以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面のデータ処理装置は、記録媒体に記録されたコンテンツを識別するための情報を、前記記録媒体上に印刷するための印刷データを生成するデータ処理装置であって、前記記録媒体に記録される複数のコンテンツを、N個の組に分割して、前記N個の組のそれぞれにおいて複数のコンテンツのタイトルを表す文字列をそれぞれ取得するタイトル取得手段(例えば、図2のEPGデータ取得部101)と、前記タイトル取得手段により取得されたコンテンツのタイトルに関する情報を、形態素解析して得られた形態素に基づいて、予め設定された記号を検出する記号検出手段と、前記記号検出手段により検出された前記記号に基づいて前記コンテンツのタイトルを所定の文字数の文字列に分割する文字列分割手段と、前記N個の組のそれぞれにおいて複数のコンテンツのタイトルを表す文字列のうち、全てのコンテンツに共通する部分を、前記記録媒体上のN個の第1の領域にそれぞれ印刷し、前記N個の組のそれぞれにおいて複数のコンテンツのタイトルを表す文字列のうち、前記全てのコンテンツに共通する部分を除いた部分のそれぞれを、前記記録媒体上のN個の第2の領域にそれぞれ印刷するための印刷データを生成する印刷データ生成手段(例えば、図1のコントローラ52)とを備える。
このデータ処理装置は、前記印刷データ生成手段が、前記複数のコンテンツのそれぞれと関連する日時に関する情報に基づいて生成される文字列を、さらに前記記録媒体上の第3の領域(例えば、図20の領域322)に印刷するための印刷データを生成するようにすることができる。
このデータ処理装置は、前記第2の領域(例えば、図23の領域361乃至領域364)においては、前記第2の領域に印刷される文字列のうち、所定の数のコンテンツにおいて共通する文字列が前記第2の領域の所定の位置に印刷されるようにすることができる。
このデータ処理装置は、前記印刷データに基づいて、前記記録媒体上に前記文字列を印刷する印刷手段(例えば、図1のプリンタ13)をさらに備えるようにすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコンテンツ記録システム10の構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、コンテンツ記録システム10は、コンテンツのデータを処理するデータ処理装置11、並びにデータ処理装置11に接続されたテレビジョン受像機12、およびプリンタ13により構成されている。
データ処理装置11は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)レコーダなどとして構成され、内部にチューナ51、コントローラ52、およびHDD53を有する構成とされている。
チューナ51は、例えば、放送されたコンテンツを、アンテナを介して受信し、受信したコンテンツをデータとしてコントローラ52に供給する。また、チューナ51は、例えば、コンテンツとともに放送された、EPG(Electronic Program Guide)を受信して、受信したEPGをデータとしてコントローラ52に供給する。
コントローラ52は、チューナ51から供給されたコンテンツのデータであって、例えば、MPEGなどの所定の圧縮符号化方式で符号化されたデータを復号して、テレビジョン受像機12に復号されたデータに対応する画像または音声の信号を出力するようになされている。また、コントローラ52は、チューナ51から供給されたデータを、必要に応じてHDD53に記録するようになされている。
また、コントローラ52は、例えば、図示せぬリモートコマンダなどを介したユーザによる指令などに基づいて、HDD53に記録されているコンテンツのデータを読み出して復号するなどして再生するようになされている。
すなわち、データ処理装置11は、例えば、図示せぬリモートコマンダなどを介したユーザによる指令などに基づいて、コンテンツを記録し、また記録されているコンテンツを再生するようになされている。
そして、コントローラ52は、ユーザがコンテンツの再生を指令するときに、再生すべきコンテンツを特定するための、コンテンツのタイトルの一覧を、例えば、テレビジョン受像機12などの画面に表示させるための表示データを生成するようになされている。
なお、データ処理装置11において、データを記録する記録媒体として、HDD53に代えて、例えばDVD(Digital Versatile Disk)などが用いられるようにしてもよい。あるいはまた、データ処理装置11において、HDD53に記録されたコンテンツを、DVDにコピーまたはムーブすることができるようにしてもよい。
コントローラ52は、例えば、プロセッサ、メモリなどを有する構成とされ、予めインストールされたプログラムなどのソフトウェアを実行して、所定の処理を行うようになされている。
なお、ここでは、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13がデータ処理装置11に接続されると説明したが、データ処理装置11、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13がDLNA(Digital Living Network Alliance)などのネットワークにより相互に接続されるようにしてもよいし、インターネットなどを介して遠隔地に設置されたデータ処理装置11、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13が相互に接続されるようにしてもよい。
あるいはまた、データ処理装置11、テレビジョン受像機12、およびプリンタ13が一体化されてデータ処理装置11として構成されるようにしてもよい。
図2は、コントローラ52で実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。
同図において、EPGデータ取得部101は、HDD53に記録して録画するコンテンツのEPGのデータを取得する。上述したように、EPGのデータは、チューナ51が受信してコントローラ52に供給する。制御部105は、チューナ51から供給されたEPGのデータを、当該コンテンツを特定する情報などと対応付けて、例えば、HDD53の所定の記憶領域に記憶するようになされている。
EPGデータ取得部101は、例えば、これから録画されるコンテンツのEPGのデータを特定して取得する。そして、EPGの中で、そのコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域のデータを、EPGタイトルデータとして、制御部105を介してグループ分割部102に供給する。
グループ分割部102は、制御部105を介して供給されたEPGタイトルデータを、後述するように、グループ化する。
グループ分割部102は、例えば、EPGタイトルデータを、テキストデータに変換して、形態素解析する形態素解析部121を有しており、形態素解析部121が、EPGタイトルデータのテキストデータに含まれている文字列を、各形態素に分割し、キーワード検出部122に出力する。
グループ分割部102のキーワード検出部122は、例えば、形態素解析部121から供給された各形態素、または連続する形態素からなる単語を予め設定された辞書データなどと比較するなどして、キーワードを検出する。ここで、キーワードは、例えば、コンテンツのタイトルを分析する場合において好適な単語であって、予め辞書データとして登録されているものとする。キーワード検出部122は、各形態素、または連続する形態素からなる単語のうち、辞書データに登録されている単語と一致するものを、キーワードとして検出し、そのキーワードの品詞を表す情報とともに、制御部105に出力する。
そして1または複数のキーワードからなるグループが生成され、グループ分割されたEPGタイトルデータが生成される。
制御部105は、例えば、コントローラ52の内部のメモリ、またはHDD53などの記憶部に、録画された複数のコンテンツのそれぞれのタイトルデータであって、グループ分割部102によりそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータを記憶するようになされている。
集約部103は、録画された複数のコンテンツのそれぞれのタイトルデータであって、グループ分割部102によりそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータを後述するように集約する。これにより、複数のコンテンツのEPGタイトルにおいて共通する部分がフォルダとして集約される。
コンテンツタイトル設定部104は、例えば、録画された複数のコンテンツのそれぞれについて、集約部103により集約された部分以外の部分のEPGタイトルデータを、コンテンツタイトルデータとして設定する。コンテンツタイトルデータは、例えば、連続して放送されるコンテンツなど、EPGにおけるタイトルが重複する複数のコンテンツのそれぞれを、簡単に識別可能とするために設定されるタイトルとされる。例えば、コンテンツタイトル設定部104は、それぞれのコンテンツのEPGタイトルデータの差分のデータを、コンテンツタイトルデータとするようになされている。
また、コンテンツタイトル設定部104は、例えば、EPGデータ取得部101が取得したEPGのデータのうち、そのコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域以外の領域のデータを、制御部105を介して取得し、取得したデータから得られる所定数の文字列などを、コンテンツタイトルデータとするようになされている。コンテンツタイトル設定部104は、例えば、それぞれのコンテンツのEPGタイトルデータの差分のデータがない場合、上述のようにコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域以外の領域のデータに基づいてコンテンツタイトルデータを設定する。
制御部105は、EPGデータ取得部101乃至コンテンツタイトル設定部104のぞれぞれの処理において必要となるデータを、例えば、コントローラ52の内部のメモリ、またはHDD53などの記憶部に記憶したり、または記憶部から読み出したりするようになされている。また、制御部105は、この他、データ処理装置11の各部を制御するために必要となる制御信号などを、必要に応じて設定して出力するようになされている。
次に、図3のフローチャートを参照して、データ処理装置11によるタイトル集約処理の例について説明する。この処理は、例えば、コンテンツが録画されるとき実行されるようにしてもよいし、HDD53に、コンテンツが所定の数だけ記録されたとき実行されるようにしてもよい。あるいはまた、ユーザの指令などに基づいて、所定のタイミングで実行されるようにすることも可能である。
ステップS101において、EPGデータ取得部101は、HDD53に記録して録画するコンテンツのEPGのデータを取得する。このとき、上述したように、チューナ51が受信してコントローラ52に供給したEPGのデータが取得される。EPGデータ取得部101は、例えば、これから録画されるコンテンツのEPGのデータを特定して取得する。
ステップS102において、EPGデータ取得部101は、EPGの中で、そのコンテンツのタイトルを表す情報が格納されている領域のデータを、EPGタイトルデータとして抽出し、そのEPGタイトルデータを、制御部105を介してグループ分割部102に供給する。
ステップS103において、グループ分割部102は、ステップS102で抽出されたEPGタイトルデータに基づいて、図4のフローチャートを参照して後述するグループ分割処理を実行する。
ここで、図4のフローチャートを参照して、図3のステップS103のグループ分割処理の詳細な例について説明する。
ステップS121において、グループ分割部102の形態素解析部121は、ステップS102の処理で抽出されたEPGタイトルデータを、テキストデータに変換(生成)する。
ステップS122において、形態素解析部121は、ステップS121の処理で生成されたテキストデータについて形態素解析する。これにより、例えば、コンテンツのタイトルとしてEPGに含まれていた文字列が形態素に分割される。
ステップS123において、グループ分割部102のキーワード検出部122は、ステップS122の処理の結果得られた各形態素、または連続する形態素からなる単語を予め設定された辞書データなどと比較するなどして、キーワードを検出する。上述したように、キーワードは、例えば、コンテンツのタイトルを分析する場合において好適な単語であって、予め辞書データとして登録されており、各形態素、または連続する形態素からなる単語のうち、辞書データに登録されている単語と一致するものが、キーワードとして検出され、そのキーワードの品詞を表す情報とともに出力される。
例えば、あるコンテンツのタイトルとして、EPGに、「MHK高校講座 理科総合A・B「気象が変化するカラクリ」」という文字列からなる情報が含まれていたとする。ステップS122とステップS123の処理により、例えば、図5に示されるようなキーワードの一覧が得られることになる。
図5には、No.1乃至No.14のキーワードが示されており、これらのキーワードは、「MHK高校講座 理科総合A・B「気象が変化するカラクリ」」という文字列(テキストデータ)からなる情報に対して形態素解析を行い、キーワード検出を行った結果得られたものである。
この例では、No.1(第1番目)のキーワードは、「MHK高校講座」とされ、その品詞は「名詞」とされている。また、第2番目のキーワードは、「 」すなわちスペース(空白)であり、その品詞は「空白」とされている。このように空白もキーワードとして検出される。第3番目のキーワードは「理科」で名詞、第4番目のキーワードは、「総合」で名詞、第5番目のキーワードは「A」でアルファベットとされている。
第6番目のキーワードは、「・」であり、その品詞は「記号」とされている。このように、記号もキーワードとして検出され、第8番目のキーワードとして「「」、第14番目のキーワードとして「」」(鉤括弧)がやはり記号のキーワードとして検出されている。
第9番目乃至第13番目のキーワードは、名詞、助詞、語尾などの品詞のキーワードとしてそれぞれ検出されている。
図4に戻って、ステップS124において、グループ分割部102は、ステップS123の処理を経て得られた、例えば、図5に示されるようなキーワードの一覧に基づいて、EPGタイトルデータの文字列をグループ化する。
ここでは、例えば、図6に示されるように、EPGタイトルデータの文字列がグループ化される。図6においては、上述した14の各キーワードがそれぞれ四角形の枠で囲まれて示されており、14のキーワードで構成されるEPGタイトルデータの文字列が3のグループに分割されている。
すなわち、第1番目のグループであるグループ1は、第1番目のキーワード「MHK高校講座」により構成されている。第2番目のグループであるグループ2は、第3番目乃至第7番目のキーワードである「理科総合A・B」により構成されている。そしてグループ3は、第9番目乃至第13番目のキーワード「気象が変化するカラクリ」により構成されている。このように、1または複数のキーワードからなるグループが生成され、グループ分割されたEPGタイトルデータが生成される。
グループ分割部102は、例えば、予め設定された記号のキーワードに基づいて、EPGタイトルデータの文字列をグループ化する。図6の例では、第2番目のキーワードである空白(スペース)の記号により、EPGタイトルデータの文字列がグループ1とグループ2に分割されている。そして、第8番目および第14番目のキーワードである「「」および「」」(鍵括弧)により、EPGタイトルデータの文字列がグループ2とグループ3に分割されている。なお、第6番目のキーワードである「・」は、記号ではあるがグループ分割の処理に用いられない記号とされる。
このように、予め設定された記号のキーワードに基づいて、EPGタイトルデータの文字列がグループ化される。グループ分割の処理に用いられる記号の例を、図7に示す。
図7の例では、スペース、鍵括弧の他、「『」、「』」、「▽」、「/」、「:」、「#1」などの記号がグループ分割の処理に用いられる記号として示されている。このうち、「#1」は、例えば、記号「#」と数字の組み合わせが1つの記号のキーワードとして示されたものである。
このようにして、グループ分割処理が実行される。
図3に戻って、ステップS103の処理の後、ステップS104において、集約部103は、図8を参照して後述するフォルダ作成処理を実行する。このとき、例えば、録画された複数のコンテンツのそれぞれのEPGタイトルデータであって、ステップS103の処理を経て、それぞれグループ化された複数のコンテンツのEPGタイトルデータにおいて共通する部分がフォルダとして集約されることになる。
ここで、図8のフローチャートを参照して、図3のステップS104のフォルダ作成処理の詳細な例について説明する。
ステップS141において、集約部103は、例えば、録画された複数のコンテンツのそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータにおいて共通するグループがあるか否かを判定する。
ステップS141の処理で共通するグループがあると判定された場合、ステップS142において、集約部103は、共通するグループをフォルダとする。
例として、ステップS103の処理を経て、例えば、図9に示されるようなグループ化された6のコンテンツのEPGタイトルデータが既にHDD53に記憶されている場合について説明する。この例では、第1番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 理科総合A・B「気象が変化するカラクリ」」であり、第2番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 理科総合A・B「電子の力を利用しよう」」であり、第3番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 物理「仕事と仕事率」」であり、第4番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、「MHK高校講座 物理「ぶつかりあう波」」とされている。
ステップS141では、グループ化された複数のEPGタイトルデータのうちの、第1番目グループ(グループ1)が互いに共通するか否かが判定される。いまの場合、図9の第1番目乃至第4番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ1(MHK高校講座)が共通している。従って、ステップS142では、フォルダ「MHK高校講座」が生成されることになる。同様に、第5番目と第6番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ1(MHKスペシャル)が共通しているので、フォルダ「MHKスペシャル」が作成される。
図8に戻って、ステップS142の処理の後、ステップS143において、集約部103は、例えば、複数のコンテンツのそれぞれグループ化されたEPGタイトルデータにおいて、さらに共通するグループがあるか否かを判定する。
ステップS143の処理で共通するグループがあると判定された場合、ステップS144において、集約部103は、共通するグループをフォルダとする。
ステップS143では、グループ化された複数のEPGタイトルデータのうちの、第2番目グループ(グループ2)がさらに互いに共通するか否かが判定される。いまの場合、図9の第1番目と第2番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ2(理科総合A・B)が共通している。従って、ステップS143では、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとしてフォルダ「理科総合A・B」が生成されることになる。同様に、第3番目と第4番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ2(物理)が共通しているので、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとしてフォルダ「物理」が生成され、第5番目と第6番目のグループ化されたEPGタイトルデータのグループ2(プラネットブース)が共通しているので、フォルダ「MHKスペシャル」の下位のフォルダとしてフォルダ「プラネットブース」作成される。
すなわち、図9において点線で囲まれた部分、または一点鎖線で囲まれた部分がフォルダとされ、ハッチングされた部分は、EPGタイトルデータの差分のデータとなる。
なお、第5番目と第6番目のグループ化されたEPGタイトルデータは、グループ1、グループ2ともに共通しているので、1のフォルダ「MHKスペシャル プラネットブース」作成されるようにしてもよい。
図8のステップS141において、共通するグループがないと判定された場合、またはステップS143において共通するグループがないと判定された場合、フォルダ作成処理は終了される。
なお、図8と図9を参照して上述した例は、フォルダの作成の一例であって、これとは異なる方式でフォルダが生成されるようにしてもよい。例えば、フォルダの回数は、図8と図9の場合のように、2階層まで作成されるにとどまらず、3階層、4階層、・・・のように作成されるようにしてもよい。また、例えば、グループ1が互いに共通していても、グループ1に含まれるキーワードが所定の数より少ない場合、フォルダが作成されないようにしてもよいし、あるいはまた、グループ1は共通しなくても、グループ2が共通する場合、グループ2が上位のフォルダとして生成されるようにしてもよい。
このようにして、グループ化された複数のコンテンツのEPGタイトルデータにおいて共通する部分がフォルダとして集約される。
これにより、図3のタイトル集約処理も終了されることになる。
タイトル集約処理の結果、例えば、図10に示されるようなタイトル集約データが生成される。
図10の例では、タイトル集約データの最も上位のフォルダとしてフォルダ「root」が設けられている。そして、フォルダ「root」の下位のフォルダとして、フォルダ「MHK高校講座」、フォルダ「MHKスペシャル プラネットブース」、フォルダ「今夜の料理」、フォルダ「街天国」、およびフォルダ「律子の部屋」が作成されている。さらに、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとして、フォルダ「物理」、およびフォルダ「理科総合A・B」が作成されている。
同図において、ハッチングされた枠内の文字列は、EPGタイトルデータの差分のデータとなる。
すなわち、図10の例では、フォルダ「MHK高校講座」に集約されたコンテンツが6つ存在することになり、そのうち2つのコンテンツは、フォルダ「物理」にさらに集約され、別の2つのコンテンツがフォルダ「理科総合A・B」にさらに集約されている。
同様に、フォルダ「MHKスペシャル プラネットブース」に集約されたコンテンツが2つ存在し、フォルダ「今夜の料理」に集約されたコンテンツが2つ存在し、フォルダ「街天国」に集約されたコンテンツが3つ存在し、フォルダ「律子の部屋」に集約されたコンテンツが3つ存在する。
また、EPGタイトルデータが「吉兵衛」であるコンテンツと、「いわしのからくりTV」であるコンテンツは、それぞれ他のコンテンツと、グループ化されたEPGタイトルデータの中で共通する部分がなかったので、どのフォルダにも集約されていない。
フォルダ「今夜の料理」には、2つのコンテンツが集約されているが、図中ハッチングされた差分のデータは、それぞれ空白となっている。これは、EPGタイトルデータがそれぞれ「今夜の料理」のみである2つのコンテンツが存在することを表しており、この2つのコンテンツには、EPGタイトルデータの差分のデータが存在しないことになる。
なお、図10に示されるようなタイトル集約データは、制御部105によりHDD53の所定の領域などに記憶される。また、タイトル集約データのハッチングされた部分には、EPGタイトルデータの差分のデータなどとともに、そのコンテンツを特定する情報として、例えば、そのコンテンツのデータのHDD53の中での記録位置を表す情報(アドレスなど)などが対応付けられて記憶される。
次に、図11のフローチャートを参照して、コンテンツタイトル設定処理について説明する。この処理は、例えば、HDD53の中に既に複数のコンテンツが記録されている状態において、個々のコンテンツにコンテンツタイトルデータを設定するとき実行されるものとする。
ステップS201において、コンテンツタイトル設定部104は、タイトル集約データを取得する。このとき、制御部105を介して、例えば、図10に示されるようなタイトル集約データが取得される。
ステップS202において、コンテンツタイトル設定部104は、第n番目のコンテンツをチェックする。なお、変数nの初期値は1とされる。このとき、例えば、第n番目の1個のコンテンツとして、図10において、ハッチングされた四角形の枠が1つずつチェックされることになる。
ステップS203において、コンテンツタイトル設定部104は、第n番目のコンテンツに差分のデータはあるか否かを判定する。差分のデータがあると判定された場合、処理は、ステップS204に進む。
ステップS204において、コンテンツタイトル設定部104は、ステップS203の処理で、あると判定された差分のデータをそのコンテンツのコンテンツタイトルデータとして設定する。
例えば、ステップS201の処理で、図10のタイトル集約データが取得された場合、ステップS202の処理で第1番目のコンテンツがチェックされるとき、ステップS203の処理では、第1番目のコンテンツに差分のデータがあるか否かがチェックされる。いまの場合、第1番目のコンテンツは、図中「「仕事と仕事率」」と記述された四角形の枠とされるので、「「仕事と仕事率」」が差分のデータとなる。従って、ステップS204において、第1番目のコンテンツのコンテンツタイトルデータが「「仕事と仕事率」」とされる。
同様に、例えば、第5番目のコンテンツのときは、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータが「情報A「ネット社会のセキュリティ」」とされる。また、例えば、第18番目のコンテンツ(図10中最も右側の四角形の枠)のときは、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータが「いわしのカラクリTV」とされる。
一方、ステップS203において、第n番目のコンテンツに差分のデータがないと判定された場合、処理は、ステップS205に進む。
ステップS205において、コンテンツタイトル設定部104は、当該コンテンツの詳細情報があるか否かを判定する。ここで詳細情報は、EPGに含まれる情報であって、例えば、コンテンツの内容、出演者などの詳細な情報が記述されたものとされる。
例えば、コンテンツタイトル設定部104は、制御部105を介してEPGデータ取得部101に対して、当該コンテンツを特定する情報および当該コンテンツのEPGのデータに含まれる詳細情報の取得要求を出力し、EPGデータ取得部101が当該コンテンツのEPGのデータに含まれる詳細情報を適切に取得した場合、その詳細情報が制御部105を介してコンテンツタイトル設定部104に供給され、ステップS205では、当該コンテンツの詳細情報があると判定される。
一方、例えば、EPGデータ取得部101が当該コンテンツのEPGのデータに含まれる詳細情報を適切に取得できなかった場合、ステップS205では、当該コンテンツの詳細情報がないと判定される。
ステップS205において、当該コンテンツの詳細情報があると判定された場合、処理は、ステップS206に進み、コンテンツタイトル設定部104は、ステップS205の処理で、あると判定された詳細情報を当該コンテンツ(n番目のコンテンツ)のコンテンツタイトルデータとして設定する。なお、例えば、詳細情報が予め設定された数以上の文字数を有するものである場合、所定の数の文字が詳細情報から抽出されるなどして、コンテンツタイトルデータとして設定されるようになされている。
ステップS205において、当該コンテンツの詳細情報がないと判定された場合、処理は、ステップS207に進み、コンテンツタイトル設定部104は、EPGタイトルデータを当該コンテンツ(n番目のコンテンツ)のコンテンツタイトルデータとして設定する。
例えば、図10において、フォルダ「今夜の料理」に集約された2つのコンテンツには、差分のデータがないので、ステップS203の判定により、処理はステップS205に進む。
フォルダ「今夜の料理」に集約された2つのコンテンツに詳細情報があれば、それぞれの詳細情報がコンテンツタイトルデータとして設定される。この場合、例えば、詳細情報としてEPGのデータに含まれていた、そのコンテンツの内容であって、料理の名前などを示す文字列、またはコンテンツの出演者などを示す文字列が、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータとされることになる。
また、フォルダ「今夜の料理」に集約された2つのコンテンツに詳細情報がない場合、それぞれのコンテンツのコンテンツタイトルデータは、ともに「今夜の料理」とされることになる。
ステップS206またはステップS207の処理の後、処理は、ステップS208に進み、コンテンツタイトル設定部104は、まだコンテンツタイトルデータが設定されていない次のコンテンツがあるか否かを判定し、次のコンテンツがあると判定された場合、処理は、ステップS209に進み、変数nの値が1だけインクリメントされて、処理はステップS202に戻る。
そして、ステップS208で、次のコンテンツがないと判定されるまで、ステップS202乃至ステップS209の処理が繰り返し実行される。
ステップS208で、次のコンテンツがないと判定された場合、コンテンツタイトル設定処理は終了される。
なお、コンテンツタイトル設定処理は、HDD53の中に既に複数のコンテンツが記録されている状態において、個々のコンテンツにコンテンツタイトルデータを設定するとき実行されると説明したが、例えば、図3のタイトル集約処理の実行に伴って、個々のコンテンツにコンテンツタイトルデータが設定されるようにしてもよい。
このようにする場合、例えば、図8のステップS144の処理の後、図11のステップS203乃至S207の処理が続けて実行されるようにすればよい。
また、例えば、ステップS204、ステップS206、またはステップS207の処理で、コンテンツタイトル設定部104がコンテンツタイトルデータを設定するときに、EPGデータ取得部101を介して、そのコンテンツのEPGに含まれる放送日時の情報、放送時間の情報を取得し、そのコンテンツの放送日時、放送時間などを表す文字列がコンテンツタイトルデータに付加されるようにしてもよい。
このようにして、個々のコンテンツに、それぞれコンテンツタイトルが設定される。
このようにすることで、例えば、ユーザがコンテンツの再生を指令するときに、再生すべきコンテンツを特定するための、コンテンツのタイトルの一覧を、より分かり易く画面に表示させるための表示データを生成することができる。
例えば、図12に示されるようなGUI(Graphical User Interface)を用いてコンテンツの一覧を表示する場合を例として説明する。図12の例では、表示画面201上に、アイコン211、アイコン212、アイコン213、・・・が表示されている。アイコン211は、ビデオ(動画)のコンテンツを表すアイコンとされ、アイコン212は、ミュージック(楽曲)のコンテンツを表すアイコンとされ、アイコン213は、フォト(写真、静止画)のコンテンツを表すアイコンとされる。例えば、ユーザの操作によりアイコン211が選択された場合、データ処理装置11のHDD53に記録されている動画のコンテンツの一覧が表示されるようになされている。
図13は、従来のコンテンツの一覧の表示例を示している。同図は、例えば、ユーザの操作によりアイコン211が選択された場合、表示画面201に表示されるGUIとされ、各コンテンツのサムネイルとコンテンツのEPGタイトルデータが表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生される。
この例では、表示画面201のやや左側にサムネイル231乃至サムネイル237が図中縦方向に一列に表示されており、サムネイル231乃至サムネイル237の右側にEPGタイトルデータが表示されている。表示画面201には、サムネイル231乃至サムネイル237に対応する7つのコンテンツの一覧が表示されており、これらのコンテンツは、例えば、サッカーの国際大会「2006VIVAワールドカップ」において行われた複数の試合を、それぞれ中継して放送されたものである。例えば、サムネイル231の右側には、「2006VIVAワールドカップ「ウク」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日時として「6/29(木)3:45AM」、コンテンツの放送時間として「(2H15M)」(2時間15分を表す)が表示されている。
サムネイル231の右側に表示された、「2006VIVAワールドカップ「ウク」は、実際のEPGタイトルデータが「2006VIVAワールドカップ「ウクライナ」対「スイス」」であったものが、画面の表示領域の都合上、「ライナ」対「スイス」」の部分が削除されて表示されたものである。
同様に、サムネイル232乃至サムネイル237の右側に表示されているEPGタイトルデータも、やはり画面の表示領域の都合上、一部が削除されて表示されている。
このように、従来のEPGタイトルデータを、そのコンテンツのタイトルとして表示させるようにしていたので、例えば、「2006VIVAワールドカップ」という部分は、繰り返し表示されるものの、ユーザにとって重要となる対戦国を表す文字列(例えば、「ウクライナ」対「スイス」)の部分は、一部が表示されていない。
これに対して、本発明によれば、例えば、図14と図15に示されるように、コンテンツの一覧を表示することができる。例えば、データ処理装置11のコントローラ52が、以下に説明するような表示画面の表示データを生成して、テレビジョン受像機12に出力することでテレビジョン受像機12の画面に後述するようにコンテンツの一覧が表示される。
ユーザが、HDD53に記録されている所定の動画のコンテンツの再生を希望する場合、図12のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりビデオのアイコン211が選択され、表示画面201には、例えば、図14に示されるようなGUIが表示される。図14の例では、表示画面201に、アイコン211とともに、動画のコンテンツが集約されたフォルダ221乃至フォルダ223が表示されている。フォルダ221乃至フォルダ223は、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダとされ、それぞれ複数のコンテンツが集約されている。
フォルダ221の図中右側には、このフォルダの名称である「2006VIVAワールドカップ」と表示されており、その下側には、「タイトル数(集約されたコンテンツの数を表す):7」と表示されている。上述したように、フォルダは、複数のグループ化されたEPGタイトルデータのうちの共通する部分なので、いまの場合、EPGタイトルデータに「2006VIVAワールドカップ」という文字列が含まれている7つのコンテンツが、フォルダ221に集約されていることになる。
同様に、フォルダ222は、フォルダの名称が「街天国」であり、4つのコンテンツが集約されており、フォルダ223は、フォルダの名称が「ワールドビジネス」であり、5つのコンテンツが集約されていることになる。
図14のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりフォルダ221が選択された場合、表示画面201には、例えば、図15に示されるようなGUIが表示される。図15の例では、表示画面201に、アイコン211、アイコン211に対応するフォルダであって選択されたフォルダ221とともに、フォルダ221に含まれる7つのコンテンツのサムネイル231乃至サムネイル237が、図中縦方向に一列に表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生されるようになされている。
なお、この例では、フォルダ221の名称である「2006VIVAワールドカップ」、およびフォルダ221に集約されているコンテンツの数を表す文字列「タイトル数:7」は、表示画面201の図中左上側に表示されている。
そして、サムネイル231乃至サムネイル237の図中右側には、それぞれのコンテンツのコンテンツタイトルデータが表示されている。例えば、サムネイル231の右側には、「「ウクライナ」対「スイス」」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日時として「6/29(木)3:45AM」、コンテンツの放送時間として「(2H15M)」(2時間15分を表す)が表示されている。
サムネイル231の右側に表示された、「「ウクライナ」対「スイス」」は、図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、実際のEPGタイトルデータ「2006VIVAワールドカップ「ウクライナ」対「スイス」」のうちの差分のデータである、「「ウクライナ」対「スイス」」の部分が抽出されて設定されたものである。
同様に、サムネイル232乃至サムネイル237の右側に表示されているコンテンツタイトルデータも、やはり実際のEPGタイトルデータのうちの差分のデータに対応するものとされる。
なお、上述したように、EPGタイトルデータのうちの差分のデータがない場合、EPGの詳細情報に含まれる文字列がコンテンツタイトルデータとされる。すなわち、サムネイル231乃至サムネイル237の右側に表示されているコンテンツタイトルデータは、EPGの詳細情報に含まれる文字列とされるようにしてもよい。
なお、このコンテンツの放送日時として表示された「6/29(木)3:45AM」、コンテンツの放送時間として表示された「(2H15M)」などの文字列は、例えば、図11のステップS204、ステップS206、またはステップS207の処理で、コンテンツタイトル設定部104がコンテンツタイトルデータを設定するときに、EPGデータ取得部101を介して、そのコンテンツのEPGに含まれる放送日時の情報、放送時間の情報を取得し、コンテンツタイトルデータに付加されるようにすれば、コンテンツの一覧を表示するときに簡単に表示することができる。
このように、本発明によれば、例えば、複数のコンテンツのEPGタイトルデータの中で共通する部分「2006VIVAワールドカップ」は、フォルダ221の名称として表示され、ユーザにとって重要となる対戦国を表す文字列(例えば、「ウクライナ」対「スイス」)の部分が個々のコンテンツのタイトルとして表示されるようにしたので、所望のコンテンツを迅速に選択することができる。
図16は、本発明による、コンテンツの一覧の別の表示例を示す図である。
いまの場合、ユーザが、HDD53に記録されている所定の動画のコンテンツの再生を希望する場合、図12のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりビデオのアイコン211が選択され、表示画面201には、例えば、図14を参照して上述した、アイコン211とともに、動画のコンテンツが集約された複数のフォルダが表示されたGUIが表示されるものとし、そのフォルダのうちの1つのフォルダが選択されたとき、図16に示されるようなGUIが表示される。なお、いまの場合、フォルダ225が選択されたものとする。なお、フォルダ224乃至フォルダ227は、やはり例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダとされ、それぞれ複数のコンテンツが集約されている。
フォルダ225の図中右側には、このフォルダの名称である「連続テレビ 風のイルカ」が表示されており、その下側には、「タイトル数:3」と表示されている。上述したように、フォルダは、複数のグループ化されたEPGタイトルデータのうちの共通する部分なので、いまの場合、EPGタイトルデータに「連続テレビ 風のイルカ」という文字列が含まれている3つのコンテンツが、フォルダ225に集約されていることになる。
そして、フォルダ225が選択されたことにより、フォルダ225に集約された3つのコンテンツのそれぞれに対応するサムネイル241乃至サムネイル243が表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生されるようになされている。
そして、サムネイル241乃至サムネイル243の図中右側には、それぞれのコンテンツのコンテンツタイトルデータが表示されている。例えば、サムネイル241の右側には、「(54)「カゼの日はお母さんと」」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日として「12/12(火)」が表示されている。
サムネイル241の右側に表示された、「(54)「カゼの日はお母さんと」」は、図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、実際のEPGタイトルデータ「連続テレビ 風のイルカ(54)「カゼの日はお母さんと」」のうちの差分のデータである、「(54)「カゼの日はお母さんと」」の部分が抽出されて設定されたものである。
同様に、サムネイル242とサムネイル243の右側に表示されているコンテンツタイトルデータも、やはり実際のEPGタイトルデータのうちの差分のデータに対応するものとされる。
なお、上述したように、EPGタイトルデータのうちの差分のデータがない場合、EPGの詳細情報に含まれる文字列がコンテンツタイトルデータとされる。すなわち、サムネイル241乃至サムネイル243の右側に表示されているコンテンツタイトルデータは、EPGの詳細情報に含まれる文字列とされるようにしてもよい。
図17は、本発明による、コンテンツの一覧のさらに別の表示例を示す図である。
図17の場合も、図16の場合と同様に、ユーザが、HDD53に記録されている所定の動画のコンテンツの再生を希望する場合、図12のGUIにおいて、例えば、ユーザの操作によりビデオのアイコン211が選択され、表示画面201には、例えば、図14を参照して上述した、アイコン211とともに、動画のコンテンツが集約された複数のフォルダが表示されたGUIが表示されるものとし、そのフォルダのうちの1つのフォルダが選択されたとき、図17に示されるようなGUIが表示される。
図17の場合、図16のフォルダ225とフォルダ226に集約されたコンテンツが、さらに上位のフォルダであるフォルダ225に集約されているものとする。すなわち、EPGタイトルデータに「連続テレビ 風のイルカ」が含まれるコンテンツと、EPGタイトルデータに「連続テレビ わかぎ」が含まれるコンテンツにおいて、「連続テレビ」の部分が共通しているので、名称が「連続テレビ」であるフォルダ225が例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたものとする。
そして、フォルダ225が選択された場合、フォルダ225の右側にフォルダ228とフォルダ229が表示される。フォルダ228は、名称が「風のイルカ」とされ、3つのコンテンツが集約されている(タイトル数:3)。また、フォルダ229は、名称が「わかぎ」とされ、3つのコンテンツが集約されている(タイトル数:3)。なお、フォルダ228とフォルダ229も、やはり例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダとされる。
さらに、フォルダ228が選択されたことにより、フォルダ228に集約された3つのコンテンツのそれぞれに対応するサムネイル241乃至サムネイル243が表示されている。例えば、ユーザが、表示画面201に表示されたサムネイルを選択することにより、そのサムネイルに対応するコンテンツのデータがHDD53から読み出されて再生されるようになされている。
いまの場合、例えば、ユーザがGUIのカーソルを移動させることなどにより、フォーカスされたサムネイルに対応するコンテンツのコンテンツタイトルデータのみが、サムネイルの右側に表示されるようになされている。この例では、サムネイル241乃至サムネイル243のうち、サムネイル242がフォーカスされたものとし、サムネイル242の図中右側には、そのコンテンツのコンテンツタイトルデータ「(55)「イルカの春休み1」」と表示されている。さらに、その下側に、このコンテンツの放送日として「12/13(水)」が表示されている。
このように、コンテンツが集約されたフォルダを階層化して表示することで、より所望のコンテンツを探しやすくすることも可能である。
ところで、図1を参照して上述したように、データ処理装置11には、プリンタ13が接続されている。例えば、HDD53に記録されたコンテンツを、DVDにコピーまたはムーブするなどした場合、プリンタ13により、それらのコンテンツのコンテンツタイトルデータが、DVDに印刷されるようにしてもよい。
なお、プリンタ13は、例えば、データ処理装置11から供給される印刷用データに基づいて、例えば、DVDなどのディスク状の記録媒体の表面(記録面とは異なる面)に文字などを印刷することが可能となるようになされているものとする。
DVDなどの記録媒体にコンテンツのタイトルなどを印刷することは従来より行われている。図18と図19は、従来のコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を示す図である。
図18の例は、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。同図においては、コンテンツの放送日と、コンテンツのEPGタイトルデータが、図中縦方向に一列に表示されている。ディスク301の図中右側には、2006年4月22日から2006年6月17日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「街天国」がその放送日とともに印刷されている。また、ディスク301の図中左側には、2006年6月24日から2006年8月19日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「街天国」がその放送日とともに印刷されている。
図19の例は、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。同図においては、やはりコンテンツの放送日と、コンテンツのEPGタイトルデータが、図中縦方向に一列に表示されている。ディスク301の図中右側には、2006年8月14日から2006年8月24日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「律子の部屋」がその放送日とともに印刷されている。また、ディスク301の図中左側には、2006年8月25日から2006年9月6日に放送された9つのコンテンツのEPGタイトルデータ「律子の部屋」がその放送日とともに印刷されている。
しかしながら、ユーザが記録媒体に記録されている所望のコンテンツを再生したい場合、図18または図19のように印刷された記録媒体を見ても、ディスク301に、所望のコンテンツが記録されているのか否か判断し難い。例えば、連続して放送されるシリーズ番組などは、個々の放送日により、取材地や出演者などが異なる場合が多く、ユーザは、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツを再生したいと考えられるが、図18または図19に示されるようにコンテンツのタイトルが印刷されていても、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツが記録されているのか否か分からない。
また、EPGタイトルデータに、そのコンテンツの取材地や出演者などを表す文字列が含まれている場合もあるが、ディスク301の表面の限られた印刷可能領域内に、EPGタイトルデータの文字列を全て印刷することは困難であり、仮に、EPGタイトルデータの文字列を全て印刷しようとすれば、文字の大きさを極めて小さくする必要があり、やはりユーザにとって分かり難いものとなってしまう。
そこで、本発明においては、上述したコンテンツタイトルデータを、記録媒体に印刷する。
図20と図21は、本発明によるコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を示す図である。すなわち、図20と図21は、それぞれデータ処理装置11のコントローラ52により生成されて供給される印刷用データに基づいて、プリンタ13が文字などを印刷したディスク301の表面の例を示している。
図20には、図18の場合と同様に、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。図20においては、ディスク301の表面の領域321にコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、「街天国」と印刷されている。すなわち、領域321には、18のコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。
また、領域322には、ディスク301に記録されたコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年4月22日)と最後の日(2006年8月19日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が18であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が18時間であることが印刷されている。
そして領域323と領域324に、それぞれ個々の放送日のコンテンツに対応するコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、例えば、複数のコンテンツのEPGタイトルデータの、それぞれの差分のデータに対応する文字列とされる。同図の例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されており、それぞれのコンテンツタイトルデータが、その放送日の番組「街天国」の取材地を表している。
図21には、図19の場合と同様に、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」のコンテンツが18記録されたディスク301が示されている。図21においては、ディスク301の表面の領域321にコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、「律子の部屋」と印刷されている。すなわち、領域321には、18のコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。
なお、図21のディスク301に記録された18のコンテンツのEPGタイトルデータは、全て「律子の部屋」のみとされ、差分のデータはなかったものとする。
また、領域322には、ディスク301に記録されたコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年8月11日)と最後の日(2006年9月6日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が18であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が18時間であることが印刷されている。
そして領域323と領域324に、それぞれ個々の放送日のコンテンツに対応するコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、例えば、複数のコンテンツのそれぞれのEPGの詳細情報から抽出された文字列とされる。同図の例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されており、それぞれのコンテンツタイトルデータが、その放送日の番組「律子の部屋」の主な出演者を表している。
また、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」の複数のコンテンツと、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」の複数のコンテンツを、それぞれ同一のディスク301に記録する場合のコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を図22に示す。すなわち、図22は、データ処理装置11から供給される印刷用データに基づいて、プリンタ13が文字などを印刷したディスク301の表面の例を示している。
図22には、連続して放送されたシリーズ番組「街天国」のコンテンツが9、連続して放送されたシリーズ番組「律子の部屋」のコンテンツが9、それぞれ記録されたディスク301が示されている。すなわち、シリーズ番組が複数組まとめて1つのディスク301に記録されている。
図22においては、ディスク301の表面の領域341と領域351に、それぞれコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、領域341に「街天国」、領域351に「律子の部屋」と印刷されている。すなわち、領域341には、9つのコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。また、領域351には、別の9つのコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成されたフォルダの名称が印刷される。
領域342には、ディスク301に記録されたコンテンツであって、領域341に対応する名称のフォルダに集約された9つのコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年6月24日)と最後の日(2006年8月19日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が9であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が9時間であることが印刷されている。
領域343には、領域341に対応する名称のフォルダに集約された9のコンテンツのそれぞれのコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータとされ、この例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されている。
領域352には、ディスク301に記録されたコンテンツであって、領域351に対応する名称のフォルダに集約された9つのコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年8月11日)と最後の日(2006年8月24日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が9であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が9時間であることが印刷されている。
領域353には、領域351に対応する名称のフォルダに集約された9のコンテンツのそれぞれのコンテンツタイトルデータが印刷されている。これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータとされ、この例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されている。
このように、本発明によれば、例えば、複数のコンテンツのEPGタイトルデータの中で共通する部分「街天国」または「律子の部屋」は、フォルダの名称として表示され、ユーザにとって重要となる情報を表す文字列(例えば、取材地、出演者など)の部分が個々のコンテンツのタイトルとして表示されるようにしたので、ユーザは、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツが、その記録媒体に記録されているのか否かを簡単に識別することができる。
また、図23は、複数の階層のフォルダに集約された複数のコンテンツを1つの記録媒体に記録した場合の、本発明によるコンテンツのタイトルの記録媒体への印刷例を示す図である。すなわち、図23は、やはりデータ処理装置11から供給される印刷用データに基づいて、プリンタ13が文字などを印刷したディスク301の表面の例を示している。
いまの場合、例えば、図8を参照して上述した処理により、上位のフォルダとして「MHK高校講座」が作成され、フォルダ「MHK高校講座」の下位のフォルダとして、フォルダ「英語」、フォルダ「化学」、フォルダ「日本史」、およびフォルダ「地理」の4つのフォルダが作成されており、4つのフォルダのそれぞれに、3つのコンテンツが集約されているものとする。そして、それら12(=4×3)のコンテンツがディスク301に記録されているものとする。
図23においては、ディスク301の表面の領域321にコンテンツのEPGタイトルデータの一部が印刷されており、この例では、「MHK高校講座」と印刷されている。すなわち、領域321には、12のコンテンツのEPGタイトルデータにおいてそれぞれ共通する部分であって、例えば、図8を参照して上述した処理により作成された最も上位のフォルダの名称が印刷される。
また、領域322には、ディスク301に記録されたコンテンツの放送日のうち最先の日(2006年8月11日)と最後の日(2006年8月28日)が印刷されており、その下側に、記録されているコンテンツの数を表すタイトル数が12であることが印刷されており、さらにその下側に記録されているコンテンツの放送時間の合計である時間数が12時間であることが印刷されている。
そして領域361乃至領域364に、それぞれ個々の放送日のコンテンツに対応するコンテンツタイトルデータが印刷されているが、領域361乃至領域364の図中上側には、領域321に印刷された名称のフォルダの下位の4つのフォルダの名称がそれぞれ印刷されている。
すなわち、領域361は、フォルダ「英語」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされ、領域362は、フォルダ「化学」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされ、領域363は、フォルダ「日本史」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされ、領域364は、フォルダ「地理」に集約された3つのコンテンツのコンテンツタイトルデータを印刷する領域とされる。
これらのコンテンツタイトルデータは、それぞれ図11を参照して上述した処理により設定されたコンテンツタイトルデータであって、例えば、複数のコンテンツのそれぞれのEPGタイトルデータの差分のデータに対応する文字列とされる。また、同図の例では、それぞれのコンテンツタイトルデータの図中左側にそのコンテンツの放送日が印刷されている。
このように、コンテンツが集約されたフォルダが階層化されて表示することで、ユーザに、自分の関心がある取材地や出演者などのコンテンツが、その記録媒体に記録されているのか否かを、より簡単に識別させることができる。
ここでは記録媒体の例としてディスク301にコンテンツが記録された場合の例について説明したが、コンテンツが記録される記録媒体は、ディスク状の記録媒体に限られるものではなく、そのような記録媒体であっても本発明を適用することができる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図24に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図24において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図24に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
10 コンテンツ記録システム, 11 データ処理装置 12 テレビジョン受像機, 13 プリンタ, 51 チューナ, 52 コントローラ 53 HDD, 101 EPGデータ取得部, 102 グループ分割部, 103 集約部, 104 コンテンツタイトル設定部, 105 制御部, 121 形態素解析部, 122 キーワード検出部, 301 ディスク