JP2010009925A - ランプソケット及び車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】放電灯の口金に対する荷重を抑制して、振動耐性を向上させる。
【解決手段】ケース本体20には導電性を有する連結部材20a,20bが取り付けられる。連結部材20aの筒状部30aには、係止部34が設けられる。リフレクタ101の取付部103を筒状部30aに装着して、係止部34を取付部103の切欠部105に嵌込む。これにより、ランプソケット10は放電灯50に連結されるだけでなく、リフレクタ101にも連結される。これにより、ランプソケット10とリフレクタ101とは十分な連結強度で連結される。
【選択図】図1
【解決手段】ケース本体20には導電性を有する連結部材20a,20bが取り付けられる。連結部材20aの筒状部30aには、係止部34が設けられる。リフレクタ101の取付部103を筒状部30aに装着して、係止部34を取付部103の切欠部105に嵌込む。これにより、ランプソケット10は放電灯50に連結されるだけでなく、リフレクタ101にも連結される。これにより、ランプソケット10とリフレクタ101とは十分な連結強度で連結される。
【選択図】図1
Description
本発明は、起動時に高電圧パルスを発生する起動用イグナイタを一体的に内蔵した放電灯用のランプソケット及び車両用灯具に関する。
従来、放電灯点灯装置としては、高圧パルス電圧の供給によって放電灯を始動させるイグナイタと、放電灯の点灯を制御するインバータ安定回路とを備えたものがある。放電灯を車両用として用いる場合には、放電灯を装着するランプソケットに起動用のイグナイタを一体的に内蔵した一体型ランプソケットが広く採用されている。
このような一体型ランプソケットを用いたものとして、特許文献1等に記載されたものがある。このような一体型ランプソケットにおいては、イグナイタが内蔵されたランプソケットを、放電灯の口金と嵌合させる構造となっている。放電灯はリフレクタに取り付けられており、リフレクタは車両に固定されたランプハウジングに取り付けられるようになっている。ランプの口金を介して、イグナイタからの高圧パルス電圧がランプに供給される。
特開2006−210009号公報
ところで、車両の振動は、ランプハウジング、リフレクタを介して放電灯に伝達される。更に、振動は放電灯の口金を介してランプソケットに伝達される。しかしながら、ランプソケットに内蔵されたイグナイタは、トランス、コンデンサ、ギャップ等の部品によって構成されており、比較的重量が重い。このため、放電灯の口金に比較的大きな荷重がかかってしまうという問題があった。
本発明は放電灯の口金に対する荷重を抑制して、振動耐性を向上させることができるランプソケット及び車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明に係るランプソケットは、ケース本体と、前記ケース本体に設けられ、放電灯の口金が挿入されて前記放電灯と連結される挿入部と、前記挿入部の外周に設けられて前記挿入部とリフレクタとを嵌合させるための嵌合用部材とを具備したことを特徴とする。
また、本発明に係る車両用灯具は、上記ランプソケットと、前記嵌合用部材に係合する係合部を有するリフレクタとを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、放電灯の口金に対する荷重を抑制して、振動耐性を向上させることができるという効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の形態を詳細に説明する。
図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は車両用灯具を示す分解斜視図、図2はランプソケットの斜視図、図3はランプソケットの分解斜視図、図4はランプソケットを示す説明図であり、図4(a)乃至(c)は夫々正面図、背面図及び側面図である。
図1に示す車両用灯具1は、ランプソケット10、放電灯50及びリフレクタ101によって構成される。放電灯50としては、例えば、自動車用前照灯装置の光源として用いられる高圧放電ランプ(HIDランプ)が採用される。
本実施の形態においては、後述するように、放電灯50はランプソケット10に連結され、また、リフレクタ101もランプソケット10に連結されるようになっている。
図2乃至図4に示すように、例えば樹脂製のランプソケット10は、ケース本体20とこのケース本体20から突出形成された外筒部材30を有する。外筒部材30は、上端が開口した略円筒形状の部材によって構成されており、内部に連結挿入部33を有する。外筒部材30の開口端部には、壁部を内外に貫通する略“L”字状の一組の切欠部31が設けられる。切欠部31は外筒部材30の外周に相互に180度回転する位置に設けられる。この切欠部31を含む連結挿入部33は、放電灯50との連結及びリフレクタ101との連結を行うコネクタ部32を構成する。
本実施の形態においては、ランプソケット10は、導電性を有する連結部材20a,20bが、ケース本体20を覆うように設けられている。連結部材20aは、外筒部材30に対応する形状の上面が開口した筒状部30aを有しており、ケース本体20の上面側を覆う形状に形成されている。筒状部30aには、外筒部材30の切欠部31に対応する略“L”字状の切欠部31aが形成されている。
また、本実施の形態においては、連結部材20aの筒状部30aの開口端部には、周面上部に突設した一組の係止部34が設けられている。係止部34は筒状部30aの外周に相互に180度回転する位置に設けられる。切欠部31,31aと係止部34とは、例えば、90度の回転位置毎に形成されている。連結部材20bは、ケース本体20の底面側を覆う形状に形成されている。連結部材20a,20b同士は、組み合わされることでケース本体20を覆うと共に、相互に電気的に接続されている。
放電灯50は、図1に示すように、バルブ51と口金52とを有する。口金52は、バルブ51を支持する口金本体53を有する。口金本体53は、耐熱性合成樹脂等によって形成された有底の略円筒形状の部材で構成され、内部においてバルブ51を片持ち支持する。また、口金本体53の外周の軸対象位置には、一対の係合ピン54が突出形成されている。係合ピン54はランプソケット10の切欠部31,31aの溝の幅より若干小さな直径で形成される。
また、口金本体53の内部中央には、図示しない高電位側受電端子が配設されている。この高電位側受電端子は、口金本体53の内部でバルブ51の高電位側と電気的に接続される。さらに、口金本体53の外周面には、環状の導電性部材からなる低電位側受電端子55が周設され、この低電位側受電端子55は口金本体53の内部でバルブ51の低電位側と電気的に接続される。
口金本体53の外周面の径とランプソケット10の連結挿入部33の内周面の径とを略一致させて、口金本体53を連結挿入部33に嵌入させることができるようになっている。即ち、係合ピン54を切欠部31,31aに位置させて、口金本体53をランプソケット10の連結挿入部33に嵌入する。係合ピン54が切欠部31,31aの下端に到達すると、係合ピン54を切欠部31,31aに沿わせながら、係合ピン54が切欠部31,31aの端部に位置するまで、口金本体53を周方向に回転させることで、口金本体53を連結挿入部33に嵌合させる。
切欠部31には、切欠部31の溝幅方向に突出した抑止部35が設けられており、係合ピン54が切欠部31,31aの端部に一旦位置すると、この抑止部35によって係合ピン54の移動、即ち、口金本体53の回転が規制されて、放電灯50がランプソケット10から抜けることが防止される。
図2及び図3に示すように、連結挿入部33の下端には、口金本体53に設けた高電位側受電端子に接続される高電位側端子36が設けられている。また、連結挿入部33の内周面には、口金本体53の外周面に設けられた低電位側受電端子55に対応する位置に、図示しない低電位側端子が設けられている。口金本体53を連結挿入部33に嵌合させることで、高電位側受電端子と高電位側端子36との電気的接続及び低電位側受電端子55と低電位側端子との電気的接続が行われるようになっている。
ランプソケット10内には、放電灯50を点灯制御するための図示しない点灯回路が設けられており、ランプソケット10に設けた高電位側端子36及び低電位側端子は、点灯回路の図示しない高電位側電源ライン及び低電位側電源ラインに夫々接続される。点灯回路には、イグナイタ及びインバータ安定回路等が設けられており、イグナイタは、トランス、コンデンサ、ギャップ及びダイオード等の電子部品によって構成されている。
点灯回路への電源供給のための配線及び制御用の配線は、配線21に接続される。この配線21は、ケース本体20の側面に設けたケーブル連通部22を介してケース本体20の外部に導出されるようになっている。
本実施の形態においては、導電性の連結部材20bはケーブル連通部22まで延設されて、端部の接合部20cがケーブル連通部22の底面を覆うように設けられる。ケーブル25は、配線を収納する挿通孔を有し、ランプソケット10の外部において、配線21はケーブル25の挿通孔に挿通される。この挿通孔は挿通孔を覆うシールド部材27によってシールドされている。
ケーブル25は基端部にかしめ部26を有しており、このかしめ部26によってケーブル連通部22及び接合部20cを覆うように配置してかしめることで、ケーブル25をケーブル連通部22に接合すると共に、シールド部材27の端部を連結部材20bの接合部20cに圧着させて、連結部材20bとシールド部材27とを電気的に接続するようになっている。このシールド部材27は、車両本体等の基準電位を与える部位に電気的に接続されるようになっている。
図1において、リフレクタ101は、反射部102と取付部103とを有する。反射部102は基端側に取付部103が設けられ、基端側から端部側に向かって放物線状に拡開する形状を有し、放電灯50からの光を光軸と略平行に制御して、略平行光を照射する機能を有する。
取付部103は、略円筒形状の導電性の部材で構成される。取付部103の内周部104は、取付部103を筒状部30aに外嵌させるのに適したサイズに形成される。取付部103の開口面端部の内周部104には、軸対象の位置に一対の切欠部105が形成されている。各切欠部105は、連結部材20aの各係止部34に対応した位置において取付部103の内周部104に略“L”字状の溝状に形成され、係止部34の平面寸法に応じた縦溝と係止部34の厚みに応じた横溝とを有する。
取付部103内に放電灯50を貫通させ、切欠部105を係止部34に位置させて、取付部103の内周部104に連結部材20aの筒状部30aを嵌入する。係止部34が切欠部105の横溝に到達すると、係止部34を切欠部105に沿わせながら、係止部34が切欠部105の端部に位置するまで、取付部103を周方向に回転させることで、取付部103を筒状部30aに嵌合させる。
このような構成によれば、放電灯50とランプソケット10とは、係合ピン54と切欠部31,31aとを利用して、口金本体53と連結挿入部33とを嵌合することで連結する。また、リフレクタ101とランプソケット10とは、係止部34と切欠部105とを利用して、取付部103と連結部材20aとを嵌合することで連結する。
これにより、放電灯50及びリフレクタ101は、いずれも十分な連結強度で、確実にランプソケット10に連結される。リフレクタ101は、図示しないランプハウジングに取り付けられ、ランプハウジングは車両に固定される。従って、車両の振動はリフレクタ101に伝達される。また、ランプソケット10内には、比較的重量が重い点灯回路が設けられる。しかし、ランプソケット10は、放電灯50の口金52に連結されるだけでなく、リフレクタ101にも直接連結されるので、リフレクタ101の振動に対して十分な耐性を有する。
ところで、放電灯50によって発生する高周波ノイズが車両内の電子機器等に与える影響を抑制するために、リフレクタ101の外表面に導電性塗料を塗布することがある。この場合には、リフレクタ101を車両本体等に電気的に接続するための電線の配線等が必要となる。
本実施の形態では、連結部材20a,20bを設けることで、このような電線の配線を不要とすることができる。即ち、リフレクタ101の導電性塗料は導電性の取付部103に電気的に接続される。取付部103は、内周部104が導電性の連結部材20aの筒状部30aに嵌合されることで、連結部材20aに電気的に接続される。連結部材20aは、連結部材20bに接続されて、その接合部20cを介してシールド部材27に接続される。従って、リフレクタ101をランプソケット10に連結するだけで、リフレクタ101に設けた導電性塗料をアースすることができ、配線を省略することができる。
図5及び図6は本発明の第2の実施の形態に係り、図5は車両用灯具を示す分解斜視図、図6はランプソケットの斜視図である。図5及び図6において、夫々図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は、ランプソケット10の係止部34に代えて係止部38を採用すると共に、リフレクタ101の切欠部105に代えて切欠部108を採用した点が第1の実施の形態と異なる。係止部38は、中央が下方に屈曲した形状を有して弾性変形する板状部材である。一方、切欠部108には、切欠部105と同様の溝形状を有すると共に、横溝部分に溝幅を狭くする抑止部109が設けられている。
係止部38が切欠部108の横溝内を端部まで移動する。この場合には、係止部38の屈曲部分の弾性変形によって、係止部38は切欠部108の抑止部109を通過する。係止部38が一旦切欠部108の端部に到達すると、抑止部109によって係止部38の移動が規制されて、リフレクタ101がランプソケット10から抜けることが防止される。
このように構成された実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
1…車両用灯具、10…ランプソケット、20…ケース本体、20a,20b…連結部材、30…外筒部材、30a…筒状部、31,31a,105…切欠部、33…連結挿入部、34…係止部、50…放電灯、53…口金本体、54…係合ピン、101…リフレクタ、103…取付部、104…内周部。
Claims (5)
- ケース本体と、
前記ケース本体に設けられ、放電灯の口金が挿入されて前記放電灯と連結される挿入部と、
前記挿入部の外周に設けられて前記挿入部とリフレクタとを嵌合させるための嵌合用部材と
を具備したことを特徴とするランプソケット。 - 前記嵌合用部材は、前記ケース本体を覆うシールド部材に一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のランプソケット。
- 前記シールド部材は、前記挿入部と前記リフレクタとの嵌合によって、前記リフレクタに電気的に接続されると共に、前記ケース本体に設けられた点灯回路からの配線をシールドする配線シールド部材に電気的に接続されることを特徴とする請求項2に記載のランプソケット。
- 前記嵌合用部材は、弾性変形する部材によって構成されることを特徴とする請求項1に記載のランプソケット。
- 請求項1乃至4に記載のランプソケットと、
前記嵌合用部材に係合する係合部を有するリフレクタと
を具備したことを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008167657A JP2010009925A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | ランプソケット及び車両用灯具 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010009925A true JP2010009925A (ja) | 2010-01-14 |
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ID=41590165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008167657A Pending JP2010009925A (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | ランプソケット及び車両用灯具 |
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JP (1) | JP2010009925A (ja) |
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2008
- 2008-06-26 JP JP2008167657A patent/JP2010009925A/ja active Pending
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