス電源用導体ピン、グラウンド用導体ピン、点火信号用導体ピン等として設けてある。イグナイタ25におけるイグナイタ側導体ピン253は、各コネクタ側導体ピン341と接続する導体ピンの他に、一次コイル用端子41又は二次コイル用端子42と接続する導体ピンとして設けてある。
図2〜図4に示すごとく、イグナイタ側導体ピン253は、コイル部11の軸方向Lに平行な基部254に対して、先端部255を軸方向Lに直交する方向に屈曲させた状態で形成した複数本が、軸方向Lに直交する方向に並んでいる。各イグナイタ側導体ピン253は、一次コイル21及び二次コイル22の側(軸方向Lに直交する方向におけるコイル部11の中心側)へ向けて屈曲している。
コネクタ側導体ピン341は、軸方向Lに直交する方向に並ぶ複数本が、イグナイタ側導体ピン253における先端部255の上方からこの先端部255に対面して接続してある。そして、メインケース部35に組み付ける前のイグナイタ配置用ケース部36に対してイグナイタ25を取り付けるときには、コネクタ側導体ピン341にイグナイタ側導体ピン253における先端部255を容易に対面させることができる。そして、イグナイタ配置用ケース部36にイグナイタ25を取り付けた状態において、イグナイタ側導体ピン253とコネクタ側導体ピン341との接続を行うことができる。この際、イグナイタ側導体ピン253の接続部分とコネクタ側導体ピン341の接続部分とが、コイル部11の軸方向Lに直交する方向に互いに平行に並んでいることにより、スパッタ溶接等による各導体ピンの接続を容易に行うことができる。
図4に示すごとく、一対の一次コイル用端子41は、コイル部11の上端部において軸方向Lに直交する方向であってコイル部11とコネクタ部34とが並ぶ方向に直交する方向の両側に設けてある。二次コイル用端子42は、コイル部11の上端部において一対の一次コイル用端子41同士の間に設けてある。また、一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42の先端部分に形成した各導体ピン部分411、421が、コイル部11の軸方向Lに直交する方向に互いに平行に並んでいる。
また、一対の一次コイル用端子41の取付部分410は、一次スプール211の上端部に取り付けてあり、二次コイル用端子42の取付部分420は、二次スプール221の上端部に取り付けてある。
そして、メインケース部35に形成した切欠部353に対して、上方からイグナイタ配置用ケース部36を組み付けたときには、一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42の先端部分に形成した各導体ピン部分411、421が、イグナイタ25におけるイグナイタ側導体ピン253又はコネクタ部34におけるコネクタ側導体ピン341と対面し、一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42における各導体ピン部分411、421と、イグナイタ側導体ピン253の接続部分と、コネクタ側導体ピン341の接続部分とが、コイル部11の軸方向Lに直交する方向に互いに平行に並ぶ。この状態において、一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42における各導体ピン部分411、421と、イグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341との接続を、スパッタ溶接等によって容易に行うことができる。
図5に示すごとく、イグナイタ側導体ピン253とコネクタ側導体ピン341との接続は、互いに対面する一対の表面のうちいずれか一方の表面を平坦状に形成すると共に他方の表面に突起256を形成し、この突起256を形成した部分において接続することができる。本例では、イグナイタ側導体ピン253の表面に突起256を形成したが、突起256はコネクタ側導体ピン341に形成することもできる。導体ピンの表面に突起256を形成することにより、突起256を形成した部分において電気抵抗を効果的に発生させ、導体ピン同士を確実に接続することができる。
また、図示は省略するが、一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42における導体ピン部分411、421と、イグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341との接続は、互いに対面する一対の表面のうちいずれか一方の表面を平坦状に形成すると共に他方の表面に突起を形成し、この突起を形成した部分において接続することができる。この場合も、上記と同様の作用効果を得ることができる。
なお、点火コイル1における点火動作は次のように行うことができる。
すなわち、点火コイル1において、ECUからの指令によるスイッチング制御回路の動作により一次コイル21へ通電を行ったときには、中心コア23及び外周コア24を通過する磁界が形成される。次いで、一次コイル21への通電を遮断したときには、自己誘導作用により一次コイル21に電圧が発生すると共に、相互誘導作用により二次コイル22に高電圧の誘導起電力が発生し、点火コイル1に装着されたスパークプラグにおける一対の電極間にスパークを発生させることができる。
本例の点火コイル1は、上記イグナイタ25を配置する位置及び向きを工夫し、点火コイル1の軸方向Lの寸法を小さくする工夫を行っている。
具体的には、本例におけるイグナイタ25は、コイルケース3の上側部分であってコイル部11の外周側に配置してある。そして、イグナイタ25は、コイルケース3におけるコネクタ部34の周方向形成部位に対応して配置してあると共に、スイッチング制御回路基板251の向き(板面方向)がコイル部11の軸方向Lに沿った縦向きの状態になっている。また、スイッチング制御回路基板251から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピン253は、コネクタ部34におけるコネクタ側導体ピン341と接続してある。
これにより、イグナイタ25が一次コイル21及び二次コイル22の上方に位置せず、点火コイル1の軸方向Lの寸法を小さくすることができる。また、イグナイタ25の周方向配置位置は、コネクタ部34の周方向形成部位に対応しており、イグナイタ側導体ピン253とコネクタ側導体ピン341とを簡単に接続することができる。
また、イグナイタ25を収容したイグナイタ収容部33は、仕切壁部31を介して一次コイル21、二次コイル22、中心コア23及び外周コア24を収容したコイル収容部32と仕切られている。そのため、エンジン8の冷熱サイクルにおいて、点火コイル1を構成する各部品の線膨張係数の違いにより、仮にイグナイタ25の周辺における熱硬化性樹脂15に亀裂が生じたときでも、仕切壁部31の存在によって、この亀裂が一次コイル21及び二次コイル22の周辺まで到達しないようにすることができる。
また、一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42における各導体ピン部分411、421と、イグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341との接続を、コイル部11の軸方向Lに直交する方向に互いに平行に並ぶ状態で行うことができる。これにより、スパッタ溶接等を用いて上記接続を行う際には、スパッタ溶接等を行う接続手段を軸方向Lに沿って接続部分に対向させることができ、この接続を容易に行うことができる。
また、本例においては、スパッタ溶接を行う際に飛散するスパッタ(スラグ、金属粒)を軸方向Lに直交する方向へ飛散させることができ、イグナイタ25の方向へ飛散することを防止することができる。
それ故、本例の点火コイル1によれば、点火コイル1の軸方向Lの寸法を小さくすることができ、イグナイタ25における導体ピンの接続を簡単に行うことができる
(実施例2)
本例は、図6、図7に示すごとく、一対の一次コイル用端子41を、イグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341と対面させる際に、一対の一次コイル用端子41を弾性変形可能にしたことにより、上記対面を行い易くした例である。
本例においては、一対の一次コイル用端子41及び二次コイル用端子42における導体ピン部分411、421と、イグナイタ側導体ピン253と、コネクタ側導体ピン341とは、コイル部11とコネクタ部34とが並ぶ方向(コイル部11に対してコネクタ部34を形成した方向)に、それぞれの先端側に位置する接続部分の板面を向けて配置してあり、
本例の一対の一次コイル用端子41は、一次スプール211の上端部において上方へ形成した上方形成部413と、上方形成部413の上端からイグナイタ25の配置方向へ屈曲させた変形吸収部414と、変形吸収部414のイグナイタ25側の端部から下方へ屈曲させた下方形成部415とからなる逆U字型導体部412を有している。そして、各一次コイル用端子41は、下方形成部415の下端から軸方向Lに直交する方向に延設した延設部416において、イグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341と接続してある。
また、図7に示すごとく、一対の一次コイル用端子41は、一次スプール211の上端部において軸方向Lに直交する方向の両側に設けてあり、二次コイル用端子42は、二次スプール221の上端部において一対の一次コイル用端子41同士の間に設けてある。一対の一次コイル用端子41における延設部416は、互いに近づく内側方向に延設してあると共に、その先端側に向かってコネクタ部34の側に近づく状態に傾斜して形成してある。また、延設部416の先端部に形成した導体ピン部分(接続部分)411は上方へ屈曲している。
一次コイル用端子41と接続するためのイグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341は、これらのピン配列のうち最も外側に位置する導体ピンによって形成してあり、上記内側方向に延設した状態で一次コイル用端子41における導体ピン部分411と接続してある。
一次コイル用端子41における延設部416の導体ピン部分411を、イグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341と接続する際には、逆U字型導体部412における変形吸収部414及び延設部416を弾性変形させながら、延設部416の導体ピン部分411をイグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341と対面させることができる。そのため、逆U字型導体部412において、たわみを吸収することができ、スパッタ溶接等を用いて上記接続を行う際には、導体ピン部分411とイグナイタ側導体ピン253又はコネクタ側導体ピン341との接続を容易に行うことができる。
また、二次コイル用端子42は、二次スプール221の上端部において下方へ屈曲して形成した下方屈曲部422と、下方屈曲部422からコネクタ部34の方向へ伸びる延長部423と、延長部423の上方へ屈曲して形成した上方屈曲部424(導体ピン部分421)とを有している。上方屈曲部424がイグナイタ側導体ピン253と対面して接続されている。二次コイル用端子42は、下方屈曲部422がたわむことによって、上方屈曲部424をイグナイタ側導体ピン253と対面させることを容易にすることができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、点火コイルを示す断面説明図。 実施例1における、コイル部の上側部分を拡大して示す断面説明図。 実施例1における、熱硬化性樹脂を充填する前の点火コイルの上部を示す平面図。 実施例1における、一対の一次コイル用端子及び二次コイル用端子の周辺を示す平面図。 実施例1における、導体ピンの接続部分を拡大して示す側面図。 実施例2における、コイルケースのメインケース部を省略した状態で、点火コイルの上部を示す斜視説明図。 実施例2における、点火コイルの上部を拡大して示す斜視説明図。
符号の説明
1 点火コイル
11 コイル部
12 プラグ装着部
21 一次コイル
22 二次コイル
23 中心コア
24 外周コア
25 イグナイタ
251 スイッチング制御回路基板
252 樹脂
253 イグナイタ側導体ピン
3 コイルケース
34 コネクタ部
341 コネクタ側導体ピン
36 イグナイタ配置用ケース部
41 一次コイル用端子
411 導体ピン部分
412 逆U字型導体部
413 上方形成部
414 変形吸収部
415 下方形成部
416 延設部
42 二次コイル用端子
421 導体ピン部分
422 下方屈曲部
423 延長部
424 上方屈曲部
L 軸方向

Claims (6)

  1. 内外周に重ねた一次コイル及び二次コイルと、該一次コイル及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性材料からなる中心コアと、上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置した軟磁性材料からなる外周コアとを、樹脂製のコイルケース内に収容してコイル部を形成してなり、該コイル部の下端部には、上記二次コイルの高電圧側巻線端部をスパークプラグの端子部に導通させるためのプラグ装着部が設けてあり、
    該プラグ装着部と上記コイル部の下側部分とをエンジンのプラグホール内に配置すると共に、上記コイル部の上側部分を上記プラグホールの外部に配置するよう構成した点火コイルであって、
    上記コイルケースの上端部には、その径方向に突出する状態で複数のコネクタ側導体ピンを配列したコネクタ部が設けてあり、
    上記コイルケースの上側部分であって上記コイル部の外周側部分には、上記一次コイルへの通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路基板を樹脂によってモールド成形してなるイグナイタが配置してあり、
    該イグナイタは、その上記スイッチング制御回路基板が上記コイル部の軸方向に沿う向きで配置される状態で、上記コイルケースにおける上記コネクタ部の周方向形成部位に対応して配置してあり、かつ上記スイッチング制御回路基板から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピンは、上記コネクタ側導体ピンと接続してあり、
    上記コイル部の上端部には、上記一次コイルの両側の巻線端部をそれぞれ接続させた一対の一次コイル用端子と、上記二次コイルの低電圧側巻線端部を接続させた二次コイル用端子とが設けてあり、
    上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分は、上記コイル部の軸方向に直交する方向に形成してあると共に、該軸方向に直交する方向に形成した上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンと対面して接続してあることを特徴とする点火コイル。
  2. 請求項1において、上記コイルケースは、上記コネクタ部を設けたイグナイタ配置用ケース部と、上記コイル収容部を形成するためのメインケース部とを組み付けてなり、
    上記イグナイタ配置用ケース部には、上記イグナイタが取り付けてあり、該イグナイタの上方において、上記イグナイタ側導体ピンと上記コネクタ側導体ピンとが接続されており、
    上記イグナイタ側導体ピンは、上記コイル部の軸方向に平行な基部に対して、先端部を上記軸方向に直交する方向に屈曲させた状態で形成した複数本が、上記軸方向に直交する方向に並んでおり、
    上記コネクタ側導体ピンは、上記軸方向に直交する方向に並ぶ複数本が、上記イグナイタ側導体ピンにおける上記先端部の上方から該先端部に対面して接続してあり、
    上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分と上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンとの接続、及び上記イグナイタ側導体ピンと上記コネクタ側導体ピンとの接続は、いずれも上記コイル部の軸方向に直交する方向に互いに平行に並ぶ状態で行ってあることを特徴とする点火コイル。
  3. 請求項1又は2において、上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分と、上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンとの接続は、互いに対面する一対の表面のうちいずれか一方の表面を平坦状に形成すると共に他方の表面に突起を形成し、該突起を形成した部分において接続されていることを特徴とする点火コイル。
  4. 請求項2又は3において、上記イグナイタ側導体ピンと上記コネクタ側導体ピンとの接続は、互いに対面する一対の表面のうちいずれか一方の表面を平坦状に形成すると共に他方の表面に突起を形成し、該突起を形成した部分において接続されていることを特徴とする点火コイル。
  5. 内外周に重ねた一次コイル及び二次コイルと、該一次コイル及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性材料からなる中心コアと、上記一次コイル及び二次コイルの外周側に配置した軟磁性材料からなる外周コアとを、樹脂製のコイルケース内に収容してコイル部を形成してなり、該コイル部の下端部には、上記二次コイルの高電圧側巻線端部をスパークプラグの端子部に導通させるためのプラグ装着部が設けてあり、
    該プラグ装着部と上記コイル部の下側部分とをエンジンのプラグホール内に配置すると共に、上記コイル部の上側部分を上記プラグホールの外部に配置するよう構成した点火コイルであって、
    上記コイルケースの上端部には、その径方向に突出する状態で複数のコネクタ側導体ピンを配列したコネクタ部が設けてあり、
    上記コイルケースの上側部分であって上記コイル部の外周側部分には、上記一次コイルへの通電及びその遮断を行うスイッチング制御回路基板を樹脂によってモールド成形してなるイグナイタが配置してあり、
    該イグナイタは、その上記スイッチング制御回路基板が上記コイル部の軸方向に沿う向きで配置される状態で、上記コイルケースにおける上記コネクタ部の周方向形成部位に対応して配置してあり、かつ上記スイッチング制御回路基板から上方へ引き出したイグナイタ側導体ピンは、上記コネクタ側導体ピンと接続してあり、
    上記コイル部の上端部には、上記一次コイルの両側の巻線端部をそれぞれ接続させた一対の一次コイル用端子と、上記二次コイルの低電圧側巻線端部を接続させた二次コイル用端子とが設けてあり、
    上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子は、上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンと接続してあり、
    上記一対の一次コイル用端子及び上記二次コイル用端子における導体ピン部分と、上記イグナイタ側導体ピンと、上記コネクタ側導体ピンとは、上記コイル部と上記コネクタ部とが並ぶ方向に、それぞれの先端側に位置する接続部分の板面を向けて配置してあり、
    上記一対の一次コイル用端子は、上記コイル部の上端部において上方へ形成した上方形成部と、該上方形成部の上端から上記イグナイタの配置方向へ屈曲させた変形吸収部と、該変形吸収部の上記イグナイタ側の端部から下方へ屈曲させた下方形成部とからなる逆U字型導体部を有しており、かつ上記下方形成部の下端から上記軸方向に直交する方向に延設した延設部において、上記イグナイタ側導体ピン又は上記コネクタ側導体ピンと接続してあることを特徴とする点火コイル。
  6. 請求項5において、上記一対の一次コイル用端子は、上記コイル部の上端部において上記軸方向に直交する方向であって上記コイル部と上記コネクタ部とが並ぶ方向に直交する方向の両側に設けてあり、
    上記二次コイル用端子は、上記コイル部の上端部において上記一対の一次コイル用端子同士の間に設けてあり、
    上記一対の一次コイル用端子における上記延設部は、互いに近づく内側方向に延設してあると共に、その先端側に向かって上記コネクタ部の側に近づく状態に傾斜して形成してあることを特徴とする点火コイル。
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