以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコンテンツ記録システム10の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、コンテンツ記録システム10は、コンテンツのデータを処理するデータ処理装置11、並びにデータ処理装置11に接続されたテレビジョン受像機12、およびプリンタ13により構成されている。
データ処理装置11は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)レコーダなどとして構成され、内部にチューナ51、コントローラ52、およびHDD53を有する構成とされている。
チューナ51は、例えば、放送されたコンテンツを、アンテナを介して受信し、受信したコンテンツをデータとしてコントローラ52に供給する。また、チューナ51は、例えば、コンテンツとともに放送された、EPG(Electronic Program Guide)を受信して、受信したEPGをデータとしてコントローラ52に供給する。
コントローラ52は、チューナ51から供給されたコンテンツのデータであって、例えば、MPEGなどの所定の圧縮符号化方式で符号化されたデータを復号して、テレビジョン受像機12に復号されたデータに対応する画像または音声の信号を出力するようになされている。また、コントローラ52は、チューナ51から供給されたデータを、必要に応じてHDD53に記録するようになされている。
また、コントローラ52は、例えば、図示せぬリモートコマンダなどを介したユーザによる指令などに基づいて、HDD53に記録されているコンテンツのデータを読み出して復号するなどして再生するようになされている。
すなわち、データ処理装置11は、例えば、図示せぬリモートコマンダなどを介したユーザによる指令などに基づいて、コンテンツを記録し、また記録されているコンテンツを再生するようになされている。
そして、コントローラ52は、ユーザがコンテンツの再生を指令するときに、再生すべきコンテンツを特定するための、コンテンツのタイトルの一覧を、例えば、テレビジョン受像機12などの画面に表示させるための表示データを生成するようになされている。
なお、データ処理装置11において、データを記録する記録媒体として、HDD53に代えて、例えばDVD(Digital Versatile Disk)などが用いられるようにしてもよい。あるいはまた、データ処理装置11において、HDD53に記録されたコンテンツを、DVDにコピーまたはムーブすることができるようにしてもよい。
コントローラ52は、例えば、プロセッサ、メモリなどを有する構成とされ、予めインストールされたプログラムなどのソフトウェアを実行して、所定の処理を行うようになされている。
なお、ここでは、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13がデータ処理装置11に接続されると説明したが、データ処理装置11、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13がDLNA(Digital Living Network Alliance)などのネットワークにより相互に接続されるようにしてもよいし、インターネットなどを介して遠隔地に設置されたデータ処理装置11、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13が相互に接続されるようにしてもよい。
あるいはまた、データ処理装置11、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13が一体化されてデータ処理装置11として構成されるようにしてもよい。
図2は、コントローラ52で実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。
同図において、EPGデータ取得部101は、HDD53に記録して録画するコンテンツのEPGのデータを取得する。上述したように、EPGのデータは、チューナ51が受信してコントローラ52に供給する。制御部105は、チューナ51から供給されたEPGのデータを、当該コンテンツを特定する情報などと対応付けて、例えば、HDD53の所定の記憶領域に記憶するようになされている。
EPGデータ取得部101は、例えば、これから録画されるコンテンツのEPGのデータを特定して取得する。そして、EPGの中で、そのコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域のデータを、EPGタイトルデータとして、制御部105を介してグループ分割部102に供給する。
グループ分割部102は、制御部105を介して供給されたEPGタイトルデータを、後述するように、グループ化する。
グループ分割部102は、例えば、EPGタイトルデータを、テキストデータに変換して、形態素解析する形態素解析部121を有しており、形態素解析部121が、EPGタイトルデータのテキストデータに含まれている文字列を、各形態素に分割し、キーワード検出部122に出力する。
グループ分割部102のキーワード検出部122は、例えば、形態素解析部121から供給された各形態素、または連続する形態素からなる単語を予め設定された辞書データなどと比較するなどして、キーワードを検出する。ここで、キーワードは、例えば、コンテンツのタイトルを分析する場合において好適な単語であって、予め辞書データとして登録されているものとする。キーワード検出部122は、各形態素、または連続する形態素からなる単語のうち、辞書データに登録されている単語と一致するものを、キーワードとして検出し、そのキーワードの品詞を表す情報とともに、制御部105に出力する。
そして1または複数のキーワードからなるグループが生成され、グループ分割されたEPGタイトルデータが生成される。
制御部105は、例えば、コントローラ52の内部のメモリ、またはHDD53などの記憶部に、録画された複数のコンテンツのそれぞれのタイトルデータであって、グループ分割部102によりそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータを記憶するようになされている。
集約部103は、録画された複数のコンテンツのそれぞれのタイトルデータであって、グループ分割部102によりそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータを後述するように集約する。これにより、複数のコンテンツのEPGタイトルにおいて共通する部分がフォルダとして集約される。
コンテンツタイトル設定部104は、例えば、録画された複数のコンテンツのそれぞれについて、集約部103により集約された部分以外の部分のEPGタイトルデータを、コンテンツタイトルデータとして設定する。コンテンツタイトルデータは、例えば、連続して放送されるコンテンツなど、EPGにおけるタイトルが重複する複数のコンテンツのそれぞれを、簡単に識別可能とするために設定されるタイトルとされる。例えば、コンテンツタイトル設定部104は、それぞれのコンテンツのEPGタイトルデータの差分のデータを、コンテンツタイトルデータとするようになされている。
また、コンテンツタイトル設定部104は、例えば、EPGデータ取得部101が取得したEPGのデータのうち、そのコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域以外の領域のデータを、制御部105を介して取得し、取得したデータから得られる所定数の文字列などを、コンテンツタイトルデータとするようになされている。コンテンツタイトル設定部104は、例えば、それぞれのコンテンツのEPGタイトルデータの差分のデータがない場合、上述のようにコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域以外の領域のデータに基づいてコンテンツタイトルデータを設定する。
制御部105は、EPGデータ取得部101乃至コンテンツタイトル設定部104のぞれぞれの処理において必要となるデータを、例えば、コントローラ52の内部のメモリ、またはHDD53などの記憶部に記憶したり、または記憶部から読み出したりするようになされている。また、制御部105は、この他、データ処理装置11の各部を制御するために必要となる制御信号などを、必要に応じて設定して出力するようになされている。
次に、図3のフローチャートを参照して、データ処理装置11によるタイトル集約処理の例について説明する。この処理は、例えば、コンテンツが録画されるとき実行されるようにしてもよいし、HDD53に、コンテンツが所定の数だけ記録されたとき実行されるようにしてもよい。あるいはまた、ユーザの指令などに基づいて、所定のタイミングで実行されるようにすることも可能である。
ステップS101において、EPGデータ取得部101は、HDD53に記録して録画するコンテンツのEPGのデータを取得する。このとき、上述したように、チューナ51が受信してコントローラ52に供給したEPGのデータが取得される。EPGデータ取得部101は、例えば、これから録画されるコンテンツのEPGのデータを特定して取得する。
ステップS102において、EPGデータ取得部101は、EPGの中で、そのコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域のデータを、EPGタイトルデータとして抽出し、そのEPGタイトルデータを、制御部105を介してグループ分割部102に供給する。
ステップS103において、グループ分割部102は、ステップS102で抽出されたEPGタイトルデータに基づいて、図4のフローチャートを参照して後述するグループ分割処理を実行する。
ここで、図4のフローチャートを参照して、図3のステップS103のグループ分割処理の詳細な例について説明する。
ステップS121において、グループ分割部102の形態素解析部121は、ステップS102の処理で抽出されたEPGタイトルデータを、テキストデータに変換(生成)する。
ステップS122において、形態素解析部121は、ステップS121の処理で生成されたテキストデータについて形態素解析する。これにより、例えば、コンテンツのタイトルとしてEPGに含まれていた文字列が形態素に分割される。
ステップS123において、グループ分割部102のキーワード検出部122は、ステップS122の処理の結果得られた各形態素、または連続する形態素からなる単語を予め設定された辞書データなどと比較するなどして、キーワードを検出する。上述したように、キーワードは、例えば、コンテンツのタイトルを分析する場合において好適な単語であって、予め辞書データとして登録されており、各形態素、または連続する形態素からなる単語のうち、辞書データに登録されている単語と一致するものが、キーワードとして検出され、そのキーワードの品詞を表す情報とともに出力される。
例えば、あるコンテンツのタイトルとして、EPGに、「MHK高校講座 理科総合A・B「気象が変化するカラクリ」」という文字列からなる情報が含まれていたとする。ステップS122とステップS123の処理により、例えば、図5に示されるようなキーワードの一覧が得られることになる。
図5には、No.1乃至No.14のキーワードが示されており、これらのキーワードは、「MHK高校講座 理科総合A・B「気象が変化するカラクリ」」という文字列(テキストデータ)からなる情報に対して形態素解析を行い、キーワード検出を行った結果得られたものである。
この例では、No.1(第1番目)のキーワードは、「MHK高校講座」とされ、その品詞は「名詞」とされている。また、第2番目のキーワードは、「 」すなわちスペース(空白)であり、その品詞は「空白」とされている。このように空白もキーワードとして検出される。第3番目のキーワードは「理科」で名詞、第4番目のキーワードは、「総合」で名詞、第5番目のキーワードは「A」でアルファベットとされている。
第6番目のキーワードは、「・」であり、その品詞は「記号」とされている。このように、記号もキーワードとして検出され、第8番目のキーワードとして「「」、第14番目のキーワードとして「」」(鉤括弧)がやはり記号のキーワードとして検出されている。
第9番目乃至第13番目のキーワードは、名詞、助詞、語尾などの品詞のキーワードとしてそれぞれ検出されている。
図4に戻って、ステップS124において、グループ分割部102は、ステップS123の処理を経て得られた、例えば、図5に示されるようなキーワードの一覧に基づいて、EPGタイトルデータの文字列をグループ化する。
ここでは、例えば、図6に示されるように、EPGタイトルデータの文字列がグループ化される。図6においては、上述した14の各キーワードがそれぞれ四角形の枠で囲まれて示されており、14のキーワードで構成されるEPGタイトルデータの文字列が3のグループに分割されている。
すなわち、第1番目のグループであるグループ1は、第1番目のキーワード「MHK高校講座」により構成されている。第2番目のグループであるグループ2は、第3番目乃至第7番目のキーワードである「理科総合A・B」により構成されている。そしてグループ3は、第9番目乃至第13番目のキーワード「気象が変化するカラクリ」により構成されている。このように、1または複数のキーワードからなるグループが生成され、グループ分割されたEPGタイトルデータが生成される。
グループ分割部102は、例えば、予め設定された記号のキーワードに基づいて、EPGタイトルデータの文字列をグループ化する。図6の例では、第2番目のキーワードである空白(スペース)の記号により、EPGタイトルデータの文字列がグループ1とグループ2に分割されている。そして、第8番目および第14番目のキーワードである「「」および「」」(鍵括弧)により、EPGタイトルデータの文字列がグループ2とグループ3に分割されている。なお、第6番目のキーワードである「・」は、記号ではあるがグループ分割の処理に用いられない記号とされる。
このように、予め設定された記号のキーワードに基づいて、EPGタイトルデータの文字列がグループ化される。グループ分割の処理に用いられる記号の例を、図7に示す。
図7の例では、スペース、鍵括弧の他、「『」、「』」、「▽」、「/」、「:」、「#1」などの記号がグループ分割の処理に用いられる記号として示されている。このうち、「#1」は、例えば、記号「#」と数字の組み合わせが1つの記号のキーワードとして示されたものである。
このようにして、グループ分割処理が実行される。
図3に戻って、ステップS103の処理の後、ステップS104において、集約部103は、図8を参照して後述するフォルダ作成処理を実行する。このとき、例えば、録画された複数のコンテンツのそれぞれのEPGタイトルデータであって、ステップS103の処理を経て、それぞれグループ化された複数のコンテンツのEPGタイトルデータにおいて共通する部分がフォルダとして集約されることになる。
ここで、図8のフローチャートを参照して、図3のステップS104のフォルダ作成処理の詳細な例について説明する。
ステップS141において、集約部103は、例えば、録画された複数のコンテンツのそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータにおいて共通するグループがあるか否かを判定する。
ステップS141の処理で共通するグループがあると判定された場合、ステップS142において、集約部103は、共通するグループをフォルダとする。
例として、ステップS103の処理を経て、例えば、図9に示されるようなグループ化された6のコンテンツのEPGタイトルデータが既にHDD53に記憶されている場合について説明する。この例では、第1番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 理科総合A・B「気象が変化するカラクリ」」であり、第2番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 理科総合A・B「電子の力を利用しよう」」であり、第3番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 物理「仕事と仕事率」」であり、第4番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 物理「ぶつかりあう波」」とされている。
ステップS141では、グループ化された複数のEPGタイトルデータのうちの、第1番目グループ(グループ1)が互いに共通するか否かが判定される。いまの場合、図9の第1番目乃至第4番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ1(MHK高校講座)が共通している。従って、ステップS142では、フォルダ「MHK高校講座」が生成されることになる。同様に、第5番目と第6番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ1(MHKスペシャル)が共通しているので、フォルダ「MHKスペシャル」が作成される。
図8に戻って、ステップS142の処理の後、ステップS143において、集約部103は、例えば、複数のコンテンツのそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータにおいて、さらに共通するグループがあるか否かを判定する。
ステップS143の処理で共通するグループがあると判定された場合、ステップS144において、集約部103は、共通するグループをフォルダとする。
ステップS143では、グループ化された複数のEPGタイトルデータのうちの、第2番目グループ(グループ2)がさらに互いに共通するか否かが判定される。いまの場合、図9の第1番目と第2番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ2(理科総合A・B)が共通している。従って、ステップS143では、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとしてフォルダ「理科総合A・B」が生成されることになる。同様に、第3番目と第4番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ2(物理)が共通しているので、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとしてフォルダ「物理」が生成され、第5番目と第6番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ2(プラネットブース)が共通しているので、フォルダ「MHKスペシャル」の下位のフォルダとしてフォルダ「プラネットブース」が作成される。
すなわち、図9において点線で囲まれた部分、または一点鎖線で囲まれた部分がフォルダとされ、ハッチングされた部分は、EPGタイトルデータの差分のデータとなる。
なお、第5番目と第6番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、グループ1、グループ2ともに共通しているので、1のフォルダ「MHKスペシャル プラネットブース」が作成されるようにしてもよい。
図8のステップS141において、共通するグループがないと判定された場合、またはステップS143において共通するグループがないと判定された場合、フォルダ作成処理は終了される。
なお、図8と図9を参照して上述した例は、フォルダの作成の一例であって、これとは異なる方式でフォルダが生成されるようにしてもよい。例えば、フォルダの回数は、図8と図9の場合のように、2階層まで作成されるにとどまらず、3階層、4階層、・・・のように作成されるようにしてもよい。また、例えば、グループ1が互いに共通していても、グループ1に含まれるキーワードが所定の数より少ない場合、フォルダが作成されないようにしてもよいし、あるいはまた、グループ1は共通しなくても、グループ2が共通する場合、グループ2が上位のフォルダとして生成されるようにしてもよい。
このようにして、グループ化された複数のコンテンツのEPGタイトルデータにおいて共通する部分がフォルダとして集約される。
これにより、図3のタイトル集約処理も終了されることになる。
タイトル集約処理の結果、例えば、図10に示されるようなタイトル集約データが生成される。
図10の例では、タイトル集約データの最も上位のフォルダとしてフォルダ「root」が設けられている。そして、フォルダ「root」の下位のフォルダとして、フォルダ「MHK高校講座」、フォルダ「MHKスペシャル プラネットブース」、フォルダ「今夜の料理」、フォルダ「街天国」、およびフォルダ「律子の部屋」が作成されている。さらに、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとして、フォルダ「物理」、およびフォルダ「理科総合A・B」が作成されている。
同図において、ハッチングされた枠内の文字列は、EPGタイトルデータの差分のデータとなる。
すなわち、図10の例では、フォルダ「MHK高校講座」に集約されたコンテンツが6つ存在することになり、そのうち2つのコンテンツは、フォルダ「物理」にさらに集約され、別の2つのコンテンツがフォルダ「理科総合A・B」にさらに集約されている。
同様に、フォルダ「MHKスペシャル プラネットブース」に集約されたコンテンツが2つ存在し、フォルダ「今夜の料理」に集約されたコンテンツが2つ存在し、フォルダ「街天国」に集約されたコンテンツが3つ存在し、フォルダ「律子の部屋」に集約されたコンテンツが3つ存在する。
また、EPGタイトルデータが「吉兵衛」であるコンテンツと、「いわしのからくりTV」であるコンテンツは、それぞれ他のコンテンツと、グループ化されたEPGタイトルデータの中で共通する部分がなかったので、どのフォルダにも集約されていない。
フォルダ「今夜の料理」には、2つのコンテンツが集約されているが、図中ハッチングされた差分のデータは、それぞれ空白となっている。これは、EPGタイトルデータがそれぞれ「今夜の料理」のみである2つのコンテンツが存在することを表しており、この2つのコンテンツには、EPGタイトルデータの差分のデータが存在しないことになる。
なお、図10に示されるようなタイトル集約データは、制御部105によりHDD53の所定の領域などに記憶される。また、タイトル集約データのハッチングされた部分には、EPGタイトルデータの差分のデータなどとともに、そのコンテンツを特定する情報として、例えば、そのコンテンツのデータのHDD53の中での記録位置を表す情報(アドレスなど)などが対応付けられて記憶される。
次に、図11のフローチャートを参照して、コンテンツタイトル設定処理について説明する。この処理は、例えば、HDD53の中に既に複数のコンテンツが記録されている状態において、個々のコンテンツにコンテンツタイトルデータを設定するとき実行されるものとする。
ステップS201において、コンテンツタイトル設定部104は、タイトル集約データを取得する。このとき、制御部105を介して、例えば、図10に示されるようなタイトル集約データが取得される。
ステップS202において、コンテンツタイトル設定部104は、第n番目のコンテンツをチェックする。なお、変数nの初期値は1とされる。このとき、例えば、第n番目の1個のコンテンツとして、図10において、ハッチングされた四角形の枠が1つずつチェックされることになる。
ステップS203において、コンテンツタイトル設定部104は、第n番目のコンテンツに差分のデータはあるか否かを判定する。差分のデータがあると判定された場合、処理は、ステップS204に進む。
ステップS204において、コンテンツタイトル設定部104は、ステップS203の処理で、あると判定された差分のデータをそのコンテンツのコンテンツタイトルデータとして設定する。
例えば、ステップS201の処理で、図10のタイトル集約データが取得された場合、ステップS202の処理で第1番目のコンテンツがチェックされるとき、ステップS203の処理では、第1番目のコンテンツに差分のデータがあるか否かがチェックされる。いまの場合、第1番目のコンテンツは、図中「「仕事と仕事率」」と記述された四角形の枠とされるので、「「仕事と仕事率」」が差分のデータとなる。従って、ステップS204において、第1番目のコンテンツのコンテンツタイトルデータが「「仕事と仕事率」」とされる。
同様に、例えば、第5番目のコンテンツのときは、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータが「情報A「ネット社会のセキュリティ」」とされる。また、例えば、第18番目のコンテンツ(図10中最も右側の四角形の枠)のときは、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータが「いわしのカラクリTV」とされる。
一方、ステップS203において、第n番目のコンテンツに差分のデータがないと判定された場合、処理は、ステップS205に進む。
ステップS205において、コンテンツタイトル設定部104は、当該コンテンツの詳細情報があるか否かを判定する。ここで詳細情報は、EPGに含まれる情報であって、例えば、コンテンツの内容、出演者などの詳細な情報が記述されたものとされる。
例えば、コンテンツタイトル設定部104は、制御部105を介してEPGデータ取得部101に対して、当該コンテンツを特定する情報および当該コンテンツのEPGのデータに含まれる詳細情報の取得要求を出力し、EPGデータ取得部101が当該コンテンツのEPGのデータに含まれる詳細情報を適切に取得した場合、その詳細情報が制御部105を介してコンテンツタイトル設定部104に供給され、ステップS205では、当該コンテンツの詳細情報があると判定される。
一方、例えば、EPGデータ取得部101が当該コンテンツのEPGのデータに含まれる詳細情報を適切に取得できなかった場合、ステップS205では、当該コンテンツの詳細情報がないと判定される。
ステップS205において、当該コンテンツの詳細情報があると判定された場合、処理は、ステップS206に進み、コンテンツタイトル設定部104は、ステップS205の処理で、あると判定された詳細情報を当該コンテンツ(n番目のコンテンツ)のコンテンツタイトルデータとして設定する。なお、例えば、詳細情報が予め設定された数以上の文字数を有するものである場合、所定の数の文字が詳細情報から抽出されるなどして、コンテンツタイトルデータとして設定されるようになされている。
ステップS205において、当該コンテンツの詳細情報がないと判定された場合、処理は、ステップS207に進み、コンテンツタイトル設定部104は、EPGタイトルデータを当該コンテンツ(n番目のコンテンツ)のコンテンツタイトルデータとして設定する。
例えば、図10において、フォルダ「今夜の料理」に集約された2つのコンテンツには、差分のデータがないので、ステップS203の判定により、処理はステップS205に進む。
フォルダ「今夜の料理」に集約された2つのコンテンツに詳細情報があれば、それぞれの詳細情報がコンテンツタイトルデータとして設定される。この場合、例えば、詳細情報としてEPGのデータに含まれていた、そのコンテンツの内容であって、料理の名前などを示す文字列、またはコンテンツの出演者などを示す文字列が、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータとされることになる。
また、フォルダ「今夜の料理」に集約された2つのコンテンツに詳細情報がない場合、それぞれのコンテンツのコンテンツタイトルデータは、ともに「今夜の料理」とされることになる。
ステップS206またはステップS207の処理の後、処理は、ステップS208に進み、コンテンツタイトル設定部104は、まだコンテンツタイトルデータが設定されていない次のコンテンツがあるか否かを判定し、次のコンテンツがあると判定された場合、処理は、ステップS209に進み、変数nの値が1だけインクリメントされて、処理はステップS202に戻る。
そして、ステップS208で、次のコンテンツがないと判定されるまで、ステップS202乃至ステップS209の処理が繰り返し実行される。
ステップS208で、次のコンテンツがないと判定された場合、コンテンツタイトル設定処理は終了される。
なお、コンテンツタイトル設定処理は、HDD53の中に既に複数のコンテンツが記録されている状態において、個々のコンテンツにコンテンツタイトルデータを設定するとき実行されると説明したが、例えば、図3のタイトル集約処理の実行に伴って、個々のコンテンツにコンテンツタイトルデータが設定されるようにしてもよい。
このようにする場合、例えば、図8のステップS144の処理の後、図11のステップS203乃至S207の処理が続けて実行されるようにすればよい。
また、例えば、ステップS204、ステップS206、またはステップS207の処理で、コンテンツタイトル設定部104がコンテンツタイトルデータを設定するときに、EPGデータ取得部101を介して、そのコンテンツのEPGに含まれる放送日時の情報、放送時間の情報を取得し、そのコンテンツの放送日時、放送時間などを表す文字列がコンテンツタイトルデータに付加されるようにしてもよい。
このようにして、個々のコンテンツに、それぞれコンテンツタイトルが設定される。
このようにすることで、例えば、ユーザがコンテンツの再生を指令するときに、再生すべきコンテンツを特定するための、コンテンツのタイトルの一覧を、より分かり易く画面に表示させるための表示データを生成することができる。
例えば、図12に示されるようなGUI(Graphical User Interface)を用いてコンテンツの一覧を表示する場合を例として説明する。図12の例では、表示画面201上に、アイコン211、アイコン212、アイコン213、・・・が表示されている。アイコン211は、ビデオ(動画)のコンテンツを表すアイコンとされ、アイコン212は、ミュージック(楽曲)のコンテンツを表すアイコンとされ、アイコン213は、フォト(写真、静止画)のコンテンツを表すアイコンとされる。例えば、ユーザの操作によりアイコン211が選択された場合、データ処理装置11のHDD53に記録されている動画のコンテンツの一覧が表示されるようになされている。
図13は、従来のコンテンツの一覧の表示例を示している。同図は、例えば、ユーザの操作によりアイコン211が選択された場合、表示画面201に表示されるGUIとされ、各コンテンツのサムネイルとコンテンツのEPGタイトルデータが表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生される。
この例では、表示画面201のやや左側にサムネイル231乃至サムネイル237が図中縦方向に一列に表示されており、サムネイル231乃至サムネイル237の右側にEPGタイトルデータが表示されている。表示画面201には、サムネイル231乃至サムネイル237に対応する7つのコンテンツの一覧が表示されており、これらのコンテンツは、例えば、サッカーの国際大会「2006VIVAワールドカップ」において行われた複数の試合を、それぞれ中継して放送されたものである。例えば、サムネイル231の右側には、「2006VIVAワールドカップ「ウク」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日時として「6/29(木)3:45AM」、コンテンツの放送時間として「(2H15M)」(2時間15分を表す)が表示されている。
サムネイル231の右側に表示された、「2006VIVAワールドカップ「ウク」は、実際のEPGタイトルデータが「2006VIVAワールドカップ「ウクライナ」対「スイス」」であったものが、画面の表示領域の都合上、「ライナ」対「スイス」」の部分が削除されて表示されたものである。
同様に、サムネイル232乃至サムネイル237の右側に表示されているEPGタイトルデータも、やはり画面の表示領域の都合上、一部が削除されて表示されている。
このように、従来のEPGタイトルデータを、そのコンテンツのタイトルとして表示させるようにしていたので、例えば、「2006VIVAワールドカップ」という部分は、繰り返し表示されるものの、ユーザにとって重要となる対戦国を表す文字列(例えば、「ウクライナ」対「スイス」)の部分は、一部が表示されていない。
これに対して、本発明によれば、例えば、図14と図15に示されるように、コンテンツの一覧を表示することができる。例えば、データ処理装置11のコントローラ52が、以下に説明するような表示画面の表示データを生成して、テレビジョン受像機12に出力することでテレビジョン受像機12の画面に後述するようにコンテンツの一覧が表示される。
ユーザが、HDD53に記録されている所定の動画のコンテンツの再生を希望する場合、図12のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりビデオのアイコン211が選択され、表示画面201には、例えば、図14に示されるようなGUIが表示される。図14の例では、表示画面201に、アイコン211とともに、動画のコンテンツが集約されたフォルダ221乃至フォルダ223が表示されている。フォルダ221乃至フォルダ223は、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダとされ、それぞれ複数のコンテンツが集約されている。
フォルダ221の図中右側には、このフォルダの名称である「2006VIVAワールドカップ」と表示されており、その下側には、「タイトル数(集約されたコンテンツの数を表す):7」と表示されている。上述したように、フォルダは、複数のグループ化されたEPGタイトルデータのうちの共通する部分なので、いまの場合、EPGタイトルデータに「2006VIVAワールドカップ」という文字列が含まれている7つのコンテンツが、フォルダ221に集約されていることになる。
同様に、フォルダ222は、フォルダの名称が「街天国」であり、4つのコンテンツが集約されており、フォルダ223は、フォルダの名称が「ワールドビジネス」であり、5つのコンテンツが集約されていることになる。
図14のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりフォルダ221が選択された場合、表示画面201には、例えば、図15に示されるようなGUIが表示される。図15の例では、表示画面201に、アイコン211、アイコン211に対応するフォルダであって選択されたフォルダ221とともに、フォルダ221に含まれる7つのコンテンツのサムネイル231乃至サムネイル237が、図中縦方向に一列に表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生されるようになされている。
なお、この例では、フォルダ221の名称である「2006VIVAワールドカップ」、およびフォルダ221に集約されているコンテンツの数を表す文字列「タイトル数:7」は、表示画面201の図中左上側に表示されている。
そして、サムネイル231乃至サムネイル237の図中右側には、それぞれのコンテンツのコンテンツタイトルデータが表示されている。例えば、サムネイル231の右側には、「「ウクライナ」対「スイス」」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日時として「6/29(木)3:45AM」、コンテンツの放送時間として「(2H15M)」(2時間15分を表す)が表示されている。
サムネイル231の右側に表示された、「「ウクライナ」対「スイス」」は、図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、実際のEPGタイトルデータ「2006VIVAワールドカップ「ウクライナ」対「スイス」」のうちの差分のデータである、「「ウクライナ」対「スイス」」の部分が抽出されて設定されたものである。
同様に、サムネイル232乃至サムネイル237の右側に表示されているコンテンツタイトルデータも、やはり実際のEPGタイトルデータのうちの差分のデータに対応するものとされる。
なお、上述したように、EPGタイトルデータのうちの差分のデータがない場合、EPGの詳細情報に含まれる文字列がコンテンツタイトルデータとされる。すなわち、サムネイル231乃至サムネイル237の右側に表示されているコンテンツタイトルデータは、EPGの詳細情報に含まれる文字列とされるようにしてもよい。
なお、このコンテンツの放送日時として表示された「6/29(木)3:45AM」、コンテンツの放送時間として表示された「(2H15M)」などの文字列は、例えば、図11のステップS204、ステップS206、またはステップS207の処理で、コンテンツタイトル設定部104がコンテンツタイトルデータを設定するときに、EPGデータ取得部101を介して、そのコンテンツのEPGに含まれる放送日時の情報、放送時間の情報を取得し、コンテンツタイトルデータに付加されるようにすれば、コンテンツの一覧を表示するときに簡単に表示することができる。
このように、本発明によれば、例えば、複数のコンテンツのEPGタイトルデータの中で共通する部分「2006VIVAワールドカップ」は、フォルダ221の名称として表示され、ユーザにとって重要となる対戦国を表す文字列(例えば、「ウクライナ」対「スイス」)の部分が個々のコンテンツのタイトルとして表示されるようにしたので、所望のコンテンツを迅速に選択することができる。
図16は、本発明による、コンテンツの一覧の別の表示例を示す図である。
いまの場合、ユーザが、HDD53に記録されている所定の動画のコンテンツの再生を希望する場合、図12のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりビデオのアイコン211が選択され、表示画面201には、例えば、図14を参照して上述した、アイコン211とともに、動画のコンテンツが集約された複数のフォルダが表示されたGUIが表示されるものとし、そのフォルダのうちの1つのフォルダが選択されたとき、図16に示されるようなGUIが表示される。なお、いまの場合、フォルダ225が選択されたものとする。なお、フォルダ224乃至フォルダ227は、やはり例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダとされ、それぞれ複数のコンテンツが集約されている。
フォルダ225の図中右側には、このフォルダの名称である「連続テレビ 風のイルカ」が表示されており、その下側には、「タイトル数:3」と表示されている。上述したように、フォルダは、複数のグループ化されたEPGタイトルデータのうちの共通する部分なので、いまの場合、EPGタイトルデータに「連続テレビ 風のイルカ」という文字列が含まれている3つのコンテンツが、フォルダ225に集約されていることになる。
そして、フォルダ225が選択されたことにより、フォルダ225に集約された3つのコンテンツのそれぞれに対応するサムネイル241乃至サムネイル243が表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生されるようになされている。
そして、サムネイル241乃至サムネイル243の図中右側には、それぞれのコンテンツのコンテンツタイトルデータが表示されている。例えば、サムネイル241の右側には、「(54)「カゼの日はお母さんと」」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日として「12/12(火)」が表示されている。
サムネイル241の右側に表示された、「(54)「カゼの日はお母さんと」」は、図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、実際のEPGタイトルデータ「連続テレビ 風のイルカ(54)「カゼの日はお母さんと」」のうちの差分のデータである、「(54)「カゼの日はお母さんと」」の部分が抽出されて設定されたものである。
同様に、サムネイル242とサムネイル243の右側に表示されているコンテンツタイトルデータも、やはり実際のEPGタイトルデータのうちの差分のデータに対応するものとされる。
なお、上述したように、EPGタイトルデータのうちの差分のデータがない場合、EPGの詳細情報に含まれる文字列がコンテンツタイトルデータとされる。すなわち、サムネイル241乃至サムネイル243の右側に表示されているコンテンツタイトルデータは、EPGの詳細情報に含まれる文字列とされるようにしてもよい。
図17は、本発明による、コンテンツの一覧のさらに別の表示例を示す図である。
図17の場合も、図16の場合と同様に、ユーザが、HDD53に記録されている所定の動画のコンテンツの再生を希望する場合、図12のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりビデオのアイコン211が選択され、表示画面201には、例えば、図14を参照して上述した、アイコン211とともに、動画のコンテンツが集約された複数のフォルダが表示されたGUIが表示されるものとし、そのフォルダのうちの1つのフォルダが選択されたとき、図17に示されるようなGUIが表示される。
図17の場合、図16のフォルダ225とフォルダ226に集約されたコンテンツが、さらに上位のフォルダであるフォルダ225に集約されているものとする。すなわち、EPGタイトルデータに「連続テレビ 風のイルカ」が含まれるコンテンツと、EPGタイトルデータに「連続テレビ わかぎ」が含まれるコンテンツにおいて、「連続テレビ」の部分が共通しているので、名称が「連続テレビ」であるフォルダ225が例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたものとする。
そして、フォルダ225が選択された場合、フォルダ225の右側にフォルダ228とフォルダ229が表示される。フォルダ228は、名称が「風のイルカ」とされ、3つのコンテンツが集約されている(タイトル数:3)。また、フォルダ229は、名称が「わかぎ」とされ、3つのコンテンツが集約されている(タイトル数:3)。なお、フォルダ228とフォルダ229も、やはり例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダとされる。
さらに、フォルダ228が選択されたことにより、フォルダ228に集約された3つのコンテンツのそれぞれに対応するサムネイル241乃至サムネイル243が表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生されるようになされている。
いまの場合、例えば、ユーザがGUIのカーソルを移動させることなどにより、フォーカスされたサムネイルに対応するコンテンツのコンテンツタイトルデータのみが、サムネイルの右側に表示されるようになされている。この例では、サムネイル241乃至サムネイル243のうち、サムネイル242がフォーカスされたものとし、サムネイル242の図中右側には、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータ「(55)「イルカの春休み1」」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日として「12/13(水)」が表示されている。
このように、コンテンツが集約されたフォルダを階層化して表示することで、より所望のコンテンツを探しやすくすることも可能である。
ところで、図1を参照して上述したように、データ処理装置11には、プリンタ13が接続されている。例えば、HDD53に記録されたコンテンツを、DVDにコピーまたはムーブするなどした場合、プリンタ13により、それらのコンテンツのコンテンツタイトルデータが、DVDに印刷されるようにしてもよい。
なお、プリンタ13は、例えば、データ処理装置11から供給される印刷用データに基づいて、例えば、DVDなどのディスク状の記録媒体の表面(記録面とは異なる面)に文字などを印刷することが可能となるようになされているものとする。
DVDなどの記録媒体にコンテンツのタイトルなどを印刷することは従来より行われている。図18と図19は、従来のコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を示す図である。
図18の例は、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。同図においては、コンテンツの放送日と、コンテンツのEPGタイトルデータが、図中縦方向に一列に表示されている。ディスク301の図中右側には、2006年4月22日から2006年6月17日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「街天国」がその放送日とともに印刷されている。また、ディスク301の図中左側には、2006年6月24日から2006年8月19日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「街天国」がその放送日とともに印刷されている。
図19の例は、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。同図においては、やはりコンテンツの放送日と、コンテンツのEPGタイトルデータが、図中縦方向に一列に表示されている。ディスク301の図中右側には、2006年8月14日から2006年8月24日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「律子の部屋」がその放送日とともに印刷されている。また、ディスク301の図中左側には、2006年8月25日から2006年9月6日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「律子の部屋」がその放送日とともに印刷されている。
しかしながら、ユーザが記録媒体に記録されている所望のコンテンツを再生したい場合、図18または図19のように印刷された記録媒体を見ても、ディスク301に、所望のコンテンツが記録されているのか否か判断し難い。例えば、連続して放送されるシリーズ番組などは、個々の放送日により、取材地や出演者などが異なる場合が多く、ユーザは、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツを再生したいと考えられるが、図18または図19に示されるようにコンテンツのタイトルが印刷されていても、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツが記録されているのか否か分からない。
また、EPGタイトルデータに、そのコンテンツの取材地や出演者などを表す文字列が含まれている場合もあるが、ディスク301の表面の限られた印刷可能領域内に、EPGタイトルデータの文字列を全て印刷することは困難であり、仮に、EPGタイトルデータの文字列を全て印刷しようとすれば、文字の大きさを極めて小さくする必要があり、やはりユーザにとって分かり難いものとなってしまう。
そこで、本発明においては、上述したコンテンツタイトルデータを、記録媒体に印刷する。
図20と図21は、本発明によるコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を示す図である。すなわち、図20と図21は、それぞれデータ処理装置11のコントローラ52により生成されて供給される印刷用データに基づいて、プリンタ13が文字などを印刷したディスク301の表面の例を示している。
図20には、図18の場合と同様に、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。図20においては、ディスク301の表面の領域321にコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、「街天国」と印刷されている。すなわち、領域321には、18のコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。
また、領域322には、ディスク301に記録されたコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年4月22日)と最後の日(2006年8月19日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が18であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が18時間であることが印刷されている。
そして領域323と領域324に、それぞれ個々の放送日のコンテンツに対応するコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、例えば、複数のコンテンツのEPGタイトルデータの、それぞれの差分のデータに対応する文字列とされる。同図の例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されており、それぞれのコンテンツタイトルデータが、その放送日の番組「街天国」の取材地を表している。
図21には、図19の場合と同様に、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。図21においては、ディスク301の表面の領域321にコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、「律子の部屋」と印刷されている。すなわち、領域321には、18のコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。
なお、図21のディスク301に記録された18のコンテンツのEPGタイトルデータは、全て「律子の部屋」のみとされ、差分のデータはなかったものとする。
また、領域322には、ディスク301に記録されたコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年8月11日)と最後の日(2006年9月6日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が18であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が18時間であることが印刷されている。
そして領域323と領域324に、それぞれ個々の放送日のコンテンツに対応するコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、例えば、複数のコンテンツのそれぞれのEPGの詳細情報から抽出された文字列とされる。同図の例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されており、それぞれのコンテンツタイトルデータが、その放送日の番組「律子の部屋」の主な出演者を表している。
また、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」の複数のコンテンツと、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」の複数のコンテンツを、それぞれ同一のディスク301に記録する場合のコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を図22に示す。すなわち、図22は、データ処理装置11から供給される印刷用データに基づいて、プリンタ13が文字などを印刷したディスク301の表面の例を示している。
図22には、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」のコンテンツが9、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」のコンテンツが9、それぞれ記録されたディスク301が示されている。すなわち、シリーズ番組が複数組まとめて1つのディスク301に記録されている。
図22においては、ディスク301の表面の領域341と領域351に、それぞれコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、領域341に「街天国」、領域351に「律子の部屋」と印刷されている。すなわち、領域341には、9つのコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。また、領域351には、別の9つのコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。
領域342には、ディスク301に記録されたコンテンツであって、領域341に対応する名称のフォルダに集約された9つのコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年6月24日)と最後の日(2006年8月19日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が9であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が9時間であることが印刷されている。
領域343には、領域341に対応する名称のフォルダに集約された9のコンテンツのそれぞれのコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータとされ、この例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されている。
領域352には、ディスク301に記録されたコンテンツであって、領域351に対応する名称のフォルダに集約された9つのコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年8月11日)と最後の日(2006年8月24日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が9であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が9時間であることが印刷されている。
領域353には、領域351に対応する名称のフォルダに集約された9のコンテンツのそれぞれのコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータとされ、この例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されている。
このように、本発明によれば、例えば、複数のコンテンツのEPGタイトルデータの中で共通する部分「街天国」または「律子の部屋」は、フォルダの名称として表示され、ユーザにとって重要となる情報を表す文字列(例えば、取材地、出演者など)の部分が個々のコンテンツのタイトルとして表示されるようにしたので、ユーザは、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツが、その記録媒体に記録されているのか否かを簡単に識別することができる。
また、図23は、複数の階層のフォルダに集約された複数のコンテンツを1つの記録媒体に記録した場合の、本発明によるコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を示す図である。すなわち、図23は、やはりデータ処理装置11から供給される印刷用データに基づいて、プリンタ13が文字などを印刷したディスク301の表面の例を示している。
いまの場合、例えば、図8を参照して上述した処理により、上位のフォルダとして「MHK高校講座」が作成され、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとして、フォルダ「英語」、フォルダ「化学」、フォルダ「日本史」、およびフォルダ「地理」の4つのフォルダが作成されており、4つのフォルダのそれぞれに、3つのコンテンツが集約されているものとする。そして、それら12(=4×3)のコンテンツがディスク301に記録されているものとする。
図23においては、ディスク301の表面の領域321にコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、「MHK高校講座」と印刷されている。すなわち、領域321には、12のコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成された最も上位のフォルダの名称が印刷される。
また、領域322には、ディスク301に記録されたコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年8月11日)と最後の日(2006年8月28日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が12であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が12時間であることが印刷されている。
そして領域361乃至領域364に、それぞれ個々の放送日のコンテンツに対応するコンテンツタイトルデータが印刷されているが、領域361乃至領域364の図中上側には、領域321に印刷された名称のフォルダの下位の4つのフォルダの名称がそれぞれ印刷されている。
すなわち、領域361は、フォルダ「英語」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされ、領域362は、フォルダ「化学」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされ、領域363は、フォルダ「日本史」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされ、領域364は、フォルダ「地理」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされる。
これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、例えば、複数のコンテンツのそれぞれのEPGタイトルデータの差分のデータに対応する文字列とされる。また、同図の例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されている。
このように、コンテンツが集約されたフォルダが階層化されて表示することで、ユーザに、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツが、その記録媒体に記録されているのか否かを、より簡単に識別させることができる。
ここでは記録媒体の例としてディスク301にコンテンツが記録された場合の例について説明したが、コンテンツが記録される記録媒体は、ディスク状の記録媒体に限られるものではなく、そのような記録媒体であっても本発明を適用することができる。
ところで、本発明によれば、図10に示されるようなタイトル集約データが生成され、上述したように、グループ化されたEPGタイトルデータの中で共通する部分があると、フォルダが作成されてコンテンツが集約されていくことになるが、フォルダが何階層まで生成されるかは、コンテンツのEPGタイトルデータによって異なる。
すなわち、上述したように、第1番目のグループによりグループ化された複数のEPGタイトルデータのうちの、第2番目のグループがさらに互いに共通する場合、下位のフォルダが作成され、・・・のようにフォルダの階層が増えていくことになる。このようにすることで、例えば、ユーザがコンテンツの再生を指令するときに、再生すべきコンテンツを特定し易くできるが、あまりにもフォルダの階層が増えると、かえって所望のコンテンツを探し出すのに時間がかかってしまう場合もあり得る。
そこで、本発明においては、コンテンツのEPGタイトルデータをグループ化して集約する場合、例えば、ユーザがフォルダを何階層まで生成するかを指定することができるようになされている。すなわち、EPGタイトルデータをグループ化して集約する場合に生成されるフォルダの階層数の上限を設定し、それ以上はフォルダが生成されないようにすることが可能とされる。
図24は、本発明におけるフォルダの階層の例を説明する図である。同図は、EPGタイトルデータをグループ化して集約する場合に生成されるフォルダの階層数の上限を2に設定した場合の例を示している。
同図の第1階層は、「ビュー」と称され、例えば、コンテンツの一覧の表示方式などを指定するための階層とされる。第2階層は、「グループ」と称され、第1階層において指定された表示方式に対応して選択可能となるコンテンツ群を表示する階層とされる。
第3階層および第4階層は、「グループタイトル」と称され、上述したように、EPGタイトルデータをグループ化して集約されたコンテンツの一覧が表示される階層である。第3階層および第4階層においては、EPGタイトルデータをグループ化して互いに共通する部分があったコンテンツについてはフォルダが生成され、互いに共通する部分がなかったコンテンツについてはコンテンツのタイトルがそのまま表示されることになる。
第5階層は、「タイトル」と称され、コンテンツのタイトルが表示される階層とされる。すなわち、EPGタイトルデータをグループ化して集約する場合に生成されるフォルダの階層数の上限が2に設定されているので、第5階層において、コンテンツのEPGタイトルデータに互いに共通する部分があった場合であっても、もはやフォルダは生成されず、コンテンツのタイトルがそのまま表示されることになる。
図25は、第1階層の画面の表示例を示す図である。同図の例では、アイコン401乃至アイコン405が、第1階層において選択可能なアイコンとして表示されている。
アイコン401は、「予約」のアイコンであり、このアイコンを選択した場合、第2階層以下の階層においては、予約録画されたコンテンツが表示されることになる。アイコン402は、「ジャンル」のアイコンであり、このアイコンを選択した場合、第2階層以下の階層においては、データ処理装置11に記録されているすべてのコンテンツが表示されることになる。アイコン403は、「おまかせ・まる録」のアイコンであり、このアイコンを選択した場合、第2階層以下の階層においては、自動録画されたコンテンツが表示されることになる。同様に、アイコン404、アイコン405が選択された場合、それぞれ所定の基準でコンテンツが表示される。
なお、アイコン401乃至アイコン405の図中右側には、各アイコンを選択した場合に表示され得るコンテンツの数が「タイトル数」として表示されている。
図26は、図25のアイコン402が選択された場合の第2階層の画面の表示例を示す図である。同図の例では、「ジャンル」のアイコン402が選択されたことにより、ジャンル「ニュース」に対応するアイコン411、ジャンル「スポーツ」に対応するアイコン412、・・・ジャンル「映画」に対応するアイコン417がそれぞれ表示されている。アイコン411乃至アイコン417のいずれかが選択されると、それぞれのジャンルに属するコンテンツが第3階層以下の階層において表示されることになる。
なお、アイコン411乃至アイコン417の図中右側には、各アイコンを選択した場合に表示され得るコンテンツの数が「タイトル数」として表示されている。また、アイコン411乃至アイコン417の図中右側に、「NEW」という記号が表示されているものは、そのアイコンを選択した場合、未再生のコンテンツが表示され得ることを表している。
図27は、図26のアイコン414が選択された場合の第3階層の画面の表示例を示す図である。同図の例では、ジャンル「ドラマ」のアイコン414が選択されたことにより、ジャンル「ドラマ」に属するコンテンツ、またはコンテンツが集約されたフォルダがそれぞれ表示されている。
例えば、フォルダ421には、EPGタイトルデータに「SHOWBZ MAN」が含まれるコンテンツが集約されており、フォルダ421の図中右側の「2006/4/14 2006/12/3」との表示は、フォルダ421に集約されたコンテンツは、西暦2006年4月14日以後、西暦2006年12月3日以前に録画されたものであることを表しており、フォルダ421に集約されたコンテンツの数が、タイトル数(いまの場合、2)として表示されている。
フォルダ422には、EPGタイトルデータに「たったひとつの恋」が含まれるコンテンツが集約されており、フォルダ422に集約されたコンテンツは、西暦2006年3月17日以後、西暦2007年5月3日以前に録画されたものであり、フォルダ422に集約されたコンテンツの数(タイトル数)は、11とされている。フォルダ423には、EPGタイトルデータに「連続テレビドラマ」が含まれるコンテンツが集約されており、フォルダ423に集約されたコンテンツは、西暦2006年3月17日以後、西暦2007年5月15日以前に録画されたものであり、フォルダ423に集約されたコンテンツの数(タイトル数)は、21とされている。
また、フォルダ422とフォルダ423の図中右側に「NEW」と表示されているので、フォルダ422とフォルダ423に集約されたコンテンツの中には、それぞれ未再生のものが含まれていることを表している。
サムネイル424は、EPGタイトルデータにより特定されるタイトルが「これがあなたの生きる道 第2話」である1つのコンテンツに対応するサムネイルである。サムネイル425、およびサムネイル426も同様に1つのコンテンツに対応するサムネイルであるが、サムネイル425の図中右側に「NEW」と表示されており、このコンテンツが未再生であることを表している。なお、サムネイルは、コンテンツを表すものに限られるものではなく、例えば、プレイリストを表すものとされてもよい。
図28は、図27のフォルダ423が選択された場合の第4階層の画面の表示例を示す図である。同図の例では、フォルダ423が選択されたことにより、EPGタイトルデータに「連続テレビドラマ」が含まれるコンテンツ、またはコンテンツが集約されたフォルダがそれぞれ表示されている。
フォルダ431には、EPGタイトルデータに「アンコール」が含まれるコンテンツが集約されている。すなわち、フォルダ431に集約されたコンテンツのそれぞれは、EPGタイトルデータに「連続テレビドラマ」が含まれており、かつ「アンコール」が含まれているものとなる。フォルダ431に集約されたコンテンツは、西暦2006年4月14日以後、西暦2006年10月15日以前に録画されたものであり、フォルダ431に集約されたコンテンツの数(タイトル数)は、3とされている。
同様に、フォルダ432およびフォルダ433にもそれぞれコンテンツが集約されている。フォルダ433の図中右側に「NEW」と表示されているので、フォルダ433に集約されたコンテンツの中には、未再生のものが含まれていることを表している。
サムネイル434は、EPGタイトルデータにより特定されるタイトルが「連続テレビドラマ 私の秋色」である1つのコンテンツに対応するサムネイルである。すなわち、第4階層の画面には、第3階層のフォルダに集約されたコンテンツのタイトルのうちの差分に対応する部分が表示されている。サムネイル435およびサムネイル436も同様に、それぞれ1つのコンテンツに対応するサムネイルとされる。なお、サムネイル435の図中右側に「NEW」と表示されているので、このコンテンツは未再生である。
図29は、図28のフォルダ433が選択された場合の第5階層の画面の表示例を示す図である。同図の例では、フォルダ433が選択されたことにより、EPGタイトルデータに「連続テレビドラマ」が含まれており、かつ「おじん」が含まれているコンテンツのタイトルがそれぞれ表示されている。
サムネイル441は、EPGタイトルデータにより特定されるタイトルが「連続テレビドラマ おじん #01」である1つのコンテンツに対応するサムネイルである。すなわち、第5階層の画面には、もはやフォルダが表示されないので、第4階層のフォルダに集約されたコンテンツのタイトルのうちの差分に対応する部分が、第4階層において選択されたフォルダ(いまの場合、フォルダ433)のフォルダの名称(いまの場合、「おじん」)を含めて表示されている。
サムネイル442乃至サムネイル446もそれぞれ1つコンテンツに対応するサムネイルとされる。なお、サムネイル443乃至サムネイル446の図中右側に「NEW」と表示されているので、これらのコンテンツは未再生である。
このように、コンテンツがフォルダに集約されて階層化されて表示される。
なお、図25乃至図29を参照して上述した表示の例は、第1階層(ビュー)においてアイコン402(「ジャンル」)が選択された場合の例であり、例えば、第1階層において、アイコン405(「x-Pict Story」)が選択された場合、コンテンツがフォルダに集約されず、個々のコンテンツがサムネイルなどとともに1つの階層の画面に全て表示されるようになされている。すなわち、ユーザが選択したビューの種類に応じてコンテンツがフォルダに集約されて階層化されて表示されるようになされている。
図30は、図27を参照して上述した画面に表示されたフォルダの図中右側に表示されたフォルダ付加情報を生成するフォルダ付加情報生成処理を説明するフローチャートである。この処理は、例えば、図8を参照して上述したフォルダ作成処理によりフォルダが作成された後、実行される。
ステップS301において、集約部103は、1つのフォルダに集約されているコンテンツのうちの1つを取得する。
ステップS302において、集約部103は、ステップS301の処理で取得したコンテンツの録画開始時刻をチェックする。
ステップS303において、集約部103は、ステップS302の処理で取得した録画開始時刻は、時刻Tsより前か否かを判定する。ここでTsは変数とされ、初期値として、例えば現在の時刻が設定されている。ステップS303において、録画開始時刻が時刻Tsより前であると判定された場合、処理は、ステップS304に進み、録画開始時刻が時刻Tsより前ではない判定された場合、ステップS304の処理はスキップされる。
ステップS304において、集約部103は、時刻Tsに、ステップS302の処理で取得した録画開始時刻を設定する。
ステップS305において、集約部103は、ステップS302の処理で取得した録画開始時刻は、時刻Teより後か否かを判定する。ここでTeは変数とされ、初期値として、例えば装置が製造された時刻が設定されている。ステップS305において、録画開始時刻が時刻Teより後であると判定された場合、処理は、ステップS306に進み、録画開始時刻が時刻Teより後ではない判定された場合、ステップS306の処理はスキップされる。
ステップS306において、集約部103は、時刻Teに、ステップS302の処理で取得した録画開始時刻を設定する。
ステップS307において、集約部103は、当該コンテンツが未再生であるか否かを判定する。ステップS307において、当該コンテンツが未再生であると判定された場合、処理は、ステップS308に進み、当該コンテンツが未再生ではないと判定された場合、ステップS308の処理はスキップされる。
ステップS308において、集約部103は、未再生フラグをONに設定する。
ステップS309において、集約部103は、このフォルダに集約されているコンテンツの数を表す変数nを1だけインクリメントする。なお、変数nの初期値は0とされる。
ステップS310において、集約部103は、このフォルダに集約されている、次のコンテンツがあるか否かを判定し、次のコンテンツがあると判定された場合、処理は、ステップS301に戻り、それ以後の処理が繰り返し実行される。ステップS310において、このフォルダに集約されている、次のコンテンツがないと判定された場合、処理は、ステップS311に進む。
ステップS311において、集約部103は、このフォルダの開始時刻をTsとし、終了時刻をTeとし、コンテンツ数をnとする。これにより、例えば、図27のフォルダ421の図中右側の「2006/4/14 2006/12/3」、「タイトル数:3」に対応する情報が表示されることになる。
ステップS312において、集約部103は、未再生フラグがONであるか否かを判定し、未再生フラグがONであると判定された場合、処理は、ステップS313に進み、未再生フラグがONではないと判定された場合、ステップS313の処理は、スキップされる。
ステップS313において、集約部103は、当該フォルダに「NEW」の表示をさせるための所定のフラグなどを設定する。これにより、例えば、図27のフォルダ422、フォルダ423のように、フォルダの右側に「NEW」と表示されることになる。
なお、ステップS301乃至ステップS313の処理は、EPGタイトルデータをグループ化して集約することで作成されたすべてのフォルダに対して実行されることになる。
このようにしてフォルダ付加情報が生成される。
ところで、本発明においては上述したように、コンテンツが集約されたフォルダが階層化されて表示されるようにしたが、例えば、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、新たなコンテンツが追加されたり、コンテンツが削除されたりすることもあり得る。
ここで、本発明における、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、新たなコンテンツが追加されたり、コンテンツが削除された場合の、コンテンツ、またはフォルダの一覧の表示の変更について説明する。
例えば、図27に示されるように、第2階層のアイコン414が選択されてアイコン414に対応するコンテンツ、またはフォルダの一覧が表示されている状態で、EPGタイトルデータに「たったひとつの恋」が含まれるコンテンツが新たに録画されるなどした場合、図27に示される表示画面は、図31に示されるように変更される。
図31の例では、フォルダの名称が「たったひとつの恋」である第3階層のフォルダ422の「タイトル数」(コンテンツの数)が「12」に変更されている。すなわち、第2階層のアイコンを選択して、そのアイコンに対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダの一覧を表示させているときに、第3階層のフォルダに集約されるべきコンテンツが追加された場合、その第3階層のフォルダの図中右側に表示されたフォルダ付加情報が変更される。
なお、図31の例では、フォルダ422の「タイトル数」の表示のみが変更されているが、必要に応じてフォルダ422の開始時刻、または終了時刻の表示が追加されたコンテンツに対応して変更される。
ここでは、第3階層のフォルダ422に集約されるコンテンツが追加された場合、第3階層のフォルダ422の「タイトル数」が変更(加算)されると説明したが、第3階層のフォルダに集約されている第4階層のフォルダに集約されるコンテンツが追加された場合であっても、やはり第3階層のフォルダの「タイトル数」が加算される。
例えば、図27に示される状態で、EPGタイトルデータにより特定されるタイトルが「連続テレビドラマ おじん #07」であるコンテンツが新たに録画されるなどした場合、名称が「連続テレビドラマ」である第3階層のフォルダ423に集約されている第4階層のフォルダであって、名称が「おじん」であるフォルダ433に集約されるコンテンツが1つ増えることになるので、第3階層のフォルダ423の「タイトル数」が「22」に変更されることになる。
また、図31に示される状態で、EPGタイトルデータに「SHOWBZ MAN」が含まれるコンテンツのうちの1つが削除された場合、図31に示される表示画面は、図32に示されるように変更される。
図32の例では、フォルダの名称が「SHOWBZ MAN」である第3階層のフォルダ421の「タイトル数」(コンテンツの数)が「1」に変更されている。すなわち、第2階層のアイコンを選択して、そのアイコンに対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダの一覧を表示させているときに、第3階層のフォルダに集約されたコンテンツが削除された場合、その第3階層のフォルダの図中右側に表示されたフォルダ付加情報が変更される。
なお、図32の例では、フォルダ421の「タイトル数」の表示のみが変更されているが、必要に応じてフォルダ421の開始時刻、または終了時刻の表示が削除されたコンテンツに対応して変更される。
ここでは、第3階層のフォルダ421に集約されるコンテンツが削除された場合、第3階層のフォルダ421の「タイトル数」が変更(減算)されると説明したが、第3階層のフォルダに集約されている第4階層のフォルダに集約されるコンテンツが削除された場合であっても、やはり第3階層のフォルダの「タイトル数」が減算される。
例えば、図27に示される状態で、EPGタイトルデータにより特定されるタイトルが「連続テレビドラマ おじん #01」であるコンテンツが削除された場合、名称が「連続テレビドラマ」である第3階層のフォルダ423に集約されている第4階層のフォルダであって、名称が「おじん」であるフォルダ433に集約されるコンテンツが1つ減ることになるので、第3階層のフォルダ423の「タイトル数」が「20」に変更されることになる。
図32に示される状態で、EPGタイトルデータに「SHOWBZ MAN」が含まれるコンテンツがさらに削除された場合、図32に示される表示画面は、図33に示されるように変更される。
図33の例では、フォルダの名称が「SHOWBZ MAN」である第3階層のフォルダ421が削除され、表示されていない。すなわち、第2階層のアイコンを選択して、そのアイコンに対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダの一覧を表示させているときに、第3階層のフォルダに集約されたコンテンツが全て削除された場合、その第3階層のフォルダ自身が削除される。
例えば、フォルダに集約されたコンテンツが、1つしかない場合、もはやフォルダを表示する必要はないと考えられるので、フォルダを削除してコンテンツがサムネイルとともに表示されるように画面の表示を変更することもできる。しかしながら、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、下位のフォルダが削除された場合、ユーザは、そのフォルダの名称に対応するコンテンツが全て削除されたものと錯覚してしまうおそれがある。さらに、フォルダが削除されると、そのフォルダに集約されていたコンテンツが画面のどの位置に表示されているのか分かり難くなる。
そこで、本発明においては、図32と図33を参照して上述したように、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときには、下位のフォルダに集約されたコンテンツが削除されるなどして、1つしかない状態となっても、下位のフォルダを表示させ続け、下位のフォルダに集約されたコンテンツが全て削除されるなどした場合、フォルダを削除するようになされている。
このようにすることで、ユーザにとって分かりやすくコンテンツの一覧を表示することができる。
次に、図34のフローチャートを参照してコンテンツ追加処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、新たなコンテンツが追加されたとき実行される。
ステップS341において、EPGデータ取得部101は、追加されたコンテンツのEPGタイトルデータを抽出し、そのEPGタイトルデータを、制御部105を介してグループ分割部102に供給する。
ステップS342において、グループ分割部102は、ステップS341で抽出されたEPGタイトルデータに基づいて、グループ分割処理を実行する。この処理は、図4を参照して上述した処理と同様なので、詳細な説明は省略するが、これにより予め設定された記号のキーワードに基づいて、EPGタイトルデータの文字列がグループ化される。
ステップS343において、集約部103は、ステップS342の処理によりグループ化されたEPGタイトルデータの文字列について、一致するフォルダがあるか否かを判定する。なお、この判定は、ユーザが選択したフォルダ(またはアイコン)に集約されている下位のフォルダが、EPGタイトルデータの文字列と一致するか否かについて行われる。例えば、ユーザが第2階層のアイコン414を選択して、アイコン414に対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダ(フォルダ421乃至フォルダ423)の一覧を表示させているときには、第3階層のフォルダ421乃至フォルダ423の中に、EPGタイトルデータの文字列と一致するフォルダがあるか否かが判定される。
ステップS343において、一致するフォルダがあると判定された場合、処理は、ステップS344に進む。
ステップS344において、集約部103は、ステップS343の処理で判定が行われたフォルダが、さらに下位の階層のフォルダを集約しているか否かを判定することで、次の階層があるか否かを判定する。ステップS344において、次の階層があると判定された場合、処理は、ステップS345に進み次の階層(下位の階層)に移動して処理は、ステップS343に戻る。
ステップS343において、一致するフォルダがないと判定された場合、処理は、ステップS346に進み、ステップS343の処理で一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できたか否かが判定される。
ステップS346において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できたと判定された場合、処理は、ステップS347に進む。ステップS347において、集約部103は、EPGタイトルデータの文字列と一致するフォルダにコンテンツを追加する。すなわち、そのフォルダに集約されたコンテンツが追加されることになる。
ステップS348において、集約部103は、そのフォルダのコンテンツの数に1を加算する。これにより、そのフォルダのフォルダ付加情報の「タイトル数」が変更される。また、必要に応じてそのフォルダのフォルダ付加情報の開始時刻、または終了時刻も変更される。
ステップS346において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できなかったと判定された場合、ステップS347とステップS348の処理は、スキップされる。
ステップS348の処理の後、ステップS346において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できなかったと判定された場合、またはステップS344において、次の階層がないと判定された場合、処理は、ステップS349に進み、集約部103は、他に追加されたコンテンツがあるか否かを判定し、他に追加されたコンテンツがあると判定された場合、処理は、ステップS341に戻り、それ以後の処理が繰り返し実行される。
なお、ステップS346において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できなかったと判定された場合、EPGタイトルデータの文字列と一致するフォルダがなかったことになるので、追加されたコンテンツは、フォルダに集約されずに表示されることになる。
ステップS349において、他に追加されたコンテンツがないと判定された場合、処理は、ステップS350に進み、画面の表示が変更される。これにより、例えば、上述したように図27に示される表示画面が、図31に示されるように変更されることになる。
このようにしてコンテンツ追加処理が行われる。
次に、図35のフローチャートを参照してコンテンツ削除処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、コンテンツが削除されたとき実行される。
ステップS371において、集約部103は、削除するコンテンツを特定する。
ステップS372において、集約部103は、ステップS371の処理で特定されたコンテンツが集約されているフォルダがあるか否かを判定する。なお、この判定は、ユーザが選択したフォルダ(またはアイコン)に集約されている下位のフォルダが、ステップS371の処理で特定された削除すべきコンテンツを集約しているか否かについて行われる。例えば、ユーザが第2階層のアイコン414を選択して、アイコン414に対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダ(フォルダ421乃至フォルダ423)の一覧を表示させているときには、削除すべきコンテンツが第3階層のフォルダ421乃至フォルダ423の中のいずれかに集約されているか否かが判定される。
ステップS372において、コンテンツが集約されているフォルダがあると判定された場合、処理は、ステップS373に進む。
ステップS373において、集約部103は、そのフォルダから当該コンテンツ(ステップS371の処理で特定されたコンテンツ)を削除する。
ステップS374において、集約部103は、そのフォルダのコンテンツの数から1を減算する。これにより、そのフォルダのフォルダ付加情報の「タイトル数」が変更される。また、必要に応じてそのフォルダのフォルダ付加情報の開始時刻、または終了時刻も変更される。
ステップS375において、集約部103は、そのフォルダのコンテンツの数が1以上であるか否かを判定する。すなわち、例えば、ステップS373の処理によりコンテンツが削除された結果、そのフォルダに集約されているコンテンツは1以上あるか(0ではないか)否かが判定される。
ステップS375において、コンテンツの数が1以上ではない(コンテンツの数が0である)と判定された場合、処理は、ステップS376に進み、集約部103は、そのフォルダを削除する。
一方、ステップS375において、コンテンツの数が1以上であると判定された場合、ステップS376の処理はスキップされる。
なお、ステップS372において、コンテンツが集約されているフォルダがないと判定された場合、ステップS373乃至ステップS376の処理はスキップされる。ステップS372において、コンテンツが集約されているフォルダがないと判定された場合、そのコンテンツは、フォルダに集約されずにサムネイルなどとともに表示されていたものであるので、フォルダに関する表示は変更されずに、サムネイルなどとともにそのコンテンツが削除されて表示されない状態になる。
ステップS377において、集約部103は、他に削除されたコンテンツがあるか否かを判定し、他に削除されたコンテンツがあると判定された場合、処理は、ステップS371に戻り、それ以後の処理が繰り返し実行される。
ステップS377において、他に削除されたコンテンツがないと判定された場合、処理は、ステップS378に進み、画面の表示が変更される。これにより、例えば、上述したように図31に示される表示画面が、図32または図33に示されるように変更されることになる。
このようにしてコンテンツ削除処理が行われる。
ところで、例えば連続して放送されるドラマなどのコンテンツであっても、最終回や特別な放送回だけは、異なるタイトルが付されることがある。このように、通常の放送回とは異なるタイトルが付されたコンテンツは、図3、図4、および図8を参照して上述した処理を実行しても、適切なフォルダに集約される可能性は低く、また、誤って別のフォルダに集約されてしまうことも考えられる。このため、本発明のデータ処理装置11においては、記録されたコンテンツのタイトルをユーザが変更できるようになされている。
ここで、本発明における、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、コンテンツのタイトルが変更された場合の、コンテンツ、またはフォルダの一覧の表示の変更について説明する。
例えば、図27に示されるように、第2階層のアイコン414が選択されてアイコン414に対応するコンテンツ、またはフォルダの一覧が表示されている状態で、フォルダ421に集約されている2つのコンテンツのうちの1つのコンテンツのタイトルが「たったひとつの恋」に変更されるなどした場合、図27に示される表示画面は、図36に示されるように変更される。
図36の例では、フォルダの名称が「SHOWBZ MAN」である第3階層のフォルダ421の「タイトル数」(コンテンツの数)が「1(=2−1)」に変更され、フォルダの名称が「たったひとつの恋」である第3階層のフォルダ422の「タイトル数」(コンテンツの数)が「12(=11+1)」に変更されている。すなわち、第2階層のアイコンを選択して、そのアイコンに対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダの一覧を表示させているときに、第3階層のフォルダに集約されるべきコンテンツのタイトルが変更された場合、その第3階層のフォルダの図中右側に表示されたフォルダ付加情報が変更される。
なお、図36の例では、フォルダ421およびフォルダ422の「タイトル数」の表示のみが変更されているが、必要に応じてフォルダ421およびフォルダ422の開始時刻、または終了時刻の表示が追加されたコンテンツに対応して変更される。
次に、図37のフローチャートを参照してコンテンツタイトル変更処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザが所定の階層のフォルダ(またはアイコン)を選択して、そのフォルダに集約されたコンテンツ、または下位のフォルダの一覧を表示させているときに、コンテンツのタイトルが変更されたとき実行される。
ステップS401において、集約部103は、タイトルを変更するコンテンツを特定する。
ステップS402において、集約部103は、ステップS401の処理で特定されたコンテンツが集約されているフォルダがあるか否かを判定する。なお、この判定は、ユーザが選択したフォルダ(またはアイコン)に集約されている下位のフォルダが、ステップS401の処理で特定されたタイトルを変更すべきコンテンツを集約しているか否かについて行われる。例えば、ユーザが第2階層のアイコン414を選択して、アイコン414に対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダ(フォルダ421乃至フォルダ423)の一覧を表示させているときには、タイトルを変更すべきコンテンツが第3階層のフォルダ421乃至フォルダ423の中のいずれかに集約されているか否かが判定される。
ステップS402において、コンテンツが集約されているフォルダがあると判定された場合、処理は、ステップS403に進む。
ステップS403において、集約部103は、そのフォルダから当該コンテンツ(ステップS401の処理で特定されたコンテンツ)を削除する。
ステップS404において、集約部103は、そのフォルダのコンテンツの数から1を減算する。これにより、そのフォルダのフォルダ付加情報の「タイトル数」が変更される。また、必要に応じてそのフォルダのフォルダ付加情報の開始時刻、または終了時刻も変更される。
ステップS405において、集約部103は、そのフォルダのコンテンツの数が1以上であるか否かを判定する。すなわち、例えば、ステップS403の処理によりコンテンツが削除された結果、そのフォルダに集約されているコンテンツは1以上あるか(0ではないか)否かが判定される。
ステップS405において、コンテンツの数が1以上ではない(コンテンツの数が0である)と判定された場合、処理は、ステップS406に進み、集約部103は、そのフォルダを削除する。
一方、ステップS405において、コンテンツの数が1以上であると判定された場合、ステップS406の処理はスキップされる。
なお、ステップS402において、コンテンツが集約されているフォルダがないと判定された場合、ステップS403乃至ステップS406の処理はスキップされる。
ステップS407において、EPGデータ取得部101は、変更されたコンテンツのEPGタイトルデータを抽出し、そのEPGタイトルデータを、制御部105を介してグループ分割部102に供給する。
ステップS408において、グループ分割部102は、ステップS407で抽出されたEPGタイトルデータに基づいて、グループ分割処理を実行する。この処理は、図4を参照して上述した処理と同様なので、詳細な説明は省略するが、これにより予め設定された記号のキーワードに基づいて、EPGタイトルデータの文字列がグループ化される。
ステップS409において、集約部103は、ステップS408の処理によりグループ化されたEPGタイトルデータの文字列について、一致するフォルダがあるか否かを判定する。なお、この判定は、ユーザが選択したフォルダ(またはアイコン)に集約されている下位のフォルダが、EPGタイトルデータの文字列と一致するか否かについて行われる。例えば、ユーザが第2階層のアイコン414を選択して、アイコン414に対応するコンテンツ、または第3階層のフォルダ(フォルダ421乃至フォルダ423)の一覧を表示させているときには、第3階層のフォルダ421乃至フォルダ423の中に、EPGタイトルデータの文字列と一致するフォルダがあるか否かが判定される。
ステップS409において、一致するフォルダがあると判定された場合、処理は、ステップS410に進む。
ステップS410において、集約部103は、ステップS409の処理で判定が行われたフォルダが、さらに下位の階層のフォルダを集約しているか否かを判定することで、次の階層があるか否かを判定する。ステップS410において、次の階層があると判定された場合、処理は、ステップS411に進み次の階層(下位の階層)に移動して処理は、ステップS409に戻る。
ステップS409において、一致するフォルダがないと判定された場合、処理は、ステップS412に進み、ステップS409の処理で一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できたか否かが判定される。
ステップS412において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できたと判定された場合、処理は、ステップS413に進む。ステップS413において、集約部103は、EPGタイトルデータの文字列と一致するフォルダにコンテンツを追加する。すなわち、そのフォルダに集約されたコンテンツが追加されることになる。
ステップS414において、集約部103は、そのフォルダのコンテンツの数に1を加算する。これにより、そのフォルダのフォルダ付加情報の「タイトル数」が変更される。また、必要に応じてそのフォルダのフォルダ付加情報の開始時刻、または終了時刻も変更される。
ステップS412において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できなかったと判定された場合、ステップS413とステップS414の処理は、スキップされる。
ステップS414の処理の後、ステップS412において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できなかったと判定された場合、またはステップS410において、次の階層がないと判定された場合、処理は、ステップS415に進む。
なお、ステップS412において、一致すると判定されたフォルダを特定する情報が取得できなかったと判定された場合、EPGタイトルデータの文字列と一致するフォルダがなかったことになるので、追加されたコンテンツは、フォルダに集約されずに表示されることになる。
また、ステップS402において、コンテンツが集約されているフォルダがないと判定された場合、そのコンテンツは、フォルダに集約されずにサムネイルなどとともに表示されていたものであるので、フォルダに関する表示は変更されずに、サムネイルなどとともにそのコンテンツが削除されるか、または、そのコンテンツのタイトルが変更されて表示されることになる。
そしてステップS415において、画面の表示が変更される。これにより、例えば、上述したように図27に示される表示画面が、図36に示されるように変更されることになる。
このようにしてコンテンツタイトル変更処理が行われる。
このようにすることで、やはりユーザにとって分かりやすくコンテンツの一覧を表示することができる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図38に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図38において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図38に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。