JP2010010069A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、燃料電池面内の限られたスペースにおいて、ガス流路と冷媒流路とを両立することができる燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】セパレータ20は、ガス拡散シート12と接する側の面(表面)に、凹部22aと、凹部22aと離間して設けられる凹部22bとを備える。セパレータ20は、表裏の凹凸形状が反転関係にある。凹部22a、22bは、反応ガスの流路として用いられる。セパレータ20の、ガス拡散シート12と接しない側の面(裏面)には、セパレータ30が重ねられる。互いに噛み合う櫛状の凹部22a、22bにより、セパレータ20の裏面側に、セパレータ20面内を蛇行して延びる空間が形成されている。この空間を、冷媒流路として用いる。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池に関する。
従来、例えば、下記の特許文献1に開示されているように、ガス流路および冷媒流路を設けた種々の構造の燃料電池が知られている。燃料電池の面内にバランスよく反応ガスを行き渡らせることは、発電状態を良好に保ったり、部分的な反応ガスの欠乏を防いだりする上で、重要である。しかしながら、その一方で、発電中に燃料電池を良好な温度状態に保つことも、肝要である。このため、燃料電池内部におけるガス流路および冷媒流路は、ガス供給機能と冷却機能の両方を満たすように設計されるのが理想である。
上記従来の技術では、多孔質体層を用いてガス流路が形成され、3枚のプレートが重ねられて1つのセパレータが構成されている。セパレータを構成するプレートのうち、中間のプレートの中央領域には、厚さ方向に突出するディンプルを多数設けた冷媒流動用のプレートが配置されている。上記従来の技術では、ディンプルの隙間を縫って冷媒を流すことにより、燃料電池面内で冷媒を効率よく分配している。
特開2006−318863号公報 特開2006−127770号公報
ところで、従来、セパレータの表面に溝を設けて、この溝をガス流路として用いるタイプの燃料電池が知られている。このタイプの燃料電池では、一般的に、セパレータにおける溝が設けられた面に、カーボンシート等のガス拡散シート、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)が順次重ねられる。
上記のタイプの燃料電池において、セパレータにおけるガス拡散シート側と接しない面(つまり、ガス流路用の溝の形成面とは、反対側の面)に、冷媒を流すための冷媒流路を設けるものがある。具体的には、例えば、金属製の板をプレス成型により加工する等して表面と裏面で凹凸形状が反転関係にあるプレートを作成し、この凹凸プレートをセパレータとして用いる燃料電池がある。
セパレータとして凹凸プレートを利用するタイプの燃料電池では、セパレータ面内のスペースを、ガス流路と冷媒流路が分け合うことになる。このとき、ガス供給機能および冷却機能がともに損なわれることがないように、ガス流路と冷媒流路が設けられることが望ましい。しかしながら、セパレータ面内の限りあるスペースに、両機能を共に満たすようにガス流路と冷媒流路とを配置することは容易ではない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、セパレータ面内の限られたスペースにおいて、ガス流路と冷媒流路とを両立することができる燃料電池を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、燃料電池であって、
電解質膜の両面に電極触媒層が備えられた膜電極接合体と、
前記膜電極接合体に重ねられたガス拡散シートと、
前記ガス拡散シートに重ねられ、該ガス拡散シート側を向く表面と該表面の反対側の裏面とを有し、該表面と該裏面の間で形状が反転している凹凸形状を有し、かつ、該表面側に凹である部分が反応ガスの流路として用いられる第1セパレータと、
前記第1セパレータの前記裏面に重ねられた第2セパレータと、
を備え、
前記第1セパレータの前記凹凸形状が、前記表面側に凹でありかつ前記第1セパレータを平面視した場合のパターンが櫛状或いは鍵型である第1凹部と、前記表面側に凹であり前記第1凹部とは離間して配置されかつ前記第1セパレータを平面視した場合のパターンが該第1凹部と噛み合う櫛状或いは鍵型である第2凹部と、を含み、
前記第2セパレータが、前記第1セパレータの裏面側において前記第1、2凹部に対向した凸部に接することにより、該第1セパレータとの間に空間を形成し、
重ねられた状態の前記第1、2セパレータが、前記空間を外部に開放する第1開口と、該第1開口とは異なる位置で該空間を外部に開放する第2開口とを形成することを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記第1セパレータの前記凹凸形状が、前記燃料電池の発電領域内で前記第1、2凹部が噛み合う方向と交差する方向に該第1セパレータを切断した場合に、前記表面側に凸の部分の底面の幅が前記第1凹部または/および第2凹部の幅よりも大きくされた部分を含むものであることを特徴とする。
第1の発明によれば、第1凹部に反応ガスを流入させることにより、この反応ガスを、ガス拡散シート内を経由して、第2凹部内へと流すことができる。このようなガス流れを生じさせることによって、ガス拡散シートの平面方向に沿うガス供給を、良好に行うことができる。更に、第1の発明によれば、第1、2開口の間で冷媒を流すことにより、第1セパレータの裏面側に第1、2凹部の間を縫って形成された空間を冷媒流路として用いることができる。これにより、燃料電池の面内を冷却することができる。このように、第1の発明によれば、セパレータ面内の限られたスペースを、ガス供給機能と冷却性能とを両立するように有効活用することができる。
第2の発明によれば、表面側に凸の部分の底面の幅(以下、「山側幅」とも称す)が、表面側に凹の部分の幅(以下、「溝側幅」とも称す)よりも大きくされている。山側幅は、第1セパレータがガス拡散シートに接する領域の広さを決める寸法である。第2の発明によれば、山側幅を大きくして、第1セパレータとガス拡散シートとの接触領域を大きく取ることができる。第1の発明の効果によってガス拡散シートの平面方向に沿うガス供給が良好に行われるため、ガス供給の性能を損なうことなく第1セパレータとガス拡散シートとの接触領域を大きく取ることができる。さらに、第1セパレータは表裏で凹凸形状が反転しているので、山側幅は第1セパレータ裏面側の空間の大きさを決める寸法でもある。よって、接触領域の拡大に伴って、冷媒を流す空間を大きく取ることができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、実施の形態1の燃料電池2の構成を説明するための平面図である。燃料電池2は、図1の紙面を貫通する方向に、セパレータ20、セパレータ30、多孔質体層34、ガス拡散シート14、膜電極接合体(MEA)10、ガス拡散シート12、セパレータ20、セパレータ30の順に、各部材が積層されたものである。
本実施形態では、上記の積層構造を図1紙面貫通方向に繰り返し重ねて、燃料電池2を燃料電池スタックとして構成している。つまり、図1の紙面表面側には、更に、ガス拡散シート12、MEA10、ガス拡散シート14といったように、積層構造が繰り返し設けられている。また、図1では便宜上セパレータ20の表面を目視できるように図示しているが、実際には、積層方向の両端にはスタックエンドプレートなどが配置されている。なお、図1において点線で囲った領域Eは、セパレータ20に積層されたMEA10の面内で発電反応に用いられる領域を示している。以下、発電領域Eと称す。
MEA10は、プロトン伝導性の固体高分子電解質膜の両面に電極触媒層が備えられたものである。ガス拡散シート12、14は、カーボンシートやカーボン不織布などからなる。ガス拡散シート12、14は、いわゆるガス拡散層として機能する。
図1において目視できるセパレータ20は、その外形が矩形状であり、外周側には複数の貫通穴(貫通穴26、28、29)が設けられている。これらの貫通穴は、燃料電池スタック内に各種マニホールドを形成するために設けられている。セパレータ20は、1枚の金属板をプレス加工することによって形成され、表面と裏面との間で凹凸形状が反転している。
セパレータ20は、紙面左上の貫通穴26から伸びる凹部22aと、紙面右下の貫通穴26から伸びる凹部22bとを備えている。凹部22a、22bは、ともに、図1の紙面表側に開口している。図1に示すように、凹部22aは、貫通穴26に連通して紙面の横方向に延びる1本の凹部と、この1本の凹部から紙面下方に延びる複数の凹部とを有している。同様に、凹部22bは、貫通穴26に連通して紙面の横方向に延びる1本の凹部と、この1本の凹部から紙面上方に延びる複数の凹部とを有している。すなわち、燃料電池2では、セパレータ20を平面視した場合に、凹部22a、22bがそれぞれ櫛状のパターンになっており、かつ、これら2つの櫛状のパターンが、噛み合うように配置されている。
前述したように、セパレータ20は、表面と裏面との間で凹凸形状が反転している。つまり、図1紙面裏面側からセパレータ20を目視した場合、凹部22a、22bの位置が出張っており、凸部24の位置が凹んでいる。つまり、図1紙面裏面側から見た場合には、セパレータ20には櫛状の凸部が設けられ、かつ、セパレータ20面内を蛇行する凹部が設けられている。
前述したように、図1におけるセパレータ20の紙面裏面側には、セパレータ30がさらに重ねられている。セパレータ30は、一枚の平板であり、セパレータ20と同じ位置に貫通穴26、28および29を備えている。セパレータ30の材料は、セパレータ20と同じく金属とする。このように、実施の形態1では、セパレータ20、30がセパレータアッセンブリを構成し、燃料電池2のセパレータとして機能する。
既述したように、図1紙面裏面側から見た場合には、セパレータ20面内を蛇行する凹部が設けられている。セパレータ20とセパレータ30とが重なることにより、セパレータ20裏面側の凹部に蓋がされる。その結果、セパレータ20、30の間に、セパレータ20面内を蛇行する空間が形成される。図1に、この空間が延びる方向を、蛇行する矢印で示している。なお、図1では図示を省略しているが、実際には、セパレータ20、30の間に適宜にシーリング部材が配置され、2つの貫通穴29がこの空間と接続させられる。その結果、図1に示した蛇行する矢印のように、紙面左側の貫通穴29から紙面右側の貫通穴29へと、連続した流路が形成される。燃料電池2では、この空間が、冷却液を流すための流路として用いられる。以下の説明では、当該空間を、「冷媒流路」とも称す。
図2は、図1のA−A矢印線に従って燃料電池2を切断した場合の、燃料電池2の断面図である。図2における紙面の上方から下方に向かって、前述したように、セパレータ20、セパレータ30、多孔質体層34、ガス拡散シート14、MEA10、ガス拡散シート12、セパレータ20、セパレータ30の順に各部材が積層されている。図3は、図2の断面図に示した個々の部材を分解したものである。図3に示すように、実施の形態1では、凸部24の幅Wが、凹部22a、22bの幅Wよりも大きくされている。
なお、燃料電池2は、アノード側のガス流路構造が、セパレータ20、30を含む所謂溝型ガス流路構造であるのに対し、カソード側のガス流路構造が、多孔質体層34を用いたタイプのガス流路構造になっている。つまり、アノードとカソードとで、異なるガス流路構造を用いている。図1には特に図示していないが、実際には、適宜にシーリング部材が配置されることにより、多孔質体層34が2つの貫通穴28とそれぞれ接続させられる。具体的には、例えば、多孔質体層34の外周を囲うようにシール枠が配置される。多孔質体層を用いてガス流路を形成する技術そのものは、既に公知の技術となっているので、ここではこれ以上の説明は省略する。
[実施の形態1の動作および効果]
燃料電池2が発電を行う際には、図1紙面左上の貫通穴26により形成されるマニホールドを介して、凹部22aに、高圧の水素ガスが供給される。一方、凹部22bは、図1紙面右下の貫通穴26により形成されるマニホールドを介して、燃料電池システムのアノードガス排気系に接続される。また、貫通穴29により形成されるマニホールドが、冷却液を流通させるための冷却系に接続される。その結果、前述した冷媒流路が、冷却系と接続する。
凹部22aに供給された水素ガスは、セパレータ20の図1紙面表側に位置するガス拡散シート12を経由して、隣接する凹部22bへと流れ込む。図1に、このような水素ガスの流れを、多数の矢印で示している。また、図2にも、矢印で、凹部22aからガス拡散シート12を介して凹部22bへと向かう水素の流れが図示されている。このような流れの過程で、ガス拡散シート14から、MEA10のアノードの電極触媒層に、水素が供給される。
燃料電池2と、従来の溝型ガス流路を備える燃料電池との比較説明により、実施の形態1の効果を述べる。ガス拡散シート12、14は、カーボン繊維により折り込まれたカーボンシートを用いている。一般的に、ガス拡散層として用いる部材は、カーボンシートやカーボン不織布などの部材が用いられることが多い。これらの部材に対して、凹部22aのような溝型ガス流路を備えたセパレータを取り付け、当該溝型ガス流路にガスを供給した場合、溝型ガス流路内でのガスの流れが支配的になる。仮に、凹部22aと22bとがセパレータ20面内で繋がっているとすると、2つの貫通穴26を凹部が連結してしまう。従来の溝型ガス流路では、このように、セパレータ面内に連続した凹部(溝)が設けられている。このような場合、多くの水素ガスが凹部を流れるのみとなり、ガス拡散層側への水素供給が円滑に行われない。この点、実施の形態1の燃料電池2では、図1や図2に矢印で示したように、凹部22a側から凹部22b側へと水素ガスが流れる過程で、ガス拡散シート12内に強制的に水素が流れる。このため、実施の形態1によれば、ガス拡散シート12を介したMEA10への水素供給を円滑に行うことができる。
また、燃料電池2の発電中に、冷媒流路を介して一方の貫通穴29から他方の貫通穴29へと冷却液を流すことができる。このように冷却液が流れることにより、燃料電池2の発電領域Eが冷却される。このように、実施の形態1の燃料電池2によれば、セパレータ20面内の限りあるスペースに、ガス供給機能と冷却機能を共に満たすようにガス流路と冷媒流路とを配置することができる。
特に、燃料電池2では、冷却液が燃料電池2面内において図1紙面上を横切るように流れている。また、燃料電池2では、貫通穴26から凹部22aに流れ込んだ水素ガスが燃料電池2面内を図1紙面横方向に流れた後、この水素ガスはさらに紙面縦方向に向かって燃料電池2面内の中央側へと導入されている。このように、実施の形態1によれば、表裏の凹凸形状が反転関係にあるセパレータにおいて、燃料電池2面内で冷却液の流れと水素ガスの流れとを交差させるようなマニホールド配置が成立している。
なお、実施の形態1によれば、燃料電池2が下記2つの効果をも奏する。
(i)燃料電池2内のアノードの排水性の向上
(ii)セパレータ20とガス拡散シート12とのコンタクト面積の確保(電気抵抗の低減、十分な面圧の確保)
以下、個々の効果を説明する。
(i)燃料電池2内のアノードの排水性の向上
実施の形態1では、燃料電池2を発電させるためのシステムに、燃料電池2のアノードを良好な湿潤状態に置くためのアノード加湿機構が含まれているものとする。アノード加湿機構は、具体的には、水素ガスを高圧に貯留する水素タンクと、燃料電池2との間に介在し、水素ガスを加湿したり、水素ガスに対して水を噴霧したりする機構とすることができる。また、アノードを良好な湿潤状態におくために、MEA10を、バックリフュージョン(逆拡散)機能が高いタイプの電解質膜を用いて構成してもよい。なお、アノード加湿機構に関しては上記のもの以外にも種々の技術が公知となっており、これらの技術を利用することが可能である。このため、これ以上の説明は省略する。
アノード内を良好な湿潤状態におくことは、燃料電池内部の発電反応を良好に進める上で重要である。しかしながら、その一方で、アノードに存在する水が過度に多くなると、発電が阻害され、却って発電状態が悪化してしまう。実施の形態1の燃料電池2では、前述したように、図1の多数の矢印の方向に、ガス拡散シート12内にガスの流れが生じる。このガス流れによって、ガス拡散シート12の面内で水分を押し流し、凹部22b内に排出することができる。その結果、燃料電池2内のアノードの排水性を、向上することができる。
(ii)セパレータ20とガス拡散シート12とのコンタクト面積の確保(電気抵抗の低減、十分な面圧の確保)
また、燃料電池2は、次の効果も奏する。図3に示したように、燃料電池2では、凸部24の幅Wが、凹部22a、22bの幅Wよりも大きくされている。このような構成によれば、凸部24がガス拡散シート12に接する領域(以下「接触領域」とも称す)が、凹部22a、22bがガス拡散シート12に対して開口する領域(以下、「開口領域」)に比して、大きくなる。
開口領域の広さは、すなわち、凹部22a、22bにより得られる溝型ガス流路の広さに対応する。通常、溝型ガス流路を備えるタイプの燃料電池では、ガス拡散層側に十分に反応ガスを供給するために、この開口領域を広めに設定することが多い。つまり、反応ガス供給という観点からは、セパレータ20面内のスペースに、できる限り広めに開口領域を設けたい。
一方、接触領域の広さは、セパレータ20がガス拡散シート12に接触する面積の大きさに対応する。既述したようにセパレータ20は金属製であり、燃料電池2において集電板としても機能する。接触領域が広ければ広いほど、セパレータ20とガス拡散シート12との接触抵抗を小さくでき、燃料電池2内部の電気抵抗を小さくすることができる。従って、燃料電池2の発電電力を効率よく取り出す観点からは、接触領域は広くしたい。また、既述したように、燃料電池2は、図2に示した積層構造が繰り返されて挟持されることにより構成された燃料電池スタックである。燃料電池スタックの両端部には、積層される個々の部材を挟持するように締結力が加えられる。ガス拡散シート12に対して面圧を加える観点からは、接触領域を広めに取りたい。また、仮に開口領域を広くすべく幅Wを小さめに設計したとすると、凸部24がガス拡散シート12を押し付けた際にこの押付けによりガス拡散シート12が大きく歪んでしまう。このガス拡散シート12の歪みを抑制するためには、接触領域を広めに取って面圧を分散させたい。
以上述べたように、開口領域と接触領域は、ともに、セパレータ面内に広めにとることが好ましい。しかしながら、セパレータ面内のスペースには限りがある。
そこで、実施の形態1では、ガス拡散シート12に対して凹部22a、22bを有するセパレータ20を重ね、その上で、接触領域を優先的に大きくすべく幅Wを大きめに取っている。前述したように、燃料電池2によれば、セパレータ20において、凹部22aに水素ガスを流入させることにより、この水素ガスを、ガス拡散シート12内を強制的に経由させて、凹部22b内へと流すことができる。このようなガス流れを生じさせることによって、ガス拡散シート12の平面方向に沿うガス供給を、良好に行うことができる。従って、燃料電池2によれば、開口領域をある程度少なめにしたとしても、ガス供給の機能は損なわれない。すなわち、燃料電池2では、ガス供給の機能が損なわれることなく、広い接触領域が確保されている。その結果、燃料電池2では、既述した接触抵抗の低減、面圧の付与、ガス拡散シート12の歪み低減といった効果が、ガス供給の機能が損なわれることなく実現されている。
しかも、実施の形態1によれば、セパレータ20の凹凸形状がセパレータ20の表面と裏面で反転関係にあるので、幅Wを大きくすることに伴って、冷媒流路の空間も増加する。従って、燃料電池2によれば、セパレータ20面内の限りあるスペースにおいて、ガス供給機能、コンタクト面積および冷却性という様々な要素を両立させることができる。
尚、上述した実施の形態1の燃料電池2では、MEA10が前記第1の発明における「膜電極接合体」に、ガス拡散シート12が前記第1の発明における「ガス拡散シート」に、それぞれ相当している。また、燃料電池2では、セパレータ20が前記第1の発明における「第1セパレータ」に、セパレータ20の図1紙面表側の面が、前記第1の発明における「表面」に、セパレータ20の図1紙面裏側の面が、前記第1の発明における「裏面」に、それぞれ相当している。また、燃料電池2では、セパレータ30が、前記第1の発明における「第2セパレータ」に相当している。また、燃料電池2では、凹部22aが、前記第1の発明における「第1凹部」に、凹部22bが、前記第1の発明における「第2凹部」に、それぞれ相当している。また、図1中に矢印を用いて示した、セパレータ20裏面側に形成されてセパレータ20面内を蛇行するように延びる空間が、前記第1の発明における「空間」に相当している。また、燃料電池2では、2つの貫通穴29のうち、一方の貫通穴29が前記第1の発明における「第1開口」に、他方の貫通穴29が前記第1の発明における「第2開口」に、それぞれ相当している。
また、上述した実施の形態1では、凸部24の幅Wが、前記第2の発明における「前記表面側に凸の部分の底面の幅」に、凹部22a、22bの幅Wが、前記第2の発明における「前記第1凹部または/および第2凹部の幅」に、それぞれ相当している。
[実施の形態1の変形例]
(第1変形例)
実施の形態1では、アノード側とカソード側とで、燃料電池2のガス流路構造を異なるものにした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。アノード側とカソード側のそれぞれのガス流路構造を、ともにセパレータ20、30を用いた溝型ガス流路構造にしてもよい。
(第2変形例)
実施の形態1の燃料電池2は、アノード側にセパレータ20、30を、カソード側に多孔質体層34を、それぞれ備えている。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。アノード側とカソード側とで、構造を逆にしても良い。
アノードに水素が、カソードに空気がそれぞれ供給されることにより、燃料電池2は発電する。ここで、水素ガスは、空気に比べて拡散性が高い。このため、セパレータ20、30の構造をアノードに配置することで、水素ガスの拡散性の高さを活用することができる。また、アノードに供給する水素ガスが高圧状態でタンクに貯留されているタイプの燃料電池システムでは、通常運転中に、凹部22a内の空間のほうが凹部22b内の空間よりも高圧状態に保たれる。仮に、セパレータ20、30の構造をカソードに配置した燃料電池を、空気供給系にエアコンプレッサを用いるシステムで発電させるとする。そうすると、このような場合には、ガス拡散シート12内のガス流れを円滑に生じさせる程度まで凹部22aを高圧にするために、エアコンプレッサの電力消費量が増大するおそれがある。このような観点からも、燃料電池2のようにアノードにセパレータ20を用いる構成はメリットがある。
一方、カソード側にセパレータ20、30を配置した場合にも、以下に述べるような利点がある。燃料電池の発電反応に伴って、カソードには水が生成する。前述したように、セパレータ20の構成がガス拡散シート12面内に生じさせるガス流れにより、排水性の向上という効果が得られる。このため、カソード側にセパレータ20、30を配置すれば、発電生成水を円滑に排出することができるようになる。また、特に、高負荷(言い換えれば、出力電流が大きめ)で発電を行うタイプの燃料電池では、生成水の量も多めになる。従って、カソード側で水の量が多くなりすぎないように、在る程度高い排水性が要求される。このような要求がある状況下では、カソード側にセパレータ20、30を配置することはメリットが高い。
(第3変形例)
実施の形態1では、幅W>幅Wの関係が成立するように、セパレータ20の凹凸形状を設計した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。幅W≦幅Wとなるようにしてもよい。
また、実施の形態1では、凹部22aと凹部22bをともに幅Wに設計したが、凹部22aと凹部22bは必ずしも同じ幅とされていなくともよい。すなわち、図2、3の切断面上において凹部22aの幅をW1aとし凹部22bの幅をW1bとした場合、W1aとW1bのうち、一方が幅Wよりも小さく、他方が幅Wよりも大きくされていてもよい。
また、凹部22a、22bは、一定の幅Wでセパレータ20面内に設けられているが、部分的に幅を変更してもよい。
(第4変形例)
実施の形態1では、凹部22a、22bを、それぞれ、図1に示すように、貫通穴26から伸びる1本の凹部と、この1本の凹部から分岐して延びる3本の凹部(以下、「分岐部」とも称す)とを備える櫛状のパターンとした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。凹部22a、22bを、3本以上の、より多数の分岐部を備える櫛状パターンにしてもよい。また、逆に、分岐部の本数をより少なく(2本あるいは1本)してもよい。なお、分岐部の本数が1本である場合には、セパレータ20を平面視した場合の凹部22a、22bのパターンは、櫛状ではなく、鍵型になる。
また、1つの分岐部から、更にいくつかの凹部(「副分岐部」とも称す)が分岐していてもよい。
また、実施の形態1では、凹部22a、22bの分岐部の本数を同じ本数にした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、凹部22a、22bの分岐部の本数を相違させてもよい。例えば、凹部22aは4本の分岐部を備えるパターンとし、凹部22bは3本の分岐部を備えるパターンとして、凹部22a、22bを噛み合わせても良い。
また、実施の形態1では、セパレータ20を平面視した場合の凹部22a、22bのパターンを、セパレータ20面内において進路を直角に変更しながら延びるパターンとした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。進路を、直角ではなく、鋭角あるいは鈍角に変更しながら延びるパターンでもよい。また、曲線を含むものであってもよい。
(第5変形例)
実施の形態1では、セパレータ30をフラットな1枚の板にした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。セパレータ20の凹部22a、22bの部分と接触してセパレータ20裏面側に蛇行する空間を形成するものであれば、必ずしも完全に平らな板でなくともよい。
なお、実施の形態1では、セパレータ20、30を金属製にしたが、本発明はこれに限られるものではない。適宜に導電性材料を用いてセパレータ20、30を作製すればよい。
なお、実施の形態1には、セパレータ面内におけるガス流路と冷媒流路の両立という第1の思想とは別に、アノード側とカソード側のガス流路構造を異ならしめるという第2の思想も含まれている。具体的には、実施の形態1では、アノード側とカソード側のうち、一方の側のガス流路構造を溝型ガス流路構造にし、他方の側のガス流路構造を多孔質体層を用いるガス流路構造にするという思想が含まれている。このような第2思想のみを個別に用いて、燃料電池を構成してもよい。
上記の第2の思想は、例えば、
「電解質膜の両面に電極触媒層が備えられた膜電極接合体と、
前記膜電極接合体の一方の面に重ねられた第1ガス拡散シートと、前記膜電極接合体の他方の面に重ねられた第2ガス拡散シートと、
前記第1ガス拡散シートに重ねられ、該ガス拡散シート側を向く面に凹部を備え、該凹部が該第1ガス拡散シートに接して該凹部が反応ガスの流路として用いられる第1ガス供給部材と、
前記第2ガス拡散シートに重ねられ、該第2ガス拡散シートに接する多孔質体層と、該多孔質体層に重ねられ該多孔質体層へのガス供給路を備えた第2ガス供給部材と、
を備える燃料電池」
として提供される。
本発明の実施の形態1の燃料電池の構成を示す平面図である。 実施の形態1の燃料電池を図1のA−A矢印線に従って切断した場合の断面を示す図である。 図2に示した実施の形態1の燃料電池の積層構造を分解して示す図である。
符号の説明
2 燃料電池
12 ガス拡散シート
14 ガス拡散シート
20、30 セパレータ
22a、22b 凹部
24 凸部
26、28、29 貫通穴
34 多孔質体層

Claims (2)

  1. 電解質膜の両面に電極触媒層が備えられた膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体に重ねられたガス拡散シートと、
    前記ガス拡散シートに重ねられ、該ガス拡散シート側を向く表面と該表面の反対側の裏面とを有し、該表面と該裏面の間で形状が反転している凹凸形状を有し、かつ、該表面側に凹である部分が反応ガスの流路として用いられる第1セパレータと、
    前記第1セパレータの前記裏面に重ねられた第2セパレータと、
    を備え、
    前記第1セパレータの前記凹凸形状が、前記表面側に凹でありかつ前記第1セパレータを平面視した場合のパターンが櫛状或いは鍵型である第1凹部と、前記表面側に凹であり前記第1凹部とは離間して配置されかつ前記第1セパレータを平面視した場合のパターンが該第1凹部と噛み合う櫛状或いは鍵型である第2凹部と、を含み、
    前記第2セパレータが、前記第1セパレータの裏面側において前記第1、2凹部に対向した凸部に接することにより、該第1セパレータとの間に空間を形成し、
    重ねられた状態の前記第1、2セパレータが、前記空間を外部に開放する第1開口と、該第1開口とは異なる位置で該空間を外部に開放する第2開口とを形成することを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記第1セパレータの前記凹凸形状が、前記燃料電池の発電領域内で前記第1、2凹部が噛み合う方向と交差する方向に該第1セパレータを切断した場合に、前記表面側に凸の部分の底面の幅が前記第1凹部または/および第2凹部の幅よりも大きくされた部分を含むものであることを特徴とする燃料電池。
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