JP2010009500A - 不揮発性メモリ制御装置および方法、ならびにインクジェット記録装置 - Google Patents

不揮発性メモリ制御装置および方法、ならびにインクジェット記録装置 Download PDF

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信一 西條
Shoji Otaka
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Abstract

【課題】不揮発性メモリの書込保証耐久回数制限、及び書込回数カウンタや予備領域によるメモリサイズの圧迫の問題を回避しつつ、不揮発性メモリの記憶領域を有効に利用する。
【解決手段】書込回数に制限のある不揮発性メモリ133について、複数のデータ項目を分類した複数のグループに対応して不揮発性メモリ133の記憶領域を複数の書込領域201,202,203に分割して管理する。不揮発性メモリ133の複数の書込領域201,202,203に対して、グループ単位で当該データ項目のデータを書込み、その書込回数を書込領域単位にカウンタ領域204,205,206でカウントする。いずれかの書込領域について書込回数が所定の回数を超えた場合に、各グループに対する複数の書込領域の割当関係を変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、不揮発性メモリに対してデータを書込む不揮発性メモリ制御装置および方法、ならびにこれを利用したインクジェット記録装置に関する。
一般に、不揮発性メモリは、製造メーカーから書込回数に対する保証回数が制限されている(現在、10万回程度が一般的である)。この為、不揮発性メモリに情報を記録する際には、書込回数を意識した制御が必要とされている。
従来の不揮発性メモリ制御方法では、不揮発性メモリを搭載する装置の使用頻度や製品寿命から逆算して、不揮発性メモリの書込回数制限に容易に達しないような頻度で書込制御を行なう必要がある。このような制御方法では、装置のあらゆる使われ方や事象を想定しなければならないため、極めて低い頻度でのデータ更新しか許容されないこととなる。その結果、データ更新中に予期せぬ停電やユーザによるメイン電源OFF操作が発生すると、正確なデータが記憶されない場合があるという問題があった。
従来の他の不揮発性メモリ制御の手法として、本来の書込データと一緒に書込回数を記憶する方法が知られている。また、書込回数が保証回数を超過した場合には、超過した領域を使用せずに、以降の書込は別の予備領域にて記憶させる方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平07−045084号公報
しかしながら、特許文献1記載の不揮発性メモリ制御方法では、個々のデータ項目毎に書込回数をカウントするカウンタと、書込回数が保証回数を超過した場合に備えた予備領域が必要であり、不揮発性メモリの限られた領域(メモリサイズ)を圧迫する問題があった。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、不揮発性メモリの書込保証耐久回数制限、及び書込回数カウンタや予備領域によるメモリサイズの圧迫の問題を回避しつつ、不揮発性メモリの記憶領域を有効に利用することができる不揮発性メモリ制御装置および方法、ならびにインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明による不揮発性メモリ制御装置は、書込回数に制限のある不揮発性メモリに対する書込制御を行う不揮発性メモリ書込制御装置であって、複数のデータ項目を分類した複数のグループに対応して前記不揮発性メモリの記憶領域を複数の書込領域に分割して管理する分割管理手段と、前記不揮発性メモリの複数の書込領域に対して、グループ単位で当該データ項目のデータを書込むデータ書込手段と、各グループに対応する書込領域単位で書込回数をカウントするデータ書込回数カウント手段と、いずれかの書込領域について前記書込回数が所定の回数を超えた場合に、各グループに対する前記複数の書込領域の割当関係を変更する割当変更手段とを備えたことを特徴とする。
不揮発性メモリの記録領域を複数のグループに対応した複数の書込領域に分割し、各書込領域単位で書込回数をカウントすることにより、必要な書込回数カウンタの個数は書込領域の個数と同じで足りる。また、各グループに対する前記複数の書込領域の割当関係を変更することにより、それらの書込領域を有効に利用することができるので、予備領域の必要性が軽減される。
より具体的には、前記複数のグループとして、書込頻度の高いデータ項目を含む高書込頻度グループと、書込頻度の低いデータ項目を含む低書込頻度グループとを含み、前記割当変更手段は、高書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域と、低書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域とを交換する。低書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域については、高書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域に比べて空き領域が多く存在していることが想定され、「交換」によりこの空き領域が有効に利用される。
前記所定の回数は前記不揮発性メモリの書込保証耐久回数にほぼ等しい値とした場合には、前記割当変更手段は前記不揮発性メモリの全使用期間にわたって割当変更を1回だけ行うことになる。
前記所定の回数は前記不揮発性メモリの書込保証耐久回数より十分小さい値とした場合には、前記割当変更手段は前記不揮発性メモリの全使用期間にわたって割当変更を繰り返して行うことになる。
各書込領域内に、前記データ書込回数カウント手段によりカウントされる当該書込回数を記憶するカウンタ領域を設けることができる。これにより、カウンタ領域を不揮発性メモリと別個に設ける必要がなくなる。
本発明による不揮発性メモリ制御方法は、書込回数に制限のある不揮発性メモリに対する書込制御を行う不揮発性メモリ書込制御方法であって、複数のデータ項目を分類した複数のグループに対応して前記不揮発性メモリの記憶領域を複数の書込領域に分割して管理するステップと、前記不揮発性メモリの複数の書込領域に対して、グループ単位で当該データ項目のデータを書込むステップと、各グループに対応する書込領域単位で書込回数をカウントするステップと、いずれかの書込領域について前記書込回数が所定の回数を超えた場合に、各グループに対する前記複数の書込領域の割当関係を変更するステップとを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明によるインクジェット記録装置は、インクタンクまたは記録ヘッドに関連したデータ項目を記憶する不揮発性メモリと、上記のいずれかに記載の不揮発性メモリ制御装置とを備えることにより構成される。
本発明によれば、不揮発性メモリの限定された書き込み保証耐久回数に依存することなく、信頼性の高い不揮発性メモリ制御装置、ひいてはインクジェット記録装置を提供することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1に、本実施の形態によるインクジェット記録装置100の概略構成を、外部装置としてのホストコンピュータ(ホストPC)200とともに示す。ここでは、インクジェット記録装置100のインクタンクまたは記録ヘッドに関連したデータ項目を記憶する不揮発性メモリに適用した例を説明する。
ホストPC200からインクジェット記録装置100の制御系101に送信された記録データやコマンドは、USBコントローラ102を介してCPU103に受信される。CPU103は、記録装置100における記録データの受信、記録動作等全般の制御を掌る演算処理装置である。CPU103では、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等)のイメージデータをイメージメモリ104にビットマップ展開して描画する。イメージメモリ104は画像展開部として使用される。記録前の動作処理としては、モータドライバ105を介して各種センサ106をモニタしながら、各種モータ107を駆動し、複数(ここでは4個)の記録ヘッド132を記録位置に移動させる。
続いて、記録ヘッドに対して搬送される用紙等の印刷媒体の検出に同期して、CPU103はイメージメモリ104から対応する色の記録データを順次に読み出し、この読み出したデータを対応する記録ヘッド132に転送する。記録ヘッド132は、インクタンク131とともにキャリッジ130上に載置されている。
CPU103の動作はROM109に記憶された処理プログラムに基づいて実行される。ROM109には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。また、作業用のメモリとしてワークRAM110を使用する。各記録ヘッド132のクリーニングや回復動作時に、CPU103は、モータドライバ105を介して各種センサ106をモニタしながら、各種モータ107を駆動し、インクの加圧や吸引等の制御を行なう。
記録やクリーニングで使用するインクは、各色のインクタンク131から供給される。各色のインクタンク131には、再書き込み可能な不揮発性メモリ133が搭載されている。このような不揮発性メモリには例えばEEPROM、フラッシュメモリ等がある。この不揮発性メモリ133には、インクの色や種類を示すIDやシリアルナンバー等の情報が書込まれている他、残量検知用の使用量カウンタなどが設定出来るようになっている。各記録ヘッド132にも不揮発性メモリとしての不揮発性メモリ134が搭載されている。この不揮発性メモリ134には、各記録ヘッドのID、シリアルナンバーなどの情報が書き込まれる。
制御系101には操作パネル120が接続されている。操作パネル120は、ユーザの指示や各種数値等の情報の入力を受け付ける各種キーやタッチパネル等の入力部(図示せず)と、ユーザに対して各種の情報を表示するLCD等の表示部(図示せず)を有する。
図2は、本実施の形態におけるインクジェット記録装置100のインクタンクに搭載された不揮発性メモリ133に記憶するデータ項目、及びデータ項目のグループ分けを示す。
各色のインクタンクに搭載されている不揮発性メモリ133に記憶される情報(すなわちデータ)は、グループ#1(201)とグループ#2(202)とグループ#3(203)に分類される。
グループ#1は、インクタンク出荷時に一度だけ書き込まれる情報を含む。出荷時に一度だけ書き込まれる情報とは、インクタンクのタンクID、シリアルナンバー、製造年月日、インク色、顔料/染料などのインクの種類、出荷年月日、インク消費期限などである。
グループ#2は、稼動中に更新する必要があるが、更新頻度が少ない情報を含む。具体的には、例えば、インクタンクを記録装置100本体に装着した年月日(「装着日」)や、インクタンクを本体に着脱した回数(「着脱回数」)などである。
グループ#3は、稼動中に頻繁に更新する必要がある情報を含む。具体的には、例えば、インクタンクの残量検知に必要なインク吐出消費量(「使用量」)、印刷枚数、クリーニングで使用したインク少量に関する情報などである。
各グループの書込領域には、グループ単位での書込回数を記憶する為のメモリ領域であるカウンタ領域204、205、206が設けられている。通常、グループ#1の書込は出荷時のみなので、不揮発性メモリ133に対するグループ#1の書込回数は1回である。グループ#2および#3の書込回数は複数回となるが、グループ#3の書込回数が最も多くなる。
図3は、図2に示した各グループの書込領域の構成情報30を示している。この例では、構成情報30は、不揮発性メモリ133内の書込領域201〜203全体の先頭アドレス31、グループ数32、グループサイズ33、グループ並び情報34を含み、所定の記憶領域に更新可能に保存される。所定の記憶領域とは例えば不揮発性メモリ133の他の領域、あるいは不揮発的に記憶可能な任意の記憶装置に確保することができる。グループサイズ33としては各グループが同一サイズであれば、単一の値が保持される。グループによりサイズが異なる場合はグループ毎のサイズが保持される。グループ並び情報34とは、グループ間の書込領域交換に伴って変化する各グループの書込領域への割り当て状態を示す情報である。この情報は、例えば、書込領域201,202,203に対してそれぞれ割り当てられるグループ番号の並びを示す情報である。すなわち、図2の状態では、“#1,#2,#3”であり、グループ#1,#3のスワップ後は、“#3,#2,#1”となる。並び情報はこのような例に限るものではなく、各書込領域と各グループとの対応が分かる任意の情報であってよい。
図4は、本実施の形態における書込回数に制限のある不揮発性メモリに対する書込制御を行う不揮発性メモリ書込制御装置の主要な機能を表したブロック図である。不揮発性メモリ41は、上記不揮発性メモリ133,134等に相当する。分割管理部42は、図3に示したような構成情報30を用いて、複数のデータ項目を分類した複数のグループに対応して不揮発性メモリ41の記憶領域を複数の書込領域に分割して管理する手段である。データ書込部44は、不揮発性メモリ41の複数の書込領域に対して、分割管理部42の管理下でグループ単位で当該データ項目のデータを書込む手段である。データ書込回数カウント部45は、各グループに対応する書込領域単位でデータ書込部44の書込回数をカウントする手段である。本実施の形態では、各書込領域内に、前記データ書込回数カウント手段によりカウントされる当該書込回数を記憶するカウンタ領域を設けている。割当変更部43は、データ書込回数カウント部45によりいずれかの書込領域について書込回数が所定の回数を超えたことが検知された場合に、分割管理部42を制御して各グループに対する複数の書込領域の割当関係を変更する手段である。
本実施の形態では、これらの各部の機能は上述したCPU103のソフトウェア制御により実現される。
より具体的には、割当変更部43は書込回数が所定の回数を超えた書込領域と、書込回数が少ない書込領域との間でグループの割当を交換する。例えば、複数のグループとして、書込頻度の高いデータ項目を含む高書込頻度グループと、書込頻度の低いデータ項目を含む低書込頻度グループとを含んでいる場合、割当変更部43は、高書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域と、低書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域とを交換する。
また、割当変更部43は、複数の書込領域の割当関係の変更時に、交換の対象となる二つの書込領域の間でそれぞれの現在有効に保存されているデータを他方の書込領域に移動させる。
図5は、本実施の形態におけるインクジェット記録装置100において、出荷時に1回だけ実行される、インクタンクに搭載された不揮発性メモリ133の出荷時書込処理のフローチャートを示す。この処理は、CPU100がROM109内のプログラムを読み出して実行することにより実現される。後続の他のフローチャートの処理についても同様である。
図5の処理において、まず、インクタンク製造時の出荷工程にて出荷情報の書込が開始されると、グループ#1の出荷情報書込領域の各データ項目に出荷値を設定するとともにカウンタ領域204に記憶されたグループ#1の書込回数を更新する(S11)。続いてグループ#2のデータを初期化し(S12)、グループ#3のデータを初期化(S13)する。前述したように、通常グループ#2,#3のデータ項目は稼動中に更新される内容なので、ここで設定される初期値は0など決まった値になる場合が多い。
図6は、不揮発性メモリ133の稼働時書き込み処理のフローチャートを示す。この処理は、稼働時にいずれかのデータ項目の更新が必要となったときに実行される。
まず、グループ#2に該当するデータ項目の更新タイミングか否かを判定する(S21)。グループ#2を更新するタイミングが到来したと判断された場合には、グループ#2の内容を更新(すなわちインクリメント)する(S22)とともにカウンタ領域205に記憶されたグループ#2の書込回数を更新する(S23)。この時、グループ#1及びグループ#3の内容は一切更新しない。
次に、グループ#3に該当するデータ項目の更新タイミングか否かを判定する(S24)。グループ#3を更新するタイミングと判断された場合には、グループ#3の内容を更新する(S25)とともに、カウンタ領域206に記憶されたグループ#3の書込回数を更新する(S26)。この時、グループ#1及びグループ#2の内容は一切更新しない。
続いて、スワップタイミングが到来したかどうかを判定する(S27)。すなわち、不揮発性メモリ133のグループ#3についての書込回数が不揮発性メモリの所定の回数に達したか否かを判定する。書込保証耐久回数に達していた場合には、グループ#1の書込領域とグループ#3の書込領域を交換する(S28)。
以上説明した手法によると、不揮発性メモリのメモリサイズをフルに活用した上で、メーカーが保証する書込保証耐久回数に対して、実質2倍の書込が可能となる。これによって、より多くの情報を記憶させることが出来る。且つ、より頻繁にデータの更新が可能となるので、停電など不慮の事態が発生した場合でも喪失する情報を最小限にすることが出来る。
ステップS27のスワップタイミングの到来の判定における「所定の回数」は、第1の例として、当該不揮発性メモリ133の書込保証耐久回数である。この場合、不揮発性メモリの全使用期間にわたってスワップは1回のみ実行される。この代わりに、第2の例として、「所定の回数」を「書込保証耐久回数」より十分小さい値(例えば1バイトのカウンタサイズ(十進数“255”)に設定することもできる。この場合、不揮発性メモリの全使用期間にわたって書込保証耐久回数に達するまでにスワップは何度も繰り返して行われることになる。後者の利点は、常に書込回数が平均化されるとともに、カウンタサイズが小さくて済むのでカウンタのためのメモリサイズが最小限で済むことである。(通常10万回をカウントする為のカウンタとしては4バイトが必要となる。)
図7は、本実施の形態における不揮発性メモリのスワップの態様を模式的に示した図である。この例では、グループ#1とグループ#3の書込領域を交換した状態を示している。
頻繁に更新する必要がある情報で構成されているグループ#3の書込領域203内のカウンタ領域206に記憶された書込回数が「所定の回数」に到達すると、グループ#3の書込領域203をグループ#1の書込領域201と交換する。すなわち、以降、書込領域201をグループ#3の書込に利用する。書込領域203は、グループ#1の書込用に利用する。グループ#2の書込領域202については変化はない。
例えば、「所定の回数」を「書込保証耐久回数」とした第1の場合では、不揮発性メモリの書込保証耐久回数が10万回であれば、書込領域203に記憶されたグループ#3の書込回数が9万9999回になった時に、スワップタイミングが到来した判定し、書込領域の交換を行う。その結果、グループ#3としての書込更新回数10万回目は、元のグループ#1の書込領域201になり、その書込回数は2回となる。この時、領域203の書込回数はグループ#1の情報の新たな書込時に書込回数は10万回となり、不揮発性メモリの書込保証耐久回数に達する。しかし、グループ#1は出荷時に書込まれる情報なので、さらなる書込は発生しない。したがって、何ら問題はない。
なお、不揮発性メモリの書込保証耐久回数を10万回とした第2の場合、書込回数が書込保証耐久回数より1小さい9万9999回になった時に、書込領域の交換を行う、と説明したが、これはあくまで論理的な説明であり、実際的には書込回数が10万回を数回越える程度の誤差は許容されると考えられるので、書込回数の閾値は書込保証耐久回数より1小さい値にする必要はない。
「所定の回数」を“255”とした場合、書込領域203に記憶されたグループ#3の書込回数が255回になった時に、スワップタイミングが到来した判定し、図7に示したような書込領域の交換を行う。その後、カウンタを0にリセットし、書込領域201への書込回数を計数して255回に達したとき、元のように書込領域201をグループ#1に割り当て、書込領域203をグループ#3に割り当てる。このように、書込回数が新たに255に達するたびに、書込領域の交換を繰り返して実行する。当然ながら、各書込領域の累積的な書込回数は不揮発性メモリの書込保証耐久回数が上限となる。
上記実施の形態では、インクジェット記録装置100のインクタンクに搭載された不揮発性メモリの制御に関して説明したが、記録ヘッドの不揮発性メモリ134についても適用できる。さらには、テレビや携帯電話機など不揮発性メモリを搭載した任意の機器について応用することができる。
本発明を記録装置本体に搭載した不揮発性メモリに応用した場合、実施の形態の図2を用いて説明した更新頻度の少ないグループ#2の情報の一例として、レジストレーション調整値に代表するプリンタドライバや操作パネル、専用ユーティリティなどから設定可能な各種設定値を割り当てることが可能である。
3つの書込領域の記憶容量は同じ場合を想定したが、スワップの対象となる書込領域201と203のメモリ容量が同等であれば足りる。書込領域202のメモリ容量は小さくてもよい。
実施の形態では3つのグループに分割した例を用いて説明したが、製品の特徴に応じて分割数は2以上であれば本発明を適用することができる。したがって、上記の例の場合、グループ#1とグループ#2の情報を合わせて1グループとして扱ってもよく、その場合は2つの書込領域があれば足りる。
3つ以上のグループを設けた場合にそのうちの2つのグループについてのみ書込領域の交換を行うようにしたが、「所定の回数」を「書込保証耐久回数」とする場合であって、各書込領域のメモリ容量が同等で、かつグループ2の情報量がグループ3より相当程度に小さい場合、グループ#1と#3の書込領域の交換を行った後、書込領域201の書込回数が「書込保証耐久回数」に近づいたとき(グループ#2の情報を十分格納できる空きを残した状態で)、書込領域202を新たにグループ#3用とし、書込領域201をグループ#2用に変更するようにしてもよい。これにより、書込領域202の空き領域も有効に利用することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、インクジェット記録装置はプリンタを想定したが、プリンタの他、FAX、複写機、あるいはこれらの複合機を含みうる。
上記実施の形態で説明した機能をコンピュータで実現するための、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を構成するものである。つまり、本発明における特許請求の範囲に記載した要件を満たす機能を実現するコンピュータプログラム自体も本願発明に含まれる。なお、プログラムとしては、プロセッサが直接に解釈し実行可能なオブジェクトコードプログラム、および、インタプリタにより実行されるプログラム、OSまたはアプリケーション上で動作するスクリプトデータ形式のプログラム等、プログラムの形態は問わない。また、プログラムを供給するための「記録媒体」としては、例えば、磁気記憶媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等)、光ディスク(MOやPD等の光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW等)、半導体ストレージ、紙テープ、などを挙げることができる。
本発明の実施の形態によるインクジェット記録装置の概略構成を、外部装置としてのホストコンピュータ(ホストPC)とともに示した図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェット記録装置のインクタンクに搭載された不揮発性メモリに記憶するデータ項目、及びデータ項目のグループ分けを示す図である。 図2に示した各グループの書込領域の構成情報を示した図である。 本発明の実施の形態における不揮発性メモリ書込制御装置の主要な機能を表したブロック図である。 本発明の実施の形態における不揮発性メモリの出荷時書込処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態における不揮発性メモリの稼働時書き込み処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態における不揮発性メモリのスワップの態様を模式的に示した図である。
符号の説明
100…インクジェット記録装置
101…制御系
102…USBコントローラ
104…イメージメモリ
105…モータドライバ
106…各種センサ
107…各種モータ
110…ワークRAM
120…操作パネル
130…キャリッジ
131…インクタンク
132…記録ヘッド
133…不揮発性メモリ
134…不揮発性メモリ
200…ホストPC
201,202,203…書込領域
204,205,206…カウンタ領域

Claims (9)

  1. 書込回数に制限のある不揮発性メモリに対する書込制御を行う不揮発性メモリ書込制御装置であって、
    複数のデータ項目を分類した複数のグループに対応して前記不揮発性メモリの記憶領域を複数の書込領域に分割して管理する分割管理手段と、
    前記不揮発性メモリの複数の書込領域に対して、グループ単位で当該データ項目のデータを書込むデータ書込手段と、
    各グループに対応する書込領域単位で書込回数をカウントするデータ書込回数カウント手段と、
    いずれかの書込領域について前記書込回数が所定の回数を超えた場合に、各グループに対する前記複数の書込領域の割当関係を変更する割当変更手段と
    を備えたことを特徴とする不揮発性メモリ制御装置。
  2. 前記割当変更手段は前記書込回数が所定の回数を超えた書込領域と、書込回数が少ない書込領域との間でグループの割当を交換する請求項1に記載の不揮発性メモリ制御装置。
  3. 前記複数のグループとして、書込頻度の高いデータ項目を含む高書込頻度グループと、書込頻度の低いデータ項目を含む低書込頻度グループとを含み、前記割当変更手段は、高書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域と、低書込頻度グループのデータ項目のデータを書き込んでいる書込領域とを交換する請求項2に記載の不揮発性メモリ制御装置。
  4. 前記割当変更手段は、前記複数の書込領域の割当関係の変更時に、交換の対象となる二つの書込領域の間でそれぞれの現在保存されているデータを他方の書込領域に移動させる請求項3に記載の不揮発性メモリ制御装置。
  5. 前記所定の回数は前記不揮発性メモリの書込保証耐久回数にほぼ等しい値であり、前記割当変更手段は前記不揮発性メモリの全使用期間にわたって割当変更を1回だけ行う請求項1〜4のいずれかに記載の不揮発性メモリ制御装置。
  6. 前記所定の回数は前記不揮発性メモリの書込保証耐久回数より十分小さい値であり、前記割当変更手段は前記不揮発性メモリの全使用期間にわたって割当変更を繰り返して行う請求項1〜4のいずれかに記載の不揮発性メモリ制御装置。
  7. 各書込領域内に、前記データ書込回数カウント手段によりカウントされる当該書込回数を記憶するカウンタ領域を設けた請求項1〜6のいずれかに記載の不揮発性メモリ制御装置。
  8. 書込回数に制限のある不揮発性メモリに対する書込制御を行う不揮発性メモリ書込制御方法であって、
    複数のデータ項目を分類した複数のグループに対応して前記不揮発性メモリの記憶領域を複数の書込領域に分割して管理するステップと、
    前記不揮発性メモリの複数の書込領域に対して、グループ単位で当該データ項目のデータを書込むステップと、
    各グループに対応する書込領域単位で書込回数をカウントするステップと、
    いずれかの書込領域について前記書込回数が所定の回数を超えた場合に、各グループに対する前記複数の書込領域の割当関係を変更するステップと
    を備えたことを特徴とする不揮発性メモリ制御方法。
  9. インクタンクまたは記録ヘッドに関連したデータ項目を記憶する不揮発性メモリと、請求項1〜7のいずれかに記載の不揮発性メモリ制御装置とを備えたインクジェット記録装置。
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