JP2010010154A - チャンバー部品を介してプロセス流体を導入する方法及びシステム - Google Patents

チャンバー部品を介してプロセス流体を導入する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】
チャンバー部品を介してプロセス流体を処理システムに導入する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】
チャンバー部品はチャンバー素子を有し、チャンバー素子は、その供給側の第1表面と、その処理側の第2表面とを有する。処理側は供給側の反対側である。さらに、チャンバー部品は、供給側から処理側までチャンバー素子を貫通して延在する流路を有し、この流路は、プロセス流体を受け入れるように構成された流入口と、このプロセス流体を分配するように構成された流出口とを有する。
【選択図】図8B

Description

本発明は、チャンバー部品を介してプロセス流体を導入する方法及びシステムに関し、より具体的には、チャンバー部品を介してプロセス流体を処理システム内に導入する方法及びシステムに関する。
半導体産業における集積回路(IC)の製造は、典型的に、基板からの材料の除去又は基板上への材料の堆積に必要な処理チャンバー内での表面化学反応の生成及び支援のためにプラズマを使用する。プラズマは、一般的に、真空状態の処理チャンバー内にて、電界の存在下で電子を、供給されたプロセスガスとの電離衝突を維持するのに十分なエネルギーまで加熱することによって形成される。また、加熱された電子は、解離衝突を維持するのに十分なエネルギーを有することが可能であり、故に、チャンバー内で実行される具体的なプロセス(例えば、基板から材料が除去されるエッチングプロセス、又は基板に材料が付加される堆積プロセス)に適した荷電種群及び化学的反応種群を生成するように、所定の条件(例えば、チャンバー圧力、ガス流量など)下の一組の特定のガスが選択される。半導体の製造において、プラズマを作り出す技術には、以下に限られないが、容量結合型プラズマ(CCP)システム、誘導結合型プラズマ(ICP)システム、電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマシステム、ヘリコン波プラズマシステム、表面波プラズマシステム、スロット・プレーン・アンテナ(SPA)プラズマシステム等を含む数多くの技術が存在する。プラズマは、供給されたプロセスガスと、無線周波数(RF)又はマイクロ波スペクトルの周波数での電磁(EM)場伝播との相互作用から形成される。これらのシステムの全てに共通して、内部に電界が存在し得る誘電体部材が利用される。さらに、これらの誘電体部材内での電気的破壊又は放電を回避しながら、これらの誘電体部材を介してプロセスガスを導入することが望ましい。
本発明は、チャンバー部品を介してプロセス流体を導入する方法及びシステムを提供することを目的とする。本発明はまた、チャンバー部品を介してプロセス流体をプラズマ処理システムに導入する方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明は更に、誘電体部材を介してプロセス流体を導入する方法及びシステムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、電界の存在下で誘電体部材を介してプロセス流体を導入する方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に従って、処理チャンバーに結合されるように構成されたチャンバー部品が提供される。このチャンバー部品は、供給側の第1表面と、処理側の第2表面とを有するチャンバー素子を有する。処理側は供給側の反対側である。このチャンバー部品は更に、供給側から処理側までチャンバー素子を貫通して延在する螺旋状流路を有する。この螺旋状流路は、プロセス流体を受け入れるように構成された流入口と、このプロセス流体を分配するように構成された流出口とを有する。
本発明の他の一態様に従って、チャンバー素子を貫通する流路を形成する方法が提供される。この方法は、チャンバー素子を貫通してチャンバー素子の供給側からチャンバー素子の処理側まで延在する開口を形成する段階を有する。この開口は内面を有する。この方法は更に、前記開口の内面に合致するように構成された外面を有する挿入素子を形成する段階、及び挿入素子の外面に1つ以上の溝を形成する段階を有する。この1つ以上の溝は、各々が、供給側に形成された流入口と処理側に形成された流出口とを有するように形成される。この方法は更に、チャンバー素子の前記開口内に挿入素子を挿入する段階を有する。
本発明の他の一態様に従って、処理システムが提供される。この処理システムは、処理空間を収容する処理チャンバー、及び、処理チャンバーと流体的に連通し、処理チャンバーにプロセスガスの流れを導入するように構成されたプロセスガス供給系を有する。この処理システムは更にガス分配系を有し、ガス分配系は、処理チャンバーに結合され、流入口を介してプロセスガスの流れを受け入れ、且つプロセスガスの流れを処理空間に分配するように構成される。ガス分配系はまた、流入口に結合されたガス注入デバイスを有し、ガス注入デバイスは、流入端から流出端まで延在する螺旋状流路を有する。この処理システムは更に、処理チャンバーに結合され、プロセスガスに晒すように処理チャンバー内で基板を支持するように構成されたホルダー、及び、処理チャンバーに結合され、処理チャンバーから気体を排出するように構成された真空ポンプ系を有する。
以下の説明においては、限定のためではなく説明のため、例えば真空系又はプラズマ処理システムの特定の幾何学形状や様々な構成要素の記述などの具体的な詳細事項が説明される。しかしながら、これら具体的な詳細事項を逸脱した他の実施形態にて本発明が実施されてもよいことは理解されるべきである。
材料処理方法においては、基板からの材料の除去を促進するよう、あるいは基板上に材料を堆積するための膜形成反応を促進するよう、基板上での表面化学反応の生成及び支援のために、しばしばプラズマが利用される。基板のエッチングにおいて、プラズマは、基板表面上の特定の材料と反応するのに適した反応性化学種を作り出すために利用され得る。また、基板のエッチングにおいて、プラズマは、基板上の表面反応にエネルギーを送達するのに有用な荷電種を作り出すためにも利用され得る。
一例によれば、パターンエッチングは、例えばフォトレジスト等の感光性材料から成る薄い層を基板の上面に塗布することを含んでいる。この層は、続いて、エッチング中に下地の基板上の薄膜にパターンを転写するマスクを提供するようにパターニングされる。感光性材料のパターニングは、一般に、例えばマイクロリソグラフィシステムを用いて、幾何学パターンを有する電磁(EM)放射線に感光性材料を曝すこと、及びそれに続く、現像液を用いて感光性材料の照射部分(ポジ型フォトレジストの場合)又は非照射部分(ネガ型レジストの場合)を除去することを含んでいる。
この例を引き続き参照するに、図1A−1Cに示されるように、パターン2を有する感光層3(例えば、パターニングされたフォトレジスト)から成るマスクは、例えば基板5上の多結晶シリコン(ポリシリコン)層といった薄膜4等の材料に形状パターンを転写するために使用されることができる。パターン2は薄膜4に、例えばゲート構造などの造形部6を形成するように例えばプラズマエッチングを用いて転写される。エッチングが完了すると、マスク3は除去される。
従来、プラズマエッチングプロセスは、例えばハロゲン含有ガス(例えば、HF、HCl、HBr、Cl、NF、C、C)等の腐食性のプロセスガスの使用を必要とした。また、プラズマの存在下でのこのようなガスの使用は、非常に攻撃的な化学種をもたらし、このような化学種がチャンバーの表面を攻撃し、腐食させてしまうことがあった。故に、プラズマ処理システムはしばしば、耐食処理された、あるいは腐食したときに基板上で行われているプロセスに有害でない化学種を提供する、厚いチャンバー部材で保護される。さらに、プラズマの形成中、チャンバー部材を介して電磁(EM)電力を結合される必要があり、故に、一部のチャンバー部材は誘電体材料を有し得る。
図2に示された一実施形態によれば、プラズマ処理システム1aはプラズマ処理チャンバー10、処理されるべき基板25が上に添えられる基板ホルダー20、及び真空ポンプ系50を有する。基板25は、半導体基板、ウェハ、フラットパネルディスプレー、又は液晶ディスプレーであり得る。プラズマ処理チャンバー10は、基板25の表面の近傍で、処理領域45内にプラズマを生成することを促進するように構成され得る。基板25への汚染物質の導入を抑制あるいは最小化するように構成されたガス分配系40を介して、イオン化ガス又は混合プロセスガスが導入される。所与のプロセスガス流量で、真空ポンプ系50を用いて処理圧力が調整される。プラズマは、所定の材料プロセスに特有の材料を作り出し、且つ/或いは基板25の露出面から材料を除去することを助けるために利用され得る。プラズマ処理システム1aは、例えば200mm基板、300mm基板又は更に大きい基板など、任意の所望サイズの基板を処理するように構成され得る。
基板25は、例えば機械的クランプシステム又は電気的クランプシステム(例えば、静電クランプシステム)等のクランプ系28によって、基板ホルダー20に貼り付けられることができる。また、基板ホルダー20は更に、基板ホルダー20及び基板25の温度を調整且つ/或いは制御するように構成された加熱系(図示せず)又は冷却系(図示せず)を含み得る。加熱系又は冷却系は、再循環する熱伝導流体の流れを含んでいてもよく、この流れは、冷却時に基板ホルダー20から熱を受け取って熱交換器系(図示せず)まで熱伝達し、あるいは加熱時に熱交換器系から基板ホルダー20に熱を伝達する。他の実施形態においては、例えば抵抗加熱素子又は熱電加熱器/冷却器などの加熱/冷却素子が、基板ホルダー20、プラズマ処理チャンバー10のチャンバー壁、及びプラズマ処理システム1a内のその他の部品に含められ得る。
さらに、基板25と基板ホルダー20との間のガスギャップの熱伝導率を改善するために、裏面側ガス供給系26によって基板25の裏面側に熱伝導ガスが供給されてもよい。このようなシステムは、上昇温度又は下降温度での基板の温度制御が要求されるときに利用され得る。例えば、裏面側ガス供給系は、基板25の中心部と端部との間でガスギャップ圧力を独立に変化させられ得る2区画のガス供給系を有していてもよい。
図2に示された実施形態においては、基板ホルダー20は、処理領域45の処理プラズマに無線周波数(RF)電力を結合させる電極を有し得る。例えば、基板ホルダー20は、必要に応じてインピーダンス整合回路32を介しての、RF発生器30から該基板ホルダー20へのRF電力の伝送によって、あるRF電圧に電気的にバイアスされることができる。このRFバイアスは電子を加熱し、それによってプラズマを形成・維持するように作用する。この構成において、システムは反応性イオンエッチング(RIE)炉として動作し、チャンバー及び上側のガス注入電極は接地面として作用する。このRFバイアスの典型的な周波数は約0.1MHzから約100MHzの範囲とし得る。プラズマ処理のためのRF系は当業者に周知である。
他の例では、RF電力は基板ホルダー電極に複数の周波数で印加される。さらに、インピーダンス整合回路32は、反射される電力を低減することによって、プラズマ処理チャンバー10内のプラズマへのRF電力の伝送を改善し得る。整合回路トポロジー(例えば、L型、π型、T型など)及び自動制御方法は当業者に周知である。
真空ポンプ系50は、最大で毎秒約5000リットルの(及び、これより大きい)速度でポンプ可能なターボ分子真空ポンプ(TMP)と、チャンバー圧力を絞るための仕切り弁とを含み得る。ドライプラズマエッチングで使用される従来からのプラズマ処理装置においては、毎秒1000から3000リットルのTMPが使用され得る。TMPは低圧処理、典型的には約50mTorr未満で有用である。高圧処理(すなわち、約100mTorrより高い)の場合には、機械的な増圧ポンプ及びドライ式の粗引きポンプが使用され得る。また、チャンバー圧力を監視する装置(図示せず)がプラズマ処理チャンバー10に結合されることができる。この圧力測定装置は、例えば、MKSインスツルメント社から市販されている628B型バラトロン(Baratron)絶対キャパシタンス式圧力計とし得る。
コントローラ55はマイクロプロセッサ、メモリ、及び、プラズマ処理システム1aからの出力を監視するとともにプラズマ処理システム1aへの入力を伝達し且つアクティブにするのに十分な制御電圧を生成可能なデジタルI/Oポートを含んでいる。さらに、コントローラ55は、RF発生器30、インピーダンス整合回路32、ガス分配系40、真空ポンプ系50、裏面側ガス供給系26、及び/又はクランプ系28に結合され、それらと情報を交換することが可能である。例えば、基板25上でプラズマ促進プロセスを実行するため、プロセスレシピに従ってプラズマ処理システム1aの上述の構成要素への入力をアクティブにするように、メモリ内に格納されたプログラムが使用され得る。コントローラ55の一例は、デル社から入手可能なDELL PRECISION WORKSTATION610(登録商標)である。
コントローラ55は、プラズマ処理システム1aに対してローカルに配置されていてもよいし、プラズマ処理システム1aに対して遠隔に配置されていてもよい。例えば、コントローラ55は、直接接続、イントラネット、及び/又はインターネットを用いてプラズマ処理システム1aとデータを交換することができる。コントローラ55は、例えば顧客側(すなわち、デバイスメーカー等)のイントラネットに結合されることができ、あるいは、例えば製造供給元(すなわち、装置製造者)のイントラネットに結合されることができる。これに代えて、あるいは加えて、コントローラ55はインターネットに結合され得る。さらに、他のコンピュータ(すなわち、コントローラ、サーバ等)が、直接接続、イントラネット、及び/又はインターネットを介してデータ交換するために、コントローラ55にアクセスしてもよい。
図3に示された実施形態において、プラズマ処理システム1bは、図2の実施形態と同様であるが、図2を参照して説明された構成要素に加えて更に、プラズマ密度を潜在的に高め、且つ/或いはプラズマ処理の均一性を向上させるために、静止しているか、機械的又は電気的に回転しているかの何れかである磁場系60を有する。また、回転速度及び磁場強度を調整するために磁場系60にコントローラ14が結合され得る。回転磁場の設計及び実装は当業者に周知である。
図4に示された実施形態において、プラズマ処理システム1cは、図2の実施形態と同様であるが、更に、RF発生器72から必要に応じてインピーダンス整合回路74を介してRF電力が結合され得る上部電極70を有する。この上部電極へのRF電力印加の周波数は約0.1MHzから約200MHzの範囲とし得る。さらに、下部電極への電力印加の周波数は約0.1MHzから約100MHzの範囲とし得る。また、上部電極70へのRF電力の印加を制御するため、RF発生器72及びインピーダンス整合回路74にコントローラ55が結合されている。上部電極の設計及び実装は当業者に周知である。上部電極70及びガス分配系40は、図示されるように、同一のチャンバーアセンブリ内に設計され得る。
図5に示された実施形態において、プラズマ処理システム1dは、図2の実施形態と同様であるが、更に、RF発生器82から必要に応じてインピーダンス整合回路84を介してRF電力が結合される誘導コイル80を有し得る。RF電力は誘導コイル80から誘電体窓(図示せず)を介してプラズマ処理領域45に誘導的に結合される。誘導コイル80へのRF電力印加の周波数は約10MHzから約100MHzの範囲とし得る。同様に、チャック電極への電力印加の周波数は約0.1MHzから約100MHzの範囲とし得る。さらに、誘導コイル80とプラズマとの間の容量結合を低減させるために、スロット式ファラデー遮蔽体(図示せず)が用いられ得る。また、誘導コイル80への電力印加を制御するため、RF発生器82及びインピーダンス整合回路84にコントローラ14が結合され得る。
代替的な一実施形態においては、図6に示されるように、プラズマ処理システム1eは、図5の実施形態と同様であるが、更に、トランス結合型プラズマ(TCP)炉においてのように上方からプラズマ処理領域45に作用する“螺旋状”コイル又は“パンケーキ型”コイルである誘導コイル80’を有し得る。誘導結合型プラズマ(ICP)源又はトランス結合型プラズマ(TCP)源の設計及び実装は当業者に周知である。
他の例では、プラズマは電子サイクロトロン共鳴(ECR)によって形成されてもよい。更に他の一実施形態においては、プラズマは伝播表面波によって形成される。上述の各プラズマ源は当業者に周知である。
図7に示された実施形態においては、プラズマ処理システム1fは、図2の実施形態と同様であるが、更に、表面波プラズマ(SWP)源80”を有し得る。SWP源80”は、例えばラジアル・ライン・スロット・アンテナ(RLSA)等のスロットアンテナを有することができ、このスロットアンテナには、必要に応じてインピーダンス整合回路84’を介して、マイクロ波発生器82’によってマイクロ波電力が結合され得る。
以下、チャンバー素子内に形成されたガス注入デバイスを介して処理システムにプロセスガスを導入するガス分配系を説明する。このガス分配系は、例えば、参照符号40で示されるように、図2−7に記載された様々なプラズマ処理システムの何れにおいて使用されてもよく、あるいは図2−5のシステムからの様々な特徴の何らかの組み合わせを有するプラズマ処理システムにおいて使用されてもよい。さらに、このガス分配系は、例えば、チャンバー素子を介してのプロセスガスの導入を必要とする如何なる基板処理システムにおいても使用され得るものである。
続いて図8A−8Cを参照して、一実施形態に従った流体分配系200及びその製造方法を説明する。流体分配系200は、処理チャンバーに結合され、プロセス流体供給系からのプロセス流体の流れを受け入れ、且つこのプロセス流体の流れを処理チャンバー内に分配するように構成されている。例えば、プロセス流体は、気体、液体、又は、液体中に浮遊した固体材料(例えば、スラリー)、気体中に浮遊した固体材料、若しくは液体中に浮遊した気体材料を含む多相流体を有し得る。他の例では、プロセス流体は固体粉末を含んでいてもよい。
流体分配系200はチャンバー素子210を有しており、チャンバー素子210は、該チャンバー素子210の供給側の第1表面と、供給側とは反対側の処理側の第2表面とを有する。チャンバー素子210は、チャンバー素子210を供給側から処理側に貫通するように形成された、内面212を有する開口220を有する。開口220は如何なる従来からの機械加工手順を用いて形成されてもよい。チャンバー素子210は導電性材料、非導電性材料、又は半導電性材料から製造されることができる。例えば、チャンバー素子210は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金などの、金属又は金属合金から製造され得る。また、チャンバー素子210は、その表面に形成された保護被膜を含んでいてもよい。例えば、この被膜はセラミック被覆又は表面陽極酸化を含んでいてもよい。チャンバー素子210は、石英、シリコン、単結晶シリコン、多結晶シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、炭素、ガラス状炭素、アルミナ、サファイア、窒化アルミニウム等から製造され得る。
さらに、流体分配系200は、開口220内に挿入されるように構成された挿入素子230を有する。挿入素子230は、該挿入素子230の外面に形成された溝232を有し、溝232は、チャンバー素子210の第一の側の挿入素子230の流入端234からチャンバー素子210の第二の側の挿入素子230の流出端236まで、螺旋経路に沿って延在している。溝232は、旋盤及び切削チップを用いて挿入素子230の外面に刻まれ得る。あるいは、溝232は回転する切削チップを用いて刻まれてもよい。挿入素子230は、チャンバー素子210と同一の材料から製造されてもよいし、チャンバー素子210とは異なる材料から製造されてもよい。
挿入素子230の外面に溝232が形成されると、挿入素子230はチャンバー素子210の開口220に挿入される。それにより、図8Bに参照符号238で示されるように、チャンバー素子210の供給側から処理側まで延在する螺旋状の流路を有するガス注入デバイス240が形成される。挿入素子230は、挿入素子230をチャンバー素子210の開口220内に融合(fusing)させること、挿入素子230をチャンバー素子210の開口220内に圧入すること、挿入素子230をチャンバー素子210の開口220内に熱的に取り付けること、挿入素子230をチャンバー素子210の開口220内に溶接すること、挿入素子230をチャンバー素子210の開口220内にろう付けすること、若しくは、挿入素子230をチャンバー素子210の開口220内に機械的に固定すること、又は、これらの2つ以上の組み合わせによって、チャンバー素子210に捕らえられた状態となり得る。
例えば、チャンバー素子210及び挿入素子230は石英から製造されてもよく、結合剤は石英フリットを含み得る。石英フリットを製造するため、粉末にされた石英に、その融解温度を低下させるためのドーパントが添加される。その後、石英フリットは、例えばアセトン等の溶媒内に懸濁され、吹き付け塗装装置及びマスキング技術を用いて、チャンバー素子210及び挿入素子230の接合面に塗布される。接合面にフリット被覆が設けられた後、チャンバー素子210及び挿入素子230は窯内で機械的に圧力を掛けて結合され、フリットを融解するのに十分な温度で焼かれる。石英の融解プロセスは石英処理の当業者に既知である。
この例示的な実施形態においては、挿入素子230の断面は円形であるように、あるいは実質的に円形であるように示されている。しかしながら、この断面は如何なる形状であってもよい。例えば、この断面は、卵型、三角形、正方形、長方形、又は何らかの多面形であってもよい。また、この例示的な実施形態においては、溝232の螺旋経路は、供給側から処理側に延在する軸の周りで一巻き(挿入素子230の外面に沿って360°の回転)以上、この場合は複数巻き、を為すように示されている。しかしながら、溝232の螺旋経路は、実質的に一巻き、一巻きより多く(複数巻き)、又は一巻き未満(360°未満の回転)を為していてもよい。例えば、一巻き未満とは、多面形断面の一面又はその一部に沿って延在する経路を含み得る。他の例では、溝232の経路は直線状であってもよい。
さらに、チャンバー素子210若しくは挿入素子230、又はこれらの双方は、チャンバー素子210内での挿入素子230の正確な位置合わせを確実にするために、チャンバー素子210又は挿入素子230の何れか上の対応する造形部と対を為すように構成されたアライメント部を有していてもよい。
図8A−8Cには1つの溝232が示されているが、挿入素子230の外面に、各々が互いに独立な複数の溝が形成されてもよい。また、複数の溝の各々は、挿入部材230の流出端236において異なる流出角度を有するように構築されてもよい。さらに、複数の溝の各々は、流出端236若しくは流入端234、又は挿入部材230の螺旋経路の長手方向の任意の位置において、異なる大きさ、直径、又は断面横方向寸法を有するように構築されてもよい。さらに、複数の溝の各々は、異なる横方向寸法の螺旋を有するように構築されてもよい。
溝232の直径又は断面横方向寸法は約5μmから約5mmの範囲内とし得る。他の例では、溝232の直径又は横方向寸法は約10μmから約3mmの範囲内とし得る。更に他の例では、溝232の直径又は横方向寸法は約50μmから約2mmの範囲内とし得る。例えば、直径又は横方向寸法は約50μm、約1mm、又は約2mmとしてもよい。
他の一実施形態に従って、挿入素子230は別の挿入素子(これも別の挿入素子内に形成されてもよく、更にこのように続けられてもよい)内に形成されてもよい。挿入素子230は他の挿入素子と同心であってもよいし、そうでなくてもよい。内部に挿入素子230が形成される他の挿入素子も、その外面に形成された1つ又は複数の螺旋状の溝を含んでいてもよい。
次に図9A−9Cを参照して、他の一実施形態に従った流体分配系300及びその製造方法を説明する。流体分配系300は、処理チャンバーに結合され、プロセス流体供給系からのプロセス流体の流れを受け入れ、且つこのプロセス流体の流れを処理チャンバー内に分配するように構成されている。例えば、プロセス流体は、気体、液体、又は、液体中に浮遊した固体材料(例えば、スラリー)、気体中に浮遊した固体材料、若しくは液体中に浮遊した気体材料を含む多相流体を有し得る。他の例では、プロセス流体は固体粉末を含んでいてもよい。
流体分配系300はチャンバー素子310を有しており、チャンバー素子310は、該チャンバー素子310の供給側の第1表面と、供給側とは反対側の処理側の第2表面とを有する。チャンバー素子310は、チャンバー素子310を供給側から処理側に貫通するように形成された、成形された内面312を有する開口320を有する。例えば、成形された内面312は、先細形状にされた内面を有し得る。他の例では、成形された内面312は、階段面、凸面、若しくは凹面、又はこれらの組み合わせを有し得る。開口320は如何なる従来からの機械加工手順を用いて形成されてもよい。チャンバー素子310は導電性材料、非導電性材料、又は半導電性材料から製造されることができる。例えば、チャンバー素子310は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金などの、金属又は金属合金から製造され得る。また、チャンバー素子310は、その表面に形成された保護被膜を含んでいてもよい。例えば、この被膜はセラミック被覆又は表面陽極酸化を含んでいてもよい。チャンバー素子310は、石英、シリコン、単結晶シリコン、多結晶シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、炭素、ガラス状炭素、アルミナ、サファイア、窒化アルミニウム等から製造され得る。
さらに、流体分配系300は、開口320内に挿入されるように構成された、成形された挿入素子330を有する。成形された挿入素子330の外面形状は、開口320の成形された内面312の形状と合致するように設計され得る。成形された挿入素子330は、該成形された挿入素子330の外面に形成された溝332を有し、溝332は、チャンバー素子310の第一の側の成形された挿入素子330の流入端334からチャンバー素子310の第二の側の成形された挿入素子330の流出端336まで、螺旋経路に沿って延在している。溝332は、旋盤及び切削チップを用いて、成形された挿入素子330の外面に刻まれ得る。あるいは、溝332は回転する切削チップを用いて刻まれてもよい。成形された挿入素子330は、チャンバー素子310と同一の材料から製造されてもよいし、チャンバー素子310とは異なる材料から製造されてもよい。
成形された挿入素子330の外面に溝332が形成されると、成形された挿入素子330はチャンバー素子310の開口320に挿入される。それにより、図9Bに参照符号338で示されるように、チャンバー素子310の供給側から処理側まで延在する螺旋状の流路を有するガス注入デバイス340が形成される。成形された挿入素子330は、チャンバー素子310の向きを、成形された挿入素子330を開口320の内面312が支持するような向きにすることによって、チャンバー素子310に捕らえられた状態となり得る。例えば、成形された挿入素子330は、チャンバー素子310の開口320内に置かれてもよい。他の例では、成形された挿入素子330は、成形された挿入素子330をチャンバー素子310の開口320内に融合させること、成形された挿入素子330をチャンバー素子310の開口320内に溶接すること、成形された挿入素子330をチャンバー素子310の開口320内にろう付けすること、若しくは、成形された挿入素子330をチャンバー素子310の開口320内に機械的に固定すること、又は、これらの2つ以上の組み合わせによって、捕らえられた状態となり得る。
例えば、チャンバー素子310及び成形された挿入素子330は石英から製造されてもよく、結合剤は石英フリットを含み得る。石英フリットを製造するため、粉末にされた石英に、その融解温度を低下させるためのドーパントが添加される。その後、石英フリットは、例えばアセトン等の溶媒内に懸濁され、吹き付け塗装装置及びマスキング技術を用いて、チャンバー素子310及び成形された挿入素子330の接合面に塗布される。接合面にフリット被覆が設けられた後、チャンバー素子310及び成形された挿入素子330は窯内で機械的に圧力を掛けて結合され、フリットを融解するのに十分な温度で焼かれる。石英の融解プロセスは石英処理の当業者に既知である。
この例示的な実施形態においては、成形された挿入素子330の断面は円形であるように、あるいは実質的に円形であるように示されている。しかしながら、この断面は如何なる形状であってもよい。例えば、この断面は、卵型、三角形、正方形、長方形、又は何らかの多面形であってもよい。また、この例示的な実施形態においては、溝332の螺旋経路は、供給側から処理側に延在する軸の周りで一巻き(成形された挿入素子330の外面に沿って360°の回転)以上、この場合は複数巻き、を為すように示されている。しかしながら、溝332の螺旋経路は、実質的に一巻き、一巻きより多く(複数巻き)、又は一巻き未満(360°未満の回転)を為していてもよい。例えば、一巻き未満とは、多面形断面の一面又はその一部に沿って延在する経路を含み得る。
さらに、チャンバー素子310若しくは成形された挿入素子330、又はこれらの双方は、チャンバー素子310内での挿入素子330の正確な位置合わせを確実にするために、チャンバー素子310又は成形された挿入素子330の何れか上の対応する造形部と対を為すように構成されたアライメント部を有していてもよい。
図9A−9Cには1つの溝332が示されているが、成形された挿入素子330の外面に、各々が互いに独立な複数の溝が形成されてもよい。また、複数の溝の各々は、挿入部材330の流出端336において異なる流出角度を有するように構築されてもよい。さらに、複数の溝の各々は、流出端336若しくは流入端334、又は挿入部材330の螺旋経路の長手方向の任意の位置において、異なる大きさ、直径、又は断面横方向寸法を有するように構築されてもよい。さらに、複数の溝の各々は、異なる横方向寸法の螺旋を有するように構築されてもよい。
溝332の直径又は断面横方向寸法は約5μmから約5mmの範囲内とし得る。他の例では、溝332の直径又は横方向寸法は約10μmから約3mmの範囲内とし得る。更に他の例では、溝332の直径又は横方向寸法は約50μmから約2mmの範囲内とし得る。例えば、直径又は横方向寸法は約50μm、約1mm、又は約2mmとしてもよい。
他の一実施形態に従って、挿入素子330は別の挿入素子(これも別の挿入素子内に形成されてもよく、更にこのように続けられてもよい)内に形成されてもよい。挿入素子330は他の挿入素子と同心であってもよいし、そうでなくてもよい。内部に挿入素子330が形成される他の挿入素子も、その外面に形成された1つ又は複数の螺旋状の溝を含んでいてもよい。
図8A−8C、9A−9Cにおいてチャンバー素子210(又は310)は単一のガス注入デバイス240(340)を用いて示されているが、チャンバー素子210(又は310)は複数のガス注入デバイスを有していてもよい。また、複数のガス注入デバイスはチャンバー素子上で様々な密度パターンで分布させられ得る。例えば、より多くのガス注入デバイスがチャンバー素子の中心付近に形成され、より少ないガス注入デバイスがチャンバー素子の周辺付近に形成されてもよい。他の例では、例えば、より多くのガス注入デバイスがチャンバー素子の周辺付近に形成され、より少ないガス注入デバイスがチャンバー素子の中心付近に形成されてもよい。さらに、溝又は溝群の大きさは、1つのガス注入デバイス内で、あるいは、チャンバー素子上でのガス注入デバイスの位置に応じてガス注入デバイス間で、様々であってもよい。例えば、より大きい溝がチャンバー素子の中心付近に形成され、より小さい溝がチャンバー素子の周辺付近に形成されてもよい。他の例では、より大きい溝がチャンバー素子の周辺付近に形成され、より小さい溝がチャンバー素子の中心付近に形成されてもよい。
次に図10Aを参照して、他の一実施形態に従ったガス分配系400を説明する。ガス分配系400はチャンバー素子410を有する。チャンバー素子410は、該チャンバー素子410を貫通するように形成された開口に隣接させられるガス注入デバイス440を有する。ガス注入デバイス440を有するチャンバー素子410は、処理チャンバー部品405に結合され、プロセスガス供給系からのプロセスガスの流れを受け入れ、且つこのプロセスガスの流れを処理チャンバー内に分配するように構成されている。チャンバー素子410は、処理チャンバー部品内の挿入可能且つ取り外し可能な素子であってもよい。
チャンバー素子410は、処理チャンバー部品405に形成された開口の内面と合致するように構成された、成形された外面を有する。チャンバー素子410が挿入可能且つ取り外し可能な素子である場合、処理チャンバー部品405全体は交換を必要としないので、操作者は非常に容易に且つ低コストにチャンバー素子410を取り外し、交換することができる。
次に図10B及び10Cを参照して、他の一実施形態に従ったガス分配系450を説明する。ガス分配系450はチャンバー素子460を有する。チャンバー素子460は、該チャンバー素子460を貫通するように形成された開口に隣接させられる第2のガス注入デバイス464内に形成された、第1のガス注入デバイス462を有する。チャンバー素子460は、処理チャンバーに結合されるように構成されている。第1のガス注入デバイス462及び第2のガス注入デバイス464は、プロセスガス供給系からのプロセスガスの流れを受け入れ、且つこのプロセスガスの流れを処理チャンバー内に分配するように構成されている。第1のガス注入デバイス462及び第2のガス注入デバイス464は同心であってもよいし、そうでなくてもよい。
次に図11A及び11Bを参照して、一実施形態に従ったガス分配系500を説明する。ガス分配系500は、処理チャンバーに結合され、ガス供給口510を介してプロセス流体供給系からのプロセスガスの流れを受け入れ、且つこのプロセスガスの流れを、処理チャンバー内の処理空間と流体的に連通する複数の開口538へと、プレナム532内に分配するように構成されている。さらに、ガス分配系500は、該ガス分配系500への流入口510の位置に配置されたガス注入デバイス520を有する。ガス注入デバイス520は、プロセスガスの流れの運動量をプレナム532内に拡散させるように構成されることができ、それにより、プレナムの圧力の不均一性が低減されるようにプロセスガスは複数の開口538の各々に分配される。また、ガス注入デバイス520は、該ガス注入デバイス520を介してのプロセスガスの流れの電気放電の発生を防止、あるいはその発生確率を低下させるように構成されていてもよい。
図11Aに示されるように、ガス分配系500は、処理チャンバーに結合されるように構成された上部アセンブリ540を有する。上部アセンブリ540は、電極アセンブリを有していてもよいし、有していなくてもよい。上部アセンブリ540は、図2、3及び5においてのように電気的接地に結合されてもよいし、図4及び6においてのように電源に結合されてもよい。上部アセンブリ540は、ガス供給口510が形成される第1プレート542と、第1プレート542に結合された第2プレート544とを含み、第1プレートと第2プレートとの組み合わせは、第2プレート544に形成された支持棚548と第1プレートの表面546との間にガス注入デバイス520を保持するように構成されている。第1プレート542、第2プレート544及びガス注入デバイス520の間を真空封止するために、例えばエラストマーのOリング等の真空封止デバイスが用いられてもよい。他の例では、上部アセンブリ540は、ガス注入デバイス520を含めて、モノリシック構成をしていてもよい。
また、ガス分配系500は、上部アセンブリ540に結合されたガス注入系530を有し、ガス注入系530は、ガス注入デバイス520からのプロセスガスの流れを受け入れるように構成されている。ガス注入系530は、筐体534と、該筐体534に結合されたガス分配プレート536とを有する。ガス分配プレート536は、プレナム532から処理チャンバー内の処理空間へのプロセスガスの流れを均一にすることを助ける複数の開口538を有する。
図11Bに示されるように、ガス注入デバイス520は、第2プレート544の支持棚548に乗せられるように構成された段差部529を有する。ガス注入デバイス520は更に、ガス供給口510と結合されるように構成されたディフューザ流入口522、ガス注入系530のプレナム532と結合されるように構成されたディフューザ流出口524、及びディフューザ流入口522からディフューザ流出口524まで延在する螺旋経路526を有する。螺旋経路526は、上述のように形成された通路を有し得る。
ガス分配プレート536の複数の開口538の数は、1から約1000までの範囲内とすることができ、望ましくは、約10から約100の範囲内とし得る。ガス分配プレート536は、各々が約0.5mmから約10mmの範囲、望ましくは約0.5mmから約2mmの範囲、の直径を有する複数の開口538を備えるように設計され得る。他の例では、ガス分配プレート536は、各々が約1mmから約20mmの範囲、望ましくは約1mmから約3mmの範囲、の長さを有する複数の開口538を備えるように設計されてもよい。
ガス注入デバイス520を用いることにより、特にディフューザ流出口524付近におけるプレナム532内の圧力バラつきが抑制され、また、複数の開口538を通過するプロセスガスの流速が不均一になりにくくされ得る。さらに、例えば、プロセスガスはプレナム532に或る角度をもって流入するので、プレナム532への流入時にプロセスガスに横方向の速度成分が与えられ、プロセスガスはプレナム532全体に横方向に広がることが可能である。さらに、プレナムの高さは低くされてもよく、プレナム532内で従来使用されていた、プレナム532の流入面とガス分配プレート536との間に配置されるバッフルプレートが排除されてもよい。故に、ガス注入系530全体の厚さを薄くすることが可能である。ガス注入系530は、誘電体材料から製造されることができる。プレナム高さは、約5mmより小さく設計されることができ、望ましくは約3mmより小さく設計される。
ガス分配系500は、上部アセンブリ540、ガス注入デバイス520及びガス注入系530を含めて、例えばアルミニウム若しくは陽極酸化されたアルミニウム等の金属、又はセラミックから製造され得る。これらの部品は、石英、シリコン、単結晶シリコン、多結晶シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、アルミナ、窒化アルミニウム、サファイア、炭素、ガラス状炭素など、又はこれらの2つ以上の組み合わせから製造されてもよい。また、これらの部品、例えばこれらの部品の内面などは、例えば酸化アルミニウム又は酸化イットリウム等のセラミック材料で被覆され得る。例えば、これらの部品、例えばこれらの部品の内面などは、Al、Sc、Sc、YF、La、Y又はDyを含む材料で被覆されてもよい。他の例では、これらの表面はIII族元素で被覆されてもよい。
一例において、上部アセンブリ540は、表面陽極酸化された、あるいは表面陽極酸化されていないアルミニウムから製造される。この上部アセンブリ540は電極アセンブリとして機能することができ、例えば無線周波数(RF)電源などの電源に結合され得る。上部アセンブリ540からガス注入系530を介して処理空間内のプロセスガスにRF電力を結合させることを可能にするため、ガス注入系530は、例えば石英などの誘電体材料から製造され得る。また、ガス注入デバイス520は例えば石英などの誘電体材料から製造され得る。プロセスガスが例えばHBr、Cl、NF等の腐食性ガスを含有するとき、ガス注入デバイス520及びガス注入系530は、処理チャンバー内の基板の汚染を最小化するために石英から製造され得る。
続いて図12を参照して、他の一実施形態に従った、表面波プラズマ(SWP)源630内に形成されたガス分配系620を説明する。SWP源630は処理チャンバーに結合されるように構成されており、ガス分配系620は、プロセスガス供給系からのプロセスガスの流れを受け入れて、このプロセスガスの流れを処理チャンバー内の処理空間に分配するように構成されている。図12に例示されるように、プラズマ源630は、例えばラジアル・ライン・スロット・アンテナ(RLSA)等のスロットアンテナを有し得る。
スロットアンテナは、内側導体640、外側導体642及び絶縁体641を有する同軸給電構造(フィード)638を有する。また、プラズマ源630は、電磁(EM)波ランチャー643を含んでおり、EM波ランチャー643は、遅波プレート644、スロット群648を含むスロットアンテナ646、及び共鳴器プレート650を有する。スロットの数、スロットの幾何学形状、スロットの大きさ、及びスロットの分布は全て、処理チャンバー内に形成されるプラズマの空間的な均一性に寄与し得る要因である。例えば、共鳴器プレート650の適確な寸法(すなわち、厚さ及び直径)は数値的に計算され得る。
ランチャー643は、処理チャンバー内にマイクロ波電力を放射するように構成されたマイクロ波ランチャーを含んでいる。マイクロ波ランチャーは、例えば2.45GHzマイクロ波電源などのマイクロ波源に結合されることができ、マイクロ波電力は同軸フィード638を介してマイクロ波ランチャーに結合される。マイクロ波源によって生成されたマイクロ波エネルギーは、マイクロ波発振器の方に戻るように反射されたマイクロ波エネルギーを吸収するアイソレータ(図示せず)まで、導波路(図示せず)によって導かれ、その後、同軸変換器(図示せず)によって同軸TEMモードに変換される。インピーダンス整合のため、また、電力伝送の改善のため、チューナが用いられてもよい。マイクロ波エネルギーは同軸フィード638を介してマイクロ波ランチャーに結合され、同軸フィード638におけるTEMモードから、TEMモードへと、モード変化がもう一度行われる。
なおも図12を参照するに、プラズマ源630は処理チャンバーに結合され、チャンバー壁652とプラズマ源630との間で、封止デバイス654を用いて真空封止が形成される。封止デバイス654はエラストマーのOリングを含み得る。プラズマ源630は、プラズマ源630の温度の調整及び/又は制御のために1つ以上の冷却路656を含んでいてもよい。
同軸フィード638の内側導体640及び外側導体642は、例えば金属などの導電性材料を有し、遅波プレート644及び共鳴器プレート650は誘電体材料を有する。後者において、遅波プレート644と共鳴器プレート650とは同一材料を有する。他の例では、遅波プレート644と共鳴器プレート650とは異なる材料を有する。この誘電体材料は、例えば、石英を含んでいてもよい。
遅波プレート644及び共鳴器プレート650の製造用に選択される材料は、伝搬する電磁(EM)波の波長を、自由空間における波長に対して短くするように選択され、遅波プレート644及び共鳴器プレート650の寸法は、処理チャンバー内にEMエネルギーを放射するのに効果的な定在波の形成を確実にするように選定される。
なおも図12を参照するに、ガス分配系620は、内側導体640を貫通するように形成された供給口658と、共鳴器プレート650を貫通するように形成されたガス注入デバイス655とを有する。ガス注入デバイス655は、供給口658に結合されて、それを介してプロセスガスの流れを受け入れるように構成された流入端を有する。ガス注入デバイス655は、上述の技術の何れかを用いて共鳴器プレート650内に製造され得る。
図12に例示されるように、単一のガス注入デバイス655が用いられてもよい。しかしながら、代替的に、複数のガス注入デバイスが共鳴器プレート650内に形成されてもよい。また、複数のガス注入デバイスが共鳴器プレート650上に様々な密度パターンで分布させられてもよい。ガス注入デバイス655は、図12に示されるように螺旋経路を辿る単一の溝を含んでいてもよいし、螺旋経路を辿る複数の溝を含んでいてもよい。複数の溝の各々は異なる流出角度を有し得る。例えば、図12に示されるような単一のガス注入デバイス655で、相異なる流出角度を有する複数の溝を備えたものが、処理チャンバー全体にプロセスガスを分配するために用いられ得る。
次に図13を参照して、他の一実施形態に従った表面波プラズマ(SWP)源730を説明する。SWP源730は図12の実施形態と似通っており、対応する部分には似通った参照符号を付している。SWP源730は処理チャンバーに結合されるように構成されており、ガス分配系620は、プロセスガス供給系からのプロセスガスの流れを受け入れて、このプロセスガスの流れを処理チャンバー内の処理空間に分配するように構成されている。図13に例示されるように、プラズマ源730は、例えばラジアル・ライン・スロット・アンテナ(RLSA)等のスロットアンテナを有し得る。
図13に例示されるように、SWP源730は、起伏のある表面760を有する成形された共鳴器プレート750を有する。例えば、起伏のある表面760は、処理チャンバー内のプラズマの空間的な均一性を向上させるように調整されることができる。
続いて図14を参照して、チャンバー素子を貫通する螺旋流路の製造方法を説明する。この方法を示すフローチャート800は、段階810にて、チャンバー素子を貫通して、チャンバー素子の供給側からチャンバー素子の処理側まで延在する開口を形成することで開始する。この開口は内面を有する。チャンバー素子は図1−13に記載された部品の何れかを含み得る。
段階820にて、開口の内面に合致するように構成された外面を有する挿入素子が形成される。
段階830にて、挿入素子の外面に1つ以上の溝が形成される。この1つ以上の溝は、各々が、チャンバー素子の供給側に形成された流入口とチャンバー素子の処理側に形成された流出口とを有するように形成される。この1つ以上の溝は1つ以上の螺旋状の溝を有していてもよい。
段階840にて、挿入素子がチャンバー素子の開口内に挿入される。
以上においては本発明の特定の実施形態のみが詳細に説明されているが、当業者に容易に認識されるように、これらの実施形態には、本発明の新規な教示及び効果を実質的に逸脱することなく、数多くの変更が為され得る。従って、全てのそのような変更は本発明の範囲に含まれるものである。
薄膜をパターンエッチングする手順を示す概略図である。 薄膜をパターンエッチングする手順を示す概略図である。 薄膜をパターンエッチングする手順を示す概略図である。 一実施形態に従ったプラズマ処理システムを示す概略図である。 他の一実施形態に従ったプラズマ処理システムを示す概略図である。 他の一実施形態に従ったプラズマ処理システムを示す概略図である。 他の一実施形態に従ったプラズマ処理システムを示す概略図である。 他の一実施形態に従ったプラズマ処理システムを示す概略図である。 他の一実施形態に従ったプラズマ処理システムを示す概略図である。 一実施形態に従ったガス分配開口及びその製造方法を示す図である。 一実施形態に従ったガス分配開口及びその製造方法を示す図である。 一実施形態に従ったガス分配開口及びその製造方法を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配開口及びその製造方法を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配開口及びその製造方法を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配開口及びその製造方法を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配開口を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配開口を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配開口を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配系を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配系を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配系を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配系を示す図である。 他の一実施形態に従ったガス分配系の製造方法を示す図である。
符号の説明
1a、1b、1c、1d、1e、1f 処理システム
10 処理チャンバー
20 基板ホルダー
25 基板
30、72、82 RF発生器
32、74、84、84’ インピーダンス整合回路
40、200、300、400、450、500、620 ガス分配系
45 処理空間
50 真空ポンプ系
55 コントローラ
70 上部電極
80”、630、730 表面波プラズマ(SWP)源
82’ マイクロ波発生器
210、310、410、460 チャンバー素子
212、312 開口の内面
214 第1表面
216 第2表面
220、320 開口
230、330 挿入素子
232、332、526 溝(流路)
234、334、522 流入端
236、336、524 流出端
240、340、440、462、464、520、655 ガス注入デバイス
405 処理チャンバー部品
510、658 ガス供給口
530 ガス注入系
532 プレナム
536 ガス分配プレート
538 開口
638 同軸フィード
640 内側導体
642 外側導体
643 電磁波ランチャー
644 遅波プレート
646 スロットアンテナ
648 スロット
650、750 共鳴器プレート

Claims (20)

  1. 処理チャンバーに結合されるように構成されたチャンバー部品であって:
    供給側の第1表面と、前記供給側の反対側である処理側の第2表面とを有するチャンバー素子;及び
    前記供給側から前記処理側まで前記チャンバー素子を貫通して延在する螺旋状流路であり、プロセス流体を受け入れるように構成された流入口と、該プロセス流体を分配するように構成された流出口とを有する螺旋状流路;
    を有するチャンバー部品。
  2. 前記螺旋状流路は、気体、液体、固体粉末、気体中に浮遊した固体、液体中に浮遊した固体、若しくは液体中に浮遊した気体、又はこれらの2つ以上の組み合わせを含むプロセス流体を移送するように構成されている、請求項1に記載のチャンバー部品。
  3. 前記螺旋状流路は、前記供給側から前記処理側に延在する軸の周りで実質的に一巻きを為し、あるいは、前記螺旋状流路は、前記供給側から前記処理側に延在する軸の周りで一巻きより多くを為し、あるいは、前記螺旋状流路は、前記供給側から前記処理側に延在する軸の周りで一巻き未満を為し、あるいは、前記螺旋状流路は、前記供給側から前記処理側に延在する軸の周りで複数巻きを為す、請求項1に記載のチャンバー部品。
  4. 複数の螺旋状流路が前記供給側から前記処理側まで前記チャンバー素子を貫通して延在しており、前記複数の螺旋状流路の各々は、プロセス流体を受け入れるように構成された流入口と、該プロセス流体を分配するように構成された流出口とを有する、請求項1に記載のチャンバー部品。
  5. 前記複数の螺旋状流路は、前記供給側から前記処理側に延在する実質的に同一の軸の周りに形成されている、請求項4に記載のチャンバー部品。
  6. 前記複数の螺旋状流路は、異なる流出角度又は同一の流出角度を有する、請求項4に記載のチャンバー部品。
  7. 前記複数の螺旋状流路は、螺旋に関して異なる横方向寸法を有する、請求項4に記載のチャンバー部品。
  8. 前記チャンバー素子は、電力供給されたRF電極の表面若しくは内部に形成された誘電体部材を有し、あるいは、前記チャンバー素子は、スロット平面アンテナの表面上の共鳴器プレートを有する、請求項1に記載のチャンバー部品。
  9. チャンバー素子を貫通する流路を形成する方法であって:
    前記チャンバー素子を貫通して前記チャンバー素子の供給側から前記チャンバー素子の処理側まで延在する、内面を有する開口を形成する段階;
    前記開口の前記内面に合致するように構成された外面を有する挿入素子を形成する段階;
    前記挿入素子の前記外面に1つ以上の溝を形成する段階であり、各々の溝が、前記供給側に形成された流入口と前記処理側に形成された流出口とを有するように、1つ以上の溝を形成する段階;及び
    前記チャンバー素子の前記開口内に前記挿入素子を挿入する段階;
    を有する方法。
  10. 前記開口を形成する段階は、先細形状にされた内面を有する先細の開口を形成することを有し、且つ、前記挿入する段階は、前記先細の開口の前記先細形状にされた内面が前記挿入素子の先細形状にされた外面を支持するように、前記チャンバー素子の前記先細の開口内に前記挿入素子を置くことを有する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記挿入素子の前記外面に1つ以上の溝を形成する段階は、前記挿入素子の前記外面に1つ以上の螺旋状の溝を形成することを有する、請求項9に記載の方法。
  12. 前記チャンバー素子の前記開口内に前記挿入素子を挿入する段階は、前記チャンバー素子に前記挿入素子を圧入すること、前記チャンバー素子に前記挿入素子を熱的に取り付けること、又は前記チャンバー素子に前記挿入素子を融合させることを有する、請求項9に記載の方法。
  13. 前記チャンバー素子の前記開口内に前記挿入素子を挿入する段階は、前記チャンバー素子に前記挿入素子を溶接あるいはろう付けすることを有する、請求項9に記載の方法。
  14. 処理空間を収容する処理チャンバー;
    前記処理チャンバーと流体的に連通し、前記処理チャンバーにプロセスガスの流れを導入するように構成されたプロセスガス供給系;
    前記処理チャンバーに結合され、流入口を介して前記プロセスガスの流れを受け入れ、且つ前記プロセスガスの流れを前記処理空間に分配するように構成されたガス分配系であり、当該ガス分配系は前記流入口に結合されたガス注入デバイスを有し、且つ前記ガス注入デバイスは、流入端から流出端まで延在する螺旋状流路を有する、ガス分配系;
    前記処理チャンバーに結合され、前記プロセスガスに晒すように前記処理チャンバー内で基板を支持するように構成されたホルダー;及び
    前記処理チャンバーに結合され、前記処理チャンバーから気体を排出するように構成された真空ポンプ系;
    を有する処理システム。
  15. 前記ガス分配系は、前記流入口を介して前記プロセスガスの流れを受け入れ、且つ、前記ガス注入デバイスを通過したプレナム内の前記プロセスガスの流れを、前記処理空間と流体的に連通した複数の開口へと分配する、ように構成されている、請求項14に記載の処理システム。
  16. 前記処理チャンバーに結合され、前記プロセスガスからプラズマを前記処理空間内に形成するように構成されたプラズマ生成系であり、表面又は内部に前記ガス分配系が形成されているプラズマ生成系;
    を更に有する請求項14に記載の処理システム。
  17. 前記処理チャンバーに結合され、前記プロセスガスからプラズマを前記処理空間内に形成するように構成されたプラズマ生成系;
    を更に有し、
    前記プラズマ生成系は:
    電力結合系、及び
    前記電力結合系に結合され、前記電力結合系からの電磁エネルギーを前記処理空間に放射するように構成された電磁波ランチャーであり、共鳴器プレートを備えたスロット平面アンテナを有する電磁波ランチャー、
    を有する表面波プラズマ(SWP)源であり、
    前記流入口は前記スロット平面アンテナ内に形成されており、且つ
    前記ガス注入デバイスは前記共鳴器プレートを貫通するように形成されている、
    請求項14に記載の処理システム。
  18. 前記電力結合系はマイクロ波電力結合系を含み、
    前記マイクロ波電力結合系は、2.45GHzのマイクロ波エネルギーを生成するように構成されたマイクロ波源、前記マイクロ波源の放出口に結合された導波路、前記導波路に結合され、前記マイクロ波源の方に戻るマイクロ波エネルギーの伝搬を防止するように構成されたアイソレータ、及び、前記アイソレータに結合され、前記マイクロ波エネルギーを同軸フィードに結合させるように構成された同軸変換器、を含み、且つ
    前記同軸フィードは前記電磁波ランチャーに結合されている、
    請求項17に記載の処理システム。
  19. 前記電力結合系は、電磁エネルギーを前記電磁波ランチャーに結合させる同軸フィードを有し、
    前記スロット平面アンテナは、前記同軸フィードの内側導体に結合された一端と、前記同軸フィードの外側導体に結合された他端とを有し、且つ
    前記スロット平面アンテナは、前記内側導体と前記外側導体との間の当該スロット平面アンテナの上方の第1の領域からの電磁エネルギーを、当該スロット平面アンテナの下方の第2の領域内の前記共鳴器プレートに結合させるように構成された1つ以上のスロットを含む、
    請求項18に記載の処理システム。
  20. 前記流入口は前記内側導体を貫通するように形成されている、請求項19に記載の処理システム。
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